ノースフライト(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2024/06/01 Sat 23:27:39
更新日:2025/04/10 Thu 09:14:08
所要時間:約 20 分でコーディネート完了です♪



画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「オシャ娘」篇
© Cygames・JRA
わたしのおすすめスタイルは──これ!
あなたを1番輝かせてくれるはずです♪


ノースフライト(North Flight)とは『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
CV:指出毬亜

モチーフ元である競走馬『ノースフライト』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:輝きは磨くもの!きらめくファッショニスタ
誕生日:4月12日
身長:156cm
体重:成長中
スリーサイズ:B82・W51・H80
靴のサイズ:左右ともに24.5cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:コーディネート、ヨガ、神経衰弱
苦手なこと:足裏マッサージ
耳のこと:丁寧な耳マッサージで血行をよくしている
尻尾のこと:アレンジパターンがいくつもある
家族のこと:家族ぐるみで、お姉さんと付き合いがある

ヒミツ:①ガラス工芸家にも興味あり / ②『お姉ちゃん』と出会う前はかなり甘え下手だった
自己紹介:はい、ノースフライトです!衣装とメイクとアクセサリーと、そしてたゆまぬ努力と。全てで磨いたわたしの輝き、見てください!

「輝ける場所」

大切なパーティーには
間に合わなかったし
ようやくの晴れ舞台も
誰かの引き立て役

でも気づくことができた
私にも輝ける場所があった
ここでなら私は飛べる

機会は限られるかも知れない
だから決して見逃さないで
光放ちながら羽ばたく様を

2023年URA「名ウマ娘の肖像」ノースフライトより


◆概要


画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「オシャ娘」篇
© Cygames・JRA

1994年の安田記念・マイルチャンピオンシップを制して史上2頭目*1・牝馬では初となる春秋マイル制覇を達成し、マイルの女王と称される程の実力を示した強豪牝馬「ノースフライト」号をモチーフとしたウマ娘
アプリ稼働当初は未実装で、2023年9月17日の5thライブ名古屋公演2日目にて新規発表された。
史実においては最強のスプリンターたるサクラバクシンオーのマイル路線進出を阻み続け、
同時にまたノースフライトの方も短距離路線への進出をサクラバクシンオーに阻まれたライバル同士だったということもあり、
当初から実装を待ち望む声が多く見られていた。

明るい鹿毛カラーのカールボブなヘアースタイルで、左の前髪に入っているピンクと黄色のメッシュもオシャレ。
左耳に装着された羽飾り付きのワインレッドカラーのカクテルハットも目を引く。
また、私服の際にはメガネを着用しており一気に知的な印象が増す。

「どんな素材もデザインと着こなし次第で輝く」をモットーとしている、オシャレ大好きでファッションデザイナーなウマ娘。
とにかくファッションとコーディネートが大好きな上、それらについての知識も豊富。
周りのウマ娘たちにも色々とファッションに関する手解き、アドバイスをしており、
ファッションのことのみならず、自身の知識と経験を伝えることを惜しまない。
学園内では「フーちゃん」という愛称と共に多くのウマ娘から慕われている人気者。
実は2人目のフーちゃん

レースの実力についても、デビュー前から多くのトレーナーの目に止まる程の才能の片鱗を見せてはいるが、
同時に生まれつき体が弱いために全力で走ることができないという大きな課題を抱えてもいる。
フライト自身もそのことは自覚しており、表向きはみんなに慕われるしっかり者として振舞っている裏側で、
いつか自分が最高に輝けるためにと、途方もない試行錯誤を積み重ねているといった努力家な面も持っている。

また、大人びて余裕のあるイメージが強いものの、大好きなファッションのことになるとどこか楽し気で口数が増えたり、
後述する憧れの相手である「お姉ちゃん」を前にしている時は非常に無邪気で砕けた様子になったりと、
何だかんだで彼女もまた年相応の女の子、1人のウマ娘であるという場面も多い。

ちなみにバスト82cmはウマ娘の中では平均サイズなのだが、ウエストが51cmと非常に細い(細身の印象が強いケイエスミラクルヴィブロス、小柄なハルウララアグネスデジタルと同じ)ことから、有志の検証によればカップサイズはダンツフレームやエイシンフラッシュのEより一段階上のFになるとのこと。


◆アプリでの活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:C マイル:A 中距離:B 長距離:G
脚質 逃げ:D 先行:A 差し:D 追込:C
2024年5月20日☆3「Looking Fly!」として実装。
勝利レースである安田記念やマイルチャンピオンシップと縁の無さそうな意外な時期の実装…と、思わせて、
実はノースフライト号が勝利した1994年の安田記念は5月15日の開催だったため、それに合わせたものと思われる。

距離適性はやはりマイルが最高適性で、次いで中距離がB、短距離がCとなっている。
意外にも短距離より中距離適性の方が高くなっているが、阪神牝馬ステークスや京都牝馬ステークスの勝利、エリザベス女王杯2着などを反映してのモノだろう。
短距離についても因子がある程度揃っていれば補正は容易なため、長距離以外なら幅広く走らせることができる。
「バクシンオーのマイル適性をBにした女」なんて言われてたが、自分はそのバクシンオーの影響で短距離がCになったとか言われることも。

脚質適性は先行のみが最高適性の特化型。
他の脚質についても全てD以上のため、趣味の範疇ではあるものの因子補正をかければ好きなように改造できる。

[Looking(ルッキング) Fly!(フライ)]

遊び心をたっぷりに
未知へと進む『わたし』を表現したんです。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Looking Fly!]ノースフライト」勝負服
© Cygames・JRA

馬主である大北牧場が所有する競走馬の勝負服「海老水色一本輪海老袖」がベース。
海老色、というよりワインレッドをメインとしたドレス衣装で、フライトの名を意識した羽のように大きく広がるデザインが特徴的。
首元のスカーフや両手の黒手袋、腰回りの赤いリボンや金色の羽飾りといった小物類にも凝っており、
ファッションデザイナーらしい実にオシャレ要素満載の衣装に仕上がっている。

因みに正面からだとそこまで露出度は高くなさそうに見えるのだが、
実は背面は両肩から肩甲骨までくっきり見えるレベルでガッツリ空いているため、メチャクチャセクシーだったりもする。

育成シナリオ内で語られたところによれば、やはりというかデザイン自体がフライト自身によって1から考案されたものとのことで、
特別なレースでしか着られないものだから、1番ステキな『わたし』を演出してくれるものにしたい、という願いが込められている。

成長補正はスピードに+20%、賢さに+10%とマイラーらしくスピードの補正が高め。

所持スキル
見ての通り、マイルの女王という史実二つ名に恥じぬマイルで効力を発揮するスキルが揃っている。
特にハイボルテージは、フライト実装時点ではSSR根性【優しい月】ゴールドシチーでのみ取得できた、前方脚質のマイルウマ娘には必須級とされていた加速スキルであり、
それを自前で覚えることができるというのが非常にありがたいため、覚醒レベルを上げきってからの育成が特に推奨される。

通常スキル:
ペースアップ、向こう見ず、心弾んで、(覚醒Lv2)マイルコーナー○、(覚醒Lv4)しとやかな足取り

レアスキル
(覚醒Lv3)アガッてきた!(レース中盤に追い抜くと速度が上がる)
ココロ、キラめくままに!(レース中盤に追い抜くとしばらくの間速度が上がる。賢さが十二分に高いと効果が増える)

(覚醒Lv5)ハイボルテージ(レース終盤始めの方で前方にいると加速力が上がる/マイル)
Enjoy the Flight(レース終盤始めの方で前方にいると加速力が上がり、その後残り200m地点で速度がわずかに上がる/マイル)


個性、彩り、ときめき…


自分だけの輝きを求めて、


可能性は広がっていく──!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Looking Fly!]ノースフライト」固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「Shining Runway」。
効果は「最終コーナーで好位置にいると少しの間速度が上がる。マイルレースなら効果時間が増える」というもの。
最終コーナーで好位置にいればいいという緩い条件な代わりに、効果量自体は固有スキルとしては控えめな方。
マイルレースで発動すれば持続時間が増えるため、上述したハイボルテージなどを中心とした獲得スキルも踏まえれば、やはり真価を発揮できるのはマイルレースとなる。

発動演出では街中を軽快なスキップで歩き回り、紙飛行機に乗って飛び立っていくというこれまたオシャレなもの。
全体的にはやはりファッションのCM、イメージビデオを思わせるようなイメージになっている。

最高のランウェイを飾りました♪

固有二つ名は「輝きのフーちゃん」。
取得条件は「府中ウマ娘S(クラシック級)、秋華賞、マイラーズカップ、安田記念(シニア級)、マイルCS(シニア級)を勝利し、基礎能力[スピード]が1200以上になる」。
勝利レースこそ多岐に渡るが、全て育成目標に定められているレースのため、順当に勝ちを積み重ねていけばそこまで難しくはない。
同時に求められているスピード1200以上についても、インフレが進んだ実装段階以降の環境でなら達成するのは容易であろう。

サポートカード

2024年1月31日にストーリーイベント「おでんせ! 和みの幸味庵」のイベント報酬としてSSR【ゴー・ファッショニスタ】が実装されている他、2024年11月8日はSR【お任せ!オートクチュール】が追加実装された。

SSR【ゴー・ファッショニスタ】

得意トレーニングは賢さ。
友情ボーナスとやる気効果アップに賢さボーナス、更には固有効果のスピードボーナスなども備えているため、
配布サポカという括りの中では、総合的なトレーニング性能はそこそこ高め。
得意率は完凸でも35と低く、レースボーナスが全くないなど弱点も多いが。
連続イベントを完走することで、マイル用のレアスキル「ギアチェンジ(「ギアシフト」上位スキル)」を取得可能。

SR【お任せ!オートクチュール】

得意トレーニングはパワー。
友情ボーナス、やる気効果アップ、トレーニング効果アップを一通り揃え、パワーボーナス+1もあるため、SRサポカという枠組でなら練習性能はそれなりに高めだろうか。
SSRサポカと同様に得意率が35と低いのが悩み所だが。

個別ストーリー

担当ウマ娘のスカウトに奔走していたものの、話をなかなか聞いてもらえずに思い悩んでいたトレーナー。
せめて格好だけでもきちんとした方がいいのだろうかと、洋服店に足を運んだものの、
その手の知識についてはてんで素人だったために、店内で足を止めて頭を捻るばかりであった。

あの~。もしかして、なにかお困りですか?

そんな折にトレーナーへ声をかけてきた1人のウマ娘、ノースフライト。
胸元のバッジから一目でトレセン学園のトレーナーだと見抜き、ファッションのことで悩んでるなら相談に乗れるかもしれないとの申し出てくる。
思いもよらない助け舟とはこのことで、二つ返事同然にトレーナーはすぐさまフライトのアドバイスを受けることになる。
「フーちゃんのファッションアドバイス」という名目で砕けた会話を楽しみつつ、周囲に信頼してもらえる服装とは何なのか?
それを踏まえた上でフライトのコーディネートした衣装を纏うことで、見違えるように印象が変わったトレーナー。

翌日、自信満々に背筋を伸ばして学園に行けば、周囲のウマ娘たちからもなんだかきょうはオシャレに見えると持て囃され、
新人の身の上である自分にあれこれ相談事が舞い込んでくるなど、フライトのアドバイスとコーディネートは正に効果抜群といった様相であった。

ぜひお礼を言いたいとトレーナーは練習グラウンドに足を運ぶと、その件のフライトが丁度走り始めるところであった。

(は……速い……!)

その走り、そのスピードはデビュー前とは思えないほど鮮烈で、大きな可能性を感じさせるもの。
ファッションのみならず、走りの面でも素晴らしいとトレーナは息を呑むばかり。

……っ!
……あれ?

ところが、もうすぐトップスピードに達するという直前で、突如としてフライトは足を止めてしまう。
もっと全力を出せそうだったのにと、首を傾げるトレーナーであったが、
直後に声をかけてきた先輩トレーナーの話曰く、ノースフライトは生まれながら体が弱く、過酷なレースに耐えられる体ではないのだという。

そんな先輩トレーナーの言葉も引っかかりつつ、トレーナーはすっかりフライトのことが気になってしまい、彼女の姿を追うようになっていた。
自分のみならず学園の他のウマ娘たちにもファッションのことを中心に頼りにされている人気者。
やはりなかなかコースで走ろうとはせず、ストレッチやケアを繰り返すばかりで、体に大きな負担をかけられないらしいことが見て取れた。

学級委員長として、貴方のバクシンオーラ……見過ごせませんっ!
その模範的な速さ、ぜひにっ! 見せてください!

……うん、わかった! 現在地点も確認したいし……
本気でお願いします、バクシンオーちゃん♪

そんなある日、元気よくフライトに勝負を持ちかけてきたのが、短距離戦線での活躍を有望視されているウマ娘、サクラバクシンオー。
あまりに唐突な流れだったものの、珍しくフライトがその勝負に乗ったことでトレーナーも注目する。

フライトが本気を出せれば…そんな思いで固唾をのんで見守っていたものの、
やはりあの日と同じようにフライトは全力を出し切る前に減速してしまい、バクシンオーが1バ身差で勝利。

ですが私のバクシン的勘によれば、貴方ももっと速くなるはずです!

うん……そうだね、いつか……。いつかあなたのスピードに並べるように、がんばるよっ。

しかし勝者であるバクシンオーも指摘した通り、フライトが持つ才能は紛れもない本物だとトレーナーは確信していた。
前に見た2000m走りに今の1400mでのバクシンオーとの対決。瞬間的なスピードにも中距離でも耐えうるスタミナにペース配分にも優れるその実力の片鱗は、
磨いていけば三階級制覇だって夢じゃないと思えるほどに。

(そう、コンディションさえよければ……)

故にこそ同時に思うもどかしさ。知って間もない新人の自分ですら抱く感情なのだから、当のフライト本人はもっと悔しい筈。
表向きは常に落ち着いている彼女の本心も含め、トレーナーはますますノースフライトというウマ娘に惹かれていく。

更に後日。トレーナーはフライトのことを思い浮かべつつ、何となしに彼女にコーディネートを受けた洋服店へ足を運んだのだが、
偶然にもその件のフライトがある1人の女性と対面している姿を発見。

──今日はありがとね、お姉ちゃんっ。

しかも、普段の自立したしっかりものというイメージとはかけ離れた、年相応の無邪気な女の子みたく振る舞っているという珍しい姿を目にすることになる。
そんな光景の直後、話していた女性と分かれたフライトと目が合ったことで、再び彼女と2人きりに。
聞けば、先ほどまで話していた女性はフライトが憧れている、自身が過去に通ってい育成クラブの女性トレーナーとのこと。
幼少の頃から周りのウマ娘たちと比べてもダントツの才能を持っていたものの、やはりフライト自身も自覚していたように元来の体の弱さが付き纏い、
周囲がどんどん成長して思い悩んでいた中で、その女性トレーナーことお姉ちゃんは自分のことを気にかけてくれて、
体のケアから効率的な走り方、色んな知識を授けてくれた「自分の素材を認めてくれた大切な人」なのだという。

その上でフライトが語る自身の到達点、ファッションと同じで自分という素材を最高に輝かせることのできるコーディネート…
それは嘗てトレーナーも夢見た「三階級制覇」という偉業であった。

もちろん、この体では難しいのも理解しています。
バクシンオーちゃんと走って、なおさら思い知りました。
全力を出せなきゃ、袖を通すことさえ許されない。難しいコーディネートです。でも──

諦めないで、たくさん考えて……知識を纏い続ける。
そうすれば、この体でも最大限に輝けるはず!
他の子やバクシンオーちゃんみたいに、自分の全部を出し切って、全力で走ることができる。
いつか絶対、生まれ持った『わたし』を輝かせてあげられるって……信じてます!

フライト……

一切の迷いを感じさせない堂々たる宣言。自分が思っていたような大望も悩みも、それでも諦めずに一歩一歩進んでいくという決意も。
トレーナーの視点からではとても眩しいもので、たとえ1人だろうと果ての無い夢を叶えられると思ってしまう程のもの。
故に、新人の自分なんかが側にいても助けになれないという諦念も抱いてしまい、自分は遠くから眺めてる方がいいと身を引いてしまう。

(──ん? 何か落ちてる……)

が、その認識がとんだ勘違いと突き付けられた後日の出来事。
フライトがトレーニング中に倒れたと聞いていても経ってもいられずに保健室に駆け込んだのだが、
ただの貧血だからといつもの笑顔で去って行ったフライトが落としたノートを拾ったこと。

12冊目!?

『フーちゃんのレース研究』と題打たれたそのノートのナンバリング。
そしてノートが落ちた時にちらばってしまった多数のメモ用紙に、繊細且つ丁寧な字で綴られたその内容。
拾い集める際にどうしても目に入ってしまうその全ては……トレーナーにとって頭を殴られたかのような衝撃に等しいもの。
夥しい回数の思考と実践と失敗の繰り返し、好転せずに停滞を繰り返す中でもいっそ機械的とすら言える乱れの無い記録の数々。

『──全力で、走りたい……!!』

…そんな彼女の叫びすら聞こえてくると錯覚させられる程のソレに対し、トレーナーは己の浅はかさを恥じる。
表向きどんなに平気そうに振る舞い聡い面を見せていようとも、その根本は全力で走りたいと強く願う1人のウマ娘。
だというのにそれが成し得ないという現実に長年悩まされ続けてきた彼女が、どれほどの苦しさを抱えているのかは計り知れない。

……力になりたい

知ってしまったからこその心からの感情。全力で走りたいと強く願うウマ娘を前にして放っておくことなどできるわけがない。

弾かれるようにして動き出したトレーナーがまずコンタクトを取った相手が、フライトの憧れの相手である「お姉ちゃん」。
目の前の相手はフライトのために本気なのだということが痛いほど伝わり、お姉ちゃんもトレーナーへ感謝を述べる。
自分は知識を与えただけ、これまでの積み重ねは全てフライト自身の頑張りによるもの。
そんな彼女の弱さを見抜き、共に歩んでいきたいと本気を語る貴方こそが、フライトのトレーナーに相応しいとの太鼓判を押していた。

その上で改めてトレーナーはフライトと対面する。
同期のウマ娘たちが華々しくデビューする中で、自分は見ているだけなのだろうかという悔しさが漏れ出していた中、
トレーナーはフライトに対して絶対大丈夫という言葉と、彼女の憧れのお姉ちゃんに会ってきたことなどを伝え、
そして彼女の助けに、担当トレーナーになりたいと真っ直ぐに申し出ていた。

君が全力を出せるように、手伝わせて

……いいんですか? そんな日が来るか、わからないんですよ。
こんな体質ですから、どの先生も、トレーナーさんも……デビューしたところで、活躍は難しいだろうって。
全力を出せなきゃ、袖を通すことさえ許されない。難しいコーディネートです。でも──

その体質だからこそ、君は強くなれる
最大限……いや、最高に輝ける!

……──
……はい。わたしも──そう思います!

隠し続けてきた内心の不安を吐露するフライトの言葉も何のその。
既に全てを知った上で覚悟を決めてきたトレーナーは迷うことなく、フライトは輝けるはずだと宣言。
その言葉に背中を押されたフライトも顔を上げ、このトレーナーと共に歩んでいくことを決意する。

──マイルを主軸に置く、ですか。

ああ

そして改めて見定めたのが、マイルレースを主軸に置くということ。
現状のフライトの体質では長い距離を全力で走るのはやはり厳しいため、短距離側へと主軸を置く。
それも、単に短い距離というわけではなく、マイルという特定の距離に絞るということ。
レースの知識だけでなく、彼女が好むファッションの話題を中心としたメンタルケアもトレーナーは欠かさない。
その上で毎日毎日コツコツと新たな知識と経験をフライトは積み上げていき、その上で見定めた全力を出せる距離──200m。

トレーニングの中でとはいえ、その名の通りまるで飛び立つような鮮烈なスピードをフライトは見事に披露。
走り終わった後も致命的な故障も疲労も無く、紛れもなくトレーナーと共に歩んできた成果と言えるものだった。

全力で走る君は、とても"ステキ"だ
! ……えへへっ。

課題はまだまだ山積みです。けれど……一瞬でも全力出せて、希望が見えました。
わたしは、自分を信じます!
──誰も到達していない、未知の輝きを纏いたい。
そのためには、信頼できる方の視点も必要です。
きっと苦労をおかけします。でも……
この先も、ステキなコーディネートをお願いできますか?

もちろん!

初めて実感した自分の全力──その喜びを嚙み締めた上で、フライトとトレーナーは共にこの先を歩んでいくことを改めて決意する。
三階級制覇という彼女自身の最高のコーディネートに到達するために。

そのバクシン的スピード……やはり貴方こそ、私のライバルです!
どちらがバクシンか──トゥインクル・シリーズで決めましょう!

そしてそんなフライトの姿を目にして、闘志を滾らせるバクシンオーの姿もあった。

育成シナリオ

デビュー戦後からはしばらくの間は己の体と向き合うという意味も込みで、しばらくはファン集めの期間が続き、
努力を積み重ね体を鍛えた先で、府中ウマ娘Sや秋華賞といった中距離のレースで実力を確かめた後、
彼女が最も輝ける安田記念やマイルCSといったマイル戦線、更には高松宮記念やスワンSなどの短距離レースなどにも挑戦していく。

育成目標で勝利が必須となっているのはマイルのレースのみではあるものの、
他距離の目標レースで安定して勝たせたいのなら、特にCの短距離は補正をかけておいた方が楽になるだろう。

そしてシナリオ内で注目するべきポイントとしてはやはり、フライト自身の活躍ももちろんであるが、
短距離戦線においてライバルとして立ちはだかるサクラバクシンオーの存在。
上述の様に個別ストーリーの段階でフライトの持つスピードに大きな注目を向けており、
その期待通りに自身と競り合えるほどの実力を身につけてきたフライトを短距離レースで真っ向から迎え撃ち、
バクシンオーもまたフライトの得意とするマイルレースに堂々と殴り込むなど、いくつもの名勝負が繰り広げられることに。

隠しイベントとしてトリプルティアラのレースやスプリンターズステークスなどで勝利すると、
シニア期12月後半に「"わたし"・コレクション」が発生。
詳細な条件は確定していないものの、勝利したレース数に応じてスピードや根性の上昇、各スキルのヒントなどを取得できる。

特殊実況はシニア級の安田記念で勝利することで発生する。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
勝ったのはノースフライト!
勝利を重ねてノースフライトが決めました、
この安田記念です!
元ネタ:1994年安田記念 フジテレビ 塩原恒夫アナウンサー

◆関連キャラクター

  • お姉ちゃん
上述した個別ストーリーなどで登場する、ノースフライトが幼少期に育成クラブでお世話になっていた女性トレーナー。
彼女の前では普段の大人びた姿が嘘のように子供相応の接し方をするフライトにとっての憧れのお姉ちゃんである。
頭が良くて仕事ができて凄く優しくて、自分の素材を認めてくれた大切な人だと、とにかくフライトはべた褒めであるが、
お姉ちゃんの方もまた、自分は知識を与えだけでフライト自身が強い子だからと、とても気にかけており、
2人が接する姿は本当に仲の良い姉妹そのものと言っていい。

モデルは史実のノースフライト号の担当にして女性厩務員としても注目を浴びていた石倉幹子氏。
ウマ娘のフライトのフーちゃんという愛称も、石倉厩務員がノースフライト号を実際にそう呼んでいた事、
ファッションデザイナーの設定も、石倉氏がフライトのメンコの刺繍を自ら縫っていたエピソードに由来するものと思われる。

ご存知、ウマ娘、史実双方において並ぶ者無き最強のスプリンターにして驀進王。
上述の様に当初からフライトの実力に強い注目を向けていた、シナリオ内におけるライバルにして事実上のもう1人の主役。

フライトもまた初めて会った時から迷うことなく真っ直ぐに突き進んでいるバクシンオーのことを好意的に見ており、
「スピード」という己が最も輝く素材を極限まで磨き上げているその姿を「とてもオシャレ」だと称すると同時に、
トレーナーの師事の下で自身もまた己を磨いていき、最高のベストコーデでバクシンオーとぶつかってみたいと憧れとライバル心を抱いていた。

その憧れはやがて実を結ぶことになり、バクシンオーもまた時に挫折を味わいながらも更にスピードに磨きをかけていき、
やがては同じく強くなったノースフライトと真っ向から激突することになる。

そしてバクシンオーが最も得意とする短距離、その最も高い舞台であるG1レース高松宮記念での勝負を経て彼女の心にも大きな変化が訪れる。
己に匹敵するライバルと称しながらも、「自分こそが最も優れたスピードを持つ最強」という自負が、
ノースフライトに敗れた場合は嫉妬という感情で、辛くも勝利した場合でも勝てて当然ではなく勝って安心したという恐怖という形で崩れたことにより、
初めて「王者として迎え撃つライバル」ではなく「同等の実力を持つ肩を並べるライバル」としてフライトを認識。
このままでは終われないと短距離とマイル、互いの得意とするレースで2人の走者は勝負を繰り返し高め合っていくという非常に熱い展開を楽しめるため必見である。

まだまだ、スピードを極めていきましょう! 貴方がいれば──私がいれば!

わたしたちは、輝き続けられる……。
うん、バクシンオーちゃん。走ろう。競い合おう……!

史実においては短距離及びマイルのレースで幾度となく競い合ったライバルとして有名。
スワンステークスに挑んてきたフライトをバクシンオーが下し、逆に安田記念やマイルCSに進出してきたバクシンオーをフライトが阻むなど、
最後まで互いの得意距離における最強を譲らなかった。

同じ時代を駆け抜けたライバル同士だったこともあって配合の話も上がっていたらしいが、結局実現には至っていない。
ノースフライトの配合相手はノーザンテーストやサンデーサイレンス、ブライアンズタイムやキングカメハメハといったクラシックの距離に強い超一流の大種牡馬が占めており、種牡馬として優秀ではあったが短距離に特化していたサクラバクシンオーでは入り込む余地がなかったのと、「両者ともに体質に難を抱えている」という問題が足を引っ張ったのだろう。
バクシンオーとの産駒は夢物語であったが、ウマ娘化されているエルコンドルパサーシンボリクリスエスとの産駒は実現している。

余談だが、ノースフライトの孫に天皇賞(春)を勝ったビートブラックという競走馬がいるが、バクシンオーにも春天を勝った孫がいる。
ウマ娘化もされているキタサンブラックである。
マイルと短距離で結果を出したライバルの孫がそれぞれ「ブラック」の名を冠して長距離の春天を勝つ……なんとも不思議な因果があったものである。

キラキラのシチーガールになることを夢見る北国出身の雪ん子ウマ娘。
ファッション知識に詳しく、自分にも優しく丁寧にアドバイスしてくれるフライトのことは、
ユキノの視点からすればゴールドシチーと同じく、とてもオシャレな存在であり、非常に好意的。

レースの面では育成シナリオ内において、桜花賞や秋華賞などでライバルとしても登場。
因みに同レースではユキノの育成シナリオに登場した名有りモブのハープアルファ*2も再登場している。

史実では同期で、エリザベス女王杯で対戦経験がある。

日本ダービーにこの上ない憧れを持つ、元気と善意が300%なウマ娘。
彼女もまたフライトの丁寧なアドバイスの助けになっていることが多く、
個別ストーリー内でもフライトのおかげでデビューできたと感涙しているなどこれまた関係は良好。
フライトの育成シナリオ内ではハヤヒデやタイシンと共にフライトとショッピングに赴き、彼女のファッションアドバイスを受けるなど仲睦まじい場面も。

史実においてはユキノビジンと同じく同期であり、双方同じトニービン産駒という共通点がある。

因みにバクシンオー、ユキノ、チケットの3人とは、フライトがアプリで本格的に初登場となったイベントストーリー「おでんせ! 和みの幸味庵」においても主役格として共演している。

寮におけるルームメイト。
ホーム画面会話によれば、室内で2人揃ってモデルになりきっての撮影会を行っているらしい。
また、ダンスレッスンイベントでは寮対抗のダンスの出し物に参加するために、マーチャンとユニットを組んでレッスンに勤しんでたりも。

史実では直接の接点はないものの、両者とも陣営に女性がいた牝馬という共通点がある(マーチャンは馬主の戸佐眞弓氏、フライトは上述したように厩務員の石倉幹子氏)。
また、「どちらも勝負服のカラーに『海老袖』を含む」という共通点も。



「わたし」の項目をより輝かせるコーディネート──追記・修正をお待ちしています♪

この項目が面白かったなら……\「わたし」だけの輝きを/

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最終更新:2025年04月10日 09:14

*1 ちなみに1頭目はウマ娘になったヤマニンゼファーの父にして、中央競馬における短距離路線の開拓者的存在として名高い「マイルの皇帝」ニホンピロウイナー

*2 史実におけるベガにあたる役回りのウマ娘。