マークス(FE)

登録日:2017/04/20 (木) 21:13:25
更新日:2025/08/01 Fri 19:14:48
所要時間:約 5 分で読めます






皆を導こう……笑顔で幸せにすごせる未来をつくるために!

出典:任天堂公式LINE、https://goo.gl/cfjRLJ、2018年9月1日、
ファイアーエムブレムif、インテリジェントシステムズ、任天堂、2015年6月25日、
(C)2015 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

概要

『マークス』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物。
主に暗夜編に登場し仲間になるユニット。
初期クラスはパラディン


誕生日は10月27日で、軍の中で一番字が綺麗。
人気投票男性部門2位。英雄総選挙総合部門42位。
ファンからの愛称は「マークス兄さん」「ケダモノ」「マニキ(マークス+兄貴)」など……。

厳格な風貌と雰囲気を持ち、騎士道を重んじる生真面目な人物。
それ故に近寄りがたい人物でもあるが、実際は身分に関わらず親身になってくれる優しい人。
家族や部下への愛情も強く、厳しいようで何だかんだ甘いところもある。

暗夜王国の王族であり、第一王子。神器『ジークフリート』の継承者。
直属の部下にナンパ野郎のラズワルドと殺人狂のピエリと問題のあるメンバーがいる。
とはいえ、二人ともマークスから認められるほどの実力を持っているほか、結束も固い。

家族は父親のガロン王、亡き母親は正妻であるエカテリーナ。
弟にカムイ(男)レオン、妹にカミラアクア、カムイ(女)、エリーゼがいる。
いずれも腹違いのきょうだいであり、他にも沢山いたらしいが権力争いの末に全滅している。

将来の暗夜王で正妻の子という立場からきょうだい間でも距離を取っているが、実際はカミラ以上にきょうだいの事を把握していたりもする。
長男であるにもかかわらずきょうだい達が皆カミラに相談する事に嫉妬しているフシもあるが、それがお互いの役割だからと割り切っている。
またエリーゼの事も趣味やその優しさも把握しているが、時にその優しさが市民を危険にさらそうとするならばちゃんと注意もしている。
敵として登場する白夜編では……。


また現在でこそ前述の厳格な人格が形成されているが、これはたゆまぬ訓練で形成されていったもので幼い頃は内気な性格だった。
人の顔を見て話すことも出来ず、夜中にトイレから帰る途中父親とバッタリ遭遇して、その顔の怖さにビビったりしたそうだ。
剣術も勉強も昔は得意ではなく、天才肌のレオンに兄としての威厳を保とうと頑張っている内に現在の最強の騎士と呼ばれるに至っている。

カムイに関してはかなり溺愛しており、初登場でカムイに試練を与えるのだが回復手段を用意したり反撃しかしなかったり、
そのうえで勝ったカムイを「将来の暗夜一の剣士」と褒めたり、支援会話ではひたすら剣での素振りをしていたら結婚したり、
結婚時とその後のセリフがケダモノだったりとカムイ関連でのネタは尽きない。

結婚に関してのネタはカムイだけではなく、二人で住むための別荘の建築材料を見せつけながらプロポーズをしたり、
嫁候補として部下にしていたと明らかにしたリ、結婚を申し込むためにリョウマと相談してたりと恋愛事に不器用といった面を見せている。

他にもカナヅチでリリス型の遊泳具を持参してり、きょうだいにせがまれバニー姿を披露したりもしている。
本人はいたって真面目に行動しているのに公式やファンにネタ扱いされている姿から、クロムの後継者と呼ばれている。


子供はジークベルト
真面目かつ素直な優等生系王子のため、親子仲も良好。
一方で暗夜王国後継者という立場から親子として接する時間があまりなく、
自分の存在が息子の枷になっていないか心配したり、長い間1人にさせていたことなどを気にしている。

そのため親子の祭りである『絆の白夜祭』では「親子らしいこと」をしようと思ったのだが、
何を間違ったかその際息子に「パパ」と呼んでほしいと遠回しにお願いしている。
ちなみに、ジークベルトからの返答は「パパ上」。ハットリくん?
斜め上の返答に驚いたが、息子との距離が縮まったことに結構喜んでいるマニキなのであった。


性能

初期クラスはパラディン。
上級職での加入だが初期ステータスも成長率も高め。
成長率は全体的に高く一番高いのは60%の幸運で、次は50%の力である。逆に魔防は15%しかない。
専用武器である暗黒剣『ジークフリート』は射程1~2で追撃可能なうえ、守備+4という高性能な武器。
固有スキルはHPが満タンの敵相手にダメージ上昇、こちらへのダメージ減少の『騎士道』

本人の能力とスキル、武器の効果によって守備は固いものの、速さと魔防がかなり低い。
初期職のパラディンは速さと魔防も伸びるバランス型の成長率なのだが、それなりの成長率になる速さはともかく魔防は完全に焼け石に水状態。
そのためパラディン一本だとステータスが微妙に伸び悩んで、やや苦しい場面もある。

一方ソシアル系列のもう一つの上級職のグレートナイトは、マークスに非常に噛み合った成長率であるため、長所をさらに伸ばすことができる。
そのため弟ほどではないが、マニキも職選択を間違えていると言われることも。
幸いパラレル一つで力と守備に優れるグレートナイトになれるので、短所の速さと魔防は捨ててこちらで修養を積むようにすると中途半端感を払拭できる。
追撃しづらいので奥義『月光』で火力を出せるようになるのも嬉しい。
ただし、獣特効に加えてアーマー特効まで付いてしまうのはなかなかの痛手。
暗夜にはエルフィブノワという2大アーマーが存在するため、
最後までグレートナイトのままでいくと全体的にアーマー特効武器に弱い部隊が出来上がってしまう。
また、加入直後はある程度魔防があった方がリスクを軽減できる局面も少なくないので、必ずしもグレートナイト即転職が良いとも限らない。

あるいはラズワルド経由でブレイブヒーローにしたり、DLCであるがヴァンガードも有用。
どちらも剣が使えて『太陽』や『天空』で安定力が高まる。
余談だが本人や専用武器の性能も若干アイクっぽい。

本人の守備の成長率の高さに加えて、神器『ジークフリート』の射程1~2と守備+4の効果、さらに固有スキル『騎士道』と
敵のHPが減っていない初っ端から最前線に立ち、壁役として敵を迎え撃つ運用法に非常に向いている。
ここら辺は攻める気質の白夜王国の王子リョウマとは対照的。
その一方で透魔ルート限定となるが、バディ候補としてもリョウマは好相性。
のスキル『待ち伏せ』は壁運用とは相性が良く、『流星』『剣の達人』は大幅な火力UPができる。
話的にも映えるのでやってみるとかなりマッチする。

変わった使い方としては、なぜかスズカゼと支援が組めるので忍になることが出来る。火力面は下がるが、上忍の場合はそのままジークフリートが使える。絡繰師は非推奨だが『写し身人形』が非常に便利なスキルなので、ソシアルナイト職にするにしても習得はしておきたい。
戦闘面での相性も抜群で、マークスは速さ・魔防が、スズカゼは攻撃・守備が補強されるうえ、マークスが苦手な魔法兵が攻めてきた場合はスズカゼに切り替え、スズカゼが苦手な弓兵・斧兵が来たらマークスに切り替える形で、お互いの弱点を補い合う事が出来る。
マークスは無駄に幸運の伸びが良いので、防陣させておけばスズカゼの固有スキル『絆の祈り』が発動しやすく、事故率を下げやすい。

サブ素質はドラゴンナイト系。
ジークフリートが振れなくなるのは痛いが、『守備の叫び』や『見下す者』など強力なスキルが揃っているので経由しても損は無い。
ドラゴンマスターなら槍レベルも継続して上げられる。

敵として出てきたときの一騎打ちでは
ルナティックでさえ速さ15 なのでよほどヘタレ成長を繰り返さない限りまず負けることはない。
まぁ設定上は本気は出していない(出せていない)らしいのだが。

暗夜ルナティックでは彼がいないと始まらない。
特に他の難易度で切られがちな速さが重要であり、叫び・料理・薬・防陣とあらゆる手を駆使して追撃ができるくらいまで上げることで突破できる戦局が増え、難易度が劇的に変わってくる。
行動終了後の味方を守れる『救出』のスキルもなかなか便利で、ソシアルナイト系のユニットの中ではダントツで強いので使い勝手も良い。


支援会話

やはり女性陣とは結婚出来る。
本人曰く結婚願望こそあったが相応しい相手が見つからず現在まで独身だったらしい。

カムイとはお喋りしながら夜遅くまで剣を振っていたら、結婚していた。
マークスに足りないのはユニークだとルーナに言われて、ルーナ発案のギャグを言ったら家族に病気を疑われた。

エリーゼのためにさらなる高みへ目指そうとしていたエルフィのために訓練をさせようとしてもうまくいかず、
最終的に二人で住むための別荘の建築をさせるという大胆な修行法を思いつく。

ラズワルドとの支援会話では、町に出かけてナンパだけでなくならず者の喧嘩に巻き込まれたりと問題を起こしている彼に謹慎を言い渡した。
しかし支援を進めていくと、マークスのかつての部下や彼の内心を聞くことができる。
ピエリとの支援会話も、最初は彼女の言葉遣いを矯正しようという話なのだが、進めていけば彼女を部下にした理由が聞ける。


台詞

  • 私も闘おう。誇り高く、強き王であったあの頃の父上と、同じように。
  • 幼い頃、最も恐ろしかったのは……夜の廊下で父上に会った時だ。あの時……手洗いから帰る途中でなければ、大変なことになっていたに違いない……。
  • 好きだ……この言葉を、私はずっとお前に伝えたかった。今日からお前は、私の妻だ。その髪も肌も、全て……私だけのものだ。
  • 私の命を狙っている者は暗夜王国の中でもごまんといる。
    しかし、彼らが国民である以上、私はそういう者たちも受け入れるつもりだ。それが王になるための覚悟だ。
  • これでは足りんな……今夜は私と、二人で過ごすと約束しろ……。
  • 愛している……お前になら、たとえ殺されてしまっても構わない……息絶える瞬間に見る最後の光景がお前なら……私はとても、幸せだ……。
  • 異議を唱えられるなんで悔しい……いぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!! 異議だけに。
  • ああ、困ったな。緊張することなど滅多にないのだが……今日はまるで……幼少期のころの私のようだ。
    勇気を出せ、マークス……お前は暗夜王国の第一王子なのだぞ。
  • どのような相手でも……か。……だが、ゼト将軍もヴェロニカ皇女を王と認めてはいるようだ。
    忠臣は、王が名君となることを願い、耳に痛い諌言を続ける。王に疎まれると知りながら。
    王が聞く耳のない暗愚なら、路傍の石に説くのと同じ……時間の無駄だ。
    ヴェロニカ皇女を王と認めていなければ、言う必要のない言葉だ。
  • 私のきょうだいのことは知っているな?カミラ、レオン、エリーゼ…それにカムイ。母は異なるが、皆いとおしい。
    思えば暗夜の王族、その長兄としてひとときも気の休まることのない日々だった。それを重荷に感じたことはないが……
    私が多くのきょうだいを授かったこと、それだけは父上に感謝しているのだ。これは本心だ。
    私が臣下や民を想う気持ちというのは、きょうだいがいたことと無縁ではない。おそらく、私と父上との違いはそこだろうな。
    うむ…何が言いたいかというと…きょうだいはいいものだ。そして、そうした絆は育めるものだ。
    エクラとも、そのような信頼関係を築いていきたい。王ではなく…マークスとしての願いだ。



ストーリーには初期から参戦。
他は契約で無理やりヴェロニカに従っているのに、マークスはそれから解放してもなお自分の意思で味方している。なんでもヴェロニカをカムイに重ねているようだ。
そのため暗夜の世界をエンブラ王国の支配から解放してもヴェロニカの元にとどまり続けており、その後も特務機関と何度も衝突することとなる。

とはいえ一部の時点では本当に仲間になっているのかと思われるくらい出番が少なかった。
その後は外伝10の聖魔の世界に登場し、ヴェロニカに苦言を言う聖魔兄妹の忠臣であるゼトにヴェロニカを王と認めているからこそ、苦言を言えるのだと言及した。

二部になるとヴェロニカにもスルトの魔の手が伸び緊迫した状況なので、ヴェロニカの唯一の家臣なので必然的に出番が増えた。
ヴェロニカをムスペルに無理やり連れて帰ろうとするスルトに対し、マークスはヴェロニカを守ろうと戦ったが、
加護のせいで傷一つ出来ないスルトに勝てるはずもなく、体を焼かれまくり腕を焼きちぎられる寸前まで追い詰められた。
これまでの交流でマークスに情が出来ていたヴェロニカによって一命を取り留めたが、ヴェロニカはムスペルに連行されてしまう。
傷が癒えて以降はヴェロニカの兄ブルーノと行動を共にするようになり、ムスペルに乗り込んでヴェロニカの救出に成功する。
そして、ブルーノと共に修行の旅に出るのだった。


入手出来るのは2017年5月の大英雄戦のはずが…。

スプリング、ハズ、カム!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2017年4月のイースター祭の超英雄で最初に実装となった。イラストはスエカネクミコ氏。
こちらは青属性の槍・騎馬ユニット。
にんじんの槍というインパクトありまくりの武器をマークスが持つというシュールな絵面。

武器スキルは自分から攻撃した時、戦闘後、HP4回復の『ニンジンの槍+』
Bスキルは生存時、修練の塔のクリア報酬の勲章入手量1.5倍の「栄誉の喜び』
Cスキルはターン開始時、周囲1マスの味方の守備+4『守備の鼓舞3』

自分から攻撃してその後に回復するシンプルな効果。
当時の超英雄はお遊び程度の性能で実用性は低い。
しかしステータスは守備が高い方であり、耐久力はそれなりにある。
速さと魔防は少し心細いが低いまでの数値ではない。


お前は人を惹き付けるのだな…。そういう者を見たのは、お前で二人目だ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

上記の通り、2017年5月に大英雄戦で通常版が実装。イラストは前嶋重機氏。
騎馬ユニットはそのままで赤属性の剣で原作通り。

武器スキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『ジークフリート』
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の守備+6『金剛の一撃3』
Cスキルは周囲1マスの味方は戦闘中、守備+4『守備の紋章3』

当時は貴重な遠距離反撃の騎馬は少なく、重宝されていた。
ステータスもHPと守備は高いので魔法以外は耐え抜き、重い一撃を与える。
が、魔法だと反撃前に蒸発してしまうほど魔防はかなり低い。そして低い速さも健在で追撃はあまり出来ない。
空いたBスキルに切り返しか待ち伏せで戦術を変えて戦うのが流行った。

2021年5月のアップデートで『ジークフリート』の錬成が可能になった。
特殊錬成はHP+3
戦闘開始時、敵のHPが75%以上なら戦闘中、敵の攻撃、守備-5、敵は追撃不可
デバフと追撃封じが出来る低い速さをカバー。

現在は毎週日曜日に開催される日替わり大英雄戦で入手可能。
それどころか、ホームガイドのミッション報酬で誰でも簡単に☆5のものが入手できてしまえる。


海では遊泳具が手放せん。無いと沈んでしまう。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

そして同年7月に水着姿の超英雄が登場。イラストはп猫R氏。
こちらは馬を降り、緑属性の斧・歩行ユニット。

手に持っているリリスの浮き輪はなんと斧扱い。この登場で全キャラを通じて初の赤・青・緑の3属性制覇者となった。

武器スキルは周囲2マスの味方は戦闘中、攻撃、速さ+1『リリスの浮き輪』
Aスキルは戦闘開始時、HPが敵より3以上高い時、戦闘中、攻撃+6『生命の業火3』
Bスキルは1ターン目開始時、HPが自分より1以上低い味方歩行の奥義発動カウント-1『歩行の鼓動3』

ステータスは通常版とさほど変わらず。
しかしちょっと速さが上がって弱点は減ったがお得意の機動力は劣ったマークス。
イースター版も言ったがこの時はお遊び性能なので実用性は薄い。

これが白夜の夏祭りか。噂には聞いていたがなかなかに心が昂揚するものだな。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2018年8月に夏祭りの超英雄で登場。イラストもп猫R氏。
盆踊りをイメージしてか補助が「踊る」になっている。
無属性の暗器・歩行ユニット。これで4属性すべてを制覇することとなった。

武器スキルは『宵闇の団扇+』
騎馬特効
自身の戦闘順入替スキル(待ち伏せ、攻め立て等)無効
敵の戦闘順入替スキル(待ち伏せ、攻め立て等)無効
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵とその周囲2マスの敵の守備、魔防-7(敵の次回行動終了まで)

Aスキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『近距離反撃』
Bスキルは自身のHPが70%以上で敵から攻撃された時、絶対追撃の『切り返し3』
Cスキルは奇数ターン開始時、自分と周囲1マスの味方の守備を+6『守備の波・奇数3』

今までのマークスと違い、こちらは実用性がある方。
距離に関係なく反撃する効果はAスキルに移り、武器は暗器に変わったが通常版と概ね同じ。
ただ騎馬特攻と不動の姿勢を併せ持つ武器が特徴で特定編成なら刺さる。
こんな軽装だが守備は高い。踊り子で隙があってもこのマークスは油断出来ない

しかし速さと魔防が低いことは健在で簡単に蒸発する。
それどころかHPも低いせいで今までより耐久力は無い。

王になった身とはいえ、私自らは変わらぬ。

むしろより強く、己を律していくのみだ。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年6月に火の伝承英雄がようやく登場。イラストもп猫R氏。
通常版同様騎馬ユニットだが、水着版以来緑属性の斧。
本編終了後の暗夜王の姿で、「サイファ」にあったデザインを少しアレンジしたもの。

武器スキルは父がかつて使っていた『黒斧ベルヴェルク』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲2マス以内に味方が2人以上いる時、【見切り・追撃効果】、「戦闘中、奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)」を付与(1ターン)
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、戦闘後、7回復。

Aスキルは『攻撃速さの機先4』
敵のHPが100%で戦闘開始時、または敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+7
敵のHPが100%で戦闘開始時、かつ敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、さらに自分の攻撃、速さ+2
Bスキルは『騎士道』
【再移動(残り+1)】を発動可能
受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを戦闘開始時の敵のHP割合の50%軽減(巨影の範囲奥義を除く)*1
戦闘開始時、敵のHPが50%以上なら、戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備-5
Cスキルは自分が戦闘中、敵が無属性の時、戦闘相手以外の敵軍のスキルを無効化、
戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備、魔防-4
自分が戦闘中、戦闘相手以外の無属性の敵軍のスキルを無効化『無への暗闘3』


見切り・追撃効果と奥義発動カウント変動量増加で追撃と共に奥義を発動させ、確実に敵を倒すというコンスタントに強い型を持つ。
これまでなら速さは大丈夫なのか?と疑問に持つが実装されているマークスの中で一番高い。
なので強気に攻めても良く、動き回りやすくなる。
攻撃を受けても敵のHPが残っていればいるほど軽減効果が高くなるため、相手のHPを一気に削るのが得意。

一方で弱点も多く、遠距離反撃がないために遠距離武器相手は抵抗できない。
魔防の低さは変わらず、狙撃などの軽減効果を無効にする相手にも弱い。
「周囲2マス以内に味方が2人以上いる」という条件も案外厳しく、味方から引き離されたり、倒されて減ってしまうと一気に戦力が落ちる。
Aスキルの機先は自力ではかける手段を持たないデバフが発動条件になっているため噛み合っておらず、ここに原作再現も兼ねて遠距離反撃を継承すると良い。

2025年2月のアップデートで上方修正。

Aスキルは『攻撃速さの突破』
攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前と異なる時、戦闘中、攻撃、速さ+6
さらに、攻撃、速さ+〇かつ自分から攻撃していれば、戦闘中、受けるダメージ-〇×3(範囲奥義を除く)
戦闘中、敵の奥義による攻撃の時、受けるダメージ-〇×3(範囲奥義を除く)
(〇は、攻撃した側の移動前と移動後のマスの距離(最大4))
噛み合わなかったことを認識したか移動した距離で強くする突破スキルに変更。
ダメージも減らせるので固くなった。

Bスキルは『騎士道・承
【再移動(残り+1、最低2)】を発動可能
受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを50%軽減 (巨影の範囲奥義を除く)
戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備-5
自分は与えるダメージ+攻撃の〇% (範囲奥義を除く)
受けるダメージ-攻撃の〇% (範囲奥義を除く)
(〇は戦闘開始時の敵のHPが50%以上の時は25、そうでない時は15)、
自分の最初の攻撃前に奥義発動カウント-◇
(◇は、攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマスの距離(最大3)
ただし、戦闘開始時の敵のHPが75%以上の時は3)

ダメージ軽減効果が敵のHPに関係なく50%に固定に緩和。さらにダメージ増減する効果が追加。
強化前の敵のHPを参照にする効果の対象となった他、奥義発動カウント減少効果が付与され、一撃目から奥義を発動させやすくなった。
再移動も最低でも2マス動けるように強化。

同日に『黒斧ベルヴェルク』の錬成が可能になった。
錬成すると奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分と周囲2マス以内の味方の攻撃、速さ+6、【見切り・追撃効果】、「戦闘中、奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)」を付与(1ターン)
ターン開始時、周囲2マス以内に味方が2人以上いる時、自分に「移動+1」を付与(1ターン、重複しない)
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、ダメージ+〇×5(最大25、範囲奥義を除く)
(〇は自分と敵が受けている強化を除いた【有利な状態】の数の合計値)
戦闘後、7回復

ターン開始時である従来の発動条件が一人へ緩和。周囲2マス以内に味方がいれば発動してくれる。
錬成前だった2人以上の効果は移動+1が追加発動。無理に発動する必要もないので余裕があれば立ち回ろう。
戦闘面も自分と敵の強化数を合計してダメージが増やす効果が追加され、火力もアップ。

特殊錬成は、HP+3
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が自身を中心とした縦3列と横3列にいる敵の数×2+5だけ増加(最大11)、自身の攻撃、速さの弱化を無効
最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージ-7、敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを〇〇%軽減」を半分無効

敵の数だけステータスが上がり、攻撃と速さのデバフ無効で強気に攻めるアタッカーらしい効果。
そして被ダメカットとダメカ半分無効で対応力も向上した。

私は武芸も学問もすべてにおいて凡庸だった。

だからこそ人一倍努力を重ねたんだ。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2025年4月に子供姿で約7年ぶりに超英雄で実装。イラストは柊暁生氏。
赤属性の剣・騎馬ユニットと通常版そのまま。戦禍の連戦の報酬で配布。
この頃から王子としての立ち振る舞いを学んでいたことが判明する。

武器スキルは『戦神の闇夜の剣』
攻撃+3
【再移動(残り+1、最低2)】を発動可能
自身を中心とした縦3列と横3列の敵は戦闘中、攻撃、速さ、守備-5、奥義発動カウント変動量+を無効、絶対追撃を受ける
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が自身を中心とした縦3列と横3列にいる敵の数×3だけ増加(最大9)
与えるダメージ+守備の〇%(範囲奥義を除く)
受けるダメージ-守備の〇%(範囲奥義を除く)
(〇は、戦闘開始時の敵のHPが50%以上の時は25、そうでない時は15)

Aスキルは『攻撃守備の激突3』
攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前と異なる時、戦闘中、自分の攻撃、守備+5
さらに移動後のマスが移動前から〇マス離れていれば、戦闘中、自分の攻撃、守備+〇(最大3)
Bスキルは戦闘中、敵の攻撃、守備-3、かつ敵の攻撃、守備の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+効果)『攻撃守備の凪3』

配布にもかかわらず破格の性能で伝承版(上方修正)と負けず劣らず。
自分の戦闘時はもちろんだがデバフ、絶対追撃、変動量+無効はマークスの範囲内にいれば味方の戦闘時でも発動する。
効果も伝承版と似せており、「敵の数だけステータスが上がる」「ダメージ増減する効果」も引き下げているが前者は少し控えめで後者は守備が対象かつHP量次第で変わる。
しかも攻撃は67、守備は48とステータスも破格。魔防が低いのは変わらずだが登場した来たマークスより2番目で高い方。

速さは超英雄の中でマシだが中途半端。見切り追撃効果だと簡単に対応される。
受けも一応可能だが攻める方が一番良い。


無双シリーズとのコラボ作品であるFE無双にも参戦。
クラスはパラディン/暗夜王。専用武器は『ジークフリート』。

ストーリーで登場するのは第11章だが、実際にプレイアブルになるのは第13章クリア後。
行方不明となったカムイを捜索し白夜軍と戦っていたが、マクベスの罠に嵌りカムイ、リョウマとともに洗脳されてしまい、アイトリス軍に襲い掛かる。
この時、赤いオーラを纏った強化状態となっており、下手に戦うとあっという間に味方を葬られてしまう。
初回のマクベスを倒せば洗脳が解け味方に転向するので、序盤はとにかく味方を交戦させないように気を配ろう。


剣装備のキャラが多い中、マークスは唯一の騎馬であり、高い機動力を誇る。
ステータスは幸運が高く、幸運の数値がかかわるスキルを活かしやすいのが強み。
HP・守備も高く、物理ユニット相手には滅法強い。
反面魔防はかなり低いため、魔導士を相手にする際は注意が必要。


固有スキルは『聖盾』。
弓・魔導書・竜石のダメージを軽減するもので、幸運の値に応じて効果が上昇する。
幸運が高く魔防が低いマークス自身とは相性が良いスキルと言える。

絆会話の相手はシオン(FE無双の主人公)、カムイ、タクミルフレリズフレデリクマルスセリカリンアクアオリヴィエ
タクミは原作では無かった組み合わせ。またオリヴィエとの会話ではナンパ好きの部下に関する話も聞ける。





追記・修正お願いします。

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最終更新:2025年08月01日 19:14

*1 軽減値は端数切り捨て。例えば敵のHP割合が75%なら、37%軽減。