特撮番組『
ウルトラマンレオ』に登場する
怪獣で、
ブラックスターにより地球滅亡のために派遣された生物兵器「円盤生物」の一体。
第45話「まぼろしの少女」に登場する。
紛らわしいが、『プライマルレイジ』の
デカい猿とは無関係。
イカとヒトデを掛け合わせたような外見をしており、かつて登場した怪獣アシュランのように、
体の前後に個別の顔を備え、表と裏でそれぞれ青と赤の体色と腹部の噴射口を備えている。
青い噴射口からはマイナス100度の冷凍ガス、赤い噴射口からは1000度の高熱火炎「烈怒火炎地獄」を発射する事が可能。
これにより、急激な温度変化によって生物や物体に負荷をかけるヒートショック現象を起こして攻撃する。
また体は鏡面になっており、光学迷彩のような能力が使用できる。
円盤形態はマッハ7.5の速度で飛行可能で、そのスピードを用いた突進攻撃もできる。
円盤生物をレオに撃退されては新しい個体を送り込み続けるブラックスターだったが、
このせいで地球人達に相次ぐ宇宙生物の襲撃が偶然ではなく作為的なものと気付かれ、
これまで出現した円盤生物が地球に来た経路を元に、科学者達がブラックスターの位置特定に乗り出した。
これを阻止するために
ブラック指令に派遣されたのが、このブリザードである。
大半の円盤生物は破壊活動を行う時には、縮小能力で潜伏してから奇襲的に巨大化して攻撃を仕掛ける事が多かったが、
ブリザードは本体を湖の底に身を潜め、眉子という少女、そして眉子の所有物に見せかけた自分と同じ冷凍ガスを吐くフランス人形を使い、
人間達の目を欺きながら次々と科学者達を暗殺して回るという、より狡猾な手口を用いていた。
だが、眉子が最後の科学者を殺害する現場をトオルとゲンに目撃された事で、眉子と人形と合体して戦闘形態に変身し、
トオルを守るために現れたレオとの戦闘に入る。
早々にレオを冷気で氷付けにするが、体質を冷気に最適化したレオに耐えられてしまい、自分の攻撃でできたつららで噴射口を塞がれる。
直後最適化のせいで高熱に対応していないレオに「烈怒火炎地獄」で応戦するも凌がれてしまい、
ウルトラショットで大ダメージを受け、続く格闘戦でも圧倒される。
たまらず円盤形態で湖に逃げ込み、レオも迂闊には触れられない程の高熱で湖面を炎上させて防戦に入るが、
ウルトラマントで消火されてそれも通じず、逃げようと飛び立った所をハンドビームで倒された。
劇中では、眉子がブラックテリナやサタンモアが操る小型円盤生物のような人外の刺客なのか、
ただブリザードに操られていただけの被害者なのかは明かされておらず、
後年の書籍でようやく正体が
人形共々ブリザードの分身だったと明かされている。
一方で、虐められている所を庇ったトオルの殺害を躊躇するようなそぶりを見せるという謎の行動もとっている。
実は本体のブリザードとは別に自我があったのか、あるいは上記の書籍の情報が間違いなのか、
もしくはあの場でゲンがウルトラマンと気付き、足手纏いのトオルを戦場へ誘き出し有利に戦うための狡猾な演技だったのか……。
いずれにせよブリザードが死んだ今となってはいずれも確かめる術は無く、
シルバーブルーメに殺されたカオルの面影を眉子に重ね庇おうとしたトオルの心の傷をさらに抉る結末となり、
勝利こそしたものの、視聴者に後味の悪い印象を残す回となった。
この一件は、ただでさえボロボロだったメンタルをさらに傷付けられたトオルが、
後の
ノーバ回で溜まりに溜まったフラストレーションを一気に爆発させる前振りにもなっている。
一方で人形がひとりでに動いて人間を襲ってくる描写は非常に恐ろしく、ホラー回としても視聴者に印象を残している。
MUGENにおけるブリザード(ウルトラマン)
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
『レオ』登場の円盤生物の中でギリギリで
デラレーズの最下位を免れる事になった。
bilibiliで活動している注意力要集中氏の製作した
スプライトを用いて作られている。
冷凍光線や熱線による遠距離攻撃を得意としている。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で「零下凍結地獄」「烈怒火炎地獄」に加えて、
画面内に一体まで召喚可能で、自立稼働しつつ自身の攻撃に合わせてガスを吐く「フランス人形」がある。
特に「フランス人形」との連携が強力であり、これが主力技となる。
AIはデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2024年08月13日 16:58