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ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン

登録日:2010/08/18 Wed 16:28:58
更新日:2026/08/14 Fri 09:51:02
所要時間:約 25 分で読めます






あのポケモンたちに、また会える。



ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』(Pokémon FireRed & LeafGreen)は、2004年1月29日に発売されたゲームボーイアドバンス(以下GBA)用のゲームソフト。

ポケットモンスター ルビー・サファイア』の次に発売されたGBA世代のポケモン二作目。


【概要】


今や世界的に有名な『ポケットモンスター』シリーズ、その始まりであるゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』をGBAでリメイクしたもの。
タイトルからも分かる通り、ファイアレッドが赤、リーフグリーンが緑に相当する。

パッケージのポケモンはリメイク前同様ファイアレッドがリザードン、リーフグリーンがフシギバナ
イラストはどちらも最新の物に変更されている。

海外では初代はRedBlueが発売されていたが、本作は海外でもFireRedLeafGreenである。

グラフィックは『ルビー・サファイア』と同等に向上され、勿論完全カラーとなっている。

ストーリーはリメイク前とほぼ同等で、冒険の舞台はお馴染みカントー地方


【追加・変更要素】


  • 新規キャラクター
キャラクターについてもリメイクに伴い追加されている。
主人公は男女から選べるようになり、女の子は初代の時に描かれたイラストが元になっている。
なお、『ポケットモンスターSPECIAL』の第1章から登場しているブルーの元ネタでもある。

また、マサキの友人であるニシキや、ロケット団の女性団員も新たに登場。
その他、ライバルの姉であるナナミに専用グラフィックが用意された。

  • ゲームシステム
システム周りは『ルビー・サファイア』を基本に作られており、リメイク前には無かったポケモンごとの「特性」が追加され、わざマシンとひでんマシンも変更。またリメイク前には存在しなかったダブルバトルもあり、一部仕掛けて来るトレーナーもいる。
リメイクにあたりわざマシンから外れた技は後述する「教え技」にて一部補完されたが、「ふきとばし」「つのドリル」「ネコにこばん」「じごくぐるま」「じわれ」「じばく」「スピードスター」「ゴッドバード」「トライアタック」など習得機会が失われたわざもちらほら。
更に努力値等のシステムも同等に変更されている。

時計機能は搭載されていない。その関係で本作だけでポケルスが付くことはないものの、ホウエン地方からポケルス付きのポケモンを持ち込むことは可能。
ポケルスを他のポケモンに移す事もできないが、ポケルスが日数経過で消える事もない。

  • 追加マップ
追加要素としては「ナナシマ」と呼ばれる七つ島から構成される新マップがある。
殿堂入り前のストーリーには特に関係しないものの、殿堂入り後かつ全国図鑑導入後になると金銀の一部ポケモンの遭遇・捕獲が可能となる。タマゴ厳選もここで可能。
あのファイヤーの生息地もナナシマにある「ともしびやま」に変更されている。

島への行き方については、ポケモンシリーズの船を参照。

ただ、出現するポケモンが変化するという「へんげのどうくつ」や、『RS』で入れた「開かずの扉」は実質的に没イベント扱いである(後に発売された『エメラルド』も同様)。

またストーリーには関係しないとは言ったが、1~3のしまはストーリーで半強制的に訪れることになる*1ので「ナナシマに行かない」という縛りプレイは実質不可能。

ちなみに、7のしまにある「アスカナいせき」は「七草」のアナグラムであり、7つある石室もそれぞれ春の七草のアナグラムになっている。

  • 出現するポケモン
本作ではストーリーをクリア(殿堂入り)し、一定の条件を満たす事で導入できるぜんこく図鑑まではリメイク前の151種以外のポケモンは一切出現せず、他のソフトから連れてくる事すら出来ない。
第2世代以降で新たに進化可能になったポケモン(ゴルバット、ラッキー等)も一定の条件を満たすまで、進化しようとする度に強制的に進化キャンセルが起きる。

また、一部出現ポケモンの出現率や出現場所も変わっており、ポケモンが覚える技やそのタイプも変更されている。
例えばヤドンは初代では両方のバージョンで出たが、本作では『リーフグリーン』限定。かつ『RSE』どころか『コロシアム』『XD』すら出ないので第三世代内では正真正銘の『リーフグリーン』限定ポケモンである。
逆にマンキーとニャースは初代ではどちらかのバージョンでしか出なかったが、本作ではどっちのバージョンでも出る。

  • 新アイテム
オーキド博士ジムリーダーなど主要な人物の噂を登録しておける「ボイスチェッカー」や、
屋外にて戦ったことのあるトレーナーと再戦できる「バトルサーチャー」など、魅力的な新アイテムもいくつか追加されている。
他のシリーズには実装されなかったが「おしえテレビ」が登場したのも本作。テレビのおにいさんもコレが初出である。
なお、ボイスチェッカーに登録できる情報にはサカキ息子の存在について言及したものもある。

各種どうぐも基本『RS』準拠なので『金銀』以降に登場したアイテムも本作においては新アイテムといえる。
きのみも第3世代準拠により種類が増加したが本作で手に入るきのみは一部だけであり、きのみ栽培も一切出来ない。

  • 技教え(通称、教え技)
本作では、第1世代でわざマシン技になっていた技の一部が技教え人を通して習得が可能に。
「メガトンパンチ」「メガトンキック」「いわなだれ」「でんじは」「だいばくはつ」「すてみタックル」「つるぎのまい」等々……初代こと第1世代を遊んでいたプレイヤーには懐かしく思える技ばかり。
これらの技を教えてくれるNPCはカントー各地やナナシマにおり、出会って話しかければ教えてくれる。
大半の教え技はシナリオの道中で教えてもらえるが「のしかかり」と「つるぎのまい」は場所の都合上、殿堂入り後となるので注意したい。

教えてもらうのに対価は不要だが、これらの教え技の利用は使い捨てのわざマシン同様にそれぞれ一度だけ。
一度教われば、そのデータでは二度と教えてもらえない(教わる前に事前警告有り)。なのでポケモンに覚えさせる場合はよく考えてから決めよう。

本作の教え技は後に発売された『エメラルド』でも受け継がれており、「いわなだれ」や「つるぎのまい」等、大半の技はBPと引換に何度でも教われるようになった。強力な技ほど授業料が無駄に高いけど
ただし「だいばくはつ」や「すてみタックル」のように、『エメラルド』側でもNPCから一度だけしか教えてもらえない技も一部存在する。

  • 過去作との互換性および入手できなかったポケモン達の解禁
『RSE』等の他のGBAシリーズやGC作品『ポケモンコロシアム』『ポケモンボックス ルビー&サファイア』『ポケモンXD』との通信も可能。
ただし、これらのソフトと通信する場合は全国図鑑を入手し、殿堂入り後のストーリーもきちんと終わらせる必要がある。
また、このイベント後、四天王の手持ちが強化され、カントー図鑑には載らないポケモンも使うようになる。

また、第3世代は第2世代以前との互換性が断絶された世代であり、『RS』だとカントー・ジョウトのポケモンの多くが入手不可能となっていたが、
本作の発売によってそれらのポケモン達の多くが解禁・入手可能となった事でトレーナー達は歓喜した。
特に第1世代のポケモン達は幻のポケモンであるミュウを除き、全て解禁となった。

…というか、始めからこれを買わせるために互換性を無くしたのではないかとも言われたりする。
まぁ互換性があったらあったで、バグだらけの初代とデータをやりとりするハメになる訳で、
さらに言えば、そもそもGBとGBAは根本的にハードとして異なる関係で通信自体が出来ないので互換切りは当然なわけなのだが……
そもそも、一方通行とはいえど、ありあらゆる方法を駆使すると、本作から第9世代のSVまで経路が繋がっている時点で(いい意味で)おかしい。

なお、本作に現れる第2世代のポケモンは、約2ヶ月前に発売された『ポケモンコロシアム』側の顔を立てるためか、一部の種族しか捕獲できないようになっている。
クヌギダマ系統・デルビル系統・ドーブルなど野生出現すらしないポケモン達をGBA版だけで入手したいプレイヤーは、既に持っているプレイヤーから分けて貰うか『エメラルド』の発売まで待つ事となった。

ちなみに本作の発売と共に『RS』側の全国図鑑も解禁されており、本作(もしくは全国図鑑導入後の『エメラルド』)と『RS』間でホウエン図鑑外のポケモンを交換すると自動的に全国図鑑が解放される。

  • 深く埋まるアイテム
本作特有の要素。
簡単に言うと隠しアイテムなのだが、従来の隠しアイテムと異なり、落ちている所の目の前でAボタンを押すだけでは入手出来ず、「ダウジングマシン」を使う。これでやっと入手出来る。
例えばカビゴンがいた場所で使うと「たべのこし」が、サカキがいた場所で使うと「きょうせいギプス」が入手可能。

  • 強化版ポケモンリーグ
後にシリーズの定番にもなる四天王・チャンピオンの手持ちが強くなって立ちはだかる高難易度版のポケモンリーグが初登場した。
本作の場合、初回殿堂入り後のナナシマのストーリーを全て終わらせると解禁され、手持ちの平均レベルが上がっているだけでなく第2世代のジョウトのポケモンを1~2匹新たに加えているという特徴がある。
なお、全国図鑑入手後~ネットワークマシン完成まではポケモンリーグに再度挑戦すること自体ができなくなるため注意。

  • ワイヤレス通信機能
付属品としてワイヤレスアダプタが同梱されており、GBA同士で無線通信が可能に。
本作での導入がきっかけとなり、『エメラルド』でもワイヤレスアダプタ対応、第4世代以降もすべてワイヤレス対応となった。
通信範囲はせいぜい互いの顔が見える程度の距離だが、ケーブルなしで通信できるため、屋外で遊ぶ際などに便利。
チャットなど通信限定の機能もある。


◆利点

  • 『ルビー・サファイア』だと1プレイ中1個限定または複数個入手がし辛かった一部アイテムが容易に手に入る
アイテムの中には1個しか入手出来なかったり、複数個入手が面倒なものが多々ある。
これは昔のポケモン作品あるあるで『ルビー・サファイア』でもそういったアイテムが多かった。
本作は第一世代『赤・緑』のリメイク作品のため、第三世代に準拠する形でラインナップが一新されたり、リメイク前に倣って据え置きがなされている。


  • 特定のポケモンしか現れないマップが多い=努力値が稼ぎやすい
『RS』では特定のポケモンしか出ないマップが少なかったため、振りたい能力によっては野生ポケモンを倒して稼ぐ作業が中々にやり辛かったのだが……
本作では特定の努力値が得られるポケモンだけが出現するマップが点在する。

本作には対戦施設が存在しないため、努力値を振る理由があるのかと言われそうだが、そこは努力値振りが何分面倒な第3世代。
この世代で比較的楽に振れるならそれに越した事はない。本世代は『エメラルド』まで努力値リセットすら出来なかったし…
他の第3世代作品から連れて来たポケモンをカントー地方で修行させるという選択肢が取れるようになったのは利点と言えるだろう。


◆欠点

ポケモンシリーズ初のリメイク作品で試行錯誤もあったのか、現在のポケモンと比較すると第2世代以降のポケモンの入手関連を中心に原作にはなかった要素に関する制約が割と多い。

  • 全国図鑑を導入しない限り、第2世代以降のポケモン達の入手や通信に制限がかかる
上記の追加・変更要素でもいくらか記述したが、本作はとにかく入手・通信制限が多い。
ポケモンの入手面に関しては「当時は150種類(厳密には151種類)しかいなかった」のを反映してか、第2世代および第3世代のポケモン達は最初は存在しないものとして扱われているが、
殿堂入り後かつ一定の条件を満たすとオーキド博士が「カントー地方にはいない新種が続々発見されている」と急に宣い始め、ポケモン図鑑を全国図鑑にバージョンアップしてくれる。
…つまりはこの全国図鑑が導入されない限りは他ROMから第2世代以降のポケモン達を連れてくる事ができず、なつき進化が用意されているゴルバットやラッキーは永遠になつき進化が行えない*4のである。

厳密には、全国図鑑導入前のデータだとカントー図鑑に記録されない進化形ポケモン全種で強制的に進化キャンセルが起きるようになっている。
導入前でも確認可能なものを例にあげると「たいようのいし」をクサイハナに使う『石進化』、「りゅうのウロコ」を持ったシードラを通信交換する事で行われる『通信進化』。*5
この2つは本来だと進化キャンセルが出来ない進化方法だが、全国図鑑になってないデータ下で進化が行われると必ず進化キャンセルされてしまう。*6

なお、当時はポケモンのタマゴも存在しなかったという設定も踏襲しているからか、全国図鑑導入後までタマゴを通信交換などで入手する事も出来ない。
そのため、タマゴを持ってきて孵化し、好きなポケモンと最序盤から旅をするという従来の遊び方も不可能。*7
全国図鑑導入後までタマゴが作れず入手もできないという事は、自分が親となるポケモンを得る方法が「野生個体を捕獲する」「ゲーム内イベントでNPCから貰う」以外に無い。
それまでに選ばなかった御三家・化石・イーブイの進化系統などを旅パに加えたいとなると、他ROMとの通信経由で入手するしかない。親が異なるため、育てすぎるとジムバッジの取得数によっては命令無視し始める。

それだけではなく本作にはカントー地方(ファイアレッド・リーフグリーン)以外の地方との通信制限もかかっている。
本作は殿堂入り後かつ全国図鑑導入後に殿堂入り後のストーリーも終わらせないと、ホウエン地方が舞台の『RSE』『ポケモンボックス』や、オーレ地方が舞台の『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』との通信が一切不可。
何故これらの作品との通信が最初出来ないのかは前述した151種類までという制限にひっかかるというのもあるだろうが、1のしまのポケモンネットワークセンターのイベントと絡める必要があったからではないかと思われる。

なお、この「カントー以外との通信制限」であるが、逆に言うと双方のロムで全国図鑑さえ持ってれば「既に他の地方と通信交換可能なFRLGから別のFRLGに第2世代のポケモンやホウエンポケモンを渡す」という二度手間な輸出ならば問題なくできる。
第2世代以降のポケモンにいち早く技教えを利用したい時や(仕様上強制的にダメ個体とはいえ)ネットワークマシン完成と同時にサイレント徘徊を始める三犬の性格を厳選したい場合などには活用可能。

こうした制約は『エメラルド』でも同様に存在し、全国図鑑導入前は『FRLG』は勿論『ポケモンボックス』『ポケモンコロシアム』といった作品との通信・連携が不可能。『RS』との通信交換もホウエン図鑑内のポケモンのみでタマゴの交換もできないという制限が設けられた。

流石に上記の仕様は色々とアレだったのか、第4世代以降の作品はこういった入手・通信制限が完全撤廃された。

  • 全国図鑑を導入するのに手間がかかる
ここまで色々と述べて来た「全国図鑑」だが、これを導入するのにも些か…というか割と手間がかかる。
以下に導入条件3つを記す。

  • ポケモンリーグで殿堂入りを果たす
    • 要するに一度エンディングを見れば良いだけ。簡単。
    • なお、全国図鑑を導入していない間はポケモンリーグで殿堂入りする度に、マサラタウンへ戻った際にオーキド博士が現れる。
      この会話内容は「ナナシマに行ったかどうか」で少し変わる。行ってない場合は単なる世間話で終了。
      既に行っていた場合はポケモン図鑑の完成度を見てくれるが、3つ目の条件を満たしていなかった場合は「もっと埋まったらわしに見せてくれ!」と言い残して帰る。
      オーキド「はよ図鑑埋めろ(要約)」
  • グレンタウン経由で行くナナシマイベントを最後まで終わらせる
    • 一度行くと終わらせるまでカントー本土に帰って来れないが、一連のイベント自体は短めなのですぐに終わらせられる。簡単。
  • ポケモン図鑑の捕まえた数60種類以上にする
    • ライバルのように捕獲を怠らず*8に進めていけば簡単……面 倒 く せ ぇ 。
    • なお、上記二種の条件達成後から捕まえた数を60種以上にした後、改めて殿堂入りしなおす必要はない。
      この場合は研究所内にいるオーキド博士に図鑑を評価してもらう事で、すぐさま全国図鑑へとアップデートしてくれる。

…前者の簡単な条件2つだけならまだ良かったが、「図鑑の捕まえた数60種類以上」を要求という周回プレイする上では邪魔としか言いようがない面倒な条件まで含まれてしまっている。
60種類というとカントー図鑑の40%を占めており、ポケモン集めが好きなプレイヤーも集める事に大して興味がないプレイヤーも同じ作業を強いられる。

幸い本作には道路などの屋外にいる野良トレーナーと再戦可能な「バトルサーチャー」でレベリングが比較的容易なので進化させて数を増やしたり、
何ならカントー各地のポケモンを細かく捕まえていけば他ROMと通信交換せずとも60種類は超えやすいが…*9
この問題は前述の入手・通信制限にも大きく関わって来ることなので、強要される形でやらざるを得ないというのは面倒極まりない。

技教えは第2・第3世代に登場するポケモン達も利用・習得可能だが、彼らに教えさせる場合は全国図鑑導入と上記の入手・通信制限の双方をクリアした上で送らなければならず、『FRLG』当時は非常に面倒臭いものがあった。
そんな環境下でも当時の廃人達はアイテム回収等の片手間をこなしつつ流れ作業で周回プレイしていたという……なんてクレイジーな連中だろうか(誉め言葉)

なお、これらの仕様も『エメラルド』と第4世代『HGSS』以降では撤廃されており、一度殿堂入りを達成さえすればスムーズに全国図鑑にバージョンアップするようになった。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』と『BDSP』はシンオウ図鑑の見つけた数を全種埋めないとしてくれなかったけど

  • イーブイをエーフィとブラッキーに進化させられない
前述の通り本作には時計機能が無いわけだが、朝・昼・夜の概念そのものが無いため、本作ではイーブイをどれだけ懐かせてLVを上げてもエーフィブラッキーには進化できない。
なのでこの2匹が欲しい場合は『RSE』のいずれかにイーブイを送り、そちらで時間帯を合わせてなつき進化させなければいけない…のだが、
あっちはあっちで「ソフトの内蔵電池切れ」によって時計機能が停止していると片方の種族にしか進化できなくなってしまうという問題も。
現在では電池切れしてないソフトの方が珍しいので、今から第3世代を直に遊びつつエーフィやブラッキーを使いたい場合はメインロムの他に適当なサブロムも一緒に購入した方が良いだろう。

なお、エーフィとブラッキーはポケモンコロシアムとポケモンXDでも入手可能。こちらはゲームキューブとかソフトとか色々必要で更に金がかかるが
前者は♂固定だが2匹同時に入手でき、後者は道具選択制だがソフト内で1度だけエーフィかブラッキーのどちらかに進化可能。

  • タマゴを作ったり孵化するのが非常に面倒
本作は「4のしま」の育て屋にてポケモンのタマゴが作れるのだが、その「4のしま」自体が狭く、走り回るのに向いてない立地となっている。
また、タマゴが出来ると育て屋じいさんが定位置から前に出てくれるが、肝心の画面を切り替える方法が建物へ入る*10以外にない。
要するにタマゴが出来たかどうかの判定が、単に走り回って画面を見るだけの繰り返しだと分かり辛い。ある程度走り回っては適度にじいさんへ話して確認する方がいいだろう。

タマゴ孵化のお供である移動用アイテム「じてんしゃ」だが、肝心の移動スピードはホウエン地方で普及している「ダートじてんしゃ」と同速。
本作には「マッハじてんしゃ」みたいに、より素早く移動できる自転車が無く、廃人ロードに該当する場所もカントー本土・ナナシマ双方で存在しない。
『エメラルド』が発売される前の作品だったため、一部の特性がフィールド上で効果を発揮するという仕様は無い。「かわらずのいし」を用いた性格遺伝も当然無し。
今ではお馴染みの「ほのおのからだ」「マグマのよろい」でタマゴの孵化歩数を半減するという方法が取れないため、本作内での孵化作業は孵化歩数が多いポケモンほど地獄と化す。

幸い本作にはホウエン地方におけるバトルタワーのような対戦施設は一切存在しない。その分、殿堂入り後のやり込み要素もあまり多くないが。
なので廃人がよくやっている孵化厳選作業を本作内だけで無理に行う必要はない……が、『FRLG』は一部ポケモンのレベルアップ技が追加ないしは変更されているものがいる。

例えばトサキント(アズマオウ)は第3世代内だと『FRLG』でのみ「メガホーン」をレベル57(レベル69)で覚えるのだが、
習得レベルが50を越えてしまっているため、普通に育てると「メガホーン」アズマオウをレベル50ルールの対戦で使う事が出来ない。
この問題を解決するには「メガホーン」を覚えた同種の♂♀を『FRLG』内で掛け合わせてタマゴを作り、タマゴわざとして覚えさせた個体を育てる事でレベル50以内で「メガホーン」が使えるアズマオウが出来上がる。
彼らトサキント系統にとっては物理技が無さすぎる時代だったため、「メガホーン」を覚えたレベル50アズマオウを作る価値は十分あったと言える……レベル50ルールでアズマオウを使うプレイヤーがどれほどいたのかと言われたら少数だったと思われるが。
どちらにせよ『FRLG』でのみレベルアップで「メガホーン」を覚えられるという都合上、『FRLG』内でないとタマゴわざとして遺伝・習得できないため、
大層不便な厳選環境であっても本作を利用してタマゴ厳選しなければならない事情持ちのポケモンもいたという事である。

  • 本作内だと入手困難・1プレイ1個限定・全く入手できないアイテムが多い
第1・第2世代よりもアイテムの種類が増加している本作だが、そんな本作でも入手困難だったり1プレイ1個しか入手できなかったり、本作だけだと一切手に入らないアイテムが多く存在。
どのようなアイテムが入手困難・入手不可なのかを以下に記す。







【評価】


あの初代ポケモンのリメイクだけあってその人気はかなり高く、GBAのソフトの中では『ルビー・サファイア』に並んでトップクラスの売り上げを誇る。

そしてアレンジを施された数々のBGMも好評である。特に戦闘BGMは全体的に弦楽器調・打楽器調となっているのが特徴。


一方で、不満の声が挙がる点も少なからず存在。

本作はポケモン初心者や初代以来ポケモンを触っていなかった人達のためか、初心者にも優しい機能がいくつか搭載されているが…
そんなヘルプ機能ボタンが間違って押しやすいRボタンだったり、起動する度に「これまでのあらすじ」という名の前回プレイ時の回想が一々入る(Bボタンでスキップは可能だがオンオフの切り替えは不可)等、
全体的にお節介過ぎな感が否めないのも既プレイヤー的には地味に鬱陶しい。

対戦勢の視点で見ると、タマゴ孵化が異常にやりにくい、教え技の大半も補完できるなど、対『エメラルド』での立場が微妙。
しかし、一部のポケモンはホウエン地方に出現しない都合上『エメラルド』だけでは肝心のポケモンそのものが入手できない。*12
マスターボールが早期入手しやすかったり、進化の石や一部の技マシン(「シャドーボール」や「かわらわり」等)が複数個入手しやすい等の利点もあるにはある。
1プレイ1個限定の技マシンもホウエン地方より早めに入手できる物*13もある。全国図鑑導入後でないと行けない場所に追いやられてしまった物も一部あるが…
メタモンが第3世代内で初解禁かつ入手可能となり、♂や性別不明のポケモンでも彼と掛け合わせる事でタマゴが作れるようになったのも利点と言えるか。


Nintendo Switch版】


2026年2月27日に、ポケモンシリーズ30周年を記念して本作の移植版がNintendo Switch向けに発売された。これに伴って、Nintendo Musicでも本作のBGMが(発売が発表された2026年2月20日に)配信開始されている。
時期は未定だが、Pokémon HOMEにも対応予定。後発作品とのシステム面での兼ね合いのためかポケモンの輸送はFRLG → HOMEだけの一方通行(一度送ると元の作品に戻せない)となるため注意。
GBA版とは一部仕様が異なる部分があり、主な変更点は以下の通り。

  • 名前のNGワード追加
第5世代以降の作品のように、*14プレイヤーネームやポケモンのニックネームに暴言や下ネタなどを入力しようとすると弾かれる機能が導入されており、
プレイヤーネームなら元々あった名前候補*15からランダムに、ポケモンのニックネームならポケモン名に自動的に置き換わる。
なので主人公の名前で「わしにしね」と入力し、オーキドに「ふむ… わしにしね というんだな!」と言わせる割と有名なネタはSwitch版ではできない。

  • 操作体型の変更
GBAには元々なかったX・Yボタンがそれぞれスタート・セレクトボタンと同じ働きをするようになり*16、DS以降の作品のような操作感となっている。
このため、ソフトリセットがABXY同時押しでも起こるようになっているため、厳選には便利な一方、誤爆しないよう要注意。
近年の仕様と違い、オートセーブなどなく、レポートに書き記すタイプのためうっかりソフトリセットを押して泣いたなんて(割と昔はあるあるではあった)ことも。
また、設定のボタンモードにある「かたて」を選ぶと、GBA版同様にLボタンがAボタン同様の働きをするだけでなく、ZL・ZRボタンもBボタンと同じ役割になり、十字ボタンがそれぞれABXYボタンに割り当てられ、移動はL・Rスティックで行うようになるという、Joy-Con片手持ちの操作を想定したものとなる。

  • セーブ時間の短縮
GBA版では1回レポートを書き込むのに2~3秒ほど要していたが、Switch版はこれが一瞬で終わるように。
ポケモンの通信交換後に挟まれるレポートに関しても、1回につき10秒前後かかっていたのが5秒程度へと短縮されている。
ちなみに元々のデータ量も少ないためか*17ホーム画面からの起動も爆速で、Switch2でなくとも一瞬でゲームを始められる。

  • 配布アイテムが通常プレイでも入手できるように
Switch版における最重要ポイント。
バーチャルコンソール版『クリスタルバージョン』と同様に、当時は配布限定アイテムだった「オーロラチケット」と「しんぴのチケット」が殿堂入り後にバッグへ自動的に追加されるようになった。*18誰が入れたんだろう…?
これにより、デオキシスがSwitch作品での恒常入手が可能となり、第3世代環境では幻のポケモンと同様の扱いだったルギアホウオウも手軽に図鑑登録ができるように。そのため現状でSwitch作品での恒常入手が不可能な幻のポケモンはセレビィビクティニザルードのみとなった。
当然、彼らはカントー図鑑外のポケモンなので殿堂入りしただけだと彼らのいる「たんじょうのしま」と「へそのいわ」には赴けず、全国図鑑導入後、ニシキに「トライパス」を返して「レインボーパス」を貰わなければならない。*19
デオキシスは「ポケモンGO」以外で正式に色違いを入手できる手段となっているが、当時は「ひかるおまもり」がない時代なので1/8192と狙うには苦行を覚悟する必要がある。

  • カードeリーダー+要素が廃止
GBA版ではカードeリーダー+を使うことでトレーナータワーのトレーナーを変更する事が出来た。
カードを8枚読み込ませれば「アップグレード」などの賞品も入手出来た。
しかしSwitch版では廃止されてしまった。
「物理的にSwitchにはカードeリーダー+は読み込ませられないから当然でしょ?」とお思いだろうが、『スーパーマリオアドバンス4』ではバーチャルコンソールやNintendo Classicsへ移植された際にはカードeリーダー+要素がソフト単体でも遊べるようになっているため、オミットが惜しまれる。

これらの変更点以外はGBA版そのままのベタ移植となっている。削除すると一部ポケモンの入手方法が存在しなくなったりストーリーに支障が出たりするためか、ゲームコーナーやサファリゾーンも当時のまま残っている。*20
ワイヤレス通信もといローカル通信しか出来ないため、現行世代のポケモン作品みたくWi-Fi通信で遠くのプレイヤー達と通信プレイを行う事もできない。2のしまのミニゲームができず、トレーナーカードのランクアップが事実上不可能なぼっち勢涙目。

ベタ移植なのでバグについてもほぼそのままで、三犬の個体値バグやサファリゾーンのエサの逃げにくくなる効果がないバグ、近年発見された道具増殖バグは修正されていない。*21カートリッジデータほぼそのままベタ移植のせいか、任意コード実行も可能。
なお、Switch版FRLG発売時点ではSwitchに対応した『RSE』が発売されていないため、ネットワークマシンを完成させてもそれらとの通信プレイが一切行えず、全国図鑑の完成は現時点では不可能となってしまっている。FRLGに時計機能がないため進化が時間依存のポケモン、具体的に言うとエーフィとブラッキーもゲットできない。
任意コード実行が残っているので手段を選ばなければ可能ではあるが……
前向きに考えれば図鑑完成の特典はない、対戦などの要素がないため個体値バグに関してはそこまで気にする必要はない*22のが救いかもしれない。

いずれは『RSE』も『FRLG』のようにDL販売されるのではと思われるが、同じ第3世代作品である『ポケモンXD』と『ポケモンコロシアム(こちらは配信時期未定)』はNintendo Classics(Switch2のみ)下での配信が決定されており、{そちらはSwitch版の第3世代作品や「Pokémon HOME」とは連動できないと明言されている。
そうなるとネックになるのが第3世代作品内におけるジョウト御三家。GBA作品だけだと『エメラルド』のホウエン図鑑完成(捕まえた数200種)報酬でどれか1匹を選んで貰う以外での入手方法が無く、レア度と入手難度がかなり高い。
今後のSwitch版の展開次第では全国図鑑の完成が当時の第3世代作品(GBA作品限定縛り)同様に、長く遠い道のりになりそうである。


【余談】


  • 同じ初代でもバージョンはリメイクされていない。
    ピカチュウは『ピカブイ』でリメイクされたのでともかくカメックスは泣いていい。
    しかし、エンディングでは旧シリーズのパッケージイラストの全種類が出ているので決してなかったことにしてるわけではない。

  • 続編として、『金・銀』をリメイクした『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』がある。
    布石なのかは不明だが、殿堂入り後のナナシマのシナリオでは『金・銀』のロケット団幹部(HGSSのアポロに相当する)をオマージュした、もしくは本人と思われるヘルガー使いのロケット団幹部が登場し、去り際には「いつかサカキを探し出してロケット団を復活させる」という意志を示して立ち去る。



「……おや!? こうもくの ようすが……!」

「あれ……? こうもくの へんかが とまった!」


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最終更新:2026年08月14日 09:51

*1 行くかどうかは任意なのだが後述のぜんこく図鑑の導入条件に関わるため、結局はナナシマへ行かなければならない。

*2 アジト内には「マスターボールをどこに置いたか忘れた」と口にするしたっぱがいるのだが、そいつを倒した上で再度話しかけないと教えてくれないので分かり辛い。

*3 『エメラルド』だとマインドバッジ入手後でもアジトの入口はそのまま残り続けるという形で改善されている。

*4 全国図鑑入手前になつき進化の条件を満たした場合は、従来通り進化しようとはするものの途中(進化後のシルエットが出る直前)で強制的に進化キャンセルされる。ちなみにその時の進化キャンセル時のメッセージは普段と異なっており、「……?」と疑問形。

*5 ただし、このアイテム2種は全国図鑑導入前だと他プレイヤーからの通信経由でないと入手できない。

*6 通常プレイ下では通信制限により送れず確認できないが、全国図鑑導入前に第2~第3世代ポケモンをチートやバグで直接入手し、それらのポケモンを進化させようとしても強制的に進化キャンセルが起きる。

*7 内部データ的には「タマゴ」はタマゴというポケモン扱いであり、例えタマゴの中身がカントー地方に生息するポケモンであったとしても、全国図鑑になっていない『FRLG』のデータにタマゴを通信交換で送る事は出来ないようになっている。

*8 ライバルはストーリー序盤で出会う度に自身の図鑑の数を口で言っているだけであり、何ならマサキ経由で「図鑑のページが埋まった」とも口にしているため、真面目に埋めていたかどうかは定かではない。

*9 各地の草むらや洞窟・水上をくまなく探す、水辺で釣りを行う、進化レベルの低いポケモンや進化の石に対応したポケモンを優先的に進化させる、NPCと通信交換を行う等…入手方法は多岐に渡るので色々試せば60匹か、それに近い数は容易に集まるだろう。

*10 港・育て屋・ポケモンセンター・フレンドリィショップ・民家は全て屋内のため、入ると「じてんしゃ」から勝手に降りてしまい、外へ出た後に乗り直す手間が逐一発生する。「いてだきのどうくつ」だけは屋外だが「なみのり」で池を渡った先にあるので、画面切り替えの方法としては使えない。

*11 「おうじゃのしるし」以外の2種はカントー図鑑にも載っているポケモンが持っているのだが、本作では何故か持っている設定がなされていない。

*12 第3世代だけで実現可能な型としてはタマゴうみマジックガードピクシー、ちきゅうなげガルーラ、タスキカウンターバンギラス等が挙げられるが、この3種のポケモンはGBA版だけだと本作でしか出現しない。

*13 「わざマシン03(みずのはどう)」や「わざマシン40(つばめがえし)」など。

*14 あくまでも当時は本体に直接NGワードを入れているわけではなくゲーフリが独自に設定しており、本格的にNGワードが厳しくなったのは3DS本体にNGワードが導入された第6世代以降であったりする。ただし第7世代のバーチャルコンソールで配信された第1・第2世代の作品にはこのような機能はないが恐らくスタッフのファンサービスと見られる。

*15 その中にかつてのアニポケ主人公のサトシの名前が入っているのはまた別のお話。

*16 それぞれ+・-ボタンでも反応する。

*17 FRLGのROM容量自体は16MB。そこにGBAのポケモンを起動するための専用エミュレータのデータなどを含めても僅か38MBしかない。

*18 厳密には「殿堂入りしたポケモンに記念リボンが付与される」ことがチケット入手条件なので、手持ちに「殿堂入り未経験のポケモン」が1匹以上含まれている必要がある。

*19 全国図鑑導入後、ともしびやまの地下で「ルビー」を手に入れ、ニシキに渡すと4のしま以降に行ける「レインボーパス」が入手可能。

*20 前者は賭博問題(スロット)関係で海外地域を中心に現在では規制されており、(その上一部海外地域で未成年の賭博関係の法規制の強化もあり、今後復刻は絶望的。)後者はポケモンの仕様変更や動物愛護などの大人の事情によるもの。一応サファリゾーンが規制され始めた第5世代以降の作品にもサファリゾーンに近い施設があるが、こちらは通常のバトル形式で捕まえるパターンになっている。

*21 ただし海外版において徘徊伝説が「ほえる」を使って逃げると二度と出現しなくなるという致命的なバグのみ修正済み。日本版ではこのようなバグは元々存在しない。

*22 三犬入手後にやることは強化四天王たちくらいのため。なんなら将来的にHOME経由で最新作に輸送することを考えると、ライコウやスイクンのA0個体を厳選しやすい点はむしろ評価点にすらなりうる。