グリーン(ポケモン)

登録日:2012/06/28 Thu 20:56:00
更新日:2024/01/21 Sun 18:20:56
所要時間:約 10 分で読めます




グリーンとは「ポケットモンスター」シリーズにおける初代ライバルチャンピオンを務めた少年である。
最初は決まった名前は無かったが、金銀にて初代のデフォルトネームの内からグリーンが採用された為この呼び方が定着した。
ちなみに海外では最初に発売されたのが赤と緑ではなく赤と青の為「Blue」という名前が定着している。

CV:江口拓也(THE ORIGIN)、福山潤(ジェネレーションズ)、逢坂良太(ポケマス)

●プロファイル

身長:135cm (ポケモン赤・緑・青)
      145cm (ポケモンサン・ムーン)
体重: 41kg (ポケモン赤・緑・青)
       50kg (ポケモンサン・ムーン)

●ゲーム


赤・緑・青・ピカチュウ』、『金・銀・クリスタル』、『FRLG』、『HGSS』、『BW2』・『ピカブイ』に登場。
年齢は初代・FRLG時代が主人公と同じく11歳で、3年後が舞台の金銀クリスタルおよびHGSSでは14歳。
BW2はHGSS→BW間の年数が明記されていない為不明。
関連作品ではポケスタ2・ポケスタ金銀にも登場。

最初に名前を決める際に、『初代』ではバージョンごとに3種類、『FRLG』では4種類の名前が用意されている。
  • 赤:「グリーン」「シゲル」「ジョン」
  • 緑:「レッド」「サトシ」「ジャック」
  • 青:「レッド」「グリーン」「ヒロシ」
  • ピ:「ブルー」「シゲル」「ジョン」
  • FR:「グリーン」「シゲル」「ツネカズ」「サトル」
  • LG:「レッド」「サトシ」「ケン」「シゲキ」

『赤』と『緑』の名前候補は、もう片方のバージョンの主人公と同じ。
このうち「シゲル」「サトシ」は後にそれぞれアニメ版のライバルと主人公の名前として採用された。

前述の通り、続編の金銀クリスタルで名前が「グリーン」で固定された。

「ボン ジュール!」
「バイビー!」
「このおれさまが せかいで いちばん! つよいって ことなんだよ!」

等の名言を残す。
また、シルフカンパニーではロケット団を総スルーして主人公とのみ戦うという謎の行動も見せた。


マサラタウン出身のトレーナーであり、オーキド博士の孫でもある(その割に名前を忘れられたり、呼び出した事を忘れられたり扱いが酷い)。

トゲトゲした髪型が特徴。服は作品によって随時変わるが大体は黒や紫を基調とした格好をしている。

ライバルらしく初代ではラストで主人公に負けるまでは常に先を行くキャラクターであり、
ジムリーダーの全てと四天王を先に攻略していた。道中ではその主人公には全敗していたりもするけど…。
この頃の彼のパーティは「ひのこ」や「たまなげ」等チャンピオンらしからぬ貧弱な技構成でネタにされている。
理由としては当時のポケモンのNPC使用技がレベル技4つ、切り札ポケモンのみ3番目の技を技マシンに差し替えという仕様のせいなのだが。
このように本来バランスが良く強力なパーティを組める面子でありながら実際はフーディンとギャラドス、御三家以外に苦戦する要素はほぼない。
一応ピカチュウ版では多少調整が入っている。ナッシーは酷いまんまだが。

続編ではサカキの代わりにトキワジムのジムリーダーに就任しており、全ジムリーダー中唯一特定タイプに偏ったコンセプトが存在しない。
エースポケモンは金銀クリスタルではウインディだが、HGSSでは何とピジョットに変更されている。グリーンが初めて自分で捕まえたポケモンだからだろうか。
グリーンからはグリーンバッジが貰える。日本語版では意図せずも名前とバッジが同じになってしまった*1
ついでにリメイク版ではわざマシン92(トリックルーム)もくれる。
また、ナナミと言う姉がおり、姉の方はかつてトップコーディネーターだった経歴を持ついわばポケモンエリート家系のサラブレッド的存在である。

基本的には主人公の選んだポケモンに有利なタイプのポケモンを後だしジャンケンでオーキドから貰っているが、
ピカチュウ版のみグリーンが先にポケモンを選んでいる……と言うか主人公が貰おうとしていたモンスターボール(イーブイ)を横取りしている。
進化先は主人公との序盤の2試合の成績で決まり、勝ち続けるほどピカチュウにとって厄介な相手に進化する。
(2連勝でサンダース、1回目勝利且つ2回目で敗北かバックレるとブースター、1回目で負けるとシャワーズ)

登場時には専用BGMが流れるが、以降の歴代ライバルと違って戦闘で専用BGMが流れるのは最終決戦時だけである。

金銀クリスタルでは任意の段階で対戦出来たが、HGSSでは他の七人のカントージムリーダーを全て倒した後で無いと対戦出来なくなった。
HGSSでは他のジムリーダー同様記念写真の撮影や電話番号の交換(教えてくれるのはナナミだけど)、再戦が可能。
レッドとの交流も確認できる。

BW2にも登場。レッドやワタルと共にカントーから遥々イッシュに訪れ、PWTに出場している。

XYでは本人は登場しないが、モブの話によるとカロス地方に留学していたという。
また、「ボンジュール」は使いこなせるのに、さよならは何故か「バイビー!」とのこと。

サン・ムーンでは、レッド共々成長した青年の容姿で登場。バトルツリーの新しいボスとして招かれたという。
初めに会った際は、レッドかグリーンいずれかを選んで勝負をすることになる。
サン・ムーンでは、バトルツリーにたどり着くまでの険しい道中の末、うっかり回復を忘れたまま話しかけてしまい思いがけず勝負に突入する羽目になるプレイヤーも多かったが、ウルトラサン・ウルトラムーンでは事前に回復が挟まれるようになった。

ピカブイでは主人公とライバルの先輩トレーナーとして登場。彼の時代の図鑑は手書きだったらしい。
ニビジム戦後に出会い、以降もサントアンヌ号やシルフカンパニーなどで出会う。
名の知られたトレーナーでジムリーダーに推薦されてもいたが、本人は縛られたくないと拒んでいた。しかし、主人公がジムリーダーとしてのサカキと戦い、サカキがトキワジムから出ていった後、トキワジムの面倒をみることにした。
そのためか、主人公とライバルのトキワジム認定のジムリーダー名義は違う。
グリーンがポケモンリーグに顔が利いたり、実はトキワジムの営業休止が問題視されていたとしても後任手続きのスムーズっぷりや、主人公の認定が取り消されなかったりと現実世界もビックリなスピーディーかつ公正で細かい事案である

因みにシゲルの苗字はオーキドであるが、グリーンやナナミの苗字はオーキドとは明言されていない為、
オーキド・グリーンと言う表記は実際は不正確である(必ずしも祖父と孫の苗字は同じでは無い為)。


手持ちポケモン


上述の通り初代では酷い技構成だったが、シリーズを経る毎に改善されている。
HG・SSの頃には、

といった、完全なガチには一歩及ばないがなかなか面白い戦術を講じて来る。CPUとしてはなかなかバリエーションに富んでいる点が特徴。

彼の最大の特徴は何と言っても使ったポケモンの種類であり、登場機会に恵まれていることも相まって非常に多い。
ただしNという上には上がいる。

以下グリーンが使用したポケモンリスト(重複・メガシンカポケモンはカット)

赤・緑・青


ラッタピジョットフーディン、サイドン、ウインディナッシーギャラドスフシギバナリザードンカメックス
※ナッシー、ウインディ、ギャラドスは選んだ御三家とタイプの被る奴がハブられる。

ピカチュウ


オニドリルサンドパンキュウコンパルシェンレアコイルサンダースブースターシャワーズ
※御三家の代わりにイーブイが分岐進化する。キュウコン、パルシェン、レアコイルは例によってイーブイの進化先と被る時は出てこない。

ポケスタ2



金・銀・クリスタル


赤緑青版から御三家を抜いたラインナップなので新規は無し

ポケスタ金銀



FRLG



HGSS


カイリキードサイドン(サイドンとは別カウント)

BW2



SM、USUM


BW2までの使用ポケモンの一部を抜粋しただけなので新規はなし。

LPLE


ケンタロス→New

合計で36種類。ここまで来ると壮観である。

なお、初代及びリメイク版では、彼の持っていたラッタがシオンタウンポケモンタワー戦闘時に手持ちから消えている。
その事から、ファンの間ではラッタ死亡説が流れているが、真相は定かでは無い。


●アニメ

本編

アニメの主人公サトシが初代ゲームの主人公をモデルにしているのと同じく、サトシのライバル・シゲルのデザインや設定はグリーンが元となっている。
詳しくは個別記事を参照。

ポケットモンスター THE ORIGIN

ゲーム版同様、主人公(レッド)のライバルとして登場。
旅立つ時にはゼニガメを貰い、当初は相性を理解していなかったレッドを圧倒した。
ゲーム同様クールでキザな性格だが、ロケット団からシルフスコープを奪取してレッドをサポートしたこともあった。
最終的にはチャンピオンになるがレッドとの激戦の末に敗れ、後のミュウツー戦ではカメックスの下敷きになり、重傷を負った。

ポケモンジェネレーションズ

エピソード3「挑戦者」にFRLG版の姿で登場。ただし、クレジットでは「挑戦者」となっており、作中でも「チャレンジャー」と呼ばれる。
御三家はカメックスを所持。

●マンガ

ポケットモンスターSPECIAL

ゲームのグリーンをモチーフにしたキャラとして、同じ名前の「グリーン」が登場している。
詳しくはグリーン(ポケットモンスターSPECIAL)を参照。

ポケットモンスター(穴久保幸作版)

本名は緑川開(かい)。最初に貰ったポケモンはワープ進化と退化を使うヒトカゲ。
レッドの金玉をマスターボールと間違えて引っ張る。

金銀編の後はしばらく出番はなかったが、BW編で久しぶりに登場した。


ポケモンマスターズ


通常ガチャ(HGSSの格好)、マジコス、アナザー(FRLGの格好)、期間限定配布、サロンでのごほうび、ネオ・チャンピオンと現在までに6種類が登場。
バディーズはそれぞれピジョット(メガピジョット)、カメックス(メガカメックス)、プテラ(メガプテラ)、ウインディ、ナッシー、サンダーとなっている(ウインディとナッシーのみ☆4でほかは☆5)。

設定等はHGSS以降に準拠しており、自信家なところは健在だが、かなり達観して落ち着いている。
この作品ではレッド、リーフの3人でマサラタウンから旅立ったという独自の設定になっており、ストーリーでも3人でチームを組みWPMに参加しているほかイベント等での出演も多い。

ピジョットは初の恒常☆5バディーズで2022年5月27日からはチュートリアルガチャで確実に手に入るようになったそれまではアカネ&ミルタンクだった。
メガシンカすることでマジコスレッドのメガリザードンXに並ぶ特攻ステータスを誇るアタッカーが、メガシンカ以前では火力面が心許ないのと主力技の「ぼうふう」の命中率がネック。
味方でバフをかけるなど速やかにメガシンカし本領を発揮できるようにしたい。

カメックスは全バディーズ中最高クラスの耐久性を誇るサポーターで、T技でゲージ加速も行える優秀な壁兼タンク役。
同じくマサラタウン出身でマジコス所持のレッドやリーフと合わせたカントー御三家組や雨パ等で大いに活躍してくれる。

プテラは自身で攻撃系のバフを全て揃えられる自己完結の両刀アタッカー。
一定確率でゲージ消費なしにスキルで岩技化した「すてみタックル」や「はかいこうせん」といった高火力技を放てる。
ネックといえば同じ岩アタッカーバディーズのライチ&ルガルガン、クダリ&アーケオスといったライバルの多さだろうか。

ウインディはアタッカーとしてはステータスこそやや控えめだが、スキルにより炎弱点特効染みた活躍が可能。
また、主人公とマイを合わせてウインディ統一パの使用も可能になった。



●余談


ポケモンワールドチャンピオンシップス決勝戦のBGMは彼のBGMのアレンジが使用されている。

初代・第三世代のサントアンヌ号のイベントでは「40種類捕まえた」と話していたが、有志の検証の結果ソロプレイで実現可能であることが判明した。

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最終更新:2024年01月21日 18:20

*1 英語版では名前がBlue、バッジがEarth Badgeと別々の名前になっている