スパロボではF完結編で参戦。一環してミリアルドの搭乗機体だったが、味方にならないので印象は薄い。
ボスユニットだけあって機体性能は悪くないのだが、武器射程が1しかないため遠距離攻撃で袋叩きにされるのが常な悲運の機体でもある。
『64』では武器射程が3に上がり、ルートによってはゼクスと共に味方になるが、
終盤でトールギスIIIとの二択(ばらしてトールギスIIIの部品にするか否か)となる。
変形できないことを除けば、トールギスIIIの方が性能が高く、かつエピオンの武装が全て使えるので、多くの人はトールギスIIIを選択するだろう。
『α』でも登場したが、ゼクスがすぐにトールギスIIIに乗り換えるため、やはり印象は薄い。何故かドロシーがMA形態に乗ってたけど
ヒイロが乗るシナリオもあったが、ルートによっては見られないので多くの人には記憶がないだろう。
『D』で登場した時は第一話から使えるので、多くのエピオンファンは狂喜乱舞した。
射程さえ補えば、性能もかなり使い勝手がよいので、『D』で初めて使えるようになったギュネイや逆襲版シャアと共に使っていた人は多いだろう。
この様に、参戦したとしてもトールギスIIIにポジションを奪われたり、
そもそもTV版があまり参戦しないため、スパロボで活躍したという印象は極端に薄い。
そろそろ戦艦ぶった斬る程のビームソードが見たいものだ。ってか、毎回ヒートロッドの方が強いってどうなんだ。
そんな長き冬の時代を過ごしていたが、『第2次Z再世篇』で遂にファン待望の超性能のエピオンが登場。
射程1~6まで伸びたヒートロッドと、 必殺技「ビームソード最大出力」が通常・マップ兵器版両方で追加され、大幅なパワーアップを果たした。
展開上、自軍・敵軍のどちらでも登場機会があり、敵の場合は移動後使用可能(!)なマップ兵器版「ビームソード最大出力」を常に警戒する必要がある。
幸い、ヒイロ狙いである事が多いので(エピオンが出てくると大抵強制出撃の)ヒイロを戦艦に引っ込ませなければそこまで使われない。
『Gジェネレーション』シリーズでは高性能なのは高性能なのだが、戦艦を斬るほどのビームソードはマップ兵器扱いで、
通常は標準的な威力のビームソードとヒートロッドしか使えないため、 使い勝手が良いとはお世辞にも言えなかった。
しかし、『GジェネWARS』にて戦艦斬りが単体版でも別武器として実装。
威力もかなり高く、射程も3まであるという高性能なので一気に使い勝手が上がった。
…が、ゼロシステムのせいで格闘武器の威力に関わるテンションが低めの状態が長いという仕様が入っているため、
折角の高火力を発揮出来ないという酷い状態になっている。補強したいなら、 彼女のザクの力を借りよう。
…とか言っていたら、OVER WORLDにてゼロシステムの仕様が変更され、テンションが強気始動になったため、使い勝手がさらに上がった。
さらに漫画「敗者たちの栄光」でEW版が登場した事を受けてTV版の他に EW版が登場。
武装もアビリティも全てTV版と同じ完全上位互換というEW版にあるまじき好待遇である。 元々TV版からあまり変わってないからとか言わない
『機動戦士ガンダム ガンダムVSガンダムNEXT』では、『W』枠から最高コスト機体として参戦。
高めのブースト性能を活かして敵陣に突撃、ビームソードとヒートロッドを駆使した多彩な コンボでダメージを稼ぐ近接特化機体である。
…というか モビルアシスト含めて射撃武器が一切ないので近接戦しかできない。たしかに 原作再現といえばその通りなのだが。
ビームソードによる攻撃は同一の技以外で キャンセルが効くため、一度刺さればメッタ斬りにできる。これは爽快。
ただし、キャンセルを利用した コンボ前提でダメージを設定されているため、単発ダメージは低い。
このため、どうしてもコンボの尺が長くなりがちである。下サブ派生を加えればなんとかなるが。
…が、本作ではほぼ全ての行動をブーストダッシュでキャンセルできる「NEXTダッシュ」(以下「ND」)というシステムがあるため、
「射撃⇒NDで隙消し⇒射撃⇒NDで・・略」という 弾幕張りが強力。
仕掛けるにしろ、コンボを完走するにしろ、常に執拗な射撃が飛んでくるのである。
更に、NDがある上に着地 硬直の大きい本作では、着地取りができるか否かはダメージソースを大きく左右する大問題。
この2点において射撃の無いエピオンはかなり割を喰っており、しばしば最弱機体として名が上がることも…。
特に ターンXに対して、PSP版のNEXT PLUS攻略スレで 「タイマン不可能」「相方にロックされている間に闇打ちを狙うしかない」という結論が下された。
と言ってもターンXに限らず、カウンター持ち機体( マスターガンダム、試作一号機FB、 ガンダムシュピーゲル等)相手のタイマン戦においては、
相手のブースト残量を読んで着地を狙うしかないのが実情なのだが。
尚、 低コスト機のアレックス(分かってると思うが ハイパーボッ!は使わない)に 致命的に相性が悪い。
格闘を弾くチョバムアーマーのおかげでそれを剥がすのに数発殴りかからねばならない、
またチョバムアレックスは格闘弾きを生かした押しつけが光る 格闘殺しの格闘機、完全に相手の土俵である
まず後者だが、これは常に前線にいることで一応解消できる。
というより、高コスト機かつ射撃の無いエピオンは、前線に出ざるを得ない。
が、射撃での反撃ができないエピオンが前線にいると、それだけで集中砲火を喰らうこと間違いナシ。
そのため、問題は結局「いかにして射撃に耐えて格闘を当てるか」に集約される。
ブースト性能の高さは確かに好材料となるが、いかんせんこれだけでは限界がすぐに来る。
かといって射撃戦はできないので根本的な対処は不能。
そこでモビルアシストの「通常射撃を無効化するバリアを展開する」ビルゴIIを使う。これで多少はマシになる。
アシストの移動速度は遅いので、高機動のエピオンに追いつけない場面は多いものの、コンボ中のカット防止には役立ってくれるのだ。
…ただし、防げるのはあくまで通常射撃なので、照射系射撃はブチ抜かれる。
そのため、照射系射撃を気軽に撃ってくる ウイングガンダムゼロあたりには気休めにすらならない。
また、カット防止はできても、格闘するために近寄っている間に役に立ってくれるかはエピオンの動き方次第。
これに関してはアシストも含め もはやプレイヤースキル頼みである。
ここらへんが最弱機体として名が上がる最大の原因と言えよう。
実際、上級者の操るエピオンはアシストとシールドガードで巧みに射撃を防ぎ、猛烈な勢いで一刺ししてくるため、いざ敵に回すとかなり怖い。
ちなみに、同じ最高コスト格闘機の ゴッドガンダムと ∀ガンダムには追いつめられると明鏡止水と月光蝶による火力の強化があるのに対し、
エピオンにはそれがない。
性能面でも色々負けてるのにこの仕打ちである。
ただ、腐っても格闘機なので格闘の火力の高さ、コンボの多彩さは全機体随一である。
それが多くの職人プレーヤーの心を鷲掴みにしまった為か、
攻略スレの総数が全機体の中でトップクラスに多く、初心者お断りのスレッドも立った程である。
火力の高さについては明鏡止水を発動させたゴッドに負けるが
その多量の研究の成果もあって最終的には機体ランクは最下位争いから脱出しており、
スタートラインは低い位置ながらも、小ネタ等を確り使いこなせば3000相応の強さと理不尽さを持っている、という評価になっている。
なお、本作のボス戦では相手が ハイパーアーマー持ちなので、「 勇猛果敢に斬りかかったと思ったら自分がブッ飛ばされていた」なんてのも日常茶飯事。
尤も、攻撃が当たった瞬間は一瞬ボスの動きが止まる上、ダウン値の上限に達すると行動不能モーションに移行するので、
斬りかかるタイミングを選び、コンボの構成をちゃんと考えればダウン値を一瞬で溜めて一方的に攻撃し続けることもできる。
がんばればボスラッシュルートだって完走可能(かなりの技量が必要だが…)。
ちなみに、射撃の無いエピオン同士の戦闘がどうなるかといえば…まさに2on2格ゲーそのものである。
次作『EXTREME VS.』ではTV版『W』自体の参戦枠がなかったために参戦できなかったものの、
更なる続編『FULLBOOST』ではTV版ウイングゼロが参戦した事で参戦枠が復活、そして2013年10月めでたく参戦した。
FBにおいても『NEXT』時代に近い純粋な格闘機体であり、
更にアシストのビルゴも失ったため ゲーム中で唯一武装ゲージが存在しない清々しい機体となった。
基本的な部分はラッシュ格闘、ホーミングダッシュなどNEXT時代の仕様に近く、
新武装として、特殊格闘による移動技や機動力が著しく下がる代わりに格闘性能をアップさせる換装武器「ビームサーベル出力変更」が追加。
更に覚醒技として、バルジを叩き斬った際の最大出力ビームサーベルが使用可能となっている。
バルジ斬りは単発威力こそ200前後と覚醒技にしては安いものの、
格闘からキャンセルして発動可能で動作時間も短く素早いとコンボ向けの性能であり、カット耐性にも優れている。
戦術は前作と変わらず、強力なサブ各種や高性能格闘、HDと移動技を使った接近、そして格闘戦でのゴリ押しが主戦術となる。
移動技の追加により弾幕機体にもある程度強くなったものの、依然として一部の機体には苦戦を強いられる。
更に前作から顕著な弱体化点として 各技のダメージ補正がきつくなった。
これのお陰で適当なラッシュ格闘ではまったくダメージが伸びず、効率のいいコンボレシピを選んでも平均して200前後のダメージと、
3000及び格闘機とは思えない低火力になってしまっている。
また、他の格闘機と違い「安定した汎用コンボ」や「虹ステを使ったカット耐性のあるコンボ」が存在しないため、
ラッシュを使ってその都度コンボを選んでいく必要がある。
しかし、全機体最高峰の性能で射撃バリア 判定も持つサブ射撃の各種ヒートロッドと、
神速の発生を誇り補正の重さ以外は3000に相応しい破格の性能の後格闘のヒートロッドによる近接性能は圧倒的。
格闘とロッドの間合いに相手を捉えてからの攻めは圧倒的で、エピオンに無対策なプレイヤーや近距離戦が苦手な機体が相手であれば、
反撃も逃走も許さずにコンボと起き攻めで殺し切ることもできる。
だがゲームの性質上、待って相手を迎撃するほうが有利な機体が上位を占める待ちゲーの環境であったため、
近距離メインのエピオンは最上位の機体(ウイングゼロ(TV版)やリボーンズガンダムなど)と致命的に相性が悪く、
機体ランクはV2やストライクフリーダムと並び最下層である。
ただし、それはあくまで最上位ランクの機体が戦場にいる場合であり、中堅以下のエピオンとの相性が悪い機体や、
一部を除く低コスト相手には最上位ランクの機体に負けず劣らずな理不尽さで圧殺出来る。
『マキシブースト』では新たな攻撃手段の追加はなく、基本はそのままにキャンセルルートの追加や補正の緩和など上方修正が入った。
しかし補正が緩和されたとはいえまだまだ上位格闘機のような爆発的火力を手軽に出すことは難しく、
手軽さとは無縁のテクニカルな格闘機という立ち位置は変わらず。
マキシブーストでは他の3000機体の下方修正に加え、接近戦における強さが再評価されたことで、
過去作品での「3000最下層」という不名誉な立場からの脱出には成功。
「敵機体・相方との相性に左右される面はあるが、一度噛み付けばワンチャンスから流れをひっくり返せる力を持った格闘機」
という評価に落ち着いている。
『マキシブーストON』では、ラッシュ時の前格闘・横格闘・各特殊格闘派生にブーストゲージを消費しないという理不尽仕様となり、
他にも様々な強化を受けて最上位争いに加われるまでの地位に上り詰めた。
…が、流石にラッシュ時のブースト無消費は理不尽すぎたため、後に各特殊格闘派生以外はちゃんと消費するようになった。
『 ガンダム無双』シリーズでは1作目からウイングガンダムゼロと共に参戦。
当時他のゲームで不遇な扱いを受けがちだったエピオンも、こちらではまともな性能となっている。
他のゲームと同様、原作通り射撃武装を一切持たない(ただし一部武装が射撃属性になっている場合がある)が、この作品ではあまり問題にならない。
タイマン戦に強く、やや苦手な集団戦もヒートロッドなどの広範囲攻撃で戦える。
敵を引き寄せるスキル「マグネティック・ハイ」をつけると付けると更に殲滅力が上がる。
1作目では謎の惑星の上で歴代ガンダムシリーズの各勢力が入り乱れて戦うオリジナルモードで使用できる。
ミリアルドは ドモン・カッシュの ゴッドガンダム、エルピー・プルのキュベレイMk-IIと共に戦う。
ハマーンのキュベレイとの対決でクワトロのような台詞と動きをしたり、アムロがヒートロッドに反応するイベントが存在する。
さらにプルを使った場合のエンディングではこの3機で 流派東方不敗の演舞をするという凄いシーンがある。
『ガンダムトライエイジ』では、「鉄血の4弾」で漫画「敗者達の栄光」のデザインのエピオンが「ガンダムエピオン(EW版)」として参戦。
パーフェクトレアと「クライマックス決戦キャンペーン」のキャンペーンカードの2枚が収録。
Pレア版はアタックが高くスピードも高めの速攻型ステータス。アビリティは変形して攻撃を回避したあとに反撃する「変形」。
CP版はアタックが高いステータス。アビリティはメイン攻撃時にアタックと必殺が上がる「決戦」。
必殺技は「ナイト・オブ・スピリット[EW]」。MA形態で相手に接近し、
相手の近くでMS形態に戻りヒートロッドで一撃した後、ビームサーベル最大出力で袈裟斬りを放つ。
次の「鉄血の5弾」ではTV版デザインのガンダムエピオンが参戦。モーションなどはEW版と同じ。
マスターレアで収録。
スピードが高いステータス。アビリティは先攻時に相手の防御効果を無視した攻撃を行う「速烈」。
必殺技は「ナイト・オブ・スピリット」。演出はEW版とほぼ同じ。
射撃武器を持たないため、通常攻撃で射撃武器を使用するガンナーの場合はヒートロッドを振り気弾のようなものを飛ばす。
専用機パイロットはミリアルド・ピースクラフトとゼクス・マーキス。いずれも鉄血の4弾で参戦。
ミリアルドはパーフェクトレアで登場。
アタックが高めのステータスと高レベルアタックバースト、単機でロックオンした時に戦闘中相手の防御を0にするスキルを持ち、火力が高い。
ゼクスはコモンのみ。
スピードが高めのステータスとコモンながら中レベルのスピードバースト、
ガンダム系を攻撃した時に一時的にスピードが上昇するスキルを持ち、スピード勝負に強い。
一時的にウイングガンダムゼロに搭乗しているが、ゼロに乗せても専用機補正は無い(ヒイロをエピオンに乗せた場合も同様)。
リーオーはゼクスのみ専用機補正が付き、ミリアルドは付かない。同一人物なのに専用機が違う珍しい例である。
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