スポポビッチ

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スポポビッチ - (2022/09/26 (月) 09:09:51) の編集履歴(バックアップ)


鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』の登場人物。
担当声優は 江川央生 氏。
魔道士バビディに操られていた大柄なスキンヘッドの地球人。
魔人ブウを甦らせるために必要なエネルギーを集める為に天下一武道会に出場する。
元々は、かつてミスター・サタンに敗れた経験もある平凡な格闘家(天下一武道会の予選を突破する程度の強さはあった)だったが、
バビディの魔術により限界を超えて強化されており、既に並の人間よりも遥かに強くなっていたビーデル(サタンの娘)をも圧倒。
その後悟飯のエネルギーを吸収する事に成功し逃げ去るが、吸収したエネルギーを提出した後、
悟空達に尾行されていた失態を理由にバビディに用済みとされ、
彼の魔術によって体が膨張・爆裂して死亡した(それも原作では数コマ、アニメでも1分以上も使っているため普通にグロい)。

…とまあざっくり言うと「ちょっと活躍した雑魚キャラ」程度の扱いなのだが、
観衆が見ている中で動けないビーデル相手に一部の人にはたまらない壮絶な残虐行為を繰り広げたことで、
同じくバビディに操られていたヤムーの印象が霞むほどの強いインパクトを残したキャラである。
ただ単に巨漢の悪党が実力で劣る女性格闘家をいたぶるだけならそれこそ格闘ゲーム等でもよくある話で、
ジャンプ連載バトル漫画で女性の戦闘要員が酷い目に遭うこと自体も決して珍しくないため、
それだけだったら話題にならなかったかもしれないが、
ボディブローで吐血させるわ、顔面に膝蹴りを入れて前歯をへし折り鼻血を出させるわ、ダウンした所を思い切り頭を踏み付けて悶絶させるわと、
格闘家とはいえ小柄な少女相手にする仕打ちとは思えない生々しさと痛々しさを併せ持った描写だったのが深い印象を与えてしまったのである。
それも当時のビーデルというと、ドラゴンボールにしては珍しくラブコメチックなエピソードを積み重ねて、
悟飯といい感じの関係を築いている真っ最中の中々微笑ましいヒロインキャラだったのだが、
そんな彼女が悟飯の眼前で正体不明の巨漢に情け容赦なくズタボロにされるというギャップも凄まじかった。
特に引き延ばしで有名なアニメ版は平常運転でこの残虐ショーを2話跨ぐ形で引き伸ばしてしまい
原作の描写に加えて数十発の顔面突き・ボディブロー・肘鉄・膝蹴りを延々と食らい続け
完全に勝機を失ったビーデルが顔面を踏みつけられて悶え苦しみながら「負けたく……負けたくないよぉ……」と悔し涙を流すという、
余りにも凄惨な放送事故光景をゴールデンタイムに放送することとなった。
『ドラゴンボール改』で放送された際は引き延ばし部分はばっさりカットされているが、
それでもこの回のインパクトは色褪せないようで、ツイッターのトレンドにスポポビッチの名前が載ったほど。
その為、当然ながらゲーム作品では悟飯一家に完全に敵視されている。
また、試合の中で反撃したビーデルがスポポビッチの首を折ってしまい、スポポビッチの頭が180度後ろを向くという、
それはそれでショッキングな場面があったりもする。ちなみに自力で元に戻した
(実は悟飯やクリリンも首の骨を折られた事があるが流石にここまで酷くはない。こっちは悟空が無理矢理仙豆を飲ませて回復)。

前述のようにバビディによって操られ強化されており、舞空術や気功波まで使いこなすレベルになっている。
そして、このバビディによるスポポビッチの異常なパワーアップは何気に後の伏線である。
ちなみにスポポビッチは昔はフサフサの長髪だったのだが、バビディに操られて以降はスキンヘッドになっている。
ヤムーも昔の髪型は不明だが同じくスキンヘッドであり、それ以外のバビディ一味もダーブラを除き、(元々だろうが)全員髪の毛が無い。
この事から「バビディに操られると髪の毛が抜ける」という可能性も十分にあったワケだが、ベジータはそこまで覚悟していたのだろうか。
バビディに操られた者の特徴として、額(身体の一部)に「M」の模様が浮かび上がるのだが、
ベジータがスキンヘッドになったあげく額にMの文字が浮かんだらまさしくMつるっパゲ王子となってしまい、
色々とシリアスな展開にはなりにくかっただろう。本当に良かった

な、何を怒っているんだコイツ…。

ちなみに、原作終盤に破壊された地球と生物を(極悪人を除いて)復活させた際、コイツとヤムーが生き返った描写は無い
無論DBモブ最大の悪人のライフル銃の男も
彼と同様にバビディに操られていたヤムーが冷静な性格だったのを鑑みるに、洗脳とか関係無く人間性は元々腐っていたのかもしれない。
悪党ではあるが、直接人殺しの類を行っていないピラフ一味や、特例扱いに近いとはいえ、ベジータも生き返っているあたりその可能性は高い。
バビディの洗脳も「標的の悪の心に付け込む」というものだし。

上記の通り、作中での扱いはあくまでも印象に残るネームドモブ程度の扱いなのだが、
『Sparking!』シリーズなど、なんとスポポビッチがプレイアブルキャラとなっているゲーム作品も一部存在する。
『ZENKAIバトルロイヤル』ではバビディとコンビを組んでの登場。
主にスポポビッチを操作し、バビディはオプションという、『CVS2』のチャンチョイと似た構成となっている。
原作通りの肉弾戦の他、「エネルギーをうばうんだよ!」であの尿瓶ランプを使ってエネルギーを吸収する技も使用する。
また、前述の破裂死が「ご用済みだよん」の名で自爆技として搭載。
同作は体力が無くなってもタイムアップか4人中2名がKOされるまでは何度でも復活できるシステムの都合上、
何回でも使用が可能という事に……。もう止めて!とっくにスポポビッチのライフはゼロよ!
こいつがプレイアブルになっている程に登場キャラ数が多い作品では大体ビーデルもプレイアブルキャラになっているので、
彼を使ってビーデルを叩きのめすといういやーな原作再現も可能である。

なお、スポポビッチという日本人にはおかしく聞こえる名前の響きから色々ネタにされている。
しかしこの漫画のキャラには珍しく名前の由来がはっきりしていない
(すもも+ピーチ、サッカー選手のマイケル=デ=スポポビッチ、といった説が存在している)。


MUGENにおけるスポポビッチ

Szowel氏により製作されたスポポビッチが存在する。
基本的な動作は勿論、舞空術や気功波も搭載されている。
エネルギー吸収も超必殺技として搭載されており、ヒットすると追加入力で相手のライフゲージのどちらかを減らすのだが、
最大でライフは4~5割、ゲージは2ゲージも減らせる強力な技。両方を取るよう調節も出来る。
他の超必も強力でクリーンヒットで4~5割減らすのは当たり前な威力。
更にこの攻撃力でATKが50しかなく、標準の100にしてやるとぶっ壊れた威力になる。

出場大会

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