現ウィンダス連邦政府元老院議員首席にして実質的なウィンダスのNo.2。
現在は引退中で、ウィンダス石の区の博士公邸にて結婚し忘れた事を心残りとしながらも、悠々自適の暮らしを送っている様子。
元老院首席でもあるので、ジュノ大公国にて行われる各国軍首脳会談の席に赴く事もあるようだ。
「 オホホホホ~」という高飛車な笑い方や、上品そうな口調だが、その性格にタルタル族の幼い容姿も相まって、
どう見ても「 おばさまごっこをする小学生」のようにしか見えない。 *1
とはいえ、その本性はこのページ冒頭や以下のような名科白に事欠かない、とんでもない毒舌家。
四大強国が集っての重要な会議においても、さらりと相手や国の情勢を罵倒する始末。
「……ぶっ壊す!」
「……ぶっ殺す!」
「口の院の傭兵になれば、死ぬまで最強の装備を身につけられますわよ?
まぁ、死なないと脱げない装備なんですけれど。」
その人格も最凶というか、常人の尺度を当てはめる事は到底適わない 傲岸不遜傍若無人な性格の持ち主であり、
仇なす(?)輩(正体は彼女の番記者。ただ取材をしていただけ)には強力な呪いを掛けたり、「北の大地で置き去り」の刑等々の粛清が待っている。
自分の殺人未遂の罪を冒険者に擦り付けようとした事も。
触らぬ神に祟りなし、下手に関わると「ヘッポコくん」の烙印を押される(称号コレクターのプレイヤーとしては望む所だが)。
それでも、最後までやりぬき通せば「シャントット博士のお気に入り」として認めてもらえる。
海外プレイヤーの方々にも絶大な人気がある模様。
ウィンダスのある新聞記者(上記の番記者)曰く「気位はユタンガ火山より高く、気性はグスタベルグ山脈よりも荒削り」。
即ちとても偉そうで、とてもとてもキレやすい。そして、彼女がブチ切れた後はマンドラゴラ1本すら生えないと言われている。
その性格と言動のせいか、元老院主席の癖に自国の要注意人物リスト(特別警戒レベル)に名を連ねている。
両親とも優秀な黒魔道士を輩出した由緒正しい家系の生まれで、強大な魔力とコネでいきなり院長に抜擢されている。
しかし前院長暗殺未遂、迷宮の書物事件等々数多くの事件を引き起こし、一度は国外追放もされた経歴を持つ。
だが、追放先がクリスタル戦争の戦場になり、苦境に立たされた連邦に呼び戻され、
自ら義勇兵(実際は戦闘魔導団の一個師団を強引に私物化)を率いて獅子奮迅の活躍をし、ウィンダスの英雄の一人に数えられている。
真実は以下の動画を参照。振り回された方々の心中が察せられる。どう見ても血が騒いだだけのやりたい放題の壊したい放題ですよね……?
北の凍土に追放されていた頃のレディ・シャントット様の活躍。 本当に恐ろしいお方です
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もっとも、敵味方の分別や愛国心はそれなりにあるようで、それを見越して彼女を放っておいた元帥の思惑通り、敵の行動を報告したりもした。
ただし、通信装置を戦闘団の団長から強引に奪って。かけててよかったリレイズ。
こんな風に稀に周囲を気遣う素振りを見せる事もあるが、何せ本当にちょっとだけ何の気無くなので敏感な人で無いと気付かないし、
その前後の言動でそれが台無しになっている事が多い。
ちなみに、この戦争で命と引き換えに国を救った連邦の英雄カラハバルハと何かあった様だが詳細不明。
プレイヤーの間では、国家元首である「星の神子」と両思いであった彼に片思いしていたが、思いを伝えるに伝えられなかった、という説が有力。
設定上、現時点のヴァナ・ディール最強の黒魔道士(「連邦の黒い悪魔」と呼ぶプレイヤーも居るとか居ないとか)。
ただし素の防御力は大した事はないのと、彼女より強いNPCも数名いるので あくまで黒魔道士の中で最強という事
(ちなみに、過去には 「連邦の白い悪魔」と呼ばれる白魔道士もいた)。
その魔力は強大かつ無限。あるクエストでは「バイオ」「ホーリー」「トルネド」を10秒程度で連続詠唱(PCの魔法詠唱性能と比べるととんでもない性能)。
その威力で杖やロッドが壊れるほどである(何よりもこれほどの強力な魔法を屋外では無く屋内で使用している。本人は加減したとは言っているが怪しい)。
正に「あれはフレアではない。ファイアだ」。…どこの大魔王だ。
(「フレア」は古代魔法と言われる強力な魔法、「ファイア」は火属性魔法の基礎。つまり、初歩の魔法で古代魔法並みのダメージ量を出せる)。
当然、古代魔法II系(つまり、フレアよりも上位の魔法)も使用している。
さらに、現時点で最強のボスしか使えない氷結魔法の最上位である「ブリザガV」を使えるという設定
(プレイヤーは「III」までしか使用出来ず、それ以上は「ブリザジャ」になる)。
これを暑気払いのために街の上で炸裂させようと(真冬に)計画した。幸い未遂に終わったが。
勿論、伊達に博士号に叙されているわけではなく、呪いや新魔法開発なども行っており、ただ魔法を使うのが巧いというだけではないのは流石。
多くの冒険者も一部その恩恵に与る事が出来るが「お使い」と称して課せられるその役務の道のりは遠く、冷たく、そしてとてもとてもツライ…。
そして殆どの場合、その研究結果はロクでもなく、かつおっかない結果になる。プレイヤーが生きているのが不思議なくらいに。
年齢同様、レベルについても不明。タルタル達の会話内容から推測するに 200を優に超えているとか…?
(プレイヤーが上げられるレベルは現時点で頑張っても99まで。それ以上はメリットポイントというもので少々強化出来るだけ)
2003年12月16日のパッチで、両手棍イベントウェポンスキルの伝授者でもある事が発覚。
ウィンダスの魔道士を鍛え上げる為に「魔道士の、魔道士による、魔道士の為の、魔法を禁止した格闘大会」を計画立案して、
魔道士達を恐怖のずんどこに叩き落した。
魔法の腕のみならず、武技も嗜み、正に最強の名を欲しいままにしている。
更に2008年6月19日のパッチで実装された、上級者向けチョコボレース・パシュハウ沼激闘編(無差別レース)の第4戦目にも出陣。
個人戦であるレースに、「ジャックオブトロフィーズ」「クイーンオブトロフィーズ」「キングオブトロフィーズ」「エースオブトロフィーズ」の、
4体のカーディアンで出走。コンビネーションプレーで冒険者のチョコボに立ちはだかる。
コンビネーションだけでも隙が無いのに、シャントット自身が無詠唱でトルネドを唱え、チョコボ限定で全体妨害する様を披露してくれる。
タルタル族の名誉のために言っておくが、タルタル族は生まれつき心に「怯懦」の闇を抱えていると言われる臆病な種族であり、
彼女のような タカ派・過激派は突然変異レベルと言えるほど少数だ、と言う事を付け加えておく。
それを端的に証明出来るのが、「タルタル族が治めるウィンダス連邦は獣人種族ヤグードと(完全に友好的ではないながらも)平和条約を結んでいる」
という事実である。ヤグード含む獣人達とタルタル含む人間達は、前述した「クリスタル戦争」の敵味方であり、
事実ウィンダス連邦以外は獣人と今でも国を挙げて敵対している。これをタルタル族特有の平和主義とポジティブに取るか、
あるいは単なる臆病と取るかは評者によって分かれる所である。
とはいえ、ウィンダス関連のミッションに出てくるタルタルの多くは 心の闇を持っているとは思えないぶっ飛んだ方々が多いので、
タルタル族の臆病さがプレイヤーに認知されているのかというと微妙な所であったり。
イベント『ヒロインズコンバット』では彼女と アヤメ、プリッシュ( オレッ娘ガキ大将(ただし実年齢は四十路))、
クリルラ( 隻眼美女。この面子の中では やや地味)の4名と戦う。
倒されたヒロイン達が潔く降参する中、シャントットだけ 倒した後に魔法人形に変わり、本人はその傍らで高笑いするという演出がある。
何故かというと、 「本人が相手をしてしまうとどうやっても冒険者に勝ち目はないので、代わりに魔法人形に相手をさせた」
らしい(実際、そこまで鬼畜な強さではない)。
…もう ありえん(笑)としか言えない。
ちなみに、この演出は後述の『DISSIDIA FINAL FANTASY』にも受け継がれている。
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