"If you smell what The Rock is cookin'!"
1972年生まれのアメリカの元プロレスラー及び俳優。
本名は
ドウェイン・ダグラス・ジョンソン 。通称
「ロック様」 。イリノイ州シカゴ出身。
母方の祖父に伝説的ハワイアン・プロレスラーのピーター・メイビアを、父に同じくプロレスラーのロッキー・ジョンソンを持つ名門の出身。
ちなみに祖父は、日本では『
キン肉マン 』に登場したハワイの超人ジェシー・メイビアの元ネタ(の片割れ)としても有名な方である。
また、
グレート・ムタ こと武藤敬司氏を尊敬しており、決め技であるピープルズ・エルボーは同氏からの影響を受けている。
1996年11月にPPV大会サバイバー・シリーズでレスラーデビュー。
当初は父と祖父の名前にあやかった
ロッキー ・メイビアというリングネームで戦い、トリプルHを下してIC王座を獲得するなどしたが、
注目を浴びなかったため方向転換を余儀なくされた(この時のキャラクターが
「どこにでもいる好青年キャラ」で あまりにも平凡すぎたため注目されなかった )。
しかし後期には典型的なベビーフェイスにもかかわらず「サイテー」コールを浴び、
彼を正統派として売り出そうとしていたビンス・マクマホン氏は「どこで間違ったんだ」と唖然としたようである。
その後、本人の意向もありジム・ロス氏が「
ロッキー ではなくザ・
ロック に変更してはどうか」とビンス氏に勧め、
「ザ・ロック」 が誕生するに至った。
そうした経緯からリングネームを現在のものに変え、
頭を短髪にし、コスチュームも無駄に派手なものから黒を基調としたショートタイツとブーツに変更。
スラングを多用した毒舌トークから人気に火がつくと一気にスターダムへのし上がり、
米プロレス団体「WWF」(現・WWE)の顔と言うべきスーパースターの一人 となった。
その人気ぶりはストーン・コールド・スティーブ・オースチン氏と並び、
ひとたび彼が入場すればオースチン氏同様爆発するかの如く歓声が会場中に響き渡るほどである。
代表的な名文句は「Finaly…The Rock has come back to ○○!!」(遂にロック様が○○に帰ってきた!!)、
ならびに本稿冒頭の台詞だが、こちらは実際には相当な煽りとタメが挟み込まれ、
ギャラリーの大合唱も相まって凄まじいまでのボルテージが印象的。
その台詞と共に行われるフィニッシュホールド「ピープルズ・エルボー」は、
ダウン中の相手に対してロープ間を1往復してから繰り出されるエルボードロップである。
その人気故か、2001年公開映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のスコーピオン・キング役などで俳優デビューを果たし、
前述の映画のスピンオフ作品『スコーピオン・キング』(2002年)で初主演を務め、2003年から本格的に俳優としての活動を開始。
俳優業では2006年公開映画『サウスランド・テイルズ』から
「ドウェイン・ジョンソン」 名義で活動し、
以降『ワイルド・スピード』シリーズのルーク・ホブス役等で好演、定評を得るに至る。
それ以来、今日ではプロレスラーだけでなく(なおプロレスラーは2019年に引退)、映画俳優、映画プロデューサーとしても有名である。
特に俳優としてはジェイソン・ステイサム氏辺りとタメを張る「ハリウッド映画の
強いハゲ 」としても有名で
(ロック様は剃っているので厳密にはハゲではないが)、『ワイルド・スピード』シリーズではステイサム氏とも共演。
2019年にはその二人が主役を務めるスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』も公開された。
ちなみに原題は『Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw』と二人の役名を並べたシンプルな題で、
「
スーパーコンボ 」の題は日本独自のものだが、「
映画の内容を分かりやすく表現している 」と海外からも好評を得ている。
その他『
ヘラクレス 』や『ジュマンジ』シリーズのブレイブストーン教授、声優では『モアナと伝説の海』のマウイなど
(なおマウイのモデルは上述する祖父のピーター・メイビアであると名言されている)、
かつての
シュワちゃん や
スタローン 、
チャック・ノリス 同様、今では
「筋肉もりもりマッチョマンといったらロック様」 枠を担当している。
気弱なナードのロック様やおじいちゃんなロック様が見れるのは『ジュマンジ』だけ!
なお日本語吹替はもっぱら
小山力也
氏か
楠大典
氏が担当することが多く、
『ワイルド・スピード』シリーズでは基本的に前者、『ジュマンジ』シリーズでは後者が吹き替えを行っている。
(以上、Wikipediaより一部引用・改変)
格ゲー的には
アンヘル のMAX2・サヴァイヴァーズ バンケットがピープルズ・エルボーモチーフとして有名か。
「とくと味わえー、アンヘル様の妙技をー!」というアンヘルのセリフも、前述したロック様の決めゼリフから来ている。
ちなみに「ブルーマンデー パレード」も、彼のキメ技の一つ「ロック・ボトム」とモーションが酷似している。
ここからピープルズ・エルボーへ繋ぐのがザ・ロックの、そして'90年代後半のWWEの象徴となっていた。
…まあアンヘルはルチャリブレの国メキシコ出身だし、プロレスも好きなんだろう(『XIV』では
プロレス ラー二人 と組んで出場したし)。
…などと言っていたら、アプリゲーム『KOF ALLSTAR』ではWWEのコラボ企画として、ロック様
ご本人が 参戦 してしまった。
本家本元のピープルズ・エルボーもこちらで披露されており、ロープが無い代わりに移動技で左右を往復するアンヘルに対して、
どこからともなく現れたロープ でロープワークとゲーム中でより再現を頑張っている(?)ようだ。
残念ながらアンヘルとの絡みは無く、関わりが深かったのは
同じ名前のキャラ だった。
VIDEO
MUGENにおけるロック様
+
製作者不明 『ファイヤープロレスリングG』ドット
sicjackass氏のサイトで代理公開されていたが、同所の閉鎖により現在は入手不可。
プロレスラーとしての「ザ・ロック」名義で、1999年にリリースされたPS1用ゲーム『ファイヤープロレスリングG』の
ドット絵 を用いている。
厳密には一つ前のリングネームである「ロッキー・メイビア」をもじった「ラック・レイピア」のドット絵である。
操作方法は6ボタン方式で、ゲージが最大数まで溜まると1ボタンのみで
超必殺技 を出せるようになっている。
ロック様の得意技である「ロック・ボトム」や「ピープルズ・エルボー」などがしっかり再現されている。
+
NoName氏製作 ゆっくりドウェイン・ジョンソン
NoName氏製作 ゆっくりドウェイン・ジョンソン
2020年3月12日公開。
こちらは俳優としての「ドウェイン・ジョンソン」名義。
その名の通り
ゆっくり 化した……と言うよりはゆっくりの如く生首の状態。
使用する技もカオス極まりなく、口から弾らしきものを発射したり、巨大な腕で殴り付けたり、
脇も無いのに
ワキガ を放ったり、
飛天御剣流 奥義「天翔龍閃」を披露したり、
果ては隕石の如く急降下して大爆発を引き起こしたりする。
さらに10Pカラー以降は一部の技に超即死など神クラスの
即死攻撃 が追加され、殺傷力が上がる。
AIはデフォルトで搭載されており、プレイヤー操作は不可。
製作者による強さの目安は、狂中位中後半くらいから狂最上位手前との事。
また、2021年1月28日には先述したジェイソン・ステイサム氏を同じようにゆっくり化した、
「ゆっくりジェイソンステイサム」 もKN*RS氏により公開された。
強さも同程度のため、MUGENでスーパーコンボを組ませる事も可能。
参考動画(ゆっくりジェイソンステイサム)VIDEO
出場大会
最後に、当然の話だがザ・ロックことドウェイン・ダグラス・ジョンソン氏は実在する人物である。
MUGENを含む二次創作を他所に持ち出し、当人やその関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ、失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。
最終更新:2025年03月11日 23:18