メリクリウス

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メリクリウス - (2010/11/23 (火) 10:55:20) の編集履歴(バックアップ)


「そんな甘い考えで戦っていたのか。 無駄だったな…トロワの死も…!」


サンライズ製作のTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツ。

  • 形式番号 OZ-13MSX2
  • 頭頂高 16.3m
  • 重量 7.3t
  • 装甲材質 ガンダニュウム合金
  • 武装 クラッシュシールド、プラネイトディフェンサー×10、ビームガン

作中の敵勢力であるOZに作られた試作型MS。兄弟機に『ヴァイエイト』が存在する。両方ともOZに拘束されていたガンダム開発者5人によって製造された。
彼ら5人が共同開発して生まれた初のMS『トールギス』の製造・運用コストの悪さを反省し発想を転換。
機能を2つの機体に分割しそれらを徹底的に追求・特化、同時に単機毎の大型化の抑制を図った。
そして、2機1組での連携運用を前提とし、互いの機能を補完し合う事で総合的な汎用性を付加しようとしたのである。
なので、コンセプト上ではトールギスの発展系であるが、実際は量産型MS『トーラス』をベースとしている。
また、この機体は戦闘用AIである『MD(モビルドール)』開発のテストベースとしても使われ、
その装備は、後に生まれるガンダム史上最強最悪の量産型MS『ビルゴ』へと継承される事となる。

メリクリウスの名前は、ローマ神話の神「メルクリウス(マーキュリー)」に由来する。機体のコンセプトは『最強の盾』
そのコンセプト通り、装甲にはオペレーションメテオの5機のガン同様ガンダ二ュウム合金(ガンダリウム合金ではない)が使われ、さらにビームソードとしても使える盾、『クラッシュシールド』も持っている。
それらに加え、背中に円盤状のフィールドジェネレーター『プラネイトディフェンサー』も装備している。
この装備が厄介で、円盤を機体周りに配置・起動させると、円盤の間に強力な電磁フィールドを作成、
これによって、外からのビーム攻撃などをほぼ受け付けなくなってしまう(バルカンなどの実弾兵器も跳ね返してる描写有り)。
貫けるビーム兵器はウイングのバスターライフルなどごく一部の兵器で、この機体自体が実弾武器にも強いためとんでもない堅さとなる。
さらに電磁フィールド自体は貫けるとはいえ、円盤本体を盾にして使い潰せばコロニーを一撃で破壊できる
ツインバスターライフルにさえ数発は耐えられてしまう。
……防御機能特化型とはいえ鉄壁にも程がある。
この装備が後にビルゴにも装備されたため、ガンダムチームはより苦戦することとなった。

作中ではOZに捕まったヒイロが「ガンダムが扱えるなら難なく乗りこなせるだろう」という理由で乗る事となり、
ヴァイエイトに乗っていたトロワと共に、ウイングゼロで暴走したカトルと対峙する事となる。
二人掛かり、さらにトロワの説得でカトルが錯乱してたとしても、最終的には互角にまで持ち込めたため、
そのスペックの高さは計り知れないだろう。
そうしてOZに捕まったウイングゼロにはデータ収集のためヒイロが乗せられたが、同じように暴走。
彼を止めるために今度はカトルがメリクリウスに乗り込み、そしてゼロを破壊するためにメリクリウスを自爆させる(が、ゼロは残った)。
また、後にMDを搭載したヴァイエイトとメリクリウスがデュオの前に現れる。
その際、前に乗っていたトロワとヒイロのデータを使っていたが、成長したデュオとデスサイズヘルに難なく倒されてしまった。
この他、漫画作品『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』には発展機のメリクリウス・シュイヴァンが登場している。
プラネイトディフェンサーの数が倍増され、攻撃にも応用できるようになった。

+ アビリティレベル
アビリティレベル(リーオーをオールレベル100として換算)
  • ファイティングアビリティ:レベル150
  • ウエポンズアビリティ:レベル100
  • スピードアビリティ:レベル125
  • パワーアビリティ:レベル130
  • アーマードアビリティ:レベル130


(以上、Wikipediaより一部転載、改変)

ゲームでは、『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』や、
『SDガンダムGジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズなどにも登場している。

+ GジェネにおけるPディフェンサーの悪夢
上記で書いた通り、プラネイトディフェンサーは極悪な性能を持つが、それはGジェネにおいても変わらず、
『GジェネレーションF』では、なんと『遠距離攻撃は(ファンネルなどNT兵装除いて)すべて常時無効』というチート性能だった。
原作で貫いたウイングのバスターライフルももちろん無効、他のガンダム達の遠距離も無効、
特に設定されてないはずのミサイルやマシンガン等も無効だった。
射撃武器しかない機体はもれなく詰む。
とはいっても、メリクリウスが敵として登場するのはシュイヴァンの方が1回だけなので、本当に恐ろしいのは量産型の『ビルゴ』、『ビルゴII』の方だが。
『NEO』などにおいては無効ではなくダメージ減少になったものの、発動するタイミングや対象はそのまま、
ダメージの減少量も多いため生半可な攻撃では結局無効化され、厄介なことには変りない。
『WARS』では晴れて『常時』ではなく『コマンドで防御を選んだ時のみ』になったのだが……
ビルゴのAIが「こちらから攻撃する際に射撃があると防御する」チキンAIと化した上にダメージ減少から無効に戻った。
モビルドールパネェっす……

このようにGジェネシリーズにおけるプラネイトディフェンサーは徹底的にウザく、
しかもビルゴ系MSは大量に登場するためガンダムW系の後半ステージはプレイヤーにとって悪夢と化す。


+ スパロボにおける活躍
『スーパーロボット大戦』にも登場している。しかし、主に登場する時はイベント戦か雑魚戦でしかなく、
プラネイトディフェンサー自体もそこまで脅威ではないのでいまいち印象薄い。Gジェネとは雲泥の差である。
唯一自軍で使えるのは『スパロボD』で、ある条件を満たすと自軍に機体が加入してくる。
しかし、相方のヴァイエイトの方がかなり使い勝手がいいので、やっぱり印象は薄い。弱くは無いんだが、
真面目に使うと劣化デスサイズ、サンドロックとなるため、使うなら愛を込めて使おう。

+ ガンダムV.S.シリーズでの活躍
「ガンダムV.S.ガンダム」と続編「~NEXT」に、ガンダムヘビーアームズのアシスト(所謂ストライカー)として登場。
どうやらヒイロが操縦しているらしい。
呼び出すとヘビーアームズを一定時間追従し、相手の射撃攻撃に反応して3回までプラネイトディフェンサーを繰り出す、防御型のアシスト。
プラネイトディフェンサーはビーム兵器以外にもマシンガンやバズーカも防ぐ。
つまりガンダムエピオンのアシストのビルゴⅡと同性能である。
しかしエピオンとヘビーアームズでは性能が真逆と言ってもいいくらい違うため使い方も大きく違う。
これで相手の射撃を無効化しつつ、ヘビーアームズの強力な弾幕を一方的に叩き込むことが主な使い方。
欠点としては、ツインバスターライフルなどの照射系ビームや爆風、格闘は防げない点。
また、移動速度が遅い為、防御が間に合わない事も多々。
メリクリウス本体にも当たり判定があり、破壊される可能性もある。
それらを差し引いても優秀な部類のアシストではあるが。
最新作「~EXTREME V.S.」ではアシストの座をサンドロックに譲っている模様。



原作性能

SFC版『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』にて登場機体の一体として登場。
飛び道具の使い勝手がやや悪いものの、プラネイトディフェンサー端末やクラッシュシールドを使ったリーチの長い武器攻撃を持つ。
特に協力な必殺技が竜巻コマンドの プラネイトディフェンサー 発生が非常に遅いが、成立すればビームどころか 投げ以外の全ての技に対して無敵 。技中はゲージが減り続け、0になるまで持続する。また、投げられても終了する。
これをやられると相手はゲージが無くなるまで耐え続けるか、間合いに入り込んで投げるかしか打つ手がない。



MUGENにおけるメリクリウス

Mouser氏製作

効果音等が足らない部分があるが、概ね原作再現である。
AIはまだ搭載されてない。

taurusac195氏製作

こちらも概ね原作再現だが、標準でAIが搭載されている。
同氏製作の他のガンダムキャラ同様『ガンダム・ザ・バトルマスター』仕様になっており、スウェーが追加されている。
同氏製作のヴァイエイトとタッグにすると弾幕とスウェーによる攻めがなかなかに厄介である。

出場大会