春麗(ストリートファイター)

登録日:2010/06/05 Sat 21:19:56
更新日:2025/08/26 Tue 11:09:34
所要時間:約 4 分で読めます





ごめんね!



ゲーム『ストリートファイター』シリーズの登場人物。
初出は1991年に稼働した『ストリートファイターⅡ』。


■プロフィール

170cm(『Ⅱ』シリーズ)
169cm(『ZERO』シリーズ、『IV』シリーズ、『V』)
  • スリーサイズ
B88 W58 H90(『Ⅱ』シリーズ、『IV』シリーズ)
B84 W59 H89(『ZERO』シリーズ)
  • 体重
秘密

血液型:A型
好きなもの:クレープ、フルーツ類、洋菓子、休日、リーフェンと買い物(『6』)
嫌いなもの:ベガ、犯罪、はっきりしない人
特技:射撃(国際大会6位入賞)
職業/所属:麻薬捜査官(『II』)、ICPOの捜査官(『V』)、カンフー教室講師(『6』)
キャッチコピー:
「空を裂く華麗なる舞」(『II』シリーズ)
「決意新たに巨悪討つ」(『ZERO3』)
「麗しき脚線美ふたたび」(『III 3rd』)
「神脚美技」(『IV』シリーズ)
「魅惑の脚線美」(『CVS』シリーズ)
「天裂く嵐脚」(『タツノコVS.カプコン』)
「悪を暴く美脚」(『ストリートファイター X 鉄拳』)
「悪を蹴散らすICPOの刑事」(『PROJECT X ZONE』)
「正義と使命に燃えるICPOの刑事」(『PROJECT X ZONE 2』)
「青い翡翠」(『V』)
CV:豊田望有妃(スパII)
   宮村優子(ZEROシリーズ、EXシリーズ、VSシリーズ、ポケファイ)
   田中敦子(III3rd、CFJ)
   根谷美智子(CVSシリーズ)
   実川麻里(SVC)
   折笠富美子(IV以降の日本語版)


【概要】

中国代表(香港出身)の女性格闘家であり、インターポール所属の刑事(麻薬捜査官)でもある。
格闘スタイルは中国拳法で主に蹴り技を得意とし、これは同じく中国拳法の達人であった父から教わったもの。
その強さを活かし潜入調査も行い、麻薬捜査だけでなくベガ率いる犯罪組織シャドルーの捜査も担当している。
また、シャドルーの捜査中に行方不明になった父を探しており、刑事になったのも他人に任せていられなかったがため。
父親が見つかったという話が出た事は未だになく、シャドルーに殺されたとするのが当時から暗黙の了解になっている。
(だがこのシリーズの事なのでいつかひょっこり「実は生きてました」と出てくる可能性は否定できない)

登場した当時の対戦格闘ゲームは女性キャラが少なく、紅一点状態が珍しくなかった。
そのため格ゲーに詳しくない人でも「格ゲーの女性キャラといえば」で彼女を連想することが多いほど有名。
『餓狼伝説』シリーズの不知火舞と並んで格ゲー女王とファンから呼ばれることもある。
昨今の格闘ゲームでは可愛い女の子キャラが出てくるのは当たり前だが、それも彼女から始まったと言っても過言ではない。
さくらと共に格闘ゲームの女性の中でも屈指の人気を誇り、今でも春麗のコスプレをする人や同人誌も多数存在する。
その知名度たるや、格闘ゲームの女性キャラ人気投票では、殿堂入り扱いとなって出場枠から外されてしまったほど。


.           ,. -v、-‐‐-.t-、
           !  ミ3r'7/,ヘ,`x'
          /`r`'^y//  リノノ
          / トl .r、|`'kテ .iデ
         ノ/|.|.` 8"  ..__'ノ|
       / / || ,|_、` ‐t' |リ_
.      /./ ̄`、-‐!_ ̄~`||-<  \
       ソ _   |   ~''‐-!'  ヽ '^il
      {゙i {^,   j  ,, -ー''~     Y,_ノ
.      `V-,-,-ソ /        ノ
       /'^''^7゙ \___ノ '=,/ !
       /   ,/ \_,,--─''''''ーァ! -'、
      r ~`/   |'"     ハ,_ ,i>-<i_
     ,i>-<'v  /ヘ`ー-、,,_,,,/{ヽ ,ヲ/ヒj゙i'ト,>
   <(ツi^i゙i゙y>イ::::`ti     ゙l|:::l,`i2゙ーxi゙
     `iァ-ゥ' l/:::: ,:::::|i       ||:::゙i
         /::::: ,::::::::|l ヽ | l|::::゙i
        /:::: ,:::::::::::|l   ,|  l|::::::l
        メ::::.::::::::::::::||      l|::::::l
        l::::::::::::::::::::|l       l|::::;:l
         i::::;;l:::::::::::/`メ+tー'''''~~::::i:;|
       {:::ィ:::';::::メ  || ゙ヾ;;:::::::'i;:;j
.       /:'l;::;:l:::7゙`''─゙ `'' ̄f;:::::::::::.ゝ
      /:::::::::::::l゙       ゙i;:::::::::::, l、
     r7::: ,:'::::::l、       {`ー---'゙ノ
      ゙t、`--一''j        ゙iー--'t,'i
     l`ミt,─ r゙           ゙t  ';k1
      hサ、  /              ゙t  ,キl
     メミi、 /              ゙|. 弋
     l`メ i'              |  ぃ゙;、
    ノ;;'  |               ヒュ  ゙'ゞゝ、
  ,イ;''  ィノ              `^=x,,,_,,)
 (,,____,,,x=^



見た目は頭にお団子頭、青色のチャイナドレス巨乳が特徴。
両手首にはトゲトゲがついた厳つい腕輪、そして黒タイツを履いた長く美しく、筋肉質かつムチムチ、そしてぶっとい太もも
黒タイツが真っ白になるまで足コキされたい。
髪は媒体によって黒髪になったり茶髪になったりする(白黒だと大概黒ベタ)。

『Ⅱ』シリーズの続編(前日譚)である『ZERO』シリーズでは、お団子頭を纏めているのが布ではなく紐で露出が少ない。
その代わり短い袖なし上着の下にピッチリしたボディス-ツを着ており、スポーティーな雰囲気になっている。
こっちはこっちで 良 い
『Ⅳ』では胸元を大きく露出した、不知火舞のアレを黒く塗ったようなアレコスや、腋や肩を大胆に出したオーソドックスなチャイナ服も配信された。
『Ⅴ』では↑をチャイナ調にアレンジしたドレスも採用されている。

しかし、春麗といえばIIのデザインが一番!という人は多く、ZEROシリーズでもIIの衣装に替えられるコマンドがあった。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALのスピリットでも最初はZEROシリーズの姿だが、超化することによってIIの姿となる。

春麗は露出は控えめながら、豊満な乳房とムチムチの太ももが大変人気であった。
キャミィと並び長らくお世話になっている人も多いのでは。
エロ漫画家、黒龍眼氏がタイツフェチになった原因も春麗にある。
『Ⅴ』では胸がものすごく揺れていたが、バグだったらしく後に修正された。

『ストリートファイター』シリーズやカプコンのクロスオーバー作品ではリュウケンと共に高確率で登場する。


■ストリートファイターIIにおける春麗

『ストリートファイターⅡ』の初見殺しの一人。
SFC版ではステージ回数により異なるが、中盤から終盤にかけて現れた場合チョコマカ動きながらじわじわと体力を奪っていく。
攻めようとしたら百烈脚をくらい、とどめにスピニングバードキックをくらって負けてしまう。

春麗が勝った場合のモーションはお辞儀の他にあははははは〜、やったぁ!が有名だろう。
ストⅡ発売から二十年たつが、今見ても十分可愛い。

ストⅡシリーズのオリジナル版が稼働・発売されていた頃の勝利時のコメントはとても強気で男を見下すような発言をする*1
敗北時の表情は悔しがっているが女性だからなのか他キャラに比べると怪我が少ない。スパⅡの敗北時の泣き顔は可愛くて萌える。
エンディングは犯罪組織のアジトに踏み込んで犯人を殴るものと、デート中に絡んできたチンピラを殴るものの二つから選択する唯一のマルチエンディングである。
服装と持ち物以外構図も顔も全く同じことには突っ込まないで

余談だが、春麗がトゲトゲの腕輪をしているのはストーリー的に深い意味があるわけではない。
ただ手の位置をわかりやすくさせるためというシステム的な理由である。
一応設定では前述のスピニングバードキックを使うのに体のバランスをとるための重しとのこと。
あのトゲはプラスチック製らしい。
『ストⅡ』のCMでは当時若手女優だった水野美紀が春麗に扮していた。

■アニメ版における春麗

劇場用アニメ『ストリートファイターII MOVIE』では、シャワーシーン(乳首あり)に加え、
バルログ戦(春麗は下着+パジャマ姿)では服が破れると、サービスシーンが満載だった。
PS2のハイパーストリートファイターⅡではこの映画がおまけとして収録されているが、シャワーシーンは全面カットされているので注意。
ちなみにメインデザイナーの一人であった西村キヌは作中の春麗があまりにもはしゃぎすぎてキャラ崩壊しているという理由で、この映画の春麗の描写を酷評している*2

テレビアニメ作品『ストリートファイターII V』では、15歳の少女として登場しており、父親も生存している。
最初は香港編のゲストキャラだったが、スペイン編からレギュラーに昇格。
だが、キャミイの手で父・銅昴が重傷を負わされ、自身はバルログの媚薬でバルログの人形にされる。
正気に戻ったと思いきや、今度はシャドルーに洗脳されると散々な目に遭う。
なお『2V』では洗脳時に原作のメイクに加えそれっぽい服を着ている(下半身はショートパンツ)が、お団子頭にしているシーンは一度も無い。

■年齢

春麗をネタとして語る時、必ず言われるのが年齢である。
実は無印『ストリートファイターII』では、登場キャラクターに生月日が設定されていた。

それによれば、春麗の生年月日は1968年3月1日…

つまり現在は50代以上ということになる。
2008年に40歳になった時から熟女ネタが加速し、同人などでも熟女として描かれる割合が増えた。

『ストII』稼働当初は23歳という計算になり、カプコンとしてもその年代のイメージで設定したのだろうが、
シリーズが当初の予想を超えて展開したため、このような状況になってしまったものと思われる。
現在では公式設定から生年が削除され、単に3月1日生まれとだけなっているが、
憧れのヒロインが熟女という話は一部の紳士を滾らせるらしく、まだまだ熟女ネタは収まりそうにない。

尚、一応『ZERO』での年齢は18歳とされている。
ただし『ZERO』シリーズは『ストII』シリーズのパラレルワールド的な世界とされていて、生年月日も設定されていない。

【キャラ性能】

『Ⅱ』での対戦上ではタメ技である突進技「スピニングバードキック」、連打技の「百烈脚」と初心者にも扱いやすい。
更に空中戦では空中投げ技「龍星落」*3、壁(画面端)を蹴ってジャンプ軌道を変える三角飛び、後に飛び道具である「気功拳」も追加された。
シリーズを通し立体的且つ攻防一体の戦いが可能で、使いこなせばリュウ・ケン以上の恐ろしい性能となる。
ただしスピードと手数で攻めるタイプのキャラクターであり、技性能は優秀ながら一撃の威力は然程ではない。
もっともコンボを繋げるのが容易な為、最終的なダメージ量は火力重視キャラを凌ぐ事も多いのでネックにはなっていない。
とはいえ作品が進むに応じてゲームテンポや技の数も増えて行った結果、『Ⅱ』にあったような初心者向けの側面は今では鳴りを潜め、
クンフーを積むことをプレイヤーにも要求してくるほぼ玄人向けキャラクターとなっている。

主な技

【必殺技】


  • 百裂脚(ひゃくれつきゃく)
春麗の代名詞的な必殺技で全シリーズに登場する、片足で立ち高速で連続蹴りの乱打を叩き込む技。
シリーズによって大きく性能が変わる。初期は「百裂キック」という名前だった。
キックボタン連打で出せる技だが、一部の作品では波動拳コマンド+キックでも出せる。
『ストV』では「空中百裂脚」が存在する。弱は少々のボタン連打で出るが遅く、強はかなりの高速連打を必要とする代わりに速い。
『6』では本格的に連打コマンドが廃止された。あとOD百裂脚に続けて逆の足で再度百裂を放つ「百裂連脚」が追加された。

  • スピニングバードキック
頭を下にして、足を水平に広げ、回転しながら横移動し多段ヒットする突進コンボ技。
何故回転して飛んでるのかカプコンに問い正したいが、竜巻旋風脚だって飛んでるのだから同じ原理なんだろう。
春麗の代名詞的技とも言えるが、実はシリーズによっては採用されていない。
後述の通りZEROシリーズに限って天翔脚と入れ替わる形で使用不可能となっていた。ストIII3rdからは再び使用可能に。
ちなみに初期の頃は「回転的鶴脚蹴(かいてんてきかくきゃくしゅう)」という名前の事もあった。初期はしゃがみ攻撃であっさり落とされる残念性能。
たびたび改良され無敵時間や攻撃判定が見直され、『ターボ』以降は空中でも出せるようになっている。
『ストIII 3rd』『ストIV』『ストV』ではEX必殺技版のみ真空竜巻のようにその場で回転し続けるものとなっている。
『ZERO3』のみ「エアスピニングバードキック」という名前になっていた。

  • スピニングホーネットキック
『VS』シリーズでのみ存在するスピニングバードキック派生技。その場で停滞しながら高速回転する真空竜巻旋風脚に似た技。
EX必殺技版スピニングバードキックもこの技の仕様に変化する。

  • 旋円蹴(せんえんしゅう)
『ZERO』シリーズで登場した、未完成のスピニングバードキック。
地面へ手をつき逆立ち状態になった後、小さく跳ねて前方に踵落としを繰り出す。
その設定から、この技がある作品の多くはスピニングバードキックが実装されない。

  • 覇山蹴(はざんしゅう)
『Ⅲ』で登場した旋円蹴の改良型。前方宙返りから着地と同時に開脚蹴りを叩き込む。
前進中空中判定になるので足払いを回避しつつ攻撃でき、EX版はダウンを奪える。

  • 飛燕蹴(ひえんしゅう)
『EX』シリーズで登場した、前方に飛びながら回転して敵の頭上から放つ蹴り。
『ウルⅣ』では同名だが足を突き出して急降下キックを繰り出す天魔空刃脚のような技になっている。

  • 気功拳(きこうけん)
『ストⅡターボ』より追加された波動拳のような飛び道具
この技が追加された以降の作品の春麗は、シリーズごとに異なる性能になっていった。
技自体もコマンド技だったりタメ技だったりするため、これ一つでかなり立ち回りが変わる。
また発動時のポーズがシリーズごとに大きく異なるのも特徴。

『ターボ』では片足をやや踏み出した状態で、腹の位置に構えた手から放出していた*4が、
『スーパー』では両足を揃えて上半身を大きく倒し、両腕を前に伸ばして尻を後ろに突き出すという独特のエロいモーションに変わった。
『ZERO』では片足を大きく踏み出して両腕を前に伸ばすという波動拳に近い動きになった。『Ⅲ』では後ろの脚をやや曲げ、片手で放つ。
以降の作品では、スーパー、ZERO、Ⅲのポーズが混在して使われているようである。

  • 双発剄(そうはっけい)
『ZERO3』のX-ISMのみ実装されている気功掌の動きで放つ打撃技。
ただしこれが使えるX春麗では「気功拳」が入れ替わって使用不能になってしまうので注意。

  • 天翔脚(てんしょうきゃく)
ハイキックを連続で繰り出しつつ、垂直に近い角度で上昇していく対空攻撃。
初登場の『スパⅡX』及び『ストⅢ 3rd』以降はスピニングバードキックと両立している。
ただし『ZERO』シリーズではスピニングバードキックをなくしてこちらのみとなっている。
また『ZERO』シリーズから攻撃判定などが強化され、使い勝手が大幅に向上した。
とはいえ同じ対空目的の昇龍拳と比較すると、無敵時間や攻撃判定などで劣る。

  • 鷹翼脚(ようよくきゃく)
『ウルⅣ』に登場した前進しつつ両足で蹴ってから後方回転脚で締める技。
ちなみに「後方回転脚」自体は『ストⅡ’』以降からある目の前を蹴った勢いで宙返りする特殊蹴り。

  • 転身円舞(てんしんえんぶ)
『SVC CHAOS』にのみ実装されている、ユン(ヤン)の前方転身にそっくりなコマンド投げ。

【超必殺技】

  • 千烈脚(せんれつきゃく)
春麗を代表するスーパーコンボのひとつ。初期は「サウザンドバースト」という異名もあった。
『スパIIX』で追加された百烈脚のスーパーコンボ版で、蹴りを多段ヒットさせた後に百烈脚を決める。
Xではバグによって最後の前進レバーを入れっぱなしの状態から発動できる。通称「歩き千烈」。
『ストIV』では前方へ大きく踏み込んでの回し蹴りから「百裂脚」を繰り出し、最後に蹴り飛ばす。
『スパⅣ』では近距離で中で出すと暗転後にガード不能となる。
『ストクロ』では上記から更に宙返りしつつ両足蹴りが加わる。
下記の千烈脚に近い技が採用されているシリーズでは置換になっている。

  • 鳳翼扇(ほうよくせん)
千烈脚のバージョン違い。左右交互に百烈脚を出した後、天空脚(ハイキック)で締める。
『3rd』では非常に優秀なSAでほぼ間違いなくこれが使われ、『6』でもSA2であるうえに空中コンボ追撃可能ということでゲージ回転率が高い。
ウメハラはこれを全部捌いて魅せた。その驚異は『背水の逆転劇』で検索しよう。

  • 鳳扇華(ほうせんか)
『ウルⅣ』で登場したウルトラコンボで、春麗の蹴り技の集大成とも言える大技。
千裂脚と同様に蹴りから百裂脚を繰り出した後、天空脚のモーションで蹴り上げ、飛昇脚のモーションで追撃、さらに両脚を揃えて蹴り上げる。
リーチの長い無敵技のため、飛び道具を避けつつ反撃するのに便利。ただしフルヒットさせにくい。

  • 覇山天翔脚(はざんてんしょうきゃく)
天翔脚のスーパーコンボ版。より高く飛び上がり、ヒット数が増加する。
斜め上に舞い上がっていくので対空に使えるが、リーチが短く威力も低いのでゲージを割いてまで使うかは議論が分かれる。

  • 気功掌(きこうしょう)
春麗を代表するスーパーコンボのひとつ。
気功拳の強化技だが飛び道具ではなく、近距離で巨大な気功の塊を作り敵に多段ヒットさせる。
ちなみに『ストリートファイターEX』では気功掌が他の技との相性がとても良く、ほとんどの技が波動拳コマンドで発動出来る。
そのためリュウ・ケンキャラに近い性能になった。『EX2』にはスパコンゲージ3つを消費して発動する「気功掌・極」がある。
『V』ではVトリガーIIを選択すると使用できる。連続技の強化など用途は幅広い。
『6』では前方斜め下に向けて放つ「空中気功掌」が追加された。

  • 天星乱華(てんせいらんか)
『Ⅲ3rd』のみ実装されているスーパーアーツで覇山蹴の強化版。
垂直に回転しつつ飛び上がってから開脚蹴りで着地し、蹴りと共に巨大な衝撃波を放つという技。
扱いづらいが、ゲージ3本のストック数を生かしてEX必殺技に重点を置いた戦い方に利用できる。
『MVC3』では「七星乱華(しちせいらんか)」という発展形らしき技がある。
こちらは飛昇脚と天昇脚の動作を連続で放ち、ヒットしていればロックして覇山蹴と巨大な衝撃波を放つ。
対空技としては優秀だがコンボの組み込みには不向き。

  • 七星閃空脚(しちせいせんくうきゃく)月光閃空脚(げっこうせんくうきゃく)
『MVC』から実装されたハイパーコンボ。
空中版瞬獄殺とも言える突進技で、派手なエフェクトと共に背景に技名が浮かぶド派手な演出が特徴。
空中ダッシュの動作で前進し、ヒットするとすれ違い様に強力な跳び蹴りを放つ。
実装作品は少なく、『V』ではエクストラバトルのCPU専用のシャドウレディが使う。
『MVC:INFINITE』では後方回転脚を繰り出してから放つ「月光閃空脚」として実装されている。

  • 蒼天乱華(そうてんらんか)
『6』で追加されたレベル3スーパーアーツ。
回し蹴りから手刀を振り下ろし、屈んだ相手を天空脚で打ち上げ、落下する相手の腹目掛けて拳の乱打を叩き込む。
とどめにハイキックで相手を更に高く打ち上げ、座禅のような体制から高速回転で空中に跳び上がり、最後に渾身の覇山蹴で地面に叩きつける乱舞技。
残体力が25パーセント以下の場合、覇山蹴が七星閃空脚のような飛び蹴りに変化する。
大きいダメージを奪いたい時のコンボや切り返しに有効。回し蹴りのリーチが長く安定して連続技に組み込める。


【他のキャラとの関係】


父の仇であり諸悪の根源。
『ストV』ではニューヨークの捜査中にシャドルー四天王を見かけ、ガイルの制止を振り払って突撃。
そしてベガに挑んで殺されかけるなど、シャドルーが関わると冷静さを失う場面もある。
アニメ『ストリートファイターII V』ではベガに服を剥がれた上カメラで撮影されていた。
MARVEL VS. CAPCOM CRASH OF SUPER HEROES』ではベガに捕まり改造手術された姿である「シャドウレディ」が隠しキャラとして登場している。

シャドルーを追う者同士として協力関係にある。
ナッシュとは共に戦闘機でシャドルーのアジトに乗り込んだ事もあった。
ガイルに関しては本格的に絡んだ劇場版アニメ『ストリートファイターII』以降絡みも多い。
特に『ストⅣ』ではシャドルー壊滅の報に懐疑的だったため、密かに連絡を取り合っていた。

しゃがみ大キックの技名が「元伝暗殺蹴」となっているが、この技のフォームがの通常技の一つに似ているからである。
なお、この2人は『ZERO』シリーズと『Ⅳ』シリーズで共演を果たした。(中平版漫画『さくらがんばる!』でも)
『ZERO2』では条件を満たすと元が乱入してきて彼女の蹴りに興味を持ち、春麗は「父から習った」と返答する。
元のルートでも条件を満たすと春麗が乱入してくるが、この時の春麗の服は『ZERO』特有のジャージではなく『Ⅱ』時代のものになっている。

長い付き合いの腐れ縁。特に漫画やアニメなどではリュウと恋仲に描かれる事も多かった。
『6』では格闘技と修行以外無頓着なリュウを見かねて、彼に春麗が服(Outfit3のアレ)を買ったりする姿が描かれている。
『ストIII 3rd』では互いに古くからの友人として言葉を交わしている。

中平版漫画「さくらがんばる」で、人身売買のマフィアを潜入調査中に銃口を向けられたさくらを庇って正体を現した。
春麗はさくらの事をリュウの妹と勘違いしており、さくらはさくらで春麗をリュウの彼女かと勘違いしていた。
ちなみに春麗の反応を見るに満更でもない様子で、その態度を冷やかしたダンを一蹴している。
以降もゲームやOVAなどで絡みもあり、シリーズを通して恋敵…というよりは「格闘家としての先輩」として、春麗はさくらの成長を見守っている。

バルログが「美しい人」と認める数少ない人物。 一部の作品では春麗の美貌に嫉妬している。
それ故か漫画作品やアニメ映画では戦うことが多い相手。

  • 弟子
『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター)
メトロシティの中華街にやってきた際に出会い、弟子入りする(旅立ちしたばかりなので、必ず2人目の師匠となる)。
リーフェンと3人で仲は良いのだが、(好感度上げのために)発酵ニシンの缶詰を何度も贈るという奇行に出ることがある。
他にも「足が太いですね!」だの失礼なことを言う破天荒な弟子。(こっちは選択肢次第だが)
因みに先述した好きな食べ物はグレープ、フルーツ類というのが正しい筈なのだが、これが「グレープフルーツ」と誤表記されたことがあった。それ故にスト6での彼女の大好物プレゼントはグレープフルーツの香りがする香水。誤植までネタにするとは…。
しかもどういう訳か、これを入手するにはジュリに弟子入りする必要がある。春麗の喜ぶプレゼントを入手するために彼女の因縁の相手に弟子入りしないといけないのは皮肉である。

  • 不知火舞、モリガン・アーンスランド
格ゲー女性キャラの代表格。春麗とも何度か共演歴がある。
特にモリガンとは付き合いが相当長いこともあってか、人間じゃない事を忘れかけている



■コラボにおける春麗

主役級キャラであるリュウと同様、春麗も様々な作品にコラボ出演している。

アメリカ版スーパー戦隊シリーズことパワーレンジャーシリーズとのまさかのコラボが実現。2018年7月、スマートフォン向け格ゲー「パワーレンジャー・レガシーウォーズ」(Power Rangers Legacy Wars)のイベントでリュウが実装された後、春麗もコラボキャラとして参戦。
しかもそれだけではない。 なんと春麗がパワーレンジャーへと変身して 「チュンリーレンジャー」 として登場するのだ!!
ちなみに変身ポーズは、「ジュウレンジャー」のダイノバックラーを構えて変身する。 イッツ・モーフィン・タイム!
変身後の姿は、元々のチャイナドレスの意匠を取り入れたデザインとなっており、おなじみのお団子ヘアのデザインを取り入れたヘルメットを着装している。ゲーム内の性能はスピニングバードキック、百裂脚、天翔脚を使いこなす他、モチーフとなった鳳凰の要素を取り入れたオリジナル技「フェニックスダンス」が使用できる。
CVはVと同じく「折笠富美子」を採用していたりとかなり気合が入っている。 しかし、レガシー・ウォーズ自体がおま国(リージョン規制)で配信されておらず、ストリートファイター発祥の地である日本ではプレイができないという大変残念な状況となっている。 大体ハズブロと東映のせい
後に、コンシューマー向けの格ゲー「パワーレンジャー バトルフォーザーグリッド」(Power Rangers: Battle for the Grid)でもDLCキャラクターとして参戦。名前は「ブルー・フェニックス・レンジャー」に改名されている。
ゲーム中の設定としては実は格闘家というのは仮の姿で、本当はブルー・フェニックス・レンジャーとして悪と戦うパワーレンジャーとして登場している。
なお、このゲームも日本ではSteamではおま国(配信規制)だったり、パッケージ版も発売されていないなど日本に対する態度は相変わらず冷たい。



まだ記事は未完成だけど、くよくよしてられないわ。 追記、修正しよーっと。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年08月26日 11:09

*1 後の作品では「嫌な過去」と黒歴史扱いしたり「なーんてね」と自分でパロったりしていたが、開き直ったのか近年の作品では普通に使ってる。

*2 1994年度政策の歴史教育アニメ「ストリートファイターII よみがえる藤原京」の制作に際してアニメ版のスタッフに手渡した設定表でも「MOVIE IIの春麗ははしゃぎすぎてみっともないのでああならないでください」と注意書きしている。

*3 初代Ⅱでは驚異の投げ間合いを誇り、竜巻旋風脚も吸い込めた。

*4 近距離大パンチのモーションの流用