シュトロイゼン(ONE PIECE)

登録日:2021/02/24 Wed 20:34:00
更新日:2025/03/01 Sat 20:55:10
所要時間:約 5 分で読めます








ゆるふわの~~♪

トロふわの~~♬

人生なんて~~♪

ありゃしない!!

苦行の人生涙の味は♪

塩少々♬

くやし涙は

大さじ一杯♬


だったらてめぇのデザートはァ!!!


甘いケーキがいいじゃない(泣)


料理長~~~~~!!


シュトロイゼンは、漫画ONE PIECE』の登場人物。



●目次

【プロフィール】


本名:シュトロイゼン
異名:美食騎士
年齢:92歳
身長:140cm
所属:海賊崩れの料理人→(ロックス海賊団船員?)→ビッグ・マム海賊団総料理長
所属船:クイーン・ママ・シャンテ号
懸賞金額:不明
悪魔の実:ククククの実(超人系)
出身地:偉大なる航路
誕生日:4月27日
星座:牡牛座
血液型:S型
好物:アップルクランブル(英国の林檎の洋菓子)
初登場:単行本86巻・第862話・『頭脳派』
CV:壤晴彦


【概要】


ビッグ・マム海賊団総料理長。
ONE PIECE世界でも屈指の超高齢キャラクターで、外見は腰にサーベルを帯刀し、ピンク色のコックコートを着た非常に小柄な老人。
若い頃は藍色の騎士風の衣装を着込んだ人物。
多数の料理人を部下としており、調理を行う際には『人生』をケーキに例えたような歌をミュージカルのように歌っている。

実はビッグ・マム海賊団最古参のメンバーで、元々はマザー・カルメルが「羊の家」を引っ越した島に住みついていた海賊崩れの料理人。
幼少期のシャーロット・リンリンが引き起こした「羊の家」での事件を見てリンリンに興味を持ち、カルメルを失い一人になった彼女に接触。
幼少期のリンリンに言葉巧みに取り入って彼女を保護しつつ「夢の国」を作ろうと扇動し、リンリンと共に現在のビッグ・マム海賊団を築き上げた。
つまりはシャーロット・リンリンが海賊となり、ビッグ・マム海賊団を生み出した元凶と言える人物。



【人物】


巨人族も忌み嫌い顔を背けたリンリンの所業をゲラゲラ笑い転げながら眺めるなど、性格自体は腹黒いというか海賊らしい猟奇的な感性の持ち主。
リンリンに取り入ったのも利用が前提と言うよりかは「あんな化け物がこのまま死ぬのは勿体無い」という愉快犯かつ危険思想的な判断が目立つ。

上述の関係もあり、ビッグ・マム海賊団のメンバーの中ではリンリンとの付き合いがもっとも長い。
その経歴からリンリンからも絶大なる信頼を得ている模様。
夫や子供達、カイドウを除けば、ビッグ・マムを「リンリン」と呼ぶのは今のところ彼だけな辺り関係の良さを見て取れる。

「美食騎士」の異名に違わず料理人としては文句なしに超一流で、サンジに負けず劣らずの腕前がある。



【戦闘能力】


超人系(パラミシア)悪魔の実「ククククの実」の能力者で、ナイフを刺した植物や無機物などを食材や料理に変えることができる、まるで周囲に影響を与える超人系覚醒を思わせる能力。
この能力さえあればどんな場所でも空腹に困ることはない。
丸太のように小さなものの一部を切りながらハムに変えたり、巨大なホールケーキ城をまるごとケーキに変えクッションにしたりと、見た目よりかなり融通が利く能力である。
「ククククの実」の「クク」とは英語で料理する事を意味する「COOK(クック)」の事。

無償かつ無尽蔵に兵糧を用意できるというサバイバルで重宝する能力は間違いなく海賊向けではあるが、後述のように戦闘で使おうと思えば超クセの強い能力であると思われる。
超短期決戦を狙うなら、敵拠点(建物が前提になる)を一瞬で無力化できるため、攻防共に手薄になり一気に攻めてカタをつけられる。ミラミラの実の持つブリュレも味方にいるため、脱出手段さえ確保すれば思いの外スムーズにいくだろう。
逆に長期戦はせいぜい食糧供給係くらいでしか出番はなく、特に兵糧攻めとの相性は最悪。下手に使えば敵に塩を送ることになりかねない。
白兵戦なら相手の武器や防具を食材に変えて弱体化・無力化する等の用途にも使用できそうだが、逆にいえば素手で戦える相手には使い道が皆無。
同じ海賊団のカタクリなどの例を考えると、基本的な能力自体はサポート向きで、その能力により戦闘でどこまで相手を翻弄できるかは本人の能力の練度次第といったところだろう。

肝心の能力で作り出した食材は、ビッグマム曰く「腹に溜まりやすい割に味は今ひとつ」とのこと。ただしこれは舌が肥えたビッグマムの評価であり、一般的な味覚の持ち主からの評価は不明。
後述のようにシュトロイゼン自身の料理の腕前は達人級なので、本人の腕前の問題ではなく実自体がこういうものである模様。

実際の戦闘に関しては偶然か意図してかほぼ行っておらず、ビッグマム本人からも高い信頼を得ていたカポネ・ベッジですら把握することはできず「ずっと謎の存在だった」と語られており不明。
同時に把握してないにもかかわらず「戦ったら相当強いはず」とも評されていたことから、それとなく実力の高さを醸し出しているようだ。
緊急時におけるシュトロイゼンの年齢を感じさせない機敏な動き・ケーキとはいえ巨大な物を切り裂く斬撃や、かつてロックス海賊団にいたと思しきことからも、その見立ては間違っていない様子。
…しかしルフィと戦う機会には恵まれなかった。彼が無事ならサウザンドサニー号をケーキにするような芸当もできたかもしれない。

  • 変化食(フェアエンデルングルメ)
剣で刺した対象をククククの実の能力で食べ物に変える。
巨大な建造物を丸ごと食べ物に変えることが可能。
戦闘向きではないが、一瞬で巨大建造物を食材化させ建造物崩壊の衝撃を無効化したりと応用次第で食事以外でも有用な働きが可能。


【劇中での活躍】


過去


わははははは!!
くくく……!!

あんな怪物見た事ねェ!!
放っときゃ死ぬな…勿体ねェ……!!


リンリンによる「羊の家」の惨劇を目の当たりにし、他の目撃者が青ざめる中でただ1人笑い転げ、その凶悪さや素質に関心を寄せた。
その後、このまま放っておけば野垂れ死ぬと判断し、カルメルを失い泣いていた彼女に接触。


よしリンリン
作ろうじゃねェか 夢の国!!


以降保護者となり、能力で大食いのリンリンに食事を与えてきた。

約38年前まではリンリンと共にロックス海賊団にいたものと思われる。*1

万国編

本編では結婚パーティーで振る舞う巨大ウェディングケーキの製作を担当。
この時はまだ素性が明かされる前だったが、ミュージカル風に料理を進めるなどノリのいい料理人の爺ちゃんという印象。
演出にも力を入れ、結婚式当日にパーティー会場に超巨大ウェディングケーキを地面から出現させてリンリンを大喜びさせた。


結婚式でリンリンがカポネ・ベッジ達に命を狙われていた際は、マザー・カルメルの写真が破壊された事で錯乱状態に陥った彼女に、正気に戻るように必死に呼びかける。
その後、玉手箱の大爆発によってホールケーキ城基部が崩壊し傾き始める。
頂上からの転落によってオーブンらがを覚悟する中、シュトロイゼンは機敏に動き、自身の『ククククの実』の能力で本物のホールケーキに変え、頂上部分を切り取ることにより転落する結婚式参加者達のクッションに。
城全てを柔らかい素材として倒壊させることで、落下するビッグ・マム海賊団の主要メンバーの死亡を防ぎながら首都スイートシティの崩壊と住民の圧死を防いだ。

だが、決めポーズまでしたのはいいものの、自身は着地の際に大失敗して地面に全身を打ちつけた。
結果、包帯でぐるぐる巻きになる程の重傷を負いリタイア。
しかも助かったリンリンはそのままウェディングケーキ目当てに食い患いを起こし、シュトロイゼン抜きで作ることは難しい失われた超一流ケーキを食い患いを止めるために作るべく、ペロスペロープリンらは奔走することとなる。


【余談】


名前の由来はケーキ等の上に乗せるトッピングの一種「シュトロイゼル」。

顔のパーツが似ているため、ペロスペローやカタクリの父親である可能性もある。
ただ、そうなるとシュトロイゼンが「6歳の頃から面倒を見ている相手と×××する」という 別の意味で外道 なキャラと化してしまうが……光源氏かよ
一応、長男ペロスペロー誕生時のリンリンは18歳なので、決して倫理に悖るとも言い難いが、掲載誌的にあまりよくない表現でもあろう。
そのため、万に一つ裏設定として存在していても公表される可能性は薄いと思われる。


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  • 92歳
  • 四皇幹部
  • 懸賞金不明
  • 初登場がゾウ編~万国編終了まで
  • 狡猾
最終更新:2025年03月01日 20:55

*1 原作1096話では若かりし頃の彼らしき姿が描かれている。