タップマン




  • 識別:DWN.021
  • 長所:根回しが良い
  • 短所:お調子者
  • 好き:アイススケート
  • 嫌い:ダンスの下手な奴

「いつもより多く回ってやるぜ!」

アクションゲーム『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』に登場する8大ボスの一体。
『スーパーアドベンチャーロックマン』では 田野めぐみ 女史が声を担当している。

コマのような頭部が特徴。
特殊バリアの試験用として作られたロボットで、「死の曲芸師」という異名を持つ。
オートバランサーが装備されており、体を高速で回転させて敵の攻撃をはね返す擬似シールド「タップスピン」を発動させる機能を持つ。
敵の攻撃を防いでしまうだけでなく無敵状態のまま突進することもできる攻防一体の武器なのだが、
目が回ってしまうのと高速で回転し続けると内部メカに負担がかかるため、長時間回転できない。

主にタップスピンをしながら突進する攻撃と頭からコマを飛ばす攻撃を交互に繰り返しながら戦う。
『3』のボスの中でも特に行動パターンが単調でバスターだけでも倒しやすいボスなのだが、
これは開発当時に一週間かけて作った行動プログラムが、電源に足を引っ掛けたせいで全部消えてしまい3日で作り直したためらしい。

倒すと入手できる特殊武器「タップスピン」はシリーズで初めて登場した近接武器で、
「地上では使えない」「射程が短い」「効果時間が短い」「一撃で倒せない敵に仕掛けた場合は相打ちとなってロックマン自身もダメージを受けてしまう」
「1回辺りの消費量は1メモリ分だが敵の無敵時間中に当てると連続ヒット扱いになってエネルギーが激減するため相手次第では燃費が悪め」
・・・と異常なまでに使いにくく、強烈に癖の強い技なのだが、これらのリスクと引き換えに『3』の武器の中でも最高峰の威力を誇る。
事実、本作のラスボス第二形態にタップスピンを当てるだけで一撃で粉砕できてしまう
当て方も簡単で、「ラッシュジェットでボスの真上まで飛ぶ」→「落ちる途中でタップスピン」の2ステップでよく、
またこの方法なら右から不意に飛んでくる即死パンチを無視して当てに行くことができる。


『スーパーアドベンチャーロックマン』では、遺跡内部の酸の海の上でロックマンを奇襲する。
FC版の鬱憤晴らしとばかりに攻撃方法がとんでもなく多彩化しており、前述のコマ飛ばしを「タップスピン」として放つほか、
回転の勢いからソニックブーム波動拳のような気弾を3WAYで放ち、回転した勢いで竜巻を作り出してこちらに発射、
さらには超級覇王電影弾の如く錐揉み状態で突進してくるなどやりたい放題である。
また回転中は全身がコマのような形に見えるというアレンジもされている。

+ オマエ~は~ここから先には行かせないヨ~ン!!
有賀ヒトシ氏の漫画『ロックマンメガミックス』及び『ギガミックス』では、コマを飛ばす攻撃はしない代わりに回転機構にアレンジが加えられた。
両の二の腕部分にブースターが付いたデザインにアレンジされ、それを噴射することで高速回転を行う、という解釈となっている。
さらにブーツ先端にもローラーが追加され、それを使ったローラーダッシュも可能としている。
初出の『アステロイドブルース』では宇宙船の異変に気付いたロックマンをマグネットマンとの連携で迎え撃つが、
タップスピンで目が回ったせいか、前述のように語尾を伸ばしていた。
『3』の後日談である『メタルハート』ではイエローデビルMk-IIがアジトで暴れているにもかかわらず、
登場早々にワイリーの前でドヤ顔をしてどつかれるというマヌケな姿を晒す。
その後も状況を説明するハードマンの後ろでグルグル回ったり、定員オーバーでライトットのトレーラーから振り落とされたりとコミカルな場面が特に多い。
しかし、遅れてやって来た事が幸いして後半でロックマン救出に貢献し、ラストではリベンジを誓うワイリーに「ホントに懲りない人だ…」と呆れていた。
また、ゲームのドット絵に倣って鼻の無い顔になっている上に眼鏡を着用しており、
それを外すと「目が3」になっている事が『史上最強の敵』での宴会シーンで明らかにされた。


「ワイリー博士、お任せを!
 我らの手にかかれば、こやつの相手など赤子の手をひねるも同然!!」
「お前も行け!!」

+ 『エグゼ』シリーズのタップマン
ロックマンエグゼ』シリーズでは『4』に登場。両バージョンで登場し、ロックマンとソウルを交わすことは無い。
本家と違い腰が曲がり杖とキセルを持ち、老人のような出で立ちと口調になっている。
ロックマンは心を持ったネットナビとしてかなり古参でありタップマンよりよほど年上なのだが、なに、気にすることはない
駒職人である匠転助が孫との話題作りのために慣れないながらもカスタムしたナビであり、故障しがちで言動も若干怪しい所が見られる。

敵として戦う場合、独楽に変形して体当たりをしたり小さな独楽を放つ攻撃を得意とする。
特に小さい独楽を複数飛ばしてくる「リトルスピナー」は慣れていても軌道が複雑で避けづらく、前評判に反して中々の強敵となり得る。
穴パネルがあると侵入できないため、クラックアウトなどで穴を作っておくと楽に倒せるようになる。


MUGENにおけるタップマン

O Ilusionista氏の製作したMUGEN1.0以降専用キャラが、海外サイト「Brazil Mugen Team」にて公開されている。
高速の突進技と変則的な軌道で動くコマの飛び道具が主力技となっている。
超必殺技では巨大なコマで攻撃したり、連続ヒットする「タップスピン」で突進して攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画(公開サイトへのリンク有り)

この他にもDr.ビネガーの手によって、回転繋がりでスゴイマンスモウウーマンと融合していたりする。

出場大会

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最終更新:2023年10月07日 22:01
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