十羅(BORUTO)

登録日:2024/06/13 Thu 00:00:00
更新日:2024/07/14 Sun 12:46:30
所要時間:約 6 分で読めます







会いに行こうか うずまきナルトに




十羅(ジュラ)とは、漫画BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。


◆概要

第二部「TWO BLUE VORTEX」から登場した人物。
大筒木イッシキの所有していた十尾白き楔を刻まれたコードのチャクラが影響を及ぼし、大筒木一族を喰らわずして進化が始まった「自我に目覚めた神樹」の1体である。

従来の神樹とは途方もなく巨大な樹であるが、十羅たちの場合は突然変異という事もあって人間に近い姿を模っている。
合羽のような形の上着とズタボロのズボンを纏い、モヒカンに近い独特の頭髪と下まつ毛を生やした奇妙な恰好をしている。
上着の背中部分には十尾の人柱力を彷彿とさせる輪廻眼の模様が爪痕のポツポツと共に刻まれており、上着で隠れて普段は見えない胸元にも同じ模様が存在する。

自分たち神樹を進化させるために行動を起こし、大筒木に続く新たな脅威として木ノ葉と忍界に災いを齎そうとしている。


◆人物

4体の神樹の中でも特に知的好奇心が旺盛な個体で、本を読み漁っては知識を取り込む事を生き甲斐としている。
古書店に通り掛かった際には「宝の山」と称して悦びを露にするほど。
知識を得る程に分からない事も増えていくという矛盾染みた感情を自覚しているが、同時にそんな無知すらも面白いと感じ入る度量を持ち、計画外の事態に直面した際には未知を楽しんだ事もあった。

基本的には冷酷な性格で目的の障害となれば殺害も厭わないが、一方で思慮深い一面もあり、自身の計画を阻害する存在であっても驚嘆に値すれば一定の敬意を払って攻撃を中止し、合理性に欠けた理解に苦しむ行為であっても自分達には無いものとして学ぼうとする意欲を見せている。

また、十尾としての「大筒木一族を喰らって完全な神樹になる」本能とは別にうずまきナルトを喰らいたい」というもう一つの本能を持つ。
何故そのように思うのかは十羅本人も分かっていないものの、自らのアイデンティティを形作るものとして非常に意義深く感じており、本能に従ってナルトに関する情報を学びつつ取り込もうとしている。


◆能力

十尾から進化を遂げた存在なだけあって、尾獣や神樹に由来する術の数々を使用する。
体術もかなりのレベルで、3年ほど鍛えていなかったとはいえイッシキの「器」として完全に目覚めていたカワキを真正面から相手して圧倒するほど。
他にも大筒木一族のような浮遊能力を有しており、空を超スピードで移動できるので並みの速度では十羅の追跡から逃れられない。

加えて本質的には尾獣に近しい存在のため、同じ尾獣のチャクラを人柱力越しに捉える感知能力まで持っている。
存在を感知するためには一定の距離まで近付かなければならないものの、自分達とは別個体の十尾から分裂した尾獣であろうと感知する事を可能としている。


◆使用術

輪廻写輪眼を持つ十尾の分裂体だが開眼したのは通常の輪廻眼で、六道仙人マダラと同じ薄紫色かつ両目に宿すタイプ。
六道の術を初めとした輪廻眼特有の瞳術を扱う様子は見られないが、一部の術を使用する際には瞳に力を集中させる場面もあり、瞳力自体は宿っている模様。

  • 爪痕
血中の鉄分を特有のマーキング「爪痕」として配置し、爪痕間を自在に移動できる神術の一種。
元々はコードがイッシキの十尾を支配するべく全身に装着させていたもので、神樹として分裂した際に4体全員へと受け継がれた。
十羅の頭髪や衣服は全て爪痕で構築されており、作中では上着の胸元に手を突っ込んでアジトから本を取り出すといった芸当を見せている。

生命力漲る樹木を生じさせる血継限界の一種。
木遁の大元たる神樹その物なので当然使用でき、しかも印を結ばないノーモーションでの発動を可能にしている。
主に対象の足元から不意に樹木を生やし、串刺しにしたり拘束したりする戦術を取っている。
「捕食」の際にも使用しており、対象を樹木に閉じ込めた上で養分として徐々に吸収していく。

  • 尾獣玉
尾獣を代表する大技であり、広範囲に壊滅的な破壊をもたらす。
実質的な尾獣である十羅にも使用可能で、左目を瞑って右目の輪廻眼にチャクラを集中させ、玉として形成した後に射出する。
大きさは螺旋丸ほどしかない反面、威力自体は通常の尾獣玉と比べても遜色なく、里の郊外を消し飛ばす破壊力を見せた。
更には広範囲の破壊のみならず、指向性を絞って弾丸のように飛ばす事で特定部位のみを破壊したり、無数かつ極小サイズの尾獣玉を散弾銃のように放って対象の肉体をズタズタにしたりといった応用も可能にしている。


◆劇中での活躍

コードが根城にしている異空間へとボルトが奇襲をかけた直後、進化した十尾本体が4体に分裂する形で「自我に目覚めた神樹」として誕生した。
十尾としての本能を好奇心が上回った十羅は、捕食対象である大筒木一族のボルトに対して手出しする事もなかったが、同時にこの世の何処にいようと決して運命からは逃れられない事を語った。

3体の神樹と共にアジトへと移動した後、十羅は自分たちの特異な状態と今後の方針について分析・整理した上で、他の神樹たちに向けてうずまきナルトの捕食を宣言する。
他の3体にも本能に身を委ねて何をなすべきか定める事を促し、それぞれの神樹に「標的」を導き出させた。

しばらくの間は無数の本に囲まれて読書に耽っていたが、肝心のナルトに関する情報が得られなかったために直接会いに行く事を決意。
爪アカの1体に装着された爪痕を通して神樹・左と共に木ノ葉隠れの里へと侵入し、複数の上忍を木遁でまとめて始末して里内を探索、立ち寄った古書店で本の数々に心を躍らせた。
そこへ侵入を受けてカワキが駆け付けるが、大切な本を傷付けられそうになった不快感から木遁と体術でもって圧倒し、完全な神樹化に必要な大筒木であるが故に殺さず気絶で留めた。

直後、里内にて九尾のチャクラ反応を感知した十羅は左と共に反応元へと急行する。
「ナルトは九尾の人柱力である」という情報から逆算して、九尾を辿ればナルトに出会えると踏んでの事だったが、辿り着いた先にいたのはナルトではなく意外な人物であった。


「こいつは一体…どういう事だ…」


◆主な人間?関係

十羅としての本能が求める捕食の標的。
十羅にとっては己が何をなすべきなのか教えてくれる重要な行動理念であり、大筒木一族の捕食とチャクラの実の生成しか本能になかった従来の十尾と決定的に異なる点でもある。
ナルトについては「元七代目火影」や「九尾の人柱力」であるという情報は知っていたものの、表向き死んでいる事や九尾が既に消滅していた事までは知らない様子。

  • (ヒダリ)
同族である「自我に目覚めた神樹」の1体で、うちはサスケの姿とチャクラを模している。
神樹の中でも特に口数の少ない個体で、己が何者なのか分からずにいた際には十羅が助言を送っている。
時には人の感情や常識が理解できずに天然ボケを発する事もあるが、十羅としてはそうした行動も面白く感じている模様。

  • (マツリ)
同族である「自我に目覚めた神樹」の1体で、風祭モエギの姿とチャクラを模している。
ナルトの捕食を提案した自分に続いて祭が捕食の標的を定めた際には「良い選択」「君のアイデンティティを感じる」と称賛している。

神樹としての本能が求める捕食の標的その1。
異空間で接触した際には神樹の中でただ一人攻撃しなかったが、代わりに自分たち神樹の捕食からは逃れられぬ運命にある事を告げている。
また、全能によって失われた姓を宛がうようにして「大筒木ボルト」の名で呼んでいる。

神樹としての本能が求める捕食の標的その2。
「標的」であるナルトを封じている張本人なのだが、当の十羅は知る由もなく、あくまで「最終進化のために必要な大筒木」として見ている。
カワキにとっては大切な七代目の命を脅かす憎き仇敵でもあり、十羅の捕食表明によって結果的に神樹全員が排除の対象として狙われる事になった。


◆余談

  • 名前の由来は仏教に伝わる10人の女性の鬼神「十羅刹女(じゅうらせつにょ)」と思われる。ただし、十羅の場合は十羅刹女と異なり「ジュラ」と読む。
    須佐之男命の末娘であり、異国より日ノ本の国に攻めてきた鬼に説得を試みるが応じず、戦いに発展して見事撃退したという逸話を持つ。
    また、意図したネーミングかどうかは不明だが、標的としているナルトの誕生日は十が並んだ10月10日である。

  • 神樹たちは基本的に爪アカに囚われた人々の姿形を模しているのが、十羅のみ既存のキャラの誰にも似ておらずオリジナルが不明となっている。
    読者の間でも誰をベースとしているのかについて考察されており、ジゲン大筒木イッシキ等が候補として疑われている。



追記・修正は古書店で『NARUTO‐ナルト‐』の単行本を探してからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 十羅
  • BORUTO
  • 十尾
  • 神樹
  • 自我に目覚めた神樹
  • NARUTO登場人物項目
  • 輪廻眼
  • 爪痕
  • 木遁
  • 尾獣玉
  • 神術
  • 読書好き
  • うずまきナルト
  • 知識欲
  • 好奇心

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年07月14日 12:46