「おれァ時代の残党だ…!!!新時代にオレの乗り込む船はねェ…!!!」
「白ひげ海賊団」の船長で、そのヒゲから
「白ひげ」の
異名で呼ばれている。
*1
性格や言動などのモデルは作者がよく足を運んでいた居酒屋の主人との事だが、
ファンの間では加えて実在のプロレスラー、
ハルク・ホーガン氏という説が有力。
三日月型のヒゲに関しては、かつてジャンプ本誌の巻末コメントで触れていた
∀ガンダムの影響とも言われる。
また、「エドワード」は因縁浅からぬ
黒ひげと同じく実在の海賊「黒髭」ことエドワード・ティーチ(
黒ひげ危機一発のモデル)が、
「ニューゲート」はかつてイギリスに存在した刑務所「ニューゲート監獄」が由来。
作中世界での人名は基本的に「姓・名前」の順であるため、エドワードは姓である。
団員達を「息子」と呼んで接し、仲間(家族)思いな性格は
ルフィ並かそれ以上とも言える。
それ故に、鉄の掟として家族殺しの禁止を課しており、それを破った
黒ひげに落とし前をつけようとしている。
悪魔の実「グラグラの実」の能力者で、空気を殴って
地震や
津波を起こせる事から
作中最強と言われている。
海軍元帥であるセンゴクからも「世界を滅ぼす力を持っている」と恐れられている程。
また、能力以外では最上大業物の薙刀「むら雲切」も使用する。
しかし加齢と共に体は衰弱しており、初登場時は医療用チューブを全身に付け、複数人の
ナースに看護されていた。
ん?白くて病人…どこかで聞いたような
なお、傘下の海賊ならともかく自身の船には絶対に戦闘員として女性を乗せないと決めており、
このナース達は白ひげを慕う傘下の島から着いてきた者達で正規のクルーではなく、
その彼女達も頂上戦争に出向いた際には強引に下船させ戦場から離脱させていた。
ただし傘下の一人である女海賊船長ホワイティベイは過去に白ひげの船にクルーとして乗っていた事が過去編で判明しており、
例外もいた、あるいは女性戦闘員を乗せないようになったのは近年になってからだった可能性もある。
新世界のとある島にある「スフィンクス」という非加盟国の村の出身で、孤児として育ったらしい。
海賊でありながら金銀財宝にはあまり興味が無かったのに加えて、幼少期に海に出て海賊になってからも故郷を気にかけており、
自分が故郷に作った小さな村に素性を隠して、生涯自分の取り分の宝を送り続けていた
*2。
若い頃の姿も描かれており、海賊団結成後にヒゲを生やした後もしばらくは金髪だった様である。
この過去のためか、スフィンクスや魚人島など、貧しい非加盟国や海賊に襲われやすい島をいくつも自分のナワバリと宣言して、
自分の悪名を抑止力代わりにすることで庇護下に置いていた。
かつて全盛期の海賊王
ゴールド・ロジャーとも唯一互角に渡り合った男として知られており、
実際に何度も殺し合った仲だが、互いに恨みは無く喧嘩友達のような間柄であった。
また、ロジャーが海軍に自首する直前の最後の挨拶代わりの飲み会の際に、「ひとつなぎの大財宝」や「Dの一族」の詳細を聞かされていた模様。
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原作ネタバレ |
「頂上決戦編」において エースを助けるために、白ひげ海賊団の総力を結集して海軍本部へ攻め込む。
ルフィの助けもあってエースを奪還するも、突如乱入した黒ひげ海賊団の猛攻を受け、
ひとつなぎの大秘宝が実在する事を告げながら 立往生を遂げる。享年72歳。
頭部を半分失い、267太刀の刀傷と52発の銃弾、46発の砲弾を喰らってもなお 一切の逃げ傷は無かった。
白ひげ死亡回同号連載の『BLEACH』の扉絵が山本元柳斎重國の傷だらけの背中姿でイヤミみたいになっちゃったのはジャンプ読者間では語り草
「…許せ息子達… とんでもねェバカを残しちまった…
おれはここまでだ お前達には全てを貰った 感謝している さらばだ息子達…!!」
白ひげの打倒は海軍の権威を全世界に知らしめた反面、白ひげが抑止力となっていた地域では新たな海賊が横暴を働く、
活性化した海賊の蛮行を海軍より先に革命軍が止めて民衆の支持を獲得して勢力を増すなど、治安はどんどん混沌の一途を辿っており、
彼の死は世界が大きく変わるきっかけとなった。
本作の主人公のルフィとはほんのひと時しか接点を持たなかったが、愚直なまでに突き進むその姿勢を甚く気に入り、
エースの死後も部下共々この戦争からルフィを生き延びさせて次の時代に送り届けるべく、
残された命で可能な限りの時間稼ぎを行っていた。
まさしく彼の見立て通り、戦争から生き延びたルフィは白ひげの死後の時代を担う大海賊として飛躍することになる。
新世界編においては懸賞金が50億4600万ベリーだった事が判明。
さらに、独立する前は金獅子や ビッグ・マム、 カイドウといった面々が所属していた、
「ロックス海賊団」に身を置いていた事が明らかになっている。
尤も、「人に従わない連中の集まり」と称して仲間意識は抱いていなかったようだが、
『巻零』で見せた金獅子の シキとの歯に衣着せぬ会話から、少なくとも唯一シキとだけはまだマシな関係だった模様。
その後の白ひげの墓はエースの墓と並び、赤髪海賊団によって故郷のスフィンクスに建立されている。
……が、実はドレスローザ編においてサボが電伝虫で話しているシーンのカットインをよく見ると、
墓石の上に安置された二人の遺品が「むら雲切」を残して全て石化してしまっている。
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「仁義を欠いちゃあこの人の世は渡っちゃあいけねェんだと
ティーチのバカに教えてやるのがおれの責任だろうがよ…!!!」
MUGENにおけるエドワード・ニューゲート
冒頭の『ギガントバトル2』の
ドットを用いたものが複数存在する。
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雑魚氏製作 |
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大会ネタバレ |
息子との闘い(14:09~)
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頂上決戦(12:20~)
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「…ガキの頃から…欲しかったものがある………家族」
出場大会
*1
英語では
「Whitebeard」と訳されている。
本来「beard」は
顎髭で、白ひげのような
口髭は「
mustache」が正しい……と思いきや、
実際は「beard」は部位を指定せず「髭」全般を指す言葉でもあり(そもそも顎に限定しても「上顎」という口髭に近い部位がある)、
そういう意味で言えば「Whitebeard」は誤訳でもなんでもなかったりする。
まあそれ以前に元ネタの黒髭が「Blackbeard」
だからしょうがない。
*2
上納金を払えない非加盟国は世界政府の庇護を受けれず、基本的に人さらいが跋扈する無法地帯になるか、
四皇のような勢力のナワバリに入り物資の提供などと引き換えに身を守るしかない
(自国の戦力だけで外からの侵略者を撃退し続けることができたとされるのはワノ国程度)。
最終更新:2025年02月12日 01:04