登録日:2023/09/29 Fri 17:44:46
更新日:2025/03/15 Sat 09:08:49
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概要
_ZAYIN
▼O-03-03
それはあなたを裁く救世主であり、
奈落へ落とす執行者です。
たった一つの罪と何百もの善
(One Sin and Hundreds of Good Deeds)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
最初に必ず収容することになる頭骸骨っぽいアブノーマリティ。
エンサイクロペディアによると、職員の懺悔を聞きその罪の重さの分エネルギーを出しているらしい。
笑い話になる秘密、言ってもすぐに許してもらえる秘密はまだいいが、墓場まで持っていくべき秘密を懺悔してしまうと…
また、自己防衛本能的に無意識の嘘が混じることは許容するが、それを掘り下げ意識的に自己弁護に回ると告白として処理されないっぽい。
絶対に脱走せず、作業結果が悪くても多少のWHITEダメージを受けるだけ。
そもそも作業をミスする可能性自体が低く、だいたい全ての作業を受け入れてくれる。
といった具合に、ほとんどこちらに害はない。数少ないZAYINらしいアブノーマリティ。逆に言えばこの後出てくるやつは全部危険である。
最初のアブノーマリティらしく、貰えるE.G.O「懺悔」は性能低めだが、ものすごく管理しやすいという点だけでもありがたい存在。
どんな新人職員でも安定して作業を終えられるため、序盤の新人教育にお世話になる管理人も多いだろう。
また、とあるアブノーマリティに対しても特殊な効果を持つが、それを実感するのはまた後の話。
▼O-01-45
「あなたのあらゆる病を治し、
あなたを治療しましょう。」
ペストマスクと翼が特徴のアブノーマリティ。
作業に成功すると祝福というバフを職員に付与してくれる。
だがその度にペスト医師の姿が変わり、えらく禍々しい時計が進んでいく。
その時計が一周すると…?詳しくは後述。
▼O-05-47
何度も押してきましたが、
まだ知りたいことがあるんですか?
“触れてはならない” (Don’t Touch Me)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
押したくなる見た目の赤いボタン。
名前通り作業させようとしたり詳細を確認しようとしたりすると大惨事を引き起こす。
でも押したいでしょ?
基本的には放っておけばいいだけだが、他のアブノーマリティに擬態したり収容室にエフェクトを発生させるなどして押させようとしてくる厄介なヤツ。名前はそのままなので逐一確認すること。
(ねえ君、このボタンに触ってみたくないかい?)
▼F-05-52
どこか遠くで、カモメの声が聞こえる。
▼ものすごいハゲ!(Bald-Is-Awesome!)
あなたは電動バリカンのスイッチをオンにしました...
お前、ハゲだよ...
(You're Bald...)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
警告:あなたはハゲの精神攻撃を受けました。
|
| 彡⌒ミ
\ (´・ω・`)また髪の話してる
(| |)::::
(γ /:::::::
し \:::
\
ハゲじゃない奴に作業をさせるとそいつを
ハゲさせる
あまりにネタすぎる凄惨すぎるアブノーマリティ。
何度もハゲじゃないやつに作業させると、
最終的にハゲビームを放出して全員がハゲる
という抱腹絶倒の大惨事が発生する。
逆にハゲに作業させれば全ての作業の成功率が最高となる。能力も発動しない。
こう書くと面白いが、その性質上職員の見た目に凝ってるプレイヤーに地獄を見せる存在でもある。
職員の見た目は雇用時にはいじくる事ができるが、その後はいじくる事ができない。
つまり一度ハゲた奴は死ぬまでハゲである。
人によってはどのALEPHよりも凶悪な存在になり得るかもしれない。
なお脱走しない上、作業のしやすさも先述の通りだが、一方でE-Box数も極端に少なく、エネルギーを得にくいため注意が必要。
ハゲる事以外は世話をし易い部類ではあるが、収容する利益もあんまり無い、という奴。
ハゲ愛好家じゃない管理人があえてこいつを収容するメリットを挙げるなら、脱走しないという点くらいだろうか。
一応、E.G.O「
タフ」は性能だけ見れば
ZAYINクラスから抽出できる物にしてはそこそこ強い。
ただしハゲでないと装備できない。
▼F-04-83
妖精があなたを助けている間、
すべてが平和になるでしょう。
妖精の祭典
(Fairy Festival)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
碧色に発光し、蝶のような羽で飛び回る、いかにも妖精といった小さな妖精さんたち。
意思疎通はできないものの、非常に友好的であり、彼女たちに気に入られれば不思議な力で怪我や病気のケアさえしてくれる。
このアブノーマリティに対しては安心感を抱いている職員も多い。
…なんだか胡散臭い、裏があるのでは?と思ったあなた。
そんな事はない。彼女たちの行為は本当に人の体に良いもので、どっかの鳥頭みたいに実は何かの仕込みである、といった事も全く無い。
彼女たちにとって人間は対等な友達などではなく、食肉用の動物であり、その健康を保つために面倒を見ているだけ、ではあるが。
この認識の差異はL社としても把握しているようだが、職員がそれで幸せなら知らせる必要もない…と、判断している。
そして、ゲーム中で実際に妖精たちがその食欲を見せる事も無いが、妖精が気に入った職員を視認している間だけは話が別。
その職員が他のアブノーマリティの収容室に赴こうとすると、妖精たちは「おいしそうな肉が奪われる!」と判断。
他の誰かに食べられる前にと、即座に職員を食べに来てしまうのだ。
つまりゲーム的に説明すると、妖精の収容室で作業を終えた後、その職員の周りに妖精が浮遊している間(約10秒)、他の収容室へ行くよう命じると即死する。
問答無用で即死する点は厄介ではあるが、10秒待てばいいだけ。
脱走もしないし作業も容易なので、基本的にはZAYINらしい、安心できるアブノーマリティ。
え?安心なのに即死するの?するの。
むしろ体力回復を行ってくれる特殊能力を有するため、(管理人がミスさえしなければ)有用枠と言えるだろう。新人育成にも向いている。
E.G.O「ウィングビート」は初期の装備としてそれなりに有用だが…しょせんZAYIN相当。ゲームが進むにつれすぐ使わなくなる。
▼D-01-106
人間の心はピンク色です。
それ故にピンク色の軍服を着ていれば、
人間の心に溶け込むことが出来るのです。
_TETH
▼0-00-00
新しい
管理人たちの教育用に作られた
疑似アブノーマリティです。
教育用ウサギロボ
(Standard Training-Dummy Rabbit)
クリフォトカウンター:1
その名の通り新人管理人の教育用に用意された、アブノーマリティ役のロボット。
「それぞれのアブノーマリティに適した作業をしましょう」
「扱いに失敗するとトラブルに繋がります」
という基礎を教えるために作業の好みやクリフォトカウンターを備えている。しかし教育用のため扱いは簡単で、脱走しても鎮圧は容易。
要するにチュートリアル専用のキャラであり、本編に登場することもない。
そんな教育用ウサギロボだが、死んだ職員を加工して作られているという噂も流れている。
事実、ウサギと称する割には見た目以外にウサギらしい要素が乏しく、シルエットもそこまでウサギっぽくはない。
そして上下にひっくり返すと、体の部分が人間の頭のように見えるのである。
▼F-01-02
君の元に行こう。
やがて私のように灰になってしまう、君の元へ。
マッチガール
/
燃え尽きた少女
(Scorched Girl)
クリフォトカウンター:2
真っ黒に焦げた少女のような姿をし、胸の部分を火の灯ったマッチが貫いている。
「
マッチ売りの少女」を由来とし、童話では幸せな幻の中死んだとされる少女だが…
このアブノーマリティにおいては、幸せな幻を追い求めようと点けた4本目のマッチにより焼死した事になっているようだ。
脱走条件が分かりやすく、職員が育ってさえいればその条件も避けやすい。TETH相当の扱いやすさと言える。
…が、もし脱走した場合、自爆攻撃で即死級のREDダメージを与えてくるため注意が必要。
自爆までには猶予があるとは言え、「目の前の職員ではなくその部署内のランダムな誰か1人へ一目散に向かっていく」という挙動の特殊性にも注意が必要。
ターゲットとなった職員は、頭上に導火線のようなアイコンが出現するので、すぐに居場所を探そう。
なお、自爆した場合は鎮圧扱いとなり、収容室へ自動的に戻る。
ターゲットされたのがオフィサーなら、巻き添えにだけ注意して自爆させちゃってもいいかも。どうせオフィサーやし。
基本的には扱いやすいとは言え、万一のリスクを避けるなら収容を見送るのも手。
貰えるE.G.Oはその由来にちなんだ「4本目のマッチの火」。
こちらもTETH相当の性能だが、序盤としてはRED耐性が割と優秀。そして武器はTETHの割に高火力。でも攻撃モーション遅め。
シリーズ常連のアブノーマリティでもあり、『Library』以降で名前が「燃え尽きた少女」になったのは和訳が変わっただけ。
『Limbus』でも、過去作を由来とするE.G.Oとしては一番最初に実装されている。
▼O-01-12
彼女は以前はとてもおしゃべりだった。
結局、孤独が唯一の聴衆だった。
オールドレディ
(Old Lady)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
名前通りの老婆。
とてもおしゃべりであるらしく、作業に来た職員に対して何らかの物語を語り始めるが、その物語は奇妙な呪いに満ちている。
彼女の語りを聞けば誰もが脳を揺らされ、耐えがたい世界を感じ始める。職員はみな彼女の話を聞く事を嫌がっている。
しかし敬遠され続ける彼女は沈黙に苛まれ、収容室には「孤独」と呼ばれる黒い何かが充満し始める。
この「孤独」は彼女と接触する事で取り除かれるが、これに触れた職員は自失の状態に陥り、30秒間ほど制御不能となってしまう。
更にこの間、制御不能となった職員は持続的な精神ダメージを受け続けるため、新人職員にとっては脅威となり得る。
ただ、数値的に言えばWHITEダメージ30程度。ある程度育った職員にとっては全く怖くもなんともない。
そもそも脱走もしないし、特殊能力も彼女の収容室内にしか発生しないので、
「彼女を無視して他のアブノーマリティに作業を行うとクリフォトカウンターが減る」という特性も、面倒と感じたなら放置しっぱなしで問題ない。
と言うか、ゲームが進んで収容数が増えるとあっという間にカウンターが減るようになるのに、その度に対応して職員が30秒も制御不能になるのもダルい。
なので自然に無視されるようになりがち。
収容して大したメリットも無いが、リスクもそんなに無い、というタイプのアブノーマリティ。
E.G.O「孤独」は武器タイプが銃かつ攻撃速度も速いので、初期のパニック鎮圧用としては一応持ってても便利。
▼F-01-18
彼女の悲しみは長くなり、
悲しげな髪で覆われるまで育った。
壁に向かう女
(The Lady Facing the Wall)
クリフォトカウンター:2 /非脱走オブジェクト
長い黒髪のプリケツ女。常に壁に向かっているため普段は顔を見る事が出来ないが、見てはいけない。どうやら職員が外に出ていくときはこちらを向いているらしい。
そればかりか決して彼女に関心を持ってはならず、これを破った職員はたちまち廃人となってしまう。
積極的に自分の顔を見せてこない辺り、相手から見ようとしてくれないと意味がないと思われる。
このアブノーマリティの基盤となっているのは、
ギリシャ神話におけるオルフェウスの冥界下りらしい。
オルフェウスが「絶対に後ろを見てはならない」との禁を破り、冥界から妻を連れ戻すのに失敗した逸話の再現なのだろう。
でもゲーム的に注意すべき点は「愛着作業をしてはいけない」「自制ランク1の職員はパニックに陥る」ぐらいなので管理は楽。
愛着がアウトなのは、作業の中で唯一対象に関心をもって行う必要があるからだろうか。どちらかというと、洞察の方が危険そうだが。
もしカウンターが0になったとしても、該当部門の全職員が20のWHITEダメージを受けるだけなので大した脅威でもない。
むしろこの特殊能力でオフィサーだけ一掃できるので、使い方によっては便利。
あとE.G.O「悲鳴」は武器タイプが長距離でそこそこ威力もあるのでパニック鎮圧用に貰っておいても良い。
ただし怖い顔のどアップとうるさい画面エフェクトでビビらせて来るのでコワイ。
こういう系が苦手な管理人は収容を見送るのもあり。
▼T-06-27
これは決して忘れてはならないその日の記録です。
1.76 MHz
クリフォトカウンター:4 /非脱走オブジェクト
実体を持たない、現象系のアブノーマリティ。
こいつがなんなのかというと、1.76MHzに設定するとラジオから発生する謎のノイズである。
元ネタの異常放送とは特に関係ない
エンサイクロペディアの解説によると、このノイズを聞いていると暴力性が増して、暴れてしまうようになってしまうのだとか。
結局のところこれが何なのか、何故「1.76MHz」なのか詳細は明かされていない。
一説によると、Lobotomy Corporationの世界観設定と密接に関係しているとかなんとか。
クリフォトカウンターの最大値/初期値は4とかなり気が長く、作業結果が良ければ回復もさせられる。
が、脱走させてしまった場合、クリフォトカウンターを最大値まで回復させないと再収容されないので若干大変。
脱走させてしまうと収容室を中心に、反時計回りに他の部屋へとノイズが漏れ始め、その部屋に居る職員に持続的なWHITEダメージを与え続ける。
放置しておくと部署全てを覆い始めるため、早急な対処が必要。
なお再収容の条件ゆえか、脱走中も作業を行える特殊なアブノーマリティである。
…と言うかこれ、エンサイクロペディアを見ても分かるように、扱いとしては脱走じゃないらしい。
またこの仕様上、再収用しても鎮圧扱いにはならない。実体がないから鎮圧も出来ないのだろうか。
脱走させてしまった時は大変とは言え、クリフォトカウンターが減りにくいため新人教育には割と向いている。
一応最初期としてはそこそこ高めのWHITEダメージを与えてくるため、本当にペーペーの職員に作業させるとパニックになりやすいので注意。
あとE.G.O「ノイズ」も危険度の割にはそこそこ有用で、序盤としては耐性高めの防具として活躍する。
なお武器は存在せず、防具とギフトのみである。
▼T-02-43
誰も彼の遺体を持ち帰ることを願い出ませんでした。
母なるクモ
/
蜘蛛のつぼみ
(Spider Bud)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
いくつもの赤い目を持つ大きなクモ。
だが収容室内には常に黒い靄がかかっており、その全様を見る事は出来ない。
職員が作業に訪れようが目もくれず、巣作りと繁殖に勤しんでいる。
彼女が職員に敵意を向けるのはただ一つ、「子蜘蛛が殺された時」。
決して無神経に収容室を歩き回ってはいけない(慎重ランク1の職員に作業させてはいけない)。
収容室を綺麗に掃除しようなどとしてはいけない(洞察作業をしてはいけない)。
それさえ気を付ければ害はなく、妙な特殊能力を行使したり脱走したり、は全くしない。
非常に安全に扱えるうえ職員の育成にも向いているため、序盤から終盤までお世話になるだろう。
一応、先述のタブーを破って職員を犠牲にすると、犠牲にした人数に応じて生産されるエネルギー量が増える、という特性を持ってはいるが
(犠牲が増えれば増えるほど室内の繭の数が増えるので、子蜘蛛の餌になっているのだろう)
職員を犠牲にする割に大して効率は良くはないので、意図して利用する事はまず無いと思われる。
なおE.G.O「赤い目」も同危険度の中では優秀で、武器も防具も「鎮圧時の移動速度+5」という特殊効果を持つ。
特に防具はPALE属性以外を全て軽減してくれるので、序盤は頼れる存在。
『Limbus』では和訳が「赤眼」に変更。武器の形状も棍棒だったのが刀剣っぽくなった。
▼F-02-44
呪いを解くことはできません、繰り返すだけです。
美女と野獣
(Beauty and the Beast)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
ダリアの花が咲いた角に、多数の緑色の目と、対となる顎、黒い昆虫のような後ろ足、先端がピンクの前足、切られたような尻尾に腹部には2の傷跡と完全に化け物のアブノーマリティ。
実は化け物ではなくその化け物を生み出す呪いが本体である。
化け物を殺すと殺したものが化け物になってしまう。しかも、化け物自身はそのことを理解しており、むしろその呪いを押し付けたがっている様子。
抑圧作業が最も効果的だが、健康状態が悪化し、連続で作業すると職員一人が死亡し新たな美女と野獣が生まれる。
健康状態が悪化すると体勢が変わるのでわかりやすい。
基本的にはその特殊能力以外は全く悪さをしないので、安全な部類のTETHと言える。
序盤は新人教育に活用でき、終盤になれば放置で問題ないので扱いが楽。
E.G.O「角」も武器が使いやすい。でも多数の緑の目もくっついてるのでちょっとキモい。
▼T-05-51
多くの手が風呂に浮かぶ。
これらは私がかつて愛していた人々の手です。
血の風呂
(Bloodbath)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
浴槽での自殺を暗示するかのようなオブジェクト。
相対した職員を憂鬱で悲しい気持ちに強く誘い込む。
そして勇気か自制のランクが1の職員は、そのまま浴槽に引きずり込まれ死亡する。
また、職員の犠牲が増えるほど浴槽に浮かぶ手の数が増えていき、手の数が3本の時に作業を行った職員は、ステータスにかかわらず死亡してしまう。
逆に言えば、
勇気と
自制のランクにだけ気を付ければ全く害はない。そもそも低ランク職員が死ななければ手の数も増えないわけだし。
母蜘蛛
のように「特定の作業を選ぶと即死」といううっかりミスも起こり得ないため、職員の最低ランクが3になった後は完全に無害と言ってもいい。
抑圧以外すべての作業に対応しており、職員育成にも向いた存在である。
あとこいつも「犠牲者数が多いほど生産エネルギーが増える」という特性があるが、やはり効率が悪く、狙って利用する事は無いだろう。
E.G.O「リストカッター」は若干癖が強く、防具はWHITE耐性が高いもののBLACKとPALEには弱い。
また武器は攻撃速度が超高速だが、リーチが最短。他の武器を使った方が安全である。
なお、しれっと出て来る割には『Lobotomy』のストーリーと関係が深い事が示唆されている。
『Library』において総記の階に配置されたのもそのためと推測される。
▼T-01-54
しかし、君は本当に哀れな人だ。
私に殺されるのだから。
捨てられた殺人者
(Forsaken Murderer)
クリフォトカウンター:1
全身を拘束された、狂った死刑囚。
彼はこの世の全てを嫌っており、クリフォトカウンターの減少条件も単純明快。「作業結果が悪かった」場合機嫌を損ね、即座に脱走し暴れ回る。
そのように説明すると、まるで簡単に脱走を繰り返す、危険なアブノーマリティかのようだが…
実のところ全然そんな事はない。
弱い
から。
まず基礎火力からしてREDダメージ
たったの4ポイント前後
と雀の涙。それで攻撃頻度が高いとかならともかく、やたら緩慢。
数秒かかってやっとでこのザマであるため、当然ながらDPSはどん底に低い。新人職員を殺すだけでも時間がかかる。
しかも足が遅い。拘束のためかのろのろとしか移動せず、銃撃で応戦するオフィサーに追いつく事すらなかなかできない。
TETHだけあって体力も大した事は無く、オフィサーの所に辿り着いた時点で体力半分減らされてたなんて自体もザラ。
あまりの弱さゆえ、ある程度育った職員にとっては何ら脅威ではなく、ついたあだ名が
捨てられた一般人。
これだけ攻撃的なのに全く危険視されないアブノーマリティはこいつぐらいのものである。
管理人によっては「
ピンクの兵隊」のご機嫌取りのためにあえて収容してたりもするとか。
E.G.O「後悔」の武器も使い所が見当たらないレベルで弱い。防具のほうは多少使える程度。
あとギフトが「口を覆う拘束具」というマニアックな物なのでマニアックな管理人には嬉しいかも。
▼O-02-56
人々は大昔から罪を犯してきた。
『なぜ彼らはそのようなことをするのだろう?
それが悪いことだと知っているのに。』
とにかく収容違反の頻度が高い面倒くさい鳥。通称クソ鳥。
鎮圧しようと攻撃を加えると、体が赤くなり即死レベルの反撃をしてくる。
無視していればそのうち勝手に帰るしこちらが攻撃しない限りはダメージもほとんどないので、こいつが脱走してもとにかく無視して耐えるように。でもやっぱりめんどくさい
▼O-03-60
あなたはその曲に出会います。
魅惑的にあなたに近づいてきます...
宇宙の欠片
(Fragment of the Universe)
クリフォトカウンター:2
高次の知恵を持った存在。
ハート形の落書きのような姿をしているのは、地球人にとって好意を示すシンボルである事を理解し、それを模倣したためらしい。
人間に対しても概ね友好的であり、言語形態は全く異なるものの、ある程度の意思疎通も可能なようである。
しかし彼の言動を解読しようとしてはならない。ただちに精神が汚染され、隔離が必要なほどの錯乱状態に陥るだろう。
それでもなお解読を続け、彼と同じ視線に立つ事も出来るようだが…
人間の脳はその負荷に耐える事は出来ない。理解した職員は廃人となってしまう。
また、「唄」と称される特定の発音にも注意が必要である。これに曝された場合も精神が汚染され、かなり多くの記憶を失う事になる。
ゲーム的には標準的なTETH。
クリフォトカウンターの減少条件も作業結果が普通(中確率)or悪い(高確率)の時、あるいは作業中の職員がパニックになった時、とオーソドックス。
脱走時のステータスもやはりTETH相当であり、職員が育っていれば脅威ではない。
ただし作業中・脱走時ともにBLACKダメージを与えてくるため、BLACK対策の整っていない最初期には注意が必要。
対策さえできてしまえば、職員の育成にも活用できるだろう。
と言うかこいつからそのBLACK耐性のあるE.G.O「彼方の欠片」が貰えるので、さっさと貰ってしまおう。
Library of Ruinaでは接触手段が「殺す」一択なため、友好的に接しようとしているのになぜか攻撃されて困惑する可哀そうな姿が見られる。
▼O-05-61
「生は死を恐れぬ者にのみ与えられる。」
壊れゆく甲冑
(Crumbling Armor)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
壊れかけた和風の甲冑。ストーリーを読み解くと、
本多忠勝らしき逸話も含まれているようである。
死を恐れぬものに力を貸す特性があり、
抑圧作業を行った職員には体力減少のデメリットと引き換えに、攻撃・移動速度上昇のギフトを与える。
逆に死を厭う者をこれに触れさせると、直ちに死へと追いやられてしまう。
勇気ランク1の職員が作業を行うか、この甲冑からギフトを得た職員が他の作業室で
愛着作業を行った場合、どこからともなく斬首を受け、即死する。
特定条件下で即死のリスクはあるものの、それ以外は全く安全というタイプの扱いやすいTETH。
その即死能力すらもコツを掴めば完全に封じる事が出来、ゲームが進めば実質無害とすら言える。
作業も軟弱な愛着作業以外は受け入れてくれるため、職員育成にも利用できる。
そして最大の特徴が「希少なPALE属性のE.G.O武器『決死の一生』を、HEランク武器として抽出できる」という点。
同属性の武器としては抽出できる時期が頭一つ抜けて早く、これがあるかないかで試練や脱走への対処の幅が大きく変わる。
HEランクかつ希少属性という事もあって腐る事も無く、入手すれば終盤まで使っていける優秀な武器でもある。
見かけたら是非収容しておきたいアブノーマリティ。
▼O-04-84
それは花じゃない、
すべての職員にすぐに
逃げるように指示しろ。
肉の灯篭
(Meat Lantern)
クリフォトカウンター:1
一見すると可憐で小さな花。しかしそれは疑似餌のような物であり、本体はその下に潜む人食いの化け物である。
TETHの地雷枠。
その最大の所以が「40秒未満で作業を終える」というカウンター減少条件。
自制ランク1の職員でもない限り、こいつに40秒もかけて作業を行う事はむしろ困難であるため、言うまでもなく脱走の常習犯。
さらに脱走してからも厄介で、こいつは先述した特徴を活かし社内のランダムな場所に隠れ始める。
そのため職員ではこいつを視認する事が出来ず、プレイヤーが直接探し出して鎮圧を指示する必要がある。
そして放っておくと「自分の真上を通りかかった職員に対して攻撃を行う」という挙動をとり、その攻撃を受けると育ち切った職員すら余裕で
即死
する。
つまり作業するたびに脱走しては、あらゆる職員を殺しにかかり、その対処のために他のタスクを中断させられる、という非常に煩わしい存在。
普通にクリフォト暴走の対象でもあるので、完全放置も難しい。
このリスクに値する収容のメリットがあるとは全く言えず、施設に恩恵をもたらす能力も無いしE.G.O「灯篭」の性能も微妙。
施設壊滅級のアブノーマリティと比べればマシとは言え…エンサイクロペディアだけ埋めてさよなら、という管理人も多いことだろう。
▼O-01-92
今日は良い日!あなたはまだ恥ずかしがり屋なの?
今日は恥ずかしがり屋
(Today's Shy Look)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
人皮で作られた表情のパネルの後ろに隠れる、人間らしき何か。
表情は上機嫌から不機嫌まで段階的に5種類が用意され、恥ずかしがりな彼…あるいは彼女は、これを使って自らの感情を表現している。
作業に当たる職員のステータスを全く参照せず、その表情によってのみ作業結果が決定される、という他に類を見ないアブノーマリティ。
表情が上機嫌なら作業が成功しやすく、作業後に体力回復などの親切もしてくれる。
不機嫌なら失敗しやすく、攻撃も苛烈なものとなる。
この表情はリアルタイムで常に変化し続け、職員が作業室に入った瞬間に確定される。
うっかり不機嫌な時に訪ねてしまうと危険なので、常に入室のタイミングを計らなければならず面倒ではある。
一方で、職員のステータスが何であろうと作業を成功させられるため、新人職員の育成ができるという見方もある。
管理人によって評価の割れやすいアブノーマリティと言える。
何にせよ、クリフォトカウンターが存在しないタイプであるため、面倒ならば完全放置も可能。消去法で抽出しても問題ない存在である。
なお、E.G.O「今日の表情」はどれも上機嫌の顔を貰える。ちょっと怖い。
▼T-02-99
お願いだ、私の夢を食べてくれ。
空虚な夢
(Void Dream)
クリフォトカウンター:2
宙に浮かぶ紫色の羊。相対した人間に、その人の望む夢を見せてくれる。
しかし夢があまりに幸せであるゆえに、目覚めた現実の虚しさに心が砕けてしまうだろう。
自制ランクが1の職員が作業を終えた場合、その誘惑に抗えず永遠の眠りにつく。
また脱走した際も周囲の人間を無差別に眠らせて回り、管理人がつついて起こすまで制御不能に陥ってしまう。
さらに眠った職員に対して定期的に鳴き声を上げ、その声で目覚めた職員は精神力の数値に関わらず、即座にパニックに陥る。
脱走すると周囲の職員をパニックにして回る点は恐ろしいものの、基本的にはほぼ脱走しないので、あまり気にならないだろう。
クリフォトカウンターは作業結果が悪い時にしか減少しないし、愛着作業さえしていれば作業に失敗する事もまず無い。
クリフォト暴走や、赤の試練、特定のセフィラコア抑制時など、特定の状況下で気を付ければいい程度である。
……ただしそれはバグが発生しなければ、の話である。
実はこのアブノーマリティーは深刻なバグが報告されており、
専用アニメーションを持つEGO武器を持った職員が鎮圧指示を受けている間に攻撃に当たった場合
なんと高確率で職員がフリーズして一切の操作が不可能となる。
また、眠った職員をいくらクリック連打しても起こせないバグも存在し、眠った職員は一日が終了すると死亡判定となるためどれだけ育った職員でもロストさせられる。
つまりコイツの脱走は絶対に阻止せねばならず、万が一脱走させた場合は速やかに鎮圧指示を出して叩きのめすのがセオリー。
幸いなことに攻撃を受けて第二形態へ移行すると睡眠させてこなくなる上にWHITE属性以外の全てが弱点なので鎮圧は容易である。
E.G.O「耽美な夢」は危険度相応の性能といったところ。武器のほうはちょっと弱い。
▼O-04-100
血を得れば得るほど、その妖艶さは色を濃くします。
墓穴の桜
(Grave of Cherry Blossoms)
クリフォトカウンター:3 /非脱走オブジェクト
フレーバーテキストで分かるように、人の血を吸って咲く桜である。そしてTETHの地雷枠その2。
まず作業結果が
良い
とクリフォトカウンターが減少する。
エネルギー生産量の少ないTETHなのでせめて作業で底上げしたいのに、それを狙ってはいけないのだから困ったもの。
抑圧作業をすれば作業の失敗は一応狙えるものの、そうなるとエネルギー効率はかなり悪くなる。この時点で既に存在価値が薄い。
さらに悪いのがカウンターが0になった時の特殊能力。
施設全体からランダムで5人を選出。魅了状態にして自らの収容室に引き寄せ、最初に辿り着いた職員を殺害する。
この魅了状態はクリック連打で解けるものの、この能力が発動するたびに同じ作業を繰り返させるためかなり面倒。
放置すれば職員が死んでしまうため、放っておくわけにもいかない。
一応、「1人を犠牲にすると他の職員全てのHP・MPが全回復する」というメリットもあるが…
回復だけならメインルームに居れば済むため大したメリットではないし、先述したランダム性のため、緊急時の効果的な利用も厳しい。
クリフォト暴走も普通に起こるので完全放置も難しい。
しょせんTETHなので貰えるE.G.O「桜」も大した効果ではない。防具が多少耐性高めぐらい。
エンサイクロペディアだけ登録してバイバイするのが一番確実な対処となる。
▼D-02-107
いや、その天使が今まさに、
同僚を食べてるんだけど...
キュートちゃん
(Ppodae)
クリフォトカウンター:2 /非脱走オブジェクト
可愛くてふわふわした白い子犬。
そんなわけはない
。フレーバーテキストからしてむしゃむしゃしている。
早い話が人食い犬であり、本性を現すと見た目も凶暴に変化、職員を殺害するか鎮圧されるまで暴れ回るモンスター。
…なのだが…強烈な魅了能力でも持っているのだろうか?
キュートちゃんに触れた職員のほとんどは「愛くるしい天使のような子犬」としか認識しておらず、こいつの本性を目撃しようが同僚が食われようが、ひたすらに溺愛し続ける。
魅了されない職員も時折は居るようだが、その条件は不明。設定上はなんだか結構やべー奴。
何せ直接接触していないであろう上司まで甘やかす提案にOKを出している辺り、強力な催眠作用の類を持っていると思われる。
にも拘らず、TETHという能力的に正しいランク付けがされているのは、やはり影響を受けない人物も一定数いたからだろう。
ただ、基本的には本能作業さえ行っていれば大人しいものであり、よほど作業結果が悪くなければ脱走する事は多くない。
脱走してもそれほど強くはなく、しょせんオーソドックスなTETHレベル。安全に扱う事はそう難しくもないだろう。
貰えるE.G.O「カワイイ!!」は割と弱いので収容するメリットはあまり無いが、特にリスクも無い。
_HE
▼T-04-06
その記憶は暖かい抱擁から始まります。
幸せなテディ
(Happy Teddy Bear)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
破れかけの大きなテディベア。
子供が成長するにつれ、おもちゃに関心を抱かなくなるのは良くある事だが…このテディベアはそれをひどく悲しい記憶として覚えている。
そして二度と所有者に忘れられたくない彼は、新しい所有者を見つけると最大の愛情をこめて、優しくぎゅっと抱きしめる。
ただしアブノーマリティの膂力で
、である。
このアブノーマリティに対して二回連続で作業を行った職員は、テディの新しい所有者と見なされ、抱きしめられて死んでしまう。
クリフォトカウンターは無く、特殊能力もたったこれだけだが、能力発動条件の緩さが結構な曲者。
直前に作業を行った職員をしっかり覚えておかないとすぐ事故るため、うっかりミスで人身事故を起こした管理人は多い。
極端に危険ではないが、一つのミスであっさり人が死ぬ、という意味ではHEらしいHEと言える。
いちいち覚える作業が嫌なら収容を見送るか、収容しても完全に無視するのも手。
抽出E.G.O「クマの手」も性能が微妙なので放っておいても特に損はない。
▼O-04-08
泣いている少女は嘆願する、
「ミスター、私の足を切ってください......」
赤い靴
(The Red Shoes)
クリフォトカウンター:1 /非脱走オブジェクト
童話「赤い靴」を受けて発生したと思われるアブノーマリティ。(の割には分類がFではなくOだが)
その美しさで職員を魅了し、自らを持ち出させようとするため、魅了された職員を速やかに正気に戻す必要がある。(該当する職員を何度もクリックすると正気に戻る)
間に合わなかった場合、該当の職員はこれを着用。
周囲を手当たり次第に攻撃し始め、魅了を解くことも不可能となる。こうなってしまえば殺処分するしかない。
作業結果が普通の時に中確率、悪い時に高確率でこの魅了を行使。序盤に収容してしまうと非常に厄介である。
が、魅了されるのは自制ランクが2以下の職員のみ。
職員の最低ランクが3になった後なら、オフィサー以外魅了されなくなるため、ほぼ脅威でなくなる。
また、これを着用した職員の扱いはあくまで職員なので、処刑弾で簡単に対処も可能。
そもそも職員が育った後は、作業結果が普通以下になる方がむしろ珍しくなる。オフィサーが魅了される事態すら減らせるだろう。
ただし職員のステータスが強制的に下げられる特定のギミック下では、再び脅威となり得る。
抽出E.G.O「鮮血」は変わった特性を持っており、自制ランク3未満の職員に武器を装備させると攻撃のたびにMPを4%失うが、自制ランクが低い職員ほど攻撃力がアップする。
このため自制ランクの低い職員に使わせると危険度の割に高いダメージを叩き出すが、正直パニックになられると困るので頼りにしないほうがいい。
防具のほうはWHITE属性に若干弱い以外使いやすい性能。
▼O-01-15
いつか、あなたは知るかもしれない。
ルーレットが回転しているときの顔の絶望の意味を。
無名の胎児
(Nameless Fetus)
クリフォトカウンター:1 /非脱走オブジェクト
泥っぽい何かでてきた胎児のようなアブノーマリティ。腹には謎のでかい口がある。
皆さんお待ちかねの凶悪枠。
こいつの能力は下手なALEPHよりもヤバい。
カウンターが0になると脱走する代わりに泣き出すのだが
「泣いている間は職員に延々と精神的ダメージを与え、さらに近くのアブノーマリティのクリフォトカウンターを永遠に減らし続ける」とかいう意味不明な能力を持つ。
隣にWAWとかALEPHがいた場合は潔く諦めましょう。
そして泣き出したこいつを止める方法なのだが、
生贄を差し出す以外に存在しない
。
しかも生贄に選ばれる職員はルーレットによるランダム選択のため、最悪の場合はエース級の職員が犠牲になる。
え?生贄に選ばれた職員がどうなるかって?
こいつの腹には口があっただろ?
なお、テキストを読む限り、このルーレット自体はこいつの特殊能力ではない。こいつの特殊性は、とにかく悪質な泣き声のみ。
これを鎮めるために、比較的死んでもいい人物を対象としたルーレットを実施する「パーティー」を開催している、というのが実際の状況らしい。
クリフォトカウンターも1と短気かつ、作業結果が普通以下の時確率で減少するため、能力発動の危険もかなり高い。と言うか常習犯。
さらに普通にクリフォト暴走するので、完全放置も難しい。収容した時点でリスクの塊。
一応、「周囲のクリフォトカウンターを減らす」以外の能力が無いとも言えるため、収容するアブノーマリティを厳選し、カウンターを減らされても困らないアブノーマリティで周囲を固めてしまえば、一転して無害な存在として扱う事も可能。
とは言ってもそんな柔軟な対応はこのゲームに十分慣れないと無理なので、初見ではやはり弩級の地雷と言うほかない。
そしてそんなリスクと天秤にかける程のメリットがあるかと言うと、全くそんな事もない。
E.G.O「泣き虫」の武器は弱いし、防具も「HEにしてはまあまあ有用」程度。
付いたあだ名はド直球にクソ胎児。妥当である。
▼O-05-30
けれど人間の時のような音は出なかった。
▼F-05-32
随所に数多くの心がある森。
切っても切っても依然として森は鬱蒼としている。
▼F-01-37
「氷は溶けている......
春が訪れたからか、
宮殿が崩れ落ちてしまったからか、
私たちには分かりません。」
雪の女王
(The Snow Queen)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
アンデルセン童話「雪の女王」に登場する、雪の女王。
子供たちが宮殿から去った後も、一人孤独に同じ行動を繰り返しているようである。
作業を行った職員に対し、結果が普通だった場合中確率で、悪かった場合は確実に一時ギフト「氷のかけら」を付与。
さらにその職員が再び作業に来た時、同条件で氷漬けに。
このまま放置しておくと一日の終了時に死亡してしまうため、救助のために別の職員を送り込む必要がある。
職員が死亡するまでの過程がかなり回りくどい仕様上、職員が即死する事がない。HEの割にはかなり有情。
それどころか、救助作業を行う職員の勇気ランクが5の場合、なんと救出成功率100%。
救助用職員さえ用意しておけば、絶対に安全なアブノーマリティとして扱えるわけである。
これだけでもありがたい存在なのに、救助した側とされた側の2名とも、優秀なE.G.Oギフトまで獲得できる。
最早至れり尽くせり。
勇気ランク5の職員さえ居れば、確定でギフトをくれるありがたい存在でしかない。
当然ながら全アブノーマリティの中でも屈指の有能枠で、見かけたら是非収容しておきたい。
貰えるE.G.O「氷のかけら」もシンプルで使いやすい。
特に武器は「攻撃対象の移動速度を下げる」特性まで付いているので、雑に装備させておいても成果を出してくれる。
勇気ランク4以下の職員を救助に向かわせると失敗する可能性があり(最低ランクだと成功率10%)、失敗すると二人ともその場で死亡する。
またO-02-101との相性も悪く、O-02-101のE.G.Oを装着した職員が彼女の収容室に入った場合、即座に死亡する。
あまり雑に運用した場合安全でなくなる点は、留意したい。
▼T-05-41
床全体を覆う鮮血、ひどい恐ろしい叫び声、
逃げる人々...
オールアラウンドヘルパー
/
何でもお手伝いします
(All-Around Helper)
クリフォトカウンター:2
可愛らしいヘルパーロボット…のわけもなく、初っ端のテキストからして不穏。
簡潔に言うと、ロボットなのに機嫌というものが存在し、機嫌が悪くなると周囲が汚れていると認識して「掃除」を始めてしまう。
その手先には掃除用具ではなく何故か鋭い刃物が。
カウンターが0になると脱走し、恐ろしいスピードで暴れ回るシンプルな暴力である。
そして序盤に収容してしまうとかなりの強敵。
広範囲・中火力のチャージ攻撃は特に脅威で、しかもマッチガール等と違い一発で終わりではなく、時間が経てば再び使う。
新人職員などは早速にも血の海に沈むだろう。
HEはTETHよりも恐ろしい、という事実を鮮烈に分からせて来る。
でもやっぱりHE相応で、職員が育つにつれそこまでの脅威でもなくなっていく。
中盤以降に収容したために最初からあまり怖くなかった、という管理人も多いと思われる。
何なら他のHEクラスのような理不尽な即死攻撃を仕掛けて来ない分、次第に癒しを感じて行くだろう。感じる。
E.G.O武器「グラインダー Mk4」は本作でも珍しい丸鋸タイプ。
丸鋸を回転させ一回の攻撃で複数の攻撃判定を発生させるので、ステータス表記に反して高いダメージ効率を発揮する。
▼F-02-49
私の計り知れない憎悪を込めて、
あなたにプレゼントを贈ります。
そりのルドル・タ
(Rudolta of the Sleigh)
クリフォトカウンター:2
異様にグロテスクなサンタクロース。
一人の人物を解体して組み直した猟奇的な存在であり、研究者は「クリスマスに対して想像もできないほど深い悪意を持っているにちがいない。」とすら推測している。
基本的には一つ上のT-05-41と同じく、オーソドックスなHEクラス。
「序盤に収容すると強敵だが、職員が育てば苦労するような相手ではない」という特徴がそっくりそのまま当てはまる。
違いはと言えば攻撃方法ぐらいで、こいつはWHITEダメージを部屋全体に向かって数秒おきに放つ。
収容してものすごくメリットがあるわけでもないが、HEの中ではクセが無く扱いやすい存在。
E.G.O「クリスマス」もオーソドックスなHEレベルの性能といったところ。
▼O-01-55
子供の涙が落ちると、星が空から降りてきた。
世界は幸せに包まれ、眠りに落ちた。
銀河の子
(Child of the Galaxy)
クリフォトカウンター:5 (初期値1) /非脱走オブジェクト
まるで銀河を思わせる体色の少年。
職員へ友好的なアブノーマリティであり、友達になった職員に対し、その証として不思議な小石をくれる。
この小石は一日で消えてしまうものの、持っている間は職員のHPとMPを少しずつ回復する。
小石を貰った職員が何度も作業しに行く事でクリフォトカウンターを増やす事も出来、カウンターの数値に応じて回復量も増加する。
E.G.O「銀河」の防具を装着する事でさらにこの回復量を上げる事も出来る。
しかし彼は執着心も非常に強く、小石を持った職員が別のアブノーマリティの所へ行く事を良しとしない。
そういった作業を行うたびにカウンターは1つずつ減っていき…0になった時、小石を持った職員は全て死亡する。
小石を貰うメリットはある一方、この即死条件が若干のネック。うっかりクリフォト暴走などを見逃すと職員が大量に死ぬ恐れもあったりする。
一応気を付けていれば防げる事態とは言え、49日目などとにかく忙しい状況下だとやらかす可能性などは十分ある。
最初から小石を貰わなければ無害な存在なので、忙しい日には徹頭徹尾放置するのもアリ。
全ての作業に対応しており、職員の育成要員としては便利。
▼O-01-67
だから、ちびはすごいアイディアを思いついたの!
レティシア
(Laetitia)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
どこかの国の人形みたいな服装をしたょぅι゛ょ。超かわいい。
新バージョンで最初に追加されたアブノーマリティでもある。
ハート型の何か(手作り)を渡してくるが、その中には彼女の友達が入っていて…
この状態の職員にレティシア以外のアブノーマリティへ作業命令を出すとその「友達」が現れる。
なお、友達の登場と同時にハートを持っていた職員は死ぬ。
ゲーム内の説明を見れば分かるが、レティシア本人に悪意があるわけでは無く、むしろ本人は職員達が笑顔になる事を望んでいるようである。
方法は完全に間違えているが。
とは言っても怖いのはその即死のみ。
ハートを持ってる職員をレティシア専属にすればいいだけなので、一部の厄介なTETHよりも管理がはるかに簡単。
作業も抑圧以外ならなんでもいいし、脱走もしない。魔窟のHEの割に職員育成にも安心して使える。
手に入るE.G.Oも強かったり見た目がょぅι゛ょだったりとまさに癒し枠的な存在である。
なお、その手に入るE.G.Oもアブノーマリティと同名で「レティシア」。
武器は攻撃速度も最速だし銃なのでリーチも長い。防具も全属性に一定の耐性を持つので超便利。
弱点はと言えばHEランクである事ぐらい。レティシアちゃんは最高だね。
▼T-01-68
人は死んだらどこへ行く?
▼F-01-69
この魔法の弾丸はお前の言ったとおり、本当に誰にでも当たるな!
魔弾の射手
(Der Freischütz)
クリフォトカウンター:3 /非脱走オブジェクト
黒い炎のような身体を持つ狙撃手。そして超有用枠。
プレイヤーがエネルギーの10%を消費して「依頼」が可能。好きな位置からBLACKダメージを与える弾丸を撃ってもらえる。
コストはやや重めだが、厄介なアブノーマリティの鎮圧に一役買ってくれる。ただし射線に入った職員も撃ち抜かれるので避難させておこう。
愛着以外どの作業にも対応してくれるため職員育成にも活躍してくれたり、貰えるE.G.O「魔法の弾丸」も有用だったりと、特殊能力以外も軒並み優秀。
アブノーマリティ抽出画面で見かけたら最優先で収容したいイケメンである。
ただし、名前通りドイツの伝承「
魔弾の射手」をモチーフとしており、依頼7回ごとに発射位置をコントロールできない射撃が行われる。
クリフォトカウンターが0になった場合も同様で、ランダムな位置から射撃を行い、射線上の壁やアブノーマリティ、そして職員を貫いて大ダメージを与える。
特にカウンター0で発動した場合、依頼時の攻撃よりも倍ほど
BLACKダメージが高い。
運悪く職員の固まっている場所が撃たれてしまうと部署の壊滅もあり得る。
そもそも彼はモチーフとなった猟師とは似ても似つかぬ人物であり、単に誰かを撃ち抜くのが楽しいだけらしい。
きっと職員でもいいのだろう。
カウンター数値にだけは気を付けたい。
▼O-05-76
機械の中の鍵穴からは、執拗な視線を感じる。
シャーデンフロイデ
(Schadenfreude)
クリフォトカウンター:2
鋼鉄の箱の中から何者かが覗いている。
その視線は絶え間なく、こちらが穴を見返すほどむしろ視線は強くなる。
これを直視し続ければ、いずれ心が耐えられなくなる。
そういったストーリーから分かるように、このアブノーマリティの管理方法は「こいつを見ない事」。
こいつをゲーム画面に収めた状態で作業を行うと、その間の作業は必ず失敗する。ゲーム画面から外せば、通常通りの判定が行われる。
脱走時の対処も同様で、見られている間は非常に攻撃的に動き回るが、視線を外すと全く動かなくなる。
ゲーム画面に収めてはいけないのはあくまでこいつのみであり、周囲のUIや収容室までなら見ても大丈夫。
最大の難点は、ある程度エンサイクロペディアを開かなければ、こういった管理情報が閲覧できない事。
他のアブノーマリティとは全く違う、ある種メタ的な対処方法が求められるため、完全なる初見殺し。
失敗の原因が分からないからと言って観察しようとすればするほどドツボにハマる。
特殊な意味で凶悪なアブノーマリティ。
また無力化できる代わりにとでも言わんばかりに、視界内では異様な戦闘力を誇り、シンプルな意味でも普通に凶悪。
HP800とHEにしては処理しづらい上、処理に手間取っている間、80ポイントものRED属性を範囲攻撃として何度も放って来る。
育ち切った職員すら易々と大量に殺害する様は…こいつ本当にHEなのだろうか。
そのため鎮圧時にうっかり視界に入れてしまうと大惨事。
多くある事ではないが、他の凶悪な脱走犯と一緒になった時などはもう手が付けられない。
外伝作品『Leviathan』にも登場し、
特色フィクサーにすら「まともに打ち合ったらまずい」という感想を抱かせるあたりは最早納得の描写である。
そりゃ職員程度簡単に殺すわ。
なお、E.G.O防具「視線」にも「着用した職員を注視すると、その職員の防御性能と正義ステータスが上昇する」という特性がある。
余裕があれば活用すると結構強力。
あと武器にも「攻撃対象に一定時間追加のBLACKダメージ」という特性があり、こっちもHEにしては優秀。
▼F-01-87
そしてそこは、変わらずエメラルドの道が美しく輝く都市のままでした。
▼O-02-98
私の頭が爆発する時間ですね。 良い一日でした。
ポーキュバス
(Porccubus)
クリフォトカウンター:2
花のついたサボテンのようなアブノーマリティ。
職員に対して特に攻撃的でないタイプで、むしろ仲良くなれば撫でさせてくれるらしい。
そして彼の体には棘が生えており、それに刺されて得られる快感は、この世の物とは思えないほどだという。
陰惨な環境で働くL社の社員にとってそれは抗いがたい魅力であり、特に自制ランクが3以下の職員は簡単に飛びつき、死ぬほどの快楽を得て、死んでしまう。
と言っても、欠点を強いて挙げるならその「
自制ランクの要求値が高い」事ぐらい。
クリフォトカウンターは2と猶予があり、作業結果次第で回復もさせられる。基本的には安全で脱走しにくいアブノーマリティと言える。
ただし、「
自制ランクを満たしていないと即死するのに、こいつから貰えるE.G.Oギフト『喜び』で
自制ランクが下がる可能性がある」という落とし穴も。
この
歌う機械がよー
また、もし脱走した場合は注意が少し必要。
「ポーキュバスの攻撃範囲内に居ない職員の攻撃に対しては無敵」という特徴があるため、これを知らずに攻撃していても鎮圧は難しい。
と言っても、ポーキュバスは最初に脱走した位置から全く動かないため、被害が広がる事はあまり無い。多少もたついても大丈夫ではある。
なお、ポーキュバスの攻撃でパニックに陥った職員も、自制ランク3以下で作業した場合と同じく即死する。
幸せそうに笑う職員は割とかわいい。
直後に爆ぜるからグロいけど。
貰えるE.G.O「喜び」もなかなかに酷い。
防具はWHITEとBLACKに軽い耐性がある一方、REDには弱く、PALEには1.5倍弱点。まあ相手を選べば使えなくもないが、HEだけ見てももっと優秀な防具はたくさんある。
武器はトゲが付いた植物のようなハンマーで、とにかく低威力のため使い所がない。いちおうWHITEスリップダメージを付与する特殊効果があるが、それ込みでのDPSが他のHE武器の半分強では話にならない。
ギフトは首にかけるタイプでMP+10の高い補正がある一方、作業速度と作業成功率を-6する。鎮圧専門部隊ならともかく、作業要員にこのデメリットが付くのは地味に痛い。前述の通り即死トラップにもなり得る。
総じて毒にも薬にもならないタイプのアブノーマリティと言える。
このゲームでは安定した収容が何よりも重要なので、図鑑開放後は放置できるという理由で選択するのはアリ。
_WAW
▼O-01-04
愛と正義の名のもとに、魔法少女がやってくる!
名前通りの魔法少女といった姿をした可愛らしいアブノーマリティ。
普段は職員に対しても有効的で、「悪者」から皆を守るため非常事態の際に他のアブノーマリティの鎮圧を手伝うといった様子も見せる。しかもめっちゃ強い。
だが、彼女の正義はいささか盲目かつ強迫観念じみたもので、思ったように人助けが出来ないと自分の存在意義や正義といったものに疑念を抱き始め、精神に異常をきたす。
そして、最終的に憎悪に支配された彼女は竜のような見た目の魔物(憎しみの女王)へと変貌を遂げて収容違反を起こす。
竜状態では吸収効果のついたビームブレスを使用して職員に甚大な被害をもたらす。
▼O-02-40
『怪物』は存在しないと結論づけた。
▼F-04-42
リンゴが王女と王の庭に落ちた日、
魔女の心は崩壊しました。
白雪姫のりんご
(Snow White's Apple)
クリフォトカウンター:1
白雪姫が齧り、吐き出した毒林檎。
捨て置かれたまま自然に還る事もなかったその林檎は、いつしか自我を持ち、白雪姫のように自分だけの王子様を夢見るようになった。
心のどこかでは、自分を愛する王子様など居ないという事は悟っているようだが…それでも幸せを求めて生き続けている。
クリフォトカウンターが1のうえ、作業結果が普通以下の時確率で減少する。
かなり脱走しやすいアブノーマリティ。
脱走後の攻撃も厄介で、自身の居る部屋全体にツタを張り巡らせ、その上に乗った職員に合計100ポイントほどのBLACKダメージを与える。
オフィサーがバタバタ死ぬのはもちろん、職員もしっかりBLACK耐性を整えていかなければ当然危険。
しかもこのツタ、職員の移動速度を半減させる効果まで持つため、早急な鎮圧もなかなか困難。
雑に対処しようとせず、前準備をきちんと整えてから管理するようにしたい。
また白雪姫の林檎本体を鎮圧した後も、一日を終えるまでツタは残り続け、その間ずっと移動速度を制限してくる。
あとツタのテクスチャがメモリ容量を食ってるのか、たくさん張られるとPCが重くなる。変な意味で危険度WAW。
そのため収容するリスクは大きいのだが…E.G.O「緑の幹」は結構優秀で、メリットもそこそこあるのが悩み所。
特に武器はギフトとの組み合わせで火力が増加するため、彼女を収容しておけばALEPH並の火力武器として運用可能。
まあ無理にギフトを取得せずとも武器だけで十分強いので、装備品だけ貰ったらチェックポイントに戻ってお別れするのも十分アリ。
▼T-04-50
首への痒み、腹痛を感じたら、できることは、もう二度と見ることの出来ない最後の青空を見ることだけです。
女王蜂
(Queen Bee)
クリフォトカウンター:1 /非脱走オブジェクト
肉片の継ぎ接ぎのような大きな蜂。体の所々から赤い断面が覗いており結構グロい。
抽出時のテキストからなんとなく察せるだろうが、感染を広げる系のアブノーマリティ。
しかもF-04-42と同じくカウンター1、かつ作業結果普通以下で減少するというとても短気なタイプ。
カウンターが0になると部署内に胞子を噴出、3~6名程度を「感染」させたうえで合計80ポイントほどの継続ダメージを与える。
このダメージはRED耐性で軽減する事が出来るが、対策がなければこの時点で既に大惨事になり得る。
更に感染者がこのダメージで死亡した場合、即座にHEクラスの眷属へ変貌。
周囲の職員に対し高火力のRED属性で攻撃を始め、これによって死亡した職員も同じく眷属化、放置していても卵を産んで増殖…ととんでもない事に。
対象には当然オフィサーも含まれるため、早急に対処しなければどんどん事態は悪化していく。
職員のステータスや装備が整ってない時期に収納してしまうと、手の付けようもない地獄絵図と化すこと必至。
ただし貰えるE.G.O「ホーネット」はものすごく優秀。
防具はPALE属性以外に安定した耐性を持ち、WAWランクの補正もあるためいろんな場所で便利に使える。
武器はWAWクラスの中でも特に強力で、射程が最長かつ攻撃速度も最速、その上火力も十分ありほとんど欠点が無い。
RED属性なので白夜チャレンジにも使いやすく、あいつに挑むならぜひ取得しておきたい。
▼T-04-53
塵に帰りたいという彼女の願いは、 生きようとするものすべてを死に場所へと返すでしょう。
アルリウネ
(Alriune)
クリフォトカウンター:1
ピンク色のゲロを吐く馬っぽいアブノーマリティ。
かつて人間になりたいと願った人形であり、その心が壊れてしまった今、全てを巻き込んで土に還ろうとしている。
作業結果が「良い」だとクリフォトカウンターが減少する面倒なタイプ。(減少確率は70%)
じゃあ失敗を狙えばいいかと言うとそうでもなく、悪いと同じく減少するので、安全に運用したければどうにか「普通」を狙うしかない。扱いがとても面倒。
しかもカウンター自体1しかない。言わずもがな脱走の常習犯。
また脱走時の挙動も「施設全体のランダムな廊下にテレポートを繰り返しながら攻撃を放つ」というもの。
追いかけて殴っては逃げられ、また長い距離を追いかけて追いついたと思ったら逃げられる…という冗長な追いかけっこが発生しがち。
HPが1000と多めなこともあり、効率的に処理するのも一苦労。
攻撃もWHITE属性60ポイント前後とそれなりの火力があり、職員の能力が整っていなければ返り討ちに遭う危険すらある。
一応E.G.O「残り香」は優秀な部類で、特に武器のほうはパニック対策に装備させておくといいかも。
それにしても「やたら脱走する上に鎮圧が面倒」というデメリットがかなり大きいので、基本的には避けられやすい存在。
▼F-01-57
あの野郎の首を私のベッドの上にぶら下げてやる。
それだけで、悪夢を見ることなく眠ることができる。
赤い頭巾を被った長身の人物のアブノーマリティ。因みに、頭巾で顔が隠れているため分からないが、フレーバーテキストなどから察するに女性。
女性で、かつ赤ずきん……と言えば、言うまでもなく元ネタは有名な童話の一つである「赤ずきん」だろう。それが成長した姿なのは容易に想像できるのだが……。
彼女は(恐らく)その童話「赤ずきん」の中に出てきた狼に「なにか」されたらしく、それにより本来の童話通りの結末を迎えなくなった姿が彼女とのこと。
「傭兵」の名前がついている通り、彼女に報酬としてエネルギーを支払えば、脱走したアブノーマリティなどの敵対存在の鎮圧に力を貸してくれる。
因みにその時持っている武器は刃が付いた短銃と赤い斧。
出るゲーム間違えてないか?
他のアブノーマリティが脱走するとクリフォトカウンター減るため、連鎖的に脱走が生じやすい。
脱走時はまずターゲットを決めてからそいつを追いかけるという若干特殊な挙動を取る。狙われた職員への指示は慎重に行おう。
但しクソ鳥、てめーは脱走し過ぎてダメだ
更に、彼女の怨敵である狼の鳴き声を聞くと……?
その外見から人気が高く、かなり早い段階でアブノーマリティ・スレイヤー=サンとか言われるようになった女傑。
傭兵「イヤー!」
罰鳥「グワー!」
罰鳥「イヤー!」
傭兵「サヨナラ!」
▼F-02-58
それでも構わないという気がした。
自分は大きくて悪い
オオカミなのだから。
▼O-02-62
彼の天秤はあらゆる種類の罪を、
公正に評価することができます。
▼O-01-64
悲しみが叫ぶ、消えろ! 死ね! と。
しかし、欲望は永遠を望んでいた。
深く、永久に続く永遠を望んでいた!
▼O-04-66
これが私の呪いであっても、
私はこの呪いを祝福として愛するだろう。
▼F-02-70
黒鳥が、白鳥になった夢から覚めた時、
何が起こるのでしょうか?
黒鳥の夢
(Dream of a Black Swan)
クリフォトカウンター:5 /非脱走オブジェクト
6人の少年と1人の少女で構成される奇妙な兄妹。
兄たちははただ収容室で立っているだけだが、クリフォトカウンターが減っていくたびに変容し、「妹」を生み出していく。
Fであり童話「野の白鳥」をモチーフとするアブノーマリティのはずだが、実際は童話に自分の境遇を関連付けて幸せになれる夢を見続けた少女であり、最終的には何らかの現象に巻き込まれて命を落とした模様。
最初から王族の生まれでもなく、兄たちは事業の失敗で壊れただけなのに、イラクサの帷子を完成させれば幸せだったころに戻れるという、ありえない幻想に耽溺していた。
ちなみに、少女の名前はエリヤというが、本作の重要人物とはスペルが違うらしい。
カウンターには5つの減少条件が設定されているが、「同じ条件では2つ以上減らない」という独自の特性を持つ。
カウンターの最大値は5なので、全ての条件を満たさなければ0にはならないわけである。
(もちろん、クリフォト暴走などで強制的にカウンターが減らされる場合は別だが)
条件の中には「作業結果が悪い」といった、普通にプレイしていればほぼ満たすことのない物も含まれるため、非常に脱走しにくいWAWと言える。
いや非脱走オブジェクトなのに脱走するの?する。
ただし正確に言えば「自分は収容室に居ながら敵性アブノーマリティを施設内に産み出す」という能力なので、嘘はついていない。セーフ。
セーフか?
ちなみにこの仕様上、「脱走したアブノーマリティを鎮圧しろ」といったミッションをこいつでクリアする事は出来ない。
何にせよ、外で暴れ始めた時は「収容室の前を通過した時、その部屋のクリフォトカウンターを1減らす」という特性を持つ。
これだけだとかなりヤバそうに思えるが…肝心の本体が弱い。
大した攻撃もして来ない上に耐性も貧弱で、ほとんど移動しないまま職員に囲まれてボコボコにされるという事もザラ。
かなり安全である事に加え、
愛着以外の作業に対応しているため職員教育にも向き、
WAWの中ではトップクラスに便利である。
一方で貰えるE.G.O「ブラック・スワン」は微妙。
防具は普通だが、武器のほうは射程が短いわ火力も低いわ、
WAWまで到達してようやく貰える武器とは思えない性能をしている。
おまけに被ダメ反射が
一部のアブノーマリティに最悪の形で噛み合うので、収容している場合は使えない。
まあ本体がものすごく扱いやすいので良しとしよう。
▼T-02-71
赤ん坊に、彼が好きなブドウ味のキャンディが手に入ることを教えてあげてください。
夢見る流れ
(The Dreaming Current)
クリフォトカウンター:2
ラリったサメ。
ストーリーによれば、その正体は投薬を受けた幼い子供であるかのようでもあるが…
いかんせん情報が断片的で、正確な正体はつかめていない。
おそらくだが、生まれつき健常な状態というものがなかった子供に本作にも登場する「健常だったころに戻す薬」を投与した結果、前世にまで遡った、といったところだろう。
こんな外見であるが、メンタリティは割と子供なままらしい。部屋を勝手に掃除をする洞察や体罰に当たる抑圧を嫌い、食事である本能や愛情表現である愛着を好むところからもうかがえる。
クリフォトカウンターに余裕があるのに加え、気を付けていればまず減少条件にも抵触しない。
よってほぼ脱走しない上、洞察以外の作業を受け付けてくれるので、職員育成にも活用できる。
E.G.O「夢中」も特に防具は癖が無く扱いやすい。武器の方はWAWどころか大半のTETH武器にも劣る産廃だが
WAWの良心と言っても良いアブノーマリティである。
反面、脱走した時はとんでもない初見殺し。
「施設中の廊下という廊下を超高速で走り回っては即死級のREDダメージをばら撒く」という凶悪極まりない挙動をとり、対策もなくこいつの鎮圧に繰り出すのはただの自殺行為。
突進攻撃を一度行う前と後には大きな隙が出来、その隙を晒す場所はほぼ決まっているので、予めその場所付近(廊下以外)に職員を待機させ、タイミングを計り一気にボコる、という対策が必要。
オフィサーはどうしようもないので死ぬ。
体力は200程度とWAWにしては低いので、対策さえしていればむしろあっさり鎮圧できる。
でも初見で理解して対処するのは困難。
滅多に脱走しないからといって舐めてかかって、返り討ちに遭った管理人も多いことだろう。
▼O-04-72
視線を逸らさず、見続けて下さい。
それはあなたの視界にあります。
地中の天国
/
喰い込む天国
(The Burrowing Heaven)
クリフォトカウンター:3
目玉のような何かで構成された、樹木のような何か。
抽出時のテキストの通り、
O-05-76
とは逆に「作業中は常に画面内に納めなければならない」という特性を持つ。
こう書くと厄介そうに聞こえるが、画面内にさえ入っていればどれだけズームアウトしていても平気。
画面に入っている間はほぼ無害であり、むしろ作業結果が良ければクリフォトカウンターの回復さえ可能なので、
WAWの割には扱いやすいアブノーマリティ。
抽出できるE.G.O「天国」も
WAW相当に優秀で、用意できる数も多いため便利に装着させられる。
普段においてはとても優秀な
WAWと言える。
…そう、普段は。
特定のセフィラコア抑制時は話が別。
「視界に収めていなければいけない(=視界がそこに限定されてしまう)」という性質が地味に凶悪で、
こいつのクリフォト暴走と「ボスの行動をよく見て対処」を同時にこなすのは無理難題と言うほかない。
その一点にのみおいて、どんなALEPHをも差し置いてぶっちぎりのクソアブノーマリティと化す。
と言うか、このゲームの攻略をするなら当然ストーリーも攻略する事になるので、その一点だけで非常に危険な存在と言える。
それさえ無ければ扱いやすい奴なんだけどね…
▼O-01-73
残ったのは風化した騎士の空虚な誇りでした。
▼O-02-74
それはあなたの体のどの穴にでも侵入できます。
裸の巣
(The Naked Nest)
クリフォトカウンター:なし/非脱走オブジェクト
茶色の粘液に覆われた巣のような生命体。
これは誰にも気付かれないうちに人間の体内に入り込み、自らと似たような「巣」に作り替え、寄生を広める事で繁殖を試みる。
「普通以下の作業結果の場合、作業に当たった職員は一定確率で感染。その後接触した他の職員にも感染の可能性がある。」
という典型的な感染系アブノーマリティ。しかも作業結果が普通以下で発動するため、かなりヤバい存在。
…のように見えるが、そんな事もない。
感染にはもう一つ発生条件があり、それは「HPが高いほど、また作業中に受けたダメージが少ないほど感染確率が下がる」という物。
これがプレイヤーが思っているよりも効果覿面で、REDダメージを大幅に軽減する装備で挑めば、驚くほど感染率が下がる。
特にミミクリーや笑顔装備あたりを担当職員に着けておけば、作業結果が普通だろうとほとんど発症しない。
また、バグか仕様かは不明だが、「感染中の職員が制御不能に陥ると、何故か感染が治る」という小ネタも。
ウェルチアースなど無理っぽい物もあるようだが、
オールドレディ
の孤独状態なら収容室に入ってすぐ発動するので治療可能らしい。
そんなこんなで、解説の恐ろしさに反して意外と扱いやすいWAW。特に強力な装備が揃ってきた頃にはあまり怖くない存在と化す。
クリフォトカウンターも無く、脱走もしないので完全放置も可。雑に収容しちゃって大丈夫だったりする。
ただし上記の対策はあくまで感染率を減らすだけであり、作業結果が普通以下だと感染の可能性はやっぱり一応ある。そこだけ注意しよう。
異界の肖像でダメージを移し替えてしまうのも手かもしれない。
あと収容室からグチョグチョと音が聞こえて来てキモい。そういうの苦手な人も注意。
貰えるE.G.O武器「抜け殻」は少々クセが強いが、「この武器の攻撃を受けた対象に、REDダメージに弱くなる状態を付与」という特性があるため強力。単純なDPSで見てもかなり上位の武器のためぜひとも作成しよう。
▼O-03-88
慎重に、あなたの周辺を意識してください。
次元屈折変異体
(Dimensional Refraction Variant)
クリフォトカウンター:2
肉眼では視認できない。
それはただ空間を歪め浮かんでいる。こいつが存在する場所は真空と化してしまうため、接近することは死を意味する。
距離が測れないため、床に水を入れたコップを置き、真空状態による膨張が確認されたら即離脱する、という対策が取られている。
正体不明の存在でありながら、WAWの良心枠の1体。
何せクリフォトカウンターの減少条件が「作業結果が悪い」「作業時間が40秒以上」と、普通にプレイしていれば抵触しない物のみである。
しかもカウンター数にも余裕がある。クリフォト暴走以外ではまず脱走しない。
さらに最終的に全ての作業を受け付けてくれるので、職員育成にもピッタリ。
E.G.O武器「回折」も速度とリーチこそ並だが威力は高いので十分WAW相当の性能。
何も考えずに運用しても恩恵ばっかりくれる、ありがたい存在と言える。
脱走時も相変わらず視認困難で、どうやら職員たちには見えてすらいないらしく、鎮圧命令を出すには管理人が直接探し出す必要がある。
つまり
肉の灯篭
と同じだが、あっちと違って与えて来るダメージ量は低く、
REDダメージ40程度。そこまでの脅威にはならない。
危険度設定あいつと逆なのでは…?
特定のセフィラコア抑制時やら49日目やら、特定の状況下では話が別で、こいつの探索とかほぼ無理、あるいは探している暇なんて無い。
まあ放置しておいても被害が広がりにくいのが救いか。
▼O-02-101
狩りに成功した者らには、多くの狩人があれほど欲した羽根が証のように残される。
火の鳥
(The Firebird)
クリフォトカウンター:3
その姿と名の示す通りの火の鳥であり、かつて狩人にとって栄光の証とされていたらしい。
似たような某
鳥と違って人間を弄んでいる様子はなく、むしろ火の鳥自身が人間たちの熱気を求め、狩られたがっている節がある。
つまり鎮圧されようと脱走する常習犯。
作業結果が良いとクリフォトカウンターが確定で減り、普通の場合も30%で減少。
さらには鎮圧報酬として、優秀なE.G.O武器「名誉の羽根」まで用意されている。
狩られたがれすぎである。
ただしWAWだけあって鎮圧も一筋縄ではいかない。
まず攻撃手段からして強烈で、特に恐ろしいのは「同じ部屋に居る職員に対して1秒につき5ポイントのREDダメージを与える」という、高レートのスリップ攻撃。
攻撃してきた職員に対しては、100ポイント前後のWHITEダメージを伴う突進を行い、こちらも対策なしではパニック必至。
HPも1500と多く、交戦時間はある程度長くなるため、強力な耐性を持つ防具を揃えておかないと相当キツい。
なるべく短時間で鎮圧するためにも、強力な武器(できれば弱点のPALE、次点でBLACK)もぜひ欲しい。
そして当然オフィサーは塵芥のように死んでいく。死者数に反応するアブノーマリティにも注意したい。
また脱走後1分前後で勝手に収容室へ帰っていく、という習性があり、鎮圧したければそれまでに勝負を決めなくてはならない。
一方この習性のおかげで、脱走されても最悪放置が可能。
オフィサーだけ予め始末し、職員は適当に避難させておけば、脱走されても安全にやり過ごす事はできる。
そもカウンター数値は3と気長で、作業結果が悪い場合はカウンターが回復するため、脱走までにはそれなりに猶予がある。
なので他の脱走常習犯と比べれば、嫌われてないほうではある。
ちなみに地味に嫌な特徴として、「こいつに対して攻撃した職員は作業速度が半減する」というものがあり、蒼星や次元屈折変異体へ作業する時は注意が必要。
収容室へ戻った火の鳥へ作業を行えば解除可能なので、忘れないようにしよう。
▼O-05-102
いま汝は空となり、我は地となる。
▼D-01-105
『月が人をよく魅了するってよく言われるけど、
人は月に絶望しているだけ。』
ラ・ルナ
(El Llanto de la Luna)
クリフォトカウンター:3 /非脱走オブジェクト
古びたピアノのかたわらに、老婦人が座っている。
婦人は何も語らないが、時折かすかな微笑みを見せる。
特殊な作業「演奏」を行う事が出来、この作業中は施設内の全職員に対し、自制と正義のステータスが5ずつ上がるバフが発生する。
演奏した職員の体力が半減するデメリットが発生するものの、特定の状況において有用な効果と言える。
演奏1回ごとに1つずつクリフォトカウンターが減少し、3回目の演奏では必ず0になる。
そしてラ・ルナは収容違反を起こす。
「お前も非脱走オブジェクトじゃねーのかよ!」と思ったそこのあなた。
脱走するのは隣の老婦人のほうだからセーフ。……セーフか?
彼女もこの仕様のせいで「アブノーマリティの脱走と鎮圧」とは見なされないらしく、懲戒部門のミッションをこれでクリアするのは無理である。釈然としない。
なおこの婦人それなりに強く、火力こそ中威力だがRED・BLACKと多彩な属性で攻撃してくるため、雑な防具の職員に対応させると普通に殺されたりする。
体力も結構あり、殺される前に殺す戦法も若干難しい。素直にいい防具の職員を向かわせよう。
また脱走中はベートーヴェンのピアノソナタ第14番(いわゆる月光)が演奏されるが、この演奏が終わっても勝手に帰っていく。
しかしこれだけ書いておいて何だが、そもそも彼女、演奏を何回も行わない限りはほぼ脱走しない。
演奏以外のカウンター減少条件は「作業結果が悪い時」「作業結果が普通の時(30%)」のみ。判定も緩いので「普通」すらそこまで発生しない。
つまり基本的にはものすごく扱いやすいWAWである。
あくまで「調子に乗って弾きまくると脱走する」程度の認識で良い。
職員の育成に向いているのはもちろん、E.G.O「月光」も武器・防具・ギフトとどれも使いやすく、とにかくありがたい存在。
見かけたら収容しとくといいだろう。
▼D-04-108
『安心してください、祝福が必要でしょう?』
寄生樹
(Parasite Tree)
クリフォトカウンター:1 /非脱走オブジェクト
人の顔が浮かんでいるような樹木。そして問題児だらけのWAWの中でも頭一つ抜けた地雷枠。通称畜生樹。
ただでさえ余計な作業を増やす「職員を魅了して誘い込み、死亡に追い込む」タイプでありながら、こいつの場合その条件がとにかく緩い。
その中の一つ
(1)抑圧作業を行う
は意図して避けられるとして、問題は残りの二つ
(2)寄生樹を放置したまま他アブノーマリティへの作業を5回行う
(3)他アブノーマリティが脱走した時に確率で30%
まず(2)、このゲームにおいては5や10程度、複数のアブノーマリティに対しての並行作業は当たり前。
むしろそうしないとやたら時間がかかって仕方がないのに、その効率的な並行作業をいちいち阻害するため非常に邪魔。
そもそもクリフォト暴走が複数発生している状況下など、作業を止めていられない場合も多く、必然的にこの条件を満たしてしまうケースは多い。
次に(3)、脱走しやすいアブノーマリティにいちいち反応しては確率30%で魅了してくるため、その度に確認作業を挟むことになり、煩わしい。
さらにその脱走したアブノーマリティが凶悪なものだった場合、それへの対処に加え、魅了への対処まで行わなければならない。
そんなややこしい状況下ではうっかり魅了を見逃す事も決して珍しくはないのだが…、先述したように魅了対象は死亡する。
しかもこいつの場合、5人貯まった瞬間いっぺんに眷属化。鎮圧作業さえ要求される。
逆に言えば4人まではセーフとも言えなくはないが…結局は人数の把握が必要となるので面倒な事に変わりはない。
4人までは本当に「祝福」としてステータス向上効果も授けてくれるとは言え、そんなものはもはや些事。
他の管理作業の隙間にいちいち食い込んできては、煩雑な手間を増やし、ストレスを貯めた挙句、ミスが積み重なって大惨事を引き起こす。
特定のセフィラコアみたくシステム干渉のある環境下だと煩わしいどころの騒ぎではない。地獄である。
一応、こいつから得られるE.G.O「偽善」は結構優秀なので、収容メリットもあるにはあるが、とてもリスクを抱えたまま付き合っていける存在ではない。
尚、46日目以降の設計チームバグで同じアブノーマリティが2回抽出される場合があり寄生樹も2回抽出される可能性もあるのだが一緒に抽出された他のアブノーマリティがどんなに害悪でも絶対にコイツを2回も選ぶのは止めよう。
とある実況者は縛りでコイツを2回も選んだ結果案の定魅了祭りとなり阿鼻叫喚となった。
情報解禁してE.G.Oを貰ったらとっととチェックポイントに戻ってしまおう。
▼D-01-110
しかし天下が驚くほどの仏舎利が出たならば、
そなたの名は後世に残ることだろう。
風雲僧
(Honored Monk)
クリフォトカウンター:3
仏舎利とは本来は仏陀の遺骨や遺灰であるが、中国での風習が混ざった結果なのか「徳の高い僧を火葬すると出てくる貴石」となっている。
件の僧は元は真っ当に仏門に帰依していたが、ある村で徳の高かったはずの僧から僅かな仏舎利しか出て来ずに罵られるという場面に出くわす。
村の老人に意見したところ、上記のセリフで煽られて己の死後に出る仏舎利の量に不安を覚え、他の僧の仏舎利を狙って襲い掛かる悪鬼へと堕ちた。
脱走時に変化する姿を見るに、餓鬼がモチーフだろう。
僧でも何でもない職員の死や宝石のようなアブノーマリティに反応するあたり、収容段階ではもはや当初の目的すら失われていると思われる。
脱走条件が緩く、脱走時の性能が凶悪、というWAWの暴力枠。
クリフォトカウンターの減少条件は「作業結果が普通以下」というオーソドックスな物に加え、「一定数の職員が死亡」など複数が存在。
さらに「陰か陽が収容室の前を通ると即時脱走」という性質もあり、カウンター数値こそ3と多いが、かなり脱走しやすい。
そもそもオフィサーが10や20程度は軽く死ぬこのゲーム、何なら死亡数だけで脱走条件を余裕で満たす可能性もある。
と言うか深夜の試練とか発生すると大体満たす。なので終盤にもなると一日一回は脱走する困った奴である。
そして脱走した後の移動速度・攻撃速度も素早く、通常攻撃の火力も高め。
特に一定時間の溜め動作の後放たれる特殊攻撃は、RED属性250ポイントという即死級の威力。
幸いにしてRED属性だけ対策しておけばいいので、ミミクリー装備辺りがあれば十分対応可能。
分かりやすい暴力だけが強みである分、他の凶悪なWAWよりは対処しやすい方だろう。
とは言え、そういう装備が整っていない状況で収容してしまえば純粋な脅威と言える。
E.G.O武器「阿弥陀」も設定ミスを疑うレベルで弱いので、正直収容のメリットはほとんどない。
_ALEPH
▼O-06-20
そして多くの「皮」は、ただ一つの言葉「
管理人」とわめく。
▼T-01-31
壊れたものたちから世の中で一番美しい演奏が始まる。
▼T-03-46
「我が使徒たちよ、目覚めよ。そして我を迎えるのだ。」
ZAYINクラスのアブノーマリティ「ペスト医師」が変異した姿。12体の職員に対して祝福を施すとこの姿に変異し、それと同時に収容違反を起こす。
ペスト医師から変異した際には祝福を与えた12人の職員が
某量産機みたいな使徒と呼ばれるこいつの眷属へと変えられる。
出現中は一時停止やメニューが封じられまともに考える余裕もなく、異様な戦闘力を持つ使徒達と定期的に使徒蘇生+
PALEダメージの波動を放つ白夜を相手取る必要がある。
絶望的な状況ではあるが実は使徒たちの中に3眼のペスト医師のマスク以外には元の職員とほぼ変わらぬ格好をした者が一人だけ存在する。
こいつは通常の作業や鎮圧を行わせることも出来ないが、唯一「
たった一つの罪と何百もの善
」に対して懺悔という作業を行える。
懺悔が完了すると、天から降り注いだ光によって白夜が大ダメージを受け続け鎮圧&収容される。
普通にダメージを与えて鎮圧することも可能で、その方法で鎮圧に成功した際には最強クラスの武器が入手できる。当然ながら道は険しいが。
▼O-02-63
混乱と泣き声の中で誰かが叫びました。
「『怪物』だ!
恐ろしい大きな怪物が黒の森の闇に潜んでるぞ!」
『やがてこの森に悲劇が訪れるだろう。森は悪行と罪に染まり、争いが絶えぬだろう。
悲劇が終わるときは恐ろしい怪物が森に現れ、すべてを飲み込んだ時だ。
二度と森に太陽と月は昇らぬ。森は決して元の姿になることはないだろう。』
『ここは広すぎて僕たちだけじゃ森を守れないよ』
『でも、僕たち以外に森を守れる生き物はいないよ』
『僕たちが力を合わせればもっと強くなれるはずだ!』
罰鳥、大鳥、審判鳥の3つのアブノーマリティが収容違反すると出現する。…正確には2体が同時に収容違反した時点でもう1体も収容違反するのだが。
即座に登場するわけではなく3匹の鳥に関する物語の一枚絵と共に黒い森の入口というゲートが出現。そこに上記のアブノーマリティが入る度に物語が進み、3体とも入った段階で融合召喚出現する。
光によって後述するクリフォト暴走状態を引き起こす他、3体が歪に混ざりあった外見通りそれぞれの能力や攻撃を駆使してこちらを妨害しつつ、職員たちに甚大な被害を与え続ける。
そのまま攻撃しても全てのダメージを無効化するため鎮圧できず、代わりにランダムな場所に出現する3つの卵を破壊すると鎮圧できる。
卵を1つ破壊するごとに物語が終わりへと進み、破壊した卵に対応する鳥の能力が失われる。
混乱と泣き声の中で誰かが叫びました。
『あそこに怪物がいる!この森には怪物が住んでいるんだ!』
森中を探し回りましたが何もありませんでした。怪物も、他の生き物も、太陽も月も。残ったのは1つになった3羽の鳥たちと暗い森だけでした。
▼T-01-75
その笑顔は不気味で悲しみに満ちています。
▼O-03-89
システムの問題によりアブノーマリティが脱走した場合、直ちに管理人を処分する必要があります。
黒い背景に赤い文字で『CENSORED』と書かれた四角いバー…としか言いようのない見た目のアブノーマリティ。
本来の姿はあまりにも凶悪なため、管理人には規制された姿しか見せられないんだとか。なお職員は本来の姿のこいつを直視している。
脱走した場合は四足歩行の何かに姿を変え、倒した職員をエサにして分身を生み出し続ける。
…と、やたら物騒な設定を持つのに実際は大した事なかったりする。
クリフォトカウンターは減りにくいのに最大値が2とALEPHにしては妙に気が長く、いざという時は生贄を差し出せば回復可能。
そして脱走した場合もステータスがやたら低いため数の暴力でなんとかなる程度には弱い。
そんなこんなでALEPH(笑)の座を確立した規制済みだったが、アップデートで遭遇した瞬間に膨大な精神ダメージを受ける能力の追加という前代未聞の強化を受けた。設定に能力が追いついた瞬間である。
可能なら、なんらかの手段で精神ダメージ対策をしておきたいところ。
そんな規制済みだが、ファンからはALEPH(笑)な面が愛らしいと好評。
規制済みを愛でる宗教的な何かまで出現し、今日では管理人達に盲愛様と呼ばれ親しまれている。
▼O-03-93
やがて星となって再会しよう。
▼D-03-109
…そして私の愛する職員の皆さん。先ほどここに入る時に、支給されたマスクは着用しましたか?
- ん?前にもこのページを見た気がするが作り直されたん? -- 名無しさん (2023-09-30 18:36:29)
- ↑元の項目がatwikiの容量制限に達したので前のページからの独立です -- 名無しさん (2023-09-30 18:44:10)
- シリアルナンバーが整然と並ぶ目次に燦然と輝くものすごいハゲ!が笑える -- 名無しさん (2024-06-07 11:36:22)
最終更新:2025年03月15日 09:08