ヘビィ・D!


「遅いな!

 その程度の動きでは

  スローすぎて

   あくびが出るぜ!!」
  • 格闘スタイル: ボクシング
  • 誕生日: 3月25日(29歳
  • 出身地: アメリカ
  • 血液型: A
  • 身長: 208cm
  • 体重: 113kg
  • 趣味: NEW JACK SWINGを聞くこと
  • 好きな食べ物: 毎日骨太
  • 得意スポーツ: レスリング
  • 大切なもの: 飼っているネコ(名前はプー
  • 嫌いなもの: きれい事、体裁

+ 担当声優
西村寿一
『'94』『'98』『'98UM』
中務貴幸
『KOF:DESTINY』『KOF ALLSTAR』

THE KING OF FIGHTERS』 に登場するキャラクター。
『'94』からの古豪チーム(笑)、アメリカンスポーツチームのメンバー。オーソドックスなボクシングスタイルで戦う。
アメリカのラッパー "Heavy D" がモデルと言われており、を付けることで語呂の良さをそのままに、丸パクリを見事防いでいる。
よい子は真似しないように。

プロボクサーだったが、とある試合中に事故で対戦相手を死なせてしまう
以来周囲から恐れられ試合機会が得られず、ボクシング界から半ば身を引いていたが、
闘いの中でしか生きられない彼は、やり場の無い怒りと絶望感に苛まれる日々を送っていた。
そんな中、彼の元にKOFの招待状が届く。
再び闘いの場に立つことができると興奮と、自分の力を評価してくれた大会主催者への興味から出場を即断、
古くからの友人であるラッキー・グローバーとシーズンMVPの現役フットボーラー、ブライアン・バトラーを誘ってチームを結成する。
その後ブライアンは元の生活に戻っていったが、彼とラッキーはストリートファイトの世界へと身を投じていった……。

 …のだが、翌年の『'95』では予選でライバルチームに敗れたとのことであっさりリストラ
 竜白ダック・キングと共にデラレーズとして背景キャラの道を歩むこととなった。
 『'97』では「ヘルバウッ……なっ!!」の悲劇で知られるニューフェイスチームのストーリーで、
 クリスに軽く招待状を奪われたと見られる。*1
 お祭りである『'98』でアメリカンスポーツチームは無事復活したものの、その後全く音沙汰が無い

ゲーム以外の媒体ではそもそも登場自体が少ないが空手とバスケを組み合わせ(ryラッキー、
格闘とは門外漢のブライアンを率いる本格派として描かれることが多い。
テリー・ボガード主役の漫画版『KOF94』(作画:真行寺たつや)では、テリーら餓狼伝説チームとの対戦で敗北。
その後、終盤で主催者のルガール・バーンシュタインが待つ空母ブラックノアへ向かうテリーらをアメスポチーム三人揃って見送っている。
その際のテリーに向けてサムズアップするD!の場面は必見。
漫画『KOF94外伝』(作画:鷹岬諒)ではひたすら渋かっこよく描かれている他、
彼が現役時代に起こした事故などゲーム本編でも触れられていない設定にも深く触れているため、アメスポチームのファンにはお勧め。
嬉野氏の小説版では真吾紅丸ちづるの3人の対戦相手として登場しており、実質チームリーダーとして扱いが無茶苦茶良かった。
ただし実際に戦闘描写があるのはブライアンだけで、彼(とラッキー)の戦闘描写は省かれており、
しかもアメリカンスポーツチームは紅丸一人に敗北している。…あれ?扱い…良かったはずだよな?
おまけに同じく嬉野氏の小説版パロディ編では試合に出る前にオロチチームにフルボッコにされる。
「やっと来た出番なんだ!」と泣き叫びながらオロチチームに挑むD!の姿はひたすら切な過ぎる。彼らが何をした。

ちなみに『'98』のアメスポチームのステージの背景ではデラレーズの2人がD!を応援しており、友情の厚さを感じさせるが、
手招きをしているように見えなくも無い


とまぁ、見事なまでの噛ませ犬ぶりであるがラッキー程ではなく、それ故公式でもあまり弄られることがないという、哀しい男。
その代わり彼の場合は、デラレーズに象徴されるようにリストラされた面が強調されている。
ただでさえ出番が少ないアメリカンスポーツチームは仕事の取り合いなどしないのである。
…ブライアンはアメフトにカムバックしたからいいんだ!

また、実は格ゲーのボクサーキャラNO.1の恵まれた体格をしているのだが、この点も触れられることは少ない。
スピードとパワーが両立したファイトスタイルを見るに、不幸な事故さえ起こっていなかったら世界チャンプの座も夢ではなかったろうに…。
そう考えると、出番の無さを面白おかしくネタにするのも良心がほんの少しだけ痛む所である。

しかし、D!と言えば空耳。 空耳と言えばD!と言っても過言ではない。
「やっぱっぱー!」(訳:ブラストアッパー。「あっぱっぱー」「へっぱっぱー」説も根強い)
と叫びながらアッパーを繰り出したり、
勝利ポーズ「のーしぇ!」(訳:器を知れ)と訳の分からない言語を発するのは有名である。
しかし後者は『'98』で明らかに「器を知れ」と発音しており非難の声が上がった。
一方で同作にはさらにマジ金出せ!もう秋だぜ!などの空耳も。
KOFの華やかな歴史の裏に隠された彼の悲劇は個人サイト 「墓標」 を参照していただくのが良いだろう。多くは語るまい。







「やっぱっぱー!」


原作中の性能

ボクサーだけあって、通常技必殺技共に全てパンチ。 キックなど邪道。 あとも。ローブローはストリートファイト故致し方なし
『'94』ではアメリカチームで唯一弱攻撃の連打が効き、発生とリーチに優れた中段技と下段技を持っていた。
しかし必殺技は無敵技どころかどれも使いにくく、「ソウルフラワー」は飛び道具は消せるものの頭上がガラ空き、
一見対空に使えそうなヤッパッパーこと「ブラストアッパー」も上方向の判定が殆ど無く対空に使えない。
唯一突進技の「R・S・D」が性能そのものは良いのだが、昇龍コマンドなため出しにくいという意味で使いづらい。
さらにジャンプ攻撃が下方向に弱く、飛び込みが座高の低いキャラだと小足払い連打で返されてしまう上、
それ以前にジャンプ強攻撃 (ふっとばし含む) の攻撃持続時間が非常に短いため当てること自体が難しい。
厳密に言うと、飛び込みから地上技に繋ぐために低い打点で当てることが非常に難しいのである。
超必殺技D・クレイジー」も、無敵時間は長いが発生が遅すぎるため当然連続技には組み込めず、
実は『'94』で最も当てる機会のない超技だったりする。*2 その上なぜか微妙に出にくい。
その代わり(?)、技の攻撃判定が出る前に潰されてもゲージが減らないという哀し…嬉しい特徴がある。

『'98』では通常技・必殺技とも強化され、D・クレイジーの発生が早くなって小技連打から繋ぐことも可能になり、火力が上がった。
また新必殺技の 「シャドー」 は、その名の通りシャドーボクシングをするだけだが、他の必殺技の性能を高める性質を持っている。
ただし相手の攻撃を喰らうと効果が切れるのでその恩恵にはあずかりづらい。
もう一つの新必殺技「ダッキングコンビネーション」は、ダッキングしながら移動しフックを繰り出す技で、移動中は無敵。
「ダンシングビート」は『'94』のD投げだった技で、打撃投げに昇格したもの。シャドー状態では追撃可能になる。
新超必殺技「D・マグナム」 は出が遅いため連続技に組み込めないが、通常飛び道具を貫通し、溜めが可能。
ただし最大溜めにしても威力が上がったりガード不能になったりすることは一切無い。というかただでさえ出が遅いのに…。
また発射時に体勢を前に乗り出すために、相手の飛び道具を読んで出しても距離が近いと潰されてしまう。
唯一パワーMAX発動&シャドー状態のダンシングビート後の追撃には文句無しに使える。…条件が限られすぎとか言いっこなし。
余談だが開発中は「ブロウクンマグナム」と仮称が付けられていたとか…確かにモーションがOPのやつまんまかも


『'98UM』では一定時間シャドー状態になる 「D・シャドー」 という超必が増えた。
こちらは攻撃を喰らっても持続が切れないので気軽に使っていける。
また「ソウルフラワー」の無敵時間増加・シャドー状態ではヒット後追い討ち可能など必殺技も全体的に強化されている。
さらにEXTゲージなら中段の特殊技「ロッククラッシュ」にクイック発動をかけての中段始動コンボも可能になり、ガード崩し能力に磨きがかかった。


MUGENにおけるヘビィ・D!

+ 3㌶氏製作 D´(ディーダッシュ)
  • 3㌶氏製作 D´(ディーダッシュ)
ネタキャラに定評のある氏のアレンジキャラ。
2016年のフリーティケットシアター終了によるサイト消滅で入手不可となっていたが、
2019年2月よりはいうぇい氏によって代理公開されている。

『'98』をベースとしているが、何故か裏モードとしてK'の要素が盛り込まれており、
炎を出したりグラサンを投げる乱舞技を繰り出したりする。
ただ足を使わないのでミニッツナッコーやクロウ○イツの性能は結構違う。
グラサンとグローブ繋がりなので炎を出そうがおかしくはない
氏の他キャラ同様、任意でモード切り替えが可能。

外部AIはran氏製作のものがあり、オリジナルモードに対応。
一応D'モードにも対応しているが、まだ記述は少ないとのこと。
D'モードを封印すればごく普通のヘビィ・D!なので、ニコニコでも古くから見かける。
プレイヤー操作(7:19~)

+ RYO2005氏製作 KOF98+ROTD風アレンジ仕様
  • RYO2005氏製作 KOF98+ROTD風アレンジ仕様
スプライトは『'98』のものだが、『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』風にアレンジされている。
AIは搭載されていない。

誠治氏により外部AIが公開された。
11段階にAIレベルが調整可能(レベル11は超反応)。
ロッククラッシュ(→LP)を中段技に変更、
単発のロッククラッシュをキャンセル不可に変更(ただしAIはLV10・11限定で単発ロッククラッシュをキャンセルする)、
弱ダッキングコンビネーション・強化弱ダッキングコンビネーションの2段目を中段技に変更するといった改変がある。

また、新たにshao氏によって外部AIが公開された。
AIレベル、ガードレベル、反応速度レベル、回避行動レベルをそれぞれ調整可能。
また、『'98UM』っぽいモードにするスイッチもある。
常時シャドースイッチもあるが、デバッグ用と記述されている。

+ アフロン氏製作 KOF2002UMアレンジ仕様
  • アフロン氏製作 KOF2002UMアレンジ仕様
基本性能が本来登場していない『2002UM』仕様にアレンジされており、例によってMAX2演出や勝利画面も搭載。
特殊イントロなどの演出においてデラレーズネタも豊富に搭載されていたりもする。
こちらにも誠治氏の外部AIが公開された。

+ みーご氏製作 ジャイアント・D!
  • みーご氏製作 ジャイアント・D!
名前の通りデカい。数値にして1.2倍、AC『北斗の拳』のキャラと比べても遜色無い高さ。
「シャドー」は一定時間の飛び道具無敵を付与する技になっており、さらに7P以上限定の超必「D・シャドー」は全属性無敵。
敵の投げ抜けやライフ管理などを感知するとペナルティとして焔が表示され、3つ以上溜まると強化が加わっていく。
通常は凶で7P以上は狂だが細かいカラー差があり、技の初動無敵やアーマーなどが加わる。
試合終了時の演出がJOJO風になったり、「もう秋だぜ!」と言う後ろで本当に紅葉が散っていたりと試合後はネタ重視。

+ 高崎舟氏製作 2000~2001+アレンジ仕様
  • 高崎舟氏製作 2000~2001+アレンジ仕様
カラーによって『2000』・『2001』・SPの3モードを選択出来る。
ストライカーとして、ラッキー、ギースアースクェイクハイデルンを呼び出せる他、ブリス技にも対応済み。
AIはデフォルトで搭載されている。


上記の他にも、NS氏による『'94』をベースにしたアレンジ仕様も存在する。
D!本人が登場しない所では、彼の名をオマージュしたと思しきオリジナルキャラ「ベビィD!」がMUGEN入りしている他、
キャノン娘氏製作の 「ドリームバイソン」 が彼の魂を呼び戻し、やっぱっぱーや 「R・S・D」 「D・マグナム」 を受け継いでいる。
もう一度かつての夢を、戦友たちと見た夢を目指すため…。(Readmeより)
しかし、何でバイソンにその夢を託したのかは謎である。
…下手に目立ってまた狙われてしまうのを恐れたからなのだろうか?

……本家は?

+ ニコニコMUGENでは…(動画ネタバレ注意)
ニコニコMUGENでは企業として再起したネスツにあっさりと招待状を奪われてたりする。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

+ 一覧

プレイヤー操作

アルで昇華(part91、D')
実況付きP操作 Tarie配信(169キャラ目操作キャラ、NS氏製)


*1
クリスに奪われたとは明記されていないが、『'98UM』で対クリスに特殊イントロが用意されているため(チームメイト以外では唯一)、
まず間違いないと見られる。幸か不幸かラッキーほどネタにされてはいない。
…と思っていたら、携帯アプリゲームの『燃えろ!KOF大運動会』でD!とクリスがそれぞれ一人ずつで同時出場している。
まあ出番は増えているしこれはこれで結果オーライだろう。

*2
他のキャラの超必殺技は純粋に性能が高かったり連続技に組み込めたり
対空や置き技として使えたり無敵時間等でカウンターとして使えたり投げ超技として使えたり…。
もっと言ってしまえば『'94』は気絶ゲーであるため、気絶させてしまえばどんな性能でも当てることが出来る
しかしD!氏は前述のJ攻撃の性能故(気絶連続技は存在するが)、相手を気絶させることも難しいため、
実戦レベルでD・クレイジーを使う機会はまず訪れないのである。


最終更新:2024年03月21日 11:19