ぎなた読み

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ぎなた読み - (2022/02/09 (水) 19:14:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2018/11/10 (土) 21:58:11
更新日:2024/01/12 Fri 20:09:42
所要時間:約 4 分で読めます






義鉈(ぎなた)…平安時代末、陸奥の日本刀の切れ味に対抗すべく源義家により考案されたと言われる戦闘用の大型のの一種。
その重量のゆえに扱える者は限られたが、ひとたび相応しい豪傑が振るえばいかな名刀でも、たとえ魔剣/妖刀でも容易く打ち折ったという。
特に、かの武蔵坊弁慶が義鉈を使う場面を読む者の気分が高揚し「 弁慶がな、ぎなたを持って
と思わず節をつけて読み上げたことが「ぎなた読み」の由来となったことはあまりにも有名である。
民明書房刊『日本びっくり武器名鑑』より


義鉈を振るえる方、追記・修正お願いします。
















ねぇ、ちゃんと風呂入ってる?」


「え?入ってるけど…」


「うわぁ~、お前、姉ちゃんと風呂に入ってるのかよwww」


概要

ぎなた読みとは、文章の区切る部分を間違えて読むこと及びそれから派生した言葉遊びの一種である。

具体的な時期は不明だが、「弁慶がなぎなたを持って~」を本来
「弁慶が、なぎなたを持って~」
と読むべきところを
「弁慶がな、ぎなたを持って~」
と読んでしまったことが発祥とされている。

区切る場所を間違えることで「ぎなた」なる正体不明の何かや、更に弁慶がそれを持つという不可解な内容が生まれる…
というのが、面白さを担っているのかもしれない。

日本語入力・変換ソフトは素の状態でもある程度正確な変換が可能だが、
中には変換用データの精度が低いものも存在し、ぎなた読みのように区切る位置が素っ頓狂になってしまったせいで笑える誤変換を生み出すことも。
  • 正:高崎健太郎→誤:高さ危険太郎
  • 正:川井貴志→誤:乾いた菓子
こういった具合。高さ危険太郎は対になる「低さ安全花子」なるキャラクターまで生まれる始末。どうなってんだ。

ネットの普及以後は変換ミスなどにより、打った本人の意志とは無関係にぎなた読みが生み出される他
利用者のおふざけが持つユーモアによってぎなた読みが作られ、ネットスラングとして定着していく例も多い。
あとどういうわけか下ネタやエロネタが多い。

弊害…というと少し違うがぎなた読み関係で問題があるとすれば、完全一致でない場合にNGワードにされてしまう可能性がある点か。
いわゆるスカンソープ問題(「Scunthorpe」という地名に下品な罵倒語「cunt」が含まれているためNGワードとなりネット上のやり取りに支障をきたす問題)である。

日本では神話やWebブラウザでおなじみ「ス レイプ ニル」に禁止用語が入ってて記述できないというのが有名だろう。
ブログや動画サイトなどのコメント機能や配信にて「〇〇だしね」という言い回しが「〇〇だ 死ね 」と判定されNGになるというケースも。
「〇〇だし、ね」などのように一致を避けたり、「〇〇だからね」と言い回しを変える工夫が求められるだろう。
あるブログサービスでは「ア エロ フロート」(ロシアの航空会社)に「エロ」が含まれているせいで弾かれてしまうという笑っていいんだか悪いんだか分からない事態が起きたことも。
もっとも、形式などによって制限レベルが異なるため一概には起こりえないものともなっている。

『グランツーリスモ』では5以降、チャットでセッティングの相談をする際「LSDのセッティングは~」といったことを書くと
LSDという同名の麻薬が存在するという理由で引っかかったりもする。
単に「デフのセッティングは~」とすれば避けることができる。

子供向け作品の単語なら問題ない…と思いきや、
例えばウルトラシリーズなら有名どころでも二つくらいNGワードとして弾かれる、
ポケモンシリーズであれば「レオナルド」などのごくごく一般的な名称がポケモンや主人公・ライバルの名前に使用できないことがあるなど、
わりとぎなた読みとNGワードによるスカンソープ問題は様々な面で幅広い。


有名なぎなた読み*1


  • ここではきものをおぬぎください
一般的には最も有名なぎなた読み。
「ここで、はきもの(履き物)をお脱ぎください」と、要するに「土足厳禁」の意味で書かれていた文章に対して、
「ここでは、きもの(着物)をお脱ぎください」と解釈した人が服を脱いでしまったというエロい笑い話。
いくらそう解釈したからって実際そんな事する奴いねーだろというツッコミは禁句。


  • ぱんつくったことある?
「ここではきものをおぬぎください」並にメジャーなぎなた読み。
「パン、作ったことある?」と「パンツ、食ったことある?」の二通り。
パンツを食べたことがあると答えた人は食糧難でやむをえなかったのか、ただの変態か。


  • 涼ちんこないの?
アイドルマスターディアリースターズ(DS)からの新キャラ秋月涼
彼女、いや、彼は立派なである。
だから「ある」のか「ない」のかで言えば「ある」のである。


  • オマーン国際空港
  • オマーン国際女子マラソン
そんな空港もマラソン大会もありません。
ちなみに、オマーンにあるのは首都名を冠した「マスカット国際空港」である。普通だなあ

類似ワード:「青梅国際女子マラソン」


  • アルゼンチン国債
  • オマーン国債
区切る位置を変えるとなんだか臭そうである。
良く似たネタとして「ターちゃん」にオーマン湖畔の草で作った別荘「オーマン湖草荘」が存在する。


  • AKIBA'S TRIP
アクワイアの人気ゲームソフト。
販売元がぎなた読みを狙ったタイトル付けをしているという比較的珍しい例。
ぎなた読み側が本作のゲームシステムに関わってくるものとなっている。

  • (ねえ)、ちゃんとしようよっ!
つよきす』などで知られるきゃんでぃそふとのエロゲシリーズ。
本記事冒頭にも記載されている、ぎなた読みの鉄板ネタをそのまま取り入れたタイトル。
肝心の何をするのかという部分が抜け落ちているが、何をするのかについてはお察しください。


  • おしょくじけん
「汚職、事件」と「お食事、券」
余談だが汚職とは政治家や公務員が自らの地位を利用して不正に私腹を肥やすこと。
同じような警察ネタだと「おおさかふけい」が有名。
日本人の大半を占める県生活者は「〇〇県警」に慣れているため、どうしても「大阪府、警」と切れず「大阪、婦警」と切ってしまい、
大阪の女性警察官の事と思ってしまう。都生活者や道生活者も同様。


  • やくざいし
「薬剤師」と「ヤクザ医師」
区切る位置一つでカタギかそうでないかで全く変わってしまう。確かにどっちも薬は作っているが。
星をみるひと」やビックリマンシリーズにて、これを用いたダジャレが作中に登場している。


  • じょうむいんしつ
「乗務員室」と「ジョウム陰湿」
このジョウムは「乗務」のこともあれば「常務」のこともある。陰湿な常務。嫌だねぇ。


  • この先生きのこるには
「この先 生き残るには」というつもりで打った文が「残る」が漢字変換されなかったことで、
「この先生 きのこる には」と読めることで派生し、「きのこる先生」というキノコで先生のようなAAキャラが生まれるなどした。


  • アフガン航空相撲
『航空力士』と呼ばれるアフガンの戦士たちが大空に高く飛び上がり、
華麗な空中戦を繰り広げる無敵の暗殺拳…ではなく、某巨大掲示板にたてられたスレッドのタイトル
「アフガン航空相撲殺される」に読点が入ってなかったが故の誤読。
航空相という役職に就いていた人が撲殺された…という事件だったのだが
なにぶん「航空相」という役職は日本には存在しないこともあって馴染みが薄く「航空相撲が(で)殺される」という意味で読んでしまう人が多かった。
ちなみにアフガン相撲自体は実在する(というか相撲系は大体の地域にある)。
ちなみに Wikipediaに記事がある


  • 金太の大冒険
  • 吉田松陰物語
  • 極付け!お万の方
  • 怪傑黒頭巾
コミックソングを得意とする名古屋出身のシンガーソングライター、つボイノリオ*2が1975~1976年に出した楽曲群で、サビ部分がそれぞれ
「金太」の後に「ま」、「松陰」の後に「しん」、「お万」の後に「こ」、「こんどう」の後に「む」で始まる言葉をつけるというパターンで構成されている。
巧みな言葉遊びにより下ネタをオブラートに包みながら連発していくというその芸風は唯一無二で、今なお根強いファンを持つつボイであるが、どんな曲を発表しても大半が放送禁止に指定されてしまうという憂き目にも遭った。
なお「怪傑黒頭巾」に関しては、松島トモ子(ライオンに噛まれた人)も同名の曲を出しているが、そちらはあくまでも同名の映画の主題歌なので関連がない。


  • 重いコンダラ
野球アニメの名作『巨人の星』の主題歌の出だし「思い込んだら」から発祥したぎなた読み。
OPのアニメーションにおけるこの歌詞の部分で主人公の飛雄馬が整地用のローラーを引いており、
そこから「重いコンダラ(=ローラー)」というフレーズが誕生した…とされるが実際のOPアニメに当該するようなシーンはなく、ある種の都市伝説となっている。
挿入歌として使われた第12話の1シーンから…という説が有力。軽いコンダラがあるのかは定かではない。
なお、コンダラという道具は整地用ローラーの俗称として知られているが、実はその語源となったのはエピソードから。


  • スク水揚げ
スク水に天ぷら粉をまぶして油で…って、違う。
沖縄ではアイゴという魚の稚魚を「スク」と呼んでおり、毎年7~8月頃にそれを水揚げすることである。
というかスク水を揚げたらもはや狂気、下手したらリョナの域である。絶対人に着せたままやるなよ!


  • せつなさみだれうち
女神転生シリーズの技の一つ。
正しくは「刹那五月雨撃」なのだが初出である女神異聞録ペルソナではひらがなでこう表記されていたので
「切なさ乱れ撃ち」とも読めるようになってしまっていた。以後シリーズのファンの間では語り草となっている。
後に、「切なさ乱れ撃ち」も実際に実装された。使用できるのは、生まれた瞬間餓死確定というまさに切なさ乱れ撃ちな悪魔「ミルメコレオ」。
ちなみに、ミルメコレオ自体も聖書の誤読が由来。
+ コラム:どういうこっちゃ
『旧約聖書』は『ヨブ記』の4章11節にある「 雄獅子 」をヘブライ語からギリシャ語に翻訳する前段階で、「 アラビアの獅子 」ミュルメクス・ライオンとなり、
さらにミュルメクスは ギリシャ語では蟻 の意味を持つために、直訳したら「 蟻ライオン 」という言葉になってしまったという。
英訳すると「 アントライオン 」になり、生物学の発達とともに合成獣ではなく、砂中に潜み蟻を食う「 アリジゴク 」の事を示すようになった。


  • キン肉マン・タロウ
正義超人の中でも伝説的存在であるキン肉マンことキン肉スグルの息子、キン肉万太郎
ヘラクレス・ファクトリー入学時に同級生の一人「ジ・アダムス」から間違ってこう呼ばれた*3
どうやらその名前はウルトラ兄弟の6番目の弟であるウルトラマンタロウに肖り「キン肉マンタロウ」となるようにつけられた…らしい。
なお、某スニーカー企業とのコラボで生まれた超人にキン肉マンゼブラの兄「キン肉マンティガー」なる奴もいるが、こっちのティガーは虎を意味しており、超古代の戦士とは断じて無関係である。


  • パンチラベル
書類をファイリングする時開けた穴を補強するオフィス文房具。
区切る位置を変えるとベルという人物のパンチラ、もしくはパンチラを発生させるベル型のマジックアイテムに。


  • ジョージ・マッケンジー
福岡ダイエーホークス、シアトルマリナーズ、阪神タイガースで活躍した捕手、「城島健司(じょうじまけんじ)」が元になって誕生。
ゴリラみたいな顔とガタイ、持ち前の日本人離れしたパワーと上手く噛み合い、ポピュラーなニックネームとして浸透している。
引退した今ではすっかり釣りとゴルフに夢中なおじさんとなり、理想のリタイア後として度々語られる。

  • ニーヌ・マッケンジー
シンガーソングライターの「新沼謙治(にいぬまけんじ)」が元になって誕生。
ジョージ・マッケンジーと違い、こちらはモータースポーツ選手の「ニール・マッケンジー」と新沼謙治の発音が似ていることから、モーターサイクルファンの間で定着した。


  • ヤッターマンコーヒーライター
  • ヤッターマンコナンと丸見え
女の子の前で絶対に区切って読むなよ!絶対にだぞ!!


  • シンダイシヤヲタノム
  • カネオクレタノム
その昔、電話が普及する前の緊急連絡は電報が主流だった。
電報は文字単位で料金が課金されるため、句読点は省略されることが多く、また漢字を送ることは長らく出来なかった。
前者は「寝台車を、頼む」・「死んだ、石屋を頼む」・「死んだ、医者を頼む」と、区切る位置で全くもって意味が変わってしまう。
後者は田舎から上京した学生が「金送れ、頼む」と実家に金を無心したら、「金遅れた、飲む」と読んだ実家が借金返済が遅れたので毒を飲んで自殺する気かとすっ飛んで来たという話。
「金をくれた、呑む」と解釈されて「アマリノムナ(あまり呑むな)」と返されるという話も。
漫画「三丁目の夕日」にこの電報のエピソードがある。


  • けがなくてよかったね
「怪我が無くてよかったこと」、「毛が無くてよかったこと
毛が無くて良かったことなんてあるか!と思った人は心の中でそっと手を上げてください。
また、頭髪も怪我も少ない和田一浩や福留孝介などがデッドボールを受けたり、残した成績を回顧したりする際にもよく使われる。

類語:「もうけはない」


  • 乳がんは男性にもまれながら見つかります
女性の病気と思われがちの乳がんだが、男性にも低確率ながら見つかるという意味。
区切る位置を変えると男性がおっぱいを揉んでいたら乳がんを発見したという意味に早変わり。
なお、実際に男性による"触診"によって乳がんの早期発見に繋がった例はある。


  • 塩、くれてやる
『ストリートファイター』シリーズのキャラ、ベガの台詞。
もとは「死をくれてやる」であり、勝利時の「敗北者に死を…」も「敗北者に塩」とされることがある。
なお、苦しんでいる敵に敢えて手を差し伸べるという意味の慣用句に「敵に塩を送る」という言葉があるが
ベガ自身は到底そのような人物ではないこともネタっぷりに拍車をかけているかもしれない。
この他、台詞の区切りをずらした空耳ネタとして『餓狼MOW』のグリフォンマスクの「美代子の腹筋(見よ、この腹筋)」がある。

ちなみに、毛利元就厳島の戦いで陶方を裏切って毛利方に内通していた坊主にもくれてやったという話がある。
この時海水に顔を付けて溺死させたとのことで、両方をいっぺんに与えている。
裏切り者に潮…


  • 海行かば
軍歌の一つ。区切ってしまうと「海行カバ」と海を目指すカバの歌に早変わり。


  • 頭、へごちん
声優の大橋彩香が「頭へ、ゴチン」をこのように読み間違えた*4ことから、以後氏のあだ名として「へごちん」「へご」が定着した。本人も「はっしー」と呼ばれたいと思っているが、番組名やユニットにも「へご」が採用される、つまり公式からもへご呼ばわりされている。
なお、例の番組名に「へご」が採用された時には「マネージャーさんこれでOKしたんですか?」とたいそう驚いていた。


  • ○○未出演
名前が「未」で終わる役者や声優に起きうる、出演してるのにしてないことになる悲劇。


  • ハーモニー奏でておくれ
TM NETWORKの「Still Love Her」 の歌詞。
区切る位置が変わってしまった結果「ハーモニカ、撫でておくれ」とハーモニカを撫でる謎の行為が生まれた。


  • うーん、こまったぞ
区切る位置を変えると、困っていたはずなのに、排泄を待っていたことになってしまう。

これに限らず、うーんの後にこで始まる文をくっつけると成立しやすい。
『うーん、このかおりだ!』
コラ画にされたセリフ。
セリフもそうだがこの場合ヤクザが何か思いついた様な顔のインパクトがヤバいので、より一層笑いを引き立てる。
なおこの時作っていたのはコゲ付きご飯であるため、そのような香りはしない。
『うーん、この球場最高や!』
楽天時代の中村紀洋が、東京ドームでホームランを打った時のコメントとして残したセリフ。
中村はいてまえ打線で下位を打ってた頃から東京ドームは得意で、それを考えれば中村らしいセリフではあるのだが、やはり「うんこ」と区切れることから、主になんJでネタにされることに。
現在は「球場〜」のくだりを変え、「うーんこの○○」とある物に対する批判の意味を交えたネットスラングとして定着。「うーん、この○○」という嘆き、そして「うんこの○○」と批判する対象に対してうんこのようだと直球の批判のダブルミーニングは改めてよくできたものである。


  • ウスバカゲロウ
アミメカゲロウ目ウスバカゲロウ科の昆虫。俗に言う「アリジゴク」はこれの幼虫。
正しくは「薄羽蜉蝣」だが、区切り位置を間違えると「薄馬鹿下郎」とあんまりな罵倒語に。


  • 近鉄田原本線
  • 京阪石山坂本線
西田原本駅と新王子駅を結ぶ近鉄の支線と、石山寺駅と坂本比叡山口駅を結ぶ京阪電鉄の路線。
どちらも「〇〇本、線」であり「〇〇、本線」ではない。


  • 美人局アナ
美人の局アナなのか、美人局(つつもたせ)を裏でやっていたアナウンサーなのか。
後者を「びじんきょく」と誤読する人が少なくないのも後押ししているかも?


  • 米原発
「米原、発」と「米、原発」。
前者は滋賀県の米原駅を始発の列車、後者はアメリカの原発。
「大雪で米原発緊急停止」というニュースの見出しがあった。どちらでもあり得る事態だから困る。


  • 米朝問題
上の派生で「米(アメリカ)、朝(北朝鮮)問題」と「(桂)米朝、問題」。
生前米朝師匠は「テレビで米朝がどうこうって言う度にわて、なんか大事でも起こしたんやろかと思ってしまいます」
と噺のマクラに使って客を温めてたという。
他にも噺家の名前には圓生(えんしょう)志ん生(しんしょう)などぎなた読みや漢字の当て間違いなどで
笑いが取れる名が幾つかある。
誤読になるが「羽生(はにゅう)」と「羽生(はぶ)」でも似たような事態が起こりやすいのです。あうあう


  • 〇〇さんじゅう××さい
実際は10代なのに老け…もとい大人びて見える雰囲気のキャラはこういう愛称をつけられがちである。
有名どころだと三千院家のメイドさんとか。
逆に30代のキャラクターが若く見える場合も使用されることがある。


  • エースがちんこ対決
  • スマホメーカーがちんこ勝負
ガチンコを(直前がカタカナだからと)ひらがなで書いてしまったせいで「△△が、ち〇こ××」と区切る人が続出してしまった。
前者の元は京都新聞が書いた、2005年に行われた第87回全国高校野球選手権滋賀大会のある試合に関する記事の見出し。
両軍エースの投げ合いが延長11回まで続いた、まさにガチンコ対決と呼ぶに相応しい試合だった。
後者は各ニュースサイトでの「1万円台の5Gスマホがもうすぐ出る為、新型コロナウイルスで低下した業績を立て直す為に各スマホメーカーが気を引き締めているぞ!」というニュースである。


  • 残酷なのは戦争
元々は2008年6月23日付の朝日新聞夕刊の戦争に関する記事の見出し。
勿論戦争は残酷であるという意味なのだが、折しもリリカルなのはシリーズが流行っていた時期だったため、
コミケにおけるなのはグッズ争奪戦のことを指して「なのは戦争」と捉える者が続出。
特に夏コミにおける凄惨ななのはグッズ争奪戦の状況を表した名分として大受けした。


  • 雲黒斎
読み方が「うんこくさい」の時点で察して欲しい。
クレヨンしんちゃんの映画の悪役が有名だが、忍たま乱太郎にも同名の幻術使いが登場する。*5


  • 修羅
インド神話のアスラが中国語に音訳された阿修羅の「阿」を名前の前に付ける愛称「阿」*6で名前は「修羅」だと誤読された。


  • イスカンダル(Iskandar)
アレクサンドロス(Alexandros)大王の名前が「アル・エクサンドロス(Al Exandros)」*7だと誤読もとい誤解されて伝わった結果ずるずるとこの形に。*8
Alの分離はともかく途中のkとsの入れ替わりはなんだというツッコミは禁句。*9


  • あくのじゅうじか
  • きょうふのみそしる
  • ゆでたまごをくうじいさん
笑い話オチ怪談シリーズ。それぞれ
「悪の十字架」と「開くの十時か」
「恐怖」と「今日、麩」
「茹でた孫」と「茹玉子」


  • 時任三郎
俳優・歌手。
「ときとう さぶろう」と読むのだが、「とき にんざぶろう」と読み間違えた者は決して少なくない。
有名なTVドラマシリーズの『警部補 古畑任三郎』は、脚本を手掛けた三谷幸喜が、実際に時任三郎のことを「にんざぶろう」と読み間違えていた過去があることから命名されたキャラクターである。


元プロ将棋棋士。
「一二三(ひふみ)」が名前で「九段」が将棋の段位なのだが、区切りを間違えると物凄いインフレ段位に。
「一九段」や「二九段」ぐらいは結構あるが(加藤九段の師匠筋も当てはまる)、流石にこのレベルの段位は早々出てこないだろう。


  • 13213にんめのまいそうしゃ
遊戯王のカード「13人目の埋葬者」
古いゲームではカードそれぞれに番号が振られており
新しい種類のカードが手に入った際、メッセージにカード番号とカード名が続けて表示されていた。
その為「13213にんめのまいそうしゃを てにいれました」と表示されるため「1万3213人目の埋葬者」という新カードが誕生した…というネタ。
なおそれ以降の遊戯王のゲーム、特に遊戯王OCGあと多分ラッシュデュエルもそのうち「墓地は第二の手札」と言われる程墓地を利用しやすくかつアドバンテージにつなげやすいゲームな上、
「おろかな埋葬」というカードもあるため、デュエリストによっては13人どころか13000人くらい埋葬しているかもしれない。聞きたいかね?昨日までの時点で99822人だ


  • #pokemonmastersex
本来はポケモンマスターズEXについてのハッシュタグなのだが、英語表記にした際に区切らなかったせいでポケモンマスターSEXと誤読する人多数、この手のネタに敏感な日本はおろかカナダ・韓国でもトレンド1位を獲得した。
類似例に星のカービィ スターアライズの『魂が飛び出る辛さextra』の難易度表記『S辛EX』があるが、一応公式でワンクッション置いていることもありそこまでネタにはされていない。


この手の話題になると高確率で呼ばれる慈愛の勇者。
かの杉田智和氏も新聞のテレビ欄で本作をチェックする際に毎回ドキドキし、テレビの機種によっては番組表にて最悪のタイミングで途切れる場合もある。スモスってなんぞ?
下ネタという概念が存在しない退屈な世界でも案の定ネタにされた。(詳細は当該項目を参考にしてもらいたいが、「妨害電波を使えるのは1日三分まで」→「ウルトラマンみてぇだな」というネタから流れでコスモスに繋がった。)
類例に「桜風味まん こしあん」というヤマザキから出ている商品がある。最近は改行した上で「こしあん」を小さく書いたり「こしあんまん」という名称にしたりしてネタにされないよう対策してるらしいが…誰か最初の段階でツッコめよ!「ロックマン コレクション」もある。

  • みのおわりをくれてやる
平安時代末期に尾張国の一地方を治めていた武士、長田忠致が源頼朝から貰った言葉。
頼朝は父である源義朝を騙し討ちにして殺して平氏に阿った忠致に対し、「懸命に働けば美濃、尾張をくれてやる」と太っ腹に聞こえる一言をかけた。
これを信じた忠致は頼朝の味方について懸命に働いたが、頼朝が天下を手にすると「約束通り身の終わりをくれてやる」と言われ凄惨な処刑によって殺されてしまった。
因果応報である。

  • サセックス/エセックス
それぞれSouth/East Saxons(南/東サクソン人)に由来するイングランドの地名。
延いては同地に由来するアメリカ合衆国やカナダの地名および先述の国々の艦船の名前。
前者はロンドン級重巡洋艦の一隻、後者はエセックス級航空母艦を指すことが多い。
これらを擬人化したキャラクターが登場する『アズールレーン』でも当初はNGワード扱いであり、
艦船のゲームで艦船の話しかしていないのにアカウント凍結されたという笑えない話もあったとか。
流石に実装時のアップデートでチャット内のみNGにならないように修正されている。

  • オレハマッテルゼ
馬に変な名前を付けることで有名な小田切有一氏が所有していたG1優勝馬。
石原裕次郎主演映画の『俺は待ってるぜ』が由来なので英語名も「OREWAMATTERUZE」なのだが「俺、嵌まってるぜ」にも見え、小田切氏もダブルミーニングを追認した。
小田切氏が所有していた中でもう一頭のG1優勝馬「ノアノハコブネ」も「ノアのは小舟」と読めなくもない。

  • ソナタヌンチャ
韓国の自動車メーカー「現代(ヒュンダイ)自動車」が発売している自動車「ヒュンダイ・ソナタ」の初期モデルはデザインがあまりウケがよくなく、キャッチコピーの「쏘나타 는 차(ソナタ・ヌンチャ ソナタは車)」をぎなた読みして「소 나 타는 차(ソ・ナ・タヌン・チャ 牛と私が乗る車)」と揶揄されていた。

  • バターカップ1
バターをカップ1入れる、というレシピの筈がバターカップという花(キンポウゲ)を1輪という話。インディーゲーム『UNDERTALE』が初出のネタ。
そもそもバターをカップ1杯入れる時点でおかしいだろというツッコミに関してだが、序盤に見れるバタースコッチシナモンパイがそれ相応のサイズだったので何も問題はない。
なお、キンポウゲは毒草なので絶対に真似してはいけない…というか作中この誤読のせいで被害者が出たことが語られている。
子供の勘違い、被害者もモンスターで体調を崩すだけだったからよかったものの、何気ないこの出来事が地下世界の運命を大きく変えることに…

  • ブロント語
FFⅪ・ネトゲ実況板に端を発したブロント語にも、ぎなた読みによるネタが複数含まれている。
詳しくはブロントさんの記事の方で。

  • イブはあいています
クリスマスイブは「相手、います」と「空いています」のぎなた読み。
一歩間違えるとリア充呼ばわりされるので、同性の友達からイブに出かける誘いがあったら言い方を変えよう。


ぎなた読みしがちなもの*10


ウルトラセブンの武器である宇宙ブーメラン。
「アイス・ラッガー」と区切られがちだが、当初は『ウルトラ・アイ』という企画名であり、したがって「アイ・スラッガー」が正しい区切りとなる。
もっとも、近年では息子の「ゼロスラッガー」はじめアイスラッガーのフォロワー武器及びそれを使うウルトラ戦士も増えているので
正しい区切り方は覚えやすくなっていると思われる。


  • エルサルバドル
旧スペイン植民地である中央アメリカの共和国。
「エルサル・バドル」と区切って読む人が大半だろうが、スペイン語の「サルバドール」に由来するため、本来は「エル・サルバドル」である。
首都のサンサルバドルも、当然「サン・サルバドル」。
「サルバドール」はスペイン語で「救世主」(=キリスト)の意味であり、画家のダリのフルネームが「サルバドール・ダリ」であるようにスペイン語圏ではポピュラーな名前でもあるのだが、日本にはイマイチ浸透できていない。
「エル」はスペイン語において「el libro(本)」やサイモン&ガーファンクルのカバーで知られる民謡「El Cóndor Pasa(コンドルは飛んでいく)」といったように言葉の頭につける男性名詞で、英語では「The」に該当する言葉である。
ブラジルの「サルバドール」はかなり大きな都市であるため、サッカーファン等なら知っている人は割といるかも。
また、仮面ライダージオウ仮面ライダーゲイツの形態であるゲイツリバイブに関する祝辞やゲイツマジェスティの必殺技名があるためここで覚えるといいかも。


  • スリジャヤワルダナプラコッテ
スリランカの首都。
おそらく多くの人は「スリジャヤ・ワルダナ・プラコッテ」と切っているかもしれないが、
正しくは「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」である。
名前が覚えづらいため、4・4・5のいわゆる七五調のリズムで覚えられたものが定着してしまったのだろう。


  • ウラジオストク(Vladivostok)
ロシアの極東に位置する都市。「ヴラディヴォストーク」、「ヴラヂヴァストーク」とも。
「ウラジオストック」とも言うため、聴き慣れた「ストック」で区切り「ウラジオ発」のように使用された事もあったが、
ロシア語でウラジ(ヴラディ)は「支配する」、オストクは(ヴォストーク)「東」、合わせての意訳で「東方を支配する町」という意味のため、
ウラジ・オストク(ヴラディ・ヴォストーク)が正しい区切り方。


  • クアラルンプール
マレーシアの首都。
「プール」という一般名称で区切ってしまいやすい事、「クアラルン」でちょうど読みとして区切りやすい事もあって、
クアラルン・プールと誤解されやすいが クアラ・ルンプール が正しい。
マレーシア語で「泥(lumpur)が合流する場所(kuala)」という意味。
ニューヨークをNY、ロサンゼルスをLAと略すのと同じ要領で、KLと略されることがある。
ゲーム「ミストトレインガールズ」にはこの駅をモチーフにしたキャラが登場するが、そちらは「クアラルン」になってる。
勘違いか語感を意識したわざとなのかは不明。


  • プエルトリコ(Puerto Rico)
こちらはもうちょっと広がって地域名。
歴とした国ではないがほぼ国扱い(ちなみにアメリカ領であり、区分上は50州に次ぐ準州の一つ)。
3・3でプエル・トリコと読まれがちだがプエルト・リコの方が正解に近い。
意味はスペイン語で「豊かな(Rico)港(Puerto)」。
スーパーマリオサンシャイン』にはリコハーバーというそのものズバリな港湾がある。


ティラノサウルスなど「〇〇サウルス」というパターンの名前はともかく、
トリケラトプス、ヴェロキラプトル、パラサウロロフスなどは
「トリケラ・トプス」「ヴェロキラ・プトル」「パラサウ・ロロフス」と区切っている(いた)人も存在するのではないだろうか。
ちなみにそれぞれの正しい区切りは「トリ・ケラト・プス」「ヴェロキ・ラプトル」「パラ・サウロ・ロフス」である。
もっとも恐竜の名前は基本的に日本でも学名そのまま、つまりラテン語(と言ってもギリシャ語由来の語彙も多いが)で呼ばれており、それが日本語でどういう意味かを調べてみれば正しい区切り方にたどり着くのはそう遠くはないかもしれない。
例えば上の3匹なら「トリ(3本の)ケラト(角がある)プス(顔)」「ヴェロキ(素早い)ラプトル(泥棒)」「パラ(~に近い)サウロ(竜)ロフス(隆起のある)」といった感じである。


「ヘリ」と略することが多く国民的漫画はじめ「ヘリ・コプター」と切られがちだが、
語源的には「ヘリコ・プター」である。「ヘリコ=螺旋の」「プター(プテラ)=翼」と考えればわかりやすいだろうか。同様に羽ばたき飛行機械ことオーニソプターも「オーニ・ソプター」ではなく「オーニソ(鳥の)・プター(翼)」。
ちなみに上記漫画では「ヘリトンボ」という名称もある。また、あべこべの星に登場した「タケノコプター」は偶然にも「プター」の方の切り方を満たしている。
また、ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風におけるナランチャ・ギルガの「ヘリコなら敵にバレないでボスの娘を送り届けられる」という旨の発言も、偶然だが正しい切り方をしている。(まぁナランチャの事なので業界用語的なノリで切ったのだろうが)


  • キリマンジャロ
アフリカ大陸の最高峰。
スワヒリ語で「山」を意味する「キリマ」とチャガ語で「白い」を意味する「ンジャロ」を合わせた名前であるため、キリ・マンジャロでもキリマン・ジャロでもなく キリマ・ンジャロ と区切るのが正しい。
日本語にはンから始まる単語は存在しないため、知らなければ「キリ」「キリマン」で区切りたくなるのは仕方ないかもしれない。
ちなみに、これを名前の由来(正確に言うとコーヒーの方になる)とする桐間 紗路は「きりま」が名字で「しゃろ」が名前になる。丁度正しい区切りのところで分かれるため、この名前で覚えるのも手かもしれない。

  • ツタンカーメン
多くの副葬品とともにミイラが発見されたことで有名な古代エジプトの王。
「アメン神の生ける似姿」を意味するTut-ankh-amenが本来の名前で、日本語表記を区切るのであれば「ツt」「aンk」「aーメン」となる。
子音で終わる単語の後ろに母音から始まる単語が来た場合、ひと続きのカナ表記とすると区切りが分からなくなってしまいがち。
黄金のマスクのイメージから、仮面に語感の近いカーメンに引っ張られることも一因か。

  • ハリウッドザコシショウ
吉本興業出身(現在はソニーのお笑い部門に所属)のピン芸人・ハリウッドザコシショウは「ハリウッド・ザ・コシショウ」または「コシショウ」と呼ばれることがあるが、
コンビを組んでいた元相方に「お前、ザコの師匠」と普段言っていたことからザコシショウという芸名を提案して断られて、
代わりに自分に付けたのが「ハリウッドザコシショウ」なので、正しい区切りは ハリウッド・ザコシショウ である。
よく聞くと「ザコシショウ」で区切ったり、略して「ザコシ」と呼んでいることがわかる。


  • プリマドンナ
オペラの主役となる女性歌手を指す言葉だが、
「プリ(プレ)」という接頭辞や略語(プリクラとかプリキュアとか)があることや「マドンナ」という単語があるため「プリ・マドンナ」と区切られがち。
正しくは「Prima(第一の)」「donna(女性・貴婦人)」の二つの単語から成り立つため「プリマ・ドンナ」と区切る。
というか、マドンナの方も原義的には「ma donna」なので、「マ・ドンナ」と区切ろうと思えば区切れる単語である。


  • 清少納言
紫式部と並び称される、随筆『枕草子』で著名な平安時代の代表的な歌人。
語呂や字数の関係で「せいしょう・なごん」と呼ばれることが殆どだが、
官職の大納言・中納言・少納言の「少納言」が元であるため、本来の読みは「せい・しょうなごん」である。
なお、それ以外にも納言に引きずられて「納言」としないように注意。「納言」である。
この当時の漢字の意味は現在と微妙に異なるため、テストで「大きいの反対なんだから小さいだろ!」とゴネないように。


  • デイビークロケット
アメリカが作った最小の戦術核。
デイビーク・ロケットと書かれることもあったが、そもそもデイビークロケットに噴射機構はついていない。
正しくはデイビー・クロケット。


  • ドンキホーテ
騎士道小説にかぶれた結果自分も騎士だと信じ込んでしまった下級貴族のオッサンの冒険(?)を描いた、スペインの作家・セルバンテス作の小説。
「ドン」はスペイン語圏の高位者への敬称であり、日本語にも「○○のドン」という表現で残っている通り、全く馴染みのない表現ではない。
そういう訳で「ドン・キホーテ」が正しく、あまり区切りを間違えられる言葉というイメージは長らくなかった。

だが、みんなが知っているあの同名の激安の殿堂*11が出来てからその認識は一変。
あちらも正しいのは「ドン・キホーテ」なのだが、略称は「ドンキ」だわ、「ドンドンドン ドンキ~」という例のあの歌を歌うわ、
創業者が知り合いの持つ競走馬に「レッツゴードンキ」*12と名付け、この馬が牝馬クラシックの桜花賞を勝つなど善戦するわで、これを受けて「ドンキ・ホーテ」と間違う人が続出。
一部ゲームファンにとっては「ドンキーコング」も勘違いの原因だとか。
ロゴにはちゃんと「ドン・キホーテ」と書いてあるのだが、やはり人間耳から覚えるらしい。


  • ダイアキュート
ぷよぷよシリーズでのアルルの三連鎖目に発せられる呪文。
「ダイア・キュート」と読みがちだが実際は「ダイ・アキュート」である*13
このようなぎなた読みが起こる理由としては
「ダイア」「キュート」それそれが単語として一般的であったためと思われる。


  • 松田元オーナー
広島カープオーナー。
とてもチーム、地元思いであり、初年度最下位に沈んだ野村謙二郎監督を励ましたり、チームで伝統的だったFA選手を引き止めない方針を変えたりと活躍している。
だがフルネームが「松田元」な為、現役オーナーなのに既に退役したように見えてしまう。
しかも広島のオーナーは代々松田家が勤めているため単に「松田オーナー」と表記すると誰のことかわからなくなる。
そのため新聞等ではフルネームかつルビつきで「松田(はじめ)オーナー」と表記されることが多い。
なので退役し次のオーナーも松田であれば、松田元元オーナーと表記される可能性が高い。
政界には「中谷元(なかたにげん)元防衛大臣」や「船田元(ふなだはじめ)元経済企画庁長官」がいる。大抵「中谷元・元防衛相」のように書かれる。


  • 森繁和
  • 森元監督
  • 森元総理、森元首相
苗字と名前や肩書が合体した例。
いずれも苗字は「森」だけであり、そこから下は名前や肩書である。
「森元」という苗字の人物もいるにはいるが、全国的に見ればそこまで数は多くない。
野球選手の森繁和は、「森繁」が森繁久彌という有名俳優のおかげでよく知られた苗字である上、同姓選手*14との区別のために成績表や新聞記事で「森繁」と書かれることがままあったので、「森繁」がニックネームとして定着してしまった。
引退後は西武で長く監督をしていた森祇晶に招かれ横浜の投手コーチとなり、「森監督と森コーチ」のコンビに。中日では「谷繁監督と森繁ヘッド」が実現し、その後中日監督になった時は、忌引きで試合を休んだら森脇コーチが監督代行になるなど、名前ネタに事欠かない野球人生を送っている。
西武の後輩にあたる森友哉は、やはり同姓選手との区別のために「森友」と表記され、当時報道を騒がせた森友学園事件と絡めてネタにされてしまった。
逆パターンなのがサッカー日本代表監督の森保一(もりやす・はじめ)。「森保」という珍しい苗字のために「森 保一」と間違われることがたびたびあり、そこからついたあだ名が「ポイチ」である。


  • 抗生物質
正しくは「抗・生物・質」。言われてみれば生物に抗う作用があるから納得なのだが、医学薬学とは無縁な一般人の感覚では「物質」に引っ張られるのだろうか。




「ねぇ、ちゃんと追記・修正してる?」


「え?やってるけど…」


「うわぁ~、お前姉ちゃんと追記・修正してるのかよwww」


「うん、よかったら今日家にきて君も一緒にやる?」


「えっ…あ、うん…お願いします…」

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