ウイグル






「カサンドラに生きる全てのもの……

   たとえ虫けら一匹でも……

   ここから這い出ることはできん!

   それがカサンドラ伝説!!」

+ 担当声優
郷里大輔
TVアニメ、旧劇場版、PS『世紀末救世主伝説』
三宅健太
『ラオウ外伝 天の覇王』
大友龍三郎
『北斗無双』シリーズ
楠見尚己
『北斗が如く』
最上嗣生
パチンコ、『LEGENDS ReVIVE』

楠見氏は『龍が如く』の嶋野太や『龍が如く5』の中嶋洋太郎を演じている。
ボイス
郷里氏(PS『世紀末救世主伝説』)
郷里氏(TVアニメ版)
最上氏(『LEGENDS ReVIVE』)

武論尊氏・原哲夫氏原作『北斗の拳』の第一部、アニメ版の分類では「第二部(風雲龍虎編)」の後半に登場した人物で、
鬼の哭く街カサンドラを牛耳る支配者。拳王の部下の一人で、トキを収監するという重大な任務を授かっていた。

原作及びTVアニメではケンシロウと戦い、泰山流双条鞭や泰山流千条鞭を使いこなし、奥の手である蒙古覇極道でケンシロウを追い詰めるものの、
最終的には北斗百裂拳で敗北。わざわざケンシロウのために掘ってあった墓穴に自分が押し込められてしまう。
体格が大きすぎるので入らないと思われていたが、ケンシロウからの「じきにちょうどよくなる」という宣告通り、
体を経絡秘孔の効果で無理矢理折り畳み収納されるという末路を辿った。
……が、それでもしぶとく生きており、ケンシロウ達がトキのもとへ向かってからしばらくした後の場面で、墓穴から血みどろボロボロの状態で復活。
トキとケンシロウを会わせてはならぬと部下達に伝え、真っ二つになって今度こそ息絶えた。

しかし、蒙古覇極道の一撃でケンシロウを一度は失神KOに追い込むという偉業を成し遂げており、その攻撃力は特筆もの
(勝ち誇っている間にすぐ復活されてしまったものの、この漫画でカイオウ等の初見殺しを除きケンシロウに有効打を与えられた者はほとんどいない。
 ゲームでテーレッテーになっているハート様の張り手を食らった時でさえピヨってはいるもののすぐに立ち上がっている)。

また打たれ強さの点も評価されており、基本的にケンシロウに敗れた者の末路は爆死=ジ・エンドであるが、
自身も一度そうなり全身血まみれ状態で再び起き上がったゴキブリ並の生命力の強さは
上記の攻撃力と並んでもう一つの偉業に値する。
ケンシロウが()()と認定した相手の場合は致命の秘孔を突いても数分以上の余命を残すが、それ以外の強敵不認定者は数秒以内に死ぬ。
ケンシロウはウイグルを強敵認定した描写が無い為、普通なら数秒で死ぬはずなのである。
秘孔を突かれていったん爆破された状況から復活してきた人物は、ウイグルを含めて作中でたったの二人しかいない。

そして、ウイグルを語る上で欠かせないのが、先ほど述べた泰山流千条鞭である。
何十本もの束ねた二本の鞭で相手を捕縛するのだが、普段は被ってる兜の中に収納しており、角部分が持ち手になっている。
そのため、「あれだけの大量の鞭をどうやってしまってるんだ」とよくツッコまれる。
自分の頭の中から出してるのでは?とネタで言われる事も……。

作中のポジション中ボスの一人でしか無いキャラクターだが、これらの凄まじい戦闘能力のため、
北斗南斗元斗北斗琉拳などに属さない、宿命の星を持たない拳法家の中で最強の呼び声は高い。

一方、旧劇場版ではウイグルと戦う拳士がレイに代わっており、ケンシロウとの対決は無い。牙大王との対決があるかと思われたがラオウに持って行かれた
こちらでも泰山流双条鞭や泰山流千条鞭を披露するものの、蒙古覇極道を披露する前にあっさりと倒されてしまった。
原作では鞭のスピードは見切れないとか言ってたはずじゃねえか絶対おかしいぞ獄長の方が強いはずだ

パチンコではパチスロの演出を移植した『2【伝承・強敵】』での追加ボスキャラとして初登場。
『4【剛掌】』では一旦、台詞予告で破裂するザコキャラの扱いに格下げされたが、
『5【覇者】』からは再びボスキャラに格上げされ、通常時・バトルモード共にケンシロウやトキにカサンドラの恐怖を味わせてくる。
強さの序列はジャギより上で、シンやリュウガよりは下。原作での戦績を考えれば妥当だろう。
主要人物と同格の扱いを受けるのもそれはそれでおかしい気がするが

ちなみにウイグル獄長の英語の綴りはWigulで、ウイグル民族のUighurやUyghurなどとは異なる……というのが正式な設定なのだが、
ゲームなどでは民族名になっちゃってる事もあり、これだと「モンゴル民族の子孫がウイグル民族と同名」というおかしなことになってしまう。


ゲームにおけるウイグル

インパクトの強い人物ではあるのだが、それよりも主要登場人物が多い『北斗の拳』のキャラの中では出場機会に恵まれず、
スーパーファミコンの格ゲー2作品にも出場できなかった。ハート様牙大王どころか黒夜叉まで出たのに

そんな中で珍しくゲームボーイの『凄絶十番勝負』にはプレイアブルキャラクターとして登場しているが、
ジャンプもしゃがみもできないという手抜き極端な性能のキャラクターになっている。
2:42~

全くの余談だが、デコのファンタジー系アクションゲーム『ファイティングファンタジー』と『デスブレイド』に登場するポンは、
ウイグルそのまんまの造形で「獄長」と呼ばれて親しまれた。

格ゲーでは『ワールドヒーローズ』のJ・カーンが一文字違いの「蒙虎覇極道」を得意としており、
ウイグルが「我が祖は蒙古」と語っている事からまず間違いなくJ・カーンはウイグルの先祖なのだろう。


MUGENにおけるウイグル

soruzin氏によるキャラが存在。
スプライトは『凄絶十番勝負』の物を使用。
原作通り、しゃがむ事はおろか、ダッシュやジャンプに加えガードさえ出来ない仕様だが、
こちらの攻撃も全てガード不可能で、どの技にもノックバックが存在しないため、
密着して蒙古覇極道を連発していれば相手は死ぬ
AIは未搭載。


「あ…あわせではな…ならぬ!!あ…あのふ…ふたりを ふただりを~」

「をろあ!!」

出場大会

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最終更新:2024年09月11日 03:01