ハカドッグ

登録日:2022/12/16 (金曜日) 19:21:11
更新日:2023/08/24 Thu 20:45:37
所要時間:約 4 分で読めます





普段は 墓場で 眠っている。 数いる 犬ポケモンの中でも もっとも 主に 忠実だ。


大切に 弔われた ポケモンが 生まれ変わった 姿。 頭の 突起を 触られるのは 嫌い。



ハカドッグとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの1匹である。


■データ


分類:おばけいぬポケモン
英語名:Houndstone
高さ:2.0m
重さ:15.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:ゴースト

特性:すなかき(天候がすなあらしのとき、すばやさが2倍になる。すなあらしのダメージを受けなくなる)
隠れ特性:もふもふ(直接攻撃を受けたとき、ダメージを半減する。ほのおタイプの攻撃技を受けたとき、ダメージが2倍になる。)

種族値
HP:72
攻撃:101
防御:100
特攻:50
特防:97
素早さ:68

合計:488

努力値:攻撃+2

進化:ボチ→ハカドッグ(Lv30以上で夜にレベルアップ)


■概要


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて初登場したポケモン。
進化前のボチは頭に蝋燭を立てた子犬のようなポケモンで、灰色の体毛で覆われており、目元が隠れている。
普段は頭の蝋燭を出したまま地中で眠っているが、近寄ると地面から飛び出す。
人と関わらないまま死んだ野生の犬ポケモンが生まれ変わったポケモンで、寂しがり屋で人懐っこい性格。
パルデア地方では相棒にしやすいポケモンとして有名だが、本ポケの自覚が無いまま人間の生気を吸い取っているというゴーストタイプらしい危険な性質も持っている。

ハカドッグに進化すると体が一気に大きくなるが、体が白骨化している。実は骨のみの身体を持つポケモンは珍しい。
体格も大きくなっているが、骨だけになったためか体重は軽くなっている。
頭の蝋燭も墓石になっており、こちらも普段は地面に埋まって過ごし、墓石に触れることを嫌う。

しかし、その恐ろしげな見た目とは裏腹に人懐っこく、犬型のポケモンの中では最も主人に忠実
その正体は大切に弔われたポケモンの生まれ変わりとも言われており、パルデアの王族にも代々仕えてきたらしい。ゴーストタイプでは珍しく人のためになるポケモンである


■ゲームでのハカドッグ


進化前のボチ共々ナッペ山あたりに野生で生息している。
設定通りに普段は地面に埋まっており、こちらが近づくと飛び出してくる。
ボチが複数まとまって埋まってたり、ハカドッグの周囲にボチが複数埋まっている場合もある。
その性質上、気づかずに接触して戦闘になりやすいという厄介な特性も秘めている。
進化させる場合は夜限定となるので時間帯に注意。

トレーナーではジムリーダーのライムが使用する。また、ボチが彼女のライブのDJを務めている。


■対戦でのハカドッグ


タイプはゴースト単タイプ。
ステータスは攻撃と防御が高く、次いで特防が高い耐久型アタッカー。

専用技は「おはかまいり」。
これは威力50のゴースト物理技だが、そのバトル中でひんしになったポケモンが多いほど威力が上昇する技。
1体瀕死になる事に+50される為、3vs3なら150、6vs6フルバトルなら300にまで上がるとんでもない技。どっちかっていうと御礼参り
これにゴーストテラスタルが加われば多くのポケモンが文字通りお墓参りされてしまうため、フルバトルが多い海外のコミュニティでは禁止ポケモンに指定されてしまっている。
ただしあくまでゴースト技なので、ノーマルタイプには効かない。

ちなみに威力自体の上限は300ではない
実はこの「瀕死になったポケモンの数」は瀕死になっているポケモンの数ではなく瀕死になったポケモンののべ数がカウントされている。
なので「さいきのいのり」で復活したポケモンがもう1度ひんしになっても更に威力は上がる。
厳密な上限はのべ100体ひんしの5050である。そりゃ海外じゃあ禁止指定される。
まあげんきのかけらをひたすら投げないと見れない数値だけどね!ただ最高火力でも状況によってはダメージがオーバーフローしてカスみたいなダメージしか入らないこともある。

なお、この技はしろすじのすがたのバスラオもタマゴ技で習得できるため厳密には専用技ではない
バスラオが発売当初から内定していたため『HOME』解禁で登場することは予想されており、実際に2023年6月の『HOME』解禁で元専用技になった。

メインウェポンはこれで問題ないが「ゴーストダイブ」や微妙な素早さを補う「かげうち」も覚える。
サブウエポンは「じゃれつく」「ボディプレス」「じだんだ」「じならし」「かみくだく」「サイコファング」「ほのおのキバ」等を覚える。

ゴーストらしく変化技も得意で「おにび」「あまえる」「すなあらし」「みちづれ」「あくび」「おきみやげ」等を覚える。

特性はゴーストタイプでは珍しい「すなかき」で、すなあらし中では低い素早さを補うことができる。地中に埋まっているゆえ?
隠れ特性は「もふもふ」で物理耐久がさらに上がるが、ほのおタイプの技の被ダメージが倍化する点には注意。火葬かな?
あとかたやぶりに貫通されるので、オノノクスデカヌチャン等にも要警戒。

ちなみに忠犬、大切に弔われたという設定からか、ゴーストタイプでは珍しく「のろい」「うらみ」は覚えない。
素直に受け取るなら生前まったく怨恨を抱かずに安らかに眠ったからなのだろう。
人懐っこい犬らしく上述のじゃれつくやあまえるの他「したでなめる」も覚える。甘えてくる感覚で痺れさせられたらたまったもんじゃないが


■余談


  • 名前の由来はボチがそのまま「墓地*1」でハカドッグが「(ハカ)(ドッグ)」である。海外名に関しても英語版の「Houndstone(墓石猟犬)」を始めとしてストレートなネーミングとなっている。

  • モチーフは墓を守る魔犬「チャーチグリム」やそれと同じくブラックドッグの一種である毛むくじゃらの魔犬「ヘアリージャック」だと思われる。また、進化前のボチの英名「Greavard」からブリアードという実際の犬種も入っていると推測できる。

  • 公式PVでは、オレンジアカデミーの生徒がゴーストポケモンの野外調査中にボチに遭遇し、遊んでいる内に生気を吸い取られ気絶してしまった。これはこんな危険な調査を許可したアカデミーの責任問題になるのでは

  • ボチは名前の公開前はその幽霊っぽい見た目から、前作のワンパチの愛称をもじって「シヌヌワン」なんて呼ばれていた。

  • ちなみにデザインを手掛けたのは『ゼルダの伝説』のチンクルや『moon』、公共広告機構のCMの『ジコ虫、増えてます』のキャラクターデザインも手掛けた倉島一幸氏。どことなくラブデリック系のデザインを感じた人もいるのではなかろうか。


追記・修正はお墓参りしてからお願いします。

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最終更新:2023年08月24日 20:45

*1 後は犬によく付けられる名前「ポチ」ともかかっている