ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン

登録日:2010/08/18(水) 16:28:58
更新日:2024/05/06 Mon 13:58:24
所要時間:約 4 分で読めます




あのポケモンたちに、また会える。


ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』(Pokémon FireRed & LeafGreen)は、2004年1月29日に発売されたゲームボーイアドバンス(以下GBA)用のゲームソフト。

ポケットモンスター ルビー・サファイア』の次に発売されたGBA世代のポケモン二作目。

【概要】


今や世界的に有名な『ポケットモンスター』シリーズ、その始まりであるゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』をGBAでリメイクしたもの。
タイトルからも分かる通り、ファイアレッドが赤、リーフグリーンが緑に相当する。

パッケージのポケモンはリメイク前同様ファイアレッドがリザードン、リーフグリーンがフシギバナ
イラストはどちらも最新の物に変更されている。

海外では初代はRedBlueが発売されていたが、本作は海外でもFireRedLeafGreenである。

グラフィックは『ルビー・サファイア』と同等に向上され、勿論完全カラーとなっている。

ストーリーはリメイク前とほぼ同等で、冒険の舞台はお馴染みカントー地方


【追加・変更要素】



  • 新規キャラクター
キャラクターについてもリメイクに伴い追加されている。
主人公は男女から選べるようになり、女の子は初代の時に描かれたイラストが元になっている。
なお、『ポケットモンスターSPECIAL』の第1章から登場しているブルーの元ネタでもある。

また、マサキの友人であるニシキや、ロケット団の女性団員も新たに登場。
その他、ライバルの姉であるナナミに専用グラフィックが用意された。

  • ゲームシステム
システム周りは『ルビー・サファイア』を基本に作られており、リメイク前には無かったポケモンごとの「特性」が追加され、わざマシンとひでんマシンも変更。
更に努力値等のシステムも同等に変更されている。

時計機能は搭載されていない。その関係で本作だけでポケルスが付くことはないが、ホウエン地方から持ち込むことは可能で、他のポケモンに移すこと自体は可能。
その場合どれだけ時間が経とうがポケルスが消えない。

  • 追加マップ
追加要素としては「ナナシマ」と呼ばれる七つ島から構成される新マップがある。
ストーリーには関係しないものの、クリア後には金銀の一部ポケモンの捕獲が可能となっている。タマゴ厳選もここで可能。
あのファイヤーの生息地はナナシマに変更されている。

島への行き方については、ポケモンシリーズの船を参照。

ただ、出現するポケモンが変化するという「へんげのどうくつ」や、ルビサファで入れた「開かずの扉」は、
実質的に没イベント扱いである(後に発売されたエメラルドも同様)。

ちなみに、7のしまにある「アスカナいせき」は「七草」のアナグラムであり、7つある石室もそれぞれ春の七草のアナグラムになっている。

  • 出現するポケモン
本作ではストーリーをクリア(殿堂入り)し、一定の条件を満たす事で入手できるぜんこく図鑑まではリメイク前の151種以外のポケモンは一切出現せず、他のソフトから連れてくる事すら出来ない。
第二世代以降で新たに進化可能になったポケモン(ゴルバット、ラッキー等)も一定の条件を満たすまで、進化しようとする度に強制的に進化キャンセルが起きる。

また、一部出現ポケモンの出現率や出現場所も変わっており、ポケモンが覚える技やそのタイプも変更されている。

  • 新アイテム
オーキド博士ジムリーダーなど主要な人物の噂を登録しておけるボイスチェッカーや、戦ったことのあるトレーナーと再戦できるバトルサーチャーなど、
魅力的な新アイテムも追加されている。

  • 過去作との互換性および入手できなかったポケモン達の解禁
『ルビー・サファイア』等の他のGBAシリーズやGC作品『ポケモンコロシアム』『ポケモンボックス ルビー&サファイア』等との通信も可能。
ただし、これらのソフトと通信する場合はぜんこく図鑑を入手し、殿堂入り後のストーリーもきちんと終わらせる必要がある。
また、このイベント後、四天王の手持ちが強化される。

また第三世代は第二世代以前との互換性が断絶された世代であり、『ルビー・サファイア』だと第一世代と第二世代のポケモンの多くが入手不可能となっていたが、
本作の発売によってそれらのポケモン達の多くが解禁・入手可能となった事でトレーナー達は歓喜した。
特に第一世代のポケモン達は幻のポケモンであるミュウを除き、全て解禁となった。

…というか、始めからこれを買わせるために互換性を無くしたのではないかとも言われたりする。
まぁ互換性があったらあったで、バグだらけの初代とデータをやりとりするハメになる訳で、
さらに言えばそもそもGBとGBAは根本的にハードとして異なる関係で通信自体が出来ないので互換切りは当然なわけなのだが……
そもそも、ありとあらゆる方法を駆使して、本作から第九世代までの一方通行の経路が繋がっている時点で(いい意味で)おかしい。

なお、本作に現れる第二世代のポケモンは約2ヶ月前に発売された『ポケモンコロシアム』側の顔を立てるためか、一部の種族しか捕獲できないようになっている。
クヌギダマ系統やデルビル系統など野生出現すらしないポケモン達をGBA版だけで入手したいプレイヤーは既に持っているプレイヤーから分けて貰うか『エメラルド』の発売まで待つ事となった。

  • ワイヤレス通信機能
付属品としてワイヤレスアダプタが同梱されており、GBA同士で無線通信が可能に。
本作での導入がきっかけとなり、『エメラルド』でもワイヤレスアダプタ対応、第四世代以降もすべてワイヤレス対応となった。
通信範囲はせいぜい互いの顔が見える程度の距離だが、ケーブルなしで通信できるため、屋外で遊ぶ際などに便利。
チャットなど通信限定の機能もある。


◆欠点


  • ぜんこく図鑑を導入しない限り、第二世代以降のポケモン達の入手や通信制限がかかる
上記の追加・変更要素でもいくつか記述したが、本作はとにかく入手・通信制限が多い。
ポケモンの入手面に関しては「当時は150種類(厳密には151種類)しかいなかった」のを反映してか、第二世代および第三世代のポケモン達は最初は存在しないものとして扱われているが、
殿堂入り後かつ一定の条件を満たすと「カントー地方にはいない新種が続々発見されている」とオーキド博士が急に宣い始め、ポケモン図鑑をぜんこく図鑑にバージョンアップしてくれる。
…つまりはこのぜんこく図鑑が導入されない限りは他ROMから第二世代以降のポケモン達を連れてくる事ができず、なつき進化が用意されているゴルバットやラッキーは永遠になつき進化が行えないのである。

それだけではなく本作にはカントー地方(ファイアレッド・リーフグリーン)以外の地方との通信制限もかかっている。
本作は殿堂入り後かつぜんこく図鑑導入後に殿堂入り後のストーリーも終わらせないと、ホウエン地方が舞台の『ルビー・サファイア』やオーレ地方が舞台の『ポケモンコロシアム』等との通信が一切不可。
何故これらの作品との通信が最初出来ないのかは前述した151種類までという制限にひっかかるというのもあるだろうが、1のしまのポケモンネットワークセンターのイベントと絡める必要があったからではないかと思われる。

  • ぜんこく図鑑を導入するのに手間がかかる
ここまで色々と述べて来た「ぜんこく図鑑」だが、これを導入するのにも些か…というか割と手間がかかる。
以下に導入条件3つを記す。

  • 殿堂入りを果たす
    • 要するに一度エンディングを見れば良いだけ。簡単。
  • グレンじま経由で行くナナシマイベントを最後まで終わらせる
    • 一度行くと終わらせるまでカントー本土に帰って来れないが、イベント自体は短めなのでさくさく終わらせられる。簡単。
  • ポケモン図鑑のつかまえたかず60種類以上にする
    • ライバルのように捕獲を怠らず*1に進めていけば簡t…面 倒 く せ ぇ 。

…前者の簡単な条件2つだけならまだ良かったが、「図鑑のつかまえたかず60種類以上」を要求するという周回プレイする上では邪魔としか言いようがない面倒な条件まで含まれてしまっている。
60種類というとカントー図鑑のおよそ3分の1を占めており、ポケモン集めが好きなプレイヤーも集める事に大して興味がないプレイヤーも同じ作業を強いられる。

幸い本作には道路などの屋外にいる野良トレーナーと再戦可能な「バトルサーチャー」でレベリングが比較的容易なので進化させて数を増やしたり、
何ならカントー各地の野生ポケモンを細かく捕まえていけば他ROMと通信交換せずとも60種類は超えやすいが…
この問題は前述の入手・通信制限にも大きく関わって来ることなので、強要される形でやらざるを得ないのは正直どうかと思われる。

【評価】


あの初代ポケモンのリメイクだけあってその人気はかなり高く、GBAのソフトの中では『ルビー・サファイア』に並んでトップクラスの売り上げを誇る。

そしてアレンジを施された数々のBGMも好評である。特に戦闘BGMは全体的に弦楽器調・打楽器調となっているのが特徴。


一方で、不満の声が挙がる点も少なからず存在。

本作はポケモン初心者や第一世代ぶりにポケモンをプレイする人達のためか、初心者にも優しい機能がいくつか搭載されているが…
そんなヘルプ機能ボタンが間違って押しやすいRボタンだったり、起動する度に「これまでのあらすじ」という名の前回プレイ時の回想が一々入る(Bボタンでスキップは可能だがオンオフの切り替えは不可)等、
全体的にお節介過ぎな感が否めないのも既プレイヤー的には地味に鬱陶しい。

対戦勢の視点で見ると、タマゴ孵化が異常にやりにくい、教え技も補完できるなど、対『エメラルド』での立場が微妙。
しかし、一部のポケモンはホウエン地方に出現しない都合上『エメラルド』だけでは肝心のポケモンそのものが入手できない。*2
進化の石マスターボール、一部の技マシン(「シャドーボール」や「かわらわり」等)が入手しやすい等の利点もあるにはある。

ちなみにポリゴンがポリゴン2に進化するのに必要な「アップグレード」は第三世代内だと本作でしか入手できない激レアアイテムとなっており、落ちているのはロケット団倉庫の一つだけ。
ここはぜんこく図鑑にしないと行く事ができない場所のため、第三世代間でのポリゴン2はレア度も入手難度も高い進化後ポケモンだったりする。


【余談】


ちなみに同じ初代でもバージョンはリメイクされていない。
ピカチュウはともかくカメックスは泣いていい。
しかし、エンディングでは旧シリーズのパッケージイラストの全種類が出ているので決してなかったことにしてるわけではない。


続編として、『金・銀』をリメイクした『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』がある。




「……おや!? こうもくの ようすが……!」

「あれ……? こうもくの へんかが とまった!」


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最終更新:2024年05月06日 13:58

*1 ライバルは出会う度に自身の図鑑の数を口で言っているだけであり、何ならマサキ経由で「図鑑のページが埋まった」とも口にしているため、真面目に埋めていたかどうかは定かではない。

*2 第三世代だけで実現可能な型としてはタマゴうみマジックガードピクシー、ちきゅうなげガルーラ、タスキカウンターバンギラス等が挙げられるが、この3種のポケモンはGBA版だけだと『ファイアレッド・リーフグリーン』でしか出現しない。