「悪党には嘘ついていいっていう…!!
おめェさんらの暗黙のルール およしよォ~ ケヘヘヘ!!!」
漫画『ONE PIECE』の登場人物。
担当声優は
てらそままさき
氏。
名前の由来は恐らくカリブ海。
トナカイ(カリブー)由来ならそれこそチョッパーのような角が生えてるだろうし
外見は髪型を除けば作者が過去に執筆した読み切り作品、
『一鬼夜行』に登場する人食い妖怪に酷似しており、これが原型ではないかという説もある。
異名は
「濡れ髪」。新世界編開始から登場。
弟のコリブーと共にカリブー海賊団を率いている。
極めて残虐な性格で海兵殺しで悪名を轟かせており、懸賞金額は2億1000万ベリー。
おまけに、麦わらの一味の傘下になり油断した所を突いて全員殺そうと企むなど狡猾な面も持つ。
一方で、デマロ・ブラック率いるニセ麦わらの一味を偽物と気付かなかったり、
自分の能力を過信して格上の相手に惨敗するなど、迂闊な部分を何度も見せている。
加えて、能力こそ強力だが彼個人の戦闘技量や身体能力は高くなく、
戦闘面だけで見れば、所謂「能力だけにかまけたそこらのバカ」の典型的な例である。
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劇中の動向 |
シャボンディ諸島にて、デマロ・ブラック率いるニセ麦わらの一味の傘下になり、偽物と気付かぬまま一味を皆殺しにしようと画策するも、
戦桃丸率いる海軍の横槍もありデマロの正体が露呈。
海軍の包囲網を抜けたカリブーは、ニセ麦わらの一味を生き埋めにし、本物の麦わらの一味を狙って海底航行中のサニー号を奇襲するが、
不運にもアクシデントが連発して仲間と分断され、能力を生かして樽に潜むも フランキーに見つかって樽詰めで拘束されてしまう。
魚人島へ到着してからは一味の手から逃れ、人魚を海上で売りさばき大儲けするため入江にいた人魚数人を誘拐。
これが麦わらの一味の仕業かと魚人島の王族や国民の誤解を招く事態になる。
後にホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団のクーデターが勃発すると混乱に便乗して竜宮城に潜入し、
後述の悪魔の実の能力の「収納」キャパシティオーバーになるため誘拐した人魚達を解放し、代わりに城の財宝や玉手箱を盗んだ。
(なお、衛兵によって発見された彼女達の証言で「麦わらの一味は関係無い」と誤解が解けた)。
しかし、盗み聞きしたニコ・ロビンとネプチューン王の会話でしらほしが古代兵器ポセイドンである事を知り、「あの人」なる人物に献上するべく、
財宝も手放してしらほしの誘拐を目論んだが、見聞色で気配に勘付いて現場に来たルフィ達に瞬殺され、彼女を取り返されてしまう。
その後はしらほしは一度断念してビッグ・マム海賊団の手に渡った財宝を奪い返そうと企むもペコムズに一蹴された。
扉絵連載「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」でその後が描かれ、
しぶとく人魚を誘拐しようと企むも、今度は ジンベエに倒された末に新世界の海軍G-5支部に放置され、同支部のヤリスギに捕まり火炙りにされる。
そこへ、弟のコリブーらが再び救出のためG-5支部と交戦しコリブーに救出されるも、弟と部下を劣りに一人だけ海軍の船を乗っ取って逃げ去った。
だが、そんな愚行が許されるはずも無く、一人逃げた先で嵐に巻き込まれるという天罰を受ける事になり、
どこぞの島に漂着して老婆に拾われる。
島の伝説となっている革命の指導者「ガブル」と容姿が似ていた事から、島の支配者であるスコッチに命を狙われる。
しかし、件の老婆ことガブルの祖母が庇ってくれた隙に一人逃げ出すも、そこへ海軍の戦艦を奪って自身を探していた弟や部下と再会。
コリブーから死んだ祖母の言ってた「兄弟何があっても仲良く」といった言葉をかけられた。
裏切ったにもかかわらず助けに来てくれたコリブーや老婆に思う所があったのか、
カリブーはガブルに成り済ましてスコッチを倒し、更には島の住民達を苦しめていた工場も自身の能力によって体内に収容させる事に成功する。
島の支配者達を倒して瞬く間に島の英雄となったカリブー達であったが、実はスコッチは カイドウの部下でこの島も百獣海賊団のナワバリであり、
突如現れた X・ドレークに圧倒的な実力で捕縛され、一人ワノ国まで連行された。
そしてワノ国編で再登場。
ルフィと ユースタス・キッドが投獄された兎丼の囚人採掘場に同じく投獄されていた。
海楼石の手錠をはめられているため弱体化しており、ルフィに接近し脱走を唆そうとするも、以前の所業のせいでサラッと突き放されてしまう。
しかし、幹部塔にて雷ぞうがルフィを助けるために奪取した手錠の鍵が実はカリブーの物であったため、
呉越同舟の形で協力関係になり、幹部塔に設置されていた親分タニシと通信係をヌマヌマの能力で取り込む事で敵の通信手段を奪い、兎丼掌握に尽力。
金色神楽当日には討ち入りには参加せずにいたが、カイドウに敗北し海に落とされた後ハートの海賊団によって回収されたルフィを回復させるため、
能力で蓄えていた1ヶ月分の食料をルフィに与え復活させるなど、要所で間接的に麦わらの一味の勝利に貢献した。
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戦闘能力 |
「フフフ~~ン♪ おれのォ~~ 体はァ~~♪ 底なしさんよォ~~~~♫」
自然系悪魔の実「ヌマヌマの実」を食べた「沼人間」。
体を沼に変化させる、つまり 液状化させて 通常攻撃を受け流せるだけでなく、
身体そのものが沼の性質を持つため体内に自分の体積を上回る物質を収納する事もできる。
この能力で覇気無しの攻撃は通用せず、さらに普段から体の中に 大鎌や ガトリング砲といった武器を収納しており、
これらを体内から引きずり出して急襲する事も可能
(何気にフランキーなどの技術者がいる勢力ならまだしも、
フリントロック式のピストルが標準な作中世界でどこからガトリングなんぞを調達したのか謎)。
顔に沼を纏わり付かせて敵を窒息させるという攻撃手段もある。
能力だけなら間違いなく強力だが、液体化した肉体そのものの攻撃力は高くなく、
液体を漏らさない容器などで密閉されると内部から破壊できず身動きできなくなる。
むしろこの能力の真価は攻撃面ではなく、少しでも隙間があれば液状化して侵入できる潜入能力と、
生物や無生物を密かに体内に格納して運搬できる隠密活動を実現できる部分にある。
懸賞金額2億超えは作中世界の水準から見れば大物海賊扱いされる部類ではあるが、
上記の通り能力抜きのカリブー自身の戦闘力は高くなく覇気も使えないため、
パラダイス(グランドライン前半)ならまだしも後の章で登場する新世界(グランドライン後半)の海賊達に遠く及ばず、
いかに強力な悪魔の実の能力を備えていても「それだけ」では通用しないという、
新世界のレベルの高さを読者にまざまざと見せ付ける役割を担っていた。
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MUGENにおけるカリブー
Afterglow氏による
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
『ONE PIECE ギガントバトル! 2 新世界』の
ドットを使用しており、
近接戦は液状化したとびかかり攻撃や、体内からコリブーや部下を出して攻撃させる技、
遠距離戦は銃やガトリングによる
飛び道具を中心にして戦う。
超必殺技では下半身を濁流化して攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
「おォ神よ!! このおバカさん達 埋めちゃいますよォ!!!」
出場大会
最終更新:2025年07月19日 02:50