登録日:2024/06/06 Thu 06:16:00
更新日:2025/04/06 Sun 00:46:08
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IFルートの今作では無印三作目「
世界への挑戦!!」編で登場したビッグウェイブスと入れ替える形で登場した。
●目次
【概要】
フットボールフロンティア・インターナショナル(以下FFI)のオーストラリア代表チーム。
チーム名通り全選手、監督の名前は
ソロモン72柱などの
悪魔が由来で世宇子中の選手の様に捻りすら無いそのまんまなネーミング。
あと魔界軍団Zとも関係はない
ビッグウェイブスが海洋系モチーフだったのでオーストラリアに悪魔との組み合わせはかなり異質かもしれない。
強いて言うのなら、タスマニアデビルやモロクトカゲ(ソーニィ・デビル)を元に拡大解釈した結果悪魔をモチーフにしたと考えられる。
多分
(太陽の)光にいる悪魔という意味合いから「太陽のサタン」という異名を持つ。
催眠術(ヒプノシス)を使ったトリッキーなプレーを行う。更にメンバーの何名かはオリオン財団所属のサッカープレイヤー「オリオンの使徒」で監督もオリオンの支持者であることから、反則行為を行うなど手段を選ばない。
ユニフォームのカラーは紺/黄(FP)、柿色/黒(GK)が特徴。
【作中(アニメ)における活躍】
初登場はアニメ5話。FFIアジア予選第2回戦で日本代表イナズマジャパンと対戦。
試合前は情報規制を敷いており、相手チームに一切対策を講じさせようとしなかった。
試合前半は日本が先攻するが催眠術で翻弄。サタンが
必殺技で2点ゴールとリードを広げるが、一時帰国してきた
雷門夏未がオーストラリアの情報を調査しており「目を閉じてプレーする」というヒントを日本の選手に与えたことで催眠効果を遮断されて攻略、
鬼道有人の必殺技で1点決められるが、サタンが鏡を使った反則行為で攻め上がり、再び1点ゴールでリードして前半終了。
一方で日本は稲森明日人や灰崎凌兵の証言を受けた鬼道が一星充が味方に反則行為を仕掛けていると考え、趙金雲監督から一星が海外でプレー経験がある「国家友好親善大使」の選手である以上規定時間内により試合から下ろせないと言われたことで鬼道自ら一星の排除に乗り出す。
試合後半はサタンが4点目を決める中、鬼道の指示を受けた灰崎と吉良ヒロトが反則行為を仕掛ける一星や使徒の選手にボールを故意にぶつけるラフプレーの抗争に発展。
※公式試合です。
オーストラリアの切り札枠で交代出場したルシも坂野上昇の機転で戦意喪失、
円堂守が新技でサタンの必殺技を止めたのをきっかけに日本の怒涛の必殺シュートで同点へと並ばれ、灰崎と吉良の必殺シュートで逆転されて4-5で敗北。
なおお鬼道たちの一星の排除はそのやり方に納得出来ずにいた明日人が一星をとどめから庇ったため失敗に終わった。
【メンバー】
「日本などは眼中に無い。我々の戦術に落とし、葬るまでだ!」
「フフフフフ…絶望を味わうといい。」
「迷える子羊はマロが迷うことなく、地獄に送ってててててやるよ~!! カカカカカッ!!」
FW/背番号9
『3つの顔の幻術師』
オーストラリア代表チームのキャプテン。
3つの人格を持ち、試合中に首の動きで
性格を切りかえて狂気的なプレイをする。
(イレブンライセンスより)
シャイニングサタンズキャプテン。誕生日は6月6日。
名前の由来はまんま
サタンから。
キリストに喧嘩売っているとしか言いようがないDQNネームである
「オリオンの使徒」の一人。右首筋にオリオン座の刻印が刻まれている。
シューズの中に鏡を仕込んでおり、太陽光の反射で相手選手の目を眩ますという反則行為を仕掛ける。
同じ使徒であるサルからは「サタン様」と呼ばれている。
だからと言ってゲギョゲギョと笑わないし、魔力も持っていない
上記の
二つ名の通り
3つの人格を持っており、首の傾きの位置で性格と外見が変化する。他作品で言うなら
このキャラに近い。
唯一の共通点は髪色が薄い色の前髪と濃い色の後髪の2色に分かれていること、皺眉筋に沿って繋がっている眉毛であることぐらい。
ちなみに人格ごとの名称はイナズマイレブンACのカード裏の説明で明らかとなっている。
首が左に傾くと現れる。
髪が紅葉色で全体が外にはねた形状、目縁が濃い。
一人称は「我」。
3人格の中でもメイン格であり、イレブンライセンスはこの顔である。
首が右に傾くと現れる。
髪がオレンジ色で全体が垂れ下がった形状、目縁が薄い。
一人称は「僕」。
豪傑の時と比べると静かに感じられる。
首が中心にくると現れる。
髪が深紅色で全体が尖って逆立った形状、眉毛が釣り上がり焦点の合わないギョロ目となる。
一人称は「マロ」。
喋り方や動きがバグったかのようにハイテンションな口調と化す。あと何故か公家口調になる
試合後半のフォーメーション、イレブンプレカのサンプルやBOX1巻のリーフレットなどではこちらの顔が使われている。
なおこの人格だけ豪傑と冷静と比べて作中でも明らかに真価を発揮してないように見え、円堂の新技に完全に止められ、スローインでも鬼道にタックルで飛ばされたりと良いとこなしである。
余談であるが、前期OP「舞台はデッカイほうがいい!」で登場した時は5話まで外観が豪傑、髪色は冷静というものだったが、6話及び円盤化1話で外観の方に修正が入った。
必殺技
シュート技。周りを亜空間で展開し、ボールの下を回転する時計の針が特定の時間を指したところでシュートを決める。シュートを放つとボールの動きが止まり、相手がキャッチするタイミングでボールが急に速くなり、時間差でズラして破るというもの。
GOで登場した「マボロシショット」の様なトリッキータイプのシュート技といえる。
このシュート技によって試合前半は円堂の「風神雷神」を破り続けハットトリックを決めた。
後半でも4点目を決めたが、夏未の出した三色団子をヒントに円堂が風神、雷神から更にもう一体のマジンを召喚すればいいという超次元な閃きで編み出した「ゴースト」を召喚してついに止められてしまった。
終盤狂気人格で繰り出した際に完成型の「風神雷神ゴースト」でゴールを阻まれ、完全に追加点狙いは潰れた。
ちなみにシュート時の時計の針は「6時16分」を指しているが、これは「ヨハネの黙示録」の獣の数字(666)の異読(616)から来ている。
GK/背番号1
褐色肌、後ろを結び、頭頂部を二本の角のように逆立て、両サイドに2本の白のボーダーラインが入った無造作な灰色の髪が特徴。鼻にある横一文字の黒い線のフェイスペイントが塗られている。
試合前半では鬼道の「オーバーヘッドペンギン」を止められず破れてしまう。後半では序盤こそシュートを防いでみせたが、日本の猛攻を抑えられず破れ続けてしまった。
必殺技
キャッチ技。右手に巻かれた鎖のオーラを太陽に向けて飛ばし、降ってきた炎のギロチンでボールを真っ二つに斬って止める。
試合後半で不動の新シュート技「マキシマムサーカス」を止めて見せるが、灰崎の「パーフェクトペンギン」、吉良の「ザ・エクスプロージョン」、氷浦、鬼道、灰崎、不動の「デスクラッシャーゾーン」で同点に並ばれ、灰崎と吉良の「ペンギン・ザ・ゴッド&デビル」で逆転されてしまった。
DF/背番号2
褐色肌で大柄のゴリマッチョ体型、オールバックの黒髪で前髪とサイドの一部が黄土色で角に見立てた形状、黒の反転目に口元の2つの縦の傷跡と厳つい顔つきをしている。
名前の由来はまんまアガリアレプトから。
DF/背番号3
褐色肌で太った体型、オールバックで頭頂部と両サイドをアフロパフにした青緑色の髪、鼻が黒く出っ歯というコアラとかマーモットの様なブサカワな顔つきをしている。両目の下に黄色いフェイスペイントが塗られている。
DF/背番号4
後髪を一つ編み、前髪部分を逆立てた無造作で下が黒く染まったマルーン色の髪。尖った耳で左上の
八重歯が特徴。両頬に縦線のフェイスペイントを塗っている。
名前の由来はまんま
ベルフェゴールから。
DF/背番号5
色白で両サイドが胸まで細く伸びた薄いグレー系の白髪、
オッドアイ(右目が赤色、左目が黄色)で正統派な
イケメン顔が特徴。
名前の由来はまんまアムドゥスキアスから。
MF/背番号6
斜めになったおかっぱ頭で右側がピンク色、左側が黒色のツートンヘアー、眉毛はピンク色なのが特徴。
試合後半でルシと交代してベンチに戻ったのだが…ルシがガープと交代したにもかかわらずいつの間にかフィールドに戻っているというシーンミスが起きている。
名前の由来はまんま
ベルゼブブから。魔界軍団Zにベルゼブという同じ由来のメンバーがいる。
MF/背番号7
褐色肌で小柄な体型、右側を長く伸ばし、
ツインテールにした紫色とピンク色のツートンヘアーが特徴。
性別に関しては2024年現在も
不明。試合中に顔がハッキリと写ったシーンやセリフが無かったことに加え、公式が発表していないためである。BOX1巻のリーフレットではハッキリとした顔写真が公開されたが、判断に迷う顔つきであった。
名前の由来はまんま
ベリアルから。なお魔界軍団Zにもベリアルという同名のメンバーがいるが、こちらは男性である。
MF/背番号8
右目が水色に染まった前髪に隠れ、前髪がセンター分けの紫色、後髪が外にはねた黒色のロングヘアー。隈が付いている垂れ下がった目が特徴。
試合後半の時に一星とアイコンタクトをとっていたが、彼も「オリオンの使徒」の一人なのかは不明。
FW/背番号10
長身体型、左目が前髪に隠れ、細長い水色の髪と後髪を前に出して捻りネクタイの形状にしたダークグレー色のロングヘアー、痩せた顔つきで額に瞼を閉じた
三つ目のマークが付いているのが特徴。
「オリオンの使徒」の一人。シューズの中に鏡を仕込んでいる。
敬語口調の慇懃無礼な人物。「イーヒヒヒ」と魔女みたいな笑い方をする。
試合前半ではアスとの連係で、両腕を使った催眠術をかけて明日人からパスで貰う形で奪い、
吹雪士郎のアイスグランドも封じて突破するが、夏未からのヒントを受けた明日人にトリックを破られた。
試合後半はアスと共に反則行為を仕掛けるが、灰崎と吉良からラフプレーの報復を受ける。
名前の由来はまんまサルガタナスから。
「我らが目指すは世界という太陽の下!」
FW/背番号11
褐色肌で大柄のゴリマッチョ体型、前髪部分を牛の角に見立てた茶色のロングヘアーが特徴。両サイドの髪に黄色の髪留めを付けている。
「オリオンの使徒」の一人。こちらもシューズの中に鏡を仕込んでいる。
堅物で武人気質な性格。サルからは暑苦しいと言われている。
試合後半はサルと共に反則行為を仕掛けるが、灰崎と吉良からラフプレーの報復を受ける。
終盤で「イナズマジャパンに引導を渡す我らが切り札である新タクティクス」を発動しようとした矢先、灰崎に前口上の長さを突っ込まれボールをぶつけられキャンセルされてしまった。
名前の由来はまんま
アスタロトから。魔界軍団Zにアスタロスという同じ由来のメンバーがいる。
MF/背番号13
控え選手。右側部分と両サイドの先が折れ曲がった形状のアイスグリーン色の髪、睫毛も髪色と同色なのが特徴。中性的な顔つきをしている。
一人称は「ルシ」。無感情で抑揚のない喋り方をする。
試合後半中にベルゼと交代出場。
明日人、風丸、吹雪を候補に定めた中で、何故か坂野上昇をターゲットにして彼の排除を仕掛ける。
実は右足のスパイクシューズの先端に
ナイフを仕込んでおり、周りに気づかれないようにターゲットの相手選手の
脛を斬りつけて負傷させるという、イナイレシリーズの中でも生々しい危険行為を行う。
超次元サッカーどころかスポーツマンシップ以前の問題
作中では明言されていないが、シューズの仕掛けなどから彼も
「オリオンの使徒」の一人と思われる。
不動の背後からボールをスライディングで奪い取り、立ちはだかる坂野上の左脛を瞬時に斬りつけることに成功するが、坂野上は反則を止めるため包帯の応急処置をとって試合続行。
二度の対峙時にナイフを出したところを坂野上がすかさず指差しと大声のオーバーリアクションで審判に気づかせようとしたため、すぐにシューズ内に収めてやり過ごす。
氷浦からのパスを貰った坂野上の前に三度の対峙でナイフを出した所を蹴ってきたボールに突き刺されたことで抜け出せず、坂野上がコピーした氷浦の「氷の矢」でボールを氷漬けにされた状態からのキックでナイフを折られてしまった。
「ルシのアイデンティティー…消滅。」と項垂れ戦意喪失。ガープと交代してベンチに戻っていった。
不正を見抜ける坂野上をターゲットにしていたのが最大のミスとも言える
MF/背番号14
控え選手。薄暗い肌の大柄で痩せた体型で頭頂部と両サイドだけ残した黒のモヒカンヘアー、
スカルメイクが特徴。その格好と国柄から
某ポストアポカリプス映画を意識しているのかもしれない。
試合後半で戦意喪失したルシと交代出場。なお肝心の活躍は一切無し。
名前の由来はまんまガープから。
名前とポジションはBOX1巻のリーフレットより判明。
監督/コーチ
「フフフ…引き込んでやる。闇以上に深い邪悪な光の中に…。」
シャイニングサタンズ監督。小太り体型で前髪をセンター分け、頭頂部が角のようにはねているターコイズグリーン色のボブカット、尖った鼻毛を伸ばしているオッサンその1。スーツの上に紺色のロングコートを着用している。
いかにもな悪人面の通り、試合に勝利するためなら手段を選ばない。
チームの詳細を情報規制で対策と自信満々だったが、結果的に逆転負けされてしまい困惑していた。
観客席でお菓子を食べてた通りすがりの美少女曰く、「作戦を隠すことばかり必死で(逆境に追い込まれるたびに成長を遂げる)日本の個性を見誤っていた」と敗因を指摘している。
名前の由来はまんまディアボロス(ラテン語・ギリシャ語で『悪魔』)から。唯一特定の悪魔の名前ではない。
シャイニングサタンズアシスタントコーチ。ティール色のソフトモヒカン、細い面長で尖った鷲鼻に左上の八重歯、眼鏡をかけているオッサンその2。黒のジャージを着用している。
名前の由来はまんま
アザゼルから。唯一苗字に位置している。
【必殺タクティクス】
守備型の必殺タクティクス。フィールドプレイヤー全員がヒプノシスで周囲に濃霧を発生させて相手から見えなくなるように見せかけてボールを奪う。
上述の通りサタンやアスが語っていた「切り札」と言われる別の必殺タクティクスもあったことが示唆されているが、最後まで使われることはなかった。
【余談】
2024年現在もサタン・ゴール以外のオーストラリアの選手全員の
プロフィールが不明のままである。
シャイニングサタンズは無印一期で登場した尾刈斗中を意識しているかのような以下の類似点がある。
- オカルトモチーフ
- 催眠術を使った戦術
- 多重人格のキャラクターがチームにいる(尾刈斗監督の地木流灰人、シャイニングサタンズキャプテンのサタン・ゴール)
オリオンの刻印放送終了後にゲーム「イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード(現・英雄たちのヴィクトリーロード)」としてストーリーそのものを完全オリジナルに変えることを発表したため、(開発の進捗によるが)現状ゲームに出るかどうかも分からず、チームの全貌が明かされることがない状況となってしまった。
2022年7月の開発ブログでは過去作のキャラクターは別枠の「クロニクルモード」で登場させると説明。
2023年9月の東京ゲームショウにてコラボキャラを除いて今までのシリーズに登場したチームがほぼ全員登場するとの事でシャイニングサタンズも登場が確定した。
追記・修正お願いします。
最終更新:2025年04月06日 00:46