獣翼機 フィアラールシリーズ
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フィアラールシリーズは、第四世代機兵の規格化の流れに合わせ、それまで完全なるオーダーメイドが基本とされていた獣翼機の常識を打ち破る新基軸の獣翼機として考案されており、操縦槽など、操手となる鳥人族個人の体格等にあわせて大規模な調整が必須な部位を除いた機体の主要な各部をブロック構造で構成する事で、簡易にパーツを組み替え、交換することを可能としたもので、購入者は、共通規格で製造されるさまざまなパーツバリュエーションの中から最適なものを選び、組み合わせることができるというもの。
この機構は機体の基本構造部分の量産性を高めつつ、オーダーメイド並みの自由度を実現したもので、従来の完全なオーダーメイドで製造される獣翼機とくらべ、かなり製造コストが抑えられているのが特徴である。
聖華暦533年の販売開始以来、時代の変化や技術の進歩に合わせ、さまざまな改良やモデルチェンジが繰り返されており、聖華暦830年時点においては、大きく5つのモデルが存在している。
[主要な5つのモデル]
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フィアラール・アインス
聖華暦533年に販売が開始された、最も初期型のフィアラールで、第四世代機兵に相当する。
この時点ではまだ、噴射式推進装置(バーニア)などは搭載されておらず、離陸の為には垂直発射型のカタパルトや風属性魔法、ウィンドスポットの使用が必要である。
聖華暦533年に販売が開始された、最も初期型のフィアラールで、第四世代機兵に相当する。
この時点ではまだ、噴射式推進装置(バーニア)などは搭載されておらず、離陸の為には垂直発射型のカタパルトや風属性魔法、ウィンドスポットの使用が必要である。
胴体そのものにも翼の役割を持たせるため、薄く広い形状となっているほか、空気抵抗を抑える目的で頭部は胴体に格納することが可能な構造になっており、格納している状態だと従機にも似た、ややずんぐりとした形状に見える。
当時の技術的な限界点から、機能的に物足りない部分は多いものの、ほぼ完全なオーダーメイドが基本であった獣翼機の量産性を高めた意欲的な機体であり、低価格化を実現したことで、強力なパトロンを持たない鳥人族冒険者などにも手が届くようになったことで、同盟の鳥人族の間で爆発的に普及した。
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主な変更点としてはバーニアが実装され、簡易的ではあるものの、自力での離陸が可能となったことが挙げられる。
バーニアと液体エーテル量の制約から、実用可能な滑空の距離に制限はあるものの、母艦や拠点を中心とした滑空による偵察が可能となった。
この偵察能力の高さは都市同盟軍からも注目され、量産可能な獣翼機としては初めて軍用機として正式採用されることになる。
この偵察能力の高さは都市同盟軍からも注目され、量産可能な獣翼機としては初めて軍用機として正式採用されることになる。
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フィアラール・ドライ
聖華暦636年より販売が開始された3つ目のモデルで、第五世代機兵に相当する。
基本的な形状はフィアラール・アインスやフィアラール・ツヴァイを踏襲しつつ、全体的な性能の底上げが図られている。
聖華暦636年より販売が開始された3つ目のモデルで、第五世代機兵に相当する。
基本的な形状はフィアラール・アインスやフィアラール・ツヴァイを踏襲しつつ、全体的な性能の底上げが図られている。
またフィアラール・ドライは最初から都市同盟軍で運用されることを念頭に開発が進められており、フィアラール・ツヴァイのこれまでの軍内で運用によって蓄積された軍からの要望や運用中の改良点が仕様として落とし込まれている。
例えば、頭部を小型のポッドとして分離できる機能が新たに追加されているのだが、これは、偵察機としての運用する際のリスクヘッジとして要望の上がっていたもので、機体の生存が絶望的な状況下において、映像記録だけでも回収できるよう頭部にデータポッドとしての役割を持たせたものである。
また、獣翼機という特殊なカテゴリである都合上、完全ではないものの、可能な範囲において他の軍用機兵と規格共通化も進められており、武装類の共用なども可能となっている。
また、獣翼機という特殊なカテゴリである都合上、完全ではないものの、可能な範囲において他の軍用機兵と規格共通化も進められており、武装類の共用なども可能となっている。
聖華暦642年からは軍用の機能をオミットした民間向けのモデルの販売も開始されている。
なお、フィアラール・ドライ以前の独特な風貌には根強いファンがついており、後にフィアラール・フィーアやフィアラール・フェンフが発売されてからも、手を加えつつ使い続けられる個体も存在している。
また、聖華暦830年代においても、特注という形にはなってしまうが、デザインをフィアラール・ドライ以前のものに寄せて作ることも可能である。
また、聖華暦830年代においても、特注という形にはなってしまうが、デザインをフィアラール・ドライ以前のものに寄せて作ることも可能である。
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旧マンマルズ&バーダーズの獣翼機技師達と、シームド・ラボラトリーズの軽機兵技師達が合同で開発にあたっており、軽機兵由来の技術と獣翼機由来の技術が統合されているのが特徴である。
この際、基礎設計から全面的に見直しが行われているため、結果として、これまでのフィアラールシリーズとは一線を画する、より人型に近いデザインとなっている。
加えて、滑空機能のため、広い可動範囲が必要な腕部や、跳躍力の確保や着地時の衝撃吸収性能の確保が必要な脚部の関節は非常に特殊な構造となっており、見た目の印象としては、鳥人族に近い。
この際、基礎設計から全面的に見直しが行われているため、結果として、これまでのフィアラールシリーズとは一線を画する、より人型に近いデザインとなっている。
加えて、滑空機能のため、広い可動範囲が必要な腕部や、跳躍力の確保や着地時の衝撃吸収性能の確保が必要な脚部の関節は非常に特殊な構造となっており、見た目の印象としては、鳥人族に近い。
またアイオライト・プロダクションの持つ電子計算機を使用し、最適化されたフラタニティ・フレームを採用したことで、機体重量を抑えながらも機体全体の剛性の向上が実現されており、これまでのフィアラールシリーズと比較して滑空時の運動性能や地上での近接戦闘能力が向上している。
このほか、設計の全面的な見直しに合わせ、他の軍用機との共通規格化もより高いレベルで進められていることも特徴といえる。
このほか、設計の全面的な見直しに合わせ、他の軍用機との共通規格化もより高いレベルで進められていることも特徴といえる。
離陸装置としてはフィアラールシリーズでは初めてマナ・カート搭載型の魔導スラスター、ラウンチ・スラスターユニットが標準装備として採用されている。
本機に搭載されているものは、背部にはマナ・カートのカーゴのみを背負い、機体各部に小型〜中型の魔導スラスターを分散配置するタイプのもので、マナ・カートの搭載個数は6つである。
また、フィアラール・ドライで採用されたデータポッドシステムは形を変えてフィアラール・フィーアでも採用されており、リアアーマー裏に射出式のデータポッドが搭載されている。
本機に搭載されているものは、背部にはマナ・カートのカーゴのみを背負い、機体各部に小型〜中型の魔導スラスターを分散配置するタイプのもので、マナ・カートの搭載個数は6つである。
また、フィアラール・ドライで採用されたデータポッドシステムは形を変えてフィアラール・フィーアでも採用されており、リアアーマー裏に射出式のデータポッドが搭載されている。
なお、フィアラール・ドライと同じく、都市同盟軍へ納入される軍用モデルの他に冒険者や傭兵団に販売される軍用機能を省いた民間向けモデルが存在しており、こちらは聖華暦783年に販売が開始されている。
その性能の高さと運用性の高さから国内外問わず、人気機種となっており、聖華暦808年にフィアラール・フェンフが発売されると型落ちとして価格が下がったことも後押しとなって、さらに普及が進んだ。
聖華暦830年代において最も一般に普及している獣翼機の一つといえるだろう。
聖華暦830年代において最も一般に普及している獣翼機の一つといえるだろう。
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フィアラール・フィーアの都市同盟軍仕様及び、高級仕様というコンセプトで開発されており、基本的な構造や機能はフィアラール・フィーアを踏襲しつつ、各部がアップグレードされている。
そのため、すでにフィアラール・フィーアを所有している場合には、有料ではあるが、フィアラール・フェンフ仕様にアップグレードすることも可能となっている。
そのため、すでにフィアラール・フィーアを所有している場合には、有料ではあるが、フィアラール・フェンフ仕様にアップグレードすることも可能となっている。
主な改良点としては、それまで、レイヴァスキン製のハニカム装甲が採用されていたところに、イシルディンメッキが施されており、特に、操手槽など重要区画を保護する装甲には完全にイシルディン製のハニカム装甲に置換されているなど、防御性能が向上していることが挙げられる。
このほか、本機に採用されているラウンチ・スラスターユニットはさらに改良が進んだものとなっており、重量の削減と稼働効率の向上、エーギルの昇華効率の向上など機能的に効率化が進んでいる。これにより、搭載可能なマナ・カートの個数が1つ増え、最大で7つまで搭載することが可能となった。
このほか、本機に採用されているラウンチ・スラスターユニットはさらに改良が進んだものとなっており、重量の削減と稼働効率の向上、エーギルの昇華効率の向上など機能的に効率化が進んでいる。これにより、搭載可能なマナ・カートの個数が1つ増え、最大で7つまで搭載することが可能となった。
このようなアップデートの結果として、販売価格は上昇してしまったものの、性能面では十分にそれに見合ったものとなっており、都市同盟軍においては既存のフィアラール・フィーアを順次改装する形でフィアラール・フェンフを採用することが決定。聖華暦830年代においては、都市同盟軍の所有するフィアラールシリーズは全機、フィアラール・フェンフ仕様への改装が完了している。
このほか、同盟の誇る天才技術者、ダライアス・アームストロングの開発した魔導指揮管制装置Hanni-Balの簡易量産型、BARCA開発後には、軍用及び、同盟政府より認可を受けた冒険者、傭兵にのみ販売が許可されるオプション装備としてBARCAの販売も開始されており、偵察時の情報送信の効率化、確実化が実現されている。
加えて、このBARCAと高性能な滑空機能の相性は非常に良く、至って簡易的ではあるものの航空管制機のような役割も果たせるようになった。
加えて、このBARCAと高性能な滑空機能の相性は非常に良く、至って簡易的ではあるものの航空管制機のような役割も果たせるようになった。
なお、当然ではあるがこのBARCAは同盟国内向けにしか販売されておらず、販売先も個別に記録されているため、他国への流出などは厳密に防がれている。
もっとも、そもそもそういうリスクが限りなく少ないと判断された冒険者や傭兵にしか販売が許されないのではあるが。
もっとも、そもそもそういうリスクが限りなく少ないと判断された冒険者や傭兵にしか販売が許されないのではあるが。