銀ギツネのフォクシー

登録日:2019/09/03 Tue 02:55:41
更新日:2025/03/31 Mon 01:13:53
所要時間:約 5 分で読めます






悪いこと 考えたぜ



漫画ONE PIECE』の登場人物。


●目次


【プロフィール】

本名:フォクシー
異名:銀ギツネのフォクシー
所属:フォクシー海賊団
役職:フォクシー海賊団船長
所属船:セクシーフォクシー号
懸賞金額:2400万ベリー
悪魔の実:ノロノロの実(超人系(パラミシア))
年齢:36歳→38歳(新世界編)
身長:180㎝
誕生日:4月4日
星座:牡羊座
血液型:S型(現実だとO型)
出身地:南の海
初登場:単行本32巻・第305話・『銀ギツネのフォクシー』
好きな食べ物:たぬきそば
笑い方:『フェッフェッフェ』
CV:島田敏


【概要】


海賊の仲間奪りゲーム「デービーバックファイト」を中心とした活動をしているフォクシー海賊団の船長。
真っ二つに割れたような髪型(ルフィ曰く「割れ頭」)と長く尖った鼻が特徴。
超人(パラミシア)系悪魔の実ノロノロの実を食べたノロマ人間。
声優ワポルも演じた島田敏。マヌケな小悪党という点ではどちらも似たようなキャラクター。
笑い方は「フェッフェッフェ」。

格上にも通じる強い能力とどこかヌケたコミカルなキャラクターもあって、アニメオリジナルエピソードでは度々再登場した。

【人物】


おれの名はフォクシー!!!
欲しい物は全て手に入れる男!!!

強欲でとにかくずる賢い性格。
遊牧民のトンジットの愛馬を撃ち抜く、デービーバックファイトでは船員を奪うために海賊団ぐるみで様々な小細工を仕掛けるなど、目的のためなら手段を選ばない。
しかし根っからの極悪人ではなく、悪口を言われると途端にひどく落ち込んだり、自分の仕掛けた罠に逆に巻き込まれたりするなど、今までに登場した敵キャラと比較すると非常に愛嬌豊富でコミカルな面が目立つ。
例えばバギーやワポルのようなギャグ系の敵キャラであっても、無能な部下や敵対者に対しては酷薄な面が強く描写されていたのに比べると、フォクシーは基本的に「ゲームの範疇でのルール破り」こそするものの、単純に相手を痛めつけることを好んでいるわけではない。部下に対してはフランクで部下からも慕われており、海賊団内の空気はかなりアットホーム。
また、卑怯者であることは間違いないが負けは負けとして認めており、奪われた海賊旗も律儀に使い続けているなど勝負の結果については曲げない潔さもある。

デービーバックファイトを得意としているが、かき集めたであろう仲間からは「オヤビン」と呼ばれ慕われており、敵船から奪った大勢の船員や、魚人など異なる種族の船員たちを束ね上げる不思議なカリスマ性を持つ。
そのためフォクシー海賊団が仕掛けるデービーバックファイトは船員一丸となって盛り上がり、半ばお祭り状態と化す。

海賊としての危険度≠懸賞金の高さ、個人戦闘力の高さの典型例のような存在であり、単純な実力こそ当時のルフィと比較して一枚か二枚落ちるにもかかわらず、策略、ギミック、巧みな能力の活用で麦わらの一味を分裂寸前まで追い詰めた難敵。コミカルな面こそ目立つが、決して大海賊団を率いているのは伊達ではない。

【デービーバックファイト】

古代の強欲な海賊、デービー・ジョーンズにちなんで行われる海賊同士のゲーム。様々な形式の試合で仲間を奪い合う「人取り合戦」。
昔、「海賊島」と呼ばれる島で生まれたとされる。
海賊の間ではそれなりに知られているらしく、当時の麦わらの一味の内サンジニコ・ロビンは大まかな内容を知っていた。

ルール

海賊団の船長同士が試合数に応じたコインを海に投げ込み、銃を天に向けて発砲することで開始される。
これは船長命令のため、仮に船員のあずかり知らぬところで開始の儀式が行われていても船員は参加しなければならない。
他の海賊から挑まれたこのゲームを拒否する事は海賊として生き恥を晒す行為とされる。おそらく結果を反故にすることも同様。

一試合ごとに勝った海賊団は任意の乗組員または海賊旗を奪える。仲間は相手方の船長に忠誠を誓わねばならず、奪われた印を掲げることは許されない。
取り返す方法は後続の試合で奪い返すのみ。

参加可能な試合は1人1回(アニメは一人2回)。
ゲームへの出場者の変更は認められず、仮に先の試合で出場予定者が分捕られても補填は効かない。
ただし、次に控える1vs1のゲームの参加者を奪い、次戦を参加者不在=不戦勝扱いにして勝利を強奪する戦法は「ピーナッツ戦法」と呼ばれ、ルール上に問題は無いが海賊の美学に反する行為として敬遠されている。
知らずにこれを提案したナミはフォクシー海賊団の面々から「見損なったぞ」「ピーナッツ野郎」と盛大に罵られた挙げ句、ゾロからも「そりゃ(美学に)反するだろ、お前が悪ィよ」と呆れられるという不遇な扱いを受けた。
なお、この時のピーナッツ戦法は「確かにここで決着をつけられるけど、同時にオヤビン(フォクシー)が仲間になっちゃうわよ」というロビンの鋭い指摘と男メンバー一同の「あれはいらねえ」という拒絶を受けて取り消された。

作中ではルフィが存在すら知らなかったこともあって設備・道具・審判は全てフォクシー海賊団が用意という超アンフェアな条件での試合となったが、
双方が持ち出しを主張した場合の取り決めについては詳細不明。

原作に登場したのは以下の3種目だが、このほかにもアニメでは引き延ばしの都合上ゲームが倍に増えたため数々のオリジナルゲームが登場していた。

ドーナツレース

支給された素材(空ダル3つと木製のオール2本)を使って即席のボートを作り、それに3人ずつ乗り込んで島の外周などの指定されたルートを一周する「レース」。
それ以外は何でもありで、大まかなルートを守ればコースアウトの概念は無く、参加者以外による妨害も禁じられていない。
万が一離れすぎて戻って来れなくなってしまわないように、それぞれのチームの参加者にはレース開始前にその島の永久指針が支給される。

普通に考えればレースである以上、インを積極的に狙って最短ルートで攻略するのがベストと思えるが、インを狙いすぎると相手チームからの妨害がより激しく襲い掛かってくる危険がある。むしろ島の外周から全速力で離れ、妨害を回避しなければまともなレースにならない。偉大なる航路で行われる以上、その島周辺の環境が生み出す特殊な自然現象や地形にも注意が必要。

なお、基本的に最初に支給される2本のオールで漕ぐ形になるが、参加者の能力を用いた加速や妨害はOK。
魚人などがボートを押したり、衝撃で急加速したり、相手ボートを狙撃しても違反ではない。
ボートが損傷、浸水する程度なら問題ないが、全壊、転覆、沈没した場合はその時点で敗北扱いになってしまう。参加者の転落については不明。
相手側のボートを攻撃し、沈めてしまうのも作戦としてはアリ。

グロッキーリング

比較的広い長方形のフィールドで3対3の分かれ、先に相手側のゴール(浮き輪)へ相手の持つ「珠」を入れれば勝利となる「球技」。
ただし「珠」は頭に「珠印」を括りつけられた参加者であり、つまり相手をグロッキー状態にまで追い込み、ゴールに叩き込むのが勝利の基本となる。
珠印は各チームに一つ(一名)ずつ、誰が付けても構わない。例え巨人族が珠印を付けてもルール上に問題は無い。

武器の使用と審判への攻撃は禁止。
ただ、参加者が武器を隠し持っていて、それを使う瞬間を審判が偶然見逃してしまうことはあるかも知れない。
審判がやたら仲間から目を逸らすことだってあってもおかしくはない。
それに腹を立てて審判に攻撃すれば即座にイエローカード、最悪レッドカードが提示されるという理不尽が罷り通る。

その一方で、審判もカードやホイッスルが無ければ警告や試合終了の合図が出せない。
何故かカードやホイッスルが見当たらなくって判定が出せなくとも、それは審判の責任である。

コンバット

要するにタイマン勝負。
事前にプレイヤー二人で大砲を回し、止まったところで砲弾を撃って着弾地点から半径50mをリングとする。範囲内に船があれば、当然船室も含まれる。
相手をリングから一歩でも出せば勝ち。ただし空中や水中は範囲外で、着地せずに復帰できればOK(能力者や魚人族・人魚族などが存在する事による公平性を守るためだろうか?)。
プレイヤーが死亡した場合は欠損した身体の一部がリングの外側に出ていればその時点で決着となる。
範囲内にある武器や兵器は自由に使用しても良く、それ等によってフィールドがどれだけ破壊されても決着が着くまで試合は続けられる。
開戦前に参加者とセコンド一名は控え室で服装や装備を変更できる。
セコンドは参加者に数えられないが、試合開始前にフィールドから退場させられるのであまり意味が無い。

【戦闘能力】


超人系悪魔の実「ノロノロの実」の能力者。

触れたものの速度を一定量奪う「ノロマ光子」を身体から発することができる。
通称ノロノロビーム
ノロマ光子は単に悪魔の実が生み出したオリジナル光子ではなく、フォクシー曰く「この世に存在する未知の粒子」とのこと。

「ノロマ光子」に当たったものは生物・非生物問わず30秒間だけ動きが非常に遅くなり、この間に受けた衝撃は蓄積され、効果が切れてから一気に襲い掛かる。
光子なのでに反射されるという性質を持つが、それ自体もにしてはノロく見てから対処も一応可能。
あくまでこの世に存在する粒子のためか、海水にもしっかり効果を発揮し、波や潮流も遅くできる。

デービーバックファイトにおける基本的な戦闘スタイルは、ノロノロビームを相手に浴びせてノロくしている間にボコスカと殴る、能力と船内のトラップの合わせ技で攻撃するといったもので、コンバットではルフィに敗北するまで920戦無敗という驚異的な記録を誇っていた。
(本来ならばコンバットの戦闘エリアは回転する大砲から発射された鉄球の落下位置で決まるため、運良く船に落ちない限り船内のアイテムは使えないのだが…フォクシーがまともな大砲を使うはずもなく…)

格闘術については特筆することはないが、ルフィのゴムゴムの銃乱打(ガトリング)と張り合うなどある程度のフィジカルはある様子。若干押し負けてたけど。
しかし数多のデービーバックファイトに勝利してきた経験と自身のコス狡さからか、船内の設備と自身の能力を併用して様々な搦め手を扱うことに長けており、ルフィの最も苦手とする「ダマし」で勝つタイプと言える。
実際、ルフィにとっては実力も懸賞金もかなり格下だったにもかかわらず「コンバット」ではかなり苦戦させられることとなった。

何より能力の厄介さは一級品で、30秒身動きを奪うことが戦闘において圧倒的な優位性を持つということを考えると、使い手によってはシュガーの「ホビホビの実」やペローナの「ホロホロの実」のような「決まれば勝ち」の一撃必殺になり得るといえる。
ただ、速度の遅さと分かりやすい発射モーションから、恐らく見聞色の覇気使い相手には単独では使い物にならない可能性が高い。
またあくまでノロマ光子を「発する」だけの能力であり、能力者自身には光子の耐性が付かない(=万が一浴びれば自分がノロくなる)という地味ながら結構重大な欠点がある。
このためミラミラの実相手だと簡単に詰む。

光を発する様はメロメロの実に似ており、ルフィもメロメロの光を受けた際にはノロノロビームと勘違いして焦っていた。
それほどルフィにとっても印象深い厄介な能力だったのだろう。

  • ノロノロビーム
基本技。
上記の「ノロマ光子」を指先からビームのように放ち、触れたものを30秒間ノロくする。
『アドベンチャー オブ ネブランディア』では持続時間は同じだが重ねがけすることで対象をほぼ完全に停止させる「マシマシ」を披露した。

ちなみに格闘ゲーム作品『グラバトRUSH!』ではフォクシーの必殺技として使えるが、流石に格ゲーで30秒停止はやりすぎと判断されたか3カウントに弱体化されている。

  • ノロノロフォクシー顔爆弾(フェイスボム)
大砲からフォクシーの顔を模した爆弾をノロくしつつ発射する。
これに紛れて奇襲も可能。

正直かなり不気味。

  • 九尾ラッシュ
連続パンチ攻撃。
トゲ付きグローブで殴る強化版「メガトン九尾ラッシュ」も存在する。

  • フォクシー七変化
被り物をかぶって変装する技。
どう見てもバレバレ。
ルフィを欺いた。

  • カウンターフォックスブロー
キツネ型のネズミ捕りを相手の顔面に噛みつかせる。
痛そう。

  • ゴリラパンチャー13号
船内トラップの一つ。
明らかに不必要なゴリラの顔がついたパンチマシーン。
パンチは相手に当たると発火するため意外と強く、その威力は海王類も殴り仕留めるほど。
ペダルを漕ぐことで前進&攻撃し、鏡の壁に反射するノロノロビームと共に相手を追い詰める。
連打する「ゴリラパンチゴールデンヒッツ」でルフィに大ダメージを与えた。

  • ノロマボール鬼コーチ
ノロマ光子がに反射する性質を利用して、鏡ラケットでノロノロビームをボールのように打ち付けて飛ばす。

  • ノロノロビームソード
ノロノロビームを状にする技。
斬りつけられたところだけがノロくなる。
通常のノロノロビームが一直線に発射されるのに対し、こちらは自在な太刀筋で翻弄する。

  • フォクシー飛行狐(ファイター)
ノロくした砲弾にキツネの顔がついた飛行機をかぶせて乗り、ノロノロビームの効果が切れると砲弾の速度にのせてパンチを浴びせる。
船員曰く「砲弾曲乗りの真骨頂」。

  • くやしまぎれ一本背負い
決着後のルフィに握手を求めつつ騙し討ちで仕掛けた一本背負い。
技自体は完璧に決まったが、残念ながら相手がゴム人間だったので自爆に終わった

『グラバトRUSH!』ではフォクシーの投げ技として登場。原作と違いルフィにも効く情けないことこの上ない技名だが、原作で投げ技など使っていないほとんどのキャラの投げ技がゲームオリジナルなので、原作要素がキチンと拾われているだけまだマシ…か?

【フォクシー海賊団】

フォクシーが率いる海賊団。
デービーバックファイトを繰り返して他の海賊団と吸収合併を繰り返した結果、構成員の人種は非常にバラバラで纏まりが無い。
しかしフォクシーのカリスマ性によって雑多な面々でありながら一枚岩に纏め上げられており、団内の人間関係も和気藹々としている。
全員が共通のマスクを着けているのが特徴。

  • ポルチェ (CV:中山さら)
フォクシー海賊団の女幹部。
フォクシーの腹心であり、フォクシー海賊団を応援する「お花チアリーダーズ」のリーダーも兼任するフォクシー海賊団のアイドル。
口癖は「いやん」。
純粋でかわいい物好きの性格で、チョッパーのことを「チャッピー」と呼んで可愛がっていた。
麦わらの一味とのデービーバックファイトではカポーティ、モンダと共に一回戦の「ドーナツレース」に出場。
ナミ、ウソップ、ロビンと対決した。
『アドベンチャー オブ ネブランディア』でフォクシーの最初の仲間であったことが明かされた。

  • ハンバーグ (CV:掛川裕彦)
フォクシー海賊団の幹部。
フォクシーの腹心であり、グロッキーリングチーム「グロッキーモンスターズ」のリーダー。
「四足ダッシュの奇人」の異名を持つ。
麦わらの一味とのデービーバックファイトではピクルス、ビックパンと共に二回戦の「グロッキーリング」に出場。
ゾロ、サンジと交戦した。笑い声は「ぷぷぷぷぷ」。
『アドベンチャー オブ ネブランディア』でフォクシーの最初の仲間であったことが明かされた。

  • カポーティ (CV:土田大)
カジキの魚人で魚人空手の使い手。「ドーナツレース」に出場した。

  • モンダ (CV:高塚正也)
ペットのホシザメ。「ドーナツレース」に出場した。

  • ピクルス (CV:龍谷修武)
「タックルマシーン」と称されるグロッキーモンスターズのメンバー。「グロッキーリング」に出場した。

  • ビッグパン (CV:大場真人)
魚人族巨人族のハーフで、ドジョウの魚巨人(ウォータン)
純粋な巨人族ほど大きくはないが、普通の人間から見れば十分すぎる巨体を持つ。
グロッキーモンスターズのメンバーであり、「グロッキーリング」に出場した。

  • イトミミズ (CV:難波圭一)
相棒のチュチューンに乗ってデービーバックファイトで実況役を務める。
フォクシー海賊団らしく明るくノリの良い性格。

  • ソニエ
フォクシー海賊団船大工のリーダー。50人の船大工をまとめている。

  • ドノバン
フォクシー海賊団の船大工。通称「戦う船大工」。

  • ジーナ
フォクシー海賊団の女船大工。「お色気船大工」の異名の通り、ナイスバディな姐さん。
サンジがやたらと仲間にしたがっていた。読者の中にもそう思った人は少なくないとか。


  • 元キバガエル海賊団
麦わらの一味との遭遇前にデービーバックファイトで仲間にした海賊達。
船長はキバガエル (CV:長嶝高士)。
3本勝負を5回繰り返したが全敗し、船長・航海士・船医・船大工を含め14人と海賊旗を奪われてしまい、残党達は主要メンバー離脱で統率が取れなくなったところを船ごと大波にさらわれてしまった。
アニメでは麦わらの一味とのゲーム後にフォクシー達が一時離脱していた隙に海賊団を乗っ取り、戻ってきたフォクシーと勝負をすることになるも、フォクシー以上に卑怯な手段を使いまくったため、助太刀したルフィ達に倒される。
その後はフォクシーの意向で再度フォクシー海賊団に所属することとなる。

フォクシー海賊団のペット。
麦わらの一味が一回戦の「ドーナツレース」に敗れたため一時的にフォクシー海賊団の船員になってしまう。

  • チキチータ (CV:土田大)
アニメ版で行われた追加競技「ラン・ローラー・アラウンド」に出場したオリジナルキャラクター。チーム「フォクシーデビルズ」所属。
人型のチーターのような外見で、全力を出す際はチーターそのものの姿となっているため、明言こそされていないが悪魔の実の能力者と思われる。

  • ギラーリン (CV:高塚正也)
「フォクシーデビルズ」に所属する魚人族。武器は

  • ジュウベエ
「フォクシーデビルズ」に所属するイカの魚人。

  • マシカク
「フォクシーデビルズ」所属。体がデカい割に手足が細い。

  • マウンテンリッキー
右ストレートを得意とするが、本当の武器は

  • ジョージ・マッハ
バットが武器。

  • コーメイ  (CV:市川猿之助)
  • カンショウ (CV:木下ほうか)
  • ドウジャク (CV:音尾琢真)
『アドベンチャー オブ ネブランディア』のオリジナルキャラクター。
デービーバックファイトでフォクシー海賊団に入った。しかし、その正体は……

セクシーフォクシー号

フォクシー海賊団の海賊船。海賊旗はフォクシーの顔によく似た狐のドクロマークとピンクの文字で「FOXY」が描かれたものだった
船首は巨大な狐の顔になっており、展開する事で昇降口やライブステージとしても運用可能。
大人数の船員を収容するためかなり大型の船であるが、何より最大の特徴がデービーバックファイト用に特化した設備・内装が豊富にある事。
多種多様な罠や妨害用の隠し部屋が豊富に用意されており、入り組んだ構造と相まって「何故か偶然に」この船がバトルフィールドとして選ばれるコンバット戦では無類の脅威となる。
その他にもデービーバックファイト時には瞬く間に興業用の屋台や観客席を設営可能。

【作中での活躍】

◆過去

データカード『ビブルカード』で明かされた。

15年前まではプロボクサーだったが、凶器の使用が発覚してライセンスを剥奪される。
13年前に悪魔の実を食べノロノロの実の能力者となり、10年前にデービージョーンズの伝説を知り海賊団を旗揚げした。

◆ロングリングロングランド編

本編には空島編の次のロングリングロングランド編にて登場。

船員を奪うべく麦わらの一味にデービーバックファイトを仕掛けた。
一回戦では度重なる妨害と、切り札のノロノロビームで自チームを勝利に導き、チョッパーを引き入れる。
二回戦では流石に直接手は出さず観戦。敗北で危うく自身が奪われかけたが、上述の理由によりチョッパー奪還に留まる。
三回戦のタイマンバトル「コンバット」でルフィと直接対決。
船内の仕掛けを駆使しルフィをあと一歩のところまで追いつめるも、自身の能力を逆に利用され敗北。
あくまで決闘を受けたつもりだったルフィに仲間ではなく海賊旗を奪われる。帆は無いと困るだろと印だけ上書きしたのだが、ルフィ直々に描いた結果ヘタクソな狐……というより豹か何かに見えるマークに「き つ ね」と描かれた最悪の帆にされる。負け惜しみを叫びつつも、その帆のまま退散していった。

ちなみにこの後、海軍の大将・青キジ麦わらの一味の前に姿を表す。もしフォクシー海賊団の出航があと少し遅かったら、巻き添えで殲滅されてたかもしれない。

アニメ版ではデービーバックファイトの試合数が増えたほか、一時的に海賊団が元キバガエル海賊団に乗っ取られたことでフォクシー・ポルチェ・ハンバーグがメリー号に乗せてもらう展開もあった。


◆未来島エッグヘッド編

ベガパンクの配信を船の上で聞いていたが、ジャヤのモックタウンの海賊達と同様に一笑に伏していた。
2年後のフォクシーが原作で描かれるのは初だが、2年間で何があったのか船首がノロノロフォクシー顔爆弾と同型のオンボロの小舟に乗っており、船員もポルチェとハンバーグの2人しかいない。ちなみに小舟の帆はツギハギで、ルフィが描いたマークの海賊旗もついていない。

下記の通りアニメや『ワンピースパーティ』等のスピンオフでの出番はあったものの、原作では実に20年振りの登場となる。そのあまりの変わり様に多くの読者が衝撃を受けた。
このような状況に至った経緯として読者の間では「デービーバックファイトでボロ負けしたのでは?」という説が上がっているが、それが本当ならポルチェとハンバーグはどの相手からも見向きもされなかった可能性がある*1。そのため、「普通の海戦でボロ負けした」という説も浮上している。


◆アニメ版

先述の通り原作ではロングリングロングランド編終了後、エッグヘッド編で再登場するまで一切出番がなかったが、その間もアニメ版では度々再登場。

アニメ382・383話でポルチェ・ハンバーグと共に登場。
宝石を作る発明が書かれた手帳を狙ってリゾート船スパアイランド号に現れた。


『アドベンチャー オブ ネブランディア』

2015年に放送された2時間SP『アドベンチャー オブ ネブランディア』ではまさかのメインキャラクターとして活躍。

民衆を苦しめる海賊殲滅を願う海軍本部中将コーメイによって攫われた仲間を取り返すため、一時的に麦わらの一味と共闘した。
ちなみにルフィに敗北したことを未だに引きずっていた。海賊旗もヘタクソのまま。

◆2019年映画『ONE PIECE STAMPEDE


フェーフェフェフェ!麦わら、おれ達を…

助けて下さい

海賊万博に参加。
上述のワポルと共にチョイ役で登場しているが、やっぱり海賊旗はルフィが描いたものそのままであった。

迫り来る海軍本部艦隊を前にして、思わずナミ達に助けを求めて「自分で戦え」とツッコミを受けていた。
無敵のノロノロビームをやろうとして海軍中将バスティーユにふき飛ばされたり、道化のバギーの船に吹き飛ばされたり、ボア・ハンコックに石にされたりと散々な目に合っていた。

【余談】

◆元ネタ

船長のフォクシーと腹心のポルチェとハンバーグの三人のデザインだが、外見的特徴とポジションからして恐らくタイムボカンシリーズの三悪が元ネタと思われる。
まずフォクシーは顔とずる賢さからしてグロッキーやボヤッキーなどの「頭脳担当」、セクシーな美女のポルチェはマージョやドロンジョなどの「お色気担当」(ただしあちらと違ってリーダーではない)、ハンバーグは顔と怪力からしてワルサーやトンズラーなどの「怪力担当」が当てはまる。
悪役だがコミカルでどこか憎めないという点も共通している。


我々は"フォクシー海賊団" 早まるな 我らの望みは… "追記・修正"だ!!!

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  • 初登場がデービーバックファイト編~エ二エス・ロビー編終了まで
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最終更新:2025年03月31日 01:13

*1 フォクシーがなんとかして2人だけは奪い返したのかもしれないが