登録日:2018/10/06 Sat 08:40:34
更新日:2025/04/27 Sun 20:00:10
所要時間:約 6 分で読めます
■概要
『魔王城でおやすみ』とは『
週刊少年サンデー』にて、2016年24号より連載している漫画。既刊28巻(2024年9月時点)。
作者は『ぬいぐるみクラッシュ』の
熊之股鍵次。
くまのまたかぎつくって読むなよ!絶対読むなよ!
本作の連載開始時、ちばてつや氏はブログに応援メッセージを書いている。
第1巻が発売して間もなく、同時期に連載が開始した『
古見さんは、コミュ症です。』と一緒に重版。
TVアニメ版が2020年10月から放送された。
制作は動画工房。
さあみんなに言いふらそう!
オープニングテーマ「快眠!安眠!スヤリスト生活」歌:スヤリス姫(水瀬いのり)
サビ部分のパートは中毒性がかなり高い。
他にも、ゴシック風味からポップでキューティな曲調に変わる際に吐くとあるフレーズには、あの
悪魔バンドの『蝋人形の館』を思い出した人もいたとか……。
パッケージ絵はでびあくまに囲まれたスヤリス姫。
カップリング曲は魔王タソガレ(松岡禎丞)&勇者アカツキ(下野紘)によるラップ
「ナイトウェルカム」。こちらも必聴の価値あり。
エンディングテーマ「Gimmie!」歌:ORESAMA
ED映像ではSDスヤリス姫の七変化と所々に現れる魔王軍のみなさんも必見。
■あらすじ
かつて、人と魔が存在していた時代。その安定を乱す魔王が人間の姫をさらい、自らの城に幽閉した。
「返してほしくばこの世の支配を全て魔の物に引き渡せ!」と……。
人々は怒り、勇者は姫を救うために旅立った!!
魔が棲まう城で姫は泣き、絶望し、助けを待つ……はずだった。……が!?
暇を持て余したスヤリス姫が、安眠を求めて魔王城で好き放題! 新感覚、睡眠ショートコメディ―♥
(公式より引用)
ギャグマンガなのだが時に人間と魔族の対立を巡ったシリアスめな物語も展開される。
人間界を離れ、魔族サイドの実情を知ったスヤリス姫が選ぶ道は、果たして―――?
■主な登場人物
CV:
水瀬いのり
本作の主人公。通称『スヤリス姫』。HP400以上。
人間の世界の統一国家『カイミーン』の王女であり、瞳の中の☆は王族の証。
魔族に誘拐されて牢に入れられた結果、『寝る』以外にやることがなくなってしまった。
そのため日常的に牢から脱出し、安眠のための材料を手に入れるべく魔王城内(たまに外も)をウロついている。
魔物を倒して
素材を剥ぎとったり重要アイテムを
ぶっ壊して寝具の材料にし、
魔物たちの行事にも参加とやりたい放題。
あまりのヤバさに魔物たちからはサイコ扱いされるときもあり、姫なのに
「はさみ魔物すやすや」とも呼ばれている。
さらには魔界の怪談本に
巨大バサミの殺戮幽霊として載ってしまった。
そのうちにすっかり魔物たちとも打ち解け、
人質ライフを満喫している。人質とはいったい……
衣食住のステータスはほぼ住に極振りで、睡眠関係ならばすさまじいDIYスキルを発揮する。また衣についても人並みの器用さは持っている反面、食については壊滅的。
ただ、自作のプリンや
チョコレートは普通に絶賛されているので、作成するスキルがないというより、その産まれから嗜好品ではない日々の食事を作る感覚が皆無なのだと思われる。
王族としての教育は受けているため、ピアノも普通に弾けるなど基本やればなんでもできるタイプ。ただしやる気は基本的にない。
“快適に眠る”ためなら、どんな苦労も危険も厭わないという矛盾してるのか一貫しているのかわからない性質の持ち主。
戦闘スタイルはシザーマジシャンからもらった
ハサミを駆使しての近接格闘がメイン。
そのほかに王族護身用の小型爆弾や「禁断の魔導書」(後述)による魔法も扱え、戦闘力は高い。
技は「ひっかく」「はたく」「ねむる」「はさみギロチン」の4つ。
人間界にいた頃は公務に追われ、かなりブラックな労働環境にあったことが示唆されている。
さらわれた日も激務続きで目の下に隈ができ、寝言で演説の暗唱をするほどに追い詰められていた。
魔王城から脱出しようとしないのは、単純に現在の暮らしが楽だからだと思われる。安眠にこだわるのもむべなるかな。
今でも仕事をさせると凄まじい勢いで片付ける。
「姫様は仕事が終わるまで寝ちゃいけないんだよ?」
初期から傍若無人にラストダンジョンで日々狩りをしているにしても、姫が少々強くなりすぎなきらいはある。
魔王城の面々の場合、大事な人質である姫を手荒に扱うわけにいかず、及び腰で本気の反撃ができずに負けてしまうという面もあると思われる。
また初対面の敵も、彼女の外見や境遇から油断して初見殺しにあうパターンが多い。
しかし250夜を超えたあたりになると、本気の敵意を持った相手の襲撃でさえ、姫は身体能力とハサミの峰打ちだけで返り討ちにしてしまえるほどの実力を身につけており、説明がつかない。
これは姫が魔術契約によって名目上勇者パーティに組み込まれており、勇者達が得た力が分配されレベルアップし続けているためである。
ただし性格的に攻撃全振りのステータスで、防御力がちっとも上がらないため死にやすさは変わっていない……。
年齢は不明。幼児体型なので幼く見えるが、作中描写的に年齢は十代後半と思われる。
囚われの姫のはずだが、週一で死んでいる。原因はだいたい自滅。
自由恋愛の許されない王族故か、恋愛感情を理解できず、性的表現にも疎い。対等な友人もいなかったため友達への対応も手探り。
ただ、意外と周囲の人物関係には敏感で、それぞれの微妙な距離感を些細な仕草から的確に見抜く洞察力を持つ。その一方で自分自身に向けられる感情にはかなり鈍感。
そんな姫も6歳の頃に「
魔法少女ミラクルキュート」にはまっていたり、8歳の頃によく見ていたドラマを見て「キスがうまいとどうなるの?」と城内の者に問い詰める過去を持っていたり、舌が短いのがコンプレックスだったり、といった場面も見せている。
CV:
下野紘、小市眞琴(幼少期)
姫を救うため立ち上がったカイミーン国の勇者。魔族に唯一抵抗できる存在。
彼に倒された魔物は魔力の大半を封印されてしまう。
魔王の徹底したサポートもあって順調に冒険を進めていたが、スヤリス姫の介入のせいで先に進むためのアイテムを手に入れることが出来なくなり、いつの間にか正規のルートから外れて迷子になった。
……かと思いきや、その実態は姫を超えるクレイジーサイコ。本人は善意100%な上に非常に前向きなメンタルで、それ故に極めて厄介。
姫の幼なじみで婚約者でもあるのだが、天然で姫に危害を加えたり彼女のコンプレックスをバラしたりしているため、姫からは非常に嫌われている。
「好き」と同様に「嫌い」もよく分かっていなかった姫に最初から感情剥き出しで嫌われまくっている、ある意味傑物。
とはいえ姫の対応も冷静に見るとこちらは悪意満々且つやっていることも非常に酷く、彼の身体能力からギャグになっているだけで彼を更に上回るクレイジーサイコっぷりを発揮している。
好物は『カイミーン風
ハンバーグ』。
名前の由来は『春眠暁を覚えず』。ゆえに姫には名前を覚えてもらっていない。
アなんとかくん。
アカツキの仲間である魔法剣士。
侍にも似た姿で、
日本刀が武器。
老け顔だがアカツキより2~3歳上な程度で、アホな行動が多いアカツキのストッパー役として気苦労が絶えないことがうかがえる。
また、姫の王冠にある宝珠から「安らぎのオーラ」を受け取ることで魔王城と空間をつなげる術を使えるが、間接的にアカツキの悪夢を見せてしまったことも……。
名前の由来は文字通り『起床』から。
アカツキの仲間である魔導士。
フードで全身を覆っており、その素顔を隠している。
名前の由来は『Wake up(目覚める)』から。
実は十傑・ザスタルの分身であり魔族側のスパイ。
しかし分身を作った直後ザスタル(本物)の放った認識阻害魔術が暴走し分身(ウェイカー)を含めたあらゆる人物からザスタルに関する記憶が消えてしまう。
そして自分が誰かも分からなくなり行き倒れた所をアカツキとキショウに拾われる。「ウェイカー」の名は彼らによって付けられたもの。
後に自分がスパイだった事を知るが、「3人を裏切りたくない」と十傑達に告げた。
アカツキの旅に追加で加わったマジックフェンシングの達人。
「カイミーンの輝ける貴公子」と言われ姫を含めた女性人気が凄い大スター、もちろん魔王城の男子は全員嫉妬していた。
しかし性別は正真正銘、女性である。
名前の由来は『雷光』…ではなく『ご来光』から。
CV:
三宅健太
カイミーン国の聖騎士で、大柄な身とどデカい声が特徴だが、注意散漫でドレスに身を包んだ姫が隠れても見当たらないほど。
名前の由来は
ドイツ語の『グーテンモルゲン(おはようございます)』から。
CV:浜田賢二
カイミーン国の聖騎士部団長で、タソガレとあくましゅうどうしも認めるほどのかなりの手練れの身だが、夜型人間で朝日を浴びるとすぐ寝てしまうのが欠点。
実は姫の
黒歴史過去をよく知る身で、モルゲンに変装していた姫もタソガレ&あくましゅうどうしに取り押さえられるほどに悶絶するほど。
別部隊の隊長として弟のアケノ・ミョウジョウがいる。
名前の由来は『宵の明星』から。
CV:
早見沙織
カイミーン国の女王様。スヤリス姫を育て上げた苦労人。
姫が独り立ちしたあたりからおっとりした性格になったらしいが、とある理由でカイミーン城に来たタソガレからは「あの親にしてこの子ありか……」と言われている。娘の事が大好き。
後にとある理由から自分で魔王城に訪れており、そこでも魔族の面々を振り回した。
CVの早見氏はアニメのナレーションも務めており、アニメ
最終回では女王のナレーションで〆ている。
CV:
杉田智和&
悠木碧
通販番組『ヒューマンズ☆ショッピング』で司会をやっている男女のコンビ。
ビアンコは
ビアンカを似非外人風にした男性で、フローレンスは
フローラそのまんま。
ちなみに本当は
テポラという人を含めた3人番組だったらしいが、彼女は寿引退したらしい。
この通販番組は魔王城でも視聴可能で、時々安眠グッズを紹介しては姫の暴走の原因となっている。
■主な被害者の皆さん登場魔族
魔王と魔物達。
魔王を頂点とし、直属幹部の「
十傑集」、その配下の魔物の皆さんから成る。
同誌のエルフのお話とは違いみんな気立てのいい親切な奴らである。
CV:
松岡禎丞
魔族を束ねる若き王様。
スヤリス姫をさらった張本人で
ラスボスだが、性格は繊細かつ結構ピュア。
人間界への侵攻を主導する立場だが、普段気にしている事は「ゲームバランス」と「
フラグ管理」。
勇者の冒険を陰に日向にサポートしており、
ダンジョンも苦労はしても心は折れない程度の難易度に調整している。
スヤリス姫が冒険のキーアイテムを
しょうもない目的でぶっ壊して回るため、そのフォローが日課となりつつある。
姫を誘拐した事を後ろめたく感じており、魔族なりの丁重なもてなしをさせている。
姫が基本寝ているか城内で暴れているかのため、当初は姫と会話した時間より勇者と会話した時間の方が長かった。
本気を出すと姿が変わる。死ぬと魔王城が崩れ出す。
この世界の魔物は今まで地下に追い立てられており、
現状のままでは種としての存続が危うくなるため、已むに已まれず人間界侵攻を企てたことが示唆されている。
その人間界侵攻についても「魔族の存在を認めさせ、生存権を確保する」ための手段としての色合いが濃く、
実際に人間界を支配しようという意欲は(少なくともタソガレについては)あまりない。
勇者の冒険をサポートするのは「人間に納得してもらえる形で決戦を行うため」であり、そのお膳立てとしてスヤリス姫を誘拐してきた、というのが実情のようである。魔王の立場も楽ではないのだ。
CV:
石川界人
魔王城内のエリア『悪魔教会』のエリアボスで十傑集の一人。本名は「レオナール」、姫からの愛称は「レオくん」。
一見穏やかな青年に見えるが、魔王が少年の頃から今の姿。腰痛持ちのおじいちゃん。座右の銘は『悪魔の耳は黒ヤギのみみ』。
蘇生のエキスパートでありスヤリス姫および姫に殺された魔物を蘇生するのが仕事。
姫が来てからおばけふろしきを筆頭に大量の死者が出るようになり、姫本人も週一ペースで命を落とすため物凄く忙しくなった。
そういう事情で姫を気にかけていたが、気にかけすぎていつの間にか
ガチ恋してしまった。
姫との距離が近い男を呪ったり無自覚にストーキングしたり暴走しては自己嫌悪に陥る非常にアレな恋煩い中。
意外と少年の心を持っており、テレビに影響されて教会の地下に秘密の部屋を作ったことも。
また、かつてはかなり悪魔的な生活を送っていたようで、本人はそれを
黒歴史扱いしている。
組織内での立ち位置はヒーラーだが、前線に出る際は
ネクロマンシーを駆使して戦う。
昔取った杵柄で、直接殴り合っても強い。
レオナール(魔女と毎晩淫らな宴をすることで知られている名)という本名を嫌っていて一部の友人以外には隠している。
そっくりさんの従弟のカモシュがいる。
とある用事で魔王城を留守にした際にすり替わったこともあるが、姫からはすでに見破られていた。
CV:小林親弘
魔王の腹心中の腹心たる魔獣族。十傑集の一人で、魔王が子供のころから飼っていたペットのモフ犬。
規律を重んじる性格だが、かなりの堅物で趣味嗜好もあまりない。
配下のレッドシベリアンを引き連れ、魔王城の風紀を守ることが使命であり、
規律や風紀を乱す姫は天敵にして人質としてあるべき姿を説く教育相手でもある。
ここ数年の悩みは『愚かな人間どもが魔王様を敬わない』、最近の悩みは『毛を刈りたいが諸事情で刈れない』。
このところは姫が胸の毛で寝たがるのでいい加減刈りたいのだが、タソガレが「その毛を刈るなんてとんでもない!」と
無限ループで拒否するため、未だ実行出来ていない。
また犬特有の癖(他人の靴を土に埋めるなど)が抜けきっていなかったり雷が怖かったりと近頃は
かわいいワンちゃんな側面が強い。
集団戦を得意とし、サバット・爪・牙による攻撃で敵を蹴散らす。その場にあれば武器も使う。
CV:
大原さやか
植物エリア『秘密の花園』でエリアボスをしている美人。十傑集の一人で植物族。花言葉は「幸福の再来」。
長身長髪の巨乳で姫からは「セクシー」と呼ばれている。
規律より自分の信じる正義を優先し、基本的に性善説推し。ゆえに姫に対して同情的だったが、その所業を目の当たりにして認識を改めた。
しかし何だかんだで女性どうし仲良くやっている様子。
美人のお姉さんらしく、状態異常とチャームによる搦手を得意とする。
ログベッドの素材ことわるもくじん(CV:
玄田哲章)とは同じ植木鉢で育った兄妹の間柄。
エリア内での立場を守ってあげているが、内心超ポンコツ切り株な兄からいいかげん解放されたいようだ。
少し前までの悩みは「兄には困ってます」、最近の悩みは「姫がいっそ兄を殺せばよかったなんて思っていませんわ」。
何故かドルオタな一面があり、芸能活動には一家言ある。
CV:大塚剛央
深海エリア『忘れられた深海』のエリアボス。十傑集の一人で神族。3人兄弟の次男。
それゆえ、地位はとんでもなく高いはずだがなぜか魔王の傘下にいる。
後述する旧魔王軍のハデスとは犬猿の仲で、ふとした瞬間に仕草が似てしまうので会うたびにその悔しさで蹴りを入れている。
最近の悩みは「(ハデスに)にーてーねーえーよ!!」。
見た目は少年のようだが、実はレッドシベリアン・改と同い年。ただし精神年齢は見た目相応。
牢の近くで水遊びしたことで姫と喧嘩になって以降、姫とは犬猿の仲。
お互いに「裸族」「激ヤバサイコ姫」だの散々な言い様。だが、姫から褒められると怒りながら照れる。
互いにやり合ううちに、次第に喧嘩友達のような関係になっていった。
可愛いもの好きで、姫とはたびたびナスあざらしを取り合っている。兄ともども辛いものはかなり苦手でちょっとでもピリ辛でも喋れなくなるほど。
神族らしくテレポート能力持ち。
そんな彼も姫が人質になる前は「神族ってなんだよ。神だろ、クソッ」と不満を持っていた模様。
この世界の人間は神の存在を忘れかけているようで、ゆえに神々の力は弱まっている。
ポセイドンの見た目が少年なのは「力が弱まった結果、転生せざるを得なかったから」であり、彼が魔族に手を貸していることを知った勇者は驚愕していた。
神に見限られた人間の行く末はいったいどうなるのか……?
十傑集の一人でドラゴン族。かえんどくりゅうとは同郷。
十傑集の一番手として勇者に挑み敗北を喫する。
1コマで。
後に立ち直り、
イケメンメガネ男子の人型形態で登場。
敗北を経て達観した悟り系男子を気取るものの、その実むちゃくちゃ短気。かえんどくりゅうと共に荒事に乗り込もうとする場面も見られる。
怒ると砂を出す体質で、その短気さと体質を砂風呂を作ろうと目論んだ姫に利用されたことも。
驚くなどするとメガネが割れるが、予備のメガネを無数に持っているため問題はない。
彼にとってメガネは穏やかに見せるためのアイテムでしかないようだ。
アニメでは大幅にモンスター時代の出番が増加。
第2夜では勇者パーティーを待ち伏せてウェイカーを負傷させ、パーティーを撤退に追いやるほどの強さを見せたが、第5夜でついに倒され砂塵と化してしまった。
CV:
黒田崇矢
炎エリア『古の大火山』のエリアボス。十傑集の一人でドラゴン族と悪魔族のハーフ。サンドドラゴンとは同郷で年配。仮面を外すとかなりイケメン。
十傑集の二番手として勇者に挑むが、様々な不運が重なり敗北。
実は姫ではなく魔王軍幹部の皆さんがいろいろとやらかしたせいだが。特にあくましゅうどうしは確信犯。
本名は魚っぽい「アジ・ダハーカ」。一部の者からは「アジ」と呼ばれている。
姫のことは
「やばい奴」と認識している模様。だが、なんだかんだで慣れてしまっている。
からくりエリア『完璧な楽園(アルファパラノイア)』のエリアボス。十傑集の一人。
シザーマジシャンの上司であり、たいていのからくり族は彼が作っている。ちなみにゲームを作ったりもできる。
キマイラとして生まれたが、自らの身体に不満を持ち、改造を重ねて人間に近い容姿になった。
個人情報の流出に敏感で、常時自分のエリアに引きこもって仕事をしている。
十傑集の会議すら代理任せにしていたが、スヤリス姫のおおらかさに触れて多少心境に変化があった模様。
『絹の森』に住む元・十傑衆の魔法使い。
白尽くめの衣装を纏い、身長は姫よりも小さい。ただし外見は幼いが当代魔王のタソガレを「坊ちゃん」と呼ぶなど実年齢は結構高い。
カイコガに似た魔蟲族のおかいこさまという種族で、羽はあるが生身では飛べず、体力がなく少食。
そのかわり魔術ではなく自分の魔力で直接様々なことを発動させる希少な「魔法」のエキスパートである。
かつて人間の王族に手を出したこともある人間嫌いであり、少しでも人間の話をすると怒り出す。
そのためか魔王とは方針が合わず、物語開始時点では退職している。
シルモスの人間嫌い、特に王族嫌いは、50年以上前、彼女が人間の王族の鼻を明かして魔族間での名声を得ようと、人間の姫にちょっかいをかけたことに端を発する。
何をやっても怖がらない人間の姫を脅かすために百年の眠りの魔法がかかった「魔法の糸車」を作ったところ、姫よりも周囲の人間に恐れられてしまい、包囲網をなんとか逃げ延びた、
というのが「人間の王族に手を出した」事件の真相である。
本人にとっは大やらかしであり、人間の姫からも嫌われていると思い込んでいた。
しかし人間の姫はシルモスのことを「かわいい魔女さん」だと思っており、彼女との交流の日々を『眠り姫』という民話に残した。
スヤリス姫の祖母は『眠り姫』のお話をいつもとても楽しそうに話しており、スヤリス姫も一番好きな民話になった。
実はこの人間の姫こそが、スヤリス姫の祖母アムリスだったのである。
その後事実を知ったシルモスはアムリスと再会し、思うところがあり275夜で十傑衆として復帰。
ただしスヤリス姫の顔を見るなどしてアムリスのことを連想すると、顔を真っ赤にしてヘナヘナになり、最悪それだけで死ぬようになってしまった。
スヤリス姫からの愛称は憧れを込めて「魔女さん」となっている。
十傑衆はその名の通り結成時点で魔王を除き10名いたことは明らかだが、何故かどの記録でも9人までしか存在を確認できない。
十傑衆メンバーも魔王さえも、10人目について誰も知らないのである。
ネオ=アルラウネのおぼろげな記憶では「巨大なでびあくま」という本来あり得ない姿をしており、何故か当時誰も不自然に思わなかった。
スパイの暗躍の可能性などが議論されていたが、長らくその正体は不明のままであった。
十傑衆最後の一人。邪教信仰のエルフの里カルコルガ出身の魔術師。
魔術の腕前は非常に高く、魔王城や魔物全体を対象にした大規模なものや、手の込んだ認識改変などハードルの高い魔術を実現できる。
姫が魔王城に拐われてくる少し前、ザスタルは「分身を作り勇者パーティに潜入させる」という作戦を実行していた。
しかし魔族達に自身の記憶を一旦忘れさせるための認識阻害魔術が暴発し、記憶が消えるのみならず誰にもザスタルの存在を認識できなくなってしまっていた。
これが誰も10人目の十傑衆を知らなかった真相である。
一度でも気付いてもらえれば解ける魔術のため、最初期から何度も魔王城で騒ぎを起こして存在をアピールしようとしたが、時を同じくして拐われてきた姫が繰り返す奇行にことごとく潰されてしまう。
10人目についての妙な記憶もその一環であったが、いつの間にか有耶無耶にされてしまった。
最終的に魔王城全体の性別を逆転させるという姫にも実現しようがない魔術での騒動により、314夜になってようやく魔王と姫に自分を認識させることに成功した。
元々自分を気にかけてくれる人になつく性格だが、認識されない期間が長かったせいでそれが悪化したらしく、
他者とコミュニケーションが取れるだけで感極まりお願いを聞いてしまうほどにチョロくなっている。
負荷の大きい魔術を使い魔力切れになると肉体がしばらく生けるミイラのようになってしまうが、本人はそうなることを全く厭わない。
姫からの愛称は「透明くん」「ザなんとか君」「ざるそば君」などしばらく安定しなかったが、最終的に「ザスザス君」で落ち着いた。
CV:水瀬いのり&早見沙織
悪魔族の下級魔物で、魔王城にたくさん生息している。
前作のクマの人形『むーむーたん』に小さな悪魔の翼が生えた姿をしている。つまりめっちゃ可愛い。超可愛い。おまけにいい綿が取れる。羊毛とか言わない
姫のブラッシングが大好きで、毛繕いしてもらうために姫に牢屋のカギを渡している。
すなわちスヤリス姫が牢屋を抜け出すきっかけと安眠クエストを作り出した元凶。でもかわいい。
戦闘力は低いが、本気のときは「なかまをよぶ」で数の暴力を振るってくるため危険。最近は時々姫も呼ぶらしいのでものすごく危険。
でびあくまの着ぐるみを着た姫とでびあくまの区別がつかないなど、おばかさんっぷりをちょくちょく見せる。
でびあくまの「なかまをよぶ」コマンドで時折確認されるレア魔物。
見た目はでびあくまの着ぐるみを着た女の子だが、極めて凶暴。出現するやいなや問答無用で冒険者を攻撃し、瞬殺する。
的確に急所を狙い、拳やハサミに道具類、果ては強力な魔法も扱う危険な存在。
その正体は人類統一国家カイミーン王女のオーロラ・栖夜・リース・カイミーン。つまり姫である。
そもそもの発端は姫がでびあくまの毛100%のもこもこ着ぐるみパジャマを着て眠ろうとしたことが原因。
それを着ている自分はもうでびあくま亜種といっても過言ではないとか思っていたら、でびあくまから本当に仲間だと間違えられた。
故に仲間を呼ぶで呼び出され続けて全く眠ることができなかった。
しかし「もう二度とでびあくまに誰もケンカを売る気が起こらなくすればいい!!」という結論に達して、禁断の魔導書による魔法をぶっ放した。
おかげではじまりシティ付近は焦土と化してでびあくまがギャング化。ゲームバランスは崩壊して魔王が壊れた。
もう一度言うがこの人は人類統一国家カイミーン王女のオーロラ・栖夜・リース・カイミーンである。
からくり族の魔物。何故か
オネエキャラで口癖は「あんら~」。m.o.t.h.e.r.の部下。
姫からの愛称は口癖から取って「あんら~さん」。
ハサミを司る存在であり、物々交換でスヤリス姫にハサミを渡した。
つまり魔王城の惨劇を生んだ元凶。おばけふろしきさんは怒っていいと思うよ。
社交性に富んだ性格で、m.o.t.h.e.r.の代理も務める。
割と初期から登場しており、前述の物々交換の縁からか姫とは割とフランクな仲。
そして現時点では彼のみが唯一、姫の凶行の被害を受けていない。
また、姫の行動で失敗が目に見えている場合(自分で髪を切ろうとしたとき等)などには止めに入ることもあり、地味に姫の最後の防衛線となっている。
m.o.t.h.e.r.の方針のためか、単行本のおまけページでも当初は情報が伏せられていた。アニメ第4夜のアイキャッチでも『閲覧制限』の印が押されてプロフィールは見られずじまい。
m.o.t.h.e.r.の昔のボディを流用しているため仮面の下の顔は同じ。
CV:相馬康一
九十九族の魔物。あまりにも素晴らしい生地のためもったいぶって保管しすぎた布が魔物になった。
美しく霊気に満ち溢れ、肌触りもサラサラ。しかも丈夫(ただし通常使用の範囲内)なため、姫に安眠シーツの素材目当てで殺されてしまう。
それ以降一族揃って姫への怒りに燃え、ことあるごとに姫に戦いを挑んでは殺され、あくましゅうどうしに蘇生され、また挑んでは狩られている。
果たして一番大変なのは誰なのか。
使いでの多い素材なため、姫の中ではおばけふろしき狩りはノルマ。ボスのかいぶつふろしきは姫の蚊帳になった。
戦闘スタイルは締め付け。
CV:
小山力也
トゲトゲがいっぱいの魔獣族。見かけ通り肉弾戦と防御力に秀でている。
頼まれると断れないタイプかつやれやれ言いながら周囲のボケにツッコむタイプで友達が多い。姫からも「とげちゃん」と呼ばれ慕われている。
現在では半ば親御さん扱いである。
背中の針は引っこ抜かれて姫の裁縫道具や武器になった。なお、引っこ抜かれるとなぜか付け根が尖っているお肌にやさしい仕様。
魔界の温泉地ジゴ=クサツの出身で、実家ではトゲユキと呼ばれている。弟妹が沢山いる。
好物は「怪鳥
茶碗蒸し」だが、以前城中の卵を茶碗蒸しにしたせいで
ブラックサンタが来たことがある。
公式の読者人気投票では14位と、TOP10こそ逃したものの上位1割に食い込む大健闘を見せた。
とはいえ比較的出番が多い脇役としては妥当な順位であり、彼より上位にも主役や幹部格以外の魔物がランクインしているため、これ自体は別段注意をひく結果ではない。
ただし作中ではこの順位は「魔界全土からの人気投票(複数投票可)の順位」という設定になっている。
そうなると無名なはずの一般の魔物達が、なぜか魔王軍幹部よりも上位に何人もランクインするという変な事態が起きていることになる。
これについては「実は芸能活動などをしており一般知名度が高かった」「人気の小動物」「姫と間違われた」などの魔王も知らない後付け設定でフォローされており、
はりとげマジロについても「ジゴ=クサツの新ゆるキャラのモデルになったせいで地元票が入った」とされて一旦は本人も納得した。
しかしやはり完全な一般人の自分の順位が高すぎるのはおかしいと疑念を再燃させ、姫がこの謎を解くべく周囲の魔物達に聞き取り調査。
すると一見接点がなさそうな十傑衆やエリアボス、一般魔物に至るまで、多くの者が普段からはりとげマジロに好感を抱き票を入れていたという事実が判明する。
何のことはない、彼は本当に高い人気があり皆から愛されているだけだったのである。
姫からは「このモテモテお肉野郎!!!」としばかれた。
後に356夜でジゴ=クサツの危機のためにはりとげマジロが退職を選ぼうとした際には、役職付きですらない彼一人のために、
彼のマブダチ、ゲー友、雀友、素材仲間、大食いライバル、ダイエットトレーナー、いっぱいたべるトゲが好き、ファン、モフモフマニア、金借りてる、実家におじゃまする仲など、
魔王城の面々が上から下まで「はりとげマジロ退職阻止隊」として突撃し、勢いと力技で問題を1話で解決してしまった。
本当に愛されているのである。
CV:山根雅史
ウシ型の魔獣族。魔族の一般人。右のツノが折れている。
はりとげマジロと仲が良く、友達とのバカ話が日々の癒し。一緒にいたら姫の凶行の被害に遭うとわかっていながらツルむのをやめない。
比較的常識人な気苦労人で、実は可愛い物好き。牛乳よりも豆乳派でもある。
少し前までの悩みは『ビーフっていうのをやめろ』、最近の悩みは『人間ってみんなああ(=姫)じゃねーよな?』。
CV:高橋伸也
ゴブリンの精霊族。魔族の一般人だが風呂でえらいテンションが上がる。体がガリガリ。
はりとげマジロやミノタウロスとツルんでいる事が多い常識人。
CV:相馬康一
フランケンシュタインな頭部の
アンデッド族。はりとげマジロらとツルんでいる4人組の1人。
改造された
ゾンビで、他の常識的な3人と異なりズレた性格。姫の凶行を見ても笑って流す。
姫には基本好意的だが、姫の奇行でドギマギしたりもしない、メンタル面での地味な強キャラ。
バカっぽく見えるが、実際のところセンスがずれているだけで、知性面でバカ
というわけではないようである。
CV:中山祥徳
頭に矢が貫通したガイコツ兵士。軍服を着ている。
漫画では
フェニックスの卵防衛に出た
モブキャラ。
アニメでは複数の名無しモブ(風使いの盾の報告をする半魚人、神器の森捜索班を指揮するリザードマンなど)が彼一人に統合されて中間管理職のポジションに。
CV:小林康介
二頭の首を持つ
ドラゴン。
二つの頭にそれぞれ脳があるが、困ったことに両方
おバカなため、聞いている方の頭が痛くなるような会話しかできない。
空気が読めない発言をかまし、姫の機嫌を損ねては殺されるのが日課。そしてバカなので全く懲りない。
どう考えてもただのバカだが、魔王城はエリートしか勤められない職場であることを考えると、知能面を補って余りあるほど戦闘力その他が優秀なのでは…?とも推察されている。
九十九族の魔物。無数のタイヤにガス状の魔物が融合したことで人型をなした。
姫に殺されタイヤ部分を耐電・耐寒防具として使われる。本人はガス魔人として蘇生された。
本人の出番はそれ以降無いが、姫が氷エリアに入る際は必ずタイヤ防具を着用したジョブ「じゅうせんし」になる。
CV:真木駿一
氷エリア『氷雪の楼閣』のエリアボスで、氷ブロックで構成された
ゴーレム。十傑集ではなくポセイドンの部下。
タイヤ装備を身に着けたスヤリス姫は彼そっくり(?)の姿であり、姫の活躍が本人の知らない武勇伝と化していく。
氷エリアの部下からは絶大な支持を受け、彼も良い部下に恵まれたことを感謝している。そのため氷エリアの結束の強さは魔王城トップクラスだという。
マグマへの集団デモも人望があるからこそだろう。
原作第75夜では体の冷たさを活かし腕相撲で無双した。
魔海獣族の魔物。見た目はデフォルメされたあざらしでゴマが好物。姫からゴマちゃんって名付けられそうになったこともある
でびあくまに続くマスコット枠。かわいい。
ひんやりもちもちな抱き心地で夏場は大人気。口から氷の風を出すことができ、失火の後始末にも活躍する。
一体が姫とのお昼寝とポセイドンの餌付けの合わせ技で巨大化。次期エリアボス候補筆頭にのし上がった。
姫もポセイドンも大好きで、泣いていると皆で慰めに来る。
氷エリアの他の大勢の魔物と違い、姫とアイスゴーレムの区別がつく。
CV:
大橋彩香
鳥獣族のゆるふわ系魔物女子。背は高めでカロリーはすべて
胸に行く体質。
背中の翼を活かした人間の諜報が仕事だが、人間を観察しすぎてその生活を見る機会が多くなり、人間の友達になりたくなった。
好きな言葉は「パジャマパーティー」だが、実態は良く知らない。
姫の初めての友達になったものの、(羽毛布団的な意味で)体だけ求められたので悲しんでいる。
それでも頑張って話しかけ続け、どうにかパジャマパーティーをやる仲にまで進展。
手足はもこもこの毛で覆われており、そこから黒い
鉤爪が伸びている仕組み。
アニメ第5夜のアイキャッチでも「私の手……可愛くなさすぎです」との悩みをこぼし、常に
萌え袖で両手を隠している。
そんな最近の彼女の悩みは「姫と仲良くなりたいんですけど……」。がんばれ鳥ガール。
魔王城は魔族憧れの職場とされ、採用にあたっては面接に加えて戦闘技能と特技の試験が課される。
本編に登場する魔族はそれをパスしたエリート揃いであり、高い戦闘能力やレアなスキルを持った人材が多数勤務(?)している(一部ダメダメな者もいるが)。
ポンコツに見える彼女も例外ではなく、
「完全無音で行動する」「1000匹超のコウモリを一瞬で数え判別する」という斥候、あるいは暗殺者として極上のスキルを持っている。
元々の
飛行能力も合わさり、城外の偵察任務においては精鋭部隊への推薦を受けるほどに高い評価を得ていた。
……もっとも、歴史が改変された時間軸においては魔王城から距離を置き、魔族保育園の保母さんとして楽しく働いていた。
どれだけの才能があっても、本質的な部分で荒事には向いていない娘なのだろう。
またネオ・アルラウネ同様に(他出場者に多大な問題があったとはいえ)ミスコンでミス魔王城に選ばれるほど容姿や器量に恵まれている。
魔族学園コンサートでの音楽活動で話題になり人気投票で高順位となるなど、歌も上手いようである。
CV:八代拓
そんなハーピィの弟で、かつては「トリース」と呼ばれていた。
本職の音楽以外の分野でも
マルチに活躍する天才肌。モチーフはニワトリ。ゆえに「鳥だけど飛べない」ことを気にしている。
姫が歯痛を起こした際は「のろいのしかいし」として診察を行った。
なお、アニメ版ではむしろおんがくかバージョンの方に出番がなく、アニメしか見ていない人には「歯医者やっていた人」としか認識できなくなっている。
自他ともに認める「出来るヤツ」なのだが、そのおかげで仕事を多く回されてしまう
貧乏くじ引き。
姉から聞いていた姫のイメージと実物のギャップに驚愕し、姉の性癖に一抹の不安を抱く。
趣味のお菓子作りが上司にバレた結果、「のろいのパティシエ」に任命されたり、自身の卒業校で「のろいの古文研究家」として講義を行うなど、活躍の場を大いに広げている。
実は登場してそれほど経たないうちからあくましゅうどうしと単独で打ち合わせをする描写があり、実力の高さを匂わせていた(ついでにASさんへの対応で巻き込まれ体質とツッコミ役の片鱗も)。
やはり学生時代も優秀だったようで、当時の相方だったオーディールが
お前も鬼にならないか?と言わんばかりに魔王城から怪鳥卵協会にヘッドハンティングしようとする騒動が起きている。
歴史が改変された時間軸においては、魔王城を去ったあくましゅうどうしの後釜として十傑集入りを果たしている。
相当な高給取りになったようで、帳簿の金額に驚く姿も見られた。
結局時間軸は彼と姫の尽力で元通りとなったが、このIFの歴史を唯一知る姫と共に今も思いを馳せることがある。
261夜での邂逅を経て以降はゼウス、m.o.t.h.e.r.との同時登場が増えている。
各々は優秀なのだが3人が揃うと何故かIQが下がりドツキ合いになることすらあり、階級的には上の十傑集2人相手に毒舌やツッコミ(ドツキ)を度々かましている。
ただし仲良くする関係ではないとしながらも「姫のために」と同じ目的を持って行動することは可能という面もある。
でびあくまの黒い奴とバクの魔物コンビ。両方夢の世界と現実世界を行き来できる魔獣族。
誰かが見た夢があくむーに宿り、それが悪夢だと『悪夢の霧』を発生。
それを栄養にするバクムーがあくむーを食べて体内で浄化し、あくむーが夢の世界へ帰るというプロセスを踏むことで、魔王城にいる魔族は悪夢を見ないで済む。
しかし姫が来てから城の魔族たちは日々悪夢を見るようになり、その悪夢の量がバクムーの消化スピードを上回ったため、魔王城の皆は悪夢を見るようになってしまった。
あくむーを姫がブラッシングして浄化すると、あくむーに宿った夢の持ち主もブラッシングされる夢を見る。
黒い
サンタクロースの姿をした精霊族。
クリスマスになると会議で決まった悪い子のもとに現れ、
ジャガイモと石炭と何か嫌な物を靴下に入れていく。
魔王城は毎年平和なため、悪い子はささいな悪事で決まっていたが、今年は断トツで悪い子がいた。
CV:
大塚芳忠
魔王城や各地ダンジョンのギミック、発明担当の魔獣族。自分の体を改造している。
神父のような黒服にフード、丸眼鏡に後頭部の大きなギアが特徴。
シン・ギアボルターなどの巨大機械兵器や、わんこ用モフモフ乾燥機も開発した。
CV:
小澤亜李
みんな大好き
淫魔の娘で、呼び名は淫魔仲間からつけられたもの。
髪の色と瞳の星以外の容姿は姫そっくりで、おばけふろしきを除く魔王城の魔族はともかく、カイミーン王国国民でさえ気が付かないほど。
モテることが必須条件の種族でありながら、なかなかモテない落ちこぼれ。
モテモテ(さっきゅん視点)のスヤリス姫に「姫みたいになりたい!」と弟子入りするが、その容姿から
影武者志願と勘違いされる。
姫が真似しちゃいけない類の人だと後から気付くも、時すでに時間切れ。
以降、姫の身代わりとしてあくましゅうどうしやタソガレにも使われ命の危険にさらされることになる。かわいそう。
しかし高額の報酬に釣られて本格的に影武者を目指すことに。おばかさん。
最近は主に姫に人質らしい振る舞いが求められるときに引っ張り出される。がんばれ。
なお基本的に口を閉じようとしない。うがー。
そんな彼女は旧魔王城の睡魔と遠い親戚で、妙に姫に気に入られているのが共通点だったりする。他にも実兄にインキュバスのいっきゅんがいるが、イケメンなのにかなりの怠け者なため、気苦労が絶えない。
当初は姫からの愛称は特になかったが、さっきゅんの方から友達になりたいと伝えられた際に姫が「さっきゅん」を上手く言えず「サキュン」になった。
前までの悩みは「モテないー!」、最近の悩みは「ヤバい影武者にされた上にモテないー!」、好きなお菓子は
ふがしのはじっこ。
■旧魔王城の皆さん
放棄された古い魔王城に住む居残り組。
建物は先代魔王であるウシミツの魔力で維持されており、未だに多数の罠が稼働する危険スポットとなっている。
魔力切れにより城が崩壊しかかった際には、タソガレ自らウシミツに会いに行き助けを求めた。
CV:
谷山紀章
先代魔王の引退後、現魔王タソガレの就任から少しして魔王城を離れた十傑集の反乱分子。
ポセイドンの兄で神族。3人兄弟の長男。
魔力もかなりのもので、戦闘時には青白い炎の
大鎌を錬成する。
魔王の地位を巡ってタソガレと対立し、旧魔王城にスヤリス姫を攫った。
しかし人質生活に馴れた姫はさくっと脱獄。
旧魔王城内を徘徊されたあげく、自分が着ている服を剥ぎ取られたことにさえ気付かないなど、異様な鈍さを知らしめただけに終わった。
小型犬派で、ケル・ベロ・スゥという三匹の子犬を飼っている。
大型犬派のタソガレとの論戦は、傍から見ると犬トークで盛り上がっている仲良しさんにしか見えない。
タソガレを「バカ」だの「アホ」だのと罵って現体制から離反しているものの、
幼少期はタソガレと協力して職務に励み、魔王城新人研修と同じタイミングでこっそりジゴ=クサツに来ている等、本当にタソガレを嫌っているのかどうかはちょっと怪しい。
そして実際のところ、ハデスが出て行ったのはタソガレに魔王としての自覚を促すためだったという。
魔王城にいるポセイドンからは少し疎遠になったと思われていたが、寂しがるポセイドンを鬱陶しく思った姫の介入で頻繁に会うように。
弟の好物のからあげを作っては旧魔王城のメンツと兄弟で食卓を囲んでいる。
どうやら他にも弟がいるようだが……?
ポセイドンの項でも触れたが、この世界の神々は人間の信仰を失いつつある。
神々の重鎮たるハデスとポセイドンが魔族に協力しているのは、「人間に神の脅威を知らしめる」または「魔族から信仰を得る」ことが目的と予想される。
ハデスは自分のことには鈍いものの、他者のことには聡く、なかなかに気が利く性格をしている(なにせ本人が口下手のため、イマイチそれが相手に伝わらないのだが)。
本人曰く、魔王城を離れたのは「自分がここにいたらタソガレが魔王として成長できないから」であり、内心ではタソガレが魔王として自立することを望んでいる節がある。
もとより魔王の地位を奪う気はなく、対等の立場にある協力者という体面を保ち、かつタソガレを成長させるための手段としてスヤリス姫を誘拐してみせたのかもしれない。
兄貴分もいろいろ大変である。
CV:
石上静香(ケル)/戸松ゆきな(ベロ)/小坂井祐理絵(スゥ)
ハデスに仕える魔獣族のあまったれ三兄弟。
手の平サイズの頃に三人揃ってハデスに拾われそのまま育てられたため、ハデスのことが大好き。
「敵には強く出て良い」という教えから敵には強気で接するが、地の性格はケルは強気、ベロが泣き虫、スゥが笑い上戸である。
散歩が好きなので、ハデスは朝晩合わせて毎日3時間もの時間を散歩に割いている。
同じ犬型の魔獣族でも大型犬のレッドシベリアン・改がとにかく恐ろしい。三兄弟曰く「大きい犬こわい!」
旧魔王城に人質としてやってきたスヤリス姫にも高圧的に接しようとするが、結局モフモフ欲しさに暴れられてから「人質の姫こわい!」と恐れている。
CV:
三木眞一郎
眠気の化身である精霊族の魔物。
旧魔王城に住んでいるが、特に含むところはなく、静かでよく眠れるから残っただけ。
一日のうち20時間は眠らないと死に至るという難儀な性質。
トラップだらけの旧魔王城でも安眠する方法を日々模索。
姫から「睡魔師匠」と呼ばれ、睡魔も眠りにかける姫の情熱を認めて師弟関係を築いた。
あくましゅうどうしとは旧知の仲。
ほぼ寝ているだけのサボり魔なのにクビにならないのは、夢の中で呪いや悪霊の類を祓うという実は非常に重要な仕事を行なっているため。寝ている彼を無理矢理起こすとその呪いが跳ね返ってくる。
■その他関係者の皆さん
CV:
佐倉綾音
人間の闇の叡智が詰まった禁断の超高位魔導書。
魔王を含めた魔族そのものをまとめて葬ることも容易く、その危険性ゆえに魔王が魔王城に封印している。
『アラージフの精霊』が宿っており、王族のスヤリス姫を『仕えるべき存在』として自分の使用者に選んでいる。精霊の見た目は褐色肌の少年。
強大な魔力と魔法を授けることが可能で、効果範囲半径一キロの炎や水の魔法などが使えるようになる。
対象を異次元に飛ばす魔法もあるが、あまりに下級な魔族相手だと種族そのものを消し飛ばし世界に悪影響が出る。
スヤリス姫に魔族を滅ぼし脱出するよう促したものの、彼女にその気がなく基本はパシリか知恵袋扱い。ゆえに魔族への攻撃に使用されるとイキイキとする。
封印されていた時期が非常に長いため、年季の入った魔導書の割には精神年齢が幼い。
ここ数百年の悩みは『魔族滅ぼすべしですよ』、最近の悩みは『姫』。本人曰く『ネクロノミコン、元気してますかねー?』とのこと。
そんな彼もさっきゅんから尊敬されて頼みを断り切れないチョロさも見せており、さっきゅんもまた「本から引っこ抜き大魔術」などを研究している模様。
先代の魔王でタソガレの父親。
10年前に魔王の地位を降り、現在は魔王城奥深くの伏魔殿にて隠居生活を送っている。
隠居中とはいえその実力は圧倒的。身体のサイズも圧倒的。
自らとは違ったやり方で魔界を統治しようとするタソガレを認め、励ましの言葉を贈った。
ハデスとポセイドンは人間の信仰を失ったことで弱体化し、「神族」の魔物として転生している(ポセイドンは魔族扱いが不服なようで、自分はあくまで「神」であると言い張っているが)。
文字通り赤子同然となった兄弟を庇護下に置き、後ろ盾となって育てたのが他ならぬウシミツである。
ウシミツは圧倒的な威厳と実力をもって魔族を統治していたが、実際は非常に慈悲深い性格であり、人間に対しても融和の道を探っていたことが示唆されている。
タソガレが魔王らしからぬ温和な性格になったのは、創造主である(後述の「用語」参照)ウシミツの内面と、その願いが色濃く反映されたからなのかもしれない。
スヤリス姫の父(現カイミーン国王)の姉。
王族としての暮らしを捨て、人間界と魔界の境界にある「境界山天空寺」の後継ぎとなった。
天空寺は人魔両方を受け入れる修行場であり、ゆえに人魔両方を捻じ伏せられるくらいには強い。
ウシミツとは旧知の間柄で、人間と魔族の在り方にも思うところがある様子。
ドラゴン族の長の娘。
幼少期にはタソガレとともに武道の修業を積んでおり、今もほのかな想いを寄せている。
サンドドラゴンやかえんどくりゅうとは長い付き合いで、彼らからは「お嬢」と呼ばれる。
かつて人間に誘拐された際、タソガレが助けに来てくれなかったことでこじらせモードに。
そのうえ当のタソガレは人質を甘やかしまくっているという噂を聞きつけ、積もり積もった感情が一気に爆発。
サンドドラゴンとかえんどくりゅうを使ってタソガレを攫い、積年の恨みをぶつけようとしたが……?
遂に登場した神々の頂点。
全知全能の神として世界にその名を轟かせていたが、人間の信仰が得にくくなってきたことを理由に魔界へと活動の場を移した。
得意技は
全知全能ジョークと天候操作。
「地図が暗くて見づらい」という理由で常夜の魔界に朝をもたらす等、その権能と発想はまさに規格外だが、スヤリス姫からは便利な空調扱い。
性格はいたって穏やかであり、周りから必要以上に気を遣われることに悩んでいる。
ハデスとポセイドンの弟なのだが、関係は疎遠。
ゼウスが魔王城への加入を申し出た際には、いったいどう接していいものか困惑する兄2人の姿が見られた。
それでも姫の計らいでなんだかんだ打ち解け、魔王城での暮らしにも馴染みつつある様子。
どこでもドアで突然魔王城を訪れた、
かわいい青タヌキ未来のネコ型ロボットと寝付きのいい小学生。
何やら会話した後に、ひとしきり四次元ポケットを探ってからすぐに退出するが、偶然一部始終を目撃した姫にポケットを盗まれてしまい……
いや、マジで登場したんです。
掲載号の週刊少年サンデーでは『ドラえもん』50周年を記念して「各連載作品にドラえもんを出演させ、隠れているドラえもんを読者に探してもらう」という企画が行われていた。
そんな中本作では「ドラえもんを出していい話」なのをいいことに本編内に堂々とドラえもん達を登場させ、丸々1話コラボ漫画をやるという禁じ手をお出ししたのである。
「隠れている」って魔王城にこっそり侵入してるって意味じゃないよ!
ちなみに作者はX(旧twitter)でこう述べている。
他の先生方のツイート読ませてもらった結果気づいたんですが、
私『ドラえもんこっそり潜ませてください』なんて言われてませんね
『ドラえもん出していい回』って言われたんですよね...
ああなるわけだわ
本作のやりたい放題ぶりを語る際によく引き合いに出される話だが、無論企画として許可を得た上での出演のため、単行本にも15巻に普通に収録されている。
本作には他にもいくつか番外編の他作品コラボ漫画があるが、この話は番外編ですらない本編通常話扱いでナンバリングされている。
■用語
本作では人間も魔族も教会にいる神父がザオリクしてくれる。
人間の場合は死んだ場所で本人の『墓』が出現し、復活する時は棺桶に入る。
しかし、どんな状況でも蘇るという訳ではなく、墓の状態で一週間放置されると
ゾンビになってしまう。
また、違う種族同士で一緒に蘇生すると稀に合体蘇生してしまい、融合した状態で蘇生される。
魔王城ではあくましゅうどうしが一手に引き受けているが、姫のおかげで蘇生件数が爆増し、大量蘇生で疲労が溜まっているご様子。
そのため姫とネコスタンプが合体したり、自身とでびあくまの精神が入れ替わるなどのやらかしも……。
勇者に敗れた場合も蘇生自体は可能だが、魔族は魔力を封印され、力が大きく制限されてしまう。
十傑衆で現在明確に勇者に殺されたことがあるのはサンドドラゴンとかえんどくりゅうの2名。
ポセイドンとネオ=アルラウネは交戦しているが勇者に殺された描写がない。
本作の魔王は先代の魔王が自らの魔力を練り上げて創り出す存在であり、王妃は基本的に存在しない。
そのせいか、現魔王のタソガレはだいぶファザコン気味である。
ちなみに先々代の魔王はヤハン。その前はザンヤ。
追記・修正は魔族にさらわれてからお願いします。
- 誘拐したら父性が刺激されてきた話に見える -- 名無しさん (2018-10-06 09:56:09)
- 個々の話では一話完結してるけど、黒い背景とか設定を少しずつ小出しにして全体のストーリーを進めてる手法が上手いと思うわ -- 名無しさん (2018-10-06 15:14:06)
- 手下を殺され、一部は懐柔され、住居もといダンジョンを破壊・改築され、アイテムを勝手に使用・破壊され……もっと早くネタ切れで終わるかと思っていたが、なんだかんだで細く長く続いているな。 -- 名無しさん (2018-10-06 18:51:59)
- 記事乙&感謝です&待ってました♪ 毎週サンデーで笑かせます・・・平和な魔族たちと、愉快(?)な姫様の日常。ちなみにワタシ個人的に魔王さまの声は杉田 智和さんか、小山 力也さんか、神谷 明さん、あくましゅうどうしは石田 彰さん、ハーピィは西原 久美子さん、アラージフは矢島 晶子さん、姫さまは折笠 富美子さんのイメージで再生されています。 -- 名無しさん (2018-10-06 19:32:01)
- 項目ができたとは驚いた。初期はシザーマン姫とかビアンコ&フローレンスみたいなゲームのパロディが多いギャグ漫画だったけど、人と魔物と姫の関係や世界観的な部分が掘り下げられるにつれて単なるギャグ漫画じゃなくなってきてすごく面白い。今後と結末が気になるギャグ漫画。 -- 名無しさん (2018-10-07 22:46:50)
- スヤリス姫って本名じゃなかったのか -- 名無しさん (2018-10-08 00:57:35)
- そもそも魔王は何のために姫を誘拐したんだ?交渉してるようにも見えないし勇者にはちゃんと来てほしそうだし -- 名無しさん (2018-10-11 16:13:54)
- 人間たちと世界征服ごっこで遊びたいからじゃないの -- 名無しさん (2018-10-11 16:52:18)
- 魔族全体の立場向上目的で人間の代表(姫の父親)と対等に対話する場を設けるため(人間側は魔族を敵視してるので)。勇者と戦いたいのは、実力的にも魔族と人間は互角である事を示すデモンストレーションがしたいから。実は結構真面目な目的だったりする。 -- 名無しさん (2018-10-11 18:17:27)
- この設定、シチュで連載持つのか・・・?と最初は思っていたがしっかり続いててしっかり面白いからすごい -- 名無しさん (2018-10-29 20:16:58)
- さて・・・今週号について一言・・・どうしたもんかぁ・・・( 汗 -- 名無しさん (2018-11-28 23:46:46)
- この魔物達なら普通に人間と仲良くできそうなのに -- 名無しさん (2019-07-03 20:43:57)
- 正月回の魔王すき -- 名無しさん (2020-01-16 20:29:49)
- ドラえもんコラボでサンデー一番の問題児と化した模様 -- 名無しさん (2020-03-18 06:22:46)
- ↑作者さん曰く勘違いしたらしいとか...因みに放送局はテレビ東京になったみたいですけど.....どうするんだろう....ドラえもんとのコラボと腕時計型麻酔銃のアレの表現.....モザイクでもかけるのかな?? -- 名無しさん (2020-09-03 19:21:06)
- ↑確か編集から「ドラえもん出していい回です」って言われただけで隠しで出せといわれなかったんだっけか。そりゃ暴走するよなあ、この作品なら。 -- 名無しさん (2020-10-08 18:13:06)
- ドラえもん以前に、トリプルフェイスの「ナミーエ」の時点でアニメに出せないヤバさだったろw -- 名無しさん (2020-10-08 22:38:30)
- OPテーマの「君も寝具にしてやろうか?」に聖飢魔Ⅱの「蝋人形の館」を思い出した人はどれだけいることか… -- 名無しさん (2020-10-13 14:22:02)
- ↑なお、2番の歌詞だと「城ごと寝具にしてやろうか!」 もはや、誰が魔王なのか分からない有様である -- 名無しさん (2020-11-03 07:12:24)
- 今週号で一言...今更だけど...魔王様、姫様の変なところ...うつった....?(汗。 -- 名無しさん (2020-11-05 22:31:24)
- アニメで知って原作も少し読んだけど面白い作品だね!これは全部読んでみたいものだ -- 名無しさん (2020-11-05 22:45:53)
- やっぱ、母親役がナレ兼任だったのは笑った。 -- 名無しさん (2020-11-10 17:45:36)
- 多分かーちゃんだよなって思ってたらやっぱりかーちゃんだった -- 名無しさん (2020-11-23 08:42:37)
- 今期一緒に見てる作品がモンスターと人間関係に関する話でかなりきつい場面が多いからこれを後に見て緩和して癒されてる -- 名無しさん (2020-11-26 20:25:41)
- opがなんかいろんな曲に似てる -- 名無しさん (2021-01-21 03:13:26)
- あくましゅうどうしがロリコンってわかる切っ掛けになった姫の全裸見るシーンはさすがにアニメではなかったか… -- 名無しさん (2021-05-10 21:15:08)
- さっきゅんのお兄こといっきゅん(インキュバス)に父上の面影を見る姫って結構ファザコン? -- 名無しさん (2021-06-16 19:02:23)
- ふたくびドラゴンってあの知性で魔王城に抜擢されるってことは、実は戦闘力かえんどくりゅうとサンドドラゴンに次ぐぐらいのドラゴン族の猛者だったりするのか? -- 名無しさん (2021-06-16 21:39:53)
- のろくん、音楽家としての姿が初登場なのに、アニメ版では歯科医師として初登場.....あの姫作のカオス曲がアニメスタッフでも作れなかったのか、あの渦の関係で合唱のシーンが作れなかった為なのかな....? -- 名無しさん (2021-06-16 22:47:21)
- どうでもいいけどCVがアイムだらけw -- 名無しさん (2021-09-02 17:23:40)
- スヤリス姫のおばあさまラフィエルばりに鬼畜すぎワロタ(動画工房つながりで) しかし戦闘力はコモリスおばさま、おっとりだけどフリーダムっぷりは母上、鬼畜っぷりはおばあさまからの遺伝になるのかスヤリス姫…… -- 名無しさん (2021-09-16 02:56:02)
- 悲報:魔王タソガレの初恋の人はアなんとか君……なお魔王はその正体知らず -- 名無しさん (2021-09-18 17:44:18)
- 十傑集はポケモンのタイプから来ていて そういえばまだ虫タイプいなかったから生まれたのがシルモス -- 名無しさん (2021-09-18 20:02:40)
- キショウってアニメで台詞あったのに、EDでキャストが無かった。おそらく二役なんだろうけど誰かわからなかった。 -- (2021-11-21 12:37:07)
- 十傑集の一人なのに、その存在が無いような謎の人物....まさか又も過去へとタイムスリップして“ 何かの理由 ”で変装した「 姫 」だったりして....( 汗 。 -- 名無しさん (2022-02-19 22:55:20)
- 予告なくリセットされていたコメント欄と、削除された理由が見当たらないアニメ版に関する情報を復元しました。 -- 名無しさん (2022-06-02 09:44:00)
- シルモスおばあちゃんがかわいい -- 名無しさん (2022-07-05 21:33:05)
- アムリスとシルモスのおねロリ(ただしどちらも高齢) カップリングいいよね -- 名無しさん (2022-07-06 07:45:50)
- やたらイケメンキャラが多い気がするけどそういうの好きな作者なのかな -- 名無しさん (2023-09-15 20:28:36)
- イケメンも大好きでくまのぬいぐるみも大好きで色んな漫画も好きな作者です -- 名無しさん (2023-09-15 20:43:24)
- 今の姫見たあとだと昔の比較的おとなしい姫がなんか新鮮に見える -- 名無しさん (2024-10-25 15:39:30)
最終更新:2025年04月27日 20:00