南隊員のパトロール中に空を割って突如山中に出現し航空機を撃墜、
そのまま異次元空間へと姿を消して防衛チームTACを誘き出す。
そして航空機撃墜を目撃していた少年に化けてTACの捜査をかく乱、
自分を養っている老夫婦を利用して北斗に酒を飲ませ、北斗隊員の銃を奪い乱射、
その隙に戦闘機の燃料を抜くなどの破壊工作で北斗、南の両隊員を謹慎に追い込んだ。
TACを山中に引き付けかく乱した後は、役目の終わった老夫婦を殺害した。
さらに山中にTACが来るときに使った戦闘機の母艦に火を点け移動手段を封じ、
自身は空を割って空間移動し、防備が手薄になった富士山麓のTAC基地を襲撃した。
富士山麓でウルトラマンエースと戦い、腕でエースを殴り倒し、尻尾で転ばせるなどの攻撃を使用した。
だが腕からの火炎をバリアで防がれ、頭部の一本角のミサイルもエースの光線で撃墜、
最後はエースの切断技で首を切られて死亡した。
ちなみにエースは切断技を得意とするとよく言われるが、
このバキシムはエースの切断技で最初に劇中で倒された怪獣だったりする。
ちなみに『ウルトラマンA』で空を割って出現した超獣はバキシムとそれ以降のごくわずかであり、
空を割っての出現=バキシムというのがファンの認識だったが、
続編『 ウルトラマンメビウス』ではヤプール関連の演出に全面的に取り入れられ、超獣が全て空を割って登場するようになっている。
『ウルトラマンメビウス』でまたも復活したヤプールの配下として登場。
赤い雨の降った市街地に空を割って顔を出し、調査に来ていたリュウ隊員を目からの光線で異次元に拉致してしまう。
戻ってきたリュウ隊員はヤプールに乗り移られており、戦闘機のシステムに細工を施す事でGUYSのマケット怪獣強化実験を妨害、
その混乱の最中に再びバキシムが出現し、戦力の整っていないGUYSを襲う。
リュウの中のヤプールはミライ隊員の攻撃によって分離し、そのままバキシムに乗り移って戦った。
この時は鼻先からのロケット弾や腕からの火炎の代わりに、鼻先からのビームと、
腕の間をスパークさせて放つ赤黒い光線を使うようになっている。
頭部の一角ミサイルで空中のメビウスを撃墜し踏み付けるなどメビウスを苦しめたが、
戦闘機による援護射撃で脱出されメビウスブレイブへの変身を許してしまい、
最後は光の剣ナイトメビュームブレードによる斬撃技・ブレードオーバーロードで体を斬られて倒された。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』では メトロン星人の配下として登場。
外見はメビウス版と同じだが、ビームや光線は使わなくなっており、
腕と鼻先からのバルカン連射で攻撃する。
空が割れる演出も歴代に比べてスピード感のあるものになっており、
内側からガラスが勢いよくはじけ飛ぶような演出に仕上がっている。
空を割っての空間移動で相手を追撃しバルカン連射で攻撃する戦法を見せた。
肉弾戦能力も高く、レイオニックバーストして暴走状態のゴモラ相手にかなり健闘したが、
結局暴走状態のゴモラには勝てず、超振動波ゼロシュートで倒された。
『 ウルトラマンギンガS』では5話にアンドロイド・ワンゼロにモンスライブされる形で登場。
今回は従来の空が割れる演出ではなく、ワームホールのようなゲートを生みだして空間移動を行う他、
一発限りの切り札だった頭部の一角ミサイルを充填する機能が備わっている。
初戦ではギンガの空中からのキック攻撃を両手で挟んで受け止め、
そのままあの掴みにくそうな手で ギンガにジャイアントスイングを仕掛け投げ飛ばす。
そして起き上った直後にミサイルをこれでもかというほど食らわせて追い詰めるが、
バキシムのSDに意識を潜ませていたヤプールが、バキシムのモンスライブに便乗する形で またしても復活。
「私の道具を許可無く使うな」とライブしていたワンゼロを追い出したヤプールに指揮権を掌握される。
その後 ウルトラマンビクトリー迎撃するために再び召喚され、
ビクトリーの「キングジョーランチャー」と激しい銃撃戦を繰り広げた後、
ギンガと対峙したヤプールに呼び出され、ヤプール&バキシムVSギンガ&ビクトリーのタッグ戦を展開。
自身はビクトリーを相手にするが、「グドンウィップ」による接近戦に圧され、ビクトリーのビクトリウムシュートによって倒された。
敗北こそしたが、並みの怪獣では苦戦すらしないギンガやビクトリーを相手に善戦しており、超獣としての威厳を見せ付けたと言える。
またテレビ媒体では、初めてヤプールとタッグを組んだ超獣という栄誉を得た。
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