ウオチルドン

登録日:2020/03/18 Wed 20:31:59
更新日:2024/11/03 Sun 08:01:36
所要時間:約 ? 分で読めます




周囲を 凍りつかせて 獲物を捕まえるが 口が 頭の 上に あるので 食べづらい。


「ウオチルドン」とはゲームポケットモンスター ソード・シールド』で初登場したポケモンである。


データ


ガラル図鑑No.377
全国図鑑No.883
分類:かせきポケモン
英語名:Arctovish
高さ:2.0m
重さ:175.0㎏
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:みずこおり
特性:ちょすい(みずタイプの技を無効化し、さらにHPを最大HPの25%だけ回復する)
   アイスボディ(天気があられ状態のとき、毎ターン最大HPの1/16だけHPが回復する)
隠れ特性:ゆきかき(天気があられ状態のとき、すばやさが2倍になる)



HP:90
攻撃:90
防御:100
特攻:80
特防:90
素早さ:55

合計:505

努力値:防御+2

入手方法:カセキのサカナカセキのクビナガで化石復元


概要

衝撃的なビジュアルと設定で色々と物議を呼んだガラル地方の化石ポケモンの一匹。
魚の頭と首長竜の体を持つポケモン。
幸いにも両者の色合いが近く断面も塞がっているためそれほど違和感はない。
だがよく見てみると、頭が逆さまにくっついた珍妙な姿になっている。
こんな見た目でも視界が天地反転しているわけではない。他のポケモンを引き合いに出すなら、ウツボットのような形態である。

特に利点があるわけでもなく、物が食べづらい等デメリットの方が大きい。
更には呼吸が不自由で絶滅してしまったらしい。
ただその顔は頑丈であり、身を守るのにはうってつけであった模様。

忍び寄って水面上の獲物をぱくり、とやったりパッチルドンのように獲物を凍らせてから捕食していたとしても、
このやり方に特化しすぎていたら環境や分布の変化にはついていけなかったのであろう。
エラ呼吸か肺呼吸かは定かではないが、口が上にあってはどっちでも不自由だったのは想像できるだろう。

バトルやキャンプでは特に不自由なく動けているため、本人的には今の姿で問題ないようである。なんという順応力。

ゲームでのウオチルドン

6番道路にいるウカッツに頼んで「カセキのサカナ」と「カセキのクビナガ」をがっちゃんこすることで入手できる。
「サカナ」はシールドバージョン、「クビナガ」はソードバージョンでないと出現率が低いので、ひとつのソフトで揃えるのは難しく、入手難易度は高い。
冠の雪原からはマックスレイドバトルでも入手可能に。隠れ特性はここか「とくせいパッチ」の使用で入手できる。

対戦でのウオチルドン

初代では3種類も存在しポピュラーな組み合わせであるが、第3世代のトドゼルガ以来久々に登場したみず・こおりの複合タイプを持つ。
素早さ以外はそこそこのステータスを持つバランス型のポケモン。
わずかにとくこうが低めだが、威力のある技は覚えられるのでそれで補える範囲。

ただ定番の複合タイプであるが故にライバルもおり、剣盾でも同タイプにラプラスパルシェンが存在する。
特にHPと特殊方面が上回っているラプラスがライバルとなり、特性も一部被っている。
こちらは物理方面を主軸にして差別化していくのがよい。


メインウエポンはウオノラゴン同様「エラがみ」があるが、素早さは低いので倍の威力を出すには工夫が必要となる。
先制攻撃はあきらめて、安定感を求めるなら「アクアブレイク」を使うのもよい。
他には「ダイビング」「つららおとし」「ゆきなだれ」「つららばり」を覚える。

特殊技なら「ハイドロポンプ」「なみのり」「しおみず」「ふぶき」「れいとうビーム」「こごえるかぜ」「フリーズドライ」「うずしお」等を覚えるが、
サブウエポンは「げんしのちから」くらいしかない。
「フリーズドライ」は悪くないが、物理とあわせていったほうが使いやすいだろう。

サブウエポンには「いかりのまえば」「ストーンエッジ」「いわなだれ」「ロックブラスト」「がんせきふうじ」「サイコファング」「かみくだく」を覚える。
こおり対策、素早さ操作、壁破壊とラインナップは悪くない。
耐久方面に努力値を振ってからの「いかりのまえば」と「しおみず」のコンボが地味に強力。

変化技はめぼしいものがそこまでないが、ならば割り切って「とつげきチョッキ」を持たせられるのでそこまで問題はない。
一応、面の皮をいかした「てっぺき」やこおりタイプらしく「オーロラベール」を覚えたりする。

ウオノラゴンと違い特性に火力面を依存するタイプではないため、ダイマックスとの相性は良いほう。

特性は「ちょすい」だと氷技1/4とあわせて水を安定して受けられる。
「アイスボディ」も悪くはなく、ダイアイスであられにできれば使える機会は多い。
隠れ特性「ゆきかき」が新たに解禁されたことで、「エラがみ」も有効に使え、ラプラスとは違った道を更に往けるだろう。

何気にライバルであるラプラスには有利に立てる場合がある。
ちょすいでみず技を、タイプ相性でこおり技と「ぜったいれいど」を受けられるため、(「10まんボルト」や「かみなり」を採用している場合を除けば)ラプラス側からの有効打が無く、反対にこちらからはサイコファングでキョダイセンリツからのオーロラベールの破壊による役割阻止、いわ技による正面突破が可能となるからである。
また、数値の破壊力がすさまじいウオノラゴンつぶしもたやすくこなせる。

余談

  • 頭のモデルはウオノラゴン同様ダンクルオステウス。全体のモデルはエラスモサウルスまわりの騒動に由来してそうだが、頭の付き方はこうはなっていない…。

  • もう片方のサカナ、ウオノラゴンも実は頭が逆さまについているのだが、あちらは尻尾の力で無理矢理頭を起こして正しい上下を維持している。ウオチルドンは首が短いためこのような芸当ができず、頭が上下逆さまのままになっている。


追記、修正は頭を逆さまにしてからお願いします。




画像出典:『ポケットモンスター ソード・シールド 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略+ガラル図鑑』
2019年12月7日発売、841ページ

著者:元宮秀介&ワンナップ
監修:株式会社ポケモン、ゲームフリーク
発行所:株式会社オーバーラップ

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最終更新:2024年11月03日 08:01
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