概要
京成3000形は、2003年2月1日から営業運転を開始した、京成電鉄で現在最大勢力(通常の42編成+50番台6編成)を誇る車両である。また兄弟車としてN800形、北総7500形、千葉ニュータウン鉄道9200形が存在する。約15年間にわたり製造されたため、トップナンバーとラストランバーでは仕様が大きく異なる(ただし、京急新1000形ほどではない)。
2022年の桜に染まる街、佐倉HM |
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3001〜3025
初期車に分類されるグループ。3001以外6両である。車内は千鳥式にLCDが配置されているほか、3002は検測装置を有している。3002〜3007は運番表示器が白色に交換された。その他はオレンジ。
3026〜3030
不思議な車両で、基本的には初期車と同じように見えるが、車内のLCDは12:6ではなく4:3のタイプになっている。これは3025以前の編成は改造して付けたが、3026以降は元から付いていたものであるため。3029、3030は緑色のUVカットガラス。
3031〜3042
後期車に分類される。UVカットガラスでガラスが若干緑色であるほか、こちらは最初から12:6のLCDを各ドア上部に装備している。また3039以降は運番表示器がデビュー時から白色、その他はオレンジである。
3051〜3056
元々は成田スカイアクセス線用に製造されたもので、のちに3100形が入った関係で京成本線に転用された。基本的には3026〜3028と同じ感じだが、床面や車端部などが空港をイメージした水色になっている。座席は3053までが交換されたが、3054,55,56に関してはスカイアクセス時代のものを流用している。最近になりLCDの更新が発生し、現時点で全編成の更新が完了したため、3026〜3030とはまた違う表示をする。
兄弟車
北総7500形
仕様は初期車と同一である。千鳥式LCDで全編成8連を組んでいるほか、2025年1月に突如にして全編成運番表示器が交換され白色になった。
千葉ニュータウン鉄道9200形
1編成のみ製造。元々千葉NTはそこまで車両を必要としないのでこれくらいでよいのだろう。仕様は3026〜3028と同一で、4:3のLCDを全ドア上に装備している。
N800形
他の兄弟車と異なり、1両1番号を有する。また編成数はそれほど多くないものの、初期車と後期車によって車内の様子が大きく違い、またLCDも3000形とは違うパッとビジョンタイプを千鳥式に配置している。
添付ファイル