登録日:2025/04/20 Sun 23:59:13
更新日:2025/04/23 Wed 17:07:02NEW!
所要時間:約 18 分で読めます
◆概要
ピンク色のメッシュが入った青色の長髪を棚引かせ、三日月と太陽が合わさったような模様の目を持ち、左右に泣きぼくろがある美少女。
星と三日月型のイヤリングを嵌め、フリル付きの白いブラウスに星型のアクセサリーが複数付いたショートパンツを履き、美脚を露出したセクシーな服装が特徴。
全体的に星の意匠が散りばめられた格好となっており、ミステリアスな雰囲気を醸し出している。
「この世の全てを知る者」という異名で知られ、殻が崩壊した第一部の後半におけるキーパーソンとして活躍した。
◆人物
自身の美貌と後述する能力もあって、愛される事に絶対の自信を持つ。
基本的には話さえ合えば物分かりの良い人物であり、相手からの頼み事を素直に聞き入れたり、異変を察知すれば逐次連絡を入れたりしてくれる。
一方で相手によっては尊大な態度を取り、自身の邪魔となれば排除を厭わない物騒な一面も。
能力のために誰もがエイダを愛し、ゼロから人間関係を築きたいのに能力のせいで心を奪ってしまうジレンマを抱えている。
そのため、能力の例外である心を奪われない
カワキに思いを寄せ、普通の恋をしたいと思っている。
本質的には年相応かやや幼いくらいの少女であり、愛し愛されたいという欲求に満ちた恋愛煩悩の塊。
女子同士の恋バナで自身の想いを炸裂させた際には、恋愛に夢中な様子を
サラダから
(ちょっとバカみたい…)と思われもした。
こうした潜在的な願望が、能力の発現にも関わっている。
◆能力
三途アマドが手掛けた改造人間であり、あの
ジゲンを上回る能力を有する。
単純に戦闘能力で上回った弟のデイモンと対照的に、エイダは特殊能力の方面でジゲンを超えている。
主な能力は「千里眼」と「魅了」の二種類で、それぞれ感知と防御に秀でている。
一方で戦闘能力自体はあまりなく、基礎的な体術が出来る程度。
このため、基本的に戦闘面での荒事は弟に任せている。
後に、
大筒木シバイのDNAを利用した移植実験の数少ない成功例である事が判明する。
シバイが宿していた数ある神術の発現を目的として、通常であれば被験者には何も起こらず、一種類でも神術が宿れば御の字の実験だった。
中でもエイダは
二種類もの神術を発現し、尚且つ
大筒木一族の悲願である神の如き奇跡の力を宿した特例中の特例である。
◆使用術
「この世の全てを知る者」という
二つ名の由来となっている能力。
エイダの左目に宿っており、能力の発動時には眼球が宇宙空間の如き神秘的な模様に変化する。
感知系の能力で、世界のあらゆる場面を覗き見れる。
本人曰く「意識だけがその場に飛んで行ってるような感覚」らしい。
各地に点在する国や
隠れ里は勿論、大筒木一族しか出入りできないような異空間の閲覧にも対応しており、
文字通り世界全域が千里眼の感知範囲となっている。
加えて、光景の視認のみならずその場で交わされた
会話まで聞く事が可能。
更には「術者の出生以降」という条件付きで、録画でも見るかのように
過去の出来事も閲覧できる。
エイダの場合は第一部時点で
16年前、三年後の第二部なら
19年前まで遡れる。
要するに、
自分が生まれてから今現在まで世界に起こった全てを見聞きできるという能力であり、千里眼の名に違わぬ広大極まりない感知範囲を誇る。
これだけ凄まじい性能でありながら、感知する場所までの距離や遡る過去の年数に比例して消耗が激しくなるといった制約もなく、術者への負担が無いに等しい点も特筆に値する。
全知と言っていい最上位の感知能力だが、一方で能力の穴も幾つか存在する。
まず、過去と現在の場面を見聞きできても
未来の出来事までは把握できない事。
これに関しては千里眼の欠陥と言うより、本来なら
未来視の神術と補完し合っていた所、片方だけ発現したために生じた弊害であろう。
次に、声や文字を用いない
精神的なやり取りは見通せない事。
それらの伝達方法ならば千里眼の目に映らず過去ログにも残らないため、千里眼の対抗手段として見れば術者に知られる事なく情報をやり取りできる利点がある。
特に
山中一族の秘伝忍術「心伝身の術」は人の思考を自由に伝達でき、
尾獣と人柱力のような特別な間柄でなくても人々の意識を繋げられる事から、対・千里眼において大きな成果を挙げている。
そして、
物理的に目視できないものは確認できない事。
本編で描かれたものであれば、少名毘古那で極小サイズに縮小した人物の動向が該当する。
他にも
写輪眼のようにチャクラを見切れている訳ではないようなので、「迷彩隠れの術」等によって透明化した人物も視認できないかと思われる。
能力の例外として、異空間も含むあらゆる場面を観測できるはずだが、同じ神術である大黒天の「時の止まった異空間」はどうにも見えていない節がある。
また、中には
千里眼越しの光景を逆に覗き見てくる存在もおり、そうした相手にはリアルタイムでの視聴を避けて過去ログから閲覧せざるを得ない事も。
広い視野を持った感知系の瞳術という特徴から推測するに、おそらく元々はシバイの
白眼に相当する神術。
エイダに備わるもう一つの能力。
他者を惚れさせてエイダの虜にするという単純明快な術。
一見可愛らしくも感じる能力だが、その実周囲にとっても術者にとっても極めて厄介に働く術である。
この能力は術者であるエイダと対面する、あるいは遠くから目視しただけでも接触と判定されて発動する。
魅了された人物は男であろうと女であろうと性別に関係なく、頭痛や眩暈、動悸に発熱といった数々の症状に見舞われ、誰でもエイダの虜になる。
人の心に作用する術であるが故に症状にも個人差があり、単純な人物ならエイダと直接会話する事もままならない程に惚れ込むが、理知的な人物であればそうした「惚れさせる作用」に抗って接する事が可能。
惚れ具合によっては、不利な条件であってもエイダの頼みを聞いてしまう洗脳のようにも働く他、作中ではエイダ自身が仕掛けなくとも勝手に彼女に利する行為へと走る可能性が懸念されていた。
更には虜となった全ての人物に共通して、エイダに対して絶対に危害を加えられなくなる。
無理やり攻撃しようとしても本能が拒否して身体を動かせず、それでも強行すれば最悪の場合は精神がやられてしまう。
敵対者にとっては敵意を乱される上に攻撃すらできないため、実質的な絶対防御として機能する。
ただし、影真似の術のようなエイダに直接的な危害を加える訳ではない術ならば、魅了の影響下にあっても使用できる。
能力の例外として、
術者と血を分けた肉親及び
大筒木一族には効果を発揮しない。
それらの人物なら虜にされずにエイダと接する事ができるが、同時に
エイダを殺し得る存在である事も意味しており、接触時には一定の警戒がなされている。
なお、こちらの能力は千里眼と異なり一時的な解除もできない制御不能の状態に陥っており、常に発動しっぱなしとなっている。
望む望まないに関わらずあらゆる人物の心を奪っては強制的に好かれてしまうため、エイダは魅了の事を「まともな恋愛はおろか普通の友達すら望めないクソ能力」として酷く嫌悪している。
能力の出自について、細胞移植を施したアマドは「千里眼」と同じ神術として説明している。
ところが、全ての神術を詳細に知る
モモシキから「そのような神術は存在しない」と否定され、正体が分からなくなってしまう。
科学忍具なのか、あるいはまた別の能力なのか…真相は第一部の最終盤に明らかとなった。
シバイの細胞移植によって発現したもう一つの神術。
術者のあらゆる意思を具現化できるというまさに全能の力だが、それは本来の持ち主であるシバイが操った場合の話。
大筒木ですらないエイダにはとてもコントロールできる代物でなく、結果、自他問わず潜在的な願望を無意識に具現化する能力として形成された。
魅了の正体とは即ち、全能によってエイダの願望が具現化された現象だったのである。
発動にはエイダの強い意志がトリガーとなり、瞳と同じ模様が巨大な光の柱となって展開され、世界中に光が拡散する事で願望が具現化される。
エイダが誰かの力になりたいと強く望めば、その人物の想いと共鳴する形で他者の願望も具現化できる。
作中では二回発動しているが、いずれも無意識の内に意図しない形で願いを叶えながらも、元の形に戻す事は叶わない不可逆の状況に追い込まれており、非常に質の悪い能力と化している。
魅了の大元故に能力の性質も共通しており、大筒木一族と術者の肉親には効力が及ばない。
歴代土影や大筒木一族でもお馴染みの空を自在に飛べる能力。
一人くらいなら肩に乗せて一緒に飛ぶ事も可能。
これもシバイの細胞移植によって宿ったものと思われるが、エイダ以外の被験者には発現していない。
◆作中の活躍
◇第一部
ナルト達の奮闘によって
大筒木イッシキが討たれた後のこと。
大筒木一族の信奉者としてイッシキの意志を継いだ
殻の内陣・
コードはとある噂話を頼りに、組織の同胞であるボロ管轄の教団施設を訪れていた。
そこで眠りに付く改造人間こそ、コードが会いに来た「この世の全てを知る者」こと
エイダであった。
過去に
三途アマドから改造処置を施されたエイダは、殻のリーダーである
ジゲン以上の力を有したために組織内でのパワーバランスを危惧され、廃棄処分の命令が下されてしまう。
だが、ジゲンより処分を命じられたボロは魅了の影響で手出しできず、やむなく活動停止状態のまま教団施設で秘密裏に保管していた。
この行為は表沙汰にならなかったものの、殻の一部メンバーの間では密かに噂として語られており、それを聞き付けていたコードが協力者としてエイダを解放しに来たのである。
久方ぶりに活動停止から目覚めたエイダは、従わなければ抹殺も辞さない態度のコードを魅了の力で逆に懐柔し、能力の実演も兼ねて自らの目的を語る。
魅了の影響でコードのように誰も彼も自分の虜にされる中で、心を奪われない例外たる大筒木の
カワキはエイダにとって普通の恋愛ができる対象であり、以前より接触の機会を窺っていた。
そこで
十尾の生贄として大筒木を欲するコードと結託し、カワキの身柄の保証と引き換えに千里眼の情報網を駆使して、コードの目的である「制限」解除と
ボルトの捕獲に協力する事となった。
潜伏の時
しばらくは施設内に籠って教団の一員であるバグをこき使いつつ、厳戒態勢にある
木ノ葉隠れの里を千里眼で監視し、わずかな隙も見逃さぬよう出方を窺っていた。
カワキがナルトを失う可能性に苦悩する姿も覗いており、コードに対して復讐の標的から火影を外すよう助言するが、やんわりと断られている。
活動停止状態にあったもう一人の改造人間にしてエイダの弟であるデイモンもバグに解放させ、魅了の影響を受けず殺傷も可能なカワキとの対面に向けて力を蓄えていった。
コードと互いの能力に関して情報交換した際には、デイモンの反射の能力について詳細を語らせず、自身も魅了と千里眼以外にまた別の術を秘めている事を仄めかしたが…
その後、思い詰めたカワキが里を抜け出す瞬間を捉えると、爪痕越しにコードを誘導してカワキの元へ向かわせ、千里眼で得た情報を元にサポートに徹した。
だが、ボルトが途中参戦した上に楔を通して
モモシキの意識が覚醒し、更にはナルトと
シカマルの増援にカワキの楔の復活といった不測の事態が幾つも発生。
カワキを拉致するはずのコードが逆に追い詰められてしまい、最終的にはエイダの傍にいたデイモンを爪痕で引きずり出して無理やり反射の能力を使い、何とか難を逃れた。
そうした一連の場当たり的な行動はエイダの信頼を大きく損ない、戻ってきたコードに対して切り捨てる事に何の躊躇いもない事を言い渡している。
コードがシカマルに付けていた爪痕で木ノ葉への潜入に成功した際には、爪痕を通してエイダも参戦し、魅了の力でその場にいたシカマル・アマド・デルタの全員を無力化した。
「制限」解除のためにアマドを拷問するコードを横目に、影真似の術による拘束を図るシカマルと会話し、コードに与する目的を問われた事でカワキへの好意を明かした。
ここで事情を知ったシカマルから木ノ葉入りを提案されるが、爪痕の退路を断てるカワキの接近を千里眼で察知したため、自分に惚れているデルタを嗾けて影真似の拘束を解除させ、アマドを拉致して撤退した。
教団施設にてコードの「制限」がついに解除されるも、用済みとして始末されそうになったアマドからカワキに関する話がエイダに振られ、アマドの処遇を巡って二人は対立する。
直前にシカマルから誘われていた事もあり、「制限」の解除という当初の目的は果たしたとしてエイダはコードとの協力関係を断ち、カワキに急接近できる木ノ葉に付く事を決めた。
尚も縋ってくるコードは更に上を行く強さのデイモンが圧倒して退け、アマドのカワキにまつわる真の目的を聞くにあたり、姉弟は木ノ葉隠れの里へ行く事となった。
姉弟の木ノ葉入り
雷車を乗り継いで木ノ葉へと向かう道中、姉弟を迎えるにあたってシカマルが考案したボルト及びカワキとのルームシェア任務を千里眼で知り、いきなりの同棲に恋心を爆発させた。
里への到着後、迎えに来たシカマルにルームシェアの件について快諾する旨を伝え、飛行能力でデイモンを連れてボルトとカワキが待つ屋敷へと直行する。
大筒木故にエイダを殺せる立場でもある二人に対しては、対面して早々デイモンの圧倒的体術で気絶させて釘を刺した。
アマドの目的であるカワキの「
楔」を利用した娘の復活計画が明かされた際には、同席していたシカマルから千里眼での裏取りを頼まれている。
千里眼と魅了の力が
大筒木シバイの細胞移植によって宿った神術の一種である事も合わせて明らかになったが、後者に関してはボルトの内面に潜むモモシキから色恋の神術など存在しないとして否定され、正体不明のままとなった。
ついに四人での同棲生活が始まったが、朝食の場でカワキからコードとの結託時にボルトを売った件を突っ込まれ、性根の腐ったクズ呼ばわりされてしまう。
エイダとしてはカワキに名前を呼ばれただけで嬉しかったものの、一気に険悪な雰囲気に陥って会話も上手くいかなかったため、近くにいた
うちはサラダと
筧スミレの女子二人を家に招き入れて恋バナに花を咲かせた。
この時、二人に対しては何故か魅了の力が通じない事を勘付かれている。
その後、シカマルの制止を振り切って行方を晦ましたカワキを他所に、女子二人とデイモンに監視役のボルトを連れて外出。
洋服店にて試着に興じる傍ら、コードが十尾を用いて爪アカ軍団を量産している事も千里眼で捉えており、里の脅威としてシカマルに報告している。
しかし外出から戻ってきた頃、姿を見せなくなっていたカワキが火影夫妻に襲い掛かった事を知る。
更にはボルトさえも手にかけようとした事で里に対する反逆行為と見なされ、里中から命を狙われる事態に発展してしまい…
全能
少名毘古那による縮小で千里眼でも見えなくなっていたカワキだが、チャクラが底を突いて縮小が解かれた事でエイダの目にも映るようになった。
飛行能力でカワキの潜む森林に直行し、忍達には手出しさせないとして安堵するよう宥めるが、追いつめられたカワキは里とナルトのためにボルトを殺さなければならない葛藤を吐露する。
「火影の息子なんかじゃあねェ……"兄弟"でもねェ…!」
「どこの誰でもねェよそ者だったらよかったんだ…!あいつが…!!」
「死んでも誰も悲しまねェ……このオレみたいなよそ者だったらよォ…!!」
そんなカワキの想いに触れ、エイダは無意識の内に魅了の真髄たる
神術「全能」を発動させる。
術者の潜在的な願望を具現化させ、過去にエイダの願望も魅了として発現させたこの力によって、今度はカワキの力になりたいと願うエイダの想いと共鳴する形でカワキの願望が叶えられた。
結果、人々の記憶と認識を書き換える事で
ボルトとカワキの立場が逆転し、カワキが火影の息子「
うずまきカワキ」、ボルトは火影殺しの反逆者「
ボルト」という事に改変された。
予想外の事態に直面しながらも改変された現実を飲み込み、駆け付けた忍達に対してもカワキを「火影の息子」として振舞わせて対処し、何とか乗り切る事に成功する。
だが、シカマルから未だ行方が知れないナルト夫妻の所在を尋ねられると、傍にいたカワキから「ボルトが火影を殺した」と答えるよう脅され、やむなくボルトの冤罪に加担してしまう。
ボルトと
サスケが里を抜ける場面を千里眼で捉えると、デイモンだけを連れて二人の元へ向かい、無意識ながらもこのような事態を起こした件についてボルトに謝罪した。
12歳とは思えない程に覚悟を決めていたボルトの精神に驚きつつ、カワキもボルトと同じく互いを兄弟と思っているであろう事、
木ノ葉に戻ってくるまでの間は決してボルトとサスケを捜さない事を伝え、デイモンと共に二人の里抜けを見送った。
宣言通りボルトとサスケの動向は里側に黙っていたものの、千里眼による感知を重宝されて感知役として活躍している。
この三年間もミツキを監視役としてカワキとの同棲は続けていたが、関係に進展はなく、以前と同様に冷たくあしらわれるままだった。
全能の影響を免れたサラダとスミレから術の対処に関する相談も度々受けており、二人が本当に魅了の影響にあるのか訝しんでいた。
三年ぶりに帰郷したボルトとコードの戦いも千里眼で視聴したが、ボルトの新技である
螺旋丸「渦彦」のカラクリまでは見通せなかった。
その後、とある異空間にて十尾が進化した存在である
人神樹の姿を目撃する。
本能が求める捕食の標的について語らっていた彼らの内、バグを原型とする人神樹「
虫」に千里眼での閲覧を逆探知され、更には
虫の標的として命を狙われる事に。
自身や七代目火影の命を脅かす存在としてカワキにも伝えるが、ナルトの安全を絶対とするカワキにエイダの事は気にも掛けられなかった。
里へ再度やって来たボルトと追っ手であるミツキの戦いを千里眼越しに視聴した際には、ボルトのカッコよさに心中萌えていた。
また、屋敷へ戻ってきたミツキとカワキについて語る中で、理由が分からないながらもカワキに太陽を見ていた自分とカワキに恋するエイダが同じである事を指摘される。
太陽にしても恋にしても、まずは自分自身を肯定できなければ自分にとってのそれが何であるかを見失ってしまうのだと。
そんなミツキの話に少しムッとしながらも、自分達が恋バナをしている事実にエモさを感じるのだった。
標的を求める人神樹の
十羅と左が里へ侵入すると、千里眼で見た彼らに関する情報をシカマルに共有している。
運命の特異点
ボルトの三度目の木ノ葉侵入後、サラダとスミレからボルトに関する情報を求められたため、千里眼で三年間の動向を覗く事にした。
どうやら三年前の約束を守ってボルト達の事は一切見ていなかったらしく、ここで初めて二年前からボルトが
果心居士と協力関係にある事を知った。
そして未来視の神術を宿した居士の口より、未来の情報を知った者は未来を不安定たらしめる
運命の特異点となってしまう事が明かされ、いずれ
千里眼でこの会話を覗くだろうエイダの存在も加味して情報を開示したと知る。
居士の意図を汲み取り、サラダとスミレには詳細を伏せて伝えたものの、ボルトに対する情愛を巡って二人の間で修羅場が繰り広げられた。
(クッッソ楽しい…もっとやって……)
直後にはシカマルから
砂隠れの里に関する情報を求められ、感知班に会話を聞かれたくなかった事もあって久々に直接対面した。
シンキを原型として
我愛羅を狙う新たな人神樹「
粒」の誕生を伝え、三度目の侵入時にシカマルがボルトの脱走を密かに手引きした事に触れた上で、自身もボルトの味方である旨を明かした。
ボルトの背後にいる謎の協力者の正体を問われると、いつの間にか連携していた居士の蒸気蝦蟇がエイダの髪から現れ、人神樹の対処法についてシカマルに指示した後に去っていった。
この時のシカマルに向けた
「心に従え」という居士の言葉は、エイダの心にも深く響いた。
◆おもな人間関係
エイダの実弟。
ピンクのメッシュが緑髪で、姉と異なり半月に星が被さった模様の瞳をしている。
反射の能力と圧倒的体術を有し、エイダにとっては大筒木からも守ってくれる頼もしい護衛。
だが、自由奔放で我儘な性格なのもあって当初は活動停止からの解放にあまり乗り気でなかった。
ちなみにエイダの言う「殺す」とは、主にデイモンが手を掛ける事を指す。
殻の内陣。
エイダにとっては活動停止から解放してくれた恩人…だったのだが、諸々の出来事を経て袂を分かつ事に。
元々エイダのタイプではなかったのだが、関係の決裂後はコードの独善的な行動もあって「キモい」「キモすぎ」など可哀想なくらいに罵倒されている。
ボロの教団施設に属する一員。
エイダとデイモンを含む改造人間の保管をボロから任されており、能力の詳細に関しても知っていた。
面倒事に巻き込むエイダに対してはコードと合わせて内心苛立っていた。
一見すると魅了に掛かっていないようにも見えるが、どうやら虜にされた上で能力そのものに怯えていた模様。
この時の感情が、後に十尾に取り込まれた事で影響し…
エイダの想い人。
魅了の能力が通じない例外の一人であり、出会う前から恋愛の対象として見ていた。
エイダからは何かと世話を焼いたりアプローチしているのだが、当のカワキからの対応は非常に冷たく、三年経っても何も進展しなかった。
これだけぞんざいな目に遭ってもエイダの恋が冷める事はなく、カワキを味方する立場を保っている。
七代目火影の息子。
魅了の能力が通じない例外の一人だが、第一部の時点では12歳という年齢を理由にカワキの方を選んだ事を明かしている。
全能による改変後は、立場の逆転に怯む事無く突き進むボルトの姿に感銘を受けている。
カワキに対する好意とは別に、ボルトの人間的な魅力に惚れ込み、数少ない味方として協力している。
殻の内陣。
設定変更された最新型として再起した直後、鉢合わせたエイダの魅了にどっぷり嵌まって彼女の虜となった。
能力の影響もあってエイダに対しては非常に従順であり、共に行動する事の多いカワキが高圧的な態度に出た際にはよく窘めている。
殻の内陣。
エイダにとっては自身に魅了の能力を埋め込んだ元凶であり、久々に対面した際には「殺したいくらい憎い」と憎悪を露わにした。
そうした憎悪を抜きにした客観的な評価として、「ダンディで素敵」とも称賛してはいるのだが…。
木ノ葉の補佐役にして後の八代目火影。
エイダは「シカちゃん」の愛称で呼んでいる。ちなみに息子のシカダイはそのまま「シカダイ君」呼び。
シカマルからの誘いもあって木ノ葉入りが叶った事もあり、基本的にシカマルとは頼み事も素直に聞く良好な関係を築いている。
殻の内陣。
エイダと同じくシバイの細胞移植を受けており、後に未来視の神術「十方」を発現した。
千里眼越しに対面して運命の特異点となり、以来、志を同じくするボルトの協力者として蒸気蝦蟇を通して連携するようになった。
二人の協力によって、過去・現在・未来を網羅した元のシバイに近い情報網を敷けるようになっている。
◆余談
- 漫画版では登場当初、瞳のデザインが星以外の部分はベタで塗られていた。
後に該当部分は白抜きに変更されており、おそらく千里眼の発動時に左目が変化する演出に際立たせるためと思われる。
追記・修正お願いします。
- 魅了ってBLEACHのぺぺみたいなもんか -- 名無しさん (2025-04-22 20:59:59)
最終更新:2025年04月23日 17:07