リンカーン(テレビ番組)

登録日:2024/06/05 (水曜日) 01:20:00
更新日:2025/04/04 Fri 14:47:29
所要時間:約 32 分で読めます





THE PROGRAM OF THE GEININ,

BY THE GEININ,

FOR THE GEININ.




LINCOLN!



リンカーンとは、TBS系列でかつて放送されていたテレビ番組である。
2005年10月18日から2013年9月10日まで、毎週火曜22時に放送されていた。



【概要】

ダウンタウンを中心とした人気芸人たちをレギュラーに据えたバラエティ番組。
メインキャストのダウンタウンはもちろん、他のレギュラー陣も当時から数多くのレギュラー番組を抱えた売れっ子たちであり、番組開始時点でもかなり豪華な面子が揃っていた。
レギュラーメンバー以外に、人気若手芸人たちもひな壇枠の準レギュラーとして、スタジオ企画と一部のコーナーに出演し、番組を盛り上げていた。
若手と言いながら殆どが芸歴10年を超えていたり、一部の芸人はキャイ〜ンやぐっさんより芸歴が長いのは内緒。
番組コンセプトの「芸人の芸人による芸人のための番組」の通り、基本的にはレギュラー・準レギュラー問わず多数の芸人が企画を進めていくため、内容は多岐にわたる。
レギュラーメンバー全員が登場する回もあれば、一部のメンバーのみの登場だったり、準レギュラーが司会を務めるコーナーもあったりと様々。
それゆえに一部のコーナーを除いて単発企画が多く、まさにバラエティに富んだ真の意味でのバラエティ番組と言える。

番組名の由来はアメリカ合衆国第16代大統領のエイブラムス・リンカーン。
本番組のコンセプトも演説内で発した有名な一節「人民の人民による人民のための政治」をもじったものとなっている。


【歴史】

発端となったのは、2005年正月に放送された特番『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ'05』で、当時の超売れっ子である後のレギュラーメンバーたちが共演。
放送後の「この出演者でレギュラー番組を作りたい」というスタッフの意向により、本番組の立ち上げとなった。

TBSではこの手のバラエティ番組に関するノウハウが途絶えており、番組開始時は手探りで進める状況だったとのこと*1
スタジオが広すぎて司会者の声が雛壇までに届きにくい為に浜田が必要以上に大声を出したり、試しにハリセンを制作したところ殴ったらケガする程の威力が出る危険な凶器が出来上がってしまい、他局に助言を貰って改良したというエピソードもある。

番組初期はコンセプト通り芸人たちが好きなことをやる、かなりカオスな番組編成でミニコーナー含め数多もの企画を放送してきた。
番組スタートから2年ほどでスタジオ収録は減少していき、ぐっさん降板以降は芸人以外の番宣ゲストもちょくちょく登場するようになる。
後期はお笑いブームの終焉や東日本大震災に伴う自粛が重なった影響で後輩芸人や女子アナを司会に据えた教養や商品紹介等の情報系企画も増えていった。

その後2013年9月に放送終了が決定。
これは番組初期に散々擦っていた視聴率低迷が原因ではなく、番組開始当初より売れっ子になったレギュラーメンバー全員のスケジュール確保が困難になっていったのが最大の理由とされている。
2013年9月10日の最終回は2時間スペシャルで、レギュラー放送1発目で放送された「レギュラーメンバー顔合わせ」を最後にもう一回やる形で番組はひとまず幕を下ろした。

レギュラー放送終了後も、スペシャルで放送してきた『リンカーン大運動会』は特番として毎年放送され、2019年には「回転ずし大食い対決」「東京探し物ラリー」の2本立てで一夜限りの復活を遂げている。

また、2014年から始まった『水曜日のダウンタウン』はスタッフが一部共通しておりコンセプトは違えど実質後継番組となっており、レギュラー終了後の特番もこの枠*2で放送されていた。

そして2023年10月から「リンカーンの後継番組」と銘打ったバラエティ番組『ジョンソン』が放送開始。
かまいたち・見取り図・ニューヨーク・モグライダーの4組*3がレギュラーを務め、番組名もリンカーンに次ぐ第17代大統領アンドリュー・ジョンソンが由来となっている。
しかし視聴率が低迷し、1年後の2024年9月末で打ち切りとなってしまった。


【出演者】

レギュラー

ダウンタウン(浜田雅功松本人志)

芸能界随一のドS浜田雅功と、お笑い界屈指のカリスマ松本人志のコンビ。
本番組の顔にして、当時から現在に至るまでレギュラーメンバーの中でも群を抜いての売れっ子。
お笑い界への絶大な影響力と番組名から取って、「お笑い大統領」と称されることもあった。
当然コーナーへの出演頻度も最多で、ミニコーナーを除けばほぼ全企画にコンビないしどちらかは登場している。

主に浜田が司会経験の豊富さ故に多数のコーナーで司会を務め、レギュラー全員が揃ったら基本的には浜田が企画を回すことが多い。
芸能界屈指のドSが光る場面も多々あり、そのたびに共演者を恐怖に陥れる。しかしたまに天然ぶりを発揮して共演者からイジられることも。その怖さと財力、素の優しい人柄を逆手にとったおねだりシリーズも番組の恒例企画になった。
特に企画で披露した水戸黄門」の由美かおるのコスプレは強烈なインパクトを残し、番組カレンダーにも起用された他、番組末期まで不定期で扮することが多かった。

松本もハイクオリティなボケもツッコミもできる存在なため、やはり企画への出演率も高い。
他番組同様に横で要所要所でコメントを差し込み場を盛り上げることが主な役割。
同時に不慣れなロケ企画や仕切りではややヘタレな一面を見せたりする。
持ち込み企画も多く、「浜田との壁を取り除こう」「1000円ヒーロー」等多数の名企画を産み出している。

番組開始時点で共に四十路を超えていたためか、体力勝負では他メンバー以上にポンコツな一面を魅せることが多かった。


さまぁ〜ず(三村マサカズ大竹一樹)

膝グニャグニャな関東のツッコミ王三村マサカズと、神経質で悲しいダジャレの考案者でもある大竹一樹のコンビ。
ダウンタウンの盟友であるウッチャンナンチャンとは以前から共演が多かったが、ダウンタウンとは本番組が初共演である。

三村は心なしか他番組よりポンコツ度がやや高く、ボケの比率も比例して高い傾向にある。
しかもやたら噛み、何か発言するたびに誰かからツッコミを貰いがち。
それゆえか本番組では他メンバーより弄られ役の側面が強く、ダウンタウンをはじめとした共演者から率先して無茶ぶり等を食らわせられる。
ついでに後輩の宮迫にもやや舐められてる。

大竹は奇抜な持ち込み企画が多いが、進行には慣れていないのか大抵はグダグダになりがち。
こちらも相方同様バースデー企画含めた様々な企画の標的にされやすく、USJで晒し物にされるわ最新掃除機をほぼ自腹(1000円だけ髭男爵ひぐち君が負担)で買わされるわ三村とキスさせられるわと散々な目に遭っている。
また、「朝までそれ正解」では最も頓珍漢な回答が多く、稚拙独特な語彙力も相まって見どころにもなっている。


・雨上がり決死隊(宮迫博之蛍原徹)

メンバー1のプレイボーイで育毛事情にも詳しい宮迫博之と、野球・ゴルフ・競馬・北海道で身体が成立している蛍原徹のコンビ。
同じ吉本興業出身なため、ダウンタウンとは本番組以前から絡みも多かった。

宮迫は(主に松本に乗っかる形で)ボケることもあればツッコミにも回り、時にはダウンタウン相手にも容赦無く暴言を吐く。
こっちもこっちで女性関係をよく弄られていたが。
メンバー内では天野、ぐっさんに次ぐ常識人ポジションだが、知ったかぶりやプライベートでの問題を含めて弄れがち。
また役者経験豊富でナルシストだからか、自身の企画ではドラマ風の撮影企画が多め。
しかし最終回となった2019年度の芸人大運動会にはワケあって欠場している。
実は説教先生でも有吉弘行から、その後を予言したかのような説教を受けていた。

蛍原は基本的には他メンバーより地味で、レギュラーが揃う回ではあまり目立たず、ぞんざいに扱われることが多い不憫な役割。
しかし自身がメインとなる企画では盛大にはっちゃけ、明らかに普段より高いテンションでメンバーを振り回す。
記憶力が皆無なためかクイズ系企画ではメンバーの足を引っ張ることも。

残念ながら放送終了数年後の2021年に解散している。


キャイ〜ン(ウド鈴木天野ひろゆき)

天然で風俗好きなウド鈴木と、多芸で料理好きな天野ひろゆきのコンビ。
さまぁ〜ず同様ウッチャンナンチャンファミリーのイメージが強いが、本番組でダウンタウンともレギュラー共演を果たした。

ウドは比較的後輩で自身のキャラの影響もあってか、レギュラー随一の癒し枠となっている。
番組では熟女好き・飲兵衛な一面も遺憾無く発揮し、喋るたびに独特な言い回しや噛み方をメンバーにツッコまれがち。
またメインを務める企画では、誰かしら被害を被る体当たり企画が多いリンカーンでも珍しく誰も傷つけない優しい内容のものが多い。
2006年に電撃結婚。急遽お祝い企画という名の浜田・天野以外のメンバーによるモノマネ合戦が放送された。

天野はレギュラー最大の常識人枠として、どのコーナーでもあまり前へ出ずにツッコミに専念する。
蛍原の様にたまのメイン企画ではっちゃけることもほぼないため、立ち位置が変わることも基本的にない。
レギュラー随一(と言うか唯一)の料理の腕を遺憾なく発揮し、リストランテリンカーンでは進行を、そのほか料理系企画でもその腕前を披露してレギュラーメンバーの肥えた舌を唸らせた。
ウドとは対照的に番組終了時点で唯一の独身であり*4、レギュラー終了までしばらくイジられ続けた。


山口智充

DonDokoDonのメンバーにして放送時点からピンでの仕事がメインになりつつあった、ぐっさんことモノマネと歌の名人。
レギュラーメンバーの中で最も芸歴が若く(開始当時の芸歴は11年目)、若手芸人として出演していた面々がぐっさんと同期か先輩であることのほうが珍しくなかった。
番組では天野に次ぐ常識人ポジションとして確立しているが、たまにおバカな一面や困ったら下ネタに走る悪癖も見せる。
「ぐっさんビーン」はその腹筋破壊力から数々のタイアップ企業を血祭りにあげた。
所謂「雨男」であり、彼が参加したロケ企画は高確率で土砂降りになる。
雨上がりと絡むコーナーはどことなく他局の水曜10時感がある
2008年4月から以降、MCを務める『にじいろジーン』(関西テレビ)への出演と収録が被ってしまうことから、2009年3月を以てレギュラーを降板。これについて番組側からは特に何の説明も行われなかった。
番組そのものの降板ではないため、「リンカーンRADIO」でのコーナー出演は番組終了まで続いた。
なお相方である平畠啓史は一度も出演しておらず、番組放送中にはDonDokoDon自体もコンビ活動を終了している。*5


準レギュラー

本稿では出演機会の多かった芸人について解説する。

・おぎやはぎ

当時からじわじわと人気を集めていた眼鏡のコンビ。
本番組では賞金を賭けた挑戦企画の進行としてお馴染みで、何故かレギュラーより地位が高いポジションになりがちだった。
その際には番組でちょいちょい名前が挙がる「石川眞実」(詳細は後述)の言葉を代弁するのもお約束。

・FUJIWARA

実はレギュラーのキャイ~ンより芸歴が長い、1兆個のギャグを持つ男こと原西とガヤ芸人代表フジモンこと藤本による吉本芸人。
ダウンタウンとも元から絡みが多いからか出番もやや多く、藤本は「ウルリン滞在記」にて新宿2丁目のゲイたちとの交流も放送された。
視聴者的には、スペシャルで企画の主役を担うわレギュラーとデートするわ水着姿やブルマ姿を披露するわとプロ顔負けの出で立ちを見せた両者のオカンの方が印象に残ってるかもしれない。そのプロ根性は松本をして「プロ(の芸人)」と認められるほど。
なお原西の母は放送中の2008年に他界し、後にリンカーンRADIOにて追悼企画も実施された。

・バナナマン

今でこそあらゆる番組に引っ張りだこな売れっ子だが、当番組の出演時はライブシーンでの活躍はあれど今ほどの知名度は無かった。
しかしこの番組含めあらゆる番組で評価され、当番組でもメインのコーナーを数本抱えたほど。
中でも日村が番組内で行なった「1万匹のゴキブリの中で歌を歌う」企画は強烈すぎる内容で視聴者にも制作陣にも強いインパクトを残した。
こんだけやっても内容が内容なだけに映像は全カットを食らった。
一方で設楽は「フレンドリーダウンタウン」で奥さんと娘の前で所持していたAVをバラされる辱めを受けた*6
番組後期は進行を務めることが増え、持ち味のドSぶりを発揮してレギュラー陣を恐怖のどん底へ突き落とした。
一時期、見た目が似てるといわれるセサミストリートのアーニーとバートに扮して英会話のコーナー「BANANA STREET」を任されたことも。

・中川家

兄弟揃ってモノマネが得意な、初代M-1王者。
ひな壇時はそこまで目立たず、どちらかと言えばミニコーナーの「ぐっさんのモノマネ倶楽部」等での出番が多め。
お兄ちゃんこと剛は「ウルリン滞在記」にて練馬のコワモテラッパー集団*7に参加しラップに初挑戦。中心メンバーであるD.Oの強烈なキャラクターは視聴者に大きなインパクトを与えた。
また、この企画がきっかけで、それまでラッパー界隈のスラングのひとつだった「ディスる」が一般層に浸透した。

・フットボールアワー

番組開始当初から出演していた3代目M-1王者。
番組初期はフレンドリーダウンタウンの最初の犠牲者挑戦者でもある岩尾が目立っていたが、中期以降は後藤が仕切りを担当することが増えた。しかし「自身の特技自慢を披露したはずが、ぐっさんのフリ同然に扱われる」「そんなに似ていない美川憲一のまねをゴリ押しされる」「司会担当のはずが罰ゲームを喰らう」など不憫な役割も目立った。

・品川庄司

おしゃべりクソ野郎こと品川と筋肉の庄司のコンビ。
番組開始以前からすでにダウンタウンらとも何度か共演していた数少ない若手芸人。
特に品川は所謂「調子ノリ期」だったこともあり、ダウンタウン相手にも鋭いツッコミをする時もあったが、一方で番組の企画ではタクシーの運転手に対して悪辣な態度を暴露された他、当時駆け出しだった山里亮太(南海キャンディーズ)にキツく接した結果共演NGを受けた。

・スピードワゴン

「甘〜い」でお馴染み井戸田と小沢のコンビ。
番組初期の準レギュラーの1組で、この頃はハンバーグ師匠でもセカオザでもなかった。
同時期に井戸田が人気女優合法ロリ安達祐実とできちゃった婚したことで話題になり、それに関連したイジりが目立った。
スタジオ・ロケ企画問わず積極的に呼ばれるなど常連だったが、番組中期以降はスタジオ企画の縮小とやや人気が低迷したためか、出演しなくなった。
番組の企画で仕切りを担当した井戸田の「結果発表」は浜田の「結果発表」のフリでよく使われる。

・有吉弘行

元猿岩石。出演当初は一発屋芸人であったため人数合わせ的な地味な立ち位置だったが、あだ名と毒舌でブレイク以降は一変。「説教先生」ではレギュラー陣に歯に衣着せぬダメ出しをした他、「100秒の世界」ではゲームの進行役としてドSっぷりを見せつけた。なお有吉本人はドM
その後、裏番組のレギュラーになったことやレギュラーメンバーに匹敵する売れっ子にのしあがったため、番組末期には出演していない。

・アンジャッシュ

ご存知コント仕掛けのスペシャリスト。
番組中期以降に出演。同時期に増えた情報系企画で渡部が仕切りを担当した他、特に児島はピンで出演した「芸人大運動会」をきっかけにイジられキャラが定着していった。

・出川哲朗

ご存知切れたナイフリアクション芸人の神様。
主に「芸人大運動会」に出演。毎回ふとしたきっかけで起こる大乱闘の末、裸になるのが恒例。
「芸人大新年会」で見せた「急斜面を滑走する炊飯器を顔面で止めた」リアクションは後年「水曜日のダウンタウン」で取り上げられるほど有名となった。

・レイザーラモンRG

番組開始当時は大ブレイク中だった相方HGの影に隠れ、一部熱狂的プロレスマニア以外からの評価は低かったが、相方の旬が去った頃「芸人タワー」に出演。市川海老蔵に扮した「歌舞伎あるある」がメンバーの心を掴み、ブレイクチャンスを掴んだ。「芸人大運動会」ではその年の旬な人に扮したコスプレが半ば恒例になった。

・たむらけんじ

獅子舞とサングラスと焼き肉でお馴染みの大阪から来た裸芸人。
年に一度、若手芸人を引き連れてレギュラー交代を賭けた「お笑いG6」に出演。登場と同時にトラックの急ブレーキでぶっ倒れる芸人たちの姿は最早様式美。
リストランテリンカーン」では商売道具の獅子舞が燃えるハプニングにも遭遇した。
前述の『水曜日のダウンタウン』にもプレゼンターとして出演していたが、これは本番組での活躍を認められ起用されたもの。


【オープニング】

大きく分けて2種類のオープニングが製作され、主にぐっさん在籍時と降板後で使い分けられていた。

初代はSTUDIO 4℃制作のフルアニメーションで、作画も良好でバラエティ番組とは思えないほどカッコ良く視聴者からも好評を博した。
電影空間にあるとされる近未来都市「リンカーン」を舞台に、9人のメンバーを模したキャラたちが戦闘を繰り広げるという設定で、最後は全員のシルエットをバックにタイトルロゴとタイトルコールが入る。
当時のホームぺージには大まかな設定も載っており、
  • ダウンタウン→アウトローな賞金稼ぎ
  • さまぁ~ず→スターウォーズテイストの未来警察
  • 雨上がり決死隊→ヴィラン寄りのミュータント戦士
  • キャイ~ン→天才博士に生み出された巨大ロボとそれを操る博士の子息
  • ぐっさん→力持ちで恋人もいるスーパーヒーロー
と言ったキャラ付けがされていた。
後にフィギュアやキーホルダーと言ったグッズ化もされ、そのうちのストラップは番組内の企画でも使用された(詳細は後述)。

ぐっさん降板後には番組内の企画で、計6個の2~7代目新オープニングが制作された。
内容は他番組(「3年B組金八先生」「78年版白い巨塔」「88年版おそ松くん」等)のOPのパロディで、おぎやはぎを監督としてレギュラー8人で撮る様子も放送された。
制作されたものは、実際にオープニングとして短期間使用された。

8代目はCGアニメーションのちゃんとしたもので、番組終了まで使われた。
ロンドンの夜の街が舞台になっており、浜田扮する大ボスHAMAが率いる悪の秘密結社・ビーチ(ツッコミ側)、松本扮するMATSUが率いるスパイチームイギリス情報保安局MI5対世界征服課(ボケ側)とのカーチェイスバトルを繰り広げるという設定で、最後のタイトルロゴも変更されている。

尚、バースデー企画として蛍原・ウド主導の自称新オープニングも制作されたが、実際には使用されていないため除外している。


【主な企画】

企画はオリジナルのほか、人気番組のパロディ、『ダウンタウンのごっつええ感じ』の企画をリメイクしたものも存在する。

リストランテリンカーン

料理をほとんどやったことない芸人が自前のフルコース料理を振舞っていく企画。
当然大抵のものは酷い出来で、食べられはしても味が無かったり見た目が酷かったりと散々。
初期は料理上手な天野以外のレギュラー8人が交代で料理をしていき、残った7人で試食しすべて食べ終えたら〇×で総評をしていく*8
レギュラー陣が一周した後は、若手芸人3組がそれぞれ作った一品を番宣ゲストを交えて試食し、その中から最も美味い・不味い料理を決めるスタイルとなった。
短命な企画が多いリンカーンでも珍しく番組後期まで続いた人気企画でもある。
詳細は該当項目で。


●フレンドリーダウンタウン

ダウンタウンと友達になりたい若手芸人が、一緒に自分で考えたロケを進めていく番組初期の名物企画。
ただし、最初にダウンタウン2人から友達になりたい方を選び(両方でも可)、ロケ中は選んだ方とはタメ口で話さなければならない。
うっかり敬語を使うor指名してない方にタメ口を使うと浜田から手痛いビンタが飛び、一部の回では松本から電流を流される。
若手のサポートとして相方も同行したり、アンガールズ登場回では素人時代に二人が憧れており、ダウンタウンとも馴染み深い東野幸治が途中参戦したりもした。
その際も敬語を使ったら連帯責任でビンタを食らわされていた。
上下関係に厳しい業界ゆえか成立させるのが難しい企画だが、なんと藤井隆は最後までビンタを食らうことなく乗り切った。


●説教先生

リンカーンに不満を持っている後輩芸人やタレントが、番組をより良くするために心を鬼にしてメンバーに対し的確な指摘から無理難題まで様々な説教をしていく。
先生というだけあってセットは教室、メンバーの衣装は緑色のジャージとなる。
ド突かれたり厳しく叱責されたりするのはまだマシな方で、中には(スベった際の保険と言う名目で)支離滅裂なギャグを強要するホリケンことネプチューン堀内や、メンバーの悩みを聞いて解決すると言いつつ泥酔状態だったためちっとも解決に至らなかった山田花子、メンバーを自身の新居への引っ越しの手伝いに駆り出す小島よしおなど、最早説教と言っていいのか分からないものまであった。
ローラを先生役に迎えた回がきっかけで、浜田と宮迫以外のレギュラーメンバーがTwitterアカウントを開設した。


●巨大化してみよう!

番組を象徴する企画の一つ。身近なものを巨大サイズで制作する、予算・時間も比例して壮大なスケールを誇る企画。
バースデー企画の浜田回で作った「巨大ペヤング」が発端となり、以後も様々なものを定期的に巨大化させていった。
基本はレギュラーのみだが、一部のスペシャル回ではレギュラー+多数の若手芸人の大人数でも実施された。
大抵はダラダラ悪ふざけをして(基本松本が発端で、宮迫が乗っかり悪ノリがエスカレートする)、企画が進まないことを浜田が怒る流れがお約束となっている。
企画の都合上、食べ物を粗末にする場面が多かったため視聴者からのクレームが特に多かった企画。事実一部企画では完成した巨大料理を緑山スタジオに埋めたという噂まで飛び出した。*9
冒頭に記した『ごっつ~』で放送された企画のリメイク版のひとつ。


●限界まで調べてみよう!

番組を象徴する企画その2。
様々な飲食店にある食器(居酒屋のジョッキ・ステーキの皿など)の数を調べる…という、要は食べ尽くし企画である。
当初はレギュラーメンバーだけで挑むが当然無理なため、有名無名な若手芸人が大挙して押しかけ人海戦術でこれを達成する。
時にはギャル曽根らフードファイターたち、当時のNSC生徒全員、内藤大助らアスリートも参戦した。
ただ数えるだけでなく、実際に出された料理を完食した上でカウントされるため、胃袋の限界も試される番組屈指の過酷な挑戦。
三村は企画の途中で酔っ払うことが多く、やるき茶屋では酔った勢いで浜田の頭をシバき周囲に居た吉本芸人を蒼白させた。

「上海揚げそばぁぁぁ!!!!」

なお企画に協力した飲食店は「芸人大運動会」に料理を提供している。


●世界ウルリン滞在記

当時同局で放送されていた『世界ウルルン滞在記』(毎日放送制作)のパロディ企画。
本家同様、1人の芸人が普段交わることのない人々と1週間共に生活するドキュメンタリーであり、展開によっては番組らしからぬ感動を呼ぶこともあった。
世界と書いてあるがロケ先は当然ながら都内である。
後述する「どんだけぇ~」や「メーン」など強烈なインパクトを残す人々が多数登場した。


激論!朝までそれ正解

『朝まで生テレビ!』のパロディ企画。
参加者がある議題に対して「正解」だと思う回答を提示し、全員が一番納得した回答を「それが正解」と決めていく。
例:「き」で始まる良い女の条件は? 正解:気が利く
  「よ」で始まる怖いものは? 正解:よしもとクリエイティブエージェンシー(現:吉本興業)
メンバーごとに書く答えの傾向がバラけており、正答率もムラがある。全員一致したのはほんの数回のみ。
中には頓珍漢な答えを書くメンバーもそこそこの頻度でおり、むしろそういった回答こそ本企画の醍醐味とも言える。
例:「ぶ」で始まる女性の家にあるものは? 浜田:ブーメラン
  「だ」で始まるキスの後に言う言葉は? ウド:ダージリンティーをくれないか 大竹:唾液の交換だね
メインコーナーの合間に議題数本だけ挟まれるミニコーナーだが、分かりやすい内容と秀逸な答えが視聴者に好評で人気も高く、「ジョンソン」でも似た企画が行われたこともある。
詳細は該当項目にて。


●ぐっさんのものまね倶楽部

ぐっさんをはじめ中川家礼二、バナナマン日村、次長課長河本といったモノマネが得意な芸人たちがひたすらモノマネ芸を披露していく番組初期のミニコーナー。
モノマネであれば特に芸の縛りはないが、たまにジャンルで分けられて放送されることも。


●リンカーン企画サミット

レギュラーメンバーが持ち込んだ企画のプレゼンを行ない、評判が良いものは実際に収録が行われる。
計3回行い、本サミットからあらゆる企画が生み出された。
以下実際に放送された一部の企画

・リンカーンわらしべ長者(立案者:浜田)

藁から物々交換を始め、最終的に家を手に入れる有名な昔話「わらしべ長者」を実際にやっていく企画。
基本的にはレギュラーメンバーが各々の仕事の際にリンカーンスタッフから交換物を渡され、共演者の私物との交換を持ち掛けていった。
ちなみにオリジナルの藁に該当する最初の交換物は、大量に在庫を抱えていた前期OPの蛍原のキャラ付き番組特製ストラップだった。

・帰れま1(立案者:松本)

当時放送されていたテレビ朝日のバラエティ番組『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』の人気コーナー「帰れま10」パロディ企画。
当時松本が垂木勉による番組ナレーションを、ちょこちょこモノマネするほど気に入ってたため実現した。
あらゆるテレビ番組で行なわれる罰ゲームを列挙し、松本が嫌いな罰ゲーム1位を当てる企画。
勿論、元ネタ通り罰ゲームは選んだメンバーが実際に体験しなければならない。
その場で順位を変える不正防止のために、松本による順位のナレーションは事前に収録済み。
一つ選ぶごとにメンバーから悲鳴が上がる、中年にはなかなかキツイ企画であり、司会慣れしていない松本も進行が終始グダグダだった。

「兄さん、まさか上がってます!?」

ちなみに1位は「小魚の踊り食い」で、正答者は何故か動物縛りで選ばされた蛍原。
プロレス技の罰ゲームを担当したのは現在・新日本プロレスで活動しているSANADA。*10

・お弁当ドラフト会議(立案者:三村)

肉・魚・汁物・主食の計4種から成り立つ弁当の具を、それぞれ8種類の中からドラフト形式で奪い合っていく企画。
8種類の具の内容は様々で、例えば主食なら白米・赤飯等の定番がある一方、クラッカー・クロワッサンと言った明らかなハズレが用意されていたりと玉石混交。
指名がバッティングしたら本家ドラフトの如く抽選で決め、外れた場合は余ったものの中から再度指名していく。
また、自身が指名したおかずに責任を持ってもらうよう、それぞれのマネージャーも一緒に参加し、同じ弁当を食べてもらう。
なお、雨上がりが当時コンビで一人のマネージャーしかついていなかったため、宮迫には代わりに異様にキャラが立ったエキストラのおっさんが同席することに。
放送後に反響を呼んだのか、後にスペシャルでレギュラーそれぞれ+芸人数組の8チームで「お鍋ドラフト会議」も放送された。

・演歌のフラワーロード(立案者:ウド)

兼ねてより音楽番組でよくある演歌の前口上をやりたかったと言うウドが、夢を叶えるために始めた『演歌の花道』のパロディ企画。
ウド以外のレギュラーメンバーにお気に入りの演歌を歌わせ、それをウドが紹介していく。
前口上自体も語り手をウドが担当することもあり、独特な言い回しで味を出している。
後にウドの提案により、浜田・大竹・宮迫による演歌ユニット「底ぬけプレジデンツ」を結成。
作詞をウド自ら、作曲を演歌界の重鎮たる北島三郎に依頼して制作した楽曲「それが恋だと分からずに」を完成させ、当時としては珍しいダウンロード限定でリリースされた。
なお、底ぬけプレジデンツのユニット名は後に「水曜日のダウンタウン」でダウンタウンマニアを集めたカルトクイズ企画にて出題されたが、回答者も誰一人知らずに正解できなかった。


●バースデー企画

番組初期にレギュラー9人の誕生日に際して行われた、誕生日を祝う本来はめでたいはずの企画。
しかし大きな辱めを受ける事実上の罰ゲーム並みの企画となっているためか決まって当事者のテンションは低く*11、祝われた当事者が例外なく不平不満を口にすることがお決まりとなっている。
「巨大化してみよう!」で作った巨大ペヤングも元は浜田の誕生日に作られたもの。
誕生日が近いメンバーに関しては一緒にまとめて行われる(蛍原&ウド、宮迫&天野&ぐっさん)。
大竹のバースデー企画回の一つに関しては該当項目へ。


●芸人大運動会

毎年運動会シーズンにスペシャルとして放送された、本番組の名物とも言える企画。
ダウンタウンがキャプテンを務める「浜田組」「松本組」*12に別れ運動会を行う。
それぞれの種目の順位に応じて「金(カネ)メダル」が贈られ、最終的に総取得が多いチームが優勝となり、賞金を山分けできる。
金メダルの金額も種目によって異なり、例えば個人競技1位ならチェーマン(10,000円)、2位ならゲーセン(5,000円)、3位ならチェーセン(1,000円)、団体競技ではゲーマン(50,000円)、チーム対抗リレーではチェージュウ(100,000円)が贈られる。
…見ての通り何故か本企画内では金額を、もはや夙川アトムのネタでしか使わないレベルのコテコテな業界用語(ズージャ語)読みしている。
また、浜田のアイデアで司会者として子役を起用しているのも特徴であり、こういったアクの強いルールや競技内容の説明、突然任命される大会委員長への無茶ブリが子供の声で行われるというシュールさも見所になっている。
お昼休みには芸人の身内や女芸人らの手作り弁当が披露されることが恒例。森三中黒沢の海鮮弁当は九分九厘腐ってた
また、出場者の各芸能事務所から提供される差し入れを紹介するコーナーもあるが、吉本だけは妙にしょぼい差し入れ*13なのもお約束だった。
前述の通りレギュラー放送終了後も本企画だけは毎年放送されていたが、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあってか放送されず、実質的に2019年度の同企画が番組の最終回となった。
その後、後継番組『ジョンソン』でも「ジョンソン芸人大運動会」として初回放送で復活し、「山内組」「濱家組」に分かれて実施されている。


●リンカーンRADIO

メンバーがドライブ中に、「お耳の恋人DJ山口」ことぐっさんのナレーションによる1日限りのラジオ番組が流れる企画。
シチュエーションは多岐に渡り、様々な年のヒット商品や当時ブレイクした有名人・ヒット曲をぐっさんのモノマネを挟みながら紹介する「バック・トゥ・ザ・19××」に、芸人たちの感動エピソードを紹介する「ミッドナイトリンカーン」、芸人たちによる怪談話を紹介する「ホラーナイトリンカーン」等が放送された。
レギュラー降板後のぐっさんが唯一出演を続けた企画でもある。


●1000円ヒーロー

レギュラー陣が特撮やアニメ、映画のキャラクターにコスプレをする企画だが、予算は何と一人1000円。
そのためメンバーは100円ショップの材料を使ってキャラクターを再現することになり、いかに知恵を絞って予算内に収めるか頭を使うことになる。
など様々な名(迷?)キャラが生まれた。
この企画は松本がお気に入りだったのか、後年「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」でも同種の企画が放送されている。


●身内笑点

番組末期に行われた「笑点」のパロディ企画で、文字通りレギュラーメンバーの身内(親・兄弟・嫁など)が考えた大喜利回答をあたかも自分が出したかのように発表するというもの。
オープニングアニメーションもしっかり作られ、メンバーの袴の色や序列も当時(桂歌丸司会時代)の本家と同じもの*16となっている。

お笑い素人の身内たちによる怖いもの知らずの回答の数々にレギュラーメンバー(特に松本やキャイ〜ン)は大怪我を負ったが、中には兄貴ばりのフレーズセンスを披露した大竹の妹・仲睦まじい回答で場を和ませた蛍原の嫁など見どころは多い。
特に三村の父の回答の数々は松本をして「次元超えてる」と言わしめるほどの出来栄え。


●レギュラー正解当たり前チャンス

半年に一度総集編を兼ねて行われるクイズ企画。
半年間の企画のエピソードからクイズを出題し、レギュラー全員が全問正解すれば賞金獲得というルールだが、基本その場にいたはずのレギュラー陣の回答がロクに一致せず、放送中に全員正解が数問程度という有様であった。
蛍原はこの企画を非常に苦手としており、一人だけ不正解ということも珍しくなかった。
特にオープニングを観ていれば必ず目にするはずの「リンカーンの英字タイトル」の問題はレギュラー陣総崩れの難問と化した。


●単発の持ち込み企画

したいカッコで集まりゃいいじゃん!

レギュラーメンバー+αが一生に一回はなってみたかった格好で気温2℃の都内某公園に集まる松本持ち込みの企画。
要はコスプレして集まるだけの内容だが、意外と衣装代が馬鹿にならないほど掛かり、後に赤字企画扱いされた。
詳細は該当項目にて。

・独身貴族パーティー

当時独身だった松本、大竹、キャイ〜ン、岩尾、庄司、ほっしゃん。(現:星田英利)が、「独身貴族」として中世ヨーロッパの貴族風の衣装で催しをする大竹持ち込みの企画。
また、大竹曰く「貴族はいつでも毅然として狼狽えてはいけない」とのことで、パーティー中に起こる様々な出来事に最も狼狽えた人もカウントしていった。
その割には大竹本人もそこそこの頻度で狼狽えていたが
しかし肝心の大竹が司会経験が乏しいのか進行がグダグダで、終いには〆の花火の紹介が遅れメンバーに見せるころには終わりかけだったりと終始杜撰だった。
後に最も予算がかかった企画であることが明言された。
ちなみに、出演者は現在岩尾以外独身貴族を卒業している。

・蛍ちゃんの北海道満喫ツアー

北海道好きの蛍原と、そうでもないバナナマン・世界のナベアツ(現:桂三度)の4名の紹介で都内で北海道を満喫するという蛍原持ち込みのツアー企画。
しかし紹介するものの殆どが著しく再現度が低かったり、進行が上手くいかず満喫できなかったりとどこか雑さが目立った企画でもあった。
特に中盤の都内で旭山動物園を紹介する件で、動物紹介と称してパンイチでのたうち回ってる日村を見せる超やっつけなオチにはメンバーも滑るどころか失笑ないし呆れていた。*17
ちなみに企画中浜田は本気で不機嫌になり、後にその様子をガキの使い内で松本・蛍原が語っている。

・ボンタン狩り

宮迫の持ち込み企画で、不良漫画のコスプレをした芸人たちと80年代に横行したボンタン狩りをやるというゲーム企画。
参加芸人には宮迫の他、ドSの設楽、元不良の品川、暴走族総長の佐田(バッドボーイズ)、大相撲経験者のHIRO(安田大サーカス)ら芸能界屈指の武闘派が揃い、
ロケ地が廃校ということもあってか、「窓ガラスを割る」「図書室の棚をドミノ崩しのように倒す」「バイキンだらけのプールに落とす」「(クッションがあったとはいえ)屋上から落ちる」など過激な場面が目立った。
参加メンバーの殆どが真っ当(?)な喧嘩でボンタンを奪う中、当の宮迫はというと、「協力したふりをして他の強い芸人に売る」「その芸人から不意をついてボンタンを奪う」「喧嘩中の芸人の輪に入ってネコババ」「テレビの前の息子に汚いメッセージを送る」など卑怯な手を使い、最後には利害が一致した品川と佐田の策略にまんまとハマり、下着ごとボンタンを狩られ、ケツ丸出しでテレビの前の息子にメッセージを送る醜態を晒した。

・ちょいワル倶楽部

おぎやはぎ矢作の持ち込み企画で、矢作・庄司・日村がレギュラーメンバーの松本・大竹・宮迫・ぐっさんから大人の「ちょいワル」な行動を実践してもらい学ぶという名目の企画。
実際には「会議室」「銭湯」の2つのシチュエーションで、各々ちょいワルな悪戯を仕掛けていくモノボケのようなもの。
判定は残ったメンバーで、「ちょいワルボタン」を押して行う。
ボタンの声が微妙に松本に似ていた。

「これ松本さんですか?」
「違うわ!俺ノリノリか!」

「ちょいワル」な点がミソで、度を超えたもの(人を叩く、シャンプーを湯舟で洗い流す等)は減点対象になる。
松本の様に見事なちょいワルを見せた者もいれば、そこまで爪痕を残せなかったり、強制終了を食らった者もいた*18

・なりきり! ポイなあ倶楽部

大竹の持ち込み企画で、ちょいワル倶楽部を発展させたようなもの。特定のシチュエーションに応じて箱の中に入ったボールに書かれた有名人に扮して「ポイなあ」と思わせる行動をとるというもの。
ボールに書かれた有名人も美川憲一や柴田恭兵など真似しやすい人から、デーブ・スペクターなど絶妙に特徴が掴みにくい人など様々。さらに同じ有名人が書かれたボールが複数個入ってるらしく、言い出しっぺの大竹はオープニングも含めて毒蝮三太夫を3度もやらされた他、ウドに至ってはウド鈴木自らをやる羽目になった。
なおこの企画にはダウンタウンの2人は参加していない。

「もうリンカーンでもなんでもない」



【余談】

  • CCDカメラ
開始当初のロケ企画ではメンバーがCCDカメラを装着する場面が多く見られた。しかし、今でこそ小型のものが主流の当時のCCDは金具が剥き出しになった大型のランドセルのようなもので、メンバーも「めんどくせえ!」と悪戦苦闘している様子がみられた。また当時は非常に高価だったこともあり、番組予算の大幅な高騰にも影響した。撮影技術の進歩の点から見るとある意味で貴重なものになっている。

  • どんだけぇ~
世間的にはIKKOの代名詞とも言える、流行語大賞にノミネートした言葉だが、実際にはIKKOが語源ではない。
前述した「ウルリン滞在記」にて、FUJIRAWA・藤本が新宿二丁目のゲイのマーチングバンドに1週間参加する企画の際に、彼らの間での言い回しの一つとして取り上げられたことがきっかけである。
そのため、IKKOが流行語大賞を取った際にも本番組で藤本とゲイの皆さんでIKKOに殴り込みに行くミニコーナーも放送された。
リンカーンは初めて大々的に取り上げた番組でもあり、レギュラーメンバーも気に入ってる(宮迫に至っては「万能やろこれ!」と高く評価していた)こともあって擦り続け、パロディ企画「どんだけぇ~の泉」「どんだけぇ~の雫」も放送されたほど。

  • 石川眞実
おぎやはぎ主催の企画のたびに登場する名前だが、実在する当時のTBSの常務取締役である。
伝説の音楽番組『ザ・ベストテン』のディレクターも8年間務め、『はなまるマーケット』『COUNT DOWN TV』等の人気番組の立ち上げにも貢献している。
最終回では顔出しこそしなかったが本人がVTRで登場した。



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  • 練マザファッカー
最終更新:2025年04月04日 14:47

*1 例として10分程度のミニコーナーとして放送された「関西弁で言うてみよう!」にカメラ8台も稼働していたほど。司会の浜田から「TBSはバカだね〜」と苦言を呈された。

*2 本来の火曜22時枠がドラマ枠に転換したのも理由。

*3 この中でリンカーンに出演していたのはかまいたちのみ。

*4 その後、2014年に結婚している。

*5 吉本のサイトでもコンビではなく個人で紹介されるなど事実上の解散状態にあるが、本人たちの意向により名目上は解散ではなく活動終了としている。

*6 なおこの当時の自宅はタバコの不始末が原因の火事で全焼している。

*7 当番組への出演をきっかけに、ユニット「練マザファッカー」として正式に活動を開始。

*8 第1回の浜田がシェフを務める回のみ、メンバーが支払ってもいい金額を書き、合計がギャラとして浜田に支払われるシステムだった。

*9 事実上最後の企画になったお好み焼き回では松本が「何でも大きくすりゃ良いってもんじゃない」と苦言を呈し、「逆に次は小さい物に挑戦した方がいいかもしれない」と代案まで出した。

*10 当時は全日本プロレス所属

*11 野球ファン嫌い(特に阪神)の松本がよりによって阪神対横浜(松本は横浜側で参加)の始球式を行う、しかも前フリにボケを何度も行う等

*12 第3回から。第1回は「初老組」「中年組」、第2回は「ボケ組」「ツッコミ組」で分けられた。

*13 他事務所が有名店のケータリングなのに対し、吉本はガリガリ君などのお菓子が多かった。

*14宇宙忍者ゴームズ』のガンロック。なお、松本は「ファンタスティック・フォー!そんなに見たこと無いー!」と謎の叫びをあげていた。

*15 偶然なのか『快傑ライオン丸』のコスプレをしたときも同じように包丁を使っていた。

*16 ただし本家より回答者が一人多いため、天野は五代目三遊亭圓楽と同じ紺色を着用し宮迫(銀鼠)とウド(橙)の間に座っていた。

*17 さらに現地へ赴く前のロケバス内の会話で、松本に「日村いない時点でなんとなく分かってる…」とオチを読まれていた。

*18 特に庄司は松本からも「何がしたいのかわからへん!」と呆れられる奇行に走っていた。