犯罪組織クライム

登録日:2020/09/27 Sun 09:43:34
更新日:2024/03/23 Sat 16:50:54
所要時間:約 17 分で読めます





クライムとは、スーパー戦隊シリーズ第2作『ジャッカー電撃隊』に登場する敵組織の名称。


- 目次

【概要】

クライム要塞島を拠点に、首領・アイアンクロー(鉄の爪)の指揮のもと世界各地で活動する国際犯罪組織。
クライムボスと称される幹部が各地区を担当し、金品の強奪や兵器の密造・密輸など幅広い犯罪に関わっており
人間と同程度の知能を持つ犯罪遂行用ロボットから、果ては核兵器を自力で製造する技術も有している。
その悪行ぶりは「刑法の授業に使えるのではないか」「作中で関わっていない犯罪は性犯罪だけ」というレベルである。
勿論計画の邪魔になる者は敵味方を問わず女子供であろうと皆殺しであり、作中で齎した人的被害に関しては宇宙人とかを除けば戦隊史上でもトップレベル。

第1話から
  • 原子力空母と護衛艦を沈没させる
  • 東京を犯罪都市にすべく銃器で武装したクライマーによる略奪
  • 麻薬ルートを暴いたカレンの父を殺害する
など大胆な行動を見せつけた。
その極悪非道ぶりはダイヤジャックになる前(バーでハスラーをやっており裏社会の情報もそれなりに知っていた)の竜をして「冗談じゃねえ、クライムなんかとやり合えるかよ」と言わしめたほど。
作戦のほとんどが利権・金券がらみの薄汚い犯罪だらけであり、圓道祥之『完全「世界征服」読本』(三一書房)では「まず金、金の組織」「全く恥も外聞もない稼ぎぶり」と書かれている。


【構成員】

首領

  • 鉄の爪(アイアンクロー) 演:石橋雅史

死刑!


クライムの首領。
ギラついた衣装と歌舞伎の石川五右衛門のようなブロッコリーじみた髪型が特徴。
失敗した部下は躊躇なく右手の義手を飛ばして首を絞め、落とし穴に落として処刑する冷酷な司令官で、助言を求められた際には「自分で考えることだ!」等とやっつけな指示をすることもあるブラック上司。

現場に打って出る機会はなかったが、第29話ではカマキリ大酋長に念力波を送るべく、変装をしつつ前線にも出始め、
蛇取りや女装銅像などになって番場壮吉/ビッグワンとの変装合戦を繰り広げていた。

第34話では衣装を脱ぎ捨てて、スキンヘッドで全身銀色の見た目が特徴の「戦士・鉄の爪」と変化し、要塞島に侵入したジャッカー達を迎え撃った。
同じく第34話で登場したイカルス大王とは馬が合わずシャインから指示されて渋々共闘するも、
その態度とビッグワンとの一騎打ちに割って入る点に業を煮やし、ジャッカーに背を向けて敗走した彼を処刑した。

最終話ではカレンの手術を遅らせるために鯨井長官と彼の家族を人質に取ったが、
冷凍ガスで凍らされて人質は解放され鉄の爪自身も鉛の箱に閉じ込められるも自力で脱出した。
その後クライマーと共に科学特捜隊を襲撃したが、ビッグワンに阻止された後に、
採石場にワープしてクライム要塞島を壊滅させたジャッカー達との戦闘となり彼らを圧倒したものの、「ビッグボンバー・ドブネズミ」で倒された。
暴利を貪る性根の腐ったヤツにはお似合いの最期である。


後日譚である「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」にて実は生存していた事が判明。
配下のクライム四天王を指揮し奇怪岬の基地を拠点に水爆を製造して世界7か国を空爆して宇宙へ避難、騒ぎが収まったころに帰還して地球を侵略する「UFO作戦」を決行した。
しかし脱走したスパイのスキュタレー暗号により作戦の概要と奇怪岬の位置を特定され、クライム四天王を四天王ロボに合体させるも敗退。
単独でも作戦を完遂させるべくUFOに搭乗してその場を後にしたが、
実は番場に右腕を飛ばした際に爪をすり替えておいたのさ!すり替えられており、偽の爪を円盤内でコントロールされた末に、発する円盤と運命を共にした。

世界7か国に落とす目的で積んでいた水爆がその後どうなったのかは不明。


クライムボス

各々の地区を担当している人間の幹部。第5話以降は担当地区が分からないクライムボスの登場で統一され、第20話を最後に登場しなくなった。
本部から派遣された機械怪物と組んで様々な犯罪を遂行し、活動資金を稼いでいる。

最期は作戦失敗により鉄の爪に処刑、ジャッカーとの戦闘の過程で殉職、自分で投げたボール爆弾が跳ね返ってきて爆死といった流れになるが
例外として組織に背こうとした結果、機械怪物により粛清されることもある。


  • 東京ボス 演:増田順司

おめでとうございます鉄の爪。
これでクライム要塞島は、安泰というものです。


第1話~2話に登場した東京担当のクライムボス。
デビルキラーとデビルドリルを指揮し、第2話では高性能ライフル・クライムM500を街中で無差別乱射するという卑劣な性能テストを行った後、
量産して密輸する作戦を担当していたが、ライフルの倉庫が破壊され、地下にあったライフル製造のアジトもビルごと爆破された挙句デビルドリルもジャッカー達に敗退。

作戦失敗が続いた結果、鉄の爪によりボッシュート首を絞められて処刑された。


  • 横浜ボス 演:杉義一

貴様はわしが発明したコントローラーに、ケチをつける気か!?


第3話~4話に登場した横浜担当のクライムボス。
デビルマイト、デビルガンを指揮していた。

第3話ではコントローラーを操作して真面目な人間でも強盗に変貌させる技術を開発し、
空手家・小野夏子(演:ビジンダー志穂美悦子)の弟である隼人(演:バトルケニア大葉健二)を言葉巧みに誘うなどして人員を集め
操られた人間のクライマーで編成した「コマンド部隊」により現金輸送車を襲撃させた。

隼人がジャッカーに保護された際は口封じのために体内に埋め込んだ爆弾を起爆させて殺害
そして第4話ではクライムレーザー砲の商談と乗客にかけた保険金を回収すべく、160人が乗る旅客機を撃墜するなど手段を択ばない作戦が特徴。

富士山麓のレーザー砲発射基地を感づかれた際スカイエース撃墜を試みたが、鉄の爪に「狙い損ねたらどうする」と指摘されるも
どうすれば良いかは「君が考えることだ!」と丸投げされた末にデビルガンとクライマーによる陽動作戦を決行。
隙をついてスカイエースをレーザーで狙い撃つも、発射を急ぎ過ぎた影響か撃墜に失敗したことで発射基地を特定され、
スカイエースにより破壊された基地と運命を共にした。



私は博士とお嬢さんを再会させたくて、うずうずしてるんですよ?


第5話に登場した担当地区不明の本来のヘッダー指揮官クライムボス。
国際科学特捜隊の小山純子隊員の父である小山博士をパリで人質に取り、彼女をスパイとしてスペードエース/桜井五郎の電子カルテを盗ませ
桜井の体内の小型原子炉の位置を特定して、彼の原子炉を暴走させる作戦を担当した。

スカイエースの設計図の偽物を掴まされた際に純子を射殺しで去ったが、
桜井に車のフロントガラスを蹴破られた際に怯んで博士は取り返され、操縦不能となった車ごと崖下に墜落して死亡した。

ジャッカーコバック対策として、小山博士に対してはデビルレスラーに原子爆弾を埋め込ませるも、
ジャッカーが小型ロケットを取り付けたことで宇宙で起爆したため、作戦も失敗に終わった。


  • 富岡 演:高桐真

クライムを支配しようと思えば、鉄の爪を倒すしか道はない!


第6話に登場したクライムボス。
房総半島の地下に地底エネルギー施設を建設し、組織の活動に必要なエネルギー確保を担当した。

鉄の爪には作戦が成功したら日本全土のクライムボスに命ずるよう提案したが、本心では自身が彼に取って代わることを目論む野心家であり、
地底施設ではデビルアマゾンを自分の配下に誘った。
しかしデビルアマゾンは鉄の爪直属の配下であり富岡が裏切れば彼を抹殺するよう命じられていたため、デビルアマゾンの手で首を絞められた後に射殺された。

世界の社交界で通用するほどのポーカーの腕を持つ。


  • クライムライダー 声:依田英助

ニトログリセリンの、数千倍の威力がある爆破装置がございます!


フルフェイスヘルメットとライダースーツに身を包んだ、第7話に登場したクライムボス。
便宜上、ジャッカーからは「クライムライダー」と呼称されている。

デビルエレキに占領させた日本政府保有の資産保管金庫を破るべく、新型爆弾ジャッカーXを奪ってバイクで逃走。
道中で給油中のフェラーリBBのオーナーを脅して金庫に向かったが金庫内では警備員が隙をついて警報を鳴らしたことで位置とジャッカーXを奪った目的を特定され、
デビルエレキはジャッカーコバックで撃退された末に、自身も投擲されたダイヤソードが刺さって絶命。
ジャッカーXも奪還されてしまい、最後まで素顔を晒すことはなかった。


  • 第8話のクライムボス 演:大村文武

つきましては最強の戦闘ロボットを一人、ご派遣を。


原子力発電所から輸送予定の核物質を強奪し、他国に転売してクライムの活動資金とするという、今では絶対に放送できない計画を立案したクライムボス。

ジャッカーの分断を目的として起爆する仕掛けの洋服でカレンの抹殺を図ったが、手違いで彼女の友人が爆死
友人の告別式場でカレンに爆弾が仕掛けられた花を渡して逃走し、ジャッカーをおびき寄せてクライマーの手でジャッカー達に作戦を知られないまま抹殺したつもりだった。

しかしジャッカー達が生きていることに気づかず、そのうえ桜井が放射能感知能力で手に入れた、放射能汚染されたクライマーの服から
自分たちの作戦を割り出される失態を犯した。
そしてジャッカー達の死を確認しないまま核物質輸送車を襲ったことが仇となり、ジャッカーコバックで吹き飛ばされたデビルフラワーが自身に落ちてくる形で死亡。
作戦も失敗に終わった。


  • 第9話のクライムボス 演:高野真二

今に日本中の若者が、ドリームフラワーの虜になるでございましょう。


アマゾン奥地に自生する「ドリームフラワー」と呼ばれる植物から生成する麻薬の密造・販売を仕切っているクライムボス。
白スーツと白ネクタイ、オールバックが特徴。
秘密工場で生産した麻薬で若者による暴力事件等に発展させ、生産が追い付かないほどの売れ行きと社会問題を引き起こしていた。

手がかりを特定されないためにバイヤーや麻薬Gメンなどを抹殺しつつ、クライムの親衛隊を選抜する武術大会「クライムカンフー」も主催し
その優勝者である富士勝也(過去に殺害したGメンの弟である中山勝也。演者はなんと真田広之!)をもデビルスパイダーにより抹殺しようとした。
しかし彼の極秘連絡網で麻薬秘密工場の位置を知らされてしまい、デビルスパイダーが敗退した末に勝也を振り切って秘密工場に逃げ込むも、
その工場を鉄の爪に建物ごと爆破されて死亡した。


  • 偽赤尾弁護士 演:三重街恒二

800億円の儲けをふいにしてたまるか!


第10話に登場したクライムボス。

美術商・ヘンリー太田の娘である美紀が死亡した場合、太田の財産がヨーロッパ独裁国*1の国庫に入り
その見返りとしてクライム側が数百億円相当の武器を独裁国へ売りつける算段となっているため、パリにいる太田の弁護士である赤尾を殺害して秘書・愛子を脅迫。
赤尾弁護士に取って代わることで美紀に接触し、彼女の殺害を図った。

正体がバレた後はデビルケーンを呼び出し、何かよくわからんうちに裏切っていた愛子と共にハートクインを羽交い絞めにして
射殺に追い込もうとクライマーに命令したが、射撃直前に自身の背後に回り込まれてしまったため、クライマーに誤射される形で愛子共々死亡した。
断末魔は「お前はクビだ…」。


  • 藤田所長 演:外山高士

文句があるならお前が蒸発剤を作ればよい。ハハッ、作れはしまい…。


第11話に登場したクライムボス。
普段はフジタ公害研究所の所長を担当している。
なにげにカレンのパンチを避けるほどの反射神経を有する。

桜井の大学時代の友人で、所員の伝正夫若宮が開発したゴミ処理用薬剤である蒸発剤の研究を盗み、
デビルギャング経由でクライムに売り込んでクライムボスの地位を手に入れる。
蒸発剤を麻酔弾のように発射すると服を残して人体を蒸発させるほどの威力ンなアホながあり、「マネー作戦」の強盗目的でクライマーが使用していた。

蒸発剤の増産が間に合っていないのを良いことにデビルギャング相手に付け上がっていたが、
ジャッカーにクライマーたちが倒された際に自分だけ逃走しようとしたことでデビルギャングの怒りを買って「卑怯者!」と罵られ、蜂の巣にされて死亡した。



本物の黄金マスクは桜井五郎が運んでいるんだ。


第12話に登場したウルトラマンクライムボス。
展示会に出されていたファラオの黄金マスクを強奪し、ヨーロッパのコレクターに転売する作戦をデビルスフィンクスと共に担当した。

本物のカーメン文化長官を監禁してすり替わり、長官の車に残された音声データから桜井が黄金マスクを持っていると突き止め、
護送任務に就いていたジャッカーを襲撃。
桜井を拉致して自白剤と電気ショックによる拷問を仕掛け、彼が逃走した後はクライマーにより橋の下に転落させて記憶喪失に追い込んだ。

しかし記憶が戻った桜井により、声紋から自身が偽物の長官であることがバレて本物も救出されてしまい、
デビルスフィンクスを足止めにして黄金マスクを持ち帰るもそのマスクは偽物であると判明。
作戦失敗とみなされ東京ボスと同様、鉄の爪によりボッシュート処刑された。


  • ジャン武藤 演:新井和夫

待て、私に面白い考えがある。


第13話に登場したクライムボス。
自らの名前がついたビルを所有するパリの一流ファッションデザイナーだが裏では宝石の密売を行っており、ファッションショーを隠れ蓑に宝石の商談を行っていた。

自身の事務所からの独立を図っていた、弟子であるヘドラー将軍岩崎浩一にリモコンで動く殺人マネキンを使った密室殺人を仕掛け、
宝石の密売現場では余興として、捕らえた大地とデビルグーによる決闘も行わせていた。
実はデザインのほとんどは岩崎が作ったものであり、独立によりその事が発覚するのを防ぐべく殺害したという卑劣漢。

現場をジャッカーに抑えられデビルグー敗退後はアジトに逃げ込んだが、鉄の爪により逆に自分が側近諸共にマネキンで処刑される末路を迎えた。


  • 008 演:きくち英一

008指令。フェラーリBB、ポルシェ930ターボをマークせよ!


2度目のスーパーカー回である第14話に登場したイガアナ博士クライムボス。
メラニシア人のボーンの祖先が隠した時価数千億円分の金塊を狙う作戦を担当し、ボーンを殺害したが
鉄の爪からはボーンを殺せとは言われておらず、その点を叱責された腹いせにクライマーに八つ当たりしていた。

ボーンがいた現場ですれ違った緑のポルシェ930ターボに金塊の地図が隠されていると突き止め、デビルウルフと共にレースに紛れ込んでポルシェを奪おうとするも
ジャッカーとの戦闘の過程で高所から転落死した。

008と言う呼称は、彼自身が無線で連絡を取る際に名乗っていた物となる。


  • ビューティーサロンの院長 演:進千賀子

クライムのために一生懸命働いたのに、この薄情者!死んで化けてやる!


第15話に登場した女性クライムボス。
表向きではビューティサロン・ラムールの院長を務めているが裏ではクライムボスとして、戦場にも持ち運び可能な粉末状の人工血液を密造していた。

原料の1/3には人間の血液が必要なので街中でデビルミイラに若い女性を誘拐させ、ジャッカーが嗅ぎまわった段階で作戦を切り替え
デビルミイラを出没させず、エステツアーを装って集めた女性を血液工場で(恐らく無賃金で)強制労働させる「ビューティー作戦」を決行した。

偽名で潜入したカレンの正体を見抜いて彼女を催眠音波にかけるも失敗し、血液工場はジャッカーのスカイエースに破壊。
デビルミイラ敗退後に捕まっていた女性が解放された末に帰還するも、上記の断末魔の叫びを上げながら鉄の爪に処刑された。


  • 第16話のクライムボス 演:黒十字総統八名信夫

いや、1000億など取るに足りない損害です。


冒頭からデビルボールを失い秘密兵器工場を爆破され、1000億円の損害を出した責任から処刑されかかったが、
「10兆円を儲けるプラン」「ジャッカーさえいなければ20~30兆円は軽く」と称し、ジャッカー打倒の策をチラつかせて何とか延命したクライムボス。

敗れたデビルボールを残骸を全て回収してデビルボール2(トゥー)に改装し、電磁波でコントロール可能な野球ボールを用いた「魔球作戦」を決行。
科学者と名乗り東が監督を務めるリトルリーグ「所沢タイガース」のピッチャーである次郎にボールを渡し、東にデッドボールを当てるよう誘発した。

ジャッカーは魔球が次郎の実力と思い込んでいたが、その次郎が貰い物とバラしてから球に装置が埋め込まれていたことに気づかれ
全てのボールを暴投させてジャッカー達を攻撃するも、デビルボール2はバッティングで相手を空に打ち上げる「ジャッカーホームラン」で撃破された。

デビルボール2敗退後はヤケになって足元に転がって来たので投げたボール爆弾が自分に跳ね返ってきて頭に当たり、爆死した。
ジャッカー討伐後にどうやって10兆円儲けるつもりだったのかは不明野球賭博でもするつもりだったのだろうか


  • 秋月美佐子の叔父 演:河村弘二

あの夜も、こんな風だった…。


第17話に登場したクライムボス。

姪である美佐子の屋敷を管理しているが、裏では美佐子の妹の千鶴子を死んだことにして地下室へ監禁し、デビルアクマ(和訳すると悪魔悪魔)の催眠術を駆使して
「祟り」「呪われた屋敷」の騒動をでっち上げる事で屋敷の相続人である美佐子に対し、1000億円になると見られている5000坪の屋敷を手放すよう仕向けていた。
よほど先週の工場爆発が応えたのであろう

ジャッカーの介入により計画が水の泡になるや否やデビルアクマにジャッカーを攻撃させたが、
救援に来たジャックタンクの攻撃で地下室が崩れ、瓦礫の下敷きとなって圧死。そんなに派手にぶっ壊して、屋敷は崩落しなかったのか
千鶴子も救出され洗脳を解かれた。


  • 病院の院長 演:中井啓輔

ジャッカーの慌てぶりが目に見えるようでございます!


第18話に登場したクライムボス。
水爆を作って売り捌く目的から「ドルフィン計画」と呼ばれる、海水から金・銀・ウラニウムを取り出す技術の設計図を盗む作戦を担当した。

計画のチーフである佐田良二の双子の兄である良一をクライマーの運転するパワーショベルで怪我をさせ、治療することで恩義を売り
更に良一と良二の弟である良三を人質にしてスパイとして利用し、設計図を盗ませていた。

デビルフィッシングが破れた後、鉄の爪が操るパワーショベルに潰される形で処刑された。


  • アジア文化交流財団の副理事 演:バンリキ魔王大前均

ジャッカーのマヌケ共め!サファイアは貰ったぜ!


第20話に登場したクライムボス。
シガール王国の国宝である巨大なサファイア「ブルータイガー」を狙っていた。

クライマーが襲撃した際に本性を現してブルータイガーを奪い去ったが偽物を掴んでしまい、
デビルベムに盗聴マイク銃を撃たせシガール王国のシンディー王女が本物を持っていることを突き止め彼女を狙うも
王女は自身が持っていた楽器に本物のブルータイガーが隠されていることを知らずに、その楽器を仲良くなった少年・カズオに譲っていたため不発に終わった。

そして今度はクライム装甲車を出撃させ楽器を受け取ったカズオを狙うも、ジャッカーとの戦いに発展し副理事自身も戦闘に参戦したが、
身の程もわきまえずにスペードエースのトドメを刺そうと駆け寄ったせいで、ダイヤジャックが切ったデビルベムの鎖分銅が頭に直撃して死亡した。アホや


その他戦力

◆クライマー

黒い覆面が特徴の、訓練と強化を受けた人間の戦闘員
短機関銃や剣で襲撃することが多いが、デビルスクラップが指揮する近接戦特化の「スクラップ軍団」、
海賊衣装を身に着けているキャプテンゴースト配下のクライマー、
頭に羽飾りをつけなどで武装した、カマキリ大酋長配下の「アパッチ軍団」といったバリエーションがある。
第19話に登場したデビルアスレチック配下のクライマーはを武器として使う者もいた。
また第33話でバッファロー提督配下のクライマーには爆弾を持ち自爆攻撃を行う者もいた。
その他に白衣を着用した科学者タイプも存在。
23話からマスクが一部変更され、目の部分が赤くなった。
終わりの方になるにつれて話がギャグっぽくなっていったのもあり、ガキのけん玉を盗もうとしたり、
ハートクイーンから何度も海に突き落とされて「もう結構~」と命乞いしたりとバカっぽさが増していった。

◆戦闘ロボット

CV.飯塚昭三、丸山詠二、依田英助、大宮悌二、京田尚子(デビルアマゾン)、永井一郎(デビルバッター)

組織の怪人枠となるロボット。
本編中での呼称は戦闘ロボット、機械怪物、デビルロボットなどと名称が定まっていない。
所謂時代劇に出てくる「先生!お願いします!」の用心棒ポジションであり、作戦立案はクライムボスに任せている。
とはいえ時代劇の悪人とは違い、立場は対等どころか下手したら機械怪物の方が上なこともあり、
先ほどから幾度となく描いている通り契約を破ったクライムボスを処刑する権限を与えられている。

第19話のデビルアスレチックと第22話のデビルスクラップは、クライムボスではなく鉄の爪が直接指揮していた。

  • デビルアスレチック CV:丸山詠二

食べてしまうぞーっ!


第19話に登場した戦闘ロボット。
鉄の爪の命により、が棲むという伝説がある鬼山でハイカーたちを次々とさらい、金鉱で発掘作業をさせていた。

鬼に見せかけるためか赤鬼のような姿で、アスレチック槍投げアスレチック一本槍で攻撃する。またロボット花などのトラップを仕掛けていた。

最後はスペードエースとの一騎打ちに敗れジャッカーコバックで倒された。

  • デビルバッター CV:永井一郎

私は野球が大好きでな、野球一筋に生きとるよ、血と汗を流してな。


第21話に登場した戦闘ロボット。
アンパイアーマスクの様な顔で背中に黒い金属バットを背負い、九州弁交じりの言葉で喋る。

野球をしていた少年たちの前に自転車に乗って現れ指導を行うも、クライムという理由から一度ジャッカーに叩きのめされる。
本人は野球ばっかりして用なしと判断されクライムを追放されたと話し、特に悪事を働くこともなく更に検査の結果人間並みの能力しかなく
爆弾反応もなかったことから科学特捜隊関東第一支部に収容され監視されることになる。

しかしそれは演技であり、バットの中に隠してあった高性能爆弾と馬力増幅装置を体内にセットすると第一支部で大暴れしマッハダイヤを強奪、
本来の目的である第一支部の原子炉の破壊を遂行しようとするも、ハートクイーンによって爆弾は全て取り外されジャッカーと交戦。

クライマーをバットで吹っ飛ばすデビルバッター殺人ノックで攻撃するが、
最後は三人のクライマーが合体し巨大なボールとなったラストボールをジャッカーコバックで弾き返され、
それを打とうとしてバットを巨大化させ待ち構えるも失敗し敗れ去った。

ジャッカーを騙していたのは事実だが野球好きというのは本当のようであり、劇中では懇切丁寧にバッティングの指導を行ったり熱心に練習に励んでいた。

  • デビルスクラップ CV:依田英助

我がスクラップ基地に入ったからには生きて出ることはできん!!


第22話に登場した戦闘ロボット。
ジャッカー打倒のために四体の空手や武術の達人ロボットで構成された特別攻撃隊「スクラップ軍団」にトンファーなど東洋と西洋の武芸百般を習得させ、更に強力な武器として自爆装置を体内に埋め込む。

そしてジャッカーへの変身を阻止するべく、藤岡一郎少年を人質にし挑戦状を送り付け桜井たちを磁気バリヤー装置であらゆる攻撃を防ぐスクラップ屋敷におびき寄せてスクラップ軍団と戦わせる。

しかし次々とスクラップ軍団は倒され、その上クライマーに変装し強化カプセルを運び込んだジョーカーの確約により桜井たちはジャッカーに変身。
最後の手段として金属のテープで締め上げるスクラップ絞めで攻撃するも、電撃キックとジャッカーコバックの前に敗れ去った。

◆侵略ロボット

CV.京田尚子、飯塚昭三、青森伸、丸山詠二

第23話より登場した、戦闘ロボットに取って代わる怪人枠。
名称はアトミック魔女(CV.京田尚子)、クロコダクル総統(CV.丸山詠二)と言った具合に、カタカナの名称+肩書のような呼称が目立つ。
戦闘ロボットに比べ動物モチーフが多いのが特徴。何体かは人間への変身能力を持つ。

ジャッカーコバックをも防ぐ強敵だが、ビッグワンとの新必殺技であるビッグボンバーで倒されるようになった。
第28話までは普通にビッグボンバーで砲弾を撃たれて敗退…と言った流れだったが、第29話からはゴレンジャーハリケーンのオマージュが取り入れられ
ビッグボンバーが蜘蛛の巣、アフリカ象、トウモロコシに変化した後、コミカルな断末魔を上げながら爆死…といった展開に変更された。

一例をあげると
ビックボンバー・アフリカ象→の着ぐるみに抱き着かれたコブラ大神官が、「アフリカ象嫌い~!」と叫びながら爆死。

ビッグボンバー・とうもろこし→ビッグボンバーがトウモロコシに変化し、それを美味しそうに食べたシャチラ汗が爆死。


といった流れとなっていた。


  • イカルス大王 CV.飯塚昭三
第34話~35話(最終回)に登場した侵略ロボットの一体。
額に輝くのマークがトレードマーク。
断りもなしに鉄の爪の席を占領し、シャインの代理人としてクライムの指揮を執ると宣言した点から彼とは仲が悪い点が目立っていた。

クライム要塞島に巨大なロケット噴射装置を取り付け、地球を第二銀河系のシャイン星に移動させ植民地化する「スターダスト計画」を担当。
獲物は見つけ次第始末する性分で、デビルシャークで空のランデブー偵察中のエースとカレンが操縦するスカイエースに不意打ちをかけて燃料タンクを損壊させた。
……が、逆にそれが災いして要塞島の位置であるスカイポイント0273を特定される失態を起こしてしまう。

そのうえ第35話ではビッグワン、ダイヤジャック、クローバーキングの3人に追い詰められた末にアジトへ逃げ帰り
鉄の爪に対して救援に来なかった点を詰め寄るも、「腰抜け」「力なき者は去れ!」などと罵倒された挙句に死刑にされる悲惨な末路を迎えた。

武器としてサーベルのほか、イカワッパと呼ばれる相手を捕縛する鉄の輪を装備している。

【その他の構成員】

◆シャイン CV.依田英助

軍事金の調達は終わった。いよいよ、クライムが世界征服に乗り出す時が来た!


第23話より登場したクライムの真の支配者。
第二銀河系シャイン星の宇宙人ということ以外は謎に包まれている。

まばゆい光を発しつつ、時折怪獣のようなシルエットを映しては鉄の爪に指令を下し、彼からも恐れられる存在だったが、
その正体は球体のカプセルに入った電子回路のような物体であることが判明。
最終話でその正体と、自身を傀儡として利用されていた事実を知った鉄の爪によって地面に投げ捨てられたが、
投げ捨てられた時点で出番が終わってしまい、その目的も分からずじまいとなった。


◆クライム四天王
映画「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」に登場した四人組の幹部。
世界各国に水爆を落とす作戦を決行すべく、科学特捜隊の燃料基地を襲撃した。

円陣を組みながら「四天王ロボ合体四天王ロボ合体…」と唱え続けることで合体し四天王ロボとなるが、
エンドボールを組み合わせた「ゴレンジャーハリケーン・ビッグボンバー」で倒された。

  • UFO船長 演:安藤三男
謎のUFO軍団を率いて、東京上空を飛び舞う陽動作戦を担当したクライム四天王の一人。
レイピアを装備している。

  • 鉄面男爵 演:潮健志
ヨーロッパで仮面ライダーV3と戦っていたクライムボスクライム四天王の一人。
ボウガンで武装しており、科学特捜隊の第一燃料部隊を自身の鉄面軍団を率いて襲撃し、貯蔵ウランを強奪した。

  • サハラ将軍 演:天本英世
サハラ砂漠でゴレンジャーと戦っていたショッカークライム四天王の一人。
第二燃料部隊を自身のサハラ軍団を率いて襲撃し、ウランを強奪した。

を装備している。

  • 地獄拳師 演:金田治
モンゴルで人造人間キカイダーと戦っていたクライム四天王の一人。
拳法の使い手で鎖分銅を装備しており、第三燃料部隊を拳闘士軍団を率いて襲撃した。他の軍団と違って構成員は徒手空拳で戦う。

となると南米で十面鬼に率いられ仮面ライダーアマゾンと戦っていたクライムとかもいたのかもしれない




「申し訳ありません、鉄の爪!」

「クライムに追記・修正の失敗は許されん!」



死刑!


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最終更新:2024年03月23日 16:50

*1 放送当時は冷戦の真っただ中だったので、東欧にはルーマニアなど独裁国家が数多く存在した。