トランスフォーマー ビースト覚醒

登録日:2023/08/12 Sat 15:30:40
更新日:2025/03/23 Sun 22:45:14
所要時間:約 31 分で読めます


タグ一覧
2023年 PUI PUI モルカー SF Sexy Zone TF エアラザー オプティマスプライマル オプティマスプライム コンボイ スティーブン・ケイプルJr. チータス テラーコン トランスフォーマー トランスフォーマー ビースト覚醒 バンブルビー パラマウント映画 ビーストウォーズ ビースト覚醒 ペルー マクシマル マクシマルズ ミラージュ ユニクロン ライノックス ロボット 中島健人 争いはSTOP 仲里依紗 千葉トロン「観なくていい」 団結 実写版TF 岩浪美和 所要時間30分以上の項目 映画 東和ピクチャーズ 欲しい物を言え←お前の命だ!! 洋画 良作 藤森慎吾 豪華声優陣 過去一口が悪い司令官 遺跡 顔面破壊大帝×2



地球最後の希望は“ビースト”




トランスフォーマー ビースト覚醒(Transformers:Rise Of The Beasts)』とは、2023年に公開された米映画。
ハズブロ社(日本ではタカラトミー)の変形玩具およびそれを原案としたアニメ「トランスフォーマー」の実写映画化シリーズ第7作目である。
配給会社は、北米がパラマウント映画、日本が東和ピクチャーズ。
監督は、『クリード 炎の宿敵』を監督したスティーブン・ケイプルJr.。製作はロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラと5作目までの監督だったマイケル・ベイ

●目次

概要


本作は、2018年公開のスピンオフ映画『バンブルビー』の続編というスタンスを取っており、マイケルベイ監督五部作より過去の時系列である西暦1994年が舞台である。
というのも、当初実写版TFシリーズの7作目は『最後の騎士王』の続編の予定だったが、同作の興行が予想を下回り、批評家・観客からの評価も散々だった一方、『バンブルビー』が予想を上回る高評価を得たため、5作目までのシリーズは打ち切りとなり、実写7作目は『バンブルビー』の続編として製作されることとなった。

一応、宣伝等によるとベイ監督五部作の前日譚となっているが、同シリーズの設定とは矛盾する点が多く、「別ユニバースの物語ではないか」と噂が有力。
だが、プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラによると「矛盾自体はしていない。何かしら接続される」とのこと。マジで?…まあ無茶苦茶さが売りのTFだし…


今作では、日本では90年代後半にテレビ東京系列にて放送され、コアなファンに人気を博した『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』シリーズのメインキャラである「マクシマル(ビーストウォーズのサイバトロン)」が登場する。

吹き替え版では、当時担当していた音響監督の岩浪美和が演出に起用され、また吹き替え声優もオプティマスプライマル(ビーストコンボイ)役の子安武人をはじめ当時と同じキャストを可能な限り起用した。
キャラの口調も一部はアニメ版をリスペクトしたものとなっている。
なお一部のキャラクターが芸能人配役なのは本国からの依頼(強制)であるが、その制約の中で岩波がアフレコにおいて浮かない人材を選出している。
本人曰く「(自分でキャスティングを決められないなら)貧乏くじを引くのは自分だから仕事を受けなかった」と断言している。

ただ、「声優無法地帯」と評された日本語版ビーストウォーズとは違い、本作は原語版のニュアンスをきちんと汲み取った真面目な内容の映画である。
そのあたりは岩浪もコメントで言及しており、ビーストウォーズ特有のすっとぼけた雰囲気を期待すると肩透かしを喰らうので注意。

公式も「声優無法地帯」を期待されていたことは把握しており、本作のPVで本編には登場しない人達を主に集めた千葉トロン率いるデストロン一味VSチー坊(唯一出演)&ラットルくんによる声優無法地帯verのPVも公開された。
このCM出演者による座談会も公開され、「CGに親しみがなく怖くも見えた時代、子どもに親しみを持ってもらおうとアドリブのようなメタいセリフを最初から入れた」「“イボンコ”秘話」などが語られている。
また、ホイルジャック役の武内駿輔はモロにこのビーストウォーズを見て育った世代だった為、アドリブを入れようと試みてはことごとくカットされたという裏話もあったり。

敵キャラとして、『トランスフォーマー ザ・ムービー』をはじめとする数々の作品で猛威を振るった星帝ユニクロンが登場。『最後の騎士王』のラストで実写映画シリーズに初登場し、第6作の悪役として活躍する予定だったかもしれなかった彼が、6年越しに本格登場を果たした。
ビーストウォーズでユニクロンというと、和製ビーストの『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ』を思い浮かべるファンも多いかもしれない。

更に、今作のラストには思いもよらないサプライズが待ち受けている。
これが新たなユニバースの始まりとなるのか、はたまた本家の復活の狼煙となるかは今後次第と言うべきだろう。


ちなみに、本来は海外では2022年6月に、国内でも2022年の公開予定だったが、丸一年延期して2023年の公開になった。


日本での入場者特典は、第1弾がオートボット(通常版)かマクシマル(ラージフォーマット版)のデジタルポスター*1、第2弾がまさかの『PUI PUI モルカー』とのコラボ、モルフォーマーのステッカー。


ストーリー


西暦1994年。
退役軍人のノアは、難病を患った弟を抱え、再就職も出来ず金銭的に追い詰められていた。
そしてある日、彼は友人を頼って、自動車泥棒に手を染めてしまう。
だが、盗もうとした車は突然彼を乗せて、意思を持ったかのように走り出し、廃工場へと連れて行く。
その車の正体は、機械生命体「トランスフォーマー」のオートボット、ミラージュだった。
ミラージュはノアをリーダーであるオプティマス・プライムに紹介するが、オプティマスは人間であるノアを信用しようとしない。

オートボットは、惑星間跳躍が可能な「トランスワープ・キー」の起動を察知し、その奪還のために召集された。
それに無理矢理協力させられたノアは、古代の遺物としてキーを解析していた考古学者の卵・エレーナと出会うが、彼らは凶暴な機械生命体「テラーコン」の襲撃を受ける。
結果、テラーコンに完敗したオートボットはキーを奪取されてしまうが、太古より地球に来ていた機械生命体「マクシマル」のエアレイザーが接触し、もう一つのキーを探し、守るよう懇願される。

もう一つのキーを探しに南米・ペルーへと飛んだノアとエレーナ、そしてオートボット。
そこで彼らは、長きにわたり人類を見守ってきたマクシマルのリーダー、オプティマス・プライマルと出会う。

やがて彼らに迫るテラーコンと、その背後にいる惑星生命体「ユニクロン」。
二つの正義の機械生命体と人間の存亡をかけた、壮絶な戦いが始まろうとしていた。




登場人物


※本作は、地球人のメインキャラクターが前6作に比べて必要最小限に抑えられている。なお、実写映画では初めて、敵味方問わず地球の軍隊が登場しない。

  • ノア・ディアス
演:アンソニー・ラモス/吹き替え:中島健人
地球人側の主人公。
元米軍の情報兵だったが、素行に問題ありと判断されて退役させられていた。
父を失い、難病の弟を抱えた状態で母の働きで暮らしているため生活苦に陥っており、再就職を望んでいるが過去の経歴から就活は落ち続ける一方だった。
機械いじりが趣味で、弟とは特製のトランシーバーで時々「ソニックとテイルス」としてごっこ遊びに興じる仲である。
生活苦に悲観するあまり、友人の誘いに乗って車泥棒を犯してしまうが、その車がオートボットのミラージュだったため、トランスフォーマーの戦いに巻き込まれることになる。
当初は、戦いに巻き込まれることを嫌い、協力要請の裏で地球を巻き込まないためにもトランスワープ・キーを破壊しようとしていた。
だが、ミラージュとの触れ合いや、仲間への責任感に苦しむプライムの心を知り、真の意味で彼らと協力することを決意する。

ちなみに、日本語版の中の人はジャニーズという事もあり、「演技がアレなのではないか」と心配する方もいるだろう。
が、実際には非ジャニーズファンからも好評なうえ、アフレコ時にはビーストメガトロンの玩具を持ってきて*2
メガトロン様に見守られながらアフレコをした、というほどのオタクビースト世代であり、その心配はほぼ無用。
所属ユニットのSexy Zoneとして担当した日本語吹替版主題歌「Try This One More Time」も無印『ビーストウォーズ』OP「War!War!Stop it!」を思わせるラップ調で好評。


  • エレーナ・ウォレス
演:ドミニク・フィッシュバック/吹き替え:仲里依紗
ニューヨークの博物館に務めるインターン生。
考古学を専攻しており、本職の研究員よりも知識が豊富で、古代の歴史の探求心に満ちているが、立場上上司からは無下にされる日々を送っていた。
出土品の中のオブジェを勝手に調査するうちに、その中に隠されていたトランスワープ・キーを起動させてしまい、今回の騒動のきっかけを作ってしまう。
そして、ノアとの出会いを経て、オートボットとテラーコンの戦いに巻き込まれ、もう一つのキーの行方を知る者として道案内を買って出る。
ノアやオートボット、マクシマルを観察するうちに、ノアと彼らリーダーの共通点を見出す。


  • クリス・ディアス
演:ディーン・スコット・バスケス/吹き替え:戸松遥
ノアの弟。
ゲームスパイごっこが好きな少年だが、手が麻痺してしまう難病に侵されており、貧困ゆえに満足な治療も受けられずにいる。
軍を辞めさせられ、就職も出来ずにいる兄をそれでも誰より尊敬しており、「諦めない」ところが何よりの長所と励ましている。
ひょんなことからミラージュのことを知り、彼に兄の護衛を任せ連絡用のトランシーバーを託す。


  • ブリアンナ・ディアス
演:ルナ・ローレン・ベレス/吹き替え:斉藤貴美子
ノアの母。
父親が不在なため、ディアス家の唯一の働き手として多忙な日々を送っている。


  • リーク
演:トベ・ンウィーグウェ/吹き替え:小松史法
ノアの友人。
窃盗等の犯罪で収入を得ており、「悪い金持ちのチャリティーの手伝い」と自分を正当化している。
ノアに車泥棒を勧めた張本人だが、彼がミラージュに乗って暴走して警察に追われるのを見るや否や、速攻で見捨てて逃げた。
好物はチューブ状のグミ。
マイケル・ベイ監督だったらコメディリリーフのメインキャラとして活躍しそうなキャラ。

吹き替え声優の小松は、実写TF3作目までの主人公サム・ウィトウィッキーを演じていた。


  • ジリアン・ロビンソン
演:サラ・スタイルズ
エレーナの上司。
特に考古学に詳しくもなく、「研究費稼ぎのため」と称してエロいいい格好だけしたがり、エレーナの成果を横から奪い取っていく。
ドレスを着飾りディナーをエンジョイしている間、トランスワープゲートの隠された鷹の像を壊されたりテラーコンの襲撃で研究施設が破壊されたり、今後のことを考えるとご愁傷様としか言いようがない。


  • バーク
演:マイケル・ケリー/吹き替え:津田健次郎
エピローグにてノアを面接した人物。



登場TF


※CVは原語版/吹き替え版

オートボット

自由を愛するサイバトロン星の戦士。主に地球の自動車に変形。
現在の彼らは母星を追われた反乱軍であり、地球で再起を図っている最中。

CV:ピーター・カレン/玄田哲章
ご存知顔面破壊大帝オートボットのリーダー。ビークルモードは前作から引き続きフレイトライナーFLAトラック*3
前作では終始マスクだったが、今作ではベイ監督5部作同様に素顔を見せていた。*4

サイバトロン星から逃れ、辺境の惑星である地球に7年も足止めを食い、挙句仲間を救えなかった経験もあって自分に責任を感じており、余裕がない状態。
ゆえに、地球人にも「自分勝手」だと心を許せずにいた*5
トランスワープ・キーを発見した際も、サイバトロン星への帰還のためだけに使用したその後の影響を考えられずにおり、ノアから反発されていた(ノアは地球を守るためキーを破壊するつもりでいたのもある)。
スカージへの敵対心に燃え、彼の打破に執念を燃やしていたものの、プライマルとの出会いやノアの地球を守りたい心を感じたことを機に、自分の浅慮を恥じるようになる。
そして、地球人とマクシマルとの共闘を決意し、テラーコンに立ち向かっていく。

…が、そのうちプッツンしてしまったのかベイ監督五部作にも負けない残虐ファイトや首を貰う*6だのなんだのと暴言を連発。挙句、吹き替え版では終盤一人称が「俺」になった


  • ミラージュ
CV:ピート・デヴィッドソン/藤森慎吾
ノアが初めて出会ったオートボットで今作のTFサイドの事実上の主役。ビークルモードは964型ポルシェ911シルバーで、ストライプカラーが特徴。TFシリーズ初のポルシェライセンス取得と相成った。935ターボに変形するMPマイスターに期待が持てるぞ!
また、964以外にもランボルギーニやインディカー、ゴミ収集車と複数のオルトモードを披露している(どのモードでもカラーリングは変化しない)*8
ノリが軽く陽気なお調子者で、プライムやアーシーから注意されることもしばしば。一方で他人の本質を見抜くのに長け、初対面のノアを一発で信用した。
脚本のジョン・ホーバーによると「驚くべき過去」があり、元々サイバトロン星の上流階級の出身で金持ちだったらしい。それならば劇中での多数オルトモード披露や最終決戦からの動向も説明がつきそうである。

その後もノアとの交流を通じて絆を作っていき、クリスにも「ノアを絶対守る」と約束する。ついでに「ナックルズ」というコードネームももらった模様。
自身のボディの一部を武器として流用させたり、ホログラムにより敵を惑わしたりする能力を持つ。
G1でいうリジェモチーフのキャラは『ダークサイドムーン』のディーノに続き2度目の登場となるが、今回はより元ネタに近い姿となり、ちゃんとホログラム能力も披露してくれる(透明化まではしていないが)。
ボディカラーや人間への態度など、あちらと対になっているかのような要素も随所に見られる。

吹き替えは「ホントにこれでいいのか?と思った」「自分に合わせてくれたのかってくらい」と本人が語ったほどにいつもの藤森。
ちなみに原語版の声優もコメディアンであり、吹き替えもコメディアンを使うように注文があったため、岩波と縁があり、実力があると見込んだ人材を選んだとのこと。



ご存知つぶらな瞳の若き兵士。ビークルモードは1977年型シボレーカマロ。今作では人間との相棒役をミラージュに取って代わられてしまったのは彼のファンにとっては残念か。
前作同様、発声機能を失ったままのためラジオ音声でコミュニケーションを取る他、ドライブインシアターで録音した映画の音声も使っている。(汚い言葉遣いが多いため、プライムからは窘められているが。)
地球人不信気味のプライムとは対照的に、前作のチャーリーとの交流もあってか、「優しい人間もいる」とフォローしている。


  • アーシー
CV:リザ・コーシー/ファイルーズあい
若き女性兵士。ビークルモードはドゥカティ916バイク。街中を走るときは人型ダミーがハンドルを握っている。
なお、『リベンジ』に登場したアーシーは三位一体型で、デザインも大きく異なる。
冷静沈着な性格であり、戦況の分析を担当。頭にオイルが昇りがちなプライムを抑えることが多い。
狙撃手であり、大型のライフルを愛用する。

前作から引き続き登場したオートボットの一員で、デザインは同様にG1版を踏襲しつつも全体的に細身且つ、より人間味のある顔立ちになっている。


  • ホイルジャック
CV:クリスト・フェルナンデス/武内駿輔
ペルーに駐在していたオートボット。ビークルモードは1970年型フォルクスワーゲンバン。
南米に長く留まっていたため、スペイン語訛りで喋る。
眼鏡が特徴的な外見で、少し気弱な性格。
メカニック担当だが作中ではあまりその腕は見せなかった。

前作にも冒頭にG1準拠のデザインで登場していたのだが、今作ではチータスが「誰だお前?」とツッコまんばかりに見た目が大幅に変わっている。
作中でも特にそれについての説明はされていない。もしかして前作のはダウンシフト*10だったんじゃ。


  • ストラトスフィア
CV:ジョン・ディマッジォ/チョー
巨大な飛行型オートボット。ビークルモードはイタリア空軍カラーのフェアチャイルド C-119 フライング・ボックスカーで、気のいい老人TFだが、飛行は若干不安定。
オートボット数名を収容可能なほどの巨体を持ち、ペルーへの空路は彼が担当した。
キャラの元ネタは『リベンジ』の玩具限定(後に『ダークサイド・ムーン』のゲームにも登場)キャラで、やはり輸送機*11に変形するオートボットだった。
吹き替え声優のチョーは『ビーストウォーズ』でのタランスや『リターンズ』のノーブル、ベイ監督五部作のシーモア・シモンズを演じていた。それ以外にも多くのTFを演じている。



マクシマル

宇宙の生命の繁栄を見守る、動物の姿をした機械生命体。
母星(本作ではセイバートロンとは別の星である設定)をユニクロンに滅ぼされ、トランスワープ・キーを守るべく地球に降り立った。
戦闘時には人型に「変形=マキシマイズ」する。

インタビューによると本作でのマクシマルは地球の空気や大気に耐えられないためほとんどビーストモードで過ごしているとのこと変形に悩みすぎて一回しか変身させられなかったのはメタ的な話

  • オプティマス・プライマル
CV:ロン・パールマン/子安武人
顔面破壊大帝2号マクシマルのリーダー。ビーストモードはゴリラ。ミラージュからはドン○ーコングと言われたが
名前の「オプティマス・プライマル」は偉大なるオートボットのリーダーであるオプティマス・プライムから付けられた。
宇宙に育まれる生命を分け隔てなく愛し、その繁栄に身を捧げている。
トランスワープ・キーをユニクロンから守るための使命に殉じており、そのためにはあらゆる犠牲を払う覚悟を持つ。
一方で、太古の地球に降り立った際に山奥の部族と交流を深め、共に戦うことを約束しており、プライムを驚かせていた。
そして、因縁の相手であるスカージを倒すため、プライムらオートボットと共闘することとなる。

その戦い振りはプライムに負けず劣らずの残虐ファイト野性味に溢れ

  • スウィープスらやスコルポノックの群れを素手で文字通りちぎっては投げ、しまいにはバナナ果物か何かでも食べるように首根っこに噛み付いて食いちぎる
  • バトルトラップの顔面に奪い取ったチェーンメイスの頭槌を全力で何度も叩き付ける

…等、射撃戦をメインとするオートボットの面々とは対照的。

変形後のルックスは頭部を含めた全身が黒色で胸部がゴリラの胸板のような形状になっているという些細な点を除けばほぼアニメ版に近い。
全体的なシルエットを見ると悪名高き『リターンズ』版のロボットモードに似ているとの声も。
武器はオリジナルの「サイバーブレード」によく似た形状の二振りの剣。
しれっと変形時には下半身が回転するお馴染みのギミックもあり。

吹き替え声優は元ネタである『ビーストウォーズ』のイボンココンボイと同じく子安武人。
間違っても名前を逆さから呼ぶな。


  • エアレイザー
CV:ミシェル・ヨー/本田貴子
マクシマルの偵察兵。女性。ビーストモードはハヤブサ。
口から炎を吐き、高い機動力を有する。
プライマルとは別行動を取っており、地球に来た後は仲間を全員失ってしまった。
そのため、当初は自分がマクシマル最後の生き残りだと思っており、プライマル達の生存を知った時は非常に驚いていた。
トランスワープ・キーの起動を察知し、オートボットに合流して彼らに協力を仰ぐ。
理知的で穏やかな性格をしており、プライムが自分達の種族の事しか考えていない有様への失望を漏らすプライマルを「故郷を完全に失ってしまった我らと、故郷再建への望みが潰えていない彼らとでは背負っている責任も異なる」と諭すなど、序盤におけるオートボットとマクシマルの架け橋を担った。
優しい声色と併せてママみを感じた観客多数。

余談だが、日本語版ビーストウォーズのエアラザーは男性キャラにしていたが、こちらは原作に則ってちゃんと女性である。
残念ながらタイちゃんは不在。ついでに「はいやー!」も言わない。


  • チーター*12
CV:トンガイ・クリスタ/高木渉
身軽で素早い兵士。ビーストモードはチーター。
アーシーからは「猫ちゃん」呼ばわりされていた。
吹き替え版では元ネタであるビーストウォーズ及びサイバーバースチータス同様、声優は高木渉。語尾に「じゃん」を付けて喋るがアニメ版ほどチャラついた話し方ではない。

変形後の姿はメタルス2や『リターンズ』のロボットモードを思わせる人型に近いシルエットで、武器はサバンナの戦士をイメージしたのか槍となっており、分離して両手持ちもできる。銃を使わないので「撃つべし!」とは言わない。
ちなみに高木は実写版1作目で、おもしろ黒人のグレンを演じていた。けしてビルドロンではない。


  • ライノックス
CV:デヴィッド・ソボロフ/なし
重機動でパワー型の兵士。ビーストモードはサイ。
変形後は重騎士のような重厚感のある姿で、武器は巨大な戦鎚。
人間の言葉を発さないこともあり作中ではあまり目立たないものの、最終決戦ではアーシーを背に乗せながらの突進や巨大な戦鎚でスウィープス共やスコルポノックをで豪快に蹴散らすなどといった活躍をしている。
元ネタのビーストウォーズ版ライノックスとは異なり、科学者のような面も見せていないがマクシマル達の中では変形後の姿は一番元ネタに近い。
劇中ではほぼ叫び声だけで喋るシーンがないためマクシマルのメンバーの中では唯一吹替キャストがいないんダナ。
なお岩波の意向ではオリジナルで演じた中村大樹を起用したかったが、まともな台詞がないので断念したとのこと。
まあ後の不祥事を考えると結果として良い選択になってしまったが…。


  • エイプリンク
CV:デヴィッド・ソボロフ/大塚明夫
先代のマクシマルのリーダー。プライマル同様、ゴリラの姿をしているがこちらは全体的に白っぽく、腕にブレード状の武器を備えているなどの違いもある。
テラーコンによる母星襲撃に対抗せんとするプライマルに仲間たちと共に逃げるよう諭し、トランスワープ・キーを託してマクシマルの新たなリーダーに任命、自身は単身でスカージに立ち向かい時間稼ぎを行った。
だが力及ばず上半身のほぼ半分を抉り取られ、マクシマルのエンブレムを奪われるという無惨な形で敗北してしまう。
しかし本来の目的であった仲間を逃がすことには成功し、スカージらはユニクロンから叱責され数千年もの間をキーの捜索に費やす羽目になった。

元ネタはBotconというファンイベントの限定品であり、マニアックな人選である。こちらもオプティマスプライマル(ユナイテッド版)のリカラーであるため、ゴリラに変形する。
吹き替え声優の大塚は『トランスフォーマー アニメイテッド』にてロックダウンを演じていた。


テラーコン

ユニクロンの眷属たち。
惑星を食いつぶすユニクロンの尖兵として、主が食いやすいよう対象の惑星の抵抗勢力を制圧するのが役目。
またユニクロンから暗黒エネルギーを分け与えられており、通常のトランスフォーマーを凌駕する戦闘能力を持つ。

  • スカージ
CV:ピーター・ディンクレイジ/飛田展男
ユニクロンに忠誠を誓うテラーコンのリーダー。ビークルモードは1994年型ピータービルト359トレーラー林業用仕様(改造元は実写版一〜三作目のオプティマスのものと同一)。
錆の浮き出てくすんだ車体や、窓を覆う防護プレートといった物々しい雰囲気は実写版3作目でメガトロンが変形していた改造トラックを彷彿とさせる。
ユニクロンに逆らうトランスフォーマーを片っ端から殺害し、そのエンブレムを奪っては体に取り付け、コレクションにしているTFハンター。特にビークルモードの際にはフロントグリルに、それらのエンブレムが撃墜マークの如くズラリと並ぶ悪趣味ぶり。
おまけにエンブレムのコレクションの中にはオートボットやマクシマルは勿論の事、ディセプティコンやプレダコン*13、更にはエリートガードやレッカーズ、傭兵といった名だたる精鋭組織の物*14まであり、悍ましい実力者である事を物語っている。
元はユニクロンに滅ぼされた星の住民だったが、助命と力を得る代わりにユニクロンの手下となっていた。
執念深く獲物を徹底的に甚振る真正のサディストであり、プライムをコレクションの一部にしようとしている一方で、キーの発見にあまりに長い時間を掛けてしまった事で怒り心頭のユニクロンから折檻を受けた際には必死に命乞いをするなど、立場上仕方無いとは言え哀れな一面も。

「ユニクロンの関係者*15」「黒いトレーラーに変形する*16」「左腕が巨大な鉤爪*17」とブラックコンボイを含む過去作の様々なスカージを足したようなキャラ造形。
吹き替え声優の飛田は『ビーストウォーズ』ではテラザウラーを、続編『メタルス』ではクイックストライクを演じていた。それ以外にも多くのTFを担当されているが、意外にも実写版では初。


  • ナイトバード
CV:ミカエラ・ヤー・ロドリゲス/柚木涼香
飛行型の女性暗殺者。ビークルモードは日産・スカイラインGTR(BCNR33型)。
日本刀や爆弾といった様々な武器を用いて敵を追い詰めるのが趣味で、色っぽくも嘲笑うかのような口調が特徴。

元ネタは『G1』に登場した忍者型ロボットのナイトバード*18日本車に変形するのも、日本製ロボットだった事からの小ネタと思われる。ちなみにデザイナーによると、顔を覆う紫のバイザーはガッチャマンをイメージしているそうな。
吹き替え声優の柚木は『ビーストウォーズ』のブラックウィドーを始めとした、所謂「クモ女」TFの声優でお馴染み。

  • バトルトラップ
CV:デヴィッド・ソボロフ/三宅健太
巨体が特徴的な兵士。ビークルモードはC7000型GMC・トップキックの改造レッカー車。
改造元の車種は実写版のアイアンハイドと同じ。
このレッカー用クレーンとフックはロボットモードでも背中に残り、屠った相手の死骸を引っ掛け、引き摺り回して見せ付けるのに役立てているという。
チェーンメイスとガトリングガンを愛用し、徹底して敵を痛めつける血(オイル?)に飢えた戦闘狂。
他にもビークルモード時にはボンネットのスーパーチャージャーからミサイルを放ったり、メイスの頭槌部分は実は開く事が可能でマジックハンドの様に物を掴んで投げ付けるといった隠し玉も備える等、単なる脳筋ではない。
更にその巨体に見合った防御力はオートボットらからの射撃攻撃をまるで意に介さないタフネスさであり、武器を使用しない地力での肉弾戦でもプライマルと真っ向から殴り合いが出来る程。
同僚のナイトバードとは一見正反対だがチームワークは良好。

吹き替え声優の三宅は『トランスフォーマー アニメイテッド』にてアイアンハイドを演じていた。
「鉄球を武器にするパワータイプ」という点では似通っているが、性格は正反対。

名前自体は『ザ☆ヘッドマスターズ』にも同名のデストロン兵士が登場しているが、それ以外の共通点は垣間見られず元ネタと呼べるかは微妙なところ。

  • フリーザー
  • ノヴァケイン
「スウィープス」と呼ばれる小型の機械生命体。機関銃に変形する。
無数の個体が存在しており、スカージに猟犬のような扱いで使役される本作の雑兵枠。

名前からして、元ネタはG1スカージの手下のスウィープスであろうが、G1スカージとほぼ変わらない見た目のそちらとは異なり、スカージとは全く違う姿。また銃に変形するという点からして、G1スカージのターゲットマスター、フレイカスも入っているかもしれない。


  • スコルポノック
ユニクロンの配下であるサソリ型の機械生命体。ちなみに純サソリのTFは、海外では大抵「スコルポノック」という名前である。
冒頭でマクシマルの母星にて2体がエイプリンクを執拗に付け狙い追い詰めるも、プライマルとエアレイザーによって撃破される。
最終決戦でもテラーコンの増援として送り込まれる形で登場する。

玩具ではプレダコン(ビーストウォーズのデストロン)扱いであり、スコルポスの要素もあるかもしれない。また実写TFの「スコルポノック」は、ブラックアウトが使役していたサソリ型ドローンに続き2種目。


CV:コールマン・ドミンゴ/山路和弘
サイバトロン星で伝説として語られていた惑星生命体。
惑星そのものを餌として食い尽くし、悠久の時を生きている。
スカージといったテラーコンを操り、住民を殺した上で星を食って回り、最終的にはトランスワープ・キーを手に入れて自在に空間移動しようとしていた。
その性格は傲慢にして尊大。あらゆる生命を自分の膝元に跪かせようとしている。

ディセプティコン

オートボット達の宿敵であり、サイバトロン星を軍事支配する悪のトランスフォーマー軍団。
……なのだが、本作のヴィランはテラーコンであり、本編においては一切登場しない
母星でオートボットの残党を鎮圧するのに忙しいのだろうか。

  • トランジット
CV:ジョン・ディマジオ
本作に登場する予定だった唯一のディセプティコン。ビークルモードは白いバス。
前作から7年の間に地球に来襲して来たディセプティコン兵の一体で、映画冒頭で宇宙船を奪いに来たオプティマスと対決する予定となっていた(その際製作されていたシーンは公式から公開されている)。エレーナがキーを起動した場面でオプティマスがバスの駐車場にいたのはこのシーンの名残もとい使い回し*20
バスに変形するだけあってかなりの長身で、レスリングのような格闘でオプティマスとそこそこ渡り合う姿を見せていた。しかし最終的には敵わず、腹をエナジーソードで抉られ、駐車していたバスごと吹き飛ばされた。
遺言として「お前たちはこの腐った星で死ぬんだ(要約)」と皮肉を言った途端キレたオプティマスに銃殺された。

インタビューによれば、その後トランジットの遺体はハドソン川に遺棄された模様。(オプティマスは地球での7年間で、襲ってきたディセプティコンを返り討ちにしてはハドソン川に投げ捨てていたようだ。悪役の所業である。駐車場をめちゃくちゃに荒らしたうえにバスも4台破壊してしまっているがどうする気だったのやら
川底にロボットの残骸がいくつも転がっていたら15年後に沈んだ飛行機と一緒に発見されそうなものであるが、どうなるやら。

出番がカットされた理由は「ただでさえ三陣営もいるのに、さらにディセプティコンまで出したらややこしくなるから」だそう。
ちなみに元ネタもあり、『トランスフォーマーアドベンチャー』…のアメコミ版にのみ登場する。バスに変形するのも同じだが、ロボットモードはアドベンチャーのディセプティコンらしく、サイの獣人となっている。

  • スカルクランチャー
玩具でのみ登場する、ワニに変形するディセプティコン。といっても現状ロボットモードに変形する玩具は無く、何故か善悪違いのオプティマスプライマルと合体する仕様のヤツも出ている。

ビーストに変形するTFなのにプレダコンじゃないの?と思うかもしれないが、これはビーストウォーズ以前の『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』に登場するスカル(海外名がスカルクランチャー)が元ネタであるため。


用語集


  • トランスワープ・キー
2個の柱から構成される装置で、エネルゴンのある星へと転移出来るゲートを開くことが可能。
おそらく地球に隠す際に2つに分解され、同時に使わなければ作動することはない。
起動時の光線は人間の目では捉えられないので、ニューヨークが大騒ぎになることはなかった。なお博物館と警備員
莫大なエネルギーを有しており、起動中無暗に破壊しようとすると強烈な破壊力を有する。
シリーズ恒例の争奪アイテム枠。

  • アマンの村
ペルーの山奥にある部族。
マクシマルと共に協力し、トランスワープ・キーを守る使命を果たしている。

  • ミラージュのデバイス
ミラージュが自分のパーツを使ってノアに持たせた護身用の武器。
無線の他、銃としての機能を有している。

玩具

もちろん変形玩具も多数リリース。前作では日本においてはスタジオシリーズを除き商品数は少なかったが、今回は非常に多くのラインナップがなされている。
また、前作ではやらなかったトイザらス限定や商品購入キャンペーンが復活した。

日本におけるトランスフォーマー市場は年々下火になり、売り場の縮小や撤退も目立っていたなか、売り場が復活し中には大きなスペースで販売する店もあり、実写TFのパワーがうかがえる。

2023年10月よりトランスフォーマー アーススパークが放送を開始。テレビシリーズのTF達と肩を並べる日も近いだろう。


  • 覚醒チェンジ
変形に加え、武器ギミックが用意されているシリーズ。最大の特徴は定価1650円というお手軽さであり、拡張セット的な意味合いの強い覚醒ウェポンを除き最安値。

  • 覚醒ウェポン
ビースト型TFが武器に完全変形する。当然5㎜ジョイント軸を利用して、ビースト覚醒の一部除くTFや、過去の多くのTFに持たせることも可能。

  • 覚醒チェンジセット
覚醒ウェポンとトランスフォーマーのセット。名前で誤解しやすいが、トランスフォーマーは覚醒チェンジのものより一回り大きく、武器ギミックが無い分可動性が引き上げられており別物。

変形、可動、武装遊びをこなすプレイバリューがありながら、デラックスクラスより安いため入門にオススメ

  • 覚醒アーマーセット
トランスフォーマーと動物型アーマーのセット。動物型アーマーは一部連動変形もこなす。アーマーには互換性があるが、肝心の顔部分はアーマー依存のため、変化に若干乏しい。

『トランスフォーマー サイバーバース』に登場するスパークアーマー・エリートクラスの機構を流用しているが、互換性は無い。


以上の4シリーズは「覚醒チェンジシリーズ*21」と呼ばれる。

  • パパパっとチェンジ
大型のトランスフォーマーで、3ステップの連動変形によってまさに「パッ!パッ!パッ!」と爽快に変形する。

  • クルっとチェンジ
従来のターボチェンジなどと同様の一発変形だが、なんと軟質の素材を利用し、ビークルやビーストを裏返すという、新感覚な変形をする。

  • デラックスクラス/ボイジャークラス
従来のメインシリーズのような凝った変形や可動を楽しめるシリーズ。ボイジャークラスの方が大きい。
なおチーターのデラックスクラスはアニメ版に近いものとなっており映画とは別物。*22

  • ビーストパワー
大型商品で、ビークルからロボットへの変形に加え、胸に動物の顔が付き、一部部位がパワーアップした「ビーストパワー」モードに一発変形する。

  • 覚醒オプティマスプライマル
前作の「レジェンダリーオプティマスプライム」に次ぐ日本オリジナルの大型プライマル。変形+可動に加え、マスクの着脱や武装展開など、さまざまなギミックが特徴。特にミサイルギミックの復活は多くのファンを驚かせた*23

  • スタジオシリーズ
バンブルビー同様、劇中再現度が高いバージョンが発売される。
前述した○○クラスと被るが、これは本来は「公開に合わせて再現度は若干低めの○○クラスの発売→資料などをしっかり確認し、公開終了後に再現重視のスタジオシリーズを出す」という予定だった*24のが、ビースト覚醒の1年延期によってスタジオシリーズの開発が間に合ってしまったから…と思われる。


ちなみに、国内未発売商品としては、大型かつ大味の「タイタンチェンジャー」や、ナーフに変形するオプティマスプライム、お面からロボットに変形するシリーズなどが海外で販売されている。


声優無法地帯

本編でふざけることができなかったため、その代わりとして出された特別予告PVが用意された。
チータス(チーター)、ラットル、メガトロン、ワスピーターという4人中3人が映画に登場しないメンバーが参加している。流れているビースト覚醒の映像は全く関係ない。
岩波監督曰く「可能な限り当時の人を呼ぶキャスティングを心がけたけどハマらなかった人達
また、岩波監督は「(当時のファンへの)罪滅ぼし」「あの頃のノリを期待している人ごめんね。これでも見てや」とコメントしている。

この他、日本版パラマウントのtiktokアカウントでは本作の登場キャラ達による宣伝動画が何種類か公開されている…のだが、
その実態は吹き替え声優陣の大暴走フルスロットルなPVである。
ていうかまんま『リターンズ』OPのノリ

特別予告PV

CV:千葉(カーッ、ペッ)繁
二日酔いで目がとろ〜んな我らが破壊大帝。
ジムに3ヶ月も通い、腹筋バッキバキの状態でトムにも負けないバリバリのアクション決めるつもりでいたが出番なし。
自分が出ないことを知ると文句を言いまくるが、最終的にはどうでもよくなり宣伝動画なのに「見なくていいよ!!」と言う始末。
「プロデューサーにお中元送んなかったのがマズかったかな〜スティーブンとかマイケルに。」

CV:加藤(ぶーん)賢崇
ゴーズ・トゥ・ハリウッドのため全身永久脱毛して来たが同じく出番なし。
ネイルサロンも予約してたらしいがハチに爪なんてあるのか?
「僕ちゃん、野球部の後輩にムビチケ配っちゃたぶ〜ん。」

CV:山口(ヤーッ)勝平
上二人が出番がないのを憐れむが自分も出番ないことを後から知る。
しかし映画の宣伝のためのビーストウォーズの再放送で新規ナレーションの仕事があるだけマシかもしれない。
「オイラたちが出ないビーストなんてビーストじゃないしょ!」

  • チータス(チーター)
CV:高木(じゃん)渉
ちょっとだけ映画内で出番があるみんなの校長先生。
他の3人が好き勝手言いまくる&自分だけ出番があることの後ろめたさなのか終始ツッコミ役。
「ねぇ、どうすればいいのコレ?」

tiktok宣伝動画

  • オプティマス・プライマル…もといイボンコビーストコンボイ
名前が変わったことを「世界的な戦略」としてやたら強調する。
それに関してチータス…もといチーターからもうアレでからかえないと話を振られた際はやんわりと諭した。
変わった後の名前も「船みたいじゃん?」とイジられる羽目になったが
「……お前ほんとヤメろよ アレ後から偉い人に怒られたんだから……」

  • チーター…もといチータス
ハリウッド大作故にアドリブができないことに不満げであり、「真面目にやったらビーストじゃないじゃん」とこぼす。
また、サイバーバースでも変わらなかったのに本作で名前が変わったことにもかなり不服らしく、必死に猛抗議していた。
「スはどこいったんだよスは!!!酢が無きゃギョウザ美味しく食べられない*25じゃ~ん!」
「もうイボンコ☆ペッタンコってからかえないじゃん!」

  • エアレイザー
彼女曰く「アドリブとかそういうタイプじゃない」とのことで、元祖声優無法地帯などと言われて伝説扱いされているビーストへの参加を不安視していた。
「(ピー音)の変わらない、ただひとつの映画。です」

  • オプティマス・プライム
ついに声優無法地帯への参戦を果たしてしまった玄田哲章我らが司令官。ぶっちゃけ声色も演技してないただの玄田哲章。
個性あふれる部下たちをリーダーとしてまとめることの大変さをプライマルと共にぼやき合っていた。
「ウチは自動車だろ?だからさ…ヤンチャってゆーかパリピってゆーの?今時。お調子もんばっかでなァ 苦労すんだよ~」

  • ストラトスフィア
某ノーブルのように自己紹介も兼ねた即興ソングで、本編では見せなかった高い歌唱力を披露する…も、最後になんか出ちゃった。
「♪空はァァ友達ィィィ~でもォォ着陸はちょっと苦手ェェ~」

  • スカージ
ストラトスフィアに自分に乗って空を飛んでいかないかと誘われるが、本編では敵同士なこともあり断る。
「憎たらしいわるもんが色々邪魔するから、いいもんが引き立つわけでしょう?」

…と述べる一方、本音としてはやはり正義のヒーローをやりたいらしい。
「わたしだっていいもんやりたいけど、そうもいかないでしょ!!!それが映画なんだからぁ!」

  • ナイトバード
ビーストをリアタイで観ており、ブラックウィドーにメロメロだったことを語るノア役中島健人の前に現れ、
そのブラックウィドーと仲良しだったり声が似てると言われてることをアピールしたり、「~っしょ?」と語尾を似せるなどして猛烈ラブコールをかまし、しまいにゃ求婚してきた。ケンティーファンに怒られますよ?
「人間だってロボットだってアメンボだって関係無いわ!結婚しましょう!?」



「オートボット」「マクシマル」
「「追記・修正だ!」」

PREV:BUMBLEBEE



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 映画
  • 洋画
  • トランスフォーマー
  • TF
  • 実写版TF
  • トランスフォーマー ビースト覚醒
  • ビーストウォーズ
  • パラマウント映画
  • 東和ピクチャーズ
  • スティーブン・ケイプルJr.
  • ロボット
  • SF
  • テラーコン
  • ユニクロン
  • 豪華声優陣
  • ペルー
  • 遺跡
  • マクシマル
  • 団結
  • 中島健人
  • 仲里依紗
  • 藤森慎吾
  • 岩浪美和
  • ビースト覚醒
  • マクシマルズ
  • 良作
  • 争いはSTOP
  • 過去一口が悪い司令官
  • 顔面破壊大帝×2
  • コンボイ
  • チータス
  • ライノックス
  • エアラザー
  • オプティマスプライム
  • オプティマスプライマル
  • ミラージュ
  • バンブルビー
  • 所要時間30分以上の項目
  • Sexy Zone
  • PUI PUI モルカー
  • 2023年
  • 千葉トロン「観なくていい」
  • 欲しい物を言え←お前の命だ!!
最終更新:2025年03月23日 22:45

*1 両方集めると、スペシャルデジタルポスターが入手できる。

*2 岩波曰く「高そうな」とのことなので下手をするとマスターピース版かもしれない。

*3 G1コンボイのフレイトライナーCOEと車種は異なるがメーカーは同じである。

*4 因みにその素顔のフェイスモデル造形はピーター・カレンの顔がモデル

*5 冒頭のカットシーンでは「地球人に見つかったら捕まって殺されるので早く出なければ」という主旨の独白をしている

*6 日本語の「首級を取る」的なニュアンスではなく原語でも”I’m going to take back Scourge’s key. And then, take off his head.”=「スカージからキーを取り返してついでに頭を引き抜いてやる」と言っている。吹き替えは「スカージからキーを奪い返してやる!そして、奴の首も貰う」。

*7 そのままユニクロンに引き込まれたバージョンも特典映像に収録されている。

*8 実写シリーズのTFはG1等と異なり過去にスキャンしたオルトモードを自由に引き出せる。

*9 LL COOL Jの『Mama Said Knock You Out』。

*10 『スーパーリンク』のホイルジャックの海外名。『アルマダ(マイクロン伝説)』の時にホイルジャックの名前を使ってしまった(日本版はランページ)ためG1ホイルジャックに近い姿をしていながらこうなってしまった

*11 いろんな機体をちゃんぽんしたようなデザイン

*12 スペリングはCheetahではなくCheetor。つまり「チーター」と「モーター」の合成。

*13 フロントグリルにはないが、ロボット時に確認できる。

*14 これらの組織は劇中では出てきておらず、そもそも現状実写版に登場していない組織もあり、ファンサービスの一環と思われる。

*15 G1のスカージ。ユニクロンによって(恐らく)サンダークラッカーが転生した姿。

*16 カーロボットのブラックコンボイ(海外名スカージ)。

*17 日本未発売のビーストウォーズ版スカージ。イナゴに変形する。

*18 前作に登場したシャッターのモチーフ元でもある。

*19 原語では”Then die!”(「だったら死ね!」)と、よりダイレクトな表現になっている。

*20 変形しながら立ち上がるカットは全く同じもの。

*21 海外名は「ビーストアライアンス」

*22 機構こそキングダム版と似ているが、造形は新規なうえあちらには付属していなかった内臓銃もある。

*23 2015年を最後に、国内では復刻を除きミサイルギミック持ちのTFは出なかった。

*24 スタジオシリーズを映画公開と同時に行った『バンブルビー』では公開時のデザインに似ていない玩具も多かった。

*25孤独のグルメ』で紹介された、餃子に「コショウを振りかけた酢」をつける食べ方のこと。