マックスレイドバトル

登録日:2020/02/01 Sat 20:56:30
更新日:2024/04/28 Sun 18:25:27
所要時間:約 24 分で読めます




ポケットモンスター ソード・シールド』で導入されたシステムである。

ワイルドエリアにある光の柱が立っている巣穴にトレーナーが集い、野生のダイマックスポケモンを協力してバトル、そして捕獲する。
『GO』のレイドバトルはトレーナーの人数が最大20人まで手持ち6匹で参加できるものだったが、こちらでは野生のダイマックスポケモン1匹に対してトレーナーは4人固定で手持ち1匹のみの参加となる。
ここらへんはハードの違いやバトルのシステムが根本的に違うことによるものだろう。

自分以外の参加トレーナーはオンラインで募集する、ローカル通信で集まって協力プレイをする、といった方法がある。
それでも集めた人数が4人に至らないことはあるが、人数不足の場合はNPCのトレーナーが自動で参加してくれるため、必ず4人揃えられるようになっている。
逆に言えばソロで挑むことは現状では不可能になっている。
NPCのトレーナーは主催トレーナーの手持ちのレベルの70%になるため、可能な限りレベルの高いポケモンを用意したほうが有利になる。
レイドボスのレベルは通常であれば最大60、ピックアップは最大70なので、NPCの手持ちレベルもそれ相応のレベルになるのが好ましいだろう。


■ランク


ランクは5段階あり、★の数が多いほど出現するポケモンも強くなる。
初めてワイルドエリアに来た頃は★1のレイドバトルしか出現せず、他のプレイヤーが主催したレイドバトルも★1にしか参加できない*1が、ストーリーを進めて行くことで徐々に上位のランクが解放されていく。
一度シナリオをクリアするとランクは★3以上で固定となる。とは言え★3以上で出現するポケモンは基本的に★1と★2で出るポケモンの進化後であるため、大きな問題はないだろう。

出現するポケモンはどこかの個体値が必ず最高値になっており、★の数が多いほど個体値も高くなる。
★3以上のランクでは一定の割合で隠れ特性持ちも出現するようになる。
やや趣は異なるが、第六世代の『群れバトル』や第七世代の『乱入バトル』の発展と考えることもできるだろう。
ただし、第八世代の出現ポケモン全ての隠れ特性が入手できるわけではなく、例によって隠れ特性が入手できない種族もいる。
ヨクバリスフォクスライバイウールーパルスワンはヨロイじまのレイドでしか隠れ特性が出現しないように設定されている。

更に、マックスレイドバトルではキョダイマックスポケモンも低確率で出現する。
そもそも出現率が極めて低い上、出現する巣穴も決まっているのでそう簡単には入手できない。
出現する巣穴に何度も「ねがいのかたまり」を投げ込んでひたすら粘ろう。
ただし期間限定でキョダイマックスポケモンが出やすくなるピックアップ期間というものがあり、
ピックアップのワイルドエリアニュースを受信すると巣穴に関係なくキョダイマックスポケモンが一定確率で出現する。また、ピックアップにより出現したポケモンはそれ以外のものと捕獲率が変わり、ホストではやや下がる代わりにゲストでは大幅に上がる。

光の柱は基本的に8本出現するが、全ての巣穴をクリアすると再び光の柱が8本出現する。
通信プレイで他のプレイヤーのレイドをクリアした場合も火の柱を1本クリアした扱いになるが、レア枠の太い光の柱は自力でクリアしない限りクリア扱いにはならない。


■バトルルール


先にも述べたとおり、トレーナー4人が手持ちを1匹ずつ参加させてバトルを行う。
トレーナーは誰か1人が3ターンの間だけダイマックスを使用できるようになっており、ダイマックス使用権は参加順にローテーションする。ただし、NPCは使用しない。*2
参加ポケモンはバトル開始時に自動で全回復させられるため、HPやPPを気にする必要はなく、参加ポケモンは純粋に強さとタイプ相性のみを基準に選出すればいい。
ひんし状態になると1回休みとなり、1ターン後に自動で復活する。1回休みにさせられたプレイヤーは応援というコマンドを使用可能で、運が良ければ味方を大きく有利にすることもできる。
ただし、こちらもNPCは使用しない。

バッグの道具を使うことはできるが、対象は自分の手持ちポケモンのみ。もちろんNPCは使用しない。

10ターンが経過するか、参加ポケモンが合計で4回ひんしになると強制的に吹き飛ばされる。日付が変わるまで再挑戦することはできるが、再挑戦時は最初からやり直すことになる。

レイドボスを倒すことができた場合、捕獲チャンスが与えられ、任意のモンスターボールを1回だけ投げることができる。
ここで捕獲に成功すればレイドボスポケモンと参加報酬を、捕獲に失敗した場合や捕獲しなかった場合は参加報酬のみを獲得できる。
参加報酬の内訳は、けいけんアメ系・換金アイテム・各種きのみ・凄いところではぎんのおうかんなど育成に役立つアイテムのほか、
レイドボスと同じわざタイプのわざレコードとなっている。わざレコードの割当は基本的に巣穴ごとに決められており、特定の巣穴で繰り返しレイドバトルを行えば狙ったわざレコードを大量に入手できる。
また、特定の巣穴でしか手に入らないレコードも存在する。

なお、戦闘中にゲストプレイヤーの切断が発生した場合、切断が起こったプレイヤーの側は通信対戦のとき同様にバトルから離脱させられる。
レイドボス撃破後に切断が発生した場合は離脱が発生せず、そのまま捕獲チャンスに移行できる。
逆に残されたプレイヤー側では切断トレーナーはNPC扱いとなり、残ったプレイヤーはバトルを継続できる。
NPC扱いになった場合は手助けもダイマックスも使用しないが、既にダイマックスを使用していた場合はそのまま行動する。


■レイドボスの行動パターン


マックスレイドバトルの出現ポケモンには特殊な行動パターンが設定されている。
第六世代の「群れバトル」や第七世代の「乱入バトル」のような、野生ポケモン側に与えられたアドバンテージである。
トレーナー側にはアイテム使用などのアドバンテージがあるため、ある程度はお互い様であると言える。

1.ダイマックス永続
巣穴から出てきたポケモンはダイマックス状態が永続する。ターン制限はない。
4対1なのでこれぐらいは仕方ないかもしれない。


2.複数回行動
レイドボスは複数回攻撃することができる。
ただし、ダイマックスわざ/キョダイマックスわざは1ターンに1回しか使うことができない。
「ダイウォール」は使用しないので、守られて4人全員が攻撃ターンをロスするという心配はない。
またねむりこおりこんらんなどの状態異常は判定が行動の度に行われるため、1ターン以内に回復されてしまう可能性が高め。
なおこれは後述のバリアとリンクしており、新しくバリアを張るたびに行動回数が増えていく。


3.ダイマックスわざでない技の使用
プレイヤー側のポケモンはダイマックスするとダイマックスわざ以外の技を使用できなくなるが、レイドボスは関係なく使用してくる。
「ふぶき」「いわなだれ」のような強力な全体攻撃や、「ちいさくなる」のように10ターン以内の撃破が困難になる積み技を使用してくるものもおり、そういった相手にはしっかりと対策を練らないと撃破は困難。
複数回行動等との兼ね合いからか、「ソーラービーム」や「ゴッドバード」といった高威力の溜め技を即撃ちしてきたり、きのみを食べずとも「ゲップ」を使ったりできる。
また、「ダイウォール」こそ使用しないものの、「みきり」や「こらえる」といった通常技で踏みとどまることはあるのでそこも注意が必要となる。
ダイマックスわざと通常技を合わせて使ってくるため、飛んでくる技は最大で8パターンとなる。
変化技を覚えていた場合、基本的に攻撃技に置き換えられるので、戦闘時に使ってきたわざと一致しないことがある。
特にカジリガメに泣かされるプレイヤーは少なくない。


4.バリアを張る
★の数が一定以上になると、一定以上の累積ダメージを受けたとき、踏みとどまってバリアを張ってくる。
バリアは被ダメージを大幅に軽減し、技の追加効果や変化技を無効化してくる。
更に★5のレイドボスになると2回バリアを張ってくるようになり、種族によっては初手でいきなりバリアを張る。
バリアにはゲージがあり、攻撃技を当てるとゲージが1つ減るが、ダイマックスわざを当てた場合はゲージが2つ減る。
また、一撃必殺技はダメージを一切与えられないが、当てるとバリアのゲージが2つ減少する。
ゲージの数は種族ごとに決まっており、8枚もバリアを張ってくる面倒な種族もいれば1枚しか張ってこない種族もいる。
バリアのゲージをすべて削りきった場合、レイドボスはHPが減少し、防御と特防が2段階ずつ下がる。
バリアを削り切る前にHPを一定以上減らした場合、そこでバリアを張り直してくるが、その分だけ削るゲージの数を減らせる。
その場合バリア破壊によるダメージと能力下降がないため防御面が高いポケモンだとデメリットとなる場合もあるが、
あまのじゃく』や『まけんき』といった能力下降を逆手に取る特性のポケモンが相手の場合は能力上昇を抑えることができる。
なお、ヌケニンは初手でバリアを8枚張ってくることで有名だが、HPはたったの3。なのでむしろバリアを削ることのほうが難しい。

この他バリアはダメージを軽減するだけでゼロにはできないため、弱点かつ威力の高い技を打ち込めばバリアの上からでもガンガンHPを削ることができる。
レイドの仕様上常にダメージ2倍のザシアンの「きょじゅうざん」ザマゼンタの「きょじゅうだん」ムゲンダイナの「ダイマックスほう」はバリアの上からでも大きなダメージが期待できる。
効率重視でいきたい場合これらのポケモンや、対応できないタイプをメタるポケモンを育成しておくことが薦められる。ザマゼンタとムゲンダイナなら壁を張って味方の延命もできる。
ただ、これらの技は演出が長いため、「エラがみ」ウオノラゴンや特性『はがねのせいしん』のニャイキングなどを入手できればそちらの方が楽かもしれない。ニャイキングの場合は示し合わせで何匹も揃える必要があるが…

この時「○○は追い込まれ攻撃の激しさが増した!」と表示されるのだが、攻撃の激しさが増すと言いながらまずバリアを張る事に対して非常にツッコミが多い。
バリアを張るたびに攻めも守りも強化される仕組みなのだが、いかんせん守りのイメージが強すぎる。


5.能力上昇をかき消す
2ターン目以降で積み技を使っていた場合に使用してくることがある。
能力変化を全て元に戻し、トレーナーの手持ちポケモンの特性を1ターンの間だけ無効化する(要するにボス自身にかたやぶり効果と味方全体にとくせいなし状態を付与する)。
トレーナー側の上昇分とレイドボスの下降分をリセットしてくる場合と、お互いの全能力をリセットしてくる場合がある。
なお、状態異常や天候、フィールド効果はリセットすることができない。
レイドボス側の状態異常はリセットされるがメロメロなどのメンタル系状態異常はリセットされない。これで壁も破壊できていたら間違いなくチートレベル
行動回数分の判定があるためひるみや混乱は実感しにくいが


■レイドボスの捕獲


レイドボスは一般ポケモンと違い、HPを削りきる前ではなく、HPを削りきった後に捕獲することが可能となる。
このため、誤ってトドメを刺してしまい捕獲不可になるといった心配が無い代わりに、戦わず捕獲で戦闘を終了させるといったことも不可能。
捕獲の選択は全参加プレイヤーが個別で行い、捕獲することを選択したプレイヤーのみ捕獲の判定を行う。
捕まえられるポケモンは全参加プレイヤーで同一の個体だが、捕獲率はゲストとホストで異なる。
ホストの場合はピックアップによって出現したポケモンを除き基本的にほぼ確定で捕獲できるが、ゲスト参加の場合捕獲率はポケモンごとに変わる。
特にピックアップ以外のキョダイマックス個体であった場合、その捕獲率の低さは伝説のポケモンに匹敵する。


協力プレイを奨めるためか、遭遇機会と捕獲率が反比例するタイプのつくりになっているといえる。
ホストやソロであっても確率が不安定なピックアップ系を狙う際や、ゲスト参加の場合は、実用性重視でリピートボールやダークボール*3なんかを用意しときたい。
ホスト側の場合はオシャボでの捕獲を狙うチャンスでもある。

捕獲に成功した場合、親名は捕獲したそれぞれのトレーナー、出会った場所はホストなら巣穴の場所、ゲストなら捕獲参加時にいた場所が「どこかの巣穴」として記録される。


■イベントバトル


基本的にマックスレイドバトルはワイルドエリアでのみ発生するが、シナリオ中のイベントで何度かマックスレイドバトルを行うことがある。
シナリオ終盤のムゲンダイナ捕獲バトルはホップ、ザシアン、ザマゼンタが参加してマックスレイドバトル方式で行われるほか、
殿堂入り後のシナリオではソッド&シルディ兄弟の仕業によって各地のジムスタジアムでダイマックスポケモンが暴れまわり、それを鎮めるためにマックスレイドバトルへと挑むことになる。
なお、殿堂入り後イベントでは鎮めることが目的となっており、レイドボスを捕獲することはできない。


◆NPC


マックスレイドバトルはソロプレイの場合、或いは参加人数が規定の4人に満たない場合、NPCのトレーナーがランダムで参加する。
しかし、NPCトレーナーの手持ちが玉石混交であり、高火力のフルアタ型ポケモンから殆ど攻撃を行わないサポート特化ポケモンまでいる。
AIもかなり残念なものが多く、先述のようにレイドバトルはバリアを張るため、
サポートトレーナーがサポート技ばかり出したり効果が全くない攻撃技を延々と放ったりしてバリアのゲージが減らないと悲惨なことになる。
低耐久のポケモンを出してきたせいでこっちは健在なのにあっさり4回ひんしを満たして乙、なんてことも。
「倒れられることよりも、勝手に復活して犬死にを繰り返すことが一番足を引っ張っている」と言われることも多い。
協力プレイを推奨するべく敢えて強さを調整してあるのだろうが、参加者を募集して強いトレーナーが集まらなかった人や、マルチが出来ないプレイヤーにとっては非常に厄介な存在である。

またNPCポケモンの共通点として
  • 上述の通りポケモンのレベルはプレイヤー(レイドの主催者)のポケモン×0.7
  • ダイマックスの使用権が回ってきても絶対に使わない
  • 個体値努力値が共に全能力において0で固定されている。例外として進化前にあたるポケモンのみ6V固定であるが、元の種族値が貧弱なポケモンが多いので…
の三点がある。
バトル施設を除けば努力値を振らないNPCはさほど珍しいものでもないが、レベル補正と努力値0の相乗効果に加え、個体値すらも低いため耐久寄りの種族値のポケモンも脆くなりがちになっている。
また下記のポケモン毎の技を見れば経験者は察することができるが、NPCは一番上の技を優先的に選択する傾向にある様子。
これがリスキーだったり攻撃技ではないこともあって歯がゆい思いをさせられたりする。

ソロプレイヤーの中にはバトル開始時のメンツを見てリセットする者もいて、一部攻略サイトでも推奨されていたりする。
下手に相性の悪いポケモンでグダグダしたり追われたりするよりも、そうでない並びで突っ込んだ方が楽なことはあるのだ。
殿堂入り後でハズレ枠があまりに多すぎると効率が悪いため、事前にセーブして仕切り直しを考えた方がよい。
それゆえ誰が呼んだかNPCガチャである。

プレイヤーからの評判があまりよろしくなかったのもあってかDLCで新たなNPCが複数追加されており、いずれもフルアタ構成かつ(中間形態もいるが)進化形のポケモンを使用するので味方としては従来のNPCより数倍頼りになる。

一部では変化技ばかりのNPCポケモンに対し「ちょうはつ」を使うプレイヤーもいる。
「ちょうはつ」下では大好きな変化技が使えなくなり、やむなくとはいえ攻撃に回ってくれる。幸い、「ちょうはつ」を無効化する特性の『どんかん』や『アロマベール』持ちはいないので多少は役立つ。
「自分の攻撃ターンも切るので無意味では?」という意見もあるが、
「ちょうはつ」を使わない場合(問題のNPCが1匹のみ、かつ変化技しか使わない場合)、攻撃回数は3・3・3の9回。
一方ちょうはつを使った場合、攻撃回数は2・4・4の10回となり、バリア破壊効率自体はこちらの方が良い。
さすがに「ちょうはつ」を受けると「わるあがき」を使う(=変化技しか持っていない)ポケモン自体はいないのだが、 史上最悪のNPCポケモンであるソーナンスは「ちょうはつ」すらほとんど効果がないどころか事実上これに該当するといっても過言ではない *4

以下、トレーナー名の五十音順に記載。
一部トレーナーはポケモンに縁の深い声優や芸能人の名前が元ネタとなっている。

  • ピッピ♀(バックパッカーのアイミ)
特性:マジックガード
もちもの:きあいのタスキ
技:マジカルシャイン/チャームボイス/いのちのしずく/このゆびとまれ
「いのちのしずく」で回復してくれるが、高レベルのレイドになると回復が追い付かず無駄になることもままある。
さらに、「このゆびとまれ」でレイドボスの集中砲火を受けてダウンすることも。
上二つが補助技なせいで攻撃要員としては期待できない。
しかしタスキ持ちであることや、「このゆびとまれ」が役立つこともある。

特性:てきおうりょく
もちもの:きあいのタスキ
技:てだすけ/りんしょう/でんこうせっか/かみつく
ょぅι゛ょ1。
タスキ持ち。攻撃技は揃っているのだが、とにかく「てだすけ」の使用頻度が高い。
レイドバトルの仕様から考えると一発の攻撃力より回数を優先したほうがいいため、慣れたプレイヤーほどいらないサポートになる。
とはいえ、「てだすけ」を受けた高威力の技はバリアの上からでもそれなりのダメージが望めるため、そこを評価する声もなくはない。出たら「ちょうはつ」推奨。
「でんこうせっか」は最後に止めを刺す時くらいしか使わないが、「かみつく」は都市伝説レベルで使わない。(さすがに相手がゴーストタイプだと使ってくれるが)見れたら運が多重にいい。自分がでしゃばりたいだけだろ
元ネタは本作及びピカブイでイーブイの声を担当した悠木碧と思われる。

特性:せいでんき
もちもの:きあいのタスキ
技:10まんボルト/でんこうせっか/アイアンテール/エレキネット
タスキ持ち。特性『せいでんき』で一時的にでも相手をまひにできれば、他NPCの鈍足ポケモンを活かすことができる。
時々「アイアンテール」を外すのは御愛嬌。
ピカチュウの技が現在放送中のアニメのサトシのピカチュウと全く同じことやトレーナーの名前から、元ネタはピカチュウの中の人と思われる。
ちなみに過去シリーズでもイクエというトレーナーは登場する。が、ピカチュウの方は使ったり使わなかったりである。

特性:ふしょく
もちもの:なし
技:ヘドロばくだん/かえんほうしゃ/ほのおのムチ
耐久は紙だが高速+フルアタ構成で、初手や復活時にとりあえず殴ってくれることが多い。
ただしなぜかCPUのポケモンよろしく技が3つしかない。
ミュージシャンのケンイチということで、元ネタはポケんちレギュラーのヒャダインか。*5

特性:じゅうなん
もちもの:なし
技:フライングプレス/つばさでうつ/かみなりパンチ/フェザーダンス
攻撃技が多くタイプも揃っているのだが、バリア発動直後に「フェザーダンス」を使うドジっ子な面も。運が悪いと「フェザーダンス」を無駄に連発するため最悪「ちょうはつ」も考えた方がいい。

特性:ふゆう
もちもの:なし
技:いわおとし/サイコキネシス/コスモパワー/ロックカット
ヒゲ。
攻撃技もあるが、積み技二つの使用頻度が高い。
次ターンでワンパン当てられる可能性が出る「ロックカット」はまだしも、「コスモパワー」を連打してはかき消されるという残念なループに入る事も…
そのあんまりな学習能力から、プレイヤーからはハズレ扱いされている。出たら「ちょうはつ」推奨。

特性:プレッシャー
もちもの:なし
技:ダメおし/こおりのつぶて/きりさく/メタルクロー
ケンイチ同様の紙耐久高速フルアタッカー。
さらに先制技の「こおりのつぶて」、威力倍増の条件を満たしやすい「ダメおし」を使う。アタリ枠。
名前と、猫系ポケモンを使用することから、元ネタはポケモン好きで有名なしょこたんと思われる。

特性:かげふみ
もちもの:なし
技:カウンター/ミラーコート/しんぴのまもり/ドわすれ
「カウンター」や「ミラーコート」を連発するが成功しにくく、成功してもダメージは並。
絶好のチャンスからの「ドわすれ」などから、多くのプレイヤーに地雷扱いされている。
初手で「しんぴのまもり」を使うことが多いので、相手が仕掛ける前に行動できれば状態異常による事故を防いでくれるというのが数少ない利点。
稀にその種族値が延命に役立つこともあるが…プラスに働くことはバトルの仕様上滅多にない。皆無ではなく、体験談がある辺りが悩ましい。
上述した通り「ちょうはつ」もほぼ効果が無いどころか、「ちょうはつ」を受けると外すことのある「わるあがき」しかできなくなるポケモンに事実上該当していると言っても過言ではない。
名前からして元ネタは声優の三木眞一郎氏だと思われる。なぜメグミじゃないんだ…

特性:いかく
もちもの:きあいのタスキ
技:たきのぼり/しおみず/どくづき/ミサイルばり
特性がかなり優秀でフルアタ、タイプのバランスもいいといいとこ尽くしだが、「ミサイルばり」のテンポが悪いのが欠点か。

  • ナゲキ♂(ビジネスマンのトミヒサ)
特性:せいしんりょく
もちもの:なし
技:かわらわり/リベンジ/しめつける/メガトンパンチ
ちょんまげ。
鈍足ではあるが基本的には頼れる部類。
だがゴーストタイプ相手には手も足も出ず、その際はシンイチロウ以下の肉壁になってしまう。
ちなみに「かわらわり」でもふしぎなバリアは1枚ずつしか割れない。

特性:ちくでん
もちもの:なし
技:エレキボール/スピードスター/にどげり/でんこうせっか
高速フルアタッカー。
攻撃技は「エレキボール」止まりだが、ちゃんと殴ってくれる点で評価が高い。
ゴルーグ系相手だと詰む。
モデルのニコルということで、元ネタは藤田ニコルか。

特性:マイペース
もちもの:きあいのタスキ
技:10まんばりき/かいりき/がんせきふうじ/ばかぢから
耐久は並なのにタスキ持ち。タスキが発動する場面を見ることは稀である。
使用ポケモンとトレーナーの名前から、元ネタはポケんちレギュラーのあばれる君だと思われる。*6

  • ダダリン(ポケモンブリーダーのマサフミ)
特性:はがねつかい
もちもの:なし
技:シャドーボール/ギガドレイン/ジャイロボール/たたきつける/
鈍足だがまあまあの耐久で、「ジャイロボール」も活かしやすい。
タイプ上「ほうでん」や「じしん」などの全体攻撃にも強い。「ふぶき」はやめたげてよぉ!
しかし「たたきつける」をはずすことも。
ちなみにダダリンの野生出現率は非常に低いため、マックスレイドバトルで初めてダダリンに出会ったトレーナーも多いことだろう。
出会ったところで図鑑には登録されないのだが…。

特性:くいしんぼう
もちもの:なし
技:ほのおのムチ/かみなりパンチ/しめつける/きりさく
やや地味だがフルアタなので仕事はしてくれる。
耐久面がやや不安なわりに鈍足なのが欠点。

特性:てんのめぐみ
もちもの:きあいのタスキ
技:ドレインキッス/スピードスター/げんしのちから/いのちのしずく
タスキ持ち。
『てんのめぐみ』+「げんしのちから」で全能力アップすることもあるが、元のステータスが貧弱なので焼け石に水。
最低でも二度積んでから攻撃してくれればC101相当になるので多少は戦力になるかと言ったところ。
アイミ以上に無駄回復が多い。
トゲピーを連れた「マユミ」ということで、元ネタはおてんばマーメイド中の人

特性:ちょすい
もちもの:なし
技:ギガドレイン/ソーラービーム/ミサイルばり/ふいうち
まず確実に成功する「ふいうち」が嬉しいが、溜め技の「ソーラービーム」を連打することも。
リクヒコと一緒に出てくれればラッキーだが……。
常に活かしたいのなら初手ダイマックスで「ダイバーン」を撃つのが確実。(たまに相手のダイマックスわざでさらに書き換えられてしまうこともあるがそこは運)
アイミやマユミの「いのちのしずく」を『ちょすい』で吸収してしまう……が回復量は変わらない。

特性:なまけめんえき
もちもの:なし
技:ギガインパクト/のしかかり/かみくだく/じだんだ
重戦車タイプで火力は高いが、「ギガインパクト」を連発して動けなくなることも多い。
カビゴンで「リカ」というとポケモンマスターを目指す少年中の人を思い浮かべる人もいるかもしれないが、
他の元ネタのあるトレーナーと比べると技の構成など特に寄せてるわけでもないため偶々かもしれない。

特性:ひでり
もちもの:なし
技:かえんぐるま/かえんほうしゃ/こうそくスピン/クリアスモッグ
ダイマックス技で天候上書きされることも多いが、『ひでり』+「かえんほうしゃ」は魅力的だし、物理防御も高い。
「クリアスモッグ」を使うことはまれだが、追加効果扱いではないため、バリアの上から能力変化をリセットできるという強みがある。
しかし積んだ能力をリセットするだけならまだしも、バリアを破って能力ダウンしたところをわざわざリセットしてくることも。
特性のせいでウオノラゴンをレイド攻略に使うプレイヤーからは邪魔者扱いされる。

特性:ぎょぐん
もちもの:なし
技:アクアブレイク/アクアテール/うずしお/しおみず
プリケツ。
重戦車型の能力で頼れる部類だが、みずタイプのわざしか持ってないので特性『ちょすい』や『かんそうはだ』の相手には完全に地雷。
終盤では気にしなくてもいいが、プレイヤーのレベルが28以上ないとむれたすがたになれないことも注意。
復活した時もちゃんと『ぎょぐん』は発動する。

特性:すいすい
もちもの:きあいのタスキ
技:たいあたり/じたばた/ハイドロポンプ
ょぅι゛ょ2。タスキ持ち。
耐久力と火力は皆無だが、すばやさが高いので意外にもバリア破壊要員としては侮れない。
意外にもアタリ枠としてはそれなりな部類に入る。「ハイドロポンプ」をよく外すことが玉に瑕だが、ポケモン史上最も輝いているコイキングかもしれない。「はねる」を覚えていたら大きく評価は下がっていたが。
特性が『すいすい』なので「ダイストリーム」後には更に素早くなる。
トレーナー名からすると、元ネタはファッションモデルでポケんちレギュラーの大谷凜香か。


以下のトレーナーはDLC『鎧の孤島』で新たに追加されたNPCである。ヨロイじまで発生するレイドで助っ人として参加してくる。
全てアタッカー型で個体値も若干高い。どちらかといえばかなりアテになる。

  • ニョロゾ♂(マスター道場のもんかせい男)
特性:すいすい
もちもの:なし
技:たきのぼり/のしかかり/れいとうパンチ/かわらわり
みずのとう4階を担当していたトレーナー。
進化前だがフルアタ構成でタイプバランスも良好。
持ち物がないこと以外はコイキングの上位互換と言える。
特性が『すいすい』なので「ダイストリーム」が使われるとバリア割りの速度が向上するのもポイント。

  • ワルビル♀(マスター道場のもんかせい 女)
特性:いかりのツボ
もちもの:なし
技:じだんだ/かみくだく/かみなりのキバ/ほのおのキバ
あくのとう4階を担当していたトレーナー。
こちらもフルアタ構成で技範囲が広め。いかく持ちでないのが少し残念なところ。
特性『いかりのツボ』を発動した状態で攻撃できれば心強いが、運要素が極めて大きい。

特性:クイックドロウ
もちもの:なし
技:シェルアームズ/サイコキネシス/ねっとう/きあいだま
まさかのネームドキャラが参加するようになった。
ホストプレイヤーがソードだとクララが、シールドだとセイボリーが登場するが、性別以外は特に差異はない。
バージョン限定トレーナーだが、マルチプレイで異なるバージョンのプレイヤーが参加しているときもNPC枠として参加することがある。
ヤドランはフルアタ構成で進化形なので耐久力が高め、特性のおかげでたまに先制で動いてくれるなどかなり頼りになる。使用する「きあいだま」が低命中なこと以外は非常に優秀と言える。


以下のトレーナーはDLC『冠の雪原』で新たに追加されたNPCである。カンムリせつげんで発生するレイドで助っ人として参加してくる。
2人とも手持ちが最終進化形、物理耐久が高め、フルアタ型という構成なのでNPC枠の中では比較的当てになる。

特性:がんじょう
もちもの:なし
技:アイアンヘッド/ストーンエッジ/かみくだく/ボディプレス
普段は暑苦しいイメージしかないが、元ジムリーダーチャンピオンという優秀なトレーナーで、レイドの助っ人の中では間違いなく一番のビッグネーム。
ボスゴドラはタイプ、技ともに非常に優秀であり、特性『がんじょう』のお陰で即死することが殆どないと安定性は全NPC中トップクラス。
弱点こそ4倍が2つもあるボスゴドラだが、半減無効自体は多いので、受ける技のランダム要素が強いレイドではその耐性がプラスに働きやすい。

特性:がんじょうあご
もちもの:なし
技:ストーンエッジ/ドラゴンクロー/かみくだく/10まんばりき
カンムリせつげんに降り立った直後に出会うピオニーの娘。ダイマックス巣穴の方に常におり、ダイマックスアドベンチャーでNPC枠として参加してくる場合があるがマックスレイドにも参加してくる。
ガチゴラスは防御面では半減も弱点も多いため不安が残るが、フルアタ構成故バリア削りには申し分ない。


ヌケニン以外のバリア8枚のレイドバトルをソロクリアした猛者の追記・修正をお待ちしています。

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最終更新:2024年04月28日 18:25

*1 フレンドが主催したバトルに限りランク制限は掛からないが、この時期の戦力で★5に参加するのは無謀である

*2 権利自体は移行するが、実際のところプレイヤーがダイマックスを使用できないターンである以上の意味は無い。

*3 巣穴は「暗闇」扱いになっているらしく、ダークボールで捕獲率が上がる。

*4 一応「カウンター」と「ミラーコート」に絞れるが、そもそもの仕様がレイドと全く噛み合っていないので意味がなく事実上「わるあがき」しかできなくなる。

*5 本名が前山田健一(まえやまだけんいち)である。

*6 あばれる君の本名は「古張裕起(こばり ひろき)」であり、アニポケでドロバンコを使うトレーナーとしてゲスト出演していた。