「テメん腹ぁ裂いて!」「胸揉むんだ!」「よ!!」
週刊少年ジャンプ及び少年ジャンプ+連載の漫画『チェンソーマン』の主人公。
シンオウ地方ナギサシティジムリーダーや
電子戦隊だの電磁戦隊だのは無関係。
アニメ版の担当声優は
戸谷菊之介
氏。同作放送の2022年にアニメデビューにも拘らず早々に主役を射止めている。
ちなみに名字の読みは
「とたに」ではなく「とや」
なのでそちらのご一家とは親族ではないと思われる。
なお「デンジ」の由来は弐瓶勉氏の手掛けたサイバーパンク漫画『ABARA』の主人公「駆動電次」と推測されている。
第二部のヒロイン「ナユタ」も『ABARA』のヒロイン「那由多」と同名であることや、
作者の藤本タツキ氏も『チェンソーマン』について「ポップな『ABARA』を目指している」とのコメントを出しているため、ほぼ間違いはないだろう。
一方で2021年のジャンプフェスタでは「天使」に濁点をつけて「デンジ」と作者が語っていた事もある
(
天使=悪魔と戦う存在との事。さすれば
同僚の魔人が能天使に由来する名前なのも納得がいくかもしれない)。
父親が借金を残して亡くなり、借金取りのヤクザに「金を払うか命を渡すか」の選択を迫られていた際にチェンソーの悪魔である「ポチタ」と出会い、
ケガをしていたポチタにデンジは血を与え、その代わりに助けてもらう契約を結び、
デビルハンターとして生計を立てていた。
上記の境遇から義務教育も満足に受けておらず、家はボロ倉庫で返済の為に臓器も売却済み、
一日の食事は食パン一枚とかなり悲惨な生活を送っており、
「普通の生活をして普通に死ぬ」というささやかな夢を抱いて生きていたが、
それも虚しくある日「
ゾンビの悪魔」と契約したヤクザに体をバラバラにされて殺害される。
しかし、ポチタが自身の心臓をデンジに差し出したことで生き返り(上記の失った臓器も復元された)、
胸のスターターロープを引っ張ると
「チェンソーの悪魔」に変身する能力を獲得。
悪魔らを皆殺しにした所でゾンビの悪魔の討伐に来た内閣官房長官直属のデビルハンター・マキマと出会い、
悪魔になれる特殊な人間として彼女に拾われ、「公安対魔特異4課」所属のデビルハンターとして就職。
悪魔達との戦いに身を投じることになる。
性格は一言で言うと
バカ。
上記の事情からまともに学校に通うどころかろくな人間関係を構築できなかった事もあり、常識や良識といったものはかなり薄い。
何かを考えることも苦手で、面倒くさい事態に直面するとすぐ思考を放棄したがる。
人の死に関してもまるで関心を払わず、悪魔との戦いで誰が巻き添えになってもまるで気に留めないし、それなりに仲のいい相手が死んだとしても何も感じない。
また、
自分の欲望には忠実で意地汚いことこの上なく、目先の利益にはかなり弱い。
これだけだとロクデナシそのものなのだが、一方で裏表が無く誰に対しても正直に物が言えたり、遠慮は無いが悪意も無いさっぱりとした態度から、
周囲からの印象は決して悪いものではない。
また、考えることが苦手だが決して頭が悪いわけではなく、戦いにおけるセンスは頭のネジがぶっ飛んでる事もあって作中でもピカイチである。
性格的な問題も、彼の面倒を見る羽目になったデビルハンターの先輩・早川アキ、
血の悪魔である魔人
パワーらとの交流を通じて変化してゆくことになるのだが……。
作品以外のネタとしては、アニメ版の主題歌「KICK BACK」のMVにて、
歌手の
米津玄師氏が唐突に車に轢かれた直後に、車と並走しだすカットが印象に残った。
「悪いヤツぁ好きだぜ~? ぶっ殺しても誰も文句言わねえからなあ~」
MUGENにおけるデンジ
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ミス氏製作 |
2024年に公開された通常頭身のキャラ。
しゃがみや投げ技は無く、チェーンソーで斬り付ける近接戦に特化した性能をしている。
超必殺技は「三連続チェーンソー攻撃」。
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余談だが、同作に登場するマキマもPlaneptune Arte氏の
スーパーマンをベースにした、
ガワ替えのキャラがArxhie_V3noct氏により公開されている。
「テメエが俺に切られて血ィ流して! 俺がテメエの血飲んで回復…!
出場大会
最終更新:2024年08月09日 00:28