登録日:2026/02/20 Fri 09:04:00
更新日:2026/04/27 Mon 10:31:32
所要時間:約 26 分で読めます
伊佐治 隆司 は、Youtubeの漫画動画チャンネル「
裏世界ラボ」で連載中の「
ニート極道 牧村ユタカ」シリーズの登場人物である。
本編、および
「外伝」で登場する。
CV: ヤシロこーいち
【概要(本編)】
指定暴力団 大判組 本部長 (第一部) → 統括本部長(第一部~)
大判組系二次団体 治慢組 組長
構成員・準構成員合わせて1万人規模の暴力団 大判組の幹部で、二次団体
治慢組の組長。
本編第四部時点で65歳、グレーの短髪に
あごひげを生やし、普段は濃いグレーのワイシャツに黒いネクタイをして黒のジャケットを着ている一見ナイスダンディ。ボディーガードとして治慢組
柘植 宗一郎
若頭補佐を伴って行動することが多い。
本編では事実上の大判組No.2であり、普段から大判組本家には頻繁に立ち寄っているらしい。特に第二部の大界抗争開幕以後は界天組・御焼組の離脱・二重組が中立で動けないこともあり、残る上役である大判代表・野口 舎弟頭代理・伊佐治 統括本部長・牧村 大幹部 +αの会議シーンが多い。
第一部・第二部序盤では大判組上役の穏健派に見えるが、大界抗争が激化するにつれ自身の出陣も辞さない武闘派の側面と生来のやかましさ を見せる。というか、話が進むたびに精神年齢が若返っているような… ?
背に雷神、三~五分袖まで鯉の刺青を入れている。雷神は高校時代、親友の柏木 忍と共に、忍の祖父 三笠 勇に頼んで彫ったもの。鯉は「外伝」から本編までの間に彫ったようだ。
得物は幼少期から使い慣れた
スリングショット。その概要は当該項目(の前半)に譲るが、現代日本で所持・使用が徹底的に締め上げられる
銃器と比べると、こちらは所持だけで検挙される可能性も低く、小ぶりで静音性があり、パーツが
パイプとゴムだけなので最悪バラして廃材に混ぜれば処分も容易。端的に言えば
察知されにくい強力な遠距離攻撃がローリスクでできる。
本編では航空機グレード(=軽量かつ鉄並みの高強度で耐衝撃・耐疲労性に優れる) のアルミ・カーボンファイバーフレームに高張力ゴムを用いた
軍用モデルで鉛球や鋼球 を射出する。ハイエンドモデルの場合弾速約100 m/sで威力はエアライフルに匹敵、10 m以内ならば人体の薄い部分を貫通し至近では殺傷能力もある。何より伊佐治が
無音の超長距離狙撃と勘違いされるほどの腕前をもち、抗争でも主戦力になるほど。
でも普通は直参組長が出陣しちゃダメなんですよ
?
【概要(外伝)】
米軍基地のある
東京S市出身、高卒の日雇いの青年。知人からはタカ、タカさん、タカちゃんなどの愛称で呼ばれる。
1979年時点で19歳、長い黒髪を後ろで結っており、普段は白いシャツにブルーの
ジーンズを着て、カーキのジャンパーを羽織っている。S市で道路舗装など日雇いに従事する傍ら、
基地から回収した無修正エロ本販売 何でも屋稼業を親友の柏木 忍と営む。大判 孝蔵と出会ってからは依頼を手伝ってもらうようになった。
本編の45年前を描いたスピンオフ「外伝」では忍と共に主人公を務める。大雑把に言えばボケて忍にツッコまれる方。ボケるときはちょくちょくデフォルメされる。
何でも屋稼業では荒事や夜逃げの手伝いなどを引き受ける。警察が対応できない米軍やヤクザ絡みの依頼も多い。
ツチノコ捕獲や
口裂け女追跡を引き受けたこともある。素性を隠すときはシゲの露店で買ったひょっとこ面をつけて行動する。
米軍兵については、問題を起こす一部の厄介者以外は快く思っているようで、米軍の
友人も多い。
当時使用していたスリングショットは木とゴムでできたシンプルなもの。パチンコ玉だと人体を貫通するためゴム玉を使っている。人に当たると骨折こそすれ死にはしないくらいの威力で狙撃もできるため、米兵やヤクザ相手にも十分に戦力になる。
幼少期は捨て児だったが、寺に引き取られる。
おかげで美声のお経が読める 幼少期はみなしごとバカにされいじめられることも多かったが、鍛えて喧嘩で勝つことで自衛していた。
寺に引き取られた他の子を気遣い、17歳で高校生ながら
一人暮らしを始める。高校卒業後は
工場に勤務するが、性根の腐った嫌われものの上長を殴って退職。このときに腕っぷしを見込まれ周囲から頼まれごとをされるようになった。
曼十會のヤクザたちと出会い、違う世界を生きる人間ながらいち友人として関わることになる。
【人物】
明るくやかましく裏表のない快男児で、気が短いが
怒りを引きずらない性分。年を重ねてもほぼ気質が変わらず、三つ子の魂百までを地で行く具合。周囲からも「
正義のヒーロー似合いそうだな」「
情に厚くて漢気があるというか」「
まっすぐで裏表なくてさ 漫画の主人公みたいな人だよ」と評される。
頭にあまり自信がないためか、全くの考えなしではないものの感情で行動しがちな節があり、理屈屋で理性的に振舞おうとする忍と対照的。なんなら「
俺、考えるの向いてないしな!」とのたまう。「
自分で言うな」 一方で寺育ちのため
仏教的な知識には詳しい。
本人は気を付けているつもりだが、機密事項を大声で喋ったり飲みの席などで漏らしたりする癖がある。大抵は柘植補佐が即座に人払いすることで対応している。
たまに飲み友の小塚経由で牧村まで漏れることがある
よく食べよく飲む男で、青年期には大量に飲んでは寝込んで5分後に復活する具合。ガツンとこってり甘い味が好み。当時の若者らしく、
喫茶店で
ホットコーラを飲んで
ブロック崩しを遊ぶ面も。
野口ほどではないが 流行りの
都市伝説やオカルト番組なども好き。
深夜に見てトイレにいけなくなった挙句忍に帰るなと縋りつくが
還暦を迎えてもなお鯨飲馬食しており、加えて第三部終了後は大判組本家に来るたびに竹内お手製スイーツを食べているらしい。
つまりほぼ毎日では? ただし糖尿病予備軍で糖質制限を課されており、柘植補佐には食べ過ぎ・飲みすぎでよくお説教されるようだ。
女性は相当な
熟女でもバッチコイな女好き。「外伝」時点で非童貞で、そのテの誘惑に非常に弱い。曰く、「
年増の方が色々うまいんだぞ 癖になるぞー」とのこと。
ハルさんと肉体関係がなかったと忍が断言できないレベル
青年期に一度結婚しており、妻 ハルと死別している。いわゆる男やもめで、46年間今に至るまで再婚はせず結婚する気もない。
「お兄ちゃんのお嫁さんになる!」と言われたことはあるが
結婚後はハルに対して義理堅く、「
一周忌も終わらないうちに他の女を作るわけがない(要約)」と忍が断言するほど。「
……仰る通りです」
端から見れば気のいい青年 /オッちゃんにしか見えないが、上述の通り
血気盛んな武闘派極道で
喧嘩大好きと公言し、カチコミがあると聞けば自分も加わって出陣しようとする。
かつては今川組長が、本編では主に柘植補佐が抑えている。
出身地の
警察が米軍絡みもあってやる気がなく自衛する必要があったため、若いころから荒事慣れしている。「外伝」の時点で酔った米兵2人にお面を被った状態で勝ち、ヤクザを3vs1で一方的にやり込めたうえでアクシデントがなければ
逃走成功していたほど。大界抗争では、事前に予想していたとはいえ柘植補佐と2人で
車3台分の刺客を殲滅した。
基本的にはスリングショットで制圧することが多いが、直接格闘も得手である。
剣道柔道空手合気に精通する親友のせいで霞んでいるが
その一方で抗争による若者や子分の犠牲に心を痛める一面もあり、護衛を外そうとしたこともある。今川組長の言葉を借りれば、極道の範疇のケンカ好きで
修羅(=分別も道理もなく殺し合いしか考えられない者)ではない、ということだろう。
【関連人物】
生涯の大親友にして相棒。「外伝」では
医大に通う傍ら、伊佐治と町の何でも屋稼業を営む。
伊佐治とは
幼少期からの仲。尻拭いはしょっちゅうで本気で鬱陶しく感じることもあり、些細なことで殴り合いのケンカになるがその実互いを強く信頼している。「
なんで俺コイツに付き合ってんだ……」「
俺の事 大好きだからでは?」「
やめろ気持ち悪い」 ちなみに伊佐治が粘るのでケンカの勝率は半々。
両親と不仲なため毎晩伊佐治のアパートで夜を過ごし、深夜に帰宅している。忍の境遇には伊佐治も気を遣っており、ケンカした晩も鍵を開けあえて留守にするほど。ちなみに夕飯の定番は商店街のハムカツと
コロッケ。伊佐治はソースマヨがけがお気に入り。「
あんまそれやってると将来糖尿病になるよ」 本編では
今のところ糖尿病ではないが…
父への反発で背中に伊佐治と揃いの
風神の刺青を彫ったが、まだ父には隠している。十分に独立できるようになったうえで見せるつもりらしい。
父の死去後は伊佐治と大判組に入門したようだ。伊佐治曰く、二十代のうちにかわいげがなくなったとか。
未だに10代メンタルの伊佐治がおかしい
「外伝」から45年後の本編では
柏水会 総裁にして大判組
元若頭で、第一部に大判代表の
暗殺を決行したと語られる。この凶行の真意は未だに不明。絶縁されてなお抗争も辞さない構えだったが、アクシデントで味方が萎縮、抗争の機運が立ち消え隠居した。ちなみに伊佐治が電話しても無視、押しかけても居留守を使うらしい。
着信拒否はしていない。
暗殺決行には
伊佐治にも秘密にしていた事情が関係するようだ。
第三部終盤で界天組に加担していたことが発覚、第四部で界天組勢力を吸収し
大判組に宣戦布告した。重次組長の妻 京子の
見舞いには
商店街のコロッケを持参、まんまと引き摺り出された 伊佐治と対面する。話し合いの末に伊佐治は、本気で忍を倒すことを宣言。忍も受けて立つ構えのようだ。
生涯を通じての親友は、果たしてどこに向かうのか。
カタギ時代からの友人。「外伝」では二十代で曼十會幹部の出世頭で、S市の事務所を仕切っている。
伊佐治とはかなりウマが合い、2人揃うとすごくやかましい。定期的に伊佐治と忍を曼十會によく勧誘しており、断られても無理にとは言わないが、自身の立ち上げた組に2人を入れたいというほど入れ込んでいる。伊佐治たちは周囲に大人が少ないのもあって、いざというときに頼れる人間として見ているようだ。
本編では大判組の代表を務める。伊佐治の”親”にあたり、伊佐治とは会議で同席するシーンが多い。一方で伊佐治とは相変わらずで、揃ってはしゃぐと川で半日遊ぶわ、BBQをしていた地区の婦人会の方々をナンパするわと散々。シゲは全力でフォローに回った
曼十會幹部でカタギからの友人。「外伝」ではS市の事務所に所属。
孝蔵が伊佐治と一緒にはしゃぐタイプなら、今川はそれを見て頭を悩ます方。伊佐治・忍のことは自体は悪からず思っている。2人の極道入門後は2人を鉄拳制裁することもしばしば。
その後は大判組舎弟頭・今川組組長として伊佐治とともに大判代表を支えていたが、伊佐治の本編登場前に極道を引退した。
第三部ラストで舎弟頭・組長に復帰してからは、主に忍がらみで暴走する伊佐治を往年のごとく拳骨で制止していた。「辰雄さんその拳骨鉄でも仕込んでません!?」 なんか見覚えがあるような…
今川組長引退前の大判代表と伊佐治はこれ以上にフリーダムだったらしい。今後が思いやられる。
曼十會構成員にしてカタギからの友人で、S市の事務所に所属。伊佐治からは哲さんと呼ばれる。どちらかというと孝蔵に引き回される方。
伊佐治・忍たちとも仲良くしているが、ヤクザとカタギについては孝蔵・今川より一線おいて考えている節がある。
「外伝」終盤で中核派に銃撃され負傷、柏木総合病院が治療を拒否したため出血多量で死亡した。
伊佐治が青年期に婚約し、死別した妻。元々は伊佐治のアパートの隣室の老婦人で、伊佐治に度々おこわなどをお裾分けしていた。婚約後の伊佐治は度々「夫」であることを主張し、
忍への感嘆に嫉妬するまで入れ込んでいた。
本格的な秋を迎える前に逝去。享年65歳だった。分かっていたとはいえ、伊佐治は長い期間引きずるほど悲しんでいた。今でも伊佐治は、ハルの誕生日・結婚記念日・命日にカスミソウの花束を供えている。
伊佐治・忍の高校時代の後輩で、伊佐治はシゲと呼ぶ。「外伝」時点ではテキ屋集団 重次一家の跡取りとして香具師の修行中だった。
伊佐治に散々悪い遊びを教えられたせいで高校の成績が落ちたとか。対処法を熟知するほど伊佐治・忍の仲違いに付き合わされている。
本編では二重組(旧 重次一家)を継いで組長に就任、大判組傘下に入り本部長補佐を務めている。未だに伊佐治に振り回されており、大判と旅館で散々はしゃぐわ、シゲに無理を言い組の総会を欠席して祭りに出店、挙句態度の悪い観光客に殴り掛かるわ。無修正エロ本の露店開いた時点で出禁でいいよ
吉住製薬創業者の娘で音大卒の蓮っ葉姐さん。住吉会とは無関係。
「外伝」で忍の結婚相手として登場。伊佐治と孝蔵がうるさいので 見合い前に忍と会った際、忍との結婚後に彼氏 染谷と蒸発を計画していることを知り駆け落ちに協力した。
本編では、「外伝」の後、染谷と最後まで添遂げ往生を見送ったこと、重次組長と再婚したことが語られる。
第四部では伊佐治と忍を引き合わせるため、柘植補佐を連れて忍が出席するパーティーに潜入、銃撃されたが強引に忍・ダニエラ側へ責任を被せ見舞いの約束を取り付けた。
忍の父方の祖父で彫り師。小笠原出身。伊佐治の寺の近所に住んでいため、伊佐治は幼少期からよく遊びに来ており、3人目の孫のように扱っていた。
伊佐治・忍の刺青には反対していたが、彫り師稼業の最後の作品として説得され背に風神雷神を彫り上げた。
「外伝」後半では、心を病んだ誠を連れて故郷小笠原に帰ることに決め、忍と伊佐治に告げた。
忍の兄で、医大受験に失敗し心を病んだ。「外伝」では三笠の家で静養している。弟の親友である伊佐治とも昔からの付き合いだが、心を壊してからは会っていないようだ。
「外伝」後半で三笠の故郷小笠原に行くことを決意。伊佐治・忍に会えるようになったら手紙を出すと約束した。その後快復し小笠原で教師になったようだ。本編第四部でも登場、伊佐治と柏木父の墓参りをした。
伊佐治を引き取った寺の
住職。常に4-5人ほど子供を育てている。
酒好き花札好きの破戒僧で、正月には伊佐治の日当を巻き上げ、あとでお年玉として返したことも。「
腑に落ちねえ!」
ハルが亡くなった際には、息子の墓なので檀家に見せると石屋に言い立派な墓を作らせた。「
ちょっとした脅しだね」
「外伝」に登場した大和義士会関東支部の構成員。
伊佐治を曼十會の部屋住と勘違いして拘束した。その後救出に来た狐面の男(忍の変装) の正体を伊佐治に尋ねるが、交換条件と称し散々散在されたうえ
まことや天白の味噌煮込みうどんを要求され、挙句「
お前でもいいや」と勧誘したら殴り倒された。
残当
大和義士会解散後は引退した狭間組長の実家で柿農家として働く。伊佐治には干し柿と味噌煮込みうどんを贈っていた。
曼十會傘下の組長で、孝蔵・辰雄・忍・伊佐治らの兄貴分にあたる。彼らからはヤガさんと呼ばれ、孝蔵や伊佐治らに慕われている。
スピンオフでは既にご高齢で日々の生活を贈答品で凌いでいたが、伊佐治の説得と罠 により甘美園に来た。通い始めてからかなり元気になったようだ。
本編登場時は大体伊佐治をお説教している。ヤガさんが元気で何より
治慢組若頭補佐の末席にして事実上のボディーガード。組の運営からスーツのクリーニングまで頼っているらしい。
暴走しがちな伊佐治のブレーキにしてお世話役で、六十代にもなって暴飲暴食する伊佐治の健康管理もしている。伊佐治の失踪対策に老人用のGPSを靴に仕込んでおり、本格的に暴走したら締め落として行動不能にする。これが代紋を背負う覚悟ですか
柏木父の事件については伊佐治から聞かされていないが独自に調査しており、かなり真相に近いところまで調べ上げている。
今川組組長代理若頭にして八代目要完組組長。大界抗争開始後は暫定的に舎弟頭代行になった。不定期で食事処野口を開く。
第一部では今川組と界天組、実質的には野口と新界の衝突を伊佐治が仲裁することが多かった。第二部以降は舎弟頭代行として会議で伊佐治と同席することが多い。
第四部では伊佐治の罠により 孝蔵と親子盃を交わし、正式に直参に昇格した。
界天組の組長。伊佐治のことは常に物わかりの風いいで気に食わないと感じていた。
本編第一部では大判組直参で、野口と一触即発になり伊佐治に諫められていた。第二部で大判組傘下から離脱、伊佐治を狙って自身も出陣するが、事前に察知していた伊佐治らに無傷で迎撃され、新界自身も重傷を負わされあわや拉致されるところであった。黒瀬の救援により撤退に成功したが、この時点で新界の拉致に成功していれば、大界抗争の趨勢が一変していたことだろう。
大判組二次団体今川組 若頭補佐の
なろう系武闘派経済ヤクザこと本編の主人公。伊佐治とは義理事で度々会うほか、代表と3人で
マ〇オカート8DXをしたこともある。
伊佐治は度々死亡フラグを立て悲惨な目に遭っていたらしい
第一部ではヒロの闇討ちの件で、今川組・界天組の仲裁として同席していた。右手貫通事件も目撃した。大界抗争開始後は牧村が実質の大判組参謀として行動することが多いため、会議で同席することも多い。
第三部終盤には会議中に倒れた大判代表が牧村を代表代行に任命、その場に居合わせた伊佐治・野口が牧村を後押しする格好となった。
服役中の治慢組若頭。名前は第四部で一度だけわかりにくく登場した。ファンでも一瞬首をかしげるほど
スピンオフ・本編第四部で存在だけ語られているが、ほぼ詳細不明の謎の人物。わざわざ若頭に据えているので、伊佐治が信用をおく人物であるようだ。この作品の若頭は例外ばかりだが
スピンオフで出所間近と語られたほか、第四部以降にいくつか情報が出た。
*新界(四十代)から見て”オッサン”
*三合会と強い繋がりがある (新界から真っ先に名前が挙がるほど)
*柘植補佐が放免祝いの準備をしている
果たして柏水会との抗争に間に合うのだろうか ?
【劇中での活躍】
◇1970-1980年 (「外伝」)
東京S市で日雇いの傍ら忍と何でも屋稼業を営んでいたが、女性に言い寄る曼十會のヤクザを倒してしまい、困り果てた忍が祖父の知人で曼十會の今川を頼った。例のヤクザが曼十會も処分を検討していたロクデナシだったため、今川にとりなしてもらいことなきを得る。「礼」として事務所を訪ねるよう言われるが、忍に止められ行かないことにした。
その後小銭稼ぎに重次一家が仕切る祭りで
勝手に無修正エロ本を売っていたが、祭りで酔って暴れた米兵2人を追い払ったところに
エロ本を全部買った 孝蔵が現れ、事務所までの交通費
と商品の代金 を手渡される。やむなく忍と曼十會事務所に向かったところ、逆恨みした手配師に事務所が囲まれておりこれを倒した。
孝蔵がどうしても
鍋を食べたいがために伊佐治のアパートに押しかけて以来、孝蔵たちに何でも屋稼業の依頼を手伝ってもらうようになる。女性の夜逃げの手伝い、商店街の一角を占拠して騒ぐ米兵の制裁や、都市伝説を追いかけたりなど。
〇ハルと伊佐治
アパートのお隣さんのハルが当時不治の病だった癌を患い先が短いこと、生まれつき左耳が不自由なため家族から縁を切られ一人で死んでいくことを知って、伊佐治はハルにプロポーズし夏に婚約。なお保証人は忍と孝蔵が務めた。
約45歳差の夫婦だったが、伊佐治は妻を深く愛していた。限られた時間を過ごす伊佐治・ハル夫妻の”デート”は名シーン。
……だから もうちょっとだけ 長生きしてよ……
俺と一緒にいてよ ハルさん……
以後ハルの死をかなりひきずっており、「嫁に先立たれた男を笑いに来たのかよ」とウザ絡みする、ハルの墓の前で泣き崩れそのまま寝てしまうなどしていた。
〇大和義士会、そして誠との別れ
「外伝」後半からはシマ争いをする曼十會と大和義士会の抗争に巻き込まれ、伊佐治自身も曼十會の部屋住みと勘違いされ拉致されたり、風神の刺青をした狐面の男(忍) のついでに勧誘されて殴り倒したりと、被害を受けることになる。
抗争が本格化する頃、久しぶりに会った三笠から一月後に誠を連れて故郷の小笠原に行くことを聞かされ、また抗争に巻き込まないために今川らも距離を置こうとしていることを知る。周囲から頼れる大人がいなくなること、また誠と一生の離別になると感じた忍は、三笠と誠に小笠原に行かないよう懇願する。小笠原行きは覆さなかったが、伊佐治と忍は小笠原まで会いに行くと表明、誠はいつか会えるようになったら2人に手紙を出すと約束した。ちなみに抗争に勝ったあと孝蔵はまた伊佐治宅にメシを食いに来た
〇ある「罪」と伊佐治
米軍基地から放出された大量の武器を狙って中核派が暗躍していることを知り、曼十會本部に警告するがそこで中核派の襲撃を受ける。伊佐治自身は無事だったものの哲夫が負傷、搬送先の柏木総合病院が治療を拒否したため出血多量で哲男が死亡してしまう。
激昂した忍を追いかけて柏木総合病院の
屋上に向かい、息子に近づくヤクザ者を嫌い間接的に哲男を殺した柏木父と、それを糾弾する忍を仲裁しようとする。飲みなれないはずの
ウイスキーの臭いに気づいて、柏木父も良心の呵責を覚えていることを指摘しとりなそうとするが、かえって逆上させ背中の刺青を見られてしまう。激怒した柏木父と3人で揉みあいになるが、伊佐治が柏木父と老朽化した転落防柵に衝突し、柵が折れて2人が落下し…
…忍は、即座に伊佐治の手をとった。とっさのこととはいえ、実の父を見殺しにしてしまった忍は激しく動揺する。
ごめん、タカ
止めてくれたのに 追いかけてきてくれたのに…… 結局……
……大丈夫だ 大丈夫だ 心配いらねェよ
もしかしたら、何かの罪になるかもしれないし 警察に捕まるかもしれない
でも、それでもいいんだ お前はおれを助けてくれた
お前と俺がいりゃ何も怖くねぇ 今までだってそうだったろ
警察には柏木父との揉みあいを隠した。柏木父は泥酔して1人で転落死したことになり、この一件は事故として処理された。2人の青年は1つの罪を共有した。
伊佐治自身は、揉み合いの際に柏木父を突き飛ばしたのは自分と認識している。
◇本編開始までの動向
忍とともに孝蔵が立ち上げた大判組に入門、本格的に渡世に入った。渡世に入ってからも忍とは相変わらずしょっちゅう殴り合いをしていたという。
「外伝」から5-10年で治慢組を立ち上げたようだ。40年間の間に幾度となく抗争を経験し生き残ったとか。
ちなみに治慢組立ち上げ当時は青年期に近い容姿だったが、四十代になると老年期をかなり濃くしたような容姿になっている。10年足らずでいったい何が...?
◇本編第一部
牧村服役前の2020年(「外伝」の40年後) に忍が大判代表の暗殺を決行するが、同席した伊佐治のお陰で事なきを得た。忍は叛乱の理由も話さず大判代表から絶縁されるが、幸い抗争の機運が立ち消えたため本格抗争には発展しなかった。伊佐治は忍宅に鬼電し付近をうろつきご近所に通報された
牧村出所後の2025年(「外伝」の45年後)で大判組統括本部長として登場。今川組と界天組、ひいては野口と新界の衝突の仲裁を行った。
◇本編第二部 /第三部:大界抗争編
肺炎で死去した万東會長の葬式が行われ、伊佐治も参列した。式の直後界天組のマル暴拉致監禁が糾弾され、大判組傘下から界天組・御焼組が離脱した。これ以後、大判組での会議シーンが多くなり出番が増える。
"親"の万東會長を亡くした大判代表を追い詰めるため、大判代表の"子"であり実質大判組No.2の伊佐治を
車3台で新界が指揮して襲撃した。しかし襲撃を予想した牧村から話を聞いていたため伊佐治と柘植補佐は迎撃態勢を整えており、刺客を無傷で撃破して
新界に重傷を負わせる。そのまま新界を拉致し交渉に持ち込む手筈だったが、黒瀬が寸前で間に合い、かつて媒酌人をした吾妻組長を
人質にとられ撤退した。
その後は御焼組襲撃に参戦しようとして柘植補佐に拘束されていた
重次組長の母 富子の葬式には柘植補佐とともに出席するが、絶縁された忍が参列したことに驚愕、久しぶりに親友と言葉を交わす。葬式の晩には富子を偲んで飲んでいた。「……偲んでいるのは富子夫人じゃないでしょう」「そこは黙っててくれよ 情けねえじゃねえか」
治慢組幹部が抗争で刺殺されたのち、柘植に自身より先に若者が犠牲になる苦しみを吐露する。そして自身を庇い死んでほしくないと考え、柘植を若頭補佐から解任した。ヤガさんにお説教されて取り消したが
大判代表・重次組長とともに脱水で倒れたヤガさんの見舞いで甘美園を訪れるが、重次組長襲撃に巻き込まれ腕を負傷、牧村拉致が発覚した際には自身と引き換えに交渉に出るように進言した。
新界組長がアメリカ・マフィア ノーザ・コストラの一員になる計画、そして忍が界天組に加担し入門儀式会場にBSL-3の施設を用意したことが明らかになる。伊佐治は会場襲撃を指揮しようとするが自身の負傷を理由に止められる。
その直後大判代表がくも膜下出血で倒れ、牧村を代表代行に任命する旨を言い残し意識を失った。牧村の大判組全体への緊急配信には伊佐治も同席し、大判代表の代表代行任命、および牧村が代表代行に足る器であることを保証した。
◇本編第四部:柏水会編(仮)
柏水会が界天組勢力を吸収し、忍が大判組に宣戦布告したことを知り即座に締めに行こうとするが、今川組長に鉄拳制裁されヤガさんにも説教された。当然
牧村が直参に昇格したため弟同然なのにオジキと微妙な立場になった野口に、孝蔵との不意打ち親子盃を仕掛け、正式に直参に昇格させた。「すでに御覚悟はおありの事でしょうが以下略!」「盃交わすってこういうことじゃないですよね!?」 ついでに媒酌人および盃の手渡しとして今川組長と牧村が巻き込まれた
京子・柘植補佐がパーティーに乗り込んで忍と対面し京子が負傷した際には、柘植を激しく叱責した。散々粘った末に伊佐治は見舞い当日の二重組本家での待機を勝ち取ったものの、牧村は忍への牽制策としてあえて2人を引き合わせないつもりでいた。しかし忍が持参した商店街のハムカツとコロッケで引き摺り出されてしまい、忍と対面する。
……はぁあああ……
っとにしょーがねぇなあ 付き合ってやるよ
お前が心を決めたってんなら俺も決める
話し合いの末に忍の意思が変わらないと悟った伊佐治は、ある決意をした。
だから 忍 俺がお前を殺しに行くよ
他のヤツに取られるくらいなら 俺がやる
去り際、忍は伊佐治に爽やかに応える。
そう渋い顔をするな
今まで幾度となく喧嘩してきたじゃないか
最後の勝負は命懸けだ 楽しめよ
【余談】
作中では組長の苗字をもじって名付けたとされているが、メタ的には
名前を言ってはいけないあのお菓子の山形県あたりの呼称。
作中でも例の小麦焼菓子を想起するらしい
元ネタの丸い具入り焼き菓子が命名された由来(味自
慢の商品にしたいから) が漢字表記に仕込まれており、妙に手が込んでいる。
|
本編 (老年期) |
「外伝」(青年期) |
総票数 |
開催期間 /本編の進行 |
| 第一回(’22夏) |
16位 |
4票 |
― |
― |
925票 |
2週間 /第二部初期 |
| 第二回(’24正月) |
9位 |
45票 |
13位 |
29票 |
1570票 |
1週間 /第二部終盤 |
| 第三回(’25春) |
12・13位 |
39票 |
8・9位 |
67票 |
1806票 |
2週間 /第三部終了後 |
第一部中での出番が少なかったため第一回は伸び悩んだが、第二部以降で出番が増加し「外伝」が開始したこともあり、第二回以降は得票数を大きく伸ばした。また第三回では「外伝」・本編両方で唯一6票以上得票する、どちらも同率ランクインする(本編は菜々美、「外伝」はヒロと)など話題性にも欠かない。
ちなみに老年期・青年期の票を合算すると、第二回は8位(74票)、第三回は6位(106票)になる。第三回で100票以上得票したのは上位5名(沢渡・牧村・黒瀬・天利・新界)のみである。
2024年末に公開されたスピンオフ動画。2024年11月の朗読劇「HAPPY END OBSERVER」の延長線上の世界。要は整合性を無視して全部都合よくいった世界のオムニバスストーリー。(例: 土屋が生存して食事処野口で働いている、天利が極道から足を洗って花屋を経営、御厨が天利の花屋のアルバイト)
伊佐治は動画前半に登場、年末を大判組本家で大判代表・今川・哲男・ハルと共に過ごしていた。妻にノロケながら
そこに遅れて親友が到着。兄の誠に病院を任せて来たらしく、大掃除でカッコつけて腰を痛めた 伊佐治に代わり餅つきを手伝うのだった。あの日夢見た光景がそこにはあった。
なぜか哲男とハルが「外伝」のままの容姿で加齢もしていないらしく、もはや整合性も何もない一幕 (流石に年齢無視はこのパートだけ) ではあるが、全てが叶わないとは思いたくないものである。
だったらいっそ二人で綺麗に終わろうぜ
お前とだったら地獄だって怖かねえよ
大丈夫だ 何したって
……何者になったって俺らは何も変わらねえよ
だろ、忍
追記修正は、道を違えた親友と決着をつけてから 仲直りしてからお願いします。
最終更新:2026年04月27日 10:31