元専用わざ(ポケモン)

登録日:2018/03/18 Sun 23:31:06
更新日:2024/04/19 Fri 20:12:41
所要時間:約 25 分で読めます




ここではかつては専用わざだったが、マイナーチェンジやリメイク、次世代作で別のポケモンが覚えられるようになったわざを挙げる。
なお映画アルセウス等、配布ポケモンが別のポケモンの専用技を習得しているケースも存在するが、この項目ではそういったパターンは無視するものとする。

こうしたわざが専用でなくなった理由には、
  • 生態的に後発のポケモンが覚えていても自然だったりするパターン*1
  • そもそも専用にする必要性がないのではと考えられたパターン
など色々考えられる。

場合によってはホウオウの「せいなるほのお」がエンテイに配られると言ったバランス調整と見られるものもある。
と言ってもエンテイなら設定上ホウオウから聖なる炎を伝授して貰っても不思議はないが。



第一世代より

ダブルニードル
威力:25×2 命中率:100 PP:20 タイプ:むし 分類:物理 接触:× 範囲:単体
スピアー専用。
2回連続攻撃技であり、追加効果として2割の確率で相手をどく状態にする。
初代ではむし技がこれと「きゅうけつ」*2「ミサイルばり」*3のみという貧弱さで、いくら弱点を突けると言ってもエスパーに挑むのは無謀だった。
第4世代まではスピアー専用であり続けたが、BWではシュバルゴペンドラーが習得し、既存のポケモンでもパルシェンアリアドスドラピオンにも解禁された。
実はどくタイプ以外で唯一どく状態にする技であり、第二世代では仕様の隙を突いてはがねタイプのポケモンをどくに侵すことができた。
また連続攻撃技の中で唯一追加効果が発生する技でもあるが、LPLE、ひいては第八世代ではメルメタルの専用わざ「ダブルパンツァー」の登場によって唯一ではなくなった。
それどころか第8世代で廃止されてしまった。


かぜおこし
威力:40 命中率:100 PP:35 タイプ:ノーマルひこう(金銀から) 分類:特殊 接触:× 範囲:単体
ピジョット系専用。
「たいあたり」や「ひっかく」と並んで代表的な序盤技。実は序盤鳥で覚えるのはポッポとマメパトだけ。
ピカチュウ版でバタフリーが覚えるようになったがこの頃はまだ不一致わざ。
初代時点では「ひっかく」と全く同じ性能をしている。金銀以降はひこうタイプになり、地味に空を飛んでいる相手に2倍ダメージの効果がついた。


ひっさつまえば
威力:80 命中率:90 PP:15 タイプ:ノーマル 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
いかりのまえば
威力:- 命中率:90 PP:10 タイプ:ノーマル 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ラッタ系専用。
鋭い前歯で相手に噛みついて攻撃。
前者は追加効果として1割の確率でひるませ、後者は相手のHPを半減(残りHPが1の場合は1ダメージ)させる。

「ひっさつまえば」は習得が早い割には威力が高いので本編の攻略に役立つが、対戦では初代を除いて殆ど使われなかった。
DPtでパチリスや同じ序盤ノーマル枠ビーダルに解禁され、後にミルホッグデカグースにも与えられた。
基本的には「おんがえし」等が優先されるが、デカグースは特性「がんじょうあご」ならば威力120の一致技として使える。
第8世代で廃止。BDSPでも復活は叶わず、ラッタとパチリスとビーダルは他の技を習得する羽目に。

「いかりのまえば」は本編の強敵との戦闘やポケモンの捕獲に重宝し、対戦でもゴースト以外の耐久型に対して有効。
第4世代以降、「ひっさつまえば」を習得するポケモン全般、さらにホルードオンバーンも習得する。
HGSSで教え技に加わってからはタイプ・タマゴグループを問わず、牙を持つポケモン全般に使い手が大幅に増えている。
また、第5世代ではPDWで入手できるニドクロバットも取得している。


へびにらみ
命中率:75→90(BWから)→100(XYから) PP:30 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:単体
アーボック系専用。
相手を恐ろしい顔でにらみつけ、まひさせるわざ。
かつては命中率が低く、第ニ・第三世代ではゴーストタイプに無効だったりと他のまひ技に劣る点が多かった。
ところが徐々に命中率がアップ、更に「でんじは」や「しびれごな」の命中率が下がったり無効化手段が増えたりした結果、目下最強クラスのまひ技となっている。
Zワザとして使うと特防が1段階上がる。
現在はノコッチハブネーク等の蛇ポケモンはもとより、トカゲのクリムガンエレザードも使用できる。


はなびらのまい
威力:70→90(DPから)→120(BWから) 命中率:100 PP:20→10(BWから) タイプ:くさ 分類:特殊 接触:○ 範囲:単体(ランダム)
ラフレシア系専用。
使うと「あばれる」「げきりん」と同じく2~3ターンの間この技で攻撃し続け、その後こんらん状態になる。
しかし、初代では急所に当たりやすい技が「素早さ64以上なら99%急所に当たる」という強力な性能を与えられていたのが運の尽き。
フシギバナやウツボットが実質威力110の「はっぱカッター」を撃てるため、こちらは火力・使い勝手共に劣るという悲惨な事態に。
金銀以降は急所率が見直された上、DPt以降は「はなびらのまい」自体も「あばれる」と同等の性能に強化された。
同時に「げきりん」はそれ以上の威力120になったため依然として威力は劣っていたのだが、BWからは「あばれる」とともに威力120で統一された。
とは言え、くさタイプは半減されるタイプが多いため使い勝手は悪い。
「ちょうのまい」で火力を底上げでき、特性マイペースでこんらんのデメリットも無視できるドレディアが採用することがある。
金銀から新たな使い手としてキマワリが登場したほか、タマゴ技としてフシギバナも覚えるようになった。その後も花を特徴とするポケモンが習得している。


キノコのほうし
命中率:100 PP:15 タイプ:くさ 分類:変化 範囲:単体
パラセクト系専用。
唯一命中率100の催眠技。
「ねむりごな」同様、BW以降は「そうしょく」、XY以降はくさタイプや「ぼうじん」で無効化される。
RSEでキノガッサが登場したのを皮切りに、キノコモチーフポケモンが必ず覚える技となった。
対戦では元祖であるパラセクトがタイプの関係で最もマイナーという悲しい事態に…。
Zワザとして使うと低下した自分の能力が元に戻る効果が追加される。


ネコにこばん
威力:40 命中率:100 PP:20 タイプ:ノーマル 分類:物理 接触:× 範囲:単体 
ペルシアン系専用。
ニャースを象徴する技であり、本編で使用すると戦闘終了後にお金が貰える。
獲得できる金額はこの技の使用回数×使用者のレベル×5円(金銀までは2円)。

「最初は専用技ではなかったが、途中で専用技になった」という珍記録を持つ技。
第1世代ではわざマシン16に登録されており、ニャース系の他にピカチュウだのサイドンだのミュウツーだのに覚えさせることができた。
第2世代ではわざマシンからは削除されたものの、新たにワタッコ系がタマゴ技として習得する。
ところが、第3世代でペルシアン系以外が覚える方法がなくなり、第3世代以前からポケモンを連れてくることも不可能となったためペルシアン系の専用技となる。
更に、第4世代ではペルシアンの覚える技が「パワージェム」に変更されたため、正真正銘ニャースの専用技となった。
だが第5世代ではレパルダス系がタマゴ技として習得、と扱いが変則的かつ世代毎の変化が目まぐるしい技である。
第8世代では久々のわざマシン化を果たした。
第9世代にて再びわざマシンが廃されたため、またもニャース系専用技に戻った。

実用性については序盤~中盤では役立つが、本編クリア後はリーグ周回等で金策は事足りるので微妙。
ただし初代に関しては再戦可能トレーナーがリーグにしかおらず、シナリオ攻略の際に飲み物の購入やサファリゾーン入場料の支払いが必須であるため、お金がなくなったらこの技を使う(か、ポケスタ金銀のカラーケースを利用して売れる物を持ち込む)ことでお金を稼ぐしかなかった*4
類似効果として賞金を倍にする「ハッピータイム」という技もあるが、こちらは配布限定。


けたぐり
威力:50→不定(RSから) 命中率:90→100(RSから) PP:20 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体 
カイリキー系専用。
足元を強く蹴り、相手を転ばせる。
登場時点では3割の確率で相手をひるませる追加効果を持つ普通の攻撃技。「まわしげり」とよく似た性能をしている。
RS以降は性能が大きく変更。命中が100になった上威力が相手の体重が重いほど威力が増す技になり、元の面影もなくなった。
また、HGSSで教え技となりたくさんのポケモンが習得、その後も教え技として続投され、サブウェポンとして非常に存在感を放っている。
ピカチュウ版でオコリザル系列が習得、金銀やRSでも習得者は増え続け、教え技として解禁されてからはたくさんのポケモンが覚える。


からではさむ
威力:35 命中率:75→85(BWから)
PP:10→15(BWから) タイプ:みず 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
パルシェン系専用。
2~5ターンの間相手の交代を封じ定数ダメージを与え続けるバインド技。「うずしお」の物理版。
拘束技としては標準的な性能だが拘束技自体が対戦で殆ど使われないため、対戦で見ることはまずない。
RSEでパールル、XYでガメノデス系が習得。
第8世代で廃止。その代わりと言う事か「うずしお」がわざマシンに。


ナイトヘッド
命中率:100 PP:15 タイプ:ゴースト 分類:特殊 接触:× 範囲:単体
ゲンガー系専用。
恐ろしい幻影を見せ、自分のレベルと同じ値の固定ダメージを与える。
初代のゴーストタイプの攻撃技がこれと威力20の「したでなめる」しかなかったことが、エスパータイプが猛威を振るった要因の一つとなった*5
金銀以降はゴーストタイプをはじめとした不気味な印象を持つポケモンに配られている。


クラブハンマー
威力:90→100(XYから) 命中率:85→90(BWから)
PP:10 タイプ:みず 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
キングラー系専用。
大きなハサミで相手を叩きつける。
威力が10上がり、急所に当たりやすくなった「アクアテール」。みずタイプの物理技では最高の威力。
対戦では殆どがスカーフ型で使われるが、ひるみ効果のある「たきのぼり」は覚えないため、一致技はこれ一択。
RSEまでは技のタイプ毎に物理・特殊が分かれており、みず技は全て特殊扱いのため、使い手との相性が悪かった。
急所技なので初代では強かったが、威力・命中率共に「なみのり」以下のため、金銀・RSでは一転不遇技に。
DPtからは物理技に変更され、BW・XYでは基本性能も強化されたため、再び主力技に相応しい性能となった。
USMで強力なライバルの「アクアブレイク」が教え技に登場。とはいえ期待値はこちらが高く、主力技としては依然人気。
RSEではシザリガー、XYではブロスター、SMではケケンカニと、甲殻類のポケモンが次々に習得している。


とびげり
威力:70→85(DP)→100(BWから) 命中率:95 PP:25→10(BWから) タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
とびひざげり
威力:85→100(DP)→130(BWから) 命中率:90 PP:20→10(BWから) タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
サワムラー専用。
飛び上がった勢いで(膝)蹴りを繰り出して攻撃する。
両方とも外した時に自分がダメージを受けるリスクがあり、受けるダメージは世代によって異なる。
初代では1ダメージ、金銀では本来相手に与えるダメージの1/8、RS・DPでは1/2、BW以降は自分の最大HPの1/2。
世代が進む毎に威力が上昇し、「ばかぢから」「インファイト」を超えたが、外した時の反動も増し、ハイリスクハイリターンな技となった。
単純に命中しなかった場合だけでなく、ゴーストに交代された場合や「まもる」で妨害された場合も反動を受けてしまう。

「とびひざげり」は金銀での、RSEのチャーレムをはじめ一部のかくとうタイプが習得したほか、SMではくさ単のアマージョが習得。
技の性能は完全に「とびげり」<「とびひざげり」なので初登場時点で「とびげり」を習得できたミミロップは後にメガシンカと共に「とびひざげり」を与えられた事で使わなくなった。
一方で「とびげり」しか覚えないポケモンもBWでオドシシメブキジカ、SMでドードリオと結構多く、全く使われていないわけではなくなっている。
第8世代で何故か「とびげり」だけ廃止。

ちなみに敵に当てた場合は自傷ダメージはないのだが、システム上は反動技に分類されている。
そのため、サワムラーやコジョンド等、特性「すてみ」を持つかくとうポケモンが「とびひざげり」を使用すると威力234と凄まじいことになる。

じゅうりょく」状態ではどちらも選択できない。

第9世代では、とびひざげりの威力を10落とした代わりに3割の確率でこんらんさせる「かかとおとし」と、命中率が5上がった代わりに威力が100に抑えられたでんき物理技「サンダーダイブ」が登場。


まわしげり
威力:60 命中率:85 PP:15 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
こちらも元サワムラー専用。
3割の確率で相手をひるませる。追加効果は優秀だが威力と命中率が低いため使い勝手はよくない。
金銀でカポエラーが習得した他、クリスタルでカイリキー系、エレキブル系がタマゴ技として習得。SMではマーシャドーが習得。
第8世代で廃止。サワムラーはかつての専用技を2つも失う羽目に…。


ピヨピヨパンチ
威力:70 命中率:100 PP:10 タイプ:ノーマル 分類:物理 接触:○ 範囲:単体 
ガルーラ専用。
リズミカルにパンチを繰り出して攻撃。初代では通常攻撃だったが、金銀以降は2割の確率で相手をこんらんさせる。
相手をこんらんさせる追加効果はそれなりに有用だが、元々の威力が低すぎるため、どの世代でも対戦で使われることは殆ど無い。
こんらんとまひの違いはあるが「のしかかり」の方が威力も追加効果の発生率も高く、XY以降は「ちいさくなる」を使った相手に必中というメリットもある。
パンチの鬼エビワラーを差し置いてレディアンパッチールレジギガス等統一感の無い面子に地味に配られているが、やはり使われることはまず無い。
第8世代で廃止。


たきのぼり
威力:80 命中率:100 PP:15 タイプ:みず 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
アズマオウ系専用。
RSEまでは追加効果も無く戦闘では攻撃範囲を除いて「なみのり」の下位互換だったが、DP以降は物理技となり2割の確率で相手をひるませるようになった。
特性「すいすい」や「こだわりスカーフ」持ち等の素早いみずポケモンと相性が良く、そうでなくとも「アクアテール」よりは使いやすい。
金銀の時点で秘伝技に追加され、多くのみずポケモンやカイリュー系が習得可能となっており、本編の攻略に欠かせない技となった。


タマゴうみ
命中率:- PP:10 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
ラッキー専用。
初代では専用技且つわざマシンでのみ習得できる変わり種で、ラッキー相手に一品物のわざマシン41を使うことでのみ習得できる。
自分のHPを最大値の半分回復する。ラッキー系の高い耐久力を支える屋台骨。
初代ではこれを覚えさせるかどうかの判断は慎重に行いたい。第二世代以降は普通に自力習得できるようになる。
後にわざマシン41含め全てのわざマシンが使えるミュウが正式に配布されたことで(配布限定ではあるものの)完全な専用技ではなくなった。
第三世代では教え技となり、トゲピーピッピにも解禁された。
開発時点では専用わざという設定だったが、発売直前に追加されたミュウは専用わざマシンでも平気で使えるため専用技ではなくなったという極めて特殊なケース。
しかし、その後の世代では一度もわざマシンや教え技になっておらず、VC初代や第三世代から移してくれば一応現在でも他のポケモンが使えはするものの、ほぼハピナス系専用も同然となっている。


はねる
命中率:- PP:40 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
ギャラドス系専用。
ご存知コイキングの代名詞。変化技だが、効果は一切無い。
後にワタッコミロカロスブーピッグマリルリ等多くの種族が跳ねられるようになった。
ちなみに、トサキントが跳ねるのはアニメとスマブラのみ。
Zワザとして使うとなんと攻撃3段階アップという強力な効果を得られる。
伝説のポケモンですら使用することが可能。


へんしん
命中率:- PP:10 タイプ:ノーマル 分類:変化 接触:× 範囲:単体
メタモン専用。
相手ポケモンに変身し、能力をコピーする。
ただしHP・性別等コピーできない部分も多いほか、技のPPは全て5になる。
なつき度や「めざめるパワー」のタイプも変わらないため、「おんがえし」やめざパ等を使う際には注意。
ダブルでは味方を対象とすることもできる。
「タマゴうみ」同様ミュウの出現により専用技ではなくなったが、こちらは現在でもミュウとドーブルを除けばメタモンしか使用できない。
「タマゴうみ」と異なり、こちらはミュウが全世代通して自力で覚える技なので、メタモン専用かと思われていた技をミュウも覚えた、というのが実情。
開発時点ではメタモン専用技の予定だったが、発売前になって追加されたミュウのレベル技になったため、専用技ではなくなったという特殊ケースその2。
第五世代以降のメタモンは基本的に隠れ特性「かわりもの」で変身するため、メタモン自身はあまり使わない。
まともにこの技を使う可能性が最も高いのは、自力で攻撃する手段に乏しいドーブルだろう。
ミュウはドーブルとは逆に、そのまま攻撃するか相手に変身するかという二択の戦術が選べる。


かくばる
命中率:- PP:30 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
ポリゴン専用。使用すると攻撃が1段階、Zワザとして使うと2段階上昇する。
しかし当時から「10まんボルト」「れいとうビーム」等の特殊技が主体だったため、使用率は低かった。
はかいこうせん」はタイプ一致かつ当時は物理技扱いだったが、そのためだけに使う必要性も薄かった。
後にフリージオメレシーにも解禁された。が、やはり戦法と噛み合わないため使われない。
第8世代で廃止。習得できるポケモンは軒並みDLCで復活したが、他の技に差し替えられた。


◆第二世代より

しんそく
威力:80 命中率:100 PP:5 タイプ:ノーマル 分類:物理 接触:× 範囲:単体 
ウインディ系専用。
優先度+2(DPt以前は+1)となる先制技であり、先制技の中では最高の威力を誇る。
弱点こそ突けないが、「フェイント」「ねこだまし」以外に必ず先制できる上に威力も高いという非常に強力な技。
カイリューマッスグマ、配布された等、ゲーム内外のイベントで特別な技として習得するポケモンが多い。
イベント関連と禁止級を除けば自力でこの技を覚えるのはウインディ、ルカリオトゲキッス程度しか存在しない。
HGSSにてミニリュウのタマゴわざ、USUMではついにマッスグマのタマゴわざにも追加され、イベント限定ポケモンも後世代で一般解禁されている。


あてみなげ
威力:70 命中率:必中 PP:10 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
カイリキー系専用。
相手に必ず命中するが優先度が-1。その代わりか必中技としては若干威力が高い。
必中なのは優秀だが後攻になってしまうのが痛い。
覚えるポケモンには後攻を活かせるようなポケモンはおらず、それどころか耐久力に不安があるポケモンも多い。
第二世代当時のカイリキーなら活かせたかどうかと言ったところ。
ちなみに現在のカイリキーは特性「ノーガード」で必中技には困らないため、特に「あてみなげ」を採用する意味は薄い。
RSEでハリテヤマが習得。
さらに投げ技を得意とするカイロスナゲキナゲツケサル、ほかかくとうタイプの一部が後に習得した。
第9世代で廃止。


ボーンラッシュ
威力:25×2~5 命中率:80→90(BWから) PP:10 タイプ:じめん 分類:物理 接触:× 範囲:単体
ガラガラ系専用。
ホネで相手を何度も殴って攻撃。
攻撃回数が2~5回の範囲でランダムに決まる連続技。金銀で「ホネこんぼう」「ホネブーメラン」に続く3番目の骨技として登場した。
金銀からDPまでは2回攻撃、3回攻撃になる確率がそれぞれ3/8、4回攻撃、5回攻撃になる確率がそれぞれ1/8で、威力の期待値は60と低め。
BW以降は2回攻撃、3回攻撃になる確率がそれぞれ7/20、4回攻撃、5回攻撃になる確率がそれぞれ3/20で、威力の期待値は75と強化された。
しかしガラガラにとっては複数攻撃のメリットを考慮しても「ホネブーメラン」で十分。
後にルカリオバルジーナにも解禁されたが、前者は「じしん」も習得でき、後者は耐久型がメジャーなので使用率は低い。
一応、奇襲性を重視してバルジーナを物理アタッカーとして使う場合はいわ・はがね対策として採用可能。
ちなみにバルジーナはともかくルカリオって骨どこだよと言われそうだが、アニメでは波動エネルギーを固めて手持ち武器にしていた。
ほね技では唯一世代を超えても廃止されず残っている。ルカリオさまさまである。


クモのす
命中率:必中 PP:10 タイプ:むし 分類:変化 接触:× 範囲:単体
アリアドス系専用。
クモの巣を張り、相手の交代を封じる。「くろいまなざし」等と同じ効果。
この技だけPPが多いため、ドーブルで相手の交代を封じるならばこれが採用されるだろう。
後にデンチュラ系やオニシズクモ系といった他の蜘蛛型のポケモンにも解禁。
第8世代で廃止。アリアドスの専用技は完全に「どくのいと」に任せる形に。


あさのひざし
命中率:- PP:5 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
エーフィ専用。
自身の最大HPの1/2を回復する技。第二世代当時は時間帯や天気によって回復量が変動する仕様だった。
対戦で使う場合は「こうごうせい」「つきのひかり」と同じ効果。
RSEでアゲハント、DPでモルフォン、HGSSでウインディギャロップ、BWでキマワリチェリムケンホロウウルガモス、SMでソルガレオネクロズマと続々習得。
太陽にまつわるポケモンが中心だが、太陽そのもののようなソルロックPDW(ポケモンドリームワールド)産個体しか覚えることができず、第八世代でようやく一般解禁された。


まきびし
命中率:- PP:30 タイプ:じめん 分類:変化 範囲:相手の場
フォレトス系専用。
使うとまきびしを撒き、相手のポケモンが場に出る度にダメージを与えるが、ひこうタイプや特性「ふゆう」持ちには効かない。
Zワザとして使うと防御が1段階上がる。
金銀では与えるダメージは常に1/8だったが、RSE以降は3回まで重ねがけが可能となり、ダメージも1/6、1/4と増えるようになった。
きあいのタスキ」「がんじょう」等を潰し、受けループでの定数ダメージ確保や「ふきとばし」「ほえる」等とのコンボにも使える。
しかしタイプ相性によって無効化されない「ステルスロック」を覚える場合は基本的にそちらが優先される。
クリスタルでパルシェンハリーセンに解禁され、後にノクタスデオキシス等も使用可能に。
対戦では主にエアームドが使用するが、元祖のフォレトス以外にクレッフィが使うこともある。


メガホーン
威力:120 命中率:85 PP:10 タイプ:むし 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ヘラクロス専用。
硬く立派な角を突き刺して攻撃。
追加効果は無く命中率もやや低めだが、むし技としては最高の威力を誇る。
RSEでサイドンに解禁されたのを皮切りに、FRLGではニドキングやアズマオウにも解禁され、その後もギャロップオドシシ等、角が目立つポケモン達に配られていった。
現在はペンドラーやシュバルゴが一致技として使うほか、クレセリアヤドラン対策のサブウェポンとして使われることがある。
ヘラクロス自身はメガシンカ形態だと「ミサイルばり」が主力となるため、この技を使う機会は減った。


マッハパンチ
威力:40 命中率:100 PP:30 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
元バルキー系専用。
優先度+1の先制技であり、初のノーマルタイプ以外の先制技でもある。
エビワラーのみがレベルアップで覚えるが、バルキーのタマゴ技として収録されていたことで他の進化系2匹もそこから習得可能であった。
RSEでキノガッサが習得して以降はゴウカザルローブシンなども習得するように。
キノガッサは特性「テクニシャン」でハッサムの「バレットパンチ」並の火力を叩き出すことができ、元祖習得者のエビワラーの他にゴウカザルやローブシンも「てつのこぶし」で威力を強化できる。


トリプルキック
威力:10→20→30 命中率:90 PP:10 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
カポエラー専用。
3回連続攻撃であり、1回目は威力10、2回目は威力20、3回目は威力30となる。
特性「テクニシャン」で合計威力90に達するが、それでも他のかくとう技に比べると威力は低め。
しかも他の連続技と違い1回毎に命中判定を行うため、実質的に命中率73と不安定。
「おうじゃのしるし」を持たせてひるみ効果を狙うのなら「まわしげり」を使った方が良い。
「ホネブーメラン」同様、連続技なのでタスキや「みがわり」「ヨプのみ」等に強いのがメリット。
「こうかくレンズ」を持たせれば命中率99となるため、ほぼ必中に近い感覚で使って行ける。
SMからはフェローチェに解禁されたが、採用率のほどは…。
剣盾ではこおりタイプ版の「トリプルアクセル」が登場。こちらは威力が20→40→60となり、全部当たれば120となるため十分採用に値する。
SVではフェローチェ不在により再びカポエラー専用技に。


ミルクのみ
命中率:- PP:10 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
ミルタンク専用。
自分のHPを最大値の半分回復する。Zワザとして使うと低下した自分の能力が元に戻る効果が追加される。
ミルタンクは耐久力が高めで素早さ種族値も標準値の100に達しているため、回復技で体勢を立て直す意義は大きい。
普通のアタッカー型でも使えるが、「どくどく」「でんじは」「のろい」等変化技主体の耐久型では要となる。
XYではゴーゴートにも解禁された。ミルタンクはメスしか居ないが、ゴーゴートはオスでも使えるのはヒミツ。
SVではミルタンクが不在となったため、実質ゴーゴートの専用技と化した。
タマゴうみ共々昔はフィールド上でも他のポケモンに使えたのだが、今は不可。


せいなるほのお
威力:100 命中率:95 PP:5 タイプ:ほのお 分類:物理 接触:× 範囲:単体
ホウオウ専用。
神秘的な炎を放ち、相手を焼き尽くして攻撃する。5割の確率で相手をやけど状態にする。
反動技「フレアドライブ」に次ぐ威力に強力な追加効果で主力技として申し分ない性能。見た目は完全に特殊技だけど
初出の第二世代では「おにび」が存在しない中、最高確率で相手をやけどさせられるため、ガラガラ等物理アタッカーの対策としてドーブルが使うこともあった。
XYからはエンテイにも解禁された。ちなみに禁伝専用技でドーブル以外のレート使用可能ポケモンに配られたのは第七世代現在これのみ。
設定上エンテイはホウオウに力を与えられて聖獣となったポケモンなので、ホウオウと同じ技が使えることはおかしくない。
ほのお物理技が「ほのおのキバ」止まりだったエンテイにとっては待望の高火力ほのお技(「フレアドライブ」は第五世代〜第七世代だと配布限定)。
「フレアドライブ」と異なり耐久を削らないため、こちらが優先される事も多い。


◆第三世代より

ほごしょく
命中率:- PP:10 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
スターミー系専用。
地形に応じて自分のタイプを変化させる。
XYでフィールド技、SMでフィールド特性が登場し、徐々に実用性が増している。
DPからガーメイルが習得し、BWからはメブキジカ系やマッギョなど使用者を増やしていった。
第9世代で廃止。


リーフブレード
威力:70→90(DPから) 命中率:100 PP:15 タイプ:くさ 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ジュカイン系専用。
葉っぱを剣のように操り、相手を斬り裂く。急所に当たりやすい。
元々はくさタイプ版「きりさく」とも言うべき性能だが、当時のくさ技は全て特殊扱いのためジュカインとの相性は良かった。
本編の攻略に役立つのは勿論、当時は安定した性能のくさ技が無く「ギガドレイン」の威力が60だったこともあり、対戦でも主力技として使われたほど。
DPtで威力が20上昇すると共に物理技に変更され、「つるぎのまい」を積まないと使いづらくなった。
同時にリーフィアエルレイドに解禁、後にウツボットカモネギにも配られた。
カミツルギはイマイチ種族値を活かしきれないが、これがタイプ一致最高威力のため他に選択肢はない。


ブレイズキック
威力:85 命中率:90 PP:10 タイプ:ほのお 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
バシャーモ系専用。炎を纏った蹴りで攻撃。
急所に当たりやすく、1割の確率でやけどにもする。
しかし威力不足で命中率にも不安が残るため、当時から使い勝手は良くなかった。
さらにほのお技は全て特殊扱いだったため、より強力な「だいもんじ」や「かえんほうしゃ」に枠を奪われていた。
DPtからは物理判定になったものの、同時に「フレアドライブ」が登場して完全にお役御免に。
DPtの時点でサワムラーやゴウカザルに解禁。その後ルカリオも使用可能になった。
剣盾ではわざレコード化し、二足歩行のほのお・かくとうタイプが覚えられるように。
現在の用途はエアームドハッサムテッカグヤ等、かくとう技やじめん技で弱点を突けないはがねポケモン対策。
一応「つめとぎ」と合わせればノーリスクかつ高威力の命中安定技として使えなくもないので、威力85の割にはまだ有用。


だくりゅう
威力:95→90(XYから) 命中率:85 PP:10 タイプ:みず 分類:物理 接触:× 範囲:相手全体
ラグラージ系専用。濁った泥水で波を起こし、攻撃。
3割の確率で相手の命中率を1段階下げる。
命中率とPPで「なみのり」に劣るが、追加効果は耐久型と相性が良い。
しかしBWでより耐久型向きのみず技「ねっとう」が登場したため、価値が下がった。
なおダブルバトルでは敵2匹への攻撃であり、「なみのり」と違い味方を巻き込まないので非常に使い勝手がよく、カプ・レヒレ等が撃ちまくっている。
DPtの時点でシャワーズヌオートリトドン等に解禁されている。


なまける
命中率:- PP:10 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
ケッキング系専用。
自分のHPを半分回復する。
DPからヤドラン系、カバルドン系、ゴウカザル系が新規習得。前者2人が耐久型をするためには無くてはならない技となった。


つっぱり
威力:15×2~5 命中率:100 PP:20 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ハリテヤマ系専用。
最低でも威力30、最高で威力75の連続技。命中も安定しており、威力の期待値は四世代までは45、五世代以降は46.5と序盤技としては十分の性能。
BWでエンブオー系、XYでゴロンダ系が登場し、またヘラクロスが新しく習得。
第8世代でもしれっと残った。何故かヘラクロスは第8世代で没収され第9世代で再習得すると言う奇妙な事になっている。


ほたるび
命中率:- PP:20 タイプ:むし 分類:変化 範囲:自分
バルビート専用技。イルミーゼは覚えない。
自分の特攻を2段階上昇させる(第三・四世代)→3段階上昇させる(第五世代〜)
DPにてマナフィが習得。フィオネは覚えない。
SMでは特攻種族値173のUBデンジュモクが使用者に名乗りを上げ、Zさいみんじゅつと共に彼(?)の代名詞技となった。
「ホタルポケモンもいないのに使えるのもどうか」と言う事なのか、第8世代では廃止……されていたがBDSPでは復活。
相変わらずちゃっかりマナフィも覚えるので専用技には戻っていない。デンジュモク涙目。
第9世代では当初は廃止されていたが、DLC前半の「碧の仮面」でバルビートが復活したためこちらも復活。
DLCと同時にHOMEから連れてこられるようになったマナフィもやっぱり覚える。


ニードルアーム
威力:60 命中率:100 PP:15 タイプ:くさ  分類:特殊 接触:○ 範囲:単体
ノクタス系専用。棘だらけの腕で相手を殴って攻撃。
追加効果として3割の確率で相手をひるませる。追加効果は優秀だが低威力の上、習得ポケモンが悉く鈍足な為活かすのは難しい。
特性テクニシャンで威力90となる為、テクニシャンで俊足のポケモンが覚えれば実用技になるかもしれない。とはいえ現状は机上の空論。
拳のエフェクトがあることから勘違いされがちだが、特性「てつのこぶし」の対象外なので注意。
ノクタスと同じ棘を持つくさタイプのマラカッチブリガロンが後に習得。
第8世代では何故か廃止。マラカッチはいるのに…。BDSPやSVでノクタス専用技として復活する事もなかった。


ポイズンテール
威力:50 命中率:100 PP:25 タイプ:どく 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ハブネーク専用。
毒に染まった尻尾で相手を叩きつけて攻撃。
追加効果として1割で相手をどく状態にする。また急所に当たりやすい。
どくタイプの物理技は、追加効果が同じで威力が20高い「クロスポイズン」、より安定しておりわざマシンにもなっている「どくづき」、教え技で命中不安の代わりに高火力「ダストシュート」とライバルが多くまず使われない。
DPでアーボック系列に配られ、以後尻尾を持つどくタイプを中心に習得者が増えている。


ウェザーボール
威力:50 命中率:100 PP:10 タイプ:ノーマル 分類:特殊 接触:× 範囲:単体
ポワルン専用。
天候が変わっていると威力が2倍になることに加え、
「にほんばれ」ならほのおタイプに、「あめ」ならみずタイプに、「あられ」ならこおりタイプに、「すなあらし」ならいわタイプに変化する。
「にほんばれ」と「あめ」のときは天候による威力の補正もかかるためさらに強力になる。
これまた専用特性の「てんきや」と合わせて、自身と技のタイプを変化させて戦う……というのがポワルンのコンセプトであった。
が、DPtでロズレイドが習得したのを皮切りに、様々なポケモンがこの技を習得するようになり、剣盾ではとうとうわざマシンの一つにまでなった。
ポワルンの半端なステータスと相まって「天候を一つに絞ればポワルンより強力なウェザーボール使いが大勢いる」というちょっと哀しい状態になってしまった。


コメットパンチ
威力:100→90(XYから) 命中率:85→90(XYから) PP:10 タイプ:はがね 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
元メタング・メタグロス専用。
彗星のごとくパンチを繰り出して攻撃。
メタグロスの高い攻撃を活かせる強力無比な物理技で、20%の確率で自身の攻撃を上げる効果もある。
FRLGでピッピが習得。RSで入手手段がなかっただけで連れてくれば自力習得できるが。
その他にゲーム内で習得できるのはハードロック・ピカチュウとリオル(USUMからのタマゴわざ)、ジラーチ(剣盾以降)しかいない。


ばかぢから
威力:120 命中率:100 PP:5 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
レジロックレジアイスレジスチル系専用。
凄まじい力を発揮して攻撃。
当時のかくとう技の最高威力を更新した大技。その代償として自分の攻撃と防御を1段階ずつ下げてしまうため、居座りにも連発にも向かない。
FRLGでニドクインデオキシス(アタックフォルム)が習得。Pt以降は教え技の常連となった。


◆第四世代より

がんせきほう
威力:150 命中率:90 PP:5 タイプ:いわ 分類:物理 接触:× 範囲:単体
ドサイドン専用。
効果はいわタイプ版非接触「ギガインパクト」で、使用後次のターンは反動で動けなくなる。
使い手の攻撃が高いので凄まじい威力が出るが、ステータスの都合上若干アンチシナジー。
しかし必中+反動を無視できるZワザとして使う分には優秀な技。
BW以降イワパレス系も習得可能に。
アニメでもデントの個体がよく使用していたので、むしろイワパレスのイメージの方が強いという人もいるのではないだろうか。


ハートスワップ
命中率:- PP:10 タイプ:エスパー 分類:変化 範囲:単体
マナフィ専用。フィオネは覚えない。
自分と対象の能力変化を入れ替える。能力そのものを入れ替える訳ではない。
Zワザとして使うと急所ランク+1
SMではマギアナも習得可能に。そのせいでマナフィは実質専用技無しと言う憂き目に…。
第8世代で一旦廃止されたが、BDSPにおけるマナフィ復活に合わせて復活。再び専用技となる事に。
第9世代ではマナフィとマギアナがどちらも登場しているが、引き続きマナフィ専用技のままである。


◆第五世代より

ヒートスタンプ
威力:40~120 命中率:100 PP:10 タイプ:ほのお 分類:物理 接触:× 範囲:単体
エンブオー系専用。
自分の重さが相手より重いほど威力が上がる。ほのお版「ヘビーボンバー」。
具体的には相手の体重が自分の1/5以下なら120、1/4以下で100、1/3以下で80、1/2以下で60、それを上回るだと40になる。
しかしエンブオー自体が外見の割にさほど重くないため、使い勝手はお世辞にも良いとは言えない。
150kgなので、それぞれ30kg以下、37.5kg以下、50kg以下、75kg以下と対応範囲が相当狭いことが分かる。
テッカニンデンチュラ等軽量級の虫ポケに対しては、そもそもそこまで威力を上げる意味がない。
逆に威力の欲しいハッサムナットレイテッカグヤ等に対しては最低威力になってしまうのが痛すぎる。
XYから「ちいさくなる」を使った相手に対して必中+威力2倍となった。
ジャローダの「グラスミキサー」、ダイケンキの「シェルブレード」と違って長らくエンブオー専用という状態が続いていたが、剣盾でわざレコードとなったことで十分重い習得者が増えた。
他の重量技「けたぐり」「くさむすび」同様ダイマックスポケモンには効かない難点はあるが、主に他の炎物理が「ほのおのパンチ」止まりのグラードンに採用されている。


やまあらし
威力:40→60(XYから) 命中率:100 PP:10 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ナゲキ専用。
必ず急所に当たる。
元の威力の低さを補える上、相手の「リフレクター」や防御上昇、自身の攻撃低下を無視するため、耐久型に有効。
BW2で早くもカイロスに解禁。XYではタイプ一致で使え、特性「かたやぶり」をも併せ持つゴロンダが登場した。
第9世代で習得者不在により廃止。


ナイトバースト
威力:85 命中率:95 PP:10 タイプ:あく 分類:特殊 接触:× 範囲:単体
ゾロアーク系専用。
暗黒の衝撃波を飛ばして攻撃し、4割の確率で相手の命中率を1段階下げる。
しかし特性「イリュージョン」が発動してもこの技を使うことで正体がバレるのが難点。
命中率も95とちょっぴり不安なのでパーティに他に「あくのはどう」を覚えるポケモンがいる場合、そちらを優先するのも手。
SMではルナアーラにも解禁された。


ウッドホーン
威力:75 命中率:100 PP:10 タイプ:くさ 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
メブキジカ専用。
相手に与えたダメージの半分だけ自分のHPを回復する、くさ版「ドレインパンチ」。
基本的に威力で5しか差がない通常攻撃「タネばくだん」よりもこちらが優先される。
XYではゴーゴートオーロットにも解禁され、SMでカプ・ブルルも習得している。


ギアチェンジ
命中率:- PP:10 タイプ:はがね 分類:変化 範囲:自分
ギギギアル系専用。
素早さを2段階、攻撃を1段階上げる積み技で「りゅうのまい」と「こうそくいどう」の上位互換。
Zワザとして使うと低下した自分の能力が元に戻る効果が追加される。
SMからマギアナも習得するが、元々特殊アタッカーなので物理技に乏しいのが難点。
一応素早さを上げる手段に乏しいので、「こうそくいどう」と同じ感覚で使うことは可能。
剣盾ではハイなすがたのストリンダーも習得。
配布限定の色違いゲノセクトが「ブレイズキック」「しんそく」と共に習得したこともある。


ほのおのまい
威力:80 命中率:100 PP:10 タイプ:ほのお 分類:特殊 接触:× 範囲:単体
ウルガモス専用。
5割の確率で自身の特攻が1段階上がる。
「ちょうのまい」で積んだ後の更なる火力ブーストが期待できる。
基本的に「だいもんじ」で攻撃した方が早いのだが、その「だいもんじ」は第六世代で威力が低下している。
居座り前提なら一度追加効果が発動すれば「だいもんじ」のほぼ上位互換になるため、採用意義が生まれた。
ちなみに第5世代では習得レベルが100という面倒な技だったが、第6世代でレベル1でも習得できるようになり、第8世代ではレベル1でのみ習得できる思い出し限定技となった。
第9世代ではウルガモスの未来のパラドックスポケモンであるテツノドクガも習得可能に。さすがにチヲハウハネは覚えない。


せいなるつるぎ
威力:90 命中率:100 PP:15 タイプ:かくとう 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
コバルオンテラキオンビリジオン、そしてケルディオの所謂“聖剣士”専用。
長い角で斬りつけて攻撃する。後の習得者は剣や刃で斬りつけるけど
相手の能力変化を無視する効果を持ち、数少ないパンチキックではないかくとう技。
能力低下も無視してしまうので注意。
ただし4種とも「インファイト」を覚えてしまうためあまり出番がない。

XYではギルガルド系が習得。その後はダイケンキ(タマゴわざ)やカミツルギザシアンエルレイドパオジアンなど「剣」のイメージが強いポケモンが習得するようになった。
特にエルレイドは特性「きれあじ」とのシナジーが抜群でインファイトに代わるメインウェポンになった。


◆第六世代より

ニードルガード
命中率:- PP:10 タイプ:くさ 分類:変化 範囲:自分
ブリガロン専用。
そのターンに受ける技を無効化し、直接攻撃した相手のHPを1/8削る。Zワザとして使うとさらに防御が1段階上昇。
「キングシールド」と違って変化技も防げるため、「まもる」「みきり」の上位互換である。
ORASからはノクタスマラカッチにも解禁されたが、ハリーセンナットレイは覚えない。
SMからはトゲデマルも習得し、USMからはヤナッキー系のタマゴ技にも追加された。


マジカルフレイム
威力:65→75(SMから) 命中率:100 PP:10 タイプ:ほのお 分類:特殊 接触:× 範囲:単体
マフォクシー専用。
必ず相手の特攻を1段階下げる。
メインウェポンとしては威力が物足りないが、特殊受け型なら採用できる。
ORASからはムウマージも習得し、はがねタイプへの対策技としても使用できる。
剣盾ではわざマシンの一つとなり、一部のエスパーやフェアリータイプのポケモンにとっては「めざめるパワー」に代わるはがねへの打点として使えるようになった。
しかし第9世代でわざマシン没収の憂き目に。


みずしゅりけん
威力:15 命中率:100 PP:10 タイプ:みず 分類:物理(XY・ORAS)→特殊(SM以降) 接触:× 範囲:単体
ゲッコウガ専用。
先制技で、かつ2~5回連続で攻撃する連続技。
威力期待値は47.5であるため、通常の先制技より火力が出ると言っても良い。
「がんじょう」を貫通するのも魅力。身代わりも貫通できるが若干火力が足りないか。一番の問題点はORASまで物理技だったこと。
ORASでアギルダーも取得。しかしゲッコウガ以上に特殊寄りだったため使い所がなかったが、SMで特殊技に変更。
これにより、ゲッコウガ・アギルダー共にだいぶ扱いやすくなった。
剣盾ではゲッコウガ不在により、まさかのアギルダー専用となった。
そしてSVでは逆にアギルダーの方が不在なので、再びゲッコウガの専用技に舞い戻った。


たたみがえし
命中率:- PP:10 タイプ:かくとう 分類:変化 範囲:味方全体
元ゲッコウガ専用その2。
相手の攻撃を無効化できるが、変化技は防げず、また場に出た最初のターンしか成功しない。
優先度は0であり先制技にも無力なため、使い所を考える必要がある。
上記2つの技と異なり、ORASの時点でもゲッコウガ専用のままだった。
SMからナゲキも習得したが、超鈍足なので相性は悪い。
剣盾ではゲッコウガがいないので実質ナゲキ専用になったが、何故か剣盾で習得する術がない(そのくせ技は残っている)ため第七世代で覚えさせて持ってくる必要あり。
第9世代で遂に廃止。


ふんじん
命中率:100 PP:20 タイプ:むし 分類:変化 接触:× 範囲:単体
ビビヨン専用。
相手が使ったほのおタイプの技を無効化し、相手のHPを1/4削るカウンター技。
むしタイプの天敵となるほのおタイプをカモれる強力な技である。
ただし技スペースがきついので採用率は低い。
USMではアブリボン系にも解禁された。
第8世代で廃止。第9世代でビビヨンは復帰したものの代替の技すら与えられなかった。


おたけび
命中率:100 PP:30 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:単体
カエンジシ系専用。
相手の攻撃・特攻を1段階下げる。ドラクエの同名技と違い範囲は単体。
相手が両刀型でもない限り、同時に下げる意味が薄めで、しかも「すてゼリフ」に汎用性が大きく劣るのが最大の問題。
SMからホエルオーが習得したほか、ジャラランガソルガレオも習得。USMではレシラム・ゼクロム・キュレムのイッシュ伝説3匹が揃って習得。


すてゼリフ
命中率:100 PP:20 タイプ:あく 分類:変化 範囲:単体
ゴロンダ系専用。
相手の攻撃・特攻を1段階ずつ下げて控えのポケモンと交代する技。
「おきみやげ」をマイルドにしたような性能。そちらと違って倒れる事がないので気楽に打てる上に音技分類のおかげで「みがわり」も貫通と使い勝手がかなり良い。
ゴロンダの特性「かたやぶり」とは相性が良いが、耐久・耐性・素早さがイマイチなため、「こだわりスカーフ」を巻くのも手。
SMではシルヴァディやアローラニャースも習得可能となった。
Zワザ化しての味方全回復や「こだわりスカーフ」を巻いて殆どのポケモンに上からこれを撃って味方の起点を作る等の使い方が出来るので採用率は高め。
一時期は「おきみやげ」共々レーティングバトルでの切断バグのトリガーになっていたため使用禁止技になり、放置が危ぶまれたが無事に修正された。
第9世代ではオーロンゲオトシドリブロロローム等習得者が一気に増えた。


アロマミスト
命中率:- PP:20 タイプ:フェアリー 分類:変化 範囲:味方
フレフワン専用。
ダブル・トリプルバトル専用で味方の特防を1段階上げる。
効果があまりにも貧弱で、それ以前に「ひかりのかべ」の方が有効なので実用性は低い。
Zワザとして使うか、特性「たんじゅん」のビーダルやココロモリに使えば2段階強化できるが微妙。
SMからアシレーヌ、アマージョ、カプ・テテフと一気に使い手が増えた。


ひっくりかえす
命中率:- PP:20 タイプ:あく 分類:変化 接触:× 範囲:単体
カラマネロ系専用。
相手の能力ランクの変化を逆転させる。
耐久型のポケモンに有効だが、こちらが下げた相手の能力ランクも逆転するので注意。
ロマン気味だが、ダブルでは「りゅうせいぐん」「オーバーヒート」等を撃った直後の味方に当てるコンボもある。
Zワザとして使うと攻撃が1段階上がる。
剣盾ではタコモチーフのオトスパスに与えられた。


そうでん
命中率:- PP:20 タイプ:でんき 分類:変化 接触:× 範囲:単体
エレザード系専用。
相手より先にこの技を使えば、そのターンの相手の攻撃がでんきタイプになる。
ノーマルタイプしかでんきタイプにできない「プラズマシャワー」と異なり、「そうでん」の場合はあらゆるタイプがでんきタイプに変わる。
敵の攻撃を半減で受けられるほか、ダブルでは味方の攻撃や耐性を強化できる。
Zワザとして使うと特攻が1段階上がる。
剣盾ではイヌヌワンパルスワンに与えられた。
第9世代では習得者不在により未解禁。


トリックガード
命中率:- PP:10 タイプ:フェアリー 分類:変化 範囲:味方全体
クレッフィ専用。
1ターン味方全員を変化技から守る。
Zワザとして使うと特防が1段階上昇。
SMではマギアナも習得可能に。USMではチリーンデスカーン系のタマゴわざに追加された。
第9世代で廃止。


◆第七世代より

ドラゴンハンマー
威力:90 命中率:100 PP:15 タイプ:ドラゴン 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
アローラナッシー専用。
最近じゃ珍しい追加効果もデメリットも一切無い通常攻撃であり、威力が10上がった「ドラゴンクロー」。
「げきりん」「ドラゴンダイブ」等を覚えないため、物理型では「ウッドハンマー」と共に主力技となる。
しかしナッシーは特殊型が主流なので対戦環境で見かけることは少ない。
USMではトロピウスのタマゴ技にも追加された。
が、第8世代では剣盾ではアローラナッシーのみ、BDSPではトロピウスのみが存在するややこしい専用技に。
そして第9世代では一時廃止され、「藍の円盤」でアローラナッシー復帰と共に復活。ついでにタケルライコにも与えられたがトロピウスからは没収されたまま。
専用→元専用→バージョン毎の専用→廃止→元専用で復活とあまりにも数奇すぎる扱いを受けている技。


ほのおのムチ
威力:80 命中率:100 PP:15 タイプ:ほのお 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
クイタラン専用。
追加効果として相手の防御を1段階下げる。
クイタランはアローラ地方には出現しないため、「ポケモンバンク」で過去作から送る必要がある。
威力は「フレアドライブ」に劣るが、こちらは反動を受けずきあいのタスキも潰さずに済む。
クイタラン自体が鈍足低耐久なので無駄なダメージを受けずに済むのは嬉しい所。
剣盾ではエンニュートが進化時に習得できる他、マルヤクデも覚えられる。
第9世代ではクイタランとマルヤクデが揃って不在であるため、エンニュートの事実上の専用技となった。


DDラリアット
威力:85 命中率:100 PP:10 タイプ:あく 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ガオガエン専用。
相手の能力変化を無視して攻撃する。
早い話が威力が下がったあくタイプ版「せいなるつるぎ」。ガオガエンZで専用Zワザに。
剣盾ではわざレコード化し、カイリキーゴロンダなどが覚えられるようになった。
SVではわざマシンにラインナップされていないため、再びガオガエンの専用技に戻った。


うたかたのアリア
威力:90 命中率:100 PP:10 タイプ:みず 分類:特殊 接触:× 範囲:自分以外
アシレーヌ専用。
音技で、当たった相手のやけどを治す。
デメリットの方に目が行きがちだが、はがねに等倍を取れる音技という個性が光る。
アシレーヌZで専用Zワザになる。
剣盾ではラプラスのタマゴわざに追加された。


アイスハンマー
威力:100 命中率:90 PP:10 タイプ:こおり 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ケケンカニ専用。
使用後に素早さが1段階下がる。「てつのこぶし」なら威力1.2倍。
要するに氷版「アームハンマー」であり、「トリックルーム」下なら逆に先制しやすくなるのもアムハンと同じ。
第9世代ではハンマー使いであるデカヌチャン系統が習得した。相変わらず「てつのこぶし」の対象なので実際は殴っているのかもしれないが……。


かふんだんご
威力:90 命中率:100 PP:15 タイプ:むし 分類:特殊 接触:× 範囲:単体
アブリボン専用。
敵に当てた場合はただの攻撃技だが、味方に当てると回復する。
ダブルで有用な技だが、音技である「むしのさざめき」と違い「みがわり」には弱くなる。
また特性「ぼうだん」や「テレパシー」(回復効果のみ)で無力化される。
剣盾ではわざレコード化し、バタフリーチェリムなどに与えられた。


ソーラーブレード
威力:125 命中率:100 PP:10タイプ:くさ 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
ラランテス専用。
物理版「ソーラービーム」。接触技になった代わりに威力がほんのり上昇している。
晴状態で溜めが無くなるメリット、それ以外の天候で威力が下がるデメリットは両方受け継いでいる。
見た目は完全にライザーソード
マオの試練ではパワフルハーブとのコンボを使うだけでなく、ポワルンを呼んだ場合毎ターン使って来るので苦戦した人も多いのでは?
剣盾ではわざマシン化し、一部のくさタイプの他ギルガルドエルレイド、ザシアンまでもが覚えられるようになった。


ちからをすいとる
命中率:100 PP:10 タイプ:くさ 分類:変化 範囲:単体
マシェード系専用。
相手の攻撃を一段階下げ、下げる前の数値分自分のHPを回復する。
物理アタッカー相手にはなかなか強力な技。
特殊アタッカーの伝説のポケモンを捕獲する際の攻撃個体値判定にも使える。
使う前にどく技を食らうと耐えきれず死ぬが、どく技を持ってる相手は限られるため見極めるのはさほど難しくないだろう。
USMではナゾノクサ系・ウツボット系・ワタッコ系のタマゴ技に追加された。
剣盾ではフワライドやガラルサニーゴも習得し、耐久型としての強さを支える技として活躍。
ちなみに「ヘドロえき」もしっかり反応し、吸い取った分だけダメージを受ける。


であいがしら
威力:90 命中率:100 PP:10 タイプ:むし 分類:物理 接触:〇 範囲:単体
グソクムシャ専用。
場に出た直後に使用しないと必ず失敗するが、優先度+2で放てる技。
素の威力の高さとグソクムシャ自身の攻撃の高さと相まって、高火力を叩き出せる。
やや狙い辛いが、トレーナー戦ではHPが半分になると強制的に手持ちに戻ってしまう特性「ききかいひ」とのコンボが可能。
対戦では読まれやすいのがネック。
USMでは意外にもカモネギに解禁された。
剣盾ではタイレーツも習得可能。


びりびりちくちく
威力:80 命中率:100 PP:10 タイプ:でんき 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
トゲデマル専用。
3割で相手をひるませる効果を持つ。つまりでんき版「アイアンヘッド」。
「ボルテッカー」「クロスサンダー」「らいげき」に続きでんき物理の専用技はこれで4つ目である。
一方で一般向けの物理でんき技は殆ど追加されない。
剣盾ではバチンウニも習得可能。


◆第八世代より

ほおばる
命中率:- PP:10 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
ヨクバリス系統専用。
自分が持っているきのみをその場で消費し、防御を2段階上げる。「きんちょうかん」に遮られない。
第9世代ではグルトン系統とゴクリン系統が習得した。


くらいつく
威力:80 命中率:100 PP:10 タイプ:あく 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
カジリガメ系統専用。
片方でも倒れるまで自分と相手を交代できなくする。
一致で使えるポケモンが存在しないという妙な技だったが、第9世代で悪タイプのマフィティフ系統とトドロクツキが習得。


ソウルクラッシュ
威力:75 命中率:100 PP:15 タイプ:フェアリー 分類:物理 接触:○ 範囲:単体
オーロンゲ専用。
必ず相手の特攻を1段階下げる追加効果を持つ。
オーロンゲはより威力の高い「じゃれつく」を覚えるが、こちらは命中安定・追加効果が優秀という利点もあるので壁張りなどサポートタイプのオーロンゲは基本的にこちら。
第9世代ではテツノブジンが習得。「じゃれつく」を覚えないので物理フェアリーはこれ一択。


◆第九世代より

おはかまいり
威力:50 命中率:100 PP:10 タイプ:ゴースト 分類:物理 接触:× 範囲:単体
ハカドッグ専用。
倒された味方の数だけ威力が上がる。6VS6では最大300という恐るべき威力になる。
なお、復活させたポケモンが再びひんしになっても*6威力が上がり、厳密な最大威力は驚異の100体分、5050である。たぶんそんなに威力はいらない
このせいで海外の6VS6のコミュニティでは禁止になっているらしい…。
また、あまりにも威力が上がりまくる為オーバーフローしてカスダメに成り下がる事もあるらしい……。
ノーマルタイプに無効化されるのはお約束。
2023年5月のHOME解禁以降にてLAのポケモンも連れてこられるようになり、イダイトウ(及びしろすじバスラオ)がSVにおけるタマゴ技としてこれを所持していたことで
「HOME解禁と共に専用技ではなくなる」と言う専用技であった時期が最短の技になってしまった。


おかたづけ
命中率:- PP:10 タイプ:ノーマル 分類:変化 範囲:自分
イッカネズミ専用。
両方の場の「まきびし」や「ステルスロック」といった設置技と「みがわり」を除去し、さらに自分の攻撃と素早さを1段階上げる。イッカネズミの種族値が控えめとはいえ盛り盛りの技。
効果だけ見れば「りゅうのまい」の上位互換だが、自身や味方が設置技や「みがわり」を使用する戦法とは相性が悪い。
「碧の仮面」ではオオタチ系統がタマゴ技で習得し、「藍の円盤」ではチラチーノ系統にも解禁された。



追記・修正は専用技を譲って貰ってからお願いします。

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最終更新:2024年04月19日 20:12

*1 ただし、このパターンのわざに関しては現在でも新規の習得者が限られやすい

*2 現在では80とそれなりの高威力だが、第6世代まではたったの威力20だった。

*3 こちらも第5世代までは威力14で、命中率も低かった

*4 ピカチュウ版ではサファリゾーンのみ改善されている

*5 もっとも、どちらにせよバグでエスパータイプにゴーストタイプは無効化されたのだが

*6 本人のひんし分も含む