ブルー(ポケモントレーナー)

登録日:2019/11/28 (木) 02:19:10
更新日:2024/11/14 Thu 16:50:26
所要時間:約 5 分で読めます






えーと! こんにちは ブルーです!




CV:三森すずこ(Evolutions)

なお、「ポケモンであるブルー」に関してはこちらを参照。

■概要

『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』で新たに追加されたトレーナー。
殿堂入り後に出会えるキャラクターとして登場。

跳ねた前髪や芽のようなアホ毛が特徴的な茶色のロングヘア、黒いワンピース風トップスと水色のショートパンツ姿の少女。
容姿のデザインに関しては、後述の『ポケットモンスター 赤・緑・青全対応 (任天堂公式ガイドブック)』の表紙に描かれた女の子および『FRLG』の女の子主人公を参考にしていると思われる。詳細は下記を参照。
バトル開始時の立ち絵は、『FRLG』の女主人公のトレーナーカードの立ち絵を元ネタにしたポーズを取る。

ライバルが彼女のことを「お姉さん」と呼ぶことから、年齢的には主人公よりも多少年上であり、本作のレッドやグリーンと同年代だと思われる。
性格面は明るい少女で作中では「ワイルド」と評されているが、後述する言動や仕草から非常識との印象を与えてしまう一面も持つ。
どこから情報を仕入れてきたのかは不明だが、ハナダの洞窟に潜むミュウツーの捕獲に情熱を燃やしている。
ちなみにグレンタウンジムリーダーカツラも彼女の名前を噂程度では聞いており、こそこそ活動していたわけではないようだ。
メガシンカを使える事やハナダの洞窟に出入り可能な立場である事から、実力は高くチャンピオン級の人物であると見られる。

登場するのはハナダの洞窟でのミュウツーの捕獲後であり、洞窟からの脱出後に出会うライバルとの会話で、主人公とすれ違う形で洞窟に向かったことが語られる。
そしてミュウツーのいた場所へ再び訪れる事により、主人公と対面する事になる。
なお、対面した途端に主人公をポケモンと勘違いしてモンスターボールをぶつけてくるが、暗闇の影響で主人公をポケモンと勘違いしたとのことで謝罪と共に自己紹介
だが、主人公がミュウツーを捕獲したことを知ると、それに悔しさと怒りを見せてバトルに突入する。

バトルに勝利すると、主人公の強さを認めてミュウツナイトXとミュウツナイトYを主人公に渡してくれる。
ところが、その直後に何かを思いついたリアクションをすると……


そうだ! きみ…… ミュウツーごと わたしの ポケモンに なって くれない?


そう言い出すと、主人公に向けて出会った時と同様にモンスターボールを投げてくる。
それも一度に収まらず、軽く笑いながらボールを連続で投げ続け、最終的に5個も投げ出す
当然人間である主人公を捕まえられるわけがないのだが、最後は「考えておいて」と語りながら立ち去る。
なお、投げつけてきたモンスターボールはブルーとのイベント終了後にアイテムとして入手可能

ハナダの洞窟でのイベント後は、再度殿堂入りする度に再戦が可能なキャラとして現れる。
しかし、話しかけるとボールを主人公が痛がる勢いで投げつけ、その後にバトルが可能。
バトル後は、ミュウツーと共に主人公が自分のポケモンになるように要求しながらボールを投げ続ける(ちなみに投げ続ける途中でイラついている)。

最早無意味で恐怖しか感じない行動だが、諦めない意を主人公に伝えてその場から立ち去っていく。
消費したボールの数や再開後の行動や言動から見るに、完全な冗談ではないことが伝わってくる…。

この主人公ごとミュウツーを捕獲しようとする行動は、多くのプレイヤーの間で話題を呼んだ。
美少女が主人公を捕まえようとしてくる」と大雑把に行動を表現してみると、一見は狙ったようなあざとさを感じる(特に相手が男主人公の場合は)。
しかし、冗談めいた雰囲気が薄いままモンスターボールを人に投げ続ける姿は、多少の狂気を感じたプレイヤーも多い。
ポケモン世界の美少女はどこかインパクトがある人物が多いようである…。

■手持ちポケモン


レッドやグリーンと同様にバランスが整っているパーティ。殿堂入り後の相手なだけあってパーティのレベルも高い。

パーティを構成するポケモンのタイプがバラバラなので、相性に関しては柔軟な対応が求められる。
エースポケモンであるメガカメックスは特攻と耐久力が非常に高く、ハイドロポンプが強力な威力となる。
このメガカメックスを強く意識した対策を行いたい。タイプの相性が良く状態異常技も得意なメガフシギバナが有効的か。

ちなみに、手持ちポケモンの性別の比率が同じという地味に珍しい特徴がある。

■容姿について

彼女のデザインは、1996年に発売された公式攻略本「ポケットモンスター 赤・緑・青全対応 (任天堂公式ガイドブック)」で杉森建が描いた表紙にいる女の子が元となっていると思われる。

表紙は主人公ライバル、そしてゲームに登場しない女の子トレーナーがそれぞれカントー御三家を傍らに対峙する構図のイラストだった。
主人公が男の子1人だけの初代では、最初に貰える3匹の御三家ポケモンに関しては必然的に主人公とライバルが選ばなかったタイプの1匹が残ることになる。
そこで「御三家の数に合わせて三つ巴になるようにもう一人いたらこうだろう」という考えでデザインされたキャラクターが表紙の女の子だった。

つまり、「ゲームには登場しないが、公式媒体で公式デザイナーが描いた御三家所持トレーナー」という少し複雑な立ち位置となった。
ペーパークラフトの解説漫画『ポケモンクラフトDX 攻略ブック』でも描かれ、より詳細にキャラのデザインが描写された。

女の子の容姿は、頭頂部に3本のアホ毛がある長い茶髪が特徴的な少女。
服装は黒いミニのノースリーブのワンピース。スカート両脇に浅くスリットが入り、襟にはV字の切れ込みがある。
白い手袋とベルトを着用しており、靴を真黒でペタンコなデザインの物を履いている。

メディアミックス作品である『ポケットモンスターSPECIAL』では、この女の子のデザインを採用したブルーというオリジナルキャラクターが登場。
ゲームの主人公とライバルの呼び名がレッドとグリーンで定着したことや、そちらのブルーの影響もあって、女の子はファンの間では非公式に「ブルー」という名称で呼ばれることが多くなった。
なお、初代リメイクである『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の女の子主人公は、この「表紙の女の子」の要素を意識した新規デザインである。このことは、杉森建が公式Twitter(現X)で明言している。

公式では、あくまでも「ピカブイのブルーの原型はガイドブック表紙の女の子である」とは明言されていない。また、表紙の女の子そのものをブルーと呼称したこともない。
ただし、ブルーの服装やバトル画面のポーズが「表紙の女の子」や、そちらの要素を取り入れたFRLGの女の子主人公を意識していることは一目で分かるような状態であり、
ピカブイのレッドやグリーンが初代のデザインに準拠した容姿であることや、
それぞれの持つ御三家がレッド→フシギバナ、グリーン→リザードン、ブルー→カメックスとガイドブックの表紙と共通するチョイスであることから、
同じく初代にまつわる存在であるその女の子がピカブイのブルーのデザインの前身であることはほぼ間違いないであろう。


■余談

海外ではポケットモンスター緑が発売されていない事情から、Green(グリーン)の名前に変更されている。
なお、日本版のグリーンはブルーの名前で登場しており、名前だけ互いに交換されたという関係になっている。

概要でも述べた通り、表紙の女の子をモデルにしたブルーというキャラがポケットモンスターSPECIAL第1章から登場している。
詳細はこちらを参照。







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最終更新:2024年11月14日 16:50