登録日:2025/04/06 Sun 17:18:50
更新日:2025/04/13 Sun 08:30:47
所要時間:約 6 分で読めます
【性能】
通常モンスター
星3/
風属性/
ドラゴン族/攻1200/守700
こどもドラゴンとあなどってはいけない。
うちに秘める力は計り知れない。
【原作・アニメにて】
炎の凡骨デュエリスト
城之内克也が主戦力としていたカード。
つぶらな瞳と、小さいながらも意気込みを感じさせるポーズが可愛らしい。
戦士族や
獣戦士族が主体の彼のデッキには珍しいドラゴン族のモンスター。
というのも元々は
武藤遊戯の所持カードであり、デュエルキングダムの前哨戦である
ペガサス戦では手札に確認出来る他、小説版にて時の魔術師と一緒に使用する場面がある。
そう考えるとその背格好は遊戯の使うモンスター達に似ている。
後に遊戯から城之内へ「《
時の魔術師》とのコンボが強力だから」と共に譲られる。
アニメでは船内のトレードで手に入れた形となり、どちらにせよ城之内の貴重な戦力となった。
ドラゴンとは言えこの能力値では活躍は出来ない、と思いきや実は結構登場頻度が高い。
なぜなら《
真紅眼の黒竜》を手に入れる前の城之内の切り札である《時の魔術師》。
コイツの「タイムマジック」が成功した場合、後述の《
千年竜》へと成長する。
だがそれに味を占めて《ベビードラゴン》だけを出してやられるというプレイングミスした事もあった。
なおタイムマジックが「100年の時を進める」という設定だった為、ベビードラゴンは900年も赤ちゃんのまま等とネタにされていたが、実際には「100年動かすのと同じ要領で1000年動かした」らしい。
なのでこのベビードラゴンは生まれたてで間違いないだろう。
また、原作ではレベル4、アニメではレベル3だった為にバトルシティでも登場。
手軽に召喚出来るモンスターの為、
エスパー絽場戦ではベビーのままでフィニッシャーにもなっている。
同じくデュエルキングダム編の主力ながら、原作ではルール変更の為に泣く泣くデッキから外れた《
炎の剣士》や《
アックス・レイダー》らの跡を継ぎ活躍した。
攻撃名は『ドラゴンブレス』
原作ではさほど珍しくないカードらしく、城之内の所持しているカード以外も登場している。
アニメオリジナルの「KCグランプリ編」にて、ドラゴン族大好きなリック君のデッキにも入っており、そちらは壁として召喚されリーサルを防ぐという地味ながら優秀な活躍をした。
またアニメSEVENSでもグルグルが借りたデッキに入っており、
ミミさんの《
逆玉の神 ディアン・ケト》を戦闘破壊する活躍を見せた。
【カードでは】
……と、原作やアニメでは城之内の使うモンスターらしく
ベビーなのにいぶし銀の活躍を見せていたが、流石にOCGにおいては単なる低ステータスの
バニラ。
一応《千年竜》や《ドラゴンに乗るワイバーン》の融合素材ではあるが、流石にそれだけでは差別化が難しいだろう。
ドラゴン族レベル3というカテゴリだけでも攻撃力1700を誇る《ハウンド・ドラゴン》の存在も向かい風。
レアリティはほぼノーマルで手に入れやすいので、城之内ごっこをやりやすいのは利点だろうか。
ステータスは平凡に見えるが【
マテリアクトル】と同じドラゴン族で、あちらが通常モンスターに関連する効果を持つレベル3主体なので組み合わせる余地はある。
風属性のため《
ドラグニティ-ギザーム》で蘇生することもでき、シンクロ召喚を組み込む余地もある。
同じ条件では《リザード兵》というモンスターもいるが、こちらは前述の通り特定の融合素材であるため、そのサポートを利用したり、《
ドロドロゴン》で融合召喚も可能というメリットもある。
またBANDAI版ではレベル4、攻撃力2000、守備力900とOCG基準で考えたらめちゃくちゃ強いステータスとなっている。
ただし向こうのルール上、相手の攻撃はこちらの守備力で受けるために言うほど強くはないが、高い攻撃力のお陰で「大物食い」が可能という侮れない強さを誇る。
【非OCGゲーム作品では】
コンピュータゲーム作品では、王国編を題材にしたゲームボーイの初代DMから初登場。
勿論、CPUの城之内から入手出来るカードではなく、何故か通信対戦で50
人分のソフト
に勝利すると景品として入手出来る様になっている。
更に、OCGと同様に《時の魔術師》と融合して《千年竜》を出せたり、通信交換の際に2体と《チェンジ・スライム》を一緒に出すと単体のカードとして《千年竜》を入手する事が出来る。
この頃の彼や関連カードを使うのには、対戦や交換といった通信要素をやりこなしていく必要があり、《チェンジ・スライム》もCPUが落とすとはいえレア物である事から、単体でのステータス自体の低さも相まって正直使いづらいと言う他ない。
そんな彼は次回作のII以降でも《千年竜》への融合召喚は鉄板なのだが、
同作では彼や《ヤマタノ竜絵巻》といったドラゴン族を用いた融合パターンが《密林の黒竜王》《ストーン・ドラゴン》《
双頭の雷龍》等々という様に豊富かつ、融合後のモンスターのステータスも強力。
加えて今作では彼や《時の魔術師》もCPUから比較的入手しやすくなっているため前作から一転して非常に使いやすくなったと言えなくもない。
なお、3バージョン発売されたDM4では例によって城之内デッキのみが使えるカードなのだが、
同作は下級モンスターの攻守の最大値が1350になっている関係上、
遊戯・海馬デッキの《レッサー・ドラゴン》と並んで主力レベルのドラゴン族モンスターとして活躍できる。
【関連カード】
《千年竜》
融合モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
「時の魔術師」+「ベビードラゴン」
ドラゴンが幾千もの時を経て成長した姿(ゲームでのフレーバーテキスト)
原作では「タイムマジック」の効果で成長したが、ゲーム作品とOCGでは単なる融合モンスターとなったとはいえ、黒衣の大賢者の様な面倒な召喚条件が付かなかったのは逆に良かっただろう。
原作、特にデュエルキングダム時点では2400という数値は破格のステータスである他、前述の通り《時の魔術師》で弱体化したところに出されるため、ライフ2000の環境ゆえに決まれば1ターンキルもありえる恐怖のカードである。
OCGでも《時の魔術師》の効果を成功させ相手フィールドががら空きになったところで融合してやれば大ダメージも狙える。
しかし彼本人は単なるバニラモンスターなので、2025年現在はデッキにいれるとしても素材のサーチ用が関の山だろうか。
なお原作、アニメ共にこの2体の融合で出されたことはなく、タイムマジックの効果という処理になっている。
攻撃名は「サウザンド・ノーズ・ブレス」。要するに
凄い鼻息である。
「千年」の名前を持つが読みが「サウザンド」なので現在のところ【
千年ミレニアム】の一員にはなれてない。
《ドラゴンに乗るワイバーン》
融合・効果モンスター
星5/風属性/ドラゴン族/攻1700/守1500
「ベビードラゴン」+「ワイバーンの戦士」
(1):相手フィールドの表側表示モンスターが
地・
水・
炎属性モンスターのみの場合、このカードは直接攻撃できる。
ベビードラゴンとワイバーンの戦士が融合したモンスター(ゲームでのフレーバーテキスト)
《ベビードラゴン》のもう1つの融合体。
とはいえこちらは《ベビードラゴン》に《ワイバーンの戦士》が乗っただけの簡単な融合。
ネーミングも凄くどストレートである。そして《ベビードラゴン》が
割とデカい事が判明する。
何も知らない人にはその名前を聞いて「
竜に翼竜が乗るって何事!?」と思われるかもしれないが《ワイバーンの戦士》がトカゲに似た獣戦士なので遊戯王の世界では間違いではないのだ。
性能としては限定的なダイレクトアタッカー。飛んだり出来なさそうな属性のモンスターの上を飛び越える。
風属性が省かれているのは彼らは空中戦が得意、
光属性・
闇属性が省かれているのは魔術による狙撃や視界阻害ができるからだろうか。
基本的に《
簡易融合》で呼び出される召喚素材扱いで、モンスター効果は蘇生時に活かせるかもしれない程度。
融合素材が両方通常モンスターなので【凡骨融合】なら正規融合も検討できるか。
原作ではバトルシティ編、
梶木漁太戦にて登場。
「相手が飛行能力を持つモンスターをコントロールしていない場合、このカードは相手プレイヤーを直接攻撃することができる」という効果であり、海からの迎撃が主戦術の梶木を翻弄した。
その名前や簡単な融合の方法から「苦肉の策」という見方が強いが、泥臭い戦いの多い城之内にぴったりと言えるだろうか。
《百年竜》
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
ターン終了時まで、自分フィールドのカードの数だけこのカードのレベルを上げ、上げた数×100だけこのカードの攻撃力をアップする。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
戦闘・効果では破壊されない。
Vジャンプの付録で登場したカードであり、前述の「100年時を進めるのになんで1000年経ってんだ?」というツッコミの回答とも言えるモンスター。
効果も色々あり、(1)の効果でレベルを調整出来る他、バフも得られるのでのデメリットの無い下級モンスターにしては破格の攻撃力を得られる可能性もある。
とはいえ2025年現在の環境で下級モンスターでビートダウンする機会は稀な為、どちらかというとレベル操作の方に着目したい。
なぜならもう1つが墓地送りされた場合にEXモンスターへの耐性を付与するという、素材にしろと言わんがばかりの効果の為である。
イラストは立派に成長したドラゴンが腕組をしながら鼻息を出しているというちょっとコミカルなもの。
強力な鼻息というのは彼らにとっては誇りなのかもしれない。
《真紅眼の幼竜》
効果モンスター
星3/闇属性/ドラゴン族/攻1200/守 700
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚し、墓地のこのカードを攻撃力300アップの装備カード扱いとして、そのモンスターに装備する。
(2):モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から、ドラゴン族・レベル1モンスター1体を選んで手札に加える。
デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編-で登場したレッドアイズ版リメイク。
リクルート効果を持つが、戦闘破壊条件なのが少々厳しく、《伝説の黒石》の方が扱いやすい。
(2)の効果も装備モンスターの方を破壊されると不発になるため漠然と使っても有効活用しにくい。
両方の効果を活かすならば基本的には《真紅眼の鉄騎士-ギア・フリード》とコンボすることになる。
追記修正は1000歳の方がお願いします。
- サウザンドドラゴン、リメイクするとしたら「場に出た時に自分以外のモンスターカードの攻撃力を下げる」みたいな効果か? -- 名無しさん (2025-04-06 17:26:55)
- 千年竜は単体で見れば大したことはないが時の魔術師で盤面がズタズタになったうえで出てくるからかなり強い -- 名無しさん (2025-04-06 18:49:34)
- あれ?アニメ版では確か遊戯からもらったのは時の魔術師で、ベビードラゴンは船内で他のデュエリストとトレードして手に入れたはず。原作ではどうだったっけ。 -- 名無しさん (2025-04-06 19:40:58)
- 原作だとビデオを通じたペガサス戦で遊戯の手札にいた(ドラゴン族封印の壺があったから出すタイミングがなかった)から遊戯のカードとして先に登場してた。その後は多分時の魔術師とセットで城之内に渡されたんだと思う -- 名無しさん (2025-04-06 19:48:25)
- 原作では時の魔術師と共に遊戯から渡されてたな -- 名無しさん (2025-04-06 19:51:47)
- 千年竜もそのうち真紅眼の千年竜にリメイクされそう。 -- 名無しさん (2025-04-06 20:51:29)
- 梶木戦のドラゴンに乗るワイバーンだけど、直接攻撃はワイバーンの固有能力というより原作特有の「飛行能力」というルールによるものに見える。フライングフィッシュや要塞クジラの時も言及されてるやつ。融合召喚した理由は「戦士族は海フィールドを渡れないから攻撃できない」って状況を飛行能力付与して打破するためだったし。 -- 名無しさん (2025-04-07 01:35:01)
- 一番↑ リメイクするならまず【ミレニアム】扱いにしてもらうのが一番いいかなって -- 名無しさん (2025-04-07 10:25:34)
- モンスターカプセルGBでは舞ステージのキーキャラとして登場して、しかもステージクリア時に仲間になる(カプセルが手に入る)という -- 名無しさん (2025-04-07 13:42:06)
- ↑↑千年の名前は持ってるもののすごろくのじーちゃんとの関係性あんまないから混ぜてもらえるか微妙にわからないわね。追加の千年関連カードみんなじーちゃん絡みだし -- 名無しさん (2025-04-08 06:51:35)
- ↑ガイアは使用者は遊戯だけどDEATH-Tの海馬戦が初登場だから「じーちゃんから受け継いだカード」判定もらえてるけど、その後のペガサス戦が初登場なベビードラゴンは「元々じーちゃんのデッキに入ってたカード」なのか「ペガサスに誘導されて入れたカード」なのか微妙なラインだよな。時の魔術師とのコンボがあるのに「勝つにはエクゾディアしかない」ってなってる辺りは後者っぽいけど -- 名無しさん (2025-04-08 07:03:44)
- ベビドラって初期だとノーマルレアじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2025-04-10 03:34:57)
最終更新:2025年04月13日 08:30