ブラックスター


特撮『ウルトラマンレオ』の終盤エピソード「円盤生物編」における黒幕であり、
地球から1000万km離れた宇宙空間に存在する悪魔の惑星。
ウルトラマンブレーザー』や『GUNDAM EVOLVE』のED曲は多分関係ないと思う。特に前者は「ブレーザー」に寄せただけだろうし
ヤプールと双璧を成す昭和ウルトラシリーズにおける「物語を通して侵略を行った敵」である。

ブラック指令から水晶玉を通して指令を受け、地球侵略やレオ抹殺のための怪獣「円盤生物」を次々に送り込み、
地球を危機に陥れただけでなく防衛チームMACを壊滅に追い込み、さらにゲンと親しかった人々が死ぬ発端となった元凶でもある。

+ 「円盤生物」解説
レオ後期における「円盤生物編」(「恐怖の円盤生物シリーズ」とも)に登場した怪獣群の総称で、
いずれもブラックスターから地球に飛来し、侵略活動及び障害となるレオの抹殺を目的として活動していた。
円盤生物はブニョ以外は超獣のように何らかの生物と宇宙生物を合成した生体兵器とされており、
共通して「円盤形態」と呼ばれる飛行形態への変形能力と、縮小能力を備えている。
これを利用して悟られることなく地球に侵入・潜伏を可能としており、
さらに奇襲的に巨大化して破壊活動を行ったり、逆に縮小して身を潜めるなど神出鬼没な戦術を取り、
この能力で防衛隊不在の人類やレオを苦しめた。
本来はブラック指令の指揮に従い侵略活動を行うが、個体差はあるものの総じて知能は高めで、
民間人を巻き添えにする形で正体が分からない変身前のレオを狙う盤外戦術を行ったり、
無力な生物を装って少年に匿われて身を隠していたアブソーバやトオルの心の闇に付け込んだノーバなど、
場合によっては人を利用した侵略作戦を自発的に行うこともあった。

宇宙人に生体兵器として使役されて力押しで侵略を行う怪獣は多数登場するが、
中でも円盤生物は単純な殺戮だけでなく心理戦まで用いる工作・暗殺に特化した連中であり、
当時の予算不足の真っただ中でも「見た目は控えめでも演出で印象を残す」という制作陣の奮闘により、
愛嬌がある怪獣も多いウルトラシリーズの中でも特に恐ろしい勢力としてファンに強い印象を残した。

ブニョとブラックエンド以外の円盤生物は基本的に浮遊できるため、レオキックなどの格闘技は威力が受け流されてしまい効果が薄く、
円盤生物を相手にした場合の決め技はほぼ光線技となっている。

また、『ウルトラマングレート』にも円盤生物の肩書を持つ「UF-0(ユーエフ・ゼロ)」という怪獣が登場するのだが、関連は不明。

円盤生物はサタンモアを除いて共通して海洋生物の意匠を備えているという特徴がある。
番外扱いされているUF-0やロベルガーも例外ではなく、カニのような爪やエイのような頭部などを備えている。

しかし、ウルトラマンレオにより手駒の円盤生物は次々と倒され、
最強の手駒であるブラックエンドも敗北し、ブラック指令まで子供達により集団リンチ倒されたため全ての手札を失い、
最後は自らレオを倒さんとするかのように地球へ急接近するが、
レオのシューティングビームによって木端微塵に砕け散り、その野望に終止符が打たれた。

+ 考察
詳細な正体や来歴を明かす事も無くレオに倒されたため謎の多いブラックスターだが、自発的に地球に飛来するような描写や、
メビウス』でエンペラ星人がブラックスターの破片から新種の円盤生物ロベルガーを作った事実などから、
一連の「円盤生物編」における騒動はブラックスターに住む知的生命体が起こしたのではなく、
ブラックスター自体が円盤生物の改造・生産能力を持つ惑星サイズの巨大円盤生物だったというのがファンの間での定説となっている。
『レオ』劇中でも小型円盤生物を格納していたサタンモアやブラックテリナが登場しており、
ブラックスターがその超巨大な同類だった可能性は決してゼロではない。
ただし公式では『メビウス』の円盤だけにDVD特典である外伝小説『ザ・ウルトラマンメビウス』作中でそう推測された程度で、
円谷プロ公式で「ブラックスター=円盤生物」と明言された事は無く、現状はあくまでもファン発祥の噂・考察の類である事は留意されたし。

なお、「地球から1000万km」というブラックスターとの距離の設定は「宇宙の遥か彼方」というニュアンスだったと思われるが、
むしろ宇宙的に見ると地球からむっちゃ近い。
流石に月や静止衛星軌道よりは外側だが、地球から一番近くの惑星である金星ですら最接近時の距離は4200万km程であり、
距離1000万kmは完全に太陽系内である。
この点からも、ブラックスターは天然の惑星などではなく、移動前線基地として太陽系内に侵入し、
地球の近場に陣取っていたと考える方がやはり自然である。


MUGENにおけるブラックスター

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
本体は投げ無効だがガード不可で、円盤生物をストライカーとして呼び出して攻撃を行う。
呼び出せる円盤生物は通常カラーでは3体までだが、7P~11Pは画面内に出せる円盤生物が5体までになり、12Pでは制約が無くなる。
なお、一部円盤生物はハメ防止のため召喚に制限がある。

+ ストライカー解説
必殺技
A:ブラックドーム
↓+A:アブソーバ
B:デモス
↓+B:ブラックテリナ(テリナQがある場合召喚不可)
X:ブラックガロン(0.2ゲージ消費)
↓+X:ブリザード(0.2ゲージ消費・相手が凍結時召喚不可)
Y:ハングラー(0.2ゲージ消費)
↓+Y:サタンモア(0.2ゲージ消費・リトルモアがある場合召喚不可)

超必殺技】(1ゲージ消費)
Z:ブラックエンド
↓+Z:ブニョ(スリップオイルがある場合召喚不可)
C:ノーバ(一定間隔でダメージを与えつつ飛び道具を無効にする雨を降らせる・雨がある場合召喚不可)
↓+C:シルバーブルーメ

AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

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最終更新:2024年03月21日 23:16
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