サタン

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サタン - (2014/10/01 (水) 20:37:58) の編集履歴(バックアップ)


曖昧さ回避:
1.『Bible Fight』のサタン
2.『アクトレイザー』のサタン
3.『真・女神転生』シリーズのサタン
4.『ドラゴンボール』のサタン
5.未分類大会情報

4.についてはミスター・サタンを参照。この項目では1.と2.、3.のサタンについて解説する。


1.Bible Fightのサタン



「もし伏してわれを拝むならば、これらすべてをなんじに与えよう」

―マタイによる福音書4章9節より。


の代名詞的存在。ユダヤ・キリスト・イスラム教におけるや人類最大の敵対者。
ヘブライ語読みでは「サーターン」、アラビア語読みでは「シャイターン」、英語読みでは「セイタン」と呼ばれる。
「中傷者」「告発者」「敵対者」の意。サタンという単語は『旧約聖書』の時点から普通名詞的にも使われるが、
悪魔の頭目(魔王)を指す固有名詞として扱われることが多い。
旧約の冒頭から新約の終盤まで聖書のあらゆる場面で人類を惑わす為登場する。

サタンの正体とされる存在は色々あるのだが、一番有名なのは元々「ルシファー(ルシフェル)」というが最初に作り出した天使という説。
最も神の寵愛を受け、神に最も近い存在の者であり、多くの天使を率い十二枚の翼を持った美しい天使であったという。
(「ルシファー」とは「光を帯びたもの」「明けの明星」、つまりは金星を指す言葉である。参考: 「ルシファー」記載まとめ

ある時、ルシファーは自分が神より上の存在なのではないかと傲慢に考えるようになり、
神の座を奪うために自分に賛同する天使達を集めて、神の軍団との戦いを開始する。
戦いは長く続くが最終的に敗北し、ルシファーと天使の三分の一は天から投げ落とされる(いわゆる堕天)。
その後、あれ程美しかったルシファーの容姿は神の威光を直視した際にひどく焼けただれて歪み、
翼も飛ぶ為の三対(六枚)を残して燃えてしまった。

そして彼は神への恨みから、神がのちに天使達よりも愛しだした人類に対して嫉妬し、
ある時はヘビに化け知恵の木の実を騙して食べさせたり、またある時は瞑想中のキリストを陥れようとしたり、
ありとあらゆる面から神と人類に対しての悪行を行う地獄(魔界)の王『サタン』となったと言われる。
人類を堕落させるために浅黒い肌の白人男性の姿で地上に顕れることもあるという。

悪魔としての正体に赤い竜の姿を持ち、一説には全長1万2000㎞。
彼が天での争いに敗れ地上に落ちた際に世界が歪み地獄が生まれたというので、その質量は推して測るべし。
怪獣ってレベルじゃねーぞ!

尚、現在彼に代わり天使達を指揮しているのが、ルシファーに瓜二つな双子の弟であったとされるミカエルである。

と、ルシファーに関連付けるエピソードも多いがサタンの正体はベルゼブブを始めとした上級悪魔であるとする説、
サタンはサタンと言う別個の悪魔であるとする説と多岐にわたり、有名な割に良く分からない部分も多い。
そもそもに置いて、旧約聖書のサタンはれっきとした天使で、地上を巡回し、人間をわざと堕落の方向に導くことで、
その人間の信仰に対する試練を与える役目を担っているのだという。
現在のサタン=悪魔という考え方は、敵対者という名前の意味から後世に生まれたぶっちゃけてしまえば後付け設定である。

またグノーシスではサタンは「神が作った無知な人間に光(智慧)をもたらした救世主」としても扱われる。
ここでいう神は物質界(特に地球)を創り出した神(デミウルゴス)であり、サタンはあまねく宇宙を創造した真の神プロパテールの使徒だという。
これは旧約と新約で神の性質が大きく異なる事に対する解釈の一つである。
某特撮はおそらくこれに着想を得ているのだろう。

イスラームではイブリスがサタンに相当する悪魔とされる。
彼もまたサタン同様、神に対し反乱をおこすのだが異説中の異説として、
イブリスは神以外に頭を下げることなど思いもよらなかったため、
人間を守護する事を忌避し悪魔となったと言われる。

旧約・新約聖書の登場人物が格闘するフラッシュゲーム『Bible Fight』にも登場。
作中唯一の武器持ちキャラ。長い尻尾も持っていてリーチに優れ、初心者でも扱い易い。
魔王なのに…いや、ある意味一番ラスボスに挑む動機がはっきりしてるんだけどね。
本作での姿は、赤い肌頭から角を生やし、蹄のある獣っぽい下半身を持ち、尻尾の先は矢印状になっている。
さらに得物は三叉の槍と、この上なく分かり易い悪魔的デザインである。
一方飛び道具は槍の先から出せる発生も弾速もいまいちな火炎のみ。接近戦でいこう。
超必殺技ではギリシャ神話のケルベロスを髣髴とさせる三つ首の獣に変身して突進する。
黙示録的には 赤い七つの頭の竜 になるべきじゃないのか…?
もしかしたら竜が力を与えた黙示録の獣(豹に似た獣であり竜のように…つまりサタンのようにものを言い、人を騙すという)をイメージしているのかもしれない。


MUGENにおけるサタン

MUGENではSkiff氏制作のものと、Demon Lord氏制作のものが存在。
後者はフォーラムでの身内配布の模様。
Skiff氏作のサタンは獣に変身して体当たりする技がかなり強化されている。

出場大会





2.アクトレイザーのサタン

エニックス(現スクウェア・エニックス)からSFC発売後1ヶ月内にリリースされた、
最初期ソフトの1つ『アクトレイザー』シリーズを通してのラスボス
かつて神に打ち勝って天空に追放し、悪魔たちを率いて世界を支配している。
地上に降り立った神は人間を増やし、文明を育て、悪魔を撃退していくことで主権を回復していくことになる。

続編『II』では『I』で復興された人類がさらなる繁栄を遂げているのだが、彼らの間で増大していく悪の心が、
神との決戦で打ち砕かれたはずのサタンの六つの欠片に力を与えてしまう。
英語版では神は「Master」、サタンは「Tanzra」と表記される。

この『アクトレイザー』は『I』に関してはSFC最初期ソフトの中でも、特に高い評価を得ている名作。
現在、Wiiのバーチャルコンソールにて遊べるので一度プレイしてみてはいかがだろうか。
え?『II』?元々海外市場向けに製作したため、難易度が高くなって日本ではあまり売れませんでしたが、何か?
(それでも主人公の動きさえマスターすれば、意外とサクサク進める難易度)


MUGENにおけるサタン

MUGENでは、社長氏が制作している。『I』準拠で常時ハイパーアーマー持ち。
戦闘が始まると画面に表示されるゲージが原作風に変化する。
初めはあまり強くないが、一度撃破されると第二形態に移行し、攻撃方法が強化される。
しかもただ攻撃するだけではダメージを与えられず倒すにはコツが必要。非常にAI殺しなキャラクター。

出場大会




3.女神転生シリーズのサタン

「我はサタン 神に遣われし裁く者」


初登場は「デジタル・デビル物語 女神転生Ⅱ」。ラスボスである唯一神の前座として戦うことになる。
真女神転生Ⅱにも登場しており、こちらは人造人間ザインが「全てを裁く者」としての記憶を取り戻し、邪龍セトと合体することでサタンとして復活。
カオス・ニュートラル両ルートにてこちらもラスボスの前座として戦うことになる。
……もっとも、前座と言いながら攻撃性能で唯一神を上回っている為、普通に唯一神よりも強い。むしろ「サタンがラスボス戦で唯一神戦は消化試合」などといわれるほど。
ロウルートでは主人公の仲魔となり、ルシファーを打ち倒した後地球と地球を相位を同じくする異界を全て焼き払う超兵器メギドアークで最後の審判を執行。
そのまま唯一神へと謁見するが、唯一神自身をも「法を犯した」と判断して反旗を翻し、主人公と共に戦いを挑む。
神の命により人々に堕落の誘惑を試練として与えているというエノク書における設定が元になっているため、真Ⅱの種族は大天使と神霊。
「デジタルデビルサーガ アバタール・チューナー2」では魔王、「デビルサバイバー2」では堕天使となっている。
なんだかんだ言って自分たちの都合や神の意思がどうであるか、というのが判断基準になりがちなLAW勢力の中にあって、
冷徹なまでに「法に照らし合わせてどうであるか」という判断と思考のみを行う存在であり、
そのLAWを極めつくしたような性格から、神にも反逆を行う為、スタッフからも「ある意味でNEWTRAL的な存在」とまで言われている。


MUGENにおけるサタン

アルダー等を製作しているはぐれ者氏によるものが公開されている。
3Dモデリングを使い、真Ⅱのザイン時の外見で製作されている。
AIも既に製作されており、派手な動きを見せてくれるので一見の価値有り。

出場大会




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