円谷プロの特撮作品『ウルトラマンブレーザー』に登場する
怪獣。
別名「幻視怪獣」。第16話「恐怖は地底より」に登場。
名前の由来は「
モグラ」+「イリュージョン」。
肉食性かつ凶暴な性格で、普段は地底に潜んで他の地底怪獣を餌としているようだが
(公式のX(
不愛想な宇宙人ではなくSNSの方。
やっぱ旧Twitterって言った方が分かりやすい気がする)に掲載された、
作中世界の潮流新聞にて巣穴に
マグラーの骨があったという記載がある)、
空腹になると家畜や人間を狙って地上に出現する。
全体的に昭和第2期のウルトラ怪獣のような見た目で、顔つきは
もぐらのようだが、
頭に回転ノコギリのように振動するトサカを持ち、これを用いて地中を掘削する模様。
最大の特徴は両掌の発光器官から放つ電磁波を伴った光の明滅「幻視光線」で、
これで脳の扁桃体を刺激して
相手に心の中で恐れている嫌悪感や恐怖の幻覚を見せて威嚇し、
パニックに陥らせた相手を
舌で絡めとり捕食する習性を持つ
(劇中の被害者はライバッサーのような巨大な嘴、
M1号のような毛むくじゃらの巨人、
バラバのようなサソリらしき尻尾、
タッコングの胴体のような丸い塊、でかいおはぎのような怪生物などを見せられていた)。
幻視光線を抜きにしても、鋭い爪や強靭なアゴにより近接戦闘能力は高く、
さらに
腕は伸縮自在な上にレインボー光輪を腕に通す形でキャッチし投げ返せる程に器用。
加えて、幻視光線をフェイントにして尻尾で殴打したり、
ブレーザーが目を閉じていると悟るや否や忍び足で動き出すなど、知能も高い。
ただし防御力だけは並レベルらしく、守勢に入った際はいずれも劣勢に陥っている。
出撃した防衛チームSKaRDの戦闘ロボット・
アースガロンも操縦するエミ隊員に幻覚を見せて無力化し
(なお、この時エミが見せられた幻覚は
巨大化して暴れる自分自身だった)、
続けざまに出現したブレーザーとの戦いでは上記の戦闘能力をフル活用して大いに苦戦させたが、
SKaRDの面々とアースガロンの人格AI「EGOISS」の声で正気を取り戻したエミのアシストにより、
敢えて敵前で目を閉じて気配に集中する事で幻覚攻撃と不意打ちに対処され、
チルソナイトソードの激しい斬撃からのライデンズフィニッシュを受けて爆散した。
特別総集編「ブレーザー電脳絵巻」ではSD化された「もぐ~じょんちゃん」が登場。
担当声優は
小原好美
女史。
見た目こそデフォルメされていたが、「幻見せて食べちゃうぞ~」と挨拶したり、
串焼きにされたゲードスを見て「美味しそう」と評したり、
「街が壊されてるのってスカッとする」と感想を漏らすなど、
見た目に反して物騒な言動が多い。
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他作品における活躍 |
『ウルトラマンアーク』では第16話「恐れの光」に登場。
初期段階ではモグージョン側も実体を持たず、体が半透明で幽霊のように攻撃がすり抜けていたが、
2度目の出現ではこちらの攻撃がすり抜ける一方で、モグージョンの攻撃は当たる理不尽な存在と化した。
しかしそこへ突如ザンギルが参戦し、アークアイソードに力を分け与えて霊体も斬れる剣としたことで、
ようやくアークの攻撃が通るようになり形勢逆転される。
しかし戦いの途中、ザンギルが突如として苦しみ出し、モグージョンはその隙を突いて光弾の乱射と掌の閃光を駆使してザンギルを撃退する。
だが、アークにアークギガバリヤーを砕いた破片で光弾を防がれ、さらにモグージョンの光をアークアイソードの刀身で反射され、
モグージョン自身に自分の光を返され幻覚に怯えた隙にアークアイソードで斬られ、傷口にアークファイナライズを受けて消滅した。
後にザンギルの口からヘルナラクという怪獣の手で死んだ怪獣の魂や残留思念を実体化する形で再生させられた、
「幽体怪獣」なる存在であったと明かされた。
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MUGENにおけるモグージョン
ガ・タキリ・バ氏により、前述のもぐ~じょんちゃんが公開されている。
「モグージョンじゃなくてもぐ~じょんちゃんなら好きに作ってもいいかな」と考えて作ったとの事で、
「ズームパンチ(パンチではない)」や「モグライダーキック」などの遊び心満載な技を持つ。
1
ゲージ超必殺技は地底に潜行して奇襲する「恐怖は地底より」、電脳生物パグを投げつける「うるせぇ電脳生物ぶつけんぞ」の二つ。
2ゲージ技の
コマンド投げ「幻見せて食べちゃうぞ」は、低威力だが相手をしばらく気絶させる効果を持つ。
また
キャラごとに対応した幻として、
ゴジラには
オキシジェンデストロイヤー、
ドンムラサメには鬼頭はるかの
教習車を表示するが、
ガ・タキリ・バ氏への依頼と素材提供があれば、対応キャラを増やす予定があるとのこと。
AIは未搭載。
出場大会
最終更新:2024年12月02日 04:23