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屋敷わらし(遊戯王OCG)

登録日:2018/02/26 Mon 22:18:03
更新日:2026/03/16 Mon 22:00:49
所要時間:約 5 分で読めます





夢幻崩界イヴリース「お邪魔します」

屋敷わらし「ちょっと待って」

イヴリース「ん?」

屋敷わらし「すみません、お引き取り願います」

イヴリース「・・・・・」


《屋敷わらし》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

《屋敷わらし/Ghost Belle & Haunted Mansion》

チューナー・効果モンスター
星3/地属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果



概要

初収録パックは第10期第4弾の「FLAMES OF DESTRUCTION」。

幽鬼うさぎ》から始まった手札誘発効果持ちチューナー、所謂「妖怪少女」の一員で、彼女らとはステータスも同じ。
登場も冬のレギュラーパックでスーパーレアなのも同じ。
光→闇→炎と来て今回は地属性。
銀髪に青白い肌、ゴスロリ風の服を身に纏った美少女の姿をしているが、種族からして幽霊や妖怪の類だと思われる。
そして何よりかわいい

名前の由来は日本ではポピュラーな精霊「座敷童子」からであると思われる。

また、似たような効果を持つチューナー達が和装であるのに対し、このモンスターは洋装である。
彼女らの名には季節名が入るが、このカードの場合は「やしき」(四季)が相当すると思われる。


モンスター効果は、《灰流うらら》のように特定の行為(を含む効果)を無効化するというもので、このカードが無効にするのは「墓地に干渉する効果」である。
同じく手札誘発で相手の墓地の利用を封じるカードとしては《D.D.クロウ》があるが、こちらはさらに対応できる幅が広く、
と様々な状況に対応でき、冒頭のように同パックで登場した《夢幻崩界イヴリース》のような送りつけ蘇生も無効にできる。

さらに《灰流うらら》と異なり、こちらは「発動を無効」にするためダメージステップでも発動できるのが地味に大きな強み。
彼岸モンスターなどがダメージステップで効果を発動してきても止められる。
ただし、発動無効であるが故の欠点も存在し、同名カードの発動が1ターンに1度しか行えないカードの2枚目の発動を許してしまう。

また、この手のお約束としてコストで墓地のカードを除外するような効果は防げない。
無効にするだけで破壊はしないため、コストのないモンスター効果や永続魔法・罠に対してはその場しのぎにしかならないことも。
更に墓地ならすべての効果を無効にするわけではなく、墓地のカードをセット・装備する・コピーする効果等は対象外である。


D.D.クロウ》との相違点

手札誘発の墓地メタとなれば、当然大きな比較対象は《D.D.クロウ》となる。

長所

  • 自分の墓地のカードを対象にする効果にも対応できる
《D.D.クロウ》や《墓穴の指名者》など自分の墓地に触ろうとして来る相手の行動を止めることが出来る。
また相手の《死者蘇生》は自分の墓地を対象にされると《D.D.クロウ》では対抗できないが、このカードでは阻止できる。
なので、自分の墓地のカードを除外する効果などで狙われると危ないデッキでは相手の展開の妨害だけではなく、自分の守りとしても機能する。
除外どころかそのカードの効果まで無効にしてくる《墓穴の指名者》の採用率が高い現環境において、《D.D.クロウ》との大きな差異点となる要素。

  • 対象を取らない効果に強い
効果解決時に対象を決定する効果に対しては《D.D.クロウ》は別の対象を選ばれてしまうが、こちらは効果そのものを止められるので一切触らせることがない。

  • 墓地のカードを複数枚触る効果に強い
ソウル・チャージ》や《真炎の爆発》などで1枚も蘇生させることはない。

  • 効果範囲に墓地が含まれていればその効果も止めることが出来る
この点は前回の《灰流うらら》同様。
例えば「墓地か除外から効果を適用するカードを選ぶ」【サンダー・ドラゴン】の雷鳥龍と雷獣龍の効果を、効果が適用できるモンスターが墓地にいない場合でも発動できる。
そのため見た目より守備範囲は広め。
聖刻】は「デッキか墓地からバニラモンスターを特殊召喚する」効果を持つため、うらら・わらしの両方に狙われる。

  • ダメージステップ発動可能
戦闘破壊された時に墓地のカードを回収したり蘇生したりするカードを止められる。

  • 恵まれたステータス
チューナーなので、手札で腐った場合でも各種素材として活用可能。
さらにアンデット族なので、《ゾンビ・マスター》・《馬頭鬼》・《生者の書-禁断の呪術-》などといった豊富な蘇生手段を持つ。
そのため何度も蘇生してS召喚が狙えるのは元より、X召喚L召喚の素材になれることが大きい。
水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になる前は、あちらの素材になれていた点も大きかった。
また《D.D.クロウ》は攻守100と貧弱だが、こちらは守備力が1800あるので最悪でも壁として使える。

短所

  • 除外はしていない
墓地の対象となったカードは残ったまま。
ターンを跨ぐか別の効果を使うなどで、再度墓地のカードに触られる可能性がある。

  • フリータイミングでは捨てられない
《D.D.クロウ》は《ペロペロケロペロス》などに対しては前もって捨てて除外しておくことで対抗できる。
こちらはそれらの「墓地で効果は発動するが墓地のカードに対しては何もしない」カードには一切対抗できない。
カオスが来るとわかっている状況で事前にコストとして除外されるカードを消してしまう事もできない。
効果の発動に対して直後にチェーンしないといけないので、チェーンの組み方次第では発動を回避されてしまう場合もある。

  • チェーンを組まない自己蘇生効果には無力
暗黒界の龍神 グラファ》や【インフェルノイド】などには無力。
《D.D.クロウ》は上記のフリータイミング発動という点を活かして事前に墓地から消してしまう事もできる。

  • 墓地のカードに効果が及んでも、手札or(EX)デッキに加える・特殊召喚・除外する効果「以外」には干渉できない
例えば参照にする《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》、墓地からカードをセットする《ブービートラップE》、墓地のカードを装備する聖騎士の聖剣などには何もできない。
《D.D.クロウ》の場合は除外することで不発にさせることが可能。

  • 1ターンに1度しか発動できない
基本的にこの手のメタカードは複数投入する事が基本となるが、こちらは1ターンに1度しか発動ができないため、複数枚引いてしまうと困ってしまう事が多い。
特に近年の遊戯王では1ターンに何度も墓地にタッチするデッキが多いので、この制約はなおさら重いと言えるだろう。
だが、《D.D.クロウ》は登場時期がかなり古かったこともあり、その手の発動制限が一切ないので
複数枚引いてしまっても引いた分だけ妨害力が増す、という強みがある。


どちらが強いかは単純に比較しにくく、メタカードとしてどちらが優れているかは環境次第といった所。
こちらの方が出来ることは多いが、除外の有無の差は結構大きな点。
尚、墓地で発動するが墓地以外の場所に効果を及ぼす効果に無力なのは同じなのでそれは《スカル・マイスター》に任せよう。

ただ、「レベル3のアンデット族チューナー」という点だけで見れば《ユニゾンビ》という大物がいるため、この一点だけでは採用しにくいか。
この手札誘発シリーズ全般に言えるが、守備力がやや高めのため《ゴブリンゾンビ》には対応していないのだが、《ゴブリンゾンビ》が発動回数制限がなく簡単に何度も使い回して手札に貯め込めてしまうため妥当な調整だろう。
頼れる洋風座敷童子ちゃんである。


余談

同じく「FLAMES OF DESTRUCTION」初出の同期には《墓穴の指名者》・《無限泡影》が存在するが、この2枚は約1年後の「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」にて再録されたのに対し、こちらは配布パックでの再録。
同じ配布パック再録の《ブラック・マジシャン》や《青眼の白龍》はともかく、同じ手札誘発シリーズの《幽鬼うさぎ》・《浮幽さくら》・《灰流うらら》も20thレジェコレで再録されたにも拘わらず、《屋敷わらし》は配布パックのみだったのである。どういうことなの…。
環境によってはサイドデッキどころかメインデッキにも投入されるカードではあるが、《灰流うらら》や《増殖するG》程は常に活躍しているカードではないため、数回再録されている現在では(20thレアなどの最高レベルのレアリティでなければ)それほど高いカードではなくなっている。

《幽鬼うさぎ》などと同じシリーズの娘とされているが、その後登場した《儚無(はな)みずき》などと比べると強引に解釈すれば「やしき(四季)わらし」と、季節に関係する用語があると言える程度で明確な季語が入っていない。名前も唯一ひらがなだと6文字になっている。
背景には他の娘が季節に関係するものが描かれているのに対し、わらしはそういったものが見られず、唯一サイキックと種族が異なっている《幽鬼うさぎ》ですら、雪うさぎと思わしきものが描かれているだけに同一シリーズの中では若干浮いた存在になっている。

その後、彼女たちのシリーズ名が「妖怪少女」であると判明したが、《屋敷わらし》だけは説明にあった「季節に現る儚き妖女」という説明と合わないためか紹介されていない。
だがTCGで妖怪少女を新規絵で再録したボックスには新規絵で収録されていた為、ちゃんと妖怪少女のカテゴリには入っている。

マスターデュエル』では《屋敷わらし》が1枚確定で入手できるセットパックが販売されており、デュエル中の発動時にも専用の演出エフェクトが流れる他、デュエルフィールドを飾るキャラクター「メイト」の1体としても登場している。


幽鬼うさぎ「私がフィールドを・・・」

浮幽さくら「私がEXデッキを」

灰流うらら「私がデッキを!」

屋敷わらし「そして私が墓地を」

4人「ぶっ潰す!」

みずき「みんな~、自分のライフにも気を遣おうよ~」

4人「は~い!!」

さくら「じゃあ風の私達の仲間はどこを対象にするのかな?」

うさぎ「わかんない・・・」

わらし「まぁまぁ、気長に待ちましょう」

うらら「そうだね!」

みずき「どんな娘がくるのかな~」






しぐれ「…私どこって言えばいいんだろう…フィールド?ライフ?」


追記・修正は、相手の《死者蘇生》を無効化してからお願いします。

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最終更新:2026年03月16日 22:00