登録日:2022/08/12 Fri 22:56:05
更新日:2025/03/05 Wed 20:16:51
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『ヨッシーのロードハンティング(英名:Yoshi's Safari』とは1993年7月14日に
任天堂より発売された
スーパーファミコン用ソフト。開発はトーセ。
概要
マリオシリーズのガンシューティングゲーム。普段はジャンプで戦うマリオも銃で戦う。
スーパースコープ専用ソフトであり、プレイには
スーパースコープ及びブラウン管テレビ等が必須。
他の
スーパースコープ専用・対応ソフト同様、移植やリメイクの機会は無く、その上
スーパースコープそのものの使用環境の確保が難しくなった現在ではプレイ自体が困難だが、マリオシリーズらしいポップな世界観が特徴の今も楽しめる一作であるため、機会があれば是非プレイして頂きたい。
ストーリー
ジュエリーランドの平和の象徴である12個の宝石がクッパ達に奪われた。
ピーチ姫から助けを求められた
マリオとヨッシーは宝石奪還に向かう…。
登場人物
ご存知でっていう。
本作では常に
マリオは彼に搭乗している。
しかし敵の攻撃を受けるのは全て彼であり、その上
マリオには後頭部を誤射されると苦労が絶えない。
ご存知さらわれ姫……だが今回はさらわれない。
クッパが
ラスボスでありながらさらわれないのはこれが初めて。
友好国であるジュエリーランドの危機を
マリオに知らせ、助けを求めた。
本作
オリジナルキャラクター。
ジュエリーランドの王と王子で、クッパ軍団に自国を襲撃された上に連れ去られてしまう。
海外版ではポット王の名前がKing Fret(フレット王)になっている。
ゲーム内では普通の人間であるが、
コミックボンボンの漫画版では名前の通り顔がポットとパイナップルに変えられている。
ご存知大魔王。
今回は
ピーチ姫及びキノコ王国ではなくジュエリーランドを標的にした。
ポット王とパイン王子を連れ去った上ジュエリーランドの秘宝である12個の宝石を奪い取った。
クッパの子供達(当初の設定)7人組。
クッパが奪った宝石12個の内7個を預かっており、各ステージの最奥部で
マリオを迎え撃つ。
本作では
マリオが武装していることもありコクッパ達も殆どが巨大なロボに乗り込んで戦う。
なお、彼らは前半ステージの光の世界担当であり、実質前座扱い。後半ステージのボスは異なる面々になっている。
漫画版ではコクッパ達のメカには「モビールスーツ」というどこかで聞いたことある名前が付けられており、
ドクターマリオ(マリオとは別人)を脅して作らせたという設定になっている。
冒険の舞台 ジュエリーランド
ポット王が治める国で、12個の宝石の力で様々な天災から守られていた。
しかしある日クッパに宝石を奪われた結果光の世界と闇の世界に分裂してしまった。
ゲームシステム
プレイヤーはヨッシーに乗り込みゴールを目指す。
ヨッシーは自動で進行するためプレイヤーは次々襲い掛かる敵を迎え撃つことに専念出来る。しかし時折道が途切れている箇所があるのでその時はタイミング良くカーソルボタンを押して飛び越えなければならない。また、分岐があればバリケードを撃つことで進行ルートを変更可能。
弾はFIREボタンを押し続けていれば連射出来るが撃ち続けるとPOWERゲージが減少していき、0になると単発でしか撃てなくなる。FIREボタンを離せば回復するので隙を見てリロードしよう。
道中では敵の他にブロックも現れるので撃つとアイテム(後述)が手に入るので見付けたら積極的に狙おう。
途中進行がストップすると
中ボスとの戦闘になる。
敵の弾は相殺可能なのでこちらに来る前に撃ち落とそう。
中ボスを倒すと出現するブロックを撃つとストックアイテムが手に入る。
ゴールに着くとステージボスとの戦闘。
ボスは雑魚や
中ボスとは異なり特定の弱点を狙わないとダメージにならない者が多い。中ボス同様敵の弾は相殺すること。
ミスになる条件は「LIFE(HP)が0になる」、「コースアウト時のペナルティが支払えない」、「時間切れ」のいずれか。
LIFEは敵からの被弾やダメージ床への侵入の他常時見えるヨッシーの後頭部を誤射することでも減少する。コースアウトは敵の攻撃で弾き飛ばされたりコースの切れ目を飛び越え損ねたりした際に発生し、コースアウトすると『
マリオカート』よろしくコインを3枚没収されて復帰出来るがこの時コインを支払えないとミスになる。
全編通して
セーブは不可能で、パスワードコンテニューやコーススキップは存在しないのでエンディングを見るには全コース通しでプレイするしかない。しかし1時間もかからず終了可能である。
アイテム
通常アイテム
道中のブロックから入手可能。手に入れると即座に効果が得られる。
いつもの通貨。これのみ敵が落とすこともある。
例によって沢山集めると1UPだが本作は60枚でエクステンド。
前述の通りコースアウト時のペナルティにもなっているので常に3枚以上をキープしておこう。
いつもの元気の源。
大きくはなれないがLIFEを半分回復する。
いつもの花。
デザインは『ワールド』準拠でチューリップ。
取るとPOWERゲージが長くなりより長い時間連射出来るようになる。一度取ると効果は永続する。
いつもの星。
取ると例によって一定時間無敵化し、ダメージを受けず体当たりで敵も倒せる。
いつもの命の源。
取ると例によって1UP。
ストックアイテム
中ボスを倒すと入手。
ボス戦でのみカーソルボタンを押すと使える。使わずにボスを倒すとスコアになる。
通常アイテムと同じ。
ヨッシーのおやつ。
30秒間被ダメージを半減出来る。
制限時間を延長する。
コース一覧
コースはナンバリングされているが出現しているコースの中からどのような順序で挑んでもいい。難易度的には小さい数字から順に挑んだ方がいい。
光の世界
コクッパ7人衆がボスを担当。ウェンディ以外はそれぞれ独自の戦闘マシンに乗り込んでいる。
最初のステージだけあって敵や仕掛けもシンプルなものばかり。
中ボスは
ハンマーブロス。
ボスはレミー。
自身の顔型マシンに乗り込んで戦う。
地上型の雑魚が初登場。
ボスはルドウィッグ。序盤に出てくるルドウィッグはかなりレア(実はルドウィッグは機械操作が苦手らしい)。
首の長い亀型マシンに乗り込んで戦い、第二形態ではコックピットを移し二足歩行の跳ねるマシンに切り替える。
その名の通り土管が大量にあるコースで、土管からは敵が飛び出して来る。が出てくるのは
パックンフラワーではなくチョロプー。プチパックンはいるのに。
中ボスはブーメランブロス。
ボスはウェンディ。
『ワールド』の時よろしく複数の土管から顔を出し、合間に爆弾を投げ付ける。そのためコクッパでは唯一生身で戦う。
それでありながら
本体はこちらのショットは盾のおかげで一切受け付けない。
しかし頭上に羽の生えた金床「アンビル」が飛んでいるので、タイミングを合わせて撃つと……。
最初はビーチを進むが途中から海中を進む。海中には
プクプクやゲッソーといったお馴染みの水中キャラが登場。
中ボスは本作オリジナルの顔が付いたタコツボ。タコを吐き出してくる。
ボスはラリー。
ウニのような戦闘マシンに乗り込んで戦う。
これ以降のコクッパは最初は姿が見えず、部分破壊をすると姿を見せる。
やられると水から浮上していく。
ここからコースの切れ目が登場するようになるので要注意。
パイポが降ってくるので
中ボスは
ジュゲム……ではなくヒマンブロス。解せぬ。
ボスはモートン。
カエル型マシンに乗り込んで戦う。その見た目通りよく跳び跳ねるのでしっかり狙いを定めたい。
途中の大量の甲羅が印象的。
中ボスはブーメランブロス。
ボスはイギー。
イカ型マシンに乗り込んで戦うがやられるまで姿を見せない。
いきなりパイポがボトボト降ってくる。その上ダッシュパネルも敵との接触を誘発してくるので注意。
空というシチュエーションもあり今度こそジュゲム登場……かと思いきや
中ボスは不在。
ボスは
ロイ。
熱気球型マシンに乗り込んで戦う。が、こちらは
空から落下しながら戦う。
ロイはやられると生身で落下していく。安否が気になるがこちらもパラシュートとか無いまま落ちていったし多分大丈夫だろう。
これら7コースをクリアするとポット王が救出され、以下のコースが解禁。
闇の世界
後半ステージの存在するいわゆる裏ワールドで、各ステージのボスは本来ならザコ敵ポジのキャラが多いが、闇の世界の闇の力で強化されているためコクッパよりも強敵となっている。
序盤エリアの高難易度版といった造りのコース。
中ボスはファイアスネーク。体力が減るとどんどん短くなって狙いにくくなる。
ボスは
カメック。
前述の理由からコクッパより格上である。地味にカメックがボスとして出てくるのは今回が初。
テレポートでちょこまかと動き回り、やられると爆散する。
その名の通り
テレサがいっぱいのコース。
基本無敵が多いテレサだが普通に撃てるのでご安心を。
中ボスはようやく登場の
ジュゲム。
お化け屋敷でもスプークじゃないんだ。
ボスはアトミックテレサ。
時折姿を消す他第二形態では分身する。本体以外は無敵なので注意。
浮遊城その2。
後半コースにしては短め。
ボスは
ブル。
本来はカメック同様強めなだけの雑魚だが大ボスに昇格。
だが姿を消すことも第二形態も無く後半にしてはステージもボスもやや物足りない。
難易度的に8と10は逆かもしれない。
かいがんコースより内陸部から離れたビーチを進む。フェンスが一切無くコースアウトの危険性も大きい。
ボスはカメ砲台(メカノコノコ)。
巨大カメ型マシンに乗り込んだ
ノコノコ四匹組。
やられたと見せ掛けての第二形態がある。
追加コース4つもクリアすると最終コースが解禁。
いつの間にかジュエリーランドにも城を建てていた。
いつものマグマだらけの城で、単純に長いだけでなく終盤は中ボスラッシュが待ち構えている。
ハンマーブロス、ブーメランブロス、ジュゲム、ヒマンブロス、ファイアスネークとこれまで戦ってきた中ボス達との連戦となる。しかし毎戦キノコが支給されるのでそこまでキツくはない。
ところでタコツボのこと覚えてるか?
そして中ボスラッシュを抜けると
ラスボスクッパとバトル。
最初は砲台付きの鎧を着ている。そしてクッパを倒せば12個目の宝石とパイン王子を取り戻し晴れてエンディングとなる。
エンディングを見ると高難易度版であるスペシャルステージ解放の隠しコマンドが公開される。
尤もセーブが出来ないのでコマンドさえ知っていれば最初から解放出来るが。
内容の変化は敵の攻撃が苛烈になるのは勿論、前述の中ボスラッシュも支給されるキノコが最終決戦前のみになるなど様々な面で難易度の底上げがされている。
+
|
そのコマンド |
タイトル画面でL+R+Y+X+START同時押し。
|
余談
照準調整画面のヨッシーは撃てる。撃つと痛がる。
- 四コマでヨッシーが間違って宝石食べちゃって世界は滅んだってオチが当時怖かったな -- 名無しさん (2022-08-12 23:05:58)
- スーパーマリオくんでも題材になった事あるんだっけ。リアタイで遊んだ人は果たしてどれくらいいたのか。 -- 名無しさん (2022-08-12 23:33:56)
- 親にねだって買ってもらったわスーパースコープとこれ。電池めっちゃ食うケド。switch移植とか来ないかしら -- 名無しさん (2022-08-12 23:56:23)
- 漫画版は実写映画のヨッシーとか出てきてカオスだったな。ヨッシーの蹄鉄修理とかのエピソード憶えてるわ -- 名無しさん (2022-08-13 00:29:25)
- スペシャルステージがかなりキツかったが、何とかクリア出来た思い出が。 -- 名無しさん (2022-08-13 04:46:50)
- 小学生の頃はスーパースコープが全然当たらずに投げそうになったけど、照準の左右を変えたら簡単にクリア出来た。自分の利き目が左と気付いたのもその時だった -- 名無しさん (2022-08-13 09:03:22)
- ↑5 コロコロのスーパーマリオくんではロードハンティングそのものの漫画化はしてないけど、スーパースコープが武器として度々出てきたりする -- 名無しさん (2022-08-13 09:30:01)
- スーパーマリオくん9巻の「クリスタルキノコ編」がこのゲーム題材ですね。 -- 名無しさん (2022-08-13 13:23:40)
- 64の弾不足でマリオくんの64編が引き伸ばされた結果、やりたい放題の末にスーパースコープVSロードハンティング版武装クッパで決着しそうになったの好き -- 名無しさん (2022-08-14 12:04:34)
- RTAinJAPAN見たな? -- 名無しさん (2022-08-15 22:54:01)
- ガンコン的なものが今でもできたら面白いけど、今のテレビだとそう言うの難しいのかな。 -- 名無しさん (2022-08-15 22:55:42)
最終更新:2025年03月05日 20:16