フォート・ザンクード米軍基地
概要
ロスサントス北西、
ラゴ・ザンクード
に存在する
アメリカ軍
の基地。呼び名は「軍事基地」「フォートザンクード」「米軍基地」「空軍基地」など様々。
定期的に戦闘機が哨戒飛行をしていたり、
カーゴボブ
が訓練なのか移動なのか物資の補給のためなのか離着陸している。
オンラインでもカーゴボブの飛行、ライノ戦車の巡回、レーザー戦闘機がパレト方面への発進、屋外格納庫への帰還を行っている。
警備
正規軍の基地なので当然警備は厳重で、基地エリアに侵入すると即刻手配度4が付く。
地上からゲートに近づいた場合は警備兵の制止を受ける。それでも強引に侵入すると手配され、基地のそこかしこから兵士が湧いてくる。
極秘空輸アップデート以前のオンラインでは、入口がゲートで塞がれて地上からの侵入ができず、近くの山の斜面を利用して飛び込むプレイヤーが後を絶たなかったが、現在はゲートが撤去され正面から堂々と入ることが出来る。
不用意に侵入すると兵士達のカービンライフルで蜂の巣にされるか戦車の主砲で地面の焦げ跡にされるのがオチ。何とか基地の外に逃げ出しても大抵は手配度が4か5になっており、追撃してくるクルセイダーの軍人と大量の警察官や
N.O.O.S.E
とご対面するだろう。
空から航空機等で基地上空に侵入、もしくは基地の航空機を奪い飛び立とうとした場合、ストーリーモードでは無線警告後しばらくして基地のどこからともなく対空ミサイルが放たれる他、どこからともなく戦闘機が出現し、榴弾キャノンおよびミサイルを放ってくる。
対空ミサイルはどこかの砲台から放たれているというわけではなく、特殊な兵士が
クルセイダー に乗って駆け付け、降車してから対空ミサイルを連発する…という行動を取っている。この対空ミサイルはプレイヤーが通常使用できる
ロケット・ランチャー や
ホーミングランチャー などとは異なる挙動を持つ代物。
戦闘機も同様に視界外の空中から突如出現し、出現とほぼ同時に榴弾キャノンやミサイルを浴びせてくる。これらの様子はロックスターエディター等で確認が可能。
突如出現する戦闘機からの榴弾キャノンやミサイルがある故、特に基地の航空機を奪い飛び立とうとするのは非常に難しい。しかし、戦闘機はプレイヤーの側面、背後方面の視界外から出現しようとする性質があるらしく、これに関連してか
プレイヤーが背後にカメラを向けながら飛んでいると戦闘機の突如出現が無くなり、カメラを普通に使用している時より楽に飛ぶことが可能 。
ただし、背後にカメラを向けていてもプレイヤーの航空機がロールやループ(背面飛行等)を行うとその瞬間に戦闘機が出現、榴弾キャノンを撃ってくるので、盗む際はそういった激しい動きは避けること。
基地付近の捜査権は警察ではなく軍に有り、基地付近で手配度を上げるとパトカーではなく
クルセイダー
が出現する。捜査権といっても、憲兵隊や軍警察が出現するわけではなく、国家予算を投入してプレイヤーを殺害するだけだけである…(
高手配度時にプレイヤーに破壊されるパトカーの補充費用といいとこ勝負なレベルで税金の無駄遣いであることは突っ込んではいけない)
また、
ポリス・マベリック
が出現しにくい。正確には高速道路トンネル直上の滑走路付近では出現するが、手配度が既についている状態でかつポリス・マベリックに追跡されたまま基地に侵入しない限りは基地内では出現しない。
兵士達の制服には ARMY(陸軍)とあるが、兵士が海兵隊のモットーである「Semper fi(常に忠誠を)」と発言したり、カーゴボブには、MARINES(海兵隊)とペイントされている事、さらに戦闘機も出現する事から勘案すると、陸軍・空軍・海兵隊の3軍共用基地であることが伺える。
オンラインでは、ビジネスバトルやジョブなどの描写から、メリーウェザーのような民間軍事会社も下請業務などで出入りしている模様。
また格納庫の購入説明などから、IAAのような諜報機関も基地を利用していることが推測できる。
期間イベントでは基地の地下に極秘裏に捕獲された宇宙人用と思われる実験施設や、宇宙人から鹵獲されたと推測される現実的に存在しえない技術などが秘匿されていたり、UFOが格納庫に放り込まれていたりと、諜報機関が利用しているのも頷けるキナ臭い様相となっている。
格納庫(オンライン)
2017年8月29日に配信された極秘空輸アップデートにて、基地内の格納庫三ヶ所が抵当流れ物件として売りに出された。購入したプレイヤーには基地へのアクセス権が与えられ、正面ゲートは勿論、上空を飛行しても全くお咎めなしとなる。
滑走路に難があり、GTA5発売当初プレイヤーが基地の滑走路を使用することを想定していなかった為か、滑走路上の誘導灯が路面に埋め込まれていない。そのためセンターラインに沿って律儀に離着陸しようとすると車輪が誘導灯に引っかかってバウンドしてしまう。
低レベルアクセス権については、ちょっとでも騒ぎを起こせばすぐに指名手配され、今までのように攻撃を受けることになる。
例として
基地内での発砲や爆破、及び軍人への攻撃や威嚇
乗り物を盗む、破損、破壊する
管制塔等の立入制限区画に入る
軍用車両に衝突する
立入制限区画は、管制塔建屋一階の金属探知機より先と管制塔内、車両整備区画の車庫内、格納庫エリア中央の有刺鉄線で囲まれたバンカー地上施設入口のエレベーター前。
レスターの手配度消しで手配度が消えると立入制限区画でなければ軍人の敵対状態は解除される…はずだが、二箇所の基地入口のゲート「外」で立哨しているアサルトライフルを持った警備兵だけは何故か敵対が解除されずに発砲してくる。おそらく不具合。
フェンスや看板、街灯やゲート棒はいくら車両の衝突で破壊しても問題はない。
なお、アクセス権は原則的に格納庫を購入したプレイヤーのみだが、セキュリサーブやMCの組織のメンバーには一時的にアクセス権が与えられる。
また組織外の人員でも、同じ車に乗っていれば同様に付与される。
余談
Zancudoとはスペイン語で蚊のこと。近くの湿地から取った名だろう。
この基地の滑走路の下には高速道路用のトンネルが設けられている。現実的に考えると、トンネルが崩壊すると滑走路が使用できなくなるという、飛行機にとっても危険な構造となっている。とはいえGTA世界の航空機は短い滑走で離着陸ができるため安全上の事を考えなければ問題はない。
基地のレーダーは低空飛行する物を検知しにくいらしい。ミッション中でも何度かそういう場面があり、低空飛行していると地対空ミサイルがあまり飛んでこない。GTASAの時からの定番ネタ。
基地から航空機を奪って逃げる場合も、フェンスにギリギリぶつからない程度の低空を維持しながら離脱すれば追撃機は飛んでこない。
この基地近辺でロックスターエディターの機能を使って録画をしようとすると、カメラの向き等編集の際に一部の項目に制限が掛かる。その範囲も基地からラゴ・ザンクードのほぼ全域はおろか、そこを跨いでマーロウ・バレーの辺りまで及ぶ。撮影スポットとしては中々の立地が集う所なだけに、こういう所は妙にリアルで悔やまれる。格納庫を流れ物件として売り出す癖に。
オンラインでは一日のうち決まった時間にザンクードアプローチウェイ側の基地内道路歩道に軍人ではなく若い女性NPCが大量出現する。 道の先に兵舎がある居住区画があるため軍人の家族と捉えられなくもないが、ただ右往左往しているだけなので不具合であると考えられる。管制塔受付内にも一定時間おばちゃんNPCが椅子に座って出現する。これもおそらく不具合。
Binco とDiscount Store にフォート・ザンクードをモチーフにしたシャツがあり、トレバーが購入できる。
オフラインでは管制塔の内部にミニガン が置かれている。
地下の宇宙人関連秘匿施設内には、オプレッサーMk.2やアトマイザー、ヘルプリンガーなどのSF要素が含まれた物品が研究材料の如く鎮座していることから、一時期のアプデ等で追加されていたSFすぎた乗り物が実は宇宙人由来技術であった、という後付け設定を組み込むことで元来GTA5のリアリティとの乖離に辻褄を合わせようとしたのかもしれない。
モデル
フォート・ザンクードのモデルは
ヴェンチュラ郡海軍基地
、滑走路は
ヴァンデンバーグ宇宙軍基地
。
ゲート前の戦闘機P-996 レーザーのオブジェのモデルは、
ヴェンチュラ郡海軍基地ゲート前の戦闘機オブジェ
。
その側に建てられている記念碑には英語で「母国の為に嫌々命を捧げる事になった、輝かしい男達を追悼して-1974年7月11日(In memory of the illustrious men of San Andreas who unwillingly gave their lives for their country. July 11, 1974.)」と何とも皮肉めいた言葉が刻まれている。
基地
Fort Zancudo(
Lago Zancudo , Blaine County)
東ゲート
看板(何軍かは不明だがロゴマークが確認できる)
なおロゴに書いてある「Enduro Fortes」「Voxusm Delicat」は造語なのも相まって意味が分からなかったりする。
管制塔・受付
管制塔・トレーニングルーム
管制塔・副管制室
管制塔・主管制室
フォートザンクード消防署
出現車両
地上車両
「
クルセイダー
」、「
バラックス
」、「
バラックス・セミ
」、「
ライノ戦車
」
航空機
「
バザード攻撃ヘリ
」、「
カーゴボブ
」、「
P-996 レーザー
」、「
タイタン
」、「
ベスラ
」
最終更新:2025年01月22日 06:01