サブウェポン(ポケモン)

登録日:2012/10/01(月) 21:46:06
更新日:2021/01/28 Thu 22:13:08
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サブウェポンとは、ポケモンに持たせる、自身とは違うタイプの攻撃技の総称。
タイプ一致の主軸となる技は、メインウェポンと呼ばれる。

主にメインウェポンが弱点を突きにくいタイプや半減以下にされる相手に対して、大ダメージを与える目的で採用される。
例えば、ドラゴンタイプフェアリータイプに対して毒タイプの技を覚えさせる等、相性の悪い相手と戦う際の保険のようなもの。
使い方次第ではこれで相性を覆し一発逆転ということも珍しくない。

しかし所詮はタイプ不一致技である為、ギリギリの所で耐えられ手痛い反撃を受けるのもザラなので、過信は禁物。
相手の交代を読んで使うのがもっとも一般的か。
特に自分より速さで勝る相手に正面から放つ時は、「きあいのタスキ」などの工夫が必須。
明確な仮想敵を定め、事前にダメージ計算をしておく事も重要であり、うまく扱うには知識が必要となる。

(特にアタッカーの)ポケモンにおいて「多彩なサブウェポン揃っているか」という事は、ポケモンの評価に強い影響を与える。
種族値が高くてもサブウェポンに乏しいポケモンは、先述の幅が狭められてしまう。

またサブウェポンは無理して覚える必要もあるかといえば、それはトレーナーのバトルスタイル次第というのも忘れてはいけない。
「さいみんじゅつ」や「でんじは」「あやしいひかり」といった補助技でで動きを封じたり、
「とんぼがえり」や「ボルトチェンジ」で後衛のポケモンと交代するという戦術もあるのだから。

代表的なサブウェポン

以下、サブウェポンとして採用率が高い技を紹介。

ほのおタイプ


技マシンNo.38→技レコードNo.15(第八世代)
だいもんじ
威力110(第五世代までは120) 命中85 PP5 やけど1割(初代は3割)特殊 接触:× 範囲:単体
言わずと知れた役割破壊のパイオニア。
特にドラゴンタイプにとっては一致技を半減すると弱点のに強いため、サブウェポンの最有力候補。
命中率も85と威力110の技の中では高く、期待値も後述の「かえんほうしゃ」より高いため、一般的にはこちらが優先される。
だが、命中率が不安定である事が難点で、大事な局面で外した時のショックは筆舌に尽くし難い。
逆に相手が外したおかげで勝てたなんて人も多いと思われるが……。
PPが5のため「プレッシャー」に弱いので、余裕があればPPを上げておく事をお勧めする。


技マシンNo.35→技レコードNo.02(第八世代)
かえんほうしゃ
威力75(第六世代までは65) 命中100 PP15 やけど1割 特殊 接触:× 範囲:単体
威力は「だいもんじ」よりも劣るが、命中率が100でPPも15と多く、安定性に優れているのが特徴。
もっとも、上述のように「だいもんじ」の命中率の高さ故に、命中100のサブウェポンの中では使用率は低め。
しかし、メガリザードンYや「こだわりメガネ」持ち等の火力の高いポケモンや、テッカグヤなどの耐久戦法を取るポケモンはこちらを優先することも多い。
シビルドンオンバーン等「だいもんじ」は覚えられなくても、こちらなら覚えられるポケモンも多数。


技マシンNo.92
マジカルフレイム
威力75(第六世代までは65) 命中100 PP10 確定で特攻1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体
XYでマフォクシー専用技として登場し、ORASではムウマージも習得していたが、第八世代で技マシンとなり大幅に習得者が増加。エスパーやフェアリーに習得者が多く、後述の「めざめるパワー」に代わるはがね対策として利用される。


くさタイプ


技マシンNo.22→技マシンNo.11(第八世代)
ソーラービーム
威力120 命中100 PP10 1ターン溜めて攻撃 特殊 接触:× 範囲:単体
1ターンのタイムラグが面倒だが、天候を晴れにしたり、「パワフルハーブ」を使えば1ターン目から発射できる。
同じ晴れ状態で使われる技でも、命中率も100と「だいもんじ」のようにスカす心配もほぼない。
炎タイプと特に相性が良く、天敵である地面タイプ全てをカバー出来る。

しかし、持ち物が「パワフルハーブ」で固定されてしまうのはやはり痛い。
なので、特性で晴れにできるキュウコン、リザードンY、ゲンシグラードンコータスメガヘルガーエレザード晴れパで使用されるポケモンからの採用率が高い。
とは言え、威力120の弱点技が強力であることには間違いなく、不意に食らうと大打撃となるため注意。

……だったが、第七世代で状況が一変。
クサZを持たせZワザ「ブルームシャインエクストラ」として使うことでタメの1ターンも天候による威力半減も踏み倒し、威力190のサブウェポンとして撃つことが可能に。
元々炎タイプは第四世代でのテコ入れによりブースターガオガエン等一部を除いて殆どの最終進化形態がこの技を習得可能だったが、およそ10年越しで花開いた形になった。
もちろん晴れ状態で溜めずに撃つ型も依然強力なので、Zワザと合わせて使えれば更に強力。

第八世代ではZワザが廃止されたが、新要素のダイマックスを行うことにより3ターンのみ「ダイソウゲン」に変化。ブルームシャインエクストラと同様タメ無し天候補正無視で放つことができる。
また、ほのお技を「ダイバーン」として使うことで「にほんばれ」を覚えさせなくても天候を晴れにできるという点もあり第七世代に続き高い採用率を保っている。


技マシンNo.53→技レコードNo.65(第八世代)
エナジーボール
威力90 命中100 PP10 1割で特防1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体
草タイプ安定威力技。
「ソーラービーム」より扱いやすく、「くさむすび」よりも威力が安定しているのが特徴。
下記の「くさむすび」の方が覚えるポケモンが多く、相手次第では大ダメージが狙える為、そちらが優先されがち。
しかし、こちらしか覚えないポケモンが使うほか、ウォッシュロトムなどの体重が軽くくさむすびの通らない相手対策として採用されることも多い。


技マシンNo.86→技レコードNo.77(第八世代)
くさむすび
威力 変動 命中100 PP20 特殊 接触:○ 範囲:単体
威力は相手の体重次第だが、地面は体重の重い奴が殆どで、相手によってはソーラービーム級の威力に。
その他にもラグラージヌオー等草タイプしか弱点のない地面複合ポケモンの対策に使われることもある。
使用者としてはゴウカザルゲッコウガが有名。

なお、接触技なので、かたいツメの補正が乗る特殊技でもある。

威力が相手依存である事は曲者で、軽い相手にはダメージが入らず、重さ依存の技が無効のダイマックスで防がれることも。


いわタイプ


技マシンNo.71→技レコードNo.75(第八世代)
ストーンエッジ
威力100 命中80 PP5 急所率ランク+1 物理 接触:× 範囲:単体
攻撃範囲がトップクラスに優秀なため、物理アタッカーのサブウェポンとしては「じしん」に次いでメジャー。
さらに急所ランク+1のため、運が良ければ一撃で沈める事もある。
最大の弱点はやはり命中の低さで、多くのトレーナーが肝心な場面で外して泣きを見るが、それでも頼らざるを得ないことも多い罪作りな技。
カイリキーゴルーグは特性「ノーガード」でこれを絶対命中させるのがウリの一つである。

地面タイプやタイプは岩タイプの技を覚えやすい傾向にある為、対策に使われる。
他には、苦手な飛行タイプに対応できるかくとうタイプは高確率で所持している。
近年、ウルガモスファイアローの登場によってさらに需要を増している。


技マシンNo.80→技マシンNo.22(第八世代)
いわなだれ
威力75 命中90 PP10 ひるみ3割 物理 接触:× 範囲:敵全体
威力は今一つだが、ストーンエッジに命中率で勝り、3割で怯みという追加効果も見逃せない。
元々素早さの高いプテラや「こだわりスカーフ」持ちなら怯みを狙いやすくなる。
それ以外でも「こだわりハチマキ」持ち等、十分な火力があるポケモンが命中を優先して使うことも。
ダブルバトルでは2匹同時に攻撃でき両方に怯み判定があるため、「ストーンエッジ」よりも優先される。
オノノクスドリュウズ等「ストーンエッジ」は覚えられないが、こちらなら覚えるポケモンも多い。


技マシンNo.39→技マシンNo.48(第八世代)
がんせきふうじ
威力60(第五世代までは50)命中95(第五世代までは80) PP15(第五世代までは10) 素早さ1段階ダウン 物理 接触:× 範囲:単体
威力は低いが、岩タイプの物理技としては「うちおとす」に次いで命中が高い上、確実に相手の素早さを下げる追加効果を持つ。
追加効果が特に強力なのは勿論だが、ファイアロー等の4倍弱点狙いや相性補完を同時にこなせる汎用性の高さが最大の魅力と言える。
命中100で攻撃範囲も広い「じならし」をナットレイエンテイカポエラー等一部しか使わないのも、無効化できないこの技の存在が大きい。
レートの王者ガブリアスを始め、メガリザードンXやキノガッサグライオンカバルドン等愛用者は多い。
素早さダウンは交代読みで活かせるのは勿論、「きあいのタスキ」持ちガブリアス等は対面でも本来不利なはずの相手に逆襲できることも多い。


むしタイプ


技マシンNo.28→技レコードNo.18(第八世代)
きゅうけつ
威力80 命中100 PP10 与えたダメージの半分回復 物理 接触:○ 範囲:単体
サン・ムーンで魔改造され一躍サブウェポン候補になった技。
虫タイプ自体はそこまで範囲が広い訳でもないがエスパーや悪を苦手とするポケモンがそれらへの打点兼回復技として使用することが多い。


技マシンNo.82→技マシンNo.56(第八世代)
とんぼがえり
威力70 命中100 PP20 攻撃後に交代 物理 接触:○ 範囲:単体
ボルトチェンジ」と異なり、無効化するタイプが存在しない交代技。
技を使った時に相手が交代した場合、交代先を見てから出すポケモンを選べるため戦略を立てやすい。
名前の割に様々なタイプのポケモンが習得でき、ボルトロスファイアローを筆頭に使い手は多岐に渡る。
エルフーン等のサポート役が仕事を終えた後は勿論、「ちょうはつ」された場合も逃げることができる。
サザンドラやフライゴンが「りゅうせいぐん」撃ち逃げのために使うことも。
コジョンドなら特性「さいせいりょく」によって手持ちに戻った時に回復もできる。


こおりタイプ


技マシンNo.14→技レコードNo.06(第八世代)
ふぶき
威力110(第五世代までは120) 命中70(第一世代では90) PP5 こおり1割(第一世代では3割) 特殊 接触:× 範囲:敵全体
第一世代では命中や凍る確率も高いことから猛威を振るった鬼畜技だったが、その後は命中率と追加効果の確率の低下で需要は激減。
今や霰パでの採用が大半だが、後述の「れいとうビーム」を耐えるカイリューメガボーマンダの対策として使われることもある。


技マシンNo.13→技レコードNo.05(第八世代)
れいとうビーム
威力90(第五世代までは95) 命中100 PP10 こおり1割 特殊 接触:× 範囲:単体
かえんほうしゃ」の氷版。
「ふぶき」との命中率の差に加えて4倍狙いをメインに使われることが多いため、大抵はこちらが採用される。
水タイプの定番技であり、ドラゴンを狩れる優秀な技。
ドラゴン飛行には環境の中心となる強力なポケモンが多いため、サブウェポンとしての人気は非常に高い。
1割とは言え凍らせる追加効果も効力で、これによって試合をひっくり返されることも多々ある。


でんきタイプ


技マシンNo.25→技レコードNo.09(第八世代)
かみなり
威力110(第五世代までは120) 命中70 PP10 まひ3割 特殊 接触:× 範囲:単体
高火力だが、「ふぶき」と同じく低命中がネックで使用率は低い。
しかし雨下では必中となるため、雨パではよく採用される。
特に自身の特性で雨を降らせるカイオーガはよく所持している。
まひの確率が後述の10まんボルトよりも高いため、それを理由に採用されることも。


技マシンNo.24→技レコードNo.08(第八世代)
10まんボルト
威力90(第五世代までは95) 命中100 PP10 まひ1割 特殊 接触:× 範囲:単体
性能的には「かえんほうしゃ」「れいとうビーム」と同じだが、弱点を突ける範囲が狭く、メジャータイプに受けられやすい。
ただし、これで4倍弱点をつけるギャラドスが強い相手にはとことん強いポケモンのため、ピンポイント対策として採用されることも。

「かえんほうしゃ」「れいとうビーム」「10まんボルト」の3つの技を総称して「三種の神器」と呼ぶことがある。


じめんタイプ


技マシンNo.26→技レコードNo.10(第八世代)
じしん
威力100 命中100 PP10 物理 接触:× 範囲:自分以外
威力・命中・攻撃範囲の優秀さと習得できるポケモンの多さから最もメジャーなサブウェポン。
特にタイプのアタッカーは大半が採用し、弱点対策としても前者はに、後者はに対抗できる。
ダブルバトルでは相方が飛行タイプや特性「ふゆう」、「ふうせん」持ち等でないと巻き込まれる点に注意。
また、グラスフィールド下では威力が半減することにも注意。

技レコードNo.67(第八世代)
だいちのちから
威力90 命中100 PP10 1割で特防1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体
地面タイプの特殊技としては最高の威力。
第七世代までは教え技で、第八世代では技レコードとして習得できる。
「じしん」と違って不一致で使えるポケモンは一部に限られているが、習得できれば相性補完として役立つ場面は多い。
ヒードランに覚えさせておくと「もらいび」で攻撃を受けたポケモンを処理するために便利。
サザンドラも対に加え、マリルリクチート両方に有効な技として「ラスターカノン」よりも優先することが多い。
その他、ダイノーズや「パワージェム習得不可被害者の会のメンバー等タイプの特殊アタッカーがよく使う。


技レコードNo.94
10まんばりき
威力95 命中95 PP10 物理 接触:× 範囲:単体
第八世代で技レコードに収録されたことにより一気に使用者が増えた技。
威力命中共にわずかに劣るためシングルバトルにおいては一見じしんの劣化に見えるが、こちらはグラスフィールドで威力が半減されない。
そのため、前述のダイソウゲンや特性「グラスメイカー」の効果でグラスフィールドが展開されることが少なくない第八世代においてはこちらが採用されることも多い。
特に自身がグラスメイカー持ちであるゴリランダーは10まんばりきの採用率が高い。


かくとうタイプ

技レコードNo.39(第八世代)
ばかぢから
威力120 PP5 命中100 使用後に自分の攻撃と防御が1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体
技マシンは存在しないが、第七世代までは教え技で、第八世代では技レコードで多くのポケモンが習得できる。
威力・命中・攻撃範囲と3拍子揃った優秀なサブウェポンで、特ににタイプ一致技を半減されるポケモンにとっては相性補完として有用。
しかし、攻撃と防御ダウンのデメリットから居座りには向かず、スカーフ型を始めとする撃ち逃げや両刀型に向いている技と言える。
特殊メインの両刀アタッカーがハピナスを突破するために搭載していたりもする。


技レコードNo.99
インファイト
威力120 PP5 命中100 使用後に自分の特攻と防御が1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体
第七世代までは技マシン・教え技に無く習得者が少なかったが、第八世代で大幅に習得者が増加。
ばかぢからと違って連発しやすく、回復技で粘る高耐久ポケモンの突破にも向く。


技レコードNo.53(第八世代)
ボディプレス
威力80 PP10 命中100 自分の防御と相手の防御でダメージ計算 物理 接触:○ 範囲:単体
自分の攻撃ではなく、自分の防御を参照してダメージを計算する変わった技。
攻撃に努力値を振っていない耐久型のポケモンでも採用しやすい。


技レコードNo.07
けたぐり
威力 変動 命中100 PP20 特殊 接触:○ 範囲:単体
くさむすび同様に相手が重いほど威力が上がる。
重量級相手だとデメリット無しで馬鹿力やインファイトと同じ威力に。
ただしダイマックスした相手には無効。


技マシンNo.52→技レコードNo.64(第八世代)
きあいだま
威力120 命中70 PP51割で相手の特防が1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体
対策にとしてエスパータイプの間で急速に需要が高まったサブウェポン。
高速特殊アタッカーの代表選手であるフーディンを相手にするなら、まずこの技を覚えていると考える。
しかし、エスパーのカモである格闘タイプの技がエスパーの助けになるとは、なんとも皮肉なものである。

それ以外でも威力の高さと攻撃範囲の広さ、バンギラスの4倍弱点と言った長所から多くの特殊アタッカーに重宝されている。
タイプはそれに加えてヒードランを突破する目的で搭載していることも多い。
が、同じく攻撃範囲の広い「ストーンエッジ」よりもさらに命中が低く、これまた多くのトレーナーを悩ませる技でもある。


どくタイプ


技マシンNo.84→技レコードNo.57(第八世代)
どくづき
威力80 命中100 PP20 3割でどく 物理 接触:○ 範囲:単体
格闘タイプ等、フェアリータイプを苦手とするポケモンがサブウェポンとして使用する。
なお、フェアリータイプの中でも複合であるクチートとクレッフィには無効という穴もある。
一方、複合で鋼技が等倍止まりのマリルリに対してはこちらの方が有効である。
そのため、鋼に地面技で対抗できるガブリアス等は鋼技ではなくこちらを使用することもある。

技レコードNo.73(第八世代)
ダストシュート
威力120 命中80 PP10 3割でどく 物理 接触:○ 範囲:単体
「どくづき」の上位種。教え技。
フェアリータイプは比較的耐久が高めなのであえてこちらを好むプレイヤーもいる。
素の威力が高いおかげで両刀アタッカーに持たせやすいのも利点か。
ただ、命中率が低く、安定感では若干劣る。


あくタイプ


はたきおとす
威力65(相手が持ち物を持っていると1.5倍になる。第五世代までは20固定) PP20 命中100 持ち物封印 物理 接触:○ 範囲:単体
ポケモンバトルにおいて非常に重要な、持ち物の使用を封じるという非常に強力な効果を持つ。
効果発動時は威力97まで上昇し、半減するタイプが少ない性質上、単純に攻撃技としても優秀。
そのため、大半のポケモンに対してアドバンテージを得られる安定択として使われることが多い。
かつてはあまりの威力の低さからまず使われない技であったが、XYで大幅に威力が上昇。
タイプ相性変更で悪技がに等倍になって使い勝手が良くなったこともあり、一躍一線級に。
相手がどんなポケモンを出してきても、持ち物を封じられれば、かなり有利に立ち回れる。

難点は相手がメガストーンやZクリスタルを持っている場合ははたき落とせず、しかも威力が上昇しない点である。第八世代では両者とも廃止されたが、その代わり習得者は大幅に減少している。


ふいうち
威力70(第六世代までは威力80) 命中100 PP5 優先度+1 相手が攻撃技を選んでなければ失敗 物理 接触:○ 範囲:単体
「きあいのタスキ」潰し等に便利な代わりに威力の低いものが多い先制技の中、ずば抜けて高い威力と半減されにくいタイプが光る技。
その代償として優先度は先制技としては最低の+1であり、なおかつ相手が交代や補助技を選択した場合は失敗するというリスクがある。
メガガルーラ等のメジャー所からマイナーに至るまで、習得できるポケモンの大半にとってサブウェポンの有力候補。
当然相手にも真っ先に警戒されるため、不用意に撃って「おにび」「かなしばり」等を使われて泣きを見ないようにしたい所。
特に悪技を最も食らわせたいゴーストエスパータイプこそ、そう言った搦め手を使うことが多いので注意。
第4世代では教え技となっていた。


技マシンNo.97→技レコードNo.58(第八世代)
あくのはどう
威力80 命中率100 PP15 2割の確率で怯む 特殊 接触:× 範囲:単体
数少ないあくタイプの特殊技。
鋼にも通るのでサブウェポンとしても優秀。
基本的には下記のシャドーボールの方が優秀だが、こちらは無効がなく怯みによるワンチャンスも狙えるのであえてこちらを採用する場合も。
また「はどう」技であるため特性「メガランチャー」を持つメガカメックスブロスターにはかなり重要なサブウェポンになる。
第4世代、第6世代以降はわざマシンがあり、第5世代は教え技になっている。


技レコードNo.32
かみくだく
威力80 命中率100 PP15 2割の確率で防御を1段階下げる 物理 接触:○ 範囲:単体
由緒正しきあくタイプの技。
キバのあるポケモンの殆どがレベルアップで覚える。
「あくのはどう」と同じく鋼にも通るためサブウェポンとして多く使われる。


技レコードNo.81
イカサマ
威力95 命中率100 PP15 相手の攻撃と相手の防御でダメージ計算 物理 接触:○ 範囲:単体
自分の攻撃ではなく、相手の攻撃を参照してダメージを計算する変わった技。
攻撃に努力値を振っていない耐久型のポケモンや特殊アタッカーでも採用しやすい。
また、この技の存在で相手の物理攻撃力を高める積み技を牽制できる。


技レコードNo.93
DDラリアット
威力85 命中率100 PP10 相手の能力変化を無視 物理 接触:○ 範囲:単体
第七世代で登場したときはガオガエン専用技だったが、第八世代では技レコードとなって習得者が増加。習得者が大幅に減少したはたきおとすに替わる立場となっている。


技レコードNo.95
じごくづき
威力80 命中率100 PP15 相手は2ターンの間音の技が出せない 物理 接触:○ 範囲:単体
第七世代(SM)で登場したときはガオガエンがレベルアップで、マニューラが遺伝でそれぞれ覚える程度だったが、USUMで教え技に、第八世代では技レコードとなって習得者が増加。かみくだくと違って追加効果は確定で出るが、効果はピンポイント気味か。ただこちらもはたきおとすを没収されたポケモンにとっては十分選択肢。


ゴーストタイプ


技マシンNo.30→技レコードNo.33(第八世代)
シャドーボール
威力80 命中率100 PP15 2割の確率で特防が1段階下がる 特殊 接触:× 範囲:単体
多くのゴーストタイプが採用するゴーストタイプの基本技。
鋼にも等倍になったため無効1タイプ半減1タイプとかなり多くの相手に等倍以上で通ることを利用してサブウェポンにもよく用いられる。
具体的にはエスパー・ゴーストタイプが苦手なエスパータイプ、また鋼タイプへの有効打がこれ以外ないポケモンが使用する。


はがねタイプ

技レコードNo.74(第八世代)
アイアンヘッド
威力80 PP15 命中100 3割ひるみ 物理 接触:○ 範囲:単体
技レコードNo.31(第八世代)
アイアンテール
威力100 PP15 命中75 3割で相手の防御1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体
フェアリータイプの対策として主にドラゴンタイプからお呼びが掛かる技。
「アイアンテール」の方がダメージの期待値は高いが、命中が低いのが玉に瑕。
ただ、オノノクスはテールしか覚えない。
タマゴ技や教え技で覚えられるポケモンが多い。

アイアンテールはアニメでサトシピカチュウが使っているため、むしろサブウェポンとしての印象の方が強いという人も多いのではないだろうか。


フェアリータイプ


技マシンNo.99→技レコードNo.92(第八世代)
マジカルシャイン
威力80 PP10 命中100 特殊 接触:× 範囲:相手全体
第六世代で登場したフェアリータイプの唯一の技マシン対応技。
「ムーンフォース」に比べて威力と追加効果がない点では劣るが、その分習得できるポケモンが多い。
技自体は及第点の性能で半減もされにくいため、本来に弱いゴーストエスパーを中心にサブウェポンとして重宝する。
特にダブルでは攻撃範囲が相手全体であるため、「ムーンフォース」よりも優先される。
ドラゴン対策には氷、悪対策には格闘、格闘対策には飛行とライバルも多いが、それらをまとめて対策できるのが他にはない強み。
後述の「めざめるパワー」ではファアリータイプが出せないため、サザンドラやゴロンダ等の4倍弱点を突けるという点でも貴重。


[その他]


ほのおのパンチれいとうパンチかみなりパンチ
威力75 命中100 PP15 それぞれやけどこおりまひ1割 物理 接触:○ 範囲:単体
ほのおのキバこおりのキバかみなりのキバ
威力65 命中95 PP15 それぞれひるみ1割に加えてやけどこおりまひ1割 物理 接触:○ 範囲:単体
それぞれ炎・氷・電気の同性能の技。通称「三色パンチ」「三色牙」。
牙の方はパンチに比べて威力と命中が劣る代わりにひるみ効果も加わっている。
上記の「三種の神器」と似たような理由で使われるが、あちらは特殊技で非接触技なのに対し、こちらは物理技で接触技である。
ガブリアス等普段対策に「だいもんじ」を使うポケモンも「こだわりハチマキ」型ならこちらを優先できるため、命中が安定する。
ドラゴン対策の氷技はやはり需要が多く、特にガチゴラスはタイプ一致のドラゴン技を切って「こおりのキバ」を使うことも多い。

パンチ技は分かり易いイメージもあってか、腕や拳があるポケモンに広く配られている。
が、牙技は特に噛み付き攻撃のイメージが強いポケモンに限定されているためか、使い手は限られている。


つのドリル・ハサミギロチン・じわれぜったいれいど
命中30 PP5 一撃必殺
みんな大好き一撃必殺技。
詳細はこちらに任せるとして、どうにもならない相手を強行突破する時には有用。
ただしいずれも無効化されるタイプはあり、がんじょうには全て無効化される。


技マシンNo.10
めざめるパワー
威力60(第五世代までは30~70) PP15 命中100 特殊 接触:×
ノーマルとフェアリー以外のあらゆるタイプに成り得る、サブウェポンになるためにあるような技。
電気タイプをはじめとするサブウェポンに恵まれない特殊アタッカーには特に需要が高い。
威力は低いので、4倍弱点狙いで使われることが多い。

特にガブリアスを始めとする最強の一角ドラゴン対策のが人気である。
次いで得意なタイプには徹底的に強いナットレイハッサムに対処できるも人気。
また、炎・水タイプのポケモンは対水ポケモン用に電気を使うことも多い。
その他、ピンポイントメタとしてヒードランに強い地面、バンギラスに強い格闘、リザードン・ファイアロー・ウルガモスに強い等が使われることもある。

反面、個体値によってタイプが決まるため、望んだタイプを厳選するのは非常に面倒である。
このために何ボックスも同じポケモンを生み続ける廃人が後を絶たない……。
第六世代からは威力が60で固定され厳選が楽になったが、4倍弱点を突いても倒せない状況が多くなってしまった。
確実に倒すなら交代読みや「いのちのたま」等の火力強化が必要となり、以前よりも使い所を選ぶ技となっている。
第8世代ではおんがえし、やつあたりなどとともに削除された。仕様が煩雑なためと思われるが、これで有力なサブウェポンを失いかなり弱体化したポケモンも多い。
一部のポケモンはウェザーボールなどで補填している形に。


技マシンNo.83
しぜんのめぐみ
威力60~100(持ち物によって変化) PP15 命中100 きのみを消費して攻撃、無い場合は失敗 物理 接触:× 範囲:単体
物理アタッカーにとっての「めざめるパワー」に代わる技。
こちらはポケモンの能力ではなく、持たせたきのみの種類で威力とタイプが変化する。
めざパと比べて最大威力が100と高い上、持ち物次第でノーマルとフェアリーも含め任意のタイプを出せるのが嬉しい。
しかし、覚えるポケモンは極一部に限られる上、戦略に重要な持ち物をきのみで埋めるリスクも良く考える必要がある。
また、先にきのみの使用条件を満たすと技自体を使えなくなるため、任意のタイミングで使えるとは限らない点に注意。
需要は少なめだが、リーフィアのようにサブウェポンが貧弱なポケモンは頼らざるを得ないことも。
持たせたきのみ毎の性能についてはきのみ一覧(ポケモン)を参照。
第8世代では上記のめざめるパワー同様に削除された。めざパに比べると一発きりな技だが、ダイマックスわざとの兼ね合いを危惧されたのかもしれない。



追記・修正はサブウェポンにお世話になったトレーナーにお願いします。

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最終更新:2021年01月28日 22:13