ルドル・フォン・シュトロハイム

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ルドル・フォン・シュトロハイム - (2015/03/29 (日) 22:06:09) の編集履歴(バックアップ)


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「我がナチスの科学力はァァァァァァァアアア
    世界一ィィィイイイイ」

ジョジョの奇妙な冒険』第2部「戦闘潮流」に登場する誇り高きナチス・ドイツ軍人。
主な呼ばれ方は「シュトロハイム」。ちょっと紛らわしい名前だが「ルドルフ」ではない。
TVアニメ及びPS3『オールスターバトル』での担当声優は『ストリートファイターIV』のアドンや『戦国BASARA』の直江兼続
『FAIRY TAIL』のコブラ(彼じゃねえぜ!)等を演じた伊丸岡篤氏。

登場時の階級は少佐。再登場後は、大佐に昇進している。
傲岸不遜でかつ登場当初付近に限れば「権力を笠に着たヘタレ」のようにも見えるが、
勇気ある者には立場に限らず敬意を表したり、敵を倒すためなら躊躇無く己の身を犠牲にできるなど、
誇りと愛国心の高さを裏付ける勇気を持ち合わせる。

そしてシュトロハイムのことを語るのならば外せないのがその特徴的な髪型である。
しかし最初からあんな爆発ブラシヘアーだったわけではなく、初登場時は普通の角刈りっぽい感じであった。
それが話が進むごとに なぜかどんどんと外に広がっていき 今日知られるような髪型に変貌したのである。
特に一時退場直前にはかなりとんでもない感じになっているが、再登場後はまだこの瞬間よりは落ち着いた形になった。*1

劇中の活躍

石仮面にまつわる事件によって瀕死の重傷を負ったスピードワゴンを保護して尋問し、柱の男達の1人を復活させ、サンタナと命名。
しかし、サンタナの予想を上回る能力に翻弄され、基地内に甚大な被害を負い、基地に侵入していたジョセフと一時共闘。
サンタナに弱点の日光を浴びせるために自らの足をジョセフに斧で切り落とさせるなど身を挺した行動を取るが、
逆に切断した足の傷口から体内に侵入されてしまう。
最後の手段として手榴弾によって自爆して戦死した。


木っ端微塵に吹っ飛んだのでどう考えても戦死したと思われたのだが、サイボーグと化して復活。
リサリサの元から奪われた作中の重要アイテム「エイジャの赤石」を追っていたジョセフ達の前に現れ、協力を申し出る。
赤石を求めて現れたカーズとの対決では、体に内蔵した機関銃でダメージを与えるものの、体を切断されてしまい敗北する。

さらに再修理を受け、終盤に再登場。
対吸血鬼用の新兵器・紫外線照射装置を装備し、同様の武装で固めた部下達と共に活躍する。
しかしカーズがいつの間にか赤石を隠し持っており、石仮面に装着していたところに紫外線を浴びせかけてしまい、
結果として究極生物誕生という最悪の事態を招いてしまう。
いったん逃走して策を練る時間を稼ごうとしたジョセフに同行し、文字通り身を犠牲にして助けており、最後の勝利へと繋ぐ尽力を見せる。
Part2におけるジョセフの最後の戦闘を見届けた唯一の人物となった。
そしてジョセフの生還を知ることなく、1943年のスターリングラード戦線で誇り高きドイツ軍人として名誉ある戦死を遂げた。*2

小説『恥知らずのパープルヘイズ』では名前のみ登場。
石仮面による不死の研究の責任者になっていた事が作中で解説される。
シチリアにあった石仮面を回収する予定であったが、スターリングラード戦線で戦死したため、石仮面は回収されずにシチリアに残されていた。

一巡後の世界「スティール・ボール・ラン」ではパラレル存在の人物「フリッツ・フォン・シュトロハイム」が登場。
やはり体を機械化して攻撃するものの、さしたる活躍もなくあっさり序盤で姿を消した。

(以上、Wikipediaより転載、改変)

彼の存在は後の漫画やゲーム業界にも多大な影響を与え、格ゲーでは髪型が某アメリカ空軍の少佐にオマージュされており、名前も第三部のキャラからとられている。
「世界一ィィィィッ!」という台詞も様々な作品に使われており、中にはナチスのサイボーグ軍服姿のナマズなど外見もシュトロハイムを意識した格好のキャラクターまでいる(例に挙げたキャラはどちらも悪役だが)。



格闘ゲームにおけるシュトロハイム

カプコンの格ゲーは第3部なのでシュトロハイムは登場しない。
後に1部や5部のゲームは出たものの、2部を題材にした格ゲーはいまのところ無い。

オールスターものでは、
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』への出演は重ちーやら音石やら(アナスイもいるけど)に枠を奪われて惜しくも逃すが、
『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』には無事出演が決定した。

格ゲーとしては『ワールドヒーローズ』のブロッケンの元ネタという話の方が有名だろうか。
また『餓狼伝説』にはヴォルフガング・クラウザー・フォン・シュトロハイムという似た名前のキャラもいる。同じドイツ人だし。
さらにその父親の名はルドルフ・クラウザー。


MUGENにおけるシュトロハイム

Heal The World氏が製作した手描きキャラが存在する。
システムは未来への遺産を参考にしたようである。
DIOのドットをベースに作られたと思われるが、随所随所で原作らしい良い動きをする。

出場大会


*1
流石に不自然すぎるためかTVアニメ版ではサンタナ戦の間までは初登場時の髪型そのままで、再登場時にあの髪型に変化している。

*2
史実でのスターリングラード戦線は、戦場がドイツ本国から遠く離れすぎ、また冬の影響もあって物資の補給が満足に行き届かず、
ドイツ軍は実力を発揮できずに敗れる事となった。
まともな戦闘であれば第二次世界大戦当時の科学の水準をはるかに超えると思われるシュトロハイムだが、
ハイテクノロジーの体ゆえに物資の枯渇・整備不良という事態に極めて弱く、彼にとっては最悪の状況下だったのだ。
カタログスペックを見ればサンタナどころかカーズにも勝る部分がある彼がどうやって戦死したんだとはよく言われる話だが、
「ドイツでは想像もできなかった極寒冷環境による機能不全→本国から補給が届かず修理・整備不可能→為す術も無く再起不能」
という可能性が非常に高い。
こうしたスターリングラード戦線の状況を考慮すると、戦闘もできずに機能停止したところをソ連軍に鹵獲されるという最期でなく、
名誉の戦死を遂げることができたのは幸運だったのかも知れない……。

また、最後の登場時は紫外線照射装置など対「柱の男」用の改造だったので、
人間の兵士相手にはあまり有効でないそれらの装備を積んだまま戦ったせいなのではとも言われていたが、
アニメ版ではラストシーンで様々な対人武器がついた無数のアームを背中から展開する場面が追加されており、
しっかり戦争用に再改造していた様子である。