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ウツボット

登録日:2012/09/04 Tue 23:40:17
更新日:2026/07/27 Mon 11:41:51
所要時間:約 11 分で読めます





ジャングルの 奥地に ウツボット ばかり いる 地帯が あって 行ったら2度と 帰ってこれない。


ウツボットとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

■データ


全国図鑑No.0071
分類:ハエとりポケモン
英語名:Victreebel
高さ:1.7m
重さ:15.5kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ/どく
特性:ようりょくそ(天候が晴れの時素早さが2倍になる)
隠れ特性:くいしんぼう(通常HPが1/4以下になった時に食べるきのみをHPが1/2以下になった時点で食べる)

HP:80
攻撃:105
防御:65
特攻:100
特防:100(初代)→60→70(XY以降)
素早さ:70
合計:490

努力値:攻撃+3

マダツボミがレベル21になるとウツドンに進化。ウツドンに「リーフのいし」を使うとウツボットに進化する。

■ウツドン




葉っぱの 部分は カッターになって 相手を 切り裂く。口からは なんでも 溶かす 液体を 吐く。

全国図鑑No.0070
分類:ハエとりポケモン
英語名:Weepinbell
高さ:1.0m
重さ:6.4kg

タイプ:くさ/どく

■マダツボミ




人の 顔のような つぼみから 伝説の マンドラゴラの 一種ではないかと ささやかれている。

全国図鑑No.0069
分類:フラワーポケモン
英語名:Bellsprout
高さ:0.7m
重さ:4.0kg

タイプ:くさ/どく

■概要


見た目は巨大なウツボカズラそのもの。ただし、本物とは蔓の付き方が異なる。
ミツのような香りの溶解液で獲物を誘い、一飲みで口の中に入れた獲物を骨まで溶かして捕食する。
また、蔓を生き物のように動かして獲物をおびき寄せる等芸達者な一面ももつ。

ジャングルの奥地にはコイツばかりいる地帯があり、一度足を踏み込んだら二度と帰ってこられない。
じゃあなんでそんな地帯があるのを知ってんだよ?と、よくツッコミが入る。きっと誰かに通信・実況しながら入ったのか、それともあくまで噂話に過ぎないのだろうか…真実は闇の中である

1.7mとデカい割にはものすごく軽い。まぁたぶん中身はほとんど空洞なのだろう。

ジョウト地方のキキョウシティには、ポケモン修行のために建てられた「マダツボミの塔」という三重塔がある。
マダツボミを模った像がいたるところにあり、内部で揺れている柱は巨大なマダツボミが変化したものと伝えられている。
野生のマダツボミは生息しておらず、中で修行をしているぼうずが使ってくる。


■ゲームでのウツボット


赤・緑』では、『緑』で5番道路から始まり25番道路までの広範囲にマダツボミが、12番道路以降はウツドンも現れる。
『赤』『青』では代わりにナゾノクサが同じ場所に出現し、クサイハナも同様。

レベル技にどくねむりまひという3種の粉技や当時はチート性能だったバインド技「まきつく」、最強のくさ攻撃技「はっぱカッター」と優秀なものが揃う。
最初の御三家選択でフシギダネを選ばなかった場合、はっぱカッターを使えるのはこの系統のみ。
カスミ戦でも対であるナゾノクサの技が「すいとる(威力20)」なのに対してマダツボミは「つるのムチ(威力40)」なので火力に大きな差が出る。
「やどりぎのタネ」が使えず進化に石が必要という点に目を瞑れば十分にフシギダネ系の代役が務まり、野生ポケモンの捕獲からトレーナー戦まで幅広く使っていけるだろう。

トレーナーではタマムシシティジムリーダーエリカが先鋒としてウツボットを使うが、上述の通り技が優秀なため敵としても厄介な存在。
最初の御三家選択でヒトカゲを選んでいたとしても、普通に進めているとこの時点で使えるほのお技は「ひのこ」止まりなのでやはり苦戦する。

ちなみにウツボットは初代において最後にデータが作られたポケモンである。

一応ラフレシアとは対のポケモン…のはずだが、今では明らかに登場頻度で負けてしまっている。
先のクサイハナとウツドンの、この頃から差別化の片鱗はあったのかもしれない。

ポケモンXDではウツドンがダークポケモンとして登場。XD限定の「あさのひざし」を覚えている。他にも「ヘドロばくだん」もありどくの一致技に関しては文句なし。「あまいかおり」は命中率の低い技を戦力としているポケモンを使っている場合には役立つかも。レベルを上げれば命中はやや欠けるが全体攻撃の「はっぱカッター」を覚える。単体攻撃だが必中の「マジカルリーフ」とは要選択か。わざマシンで「にほんばれ」と「ソーラービーム」を覚えさせて晴れパ型にしてやるのもいい。
但し本作では「リーフのいし」は1個しか手に入らない。コノハナとどっちを進化させるかは要選択。

食虫植物がモチーフの割に、特にに強いということはない。まぁ、一方的に狩られる後輩の食虫動物よりはマシだが
第一世代のみむしはどくに弱かったが、どくもむしに弱かったので自分はむし技を4倍で食らってしまう。

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【ポケモンスタジアム2】
97:はっぱカッター/ものまね/リフレクター/ねむりごな
99・城:ソーラービーム/ものまね/リフレクター/ねむりごな
ウルトラ:はっぱカッター/ようかいえき/まきつく/ねむりごな

97カップとウルトラカップは「はっぱカッター」を覚えており、ウルトラカップはそれに加え「まきつく」も覚えている。初代ならではの仕様を体感できる型だろう。99カップ&ジムリーダーのしろは「ソーラービーム」を覚えており、威力は急所に当たらなかった場合の「はっぱカッター」よりは上だが当時は溜めないと撃てず、「はっぱカッター」も急所に当てやすい*1ので、あまり強い技とは言い難かった。
「ねむりごな」もあるのでねむりでハメ続ける事も可能。

【ポケモンスタジアム金銀】
共通:ソーラービーム/ようかいえき/せいちょう/ねむりごな

「ソーラービーム」は「にほんばれ」こそ無いが「ねむりごな」と「せいちょう」のおかげで晴れてなくても相手を眠らせている間に火力を上げつつ、ソラビを溜め有りでも撃ちやすい環境にある。というかくさタイプの一致技が進化前のマダツボミが「ギガドレイン」*2、ウツドンが「はっぱカッター」*3なので、実はウツボットが一番くさの一致技の威力が高いのである。反面どく技はマダツボミとウツドンが「ヘドロばくだん」に対し「ようかいえき」で一気に低くなったのでここでバランスをとっているのだろう。

【エメラルド】
型1:オボンのみ:れいせいBD:ギガドレイン/どくのこな/こうごうせい/あまいかおり
型2:たべのこし:まじめAC:ギガドレイン/ヘドロばくだん/ねむりごな/メロメロ
型3:ひかりのこな:きまぐれAC:ギガドレイン/ヘドロばくだん/しびれごな/ねをはる
型4:ひかりのこな:きまぐれAC:ギガドレイン/ヘドロばくだん/すてみタックル/こうごうせい

どの型も「ギガドレイン」を覚えているが当時はPPが5しかなく威力もまだ60なのでそう何回も撃てるような技ではない。型1に至っては攻撃技がこれだけなのでPPが切れたら攻撃手段が無くなる。かといって「ソーラービーム」などの他のくさ技を覚えた型が無いのも厳しいところ。
なので基本は変化技を織り交ぜながら戦うことになるだろう。だが強力なダメージソースになりうる「どくどく」や回避率を上げる「かげぶんしん」はどの型も覚えていない…。

【プラチナ・HGSS】
型1:ウタンのみ:ひかえめHC:リーフストーム/ヘドロばくだん/いえき/ねむりごな
型2:くろいヘドロ:ずぶといHA:タネばくだん/はきだす/のみこむ/たくわえる
型3:パワフルハーブ:ひかえめHC:ソーラービーム/ヘドロばくだん/はかいこうせん/こうごうせい
型4:きあいのハチマキ:ひかえめHC:ソーラービーム/ヘドロばくだん/しぼりとる/にほんばれ

型1は「リーフストーム」を4周目から使えるが2回目以降も最大威力で撃ちたいなら交代必須。
型2は「くろいヘドロ」持ちの耐久型。「たくわえる」の回数次第でどれだけ耐えられるか変わる。
型3はパワフルソラビ型で、型4はガチ晴れパ型。ウツボットの特性は「ようりょくそ」一択なので必然的に晴れ下では素早く動ける。

【BW2】
型1:ウタンのみ:れいせいCD:グラスミキサー/のみこむ/たくわえる/いえき
型2:くさのジュエル:うっかりやCS:リーフストーム/ねむりごな/アンコール/たくわえる
型3:きあいのタスキ:ひかえめCS:ソーラービーム/ヘドロばくだん/ウェザーボール/にほんばれ
型4:いのちのたま:ひかえめCS:ソーラービーム/ヘドロばくだん/ウェザーボール/いえき

型1は攻撃技は「グラスミキサー」のみだが運が良ければ相手の命中を落とせるし、「たくわえる」で耐久も上げれるので耐久型としては十分である。
型2は一度だけ超火力のジュエル「リーフストーム」を放てる型。消費したら「アンコール」や「ねむりごな」で妨害しながら後続に交代したい。型3と型4は晴れパ型のようだが、型4はどういう訳か「にほんばれ」が「いえき」になっており、自力で晴れに出来ない。よって他のポケモンに晴れにしてもらう必要がある。


■対戦でのウツボット


世代によって非常に浮き沈みが激しい稀有なポケモン。

第一世代

当時はくさタイプの技が全て特殊技だったため、攻撃の方が高いコイツの種族値との相性は微妙だった。
しかし、それでも当時は「特殊」種族値が100あった上にほぼ急所に当たるため実質威力110の「はっぱカッター」を使用できたのはコイツとフシギバナのみ。
よって実際はくさ技の火力という点ではこの2匹が突出した存在だった。
フシギバナには「やどりぎのタネ」がない点や素早さ・防御で劣るが、「まきつく」「しびれごな」が使える点で勝る。
当時の拘束系の技は自分より遅い相手を一方的にハメられたため凶悪で、麻痺との併用も効果的だった。
攻撃種族値の高さも「のしかかり」「すてみタックル」「はかいこうせん」等を使う際に活かすことが可能。
過去の入賞者の使用ポケモンが禁止になった99年公式大会では、ドわすれヤドランへのメタとして注目を集めた。
初代では技が急所に当たるとお互いのランク補正が全て無視される仕様であったため、どれだけ「ドわすれ」を積まれても大きく削ることができた。
(フシギバナは97カップのファイナリストが使っていたため使用不可だった)

どくタイプの攻撃技は「ようかいえき」のみと貧弱だが、はっぱカッターが強力なため問題にはならなかった。

上記の通りむしとりポケモンだが、この世代では むし4倍 である。
もっともむし技使いがスピアーパラセクト程度なのでまともに戦えばむしろ狩る立場ではあるが。

VC版環境ではフシギバナと同複合タイプ枠の需要を二分するようになり、評価が実機版当時より高くなった。「つるぎのまい」による崩し、「まきつく」によるハメがフシギバナとの差別化点。
とはいえランダムエンカウントのこちらよりも固定エンカウントのフシギバナの方が厳選を楽に行えるので、どちらかというとヘビーユーザー向け(そもそもVC版第一世代の厳選自体ヘビーユーザー向けなのだが)。

第二世代

「特殊」が特攻と特防に分かれ特殊耐久力が低下してしまった。さらに主力技だった「はっぱカッター」が急所率の見直しによって弱体化しくさ技の火力が大幅低下、おまけにくさ半減&どく無効のはがねタイプまで出現するなど向かい風が吹く。
くさタイプにはガラガラ対策が求められていたこともあり、じめんが等倍になってしまうウツボットは99カップから一転して使用率が低下した。
一応「ギガドレイン」や「ヘドロばくだん」、「めざめるパワー」を得たことで攻撃技自体は以前より充実している。
また、タマゴ技で「アンコール」と「こうごうせい」を得たため、ブラッキーのお供としてパーティーに組み込まれ、相手のかくとうタイプやブラッキー、ガラガラ*4対策を任されることがあった。
かくとうタイプ対策としてみると、「いわなだれ」や「めざめるパワー」ゴースト、「じしん」で弱点を突かれない点や「アンコール」によって補助技を使わせない点が優れている一方、素の耐久力にはやや不安が残る。

第三世代

特性が付くようになり「ようりょくそ」を得るも、コイツより足の速いくさポケモンは結構いたため、あまり注目されなかった。
ジュカインが登場したのも痛手だった。

第四世代

ダイパで技の物理特殊判定がタイプではなく技ごとになった結果、覚えるどくタイプの技が軒並み特殊になってしまった。
その上、くさの物理技もロクなモノが無いという状態となってしまい、種族値に反して特殊型での運用が基本という悲しい扱いに。

しかし

プラチナで念願の「リーフブレード」や「ふいうち」を手に入れ物理型での運用が可能に。
タイプを自由に選べる「しぜんのめぐみ」も攻撃範囲が狭いウツボットには嬉しい。
さらにHGSSでは遺伝で「ウェザーボール」を覚えられるようになったことで晴れパでの爆発力が上昇した。

第五世代

目立った弱体化は少ないもののシャンデラウルガモスが現れたことで迂闊に晴れパに組めなくなった。
一方で、隠れ特性キュウコンの登場で晴れパ自体は作りやすくなった為、使い勝手は良くなった。
また「せいちょう」が、晴れ下なら攻撃と特攻二段階アップ、と強化されたので、攻撃性能が高まった。
地味に遺伝で「パワーウィップ」を習得している。
特性で天候を変えてくるポケモンに対してそこそこ強いので、現在はチェリムと共に晴れパの守護神を務めることが多い。
「アンコール」で先制縛りも出来るので流し性能もそこそこ。

しかし

第五世代から眠りターンの仕様変更でせっかくようりょくそで先手を取ってねむりごなから剣舞やせいちょうを積んでも積んだターンに起きられて簡単に落とされてしまったり、
第四世代でせっかく習得した「ふいうち」も、第五世代のみの環境だと教える事ができない為、
隠れ特性との両立も出来ず仕舞いで結局はかなり逆風である。

実はふいうちがかなり読まれやすいのは内緒

第六世代

特防種族値が10上昇し70に。
どくタイプであるため、新タイプ「フェアリータイプ」に対して優位に立ち回れる。
さらにタマゴ技で「ゲップ」「アシッドボム」を新規習得した。

さらに「はたきおとす」が強化。
くさ・どくに耐性を持つはがねあく技が等倍になったことも追い風に。

しかし

天候特性が5ターンに制限され晴れパでの使用が難しくなり、粉系の技がくさタイプに効かなくなるという逆風も。
また、この世代ではファイアローが特に隠れ特性で大暴れしていたので、草タイプであること自体がハンデという傾向も強かった。

第七世代

「どくづき」を習得。意外なことに今まではなぜか覚えられなかった。これにより物理型も攻撃の幅が広がった。
前世代で草虫格闘を駆逐した天敵ファイアローが激減し、フェアリーが環境に蔓延っているため、かなり動きやすくなったのではないか。
USMではタマゴ技として「ちからをすいとる」も習得。ネマシュ系統から遺伝させよう。

第八世代

リストラ
しかもモロバレルDLC鎧の孤島』でガラル入りを果たしたので、草・毒複合唯一のリストラになってしまった。

リメイク版であるBDSPでは無事登場。
今作ではウェザーボールの技マシンがないためフシギバナなどが覚えられなくなったところを、こいつはようりょくそ持ちで唯一使える個性を得た。

しかしメインシリーズには結局出られないまま、一つの世代を越えてしまう。

第九世代

始めは不在だったが、SVのDLC『碧の仮面』で待望の復帰。3年半ぶりに本編登場を果たした。

新技には微妙に恵まれておらず、「くさわけ」「のしかかり」等少し個性的とは言い難い習得。
一方、「とびつく」「とびかかる」「むしくい」となぜかむし技が充実しだした。幸い、抜群範囲はともかく追加効果が優秀である。
またかつて没収されていたふいうちがタマゴ技にて復活した。

ウツボットにとって朗報なのは、『碧の仮面』ではくさ・どく複合がモロバレルしかいない点。
…が、『藍の円盤』でフシギバナとラフレシアが帰ってきた。このためSVではロズレイドが草毒複合で唯一の不在となった。


2023年11月24日から開催された最強のヒスイダイケンキではまさかの最適性ポケモンとなり、第8世代の鬱憤を晴らすかの如く大暴れ。最強のジャローダでも活躍している。
詳しくは該当項目を参照。


■メガウツボット




メガシンカにより 増量した 溶解液が 口内を 満たす。気を抜くと 口から 溢れだす。

高さ:4.5m
重さ:125.5kg

タイプ:くさ/どく
特性:とびだすなかみ(相手の攻撃技で倒された時、最後に残っていたHP分のダメージを相手に与える)

  • 種族値
HP:80
攻撃:125
防御:85
特攻:135
特防:95
素早さ:70
合計:590

『Pokémon LEGENDS Z-A』でメガシンカを獲得。
メガシンカのエネルギーによって大量の溶解液が作り出された結果身体が大きく膨張する。
溶解液の量が多すぎる故に口をきつく閉じるだけでも足りず、ツルで喉元を縛って液が溢れ出すのを防いでいる。その結果おでんくんを彷彿とさせるようなたらこ唇が際立っている。
そのためメガシンカ前のような口を開けて獲物を待つ狩りの仕方は不可能となり、獲物は自ら積極的に仕留めにいくスタイルとなり、大きくなった頭上の葉をあおいで敵に匂いを浴びせて動きを止める。
その溶解液の毒性もコンクリートや鉄をも溶かしてしまうほどに強化されている。

種族値変動は攻撃+20・防御+20・特攻+35・特防+25。
メガシンカ前は物理寄りだったが、メガシンカ後は特殊寄りに変化する。動きにくそうな外見に反して、意外にも素早さは据え置き。
種族値だけ見るとメガシンカのわりには中速両刀とあまりパッとせず、ZAではそれに加えて移動スピードの遅さから微妙な評価だった。
そんなメガウツボットに『Pokémon Champions』で与えられた特性はナマコブシの専用特性であった「とびだすなかみ」。
特性が判明した当初は「メガ枠まで切って倒れるのが前提のサポート寄りの枠は微妙じゃね?」と微妙な評価は変わらなかったが、いざ実戦で相手にすると厄介な事この上ない性能だと判明。

元々「とびだすなかみ」を持っていたナマコブシは低HP高耐久なせいで噛み合いが悪く、専ら「てんねん」を利用した耐久型が使われていた。一方、ウツボットに関してはHPがそこそこあり、おまけに能動的な攻撃がほぼ不可能だったナマコブシとは違い、両刀配分で攻撃技も十分に揃える。

うっかり一撃で倒そうものなら道連れに持ち込まれ、かと言ってとびだすなかみによる被害を抑えようとほどほどに削ると「ちからをすいとる」で回復され、再び満タンまで粘られてしまう上に物理アタッカーなら骨抜きにされてしまう。
ならばタスキ潰しみたく連続攻撃技で倒せば……と、思いきや与えるダメージの判定は技が命中した時点での残りHPが参照されるため結局共倒れになってしまう。

更に単にタイプ一致技で殴って来るだけでなく「ふいうち」「はたきおとす」「どくどく」「どくびし」「アンコール」といった搦め手で圧をかけてくるため、変にこちらも粘ろうとすると相手の思う壺となってしまう。
毒タイプなので自身は「どくどく」で削られることもまずない*5

弱点は、はがねタイプにまともな打点がないこと。特にブリジュラスが天敵で、「はたきおとす」と「まきつく」以外ほぼダメージソースがなく、特殊型のポケモンなので「ちからをすいとる」も効果が薄い。
また、相討ちとはいえ先述の通りメガシンカ枠を消費してしまうので、相手のメガシンカと刺し違えない限り、その後はメガシンカポケモンなしで相手のメガシンカを抑えないといけなくなる。

■アニメでのウツボット一族



アニメではコジロウの手持ちとして登場。
出てくるたびにコジロウを丸呑みにして愛情表現しており、EDが「前向きロケット団!」だった頃のアニメーションでも見ることができる。よく死なないアイツ。
しかしその初登場が「内緒でウツドンをそだてや(実はインチキ)に預けていたら進化していた」というあっさりした形で、その離脱も意外と呆気ない形。
いつの間にか加入、そしていつのまにかお別れ。
お別れエピソードのひどさは今でもたまに触れられる。

この草ポケモンがコジロウにくっつく(?)愛情表現はAGのサボネアやD&Pのマスキッパなどに受け継がれることになる。
バトルではよく登場しており出番は多かったが、第1シリーズのコジロウの相棒といえばやはりマタドガスなわけで、若干影が薄い感はある。

ウツドンはエリカの手持ちとして登場している。

しかし初期アニメを当時リアルタイムで見ていた人にそれはそれは大きなインパクトを与えたのは、進化前のマダツボミだろう。

無印編77話、ポケモンリーグ予選第四試合。対戦相手のカオルコはスピアーやストライクという、強面むしポケモンを繰り出してきた。
フシギダネに2タテされてしまうが、これまでのアニメの流れを考えると3匹目は明らかに圧倒的に強いポケモンだ。

しかしここで出てきたのがマダツボミなのである。
「なぁんだ、3匹目は数合わせのポケモンか!」とナメてかかったサトシだが、このマダツボミが渋川剛気郭海皇のような体さばきと強烈な技でフシギダネやピカチュウをあっさりと下してしまう。
もう後がないサトシが出したポケモンはベトベトン。ゲル状の身体でマダツボミの体術を無力化し、さらにはっぱカッターも難なく受け止めてしまう。そしてマダツボミをのしかかりで倒してしまうという相性勝ちで予選を制したのだった。

この回はベトベトンの初陣だったのだが、この柔道や空手や合気道を使いこなすマダツボミのインパクトの強さですっかり話題を奪われてしまう。
そして、当時かかとおとしの技なんて影も形も無かったので、原作では絶対にありえないあまりに自由なバトルは、それはそれは話題になったものであり、特にかかとおとしを受けた直後のピカチュウの顔は大人気だった。
今でも「ピカチュウにかかとおとしをかましたマダツボミ」の話を言えば、思い出す人もいるのではないだろうか。

ちなみにかかとおとしの技は、第九世代の『スカーレット・バイオレット』になってから登場。
しかし残念ながらマダツボミは習得出来ない。オリジナル要素の多い初期アニメの内容なのもあるが、進化先の姿がどう考えてもできない見た目なのが理由だろう。
ゲーフリさん、ファンサービス期待します。


■ポケモンカードでのウツボット


ポケモンカードGBに登場する《ウツボット(ポケモンジャングル)》は、進化前よりなぜか火力が落ちるので非常に弱いカードとして人気がある。
あまりに人気だったため、このカードを軸にしたデッキを組んで行う身内大会すらあったらしい。
遊戯王で言えば《モリンフェン》……というより、進化の手間なんかを考えたら《魔王ディアボロス》とかに近いのだろうか。

だがその一方で《エリカのウツボット》というカードは非常に強力。
特殊能力「かおりのわな」は、毎ターンコイントスで《突風》を使えるという強力なもの。しかも「エリカのポケモン」専用サーチである《エリカのお付き》で進化前ともども簡単にサーチできる。
本体の技も3エネ50ダメージと、この時代にしては悪くない。これを軸に優位を築いていくことができるため、旧裏コミュでは今でもこのカードを軸にしたデッキが開発されることがある。
強いというより、ここまで来ると環境のマンネリ化打破の原動力のような枠である。

その後裏面が変更されて初の《ウツボット(海からの風)》も、この「かおりのわな」を持っている。
当時は《突風》が、コイントスが必要が必要になった《ポケモンリバース》というカードにナーフされていたせいで、ただでさえ強力だったカードが相対的に強化されてしまうという始末。
そのため草ポケモンを使わないデッキでもサポート専用として立てることすらあった。

その後は……まぁウツボット自体そんなにカード化されるわけでもないので……。
ド派手なやらかしのおかげでやたらと語り継がれ、その後もexやGXという枠を射止めたラフレシア。
そういった目立つ抜擢は一切なく、かつての時代を知る古老たちの間でひっそりと語り継がれるウツボット。
そう考えるとなんだか対になってる感じはしないだろうか。



インターネットの おくちに アニヲタ ばかり いる ちたいが あって
ついきしゅうせい してたら 2どと かえってこれない。

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最終更新:2026年07月27日 11:41

*1 一応ポケスタ2の急所率は他の第一世代と違うが、そこまで弱体化された訳ではないので、今より急所が普通に強い。

*2 当時は威力60のPP5なので今ほど強くない。というか他のレンタルのくさタイプの進化前もギガドレインを覚えている事が多い辺り、本作が当時のギガドレインを過大評価している節がある。

*3 この世代から急所率が代わり第一世代からかなり弱体化した。

*4 ブラッキーは物理ポケモンと対峙しても「あまえる」で対応できるが、ガラガラは「つるぎのまい」で帳消しにしてくる上PPで負けているため対策にはならない。そのため適当なタイミングでウツボットに交代し「アンコール」をすることで流すことができた。

*5 「みずびたしでタイプを変えさせる」などで出来ないわけではないが、現実的ではないだろう