imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (翔のメガクラッシュ.gif)
ベルトスクロールアクションゲームで、敵に囲まれた時などに使う緊急回避技。
スモークボム!ホアアーッ!!
緊急回避と言っても
無敵時間を伴う前転や後転ではなく、攻撃を無敵状態でかわしつつ周囲の敵に攻撃する技で、
一対多数で敵と戦い背後から攻撃を受けることの多い同ジャンルならではの技(システム)である。
メガクラッシュという名称の初出はシューティングの『
ロストワールド』で、
他にも『
グラディウスⅢ』や『1943』などシューティングゲームでこの名称が使われる事があるが、
シューティングは「ボム」とか「ボンバー」の名前が定着しており
「メガクラッシュ」と言えば主にベルトスクロールACTゲームの緊急回避技のことを指す。
基本的にカプコン製ベルトスクロールACTに多く見られるが、他社製作品でも非常に多く見られるシステムで、
名称こそ違えど
- 攻撃ボタンとジャンプボタン同時押し
- 周囲の敵を攻撃するモーションでキャラの前後を攻撃
- 無敵
- 代償として少し体力を消費し、敵に当たらなかった場合は消費しない
- 体力がゼロだと使用不可
など共通している物が多く、同ジャンルにおけるゲームシステムのテンプレの一つとなっている。
なお作品によってはスーパーメガクラッシュなどの上位技があるが、ここでは割愛する。
格闘ゲームにおけるメガクラッシュ
必殺技などにアレンジされた(元)メガクラッシュ
ガイの武神旋風脚や
ハガーのダブルラリアット、
キャプテンコマンドーのキャプテンコレダーなど、
ベルトACTゲーム出身のキャラはメガクラッシュをモチーフとした技を持っている事が多い。
無敵技として相手の攻撃を返す用途に使えるものも多いが、さすがに食らい中に出せるところまで再現されたものは少ない。
マキなどは原作同様、体力が少し減るところまで再現されている。
システムとしてのメガクラッシュ
ポケットファイターやタツカプなど、共通システムとして同名称で採用されている他、
名称は違うが
緊急回避技という共通システムがある作品も多く存在する。
システムとして格闘ゲームでの初出は、やはりベルトスクロールACTが原作の『
サイバーボッツ』(ギガクラッシュ)で、
その他『
サムライスピリッツ 天草降臨』(怒り爆発)、『ポケットファイター』など採用されている作品は多いが、
2D格ゲー史において一つのパイオニアとなったのは『
GUILTY GEAR XX』の「
サイクバースト」であろう。
それまでも喰らい中に発動が可能な物はあったが、一度しか使用できないor大きくパワーダウンするなど代償が大きく
使い所が限られていた切り札的存在、もっと言えば
使わなくてもいいシステムだったが、
サイクバーストは比較的多用できる
使うことを前提としたものであり、より密接に試合展開に関わるようになったのである。
「
バースト抜け」「
バースト狩り」など、同システムを指してバーストと呼ぶ場合も多く、
これ以降「攻撃喰らい中に発動して仕切り直す」という
喰らい抜けシステムを採用した作品が増え、
特にアークシステムワークス製作の作品に多く見られるようになった。
しかし、同時に
ガードキャンセル等と同じようにシステム・駆け引きの複雑化に拍車をかけ、初心者離れに繋がった点も指摘されるだろう。
この辺りは格ゲーのみならず全てのゲームジャンルの宿命と言えるかもしれない。
当然作品によってシステムの細かい仕様は変わるが、
- 全身からオーラ等を出して攻撃、あるいは全身無敵
- 使用にはゲージなど何らかの代償が必要
などはほぼ共通している。
それ以外での特徴で大まかに分類すると、以下の性能があげられる。
・攻撃喰らい中に発動可かどうか
要するに喰らい抜けが出来るかどうかであり、これの有無がその仕様用途に最も大きく関わる。
GUILTY GEAR XX以前は喰らい中に発動できない作品が多く、以降は出来る作品が多い。
これはサイクバーストの影響も大きいが、最近の格ゲーが立ち回り重視のゲームから
自分の攻めを相手に押しつけるいわゆるコンボゲーにシフトしつつある、というのも多分に影響しているだろう。
ワンチャンスから大ダメージを奪え、相手の連携から脱出が困難なことの多いコンボゲーに
この喰らい抜けシステムが採用されたのは自然な流れだったのかもしれない。
もっとも、穿った見方をすれば「調整の難しいコンボゲー」だからこそこのシステムが採用された作品が増えたとも言え、
喰らい抜けシステムがあるから永久・即死コンボが通常コンボでも大丈夫だよね!という作品もちらほら見られる。
・ヒットした相手の状態
発動時に出る攻撃判定は低・ノーダメージだが、代わりにヒットした相手を特殊な状態で吹き飛ばす物も多い。
その多くはダウン回避不能で、それにより攻勢に転じることが出来るのだが、中にはその後の攻めが確定する物もある。
一例を挙げるならKOF2000の各モード発動は吹っ飛んだ相手がダウン回避不能になるので、
それを
ジョー東などダウン追い打ちできるストライカーで拾って攻撃できたりする。
カウンターというより連携の一種として使う、喰らい抜けが守りならこちらは攻めのメガクラッシュである。
いわゆる金バーストも、相手に当てる事が目的という意味ではこちらの分類に入れられるかもしれない。
近年ではタツノコvsカプコンが代表的な作品であろう。
・発動した後の自キャラの状態
発動後にパワーアップしてその後の展開を有利にする物も多く、この場合発動時の攻撃判定は副次的な効果と言える。
代表的なものはサムスピシリーズの怒り爆発で、『わくわく7』(スーパーモード)や『
MELTY BLOOD』シリーズ(強制解放)、
『
アルカナハート』シリーズなど非常に多く、逆にパワーダウンする物は意外にもポケットファイターのみである。
それぞれの細かい仕様は各作品参照のこと。
- メガクラッシュ、あるいはそれに類似したシステムを採用している作品(赤:喰らい中可 緑:ガード中可 黒:通常時のみ)
- ポケットファイター(メガクラッシュ)
- サイバーボッツ(ギガクラッシュ)
- サムライスピリッツシリーズ(怒り爆発)
- わくわく7(スーパーモード)
- ファイティングレイヤー(スーパーイリューション)
- KOF2000(カウンター・アーマーモード)
- GUILTY GEARシリーズ(サイクバースト)
- MELTY BLOODシリーズ(強制解放・サーキットスパーク)
- アルカナハートシリーズ(アルカナフォース・アルカナブラスト・アルカナバースト)
- Fate/unlimited codes(魔力開放)
- BLAZBLUEシリーズ(バリアバースト・ブレイクバースト)
- タツノコvsカプコン(メガクラッシュ)
- デモンブライド(ブライドパージ)
- エヌアイン完全世界(完全世界)
- 東方萃夢想(霊撃)
なお、任意発動でなく自動発動も含めるなら、真サムや
豪血寺一族2以降のものも類似システムと呼べるかもしれない。
奇しくも両作品とも「怒り爆発」である。
MUGENにおけるメガクラッシュ
MUGENでは上記の他、ベルトスクロールアクションのキャラにはアレンジ技としては勿論、
原作再現として原作仕様のメガクラッシュが実装されている事が多い。
- メガクラッシュのアレンジ技を持っているキャラクター
- 原作仕様メガクラッシュが実装されているキャラクター
+
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MUGEN用メガクラッシュCNSの一例 |
技のCNS内に以下の記述を記入することで「相手にヒットさせると自分の体力が減る」という処理ができる。
[State 1020, メガクラッシュを当てたときのライフ減少]
type = LifeAdd
value = -50
trigger1 = movehit = 1 ;「movehit」でないのは、「技が当たった瞬間の1フレームのみ」という意味にするため
trigger1 = hitcount = 1
absolute = 1
persistent = 0
ignorehitpause = 1
CMDファイルのメガクラッシュ用の技を出す部分に、以下の条件を追記する。
こうしないと規定の体力が残っていない時にも出せるようになってしまい、 自爆技になってしまう。
triggerall = life > 50
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