ロックス海賊団

登録日:2019/12/27 Fri 12:13:42
更新日:2024/04/18 Thu 00:13:55
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ロジャーの前は間違いなく奴らの時代じゃった!!


ロックス海賊団とは、漫画『ONE PIECE』に登場する架空の組織。


●目次

【概要】


──今や“ロックス”という名さえ知らぬ海兵も多いが

「ロックス海賊団」とは 大昔“海賊島ハチノス”にて 一つの儲け話の為にかき集められた個性の集団

船内でも“仲間殺し”も絶えない凶暴な一味だった


かつて世界最強と謳われた伝説の海賊団。
大海賊時代よりおよそ20年前、新世界編から40年ほど前に世界中を荒らしまわり、その名を轟かせたとされる。

その結成場所は、海賊島「ハチノス」
ある一つの儲け話のためにかき集められたメンバーで結成されたらしく、多くの個性をもった集団だったと言われている。

◆構成


メンバーは船長の“ロックス”を筆頭に──

若き日の“白ひげ” “ビッグ・マム” “カイドウ”!!!

奴ら3人は実は昔 同じ海賊船に乗っていたんだ………!!

後に名を上げた“ロックス”出身の海賊は他にもいる…

金獅子” “銀斧” “キャプテン・ジョン” “王直”……


まず何が凄いかって、その構成員である。
船長であるロックスの元に集っていたのは、
なんと後に四皇と呼ばれる大海賊の内の3人が、仲間として同じ海賊船に乗り組んでいたのである。
それに加え、金獅子キャプテン・ジョンなど、その後歴史に名を残した大海賊達もこの海賊団に所属していた。
さすがに彼らも全盛期に比べればまだ実力は発展途上の段階だろうが、それを鑑みてもこれほどのメンバーが一堂に会したドリームチームともなればその強大さは言うに及ばないだろう。
「ロジャーの時代の前は間違いなくロックスの天下だった」というのも大いに頷ける。

◆禁忌の海賊団

誰もが慄く規格外の面子が揃う凄まじい海賊団であったが、作中においてその存在は、所属していた海賊達からも、敵対した政府側からも、不自然なほどに語られず、今の世間ではあまり知られていない。

その理由の一つは、船員同士の仲があまりにも悪過ぎたこと。
同じ海賊団でありながら仲間殺しも日常茶飯事なほどであり、そのため後に独立したメンバー達もこの当時のことはほとんど語り継いでいない。
元船員の白ひげも、後に「人の下に付けるようなタイプじゃない人間の集まり」と語っており、前述の結成理由からしても団結力はゼロに等しかったのではないかと考えられる。

もう一つの理由は、起こした事件の重大さである。
船長であったロックスは世界の王という壮大な野望を掲げて世界政府に都合の悪い事件を多く引き起こし、いくつもの世界のタブーに触れていたと言われている。
その進撃はさながらテロ組織のようであったと語られ、その事件の殆どは政府によって抹み消されてしまったらしい。
それでもロックス海賊団の悪名だけは轟き、人々に恐れられた。

現在ロックスの名とその存在は、センゴクイッショウといった50代以上の人間や情報統制に巻き込まれなかった海軍将校、百獣海賊団の一部メンバーやビッグ・マム海賊団の上の子供などが記憶するのみであり、若い海兵でロックスを知っているのはヒナぐらいである。
逆に言うと、現在五十代以上の層ならば知っている人間もそれなりにいるものと思われ(実際、藤虎は海兵暦わずか二年なのに知っていた)、厳格なことで知られる元帥サカズキもセンゴクが教えること自体は止めなかったあたり、緘口令とかも特に敷かれておらず、海賊の歴史として知っている者もそれなりには居る模様。

◆ゴッドバレー事件

世界を恐怖に陥れたロックス海賊団であったが、現在の新世界編からさかのぼること38年前、「ゴッドバレー」と呼ばれる島で海賊団が壊滅したというニュースが世界に報じられた。
この時手を組んで彼らを打ち破った男たちこそ、海軍本部中将モンキー・D・ガープ、そして後の海賊王ゴールド・ロジャーである。
報道ではガープ一人がロックスを倒したとされたようだが、実際にはこのコンビが共にロックス海賊団を相手取ったのが真相だという。

当時ゴッドバレーでは、事件発生前に天竜人達による『先住民一掃大会』と呼ばれる催しが開かれており、ゴッドバレーに住む国民と連れてきた奴隷を対象にスポーツ感覚で彼らを殺害をするといった人間狩りが行われていた。
だが、その最中に2週間前からゴッドバレーの情報を奴隷のジニーが島の外に流し、その情報を手に入れたロックス海賊団が襲撃。

ロックス海賊団に対し、世界貴族『神の騎士団』が中心になって迎え撃つ。
更に、同じ情報を手に入れながら何やら怒っているロジャー海賊団、ロジャーが来ることを知って急遽追ってきたガープ率いる海軍もゴッドバレーに到来。

ゴッドバレー襲撃を知ったガープ曰く「あれは海賊島の宝だ!!そりゃ取り返しにくるだろうな」とのことで、ロックスは「何か」を世界政府に奪われたらしく、ロックスがその宝を奪還しに来たと推測しており、実際にゴッドバレー襲撃の直前にメンバーは「何か」を手に入れたモン勝ちという方向で話を進めていた。
カイドウが意欲を見せるリンリンにお前は無意味と発言していた事から、既に能力者なら手に入れても食えない、つまり何らかの悪魔の実である可能性も有力だが……?

結果として、ロックス海賊団vsロジャー海賊団&海軍&神の騎士団の構図になった様子。
そして、ガープとロジャーがその場で天竜人と奴隷を守るため共にロックスと戦い勝利したことが「ゴッドバレー事件」として伝えられている。
この功績によってガープは海軍の英雄と呼ばれるようになったが、成り行きとはいえ海賊であるロジャーと共闘してしまったこと、そして忌み嫌う天竜人を守ることになってしまったために、当人はこの話をしようとはしない。

世紀の戦いの舞台となったゴッドバレーだが、現在その地名は地図には記されていない。
というのも、なんと島が丸ごと跡形もなく消滅してしまっているのである。
バスターコールによって地図から名を消されたオハラの例こそあれど、島そのものが消えるという事態は作中でもまず前例がなく、あてはまる物と言えば古代の伝説ぐらいである。
島に何が存在し何が起こったかは分からず、世界貴族やロックス、そしてロジャーがそれぞれどのような目的でその場に集っていたのかは不明だが、ともかくこの事件・この島が有名になることそのものが世界政府には相当都合が悪く、そのためにこのような処置がなされたのだろう。
そして、1095話でゴッドバレーはかつて西の海にあった世界政府非加盟国であった事が判明した。

また、ある人物が1060話でとある島を跡形もなく消す力を見せたが関連性があるのかは謎である。

ロックスはこの戦いで討ち取られ、世界を震撼させた海賊団は船長を失ったことで壊滅することとなる。

◆船員達のその後

上に述べた通り、ゴッドバレー事件を生き残った船員たちはその後各個に独立して成長を重ね、それぞれが一大勢力として頂点の座を争い続けている。
現在海賊時代の覇権を握る海賊たちの多くがロックス海賊団の出身であり、ある意味では未だにロックス海賊団は力を増し続けていた。

マリンフォード頂上戦争後から2年の間に、トラファルガー・ローが首謀者となったロッキーポート事件を契機として黒ひげマーシャル・D・ティーチが王直を倒して海賊島ハチノスの新たな支配者となる。

そしてワノ国編に至り、ついに元船員であるカイドウとビッグマムがまさかの海賊同盟を結成、当時より強さも組織の規模も拡大した二人の同盟は、ロックスの再来・それ以上の危機と例えられて海軍本部に衝撃をもたらした。
…しかし、そんな彼らもルフィ・ロー・キッドといった最悪の世代とワノ国の勢力に敗北。
「ロックス」の影響力は弱まりつつあり世界情勢が不安定になる。

伝説がのさばっちゃあ
時代が先へ進まねェだろ!?

【船員】

◆船長

  • ロックス・D・ジーベック

ムダだ海軍!!おれに続け「ロックス海賊団」!!

ロックス海賊団船長。
公にはロックスとだけ呼ばれていたが、彼もまたDを名に持つ海賊である。
海賊王という言葉もない時代に、世界の王になるという野望を持った凶暴な海賊であったという。
現時点ではシルエットのみの登場であり、白ひげやリンリンたちに比べると体格は二回りほど小さい。
それでも3mは優にありそうだが、そもそもあっちが人間としてはデカすぎるのだけど。
リンリンをして「ロクでもねェ男だ、信用はするな」と信用のなさを吐き捨てられたり、ゴッドバレーを襲撃した時も独断専行をしていた為白ひげから「ロックスのバカはきっと目的を見失う!!」と言われるような奴であったが、一癖どころか百癖千癖はある面子を束ねていたという事実から、彼らを纏め上げるだけの「相当の器」「胆力」「実力」を兼ね備えた豪傑であったことは間違いない。
センゴクは、ゴールド・ロジャーにとっても最初にして最強の敵だったと語っている。
また、元見習いであったカイドウも、ワノ国編第三幕にてルフィの一撃を喰らった際に、「自分と戦える者達」の一人としてロジャー、白ひげ、おでん、シャンクスのシルエットと共に彼を挙げていた。
大きくうねり逆立った髪にいかにも海賊らしいコートを羽織り、武器としてを装備していたようだ。
既に故人であるとされ、恐らくゴッドバレーの戦いで討ち取られたのだと思われる。
ちなみに作中でも結構珍しい「名字で呼ばれる人物」である*1


◆船員


ロックスのバカはきっと目的を見失う!!
まずは確認を急ぐぞ!!!

CV:有本欽隆→大友龍三郎
通称”白ひげ”、後の「四皇」の一人。
トレードマークの大きな髭は当時から生えており、愛用の薙刀「むら雲切」もこのころから使っている。
世界政府非加盟国ゆえの貧しい孤児の生まれで、子供の頃は腕っ節で財宝を独り占めしていたが、海賊となっていつの頃からか「家族」に憧れるようになり、知己はすでにいなくとも生まれ故郷とそこで暮らす人々の助けとなるようにと財宝を密かに故郷へ送り続けた経緯を持つ。
後の時代では基本的に民間人を無闇に襲わないようにしている彼がどういった理由でロックスのような凶暴で危険な海賊団に所属していたのかは不明。
仕送りのために儲け話に乗ったのか、あるいは故郷が滅びた原因である世界政府への復讐心もあったのかもしれないが、少なくとも本人にとっては良い思い出ではないようで、後にワノ国光月おでんと出会った際には、当時の経験から人の下につくことが出来ないおでんを軽率に仲間に入れられないと語っている。
仲間殺しを船内の最大のタブーとしているのも、この時の苦い思い出によるものかもしれない。
詳細は項目を参照。


静かに奪うモン奪ってトンズラだよ
どいつもこいつも夢見やがって!!

CV:藤田淑子→小山茉美
通称“ビッグ・マム”、後の「四皇」の一人。
6歳にして5000万という破格の懸賞金をかけられ、この当時にはすでに海賊として相当の悪名を轟かせていた。
彼女も本来人の下につくような人間ではないが、ロックスへの参加は彼女の最大の目標であるマザーの願いのために必要なことだと判断したのだろうか。
38年前のロックス壊滅までの時点で既に19男のモンドールと11女コンスターチまでを出産しており、プロフィールを見る限り子供たちの何人かは船上や港などで生まれたようだ。
ちなみにこの当時が人生で最も美人だった頃であり、回想のシルエットでも見事なナイスバディを見せている。
ウオウオの実を手にしたイワンコフが食べようとしていた所を強襲し、それを奪い取った。
ありがとうございます。
詳細は項目を参照。


てめェがリーダー気取ってんじゃねェよ!!!
全員吹き飛ばしてやる!!!

CV:竹中直人
通称“金獅子”、後の金獅子海賊団大親分。
ロジャーとの因縁はこの頃から続くものらしく、エッド・ウォー海戦の際に語った「若ぇ頃にはいろいろあった」のはこの当時の話だと思われる。
また、ロジャーの処刑後に白ひげと交わした会話も元同僚という立場からのものとも受け取れ、若干とはいえかつての仲間としての意識もあったのかもしれない。
詳細は項目を参照。

  • キャプテン・ジョン

フヘヘ!!おれの宝だ!!

財宝のために悪逆を尽くしたと言われる海賊で、宝をめぐって部下にめった刺しにされるという最期を遂げた。
後に彼の死体をゲッコー・モリアが回収、アル中の影を入れて将軍ゾンビとして使役していた。
莫大な財宝を残したと伝えられており、作中ではバギーがそれを探して愉快な大冒険を繰り広げていた。
その在処を示すトレジャーマークもモリアが回収していたようだが、スリラーバーク陥落の際にルフィの手に渡り、最終的にインペルダウンでバギーが貰い受けている。
ちなみに、生前も戦闘前に酒をラッパ飲みしていた。

  • 銀斧(ぎんぷ)
センゴクの話に名前のみ登場。
ロックス壊滅後に名を挙げた海賊らしいが、詳細は不明。

  • 王直(おうちょく)
こちらもセンゴクの話に名前のみ登場。
銀斧同様ロックス壊滅後に名を挙げたという海賊。
のちに黒ひげが語ったところによれば、かつての海賊島のボスだったらしく、「ロッキーポート事件」で黒ひげに敗れたとのこと。
黒ひげ曰くその時はコビーの世話になったらしい。
ちなみに王直は実在した倭寇の名前でもあり、日本近海で海賊行為を行なっていたとされる。

  • ミス・バッキン

決戦だな今日は!!

CV:鈴木れい子
王下七武海の一人である"白ひげJr."エドワード・ウィーブルの母親。
本名「ミス・バッキンガム・ステューシー」
「白ひげが愛した女」と名乗って、彼が残したとされる遺産を狙っており、息子を使って白ひげ海賊団の傘下だった海賊を襲いながら、元隊長マルコの行方を追っている。
凄まじく胡散臭いばあさんであるが、マルコがネコマムシに語ったところによれば、彼女は元海賊で40年近く前に白ひげと同じ船に乗っていたことは事実らしい。
当然その頃は白ひげがロックスの一員だった時期であり、すなわち彼女も同じくロックスのメンバーであったと考えられる。
男女関係の真偽はともかく、かつて白ひげの仲間だったことは確かなようだ。
1073話にてロックスのメンバーであったことが正式に確定、ベガパンクが属していたMADS構成員の1人*2でもあり、「自称科学者」の肩書を持つ。
CP0ステューシーは彼女をモデルにしたクローンでもある。
1096話では白ひげの肩に馴れ馴れしく乗っかって「ニューゲート」と呼んでおり、更にグロリオーサには「見苦しい」と言われ「オメーもだろ」と返すなど白ひげがどう思っていたにせよ彼女の方から並々ならぬ思いを抱いていた可能性が高まった。
また「ステューシー」と呼ばれていたためこれが彼女の本名でもある事も明らかになっている。

ひぐらしの変身メモリーの中にあった謎の美女がミス・バッキン、科学者という経緯からウィーブルは白ひげの遺伝子を元に作られた人造人間といった説が浮上してきた。

  • グロリオーサ

今日こそ決める!!

CV:真山亜子
アマゾン・リリー先々々代の皇帝を務めていたが、恋煩いにより国を飛び出した人物。
現在のアマゾン・リリーに住む老婆のニョン婆である。
バッキンやマム同様若かりし頃は美しい姿であった。
1096話でロックス海賊団の船員であった事が判明し、ゴッドバレーを襲撃していた事も明らかになった。

また、この他にも
  • 鎧を身につけた男
  • サングラスをかけ帽子を被った男
  • 4本腕の男
など多くのメンバーがいる。
一部の面々はスリラーバークで登場した将軍ゾンビと似ているが…?

◆見習い


ロジャーも動いてるらしいな あいつだけは

CV:玄田哲章
通称”百獣のカイドウ”、後の「四皇」の一人。
今でこそ「最強生物」と呼ばれ恐れられている彼だが、この当時はまだ海賊見習い
体格も現在と比べると若干細身だがそれでも船長よりデカく、武器の棍棒「八斎戒」もこの頃から愛用している。
ロックス壊滅後はその個人としての強さだけで凶暴な海賊たちを束ね百獣海賊団を結成し、四皇の座に上り詰めた。
なおリンリンには弟の様に思われており、ゴッドバレーでのロックス壊滅時に「大きな借り」として現在の自身の悪魔の実の能力である動物系幻獣種の「ウオウオの実 モデル“青龍”」を受け取っており、彼女に一生の恩と言われた時も否定できずに口ごもっている。
また、ロックス海賊団に入団した際には周囲から「ロックス海賊団にカイドウが入ったぞ!もう敵なしじゃねぇか!!」と実力の高さを評価され、船長のロックスからも強さを認められた模様。
ゴッドバレー時の回想では大口を開けてめちゃくちゃ楽しそうにしており、最強の海賊たちの戦いに身を投じたこの時があるいは人生で最も輝いていた時代なのかもしれない。
詳細は項目を参照。

◆関係者と思われる人物

  • シャクヤク(シャッキー)
CV:鶴ひろみ浅野真澄
アマゾン・リリー先々代皇帝。
現在はシャボンディ諸島の13番GRで『シャッキー'S ぼったくりBAR』という酒場を営む女性。
ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーと同棲しており、事実上内縁の妻と言える。
「40年ほど前まで海賊をやっていた」「ガープに追いかけられたことがある」という台詞からロックスに関わっていたのではないかと推測されており、90巻SBSでも作者が関係を匂わせている。
でもグロリオーサが関わっていたとはいえ九蛇海賊団の元船長ならロックス関係なくガープに追いかけられるのもやむ無しなんだけど…

CV:壤晴彦
「美食騎士」の異名を持つビッグ・マム海賊団総料理長。
天涯孤独になったリンリンを海賊に誘った張本人であり、彼女が成長するまでの親代わりでもあった。
ベッジからも海賊としての実力も相当高いはずと評されており、ロックスにもリンリンと共に所属していた可能性が高い。
1096話では若い頃の彼らしき姿が描かれている。

CV:江森浩子
約41年前、黒炭オロチに接触し、将軍乗っ取りを企み失敗した黒炭家没落の理由を語って、彼にワノ国将軍光月家への復讐心と野心をたきつけた老婆。
マネマネの実の能力者。黒炭家の陰謀が失敗して没落した後はワノ国を密出国して海外で苦労していたらしく、彼女の変身メモリーの中には“金獅子のシキ”らしき顔もある。
1049話での百獣海賊団結成後のカイドウに会った際に互いに知っているような会話をしていたのでロックス海賊団に所属していた可能性が高くなった。

  • ロックスター
赤髪海賊団の偉大なる航路編時点での新入り。元から海賊稼業をしていた男でその時点で懸賞金9400万ベリー。
当時ルフィが倒したサー・クロコダイルの懸賞金は七武海入り時点で元8100万ベリーでありそれを上回る金額で読者を驚愕させたが、新世界編でその額はあまり大したことがなく、白ひげ海賊団のマルコは彼の事を全く知らず白ひげも下っ端扱いした。
が、ロックスの存在が明らかになると「あいつがロックスの子孫では!?」とネタ的な意味で注目を浴びた。

映画『ONE PIECE FILM RED』の特典四十億巻にてゴッドバレー事件後、ロジャー海賊団が奪った宝箱の一つになんとまだ1才の赤ん坊だったシャンクスが紛れていた、という事実が発覚した。
また、白ひげとの会話の際に西の海で造られた酒を渡したシャンクスは「故郷の酒だ」と発言していたため、このことを踏まえると「ゴッドバレーは西の海にあったのではないか」という考察も出てきた。

  • フィガーランド・ガーリング聖
聖地マリージョアの管轄内にある組織“神の騎士団”の最高司令官を務める天竜人。
何やらゴッドバレーで活躍をし、“王者”と呼ばれている。
38年前にゴッドバレーで行われていた先住民一掃大会に参加しており、ロックス海賊団ら海賊達が襲撃した際にはすぐさま海軍に世界貴族を護衛させるよう指示を出し、自身は神の騎士団メンバーと共に最前線に出ていた。

現四皇の一人である“黒ひげ”ティーチが海賊となったのはロックス壊滅後であるが、
  • 生まれたのがロックスの活動時期である40年前
  • 本船の名前が「サーベル・オブ・ジーベック号」とロックスの本名が入っている
  • 四皇になってからの本拠地がロックスの結成された海賊島ハチノスである
など、彼もロックスに何らかの関わりがあるのではないかと思われる要素がいくつか見られる。
ただ、黒ひげ自身が歴史のロマンなどを重視する性格であることを考えると、船の名前や本拠地は単に高名な海賊にあやかっているだけの可能性もあるため、どこまで直接的な関係があるかは不明。

【余談】

  • デービーバックファイト
ニコ・ロビンによれば、“海賊島”は、銀ギツネのフォクシーが得意とするあの海賊同士で船員を奪い合う競技である『デービーバックファイト』が生まれた地とされている。
前述の結成の経緯や船員同士の仲の悪さから、「ロックス海賊団の面子はデービーバックファイトによってかき集められた?」「あるいはロックスの伝説がデービーバックファイトの起源となった?」という可能性がある。

  • 世界の王
ロックスは世界の王という座を目指して暴れていたようだが、世界政府の頂点には天竜人やそのトップの五老星をも従える、まさしく「世界の王」と言える存在が君臨している。
このことは政府上層部のごく限られた人間しか知らない事実だが、ロックスはその存在を知ったうえで成り代わろうとしていたのだろうか?

  • 麦わら海賊団
「船員同士の仲があまりにも悪過ぎる」「仲間殺しも日常茶飯事」は誇張されただけで、実態は麦わら海賊団のような雰囲気だったのではないか?と考察する読者もいる。
なんせ船長が見せしめの如くボコボコにされ檻の中に入れられているのだから。


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最終更新:2024年04月18日 00:13

*1 姓→名の順番になるルールの関係上、「ロックス」が家系で「ジーベック」が名前である。

*2 構成員といっても居候という肩書きである。