どくタイプ(ポケモン)

登録日: 2009/08/21(金) 14:46:21
更新日:2022/04/14 Thu 16:18:56
所要時間:約 26 分で読めます





毒をたっぷり浴びせてやるぜ!


どくタイプとは ポケモンのタイプの一種である。
全体的にデザインが紫色をしており、所属するポケモンも毒草、毒虫、クラゲ、ヘドロなど、いかにも毒々しいものがほとんど。
性能は相手をどく状態にすることに偏っているが、近年では耐性を生かした耐久型でも活躍している。



【タイプ性能】



攻撃をする時

くさフェアリータイプ(第6世代より)には抜群
どく・じめんいわゴーストタイプには今一つ
はがねタイプ(第2世代より)には無効

攻撃を受ける時

じめん・エスパータイプが抜群
くさ・かくとう・どく・むし・フェアリータイプ(第6世代より)が今一つ

タイプ特性

どく・もうどく状態にならない
ひこうタイプ特性ふゆう』でないものが場に出ると、自分の場にある「どくびし」を消す
もちもの『くろいヘドロ』で毎ターンHPが1/16回復
わざ「どくどく」が必中(第6世代より)


攻撃面では2タイプに抜群、4タイプに半減、1タイプに無効と恵まれない。
特に第5世代までは弱点が多いくさタイプの弱点しか突けず、メジャーなタイプの弱点も突けるほのおこおり技で十分なこともあってサブウェポンはおろかメインウェポンとしての採用すら見送られるレベルだった。
しかし、『XY』では新勢力フェアリータイプに攻防両面で有利になり、メイン・サブともに採用率が増加。
それでも今一つや無効が多数存在し、はがねタイプ複合クチートクレッフィなどには無効、ゴーストタイプ複合のミミッキュには等倍で受けられてしまい、またカプ・テテフなどにはエスパー技で狩られてしまう等の事情もあり、未だに微妙なところ。
フェアリー対策ならドラゴン受け等もできるはがねの方が汎用性は高く、はがねの存在感が増す度にどく技の需要も落ちてしまうのが厳しい。
ちなみに第1世代ではむしタイプとはお互いに弱点を突き合う関係であり、パラセクトは4倍弱点を3つ持つポケモンとなっていた。
なお、弱点を突けるタイプが少ないことを考慮してか、どくタイプの技は同じ威力帯の他タイプの技に比べ、命中率や追加効果発生率が若干優遇されている傾向にある。

逆に、防御面はそこそこ優れている。
高火力かつ相性も強力なかくとうタイプに有利なのは大きい。
それにタイプ特性も耐久面で有利なものが多いため、持久戦に優れたタイプと言える。
しかし、弱点となるじめんとエスパーが痛い。前者に当たる「じしん」はメイン・サブの両面で採用されやすいため、有利なはずの相手にボコられることも。

ちなみに相性やタイプ特性、各々の覚える技を考慮すると、どくタイプによって最も面倒なのはどくタイプと言える。
相性に関してなら他のタイプにも言えることだが、「どく状態無効」と「じめん・エスパー技を覚えるどくタイプが少ない」と言う事情があるのだ。一応どちらも一致で使える種はいる。
次点はほのお/はがねタイプのヒードラン。どく技もどく状態も無効する上、突破用にほのお技を持たせても特性『もらいび』で無力化してしまうので退かざるを得なくなりがち。

持ち物の『くろいヘドロ』はどくタイプのみが『たべのこし』と同じ効果を受けられ、それ以外のポケモンが持つと毎ターンダメージを受ける。
同じ効果の道具を2匹分使えるほか、「トリック」「すりかえ」で奪われた時に相手に害を与えるという食べ残しにはないメリットもある。

シナリオにおいては悪の組織のしたっぱが好んで使うポケモン。そのため草タイプの御三家を選んだ場合の難易度上昇に貢献してくれる。
特にチコリータやナエトルはズバット相手にろくな対抗手段がないので苦戦必至。ブラック・ホワイトのシナリオにズバットがいなくて助かった……。


【主などくタイプの技】



  • どくばり
威力15 命中100 PP35 物理 追加効果:相手を2割(第1世代)→3割(第2世代以降)の確率でどく状態にする
多くのどくポケモンが初期に覚えている他、サンドグライガーなども習得する。
威力が絶望的に低いため、こちらが使うと全然強くない。
しかし、ストーリー序盤で相手に使われてどく状態になるとじわじわHPを削られる羽目になるのでうっとうしい。
序盤では『モモンのみ』も大量には入手できないし、『どくけし』を大量に買い込む余裕もないのだ。
初代ではスピアーやニドはどくタイプの攻撃技をこれしか使えなかった。


  • どくづき
威力80 命中100 PP20 物理 追加効果:3割の確率でどく状態にする
物理型どくポケのメインウェポン他、最近では鮫肌野郎などがフェアリー対策にサブとして持つ技。
より威力の高い「ダストシュート」は取得者が少ない・覚えても特殊の方が強いと言う事情があるため、仕方なく「どくづき」を使うどくポケモンも多い。
また、ベトベトンは特性『どくしゅ』との相性もあってあえて「ダストシュート」よりも接触技であるこちらを優先することも多い。


  • ダストシュート
威力120 命中70(第4世代)→80(第6世代以降) PP5 物理 追加効果:3割の確率でどく状態にする
不一致でも一致「どくづき」並の威力を出せる強力な物理どく技だが、命中率は80と信頼性に欠ける。
しかも命中率は第六世代で強化された数値でまだマシであり、それ以前は「きあいだま」や「かみなり」と同じ70だった。
上記のように接触判定を生かすほか、アイテムなどで火力を十分確保できる場合は命中安定の「どくづき」の方が使いやすいことも。
と言うか何故か「ダストシュート」はゴウカザルオコリザルなどどくタイプ以外のポケモンの方が多く覚える。
その中でも特性『へんげんじざい』のゲッコウガは本家どくタイプにはない素早い一致ダストシュート使いとして重宝されている。


  • ヘドロこうげき
威力65 命中100 PP20 特殊 追加効果:相手を4割(第1世代)→3割(第2世代以降)の確率でどく状態にする
初代における最強のどく技だが、当時習得できたのはマタドガスベトベトンのみ。
金銀以降はPPが半減した以外は上位互換である「ヘドロばくだん」が登場したため、ストーリー攻略専用となった。
他のヘドロ技と違いわざマシンに収録されていないこともあってか、新規習得者もマルノームダストダスなど少数。
なお初代でのみ毒の発生率が4割と現在の「ヘドロばくだん」を超える数値となっている。

なお、第4世代以降の「ヘドロ~」系攻撃は特殊技になったのでベトベトンとの相性は悪くなった。


  • ヘドロばくだん
威力90 命中100 PP10 特殊 追加効果:3割の確率でどく状態にする
こちらは特殊型どくポケモンのメインウェポン。
タイプ相性やフェアリータイプの特防の高さ、習得するポケモンの性能などから、サブとしての採用率は低い。


  • ヘドロウェーブ
威力95 命中100 PP10 特殊 追加効果:1割の確率でどく状態にする
追加降下発動率が1割に減った代わりに、威力が95にアップ。僅かながらこの上昇は大きい。また、全体攻撃になった。
しかし、こちらは覚えるポケモンがかなり少なく、わざマシンなのにゲンガーマタドガスなどはPDW限定。
他に使いこなせるどくタイプはニドドククラゲエンニュート程度。


もうどく状態にする 命中90(第6世代からどくタイプが使用すると必中) PP10
なぜか、第7世代までわざマシンを使えるポケモンは全て習得できた。
その強力な性能から、耐久型のダメージソースや逆にアタッカーが耐久型潰しのため採用したりと、様々な目的で用いられてきた。
第6世代ではどくタイプが使うと必中と言う強力な要素が追加されたため、真に使えるのはやはりどくタイプだろう。
しかし、はがねタイプとどくタイプには特性が『ふしょく』でない限り無効である。


  • どくびし
相手フィールドに使い、出てきたポケモンがひこうタイプまたは特性『ふゆう』でなかったら、どく状態にする。2回使えばもうどく状態にする。
どく状態に特化した撒き技
タスキラムのみも潰せる上耐久型ポケモンにも強い。

これを使った後、相手がどく状態なら威力アップする「ベノムショック」、状態異常なら威力アップのゴースト技「たたりめ」で畳みかける他、どく状態なら特攻と素早さダウンの「ベノムトラップ」で弱体化を狙うパーティーを作りたくなるのは誰もが通る道。
しかし、無効化されるポケモンがだいぶ多い。はがね・どく・ひこうの3タイプに加えて、ふゆう持ちにも無効化される……。
対戦では相手パーティーにそういったポケモンが6匹中1匹もいないことはまずないため、「どくびし」を軸にしても使い勝手はあまり良くない。
コンボ狙いなら即効性のある「どくどく」や「どくガス」を起点にした方が良い場合も多い。
ちなみにどくタイプが踏むと「どくびし」は消える。クロバットやふゆうマタドガスゴーストは踏めないが。


  • どくガス
シングルでは「どくどく」に見劣りしがちだが、ダブルでは相手2匹を同時にどく状態にできる。
ちなみに第四世代までは「どくのこな」と同じ効果かつ命中率では劣るという、PP以外は下位互換だった。
そのPPも「どくガス」が40・「どくのこな」が35とどちらも多く、本編ですら殆ど影響が出ないほどの差。
しかし第五世代では命中率が大幅アップかつ相手全体が対象となり「どくのこな」と立場が逆転、さらに第六世代ではなおも命中率が上昇している。
一方「どくのこな」は基本性能据え置きかつ第六代以降はくさタイプや特性『ぼうじん』、持ち物『ぼうじんゴーグル』で無効化されるようになった。


  • ダイアシッド
威力・PP・分類:不定(元の技により変動)
必中 追加効果:100%の確率でとくこうを1段階上げる

第8世代より登場した新システム「ダイマックス」によりポケモンが使える「ダイマックスわざ」の一つ。どくタイプの攻撃技がダイマックス時に変化する事で「ダイアシッド」となる。
ダイマックスわざになると元の技より威力が上昇するが、「ダイアシッド」は追加効果によって威力が増すためその上昇幅はかなり小さい。中には元より威力が落ちる事もある。
追加効果は純粋に火力を上げる強力なものであり、ウツロイドアーゴヨンはこの技と特性『ビーストブースト』により一気に能力をアップさせて相手をなぎ倒す戦法を用いる。
反面物理主体のどくタイプには持ち腐れな効果でもあり、彼らにとっては素の低威力が苦しい事となった。
ダイマックスわざはその追加効果を目当てにたとえタイプ不一致でも優先的に覚えさせられる事がままあるが、背中合わせの効果の「ダイナックル(こうげきを1段階上げる)」と違い、こちらは非どくタイプの特殊アタッカーに搭載されることは少ない。どく技の
「サブ技にしても非常にピンポイントである」
「威力が低いためタイプ一致でないと火力が出ない」
「そもそも不一致でまともに扱えるポケモンが少ない」
といった点がモロに出ていると言えるだろう。



【どくタイプの歴史】



第1世代 ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ

13系統・33種類と非常に多くのポケモンが登場した。最初に選べるフシギダネもどくタイプ持ち。
ストーリー上でも、草むらにはニドラン、森にはビードル、洞窟にはズバット、海にはメノクラゲと所せましと登場。
トレーナーは虫取り少年などの多くのモブから、多くのロケット団員、ジムリーダーキョウまでが使用する。
四天王キクコはゴースト使いのはずだが実質的にどく統一。

対戦では最弱クラスのタイプ。
最大火力は威力65の「ヘドロこうげき」とむしタイプよりマシな程度。
しかもマタドガスとベトベトン以外はそれすらも与えられず、タイプ一致の攻撃技が「どくばり」や「ようかいえき」という有様だった。
それでいて当時最強のエスパータイプに弱点を突かれ、じめんタイプにも弱く、弱点を突けたり半減できるのもマイナーなタイプばかりで役に立たない。
それでも初代唯一のゴーストタイプだったゲンガーはトップクラスの人気。
99カップでは急所使いのウツボットや技のデパートことニドキングなどもそこそこ使用された。
しかし、エスパータイプなどに弱点を突かれることに変わりはないため、「どくタイプがなければもっと強かったのに……」と言われてしまっていた。

当時は回避率ランクアップの効果が凶悪だったので「どくどく」は「かげぶんしん」や「ちいさくなる」とセットで活用されていた。
が、上述の通り当時は使い手がどくタイプであるメリットは全くなかったわけで…

前述の通りこの世代ではむしタイプと弱点を突き合っていた。どく→むしは2倍だがむし→どくも2倍である。
詰まる話がどく統一なんか構成したものならエスパーどころかスピアーに無双される

初代ポケスタではマタドガスもベトベトンも出場できないので攻撃タイプとしては存在しないも同然。
まぁ、正直元から需要が(ry


・第2世代 ポケットモンスター 金・銀・クリスタル

前作の反動か、新ポケモンはゴルバットの進化形のクロバット、金限定のイトマルとアリアドスに、大量発生で有名なハリーセンの4匹のみ。
本編では一般トレーナーの使用率は低下したが、キョウが四天王に昇格。
代わりに娘のアンズがセキチクジムリーダーとなったが、使用するポケモンのレベルは低め。

攻撃面ではむしタイプ抜群が削除・無効化されるはがねタイプが追加と弱体化。
それでもあくタイプとはがねタイプの追加によってエスパータイプが弱体化したため、影響を受けてどくタイプの耐久性が上昇。

「ヘドロこうげき」の上位版「ヘドロばくだん」も今作で登場したが、習得者がガバにガバを重ねても一つガバであり滅茶苦茶。
不一致で覚える連中も多いのに、肝心のどくタイプはクロバットもニドキングもゲンガーも軒並み習得不可能と言うちょっと何言ってるかわからない状態だった。

対戦環境でもメジャーキラーに強いフシギバナ、ムウマが登場するもまだまだ強いゲンガー、特殊耐久に優れたベトベトンなどが主流。
但し「じめんに弱い」これ一つが何よりも痛く、当時ガラガラが大躍進していた為厳しいと言わざるを得なかった。

新ポケモンはどれもスペック不足か技不足であり、ハリーセンは「まきびし」持ち、クロバットは130族と言う個性で細々と頑張っていた。

むしタイプとの相性は見直され*1、どく→むしは等倍、むし→どくは半減に変わった。
これによりフェアリータイプが追加されるまで、どくタイプのワザは評価を落とすことになる。


・第3世代 ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド

新登場したのはマルノーム、ドクケイル、ハブネーク、ロゼリアなど、どうにもパッとしない連中だった。
それと同じくして、新要素「とくせい」が登場。
多くのどくポケモンがしょうもないのを得ていたが、じめんタイプ技無効の特性『ふゆう』を得たマタドガスとゲンガーは弱点を克服する。
「ねこだまし」を無効化できる特性『せいしんりょく』を得たクロバットも着実に強化がされた。但し技は察しろ
また、ガバガバだった「ヘドロばくだん」の習得者も見直された。

グラードンカイオーガが使用できた2004年大会ではダーテングナッシーワタッコルンパッパなどがサポート役として活躍したため、これらを狩れるどくタイプの評価は高かった。但しポケモンの方ではなく技の方
何故か「ヘドロばくだん」を習得できるメタグロスが、これらのポケモンを対策する為に採用すると言う事が多かった。当時物理なんや、仕方ない。

じしん」と「だいばくはつ」の両方を無効化できるゲンガーも優秀だが、一方で火力不足が一気に深刻化してしまった為この世代での活躍は控えめ。
意外なところでハリーセンは特性『すいすい』を活かし、上からルンパッパを叩くと言う役割を担っていたりした。

なお、単純な意味でのどくタイプの採用はほぼ皆無
ラティアスラティオス・メタグロスと強力なエスパーの数が尋常ではなく、「じしん」で一掃されると言う要らないオマケまで付いていた為である。
一応「じしん」で死なない上に独自の運用でメリットがあったマタドガスやクロバットなら使用者もいたが、まったく主流ではなかった。


・第4世代 ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ

かくとうタイプ持ちのドクロッグに、エスパーが弱点でないあくタイプ持ちのドラピオンやスカタンク、ロゼリアの進化形のロズレイドが登場。
どく専門ジムリーダーは登場しなかったが、ギンガ団幹部のサターンがドクロッグを、ジュピターはスカタンクを使用する。

本作では物理特殊の分離や新わざ・新とくせいの追加が行われた。
これによって多くのどくポケモンが火力不足を解消。長らく埋葬クラスだったモルフォンやアーボックも活路を見出し、クロバットやウツボットは大きく躍進。
一方で物理毒であるベトベトンはメインウェポンの性能低下を余儀なくされる。
かくとうタイプやむしタイプも本作で強化されだしたが、それらに耐性を持っている面もここでようやく評価されだした。

大会だと雨パで強いドクロッグやサポート役のクロバット、相変わらずのゲンガーが使用されていたが、どくタイプであることはそれほど重視されていなかった。
むしろ環境内にはがねタイプが多い関係で、たとえタイプ一致でもどくタイプわざを切ることが普通に選択肢に入る
上述の活路を見出した組も、実際には「ヘドロばくだん」や「どくづき」を捨てて別のわざを使うことの方が圧倒的に多かった。
所持タイプとしてはようやく一線級になったが非常に通好みのポケモンで、攻撃タイプとしてはまだまだ不遇の時代が続く。


・第5世代 ポケットモンスター ブラック・ホワイト

新たなポケモンしか出ないイッシュ地方では、ムカデ型のペンドラー、ゴミそのものなダストダス、ビリリダマポジションのモロバレルが登場。
新技にはどく状態なら威力2倍の「ベノムショック」、特防2段階ダウンの「アシッドボム」、積み技無効の「クリアスモッグ」など、他にはない個性的なものも。
BW2』では追加ジムリーダーのホミカがどくタイプを使用する。

かくとうタイプの強化によってどくタイプの受け性能も評価され始めるが、同時にエスパータイプの需要が増加した結果、大きな逆風が吹きつけるように。
性能に恵まれたモロバレル、晴れパで有用なフシギバナに雨パで有用なドクロッグ、それにゲンガーやクロバット以外は苦しめな立場となっている。
一応、陰では隠れ特性で大幅に強化されたニド夫妻にロズレイドなどがいるが、隠れ特性を得ても……なポケモンもいる。


・第6世代 ポケットモンスター XY

新ポケモン自体が少ない影響を受けて、今回登場したのはドラミドロ系統のみにとどまった。
もっとも龍複合と言う強烈な個性を持つ上に、『ORAS』で隠れ特性『てきおうりょく』を得て屈指の火力を得ている。
さらにどくタイプ自体が新タイプであるフェアリータイプに有利かつゴースト・あくタイプの強化によるエスパー・はがねタイプの弱体化を受けて立場が向上した。

新要素メガシンカはフシギバナとゲンガー、さらに『ORAS』でスピアーが会得。
対戦ではメガフシギバナが猛威を振るい、ゲンガーは第6世代初期からメガシンカと言う強力な戦術を得たためトップメタとなり続けている。
メガスピアーはあまりにとんがった性能がゆえに使いこなすのが難しいが、構築次第で真価を発揮できる。
通常ポケモンでは『とつげきチョッキ』が使いやすいドラピオンにドククラゲ、新勢力ドラミドロ、技だけは強力になったアリアドス、隠れ特性が『かそく』に変更されたペンドラーなどが強化された。
特定の並びにとても強いニド夫妻や、『テクニシャン』型の厳選難易度が低下したロズレイドなど日の目を見たものもいる。

フェアリータイプの追加によってどくタイプで弱点が突ける相手が増えたことで、サブウェポン毒がようやく日の目を見ることとなる。
ただし肝心のどくタイプの方は、当時よく見かけたフェアリーにはむしろ返り討ちに遭いやすい。

こうして超強化されたように思えるが、逆風も強い。
クロバットはジュエルの削除でジュエル「アクロバット」が没収、ドクロッグは雨パ弱体化を受け、くさ複合組は『ぼうじんゴーグル』が追加されてしまい、ウツボットやスカタンクは「ふいうち」が没収された。
特にほのおやひこう弱点を持つ者は焼き鳥に刈り取られるため二重苦であった。


・第7世代 ポケットモンスター サン・ムーン

なんとどく初の準伝でUBウツロイドが登場。いわタイプ複合なのでじめん4倍が痛いと思いきや驚異のS103から「めざ氷」や「くさむすび」を撃てるのでやられる前にやることもできちゃったりする。
一般ではどく・はがねタイプをも毒にするエンニュート、毒状態からの確定急所コンボが使える(今では『さいせいりょく』によるサイクル戦向けとして完成しすぎている)ドヒドイデが登場。
また、ベトベトンにカラフルなアローラの姿が追加され、あくタイプ複合となった。

攻撃面ではフェアリーの弱点をつけれる事だけあってか、サブウェポンとして搭載されるケースが多くなっている。
面倒なシリーズ全員の弱点を突ける一方、トップメタの一角のミミッキュには等倍止まりだが……。

但し単純にどくタイプそのものの価値が上がったかと言うとそうでもない
環境上位がカプ・テテフランドロスと言ったどくタイプが苦手な相手が多く、耐性的にはかなり辛い。
また、フェアリータイプ蔓延によりはがねタイプも大増殖を引き起こしておりむしろ一致技が封殺されるケースが多くなってしまった。
現環境で活躍しているどくタイプも、優秀な複合や素早さ・耐久があるから採用されている……と言う感じである。

USMではアーゴヨンが参戦。
ほのお技を修得するためはがねタイプでも止まりにくく、高い素早さや「わるだくみ」もあってかなり止めにくいポケモンに。


・第8世代 ポケットモンスター ソード・シールド

初のでんきタイプ複合のストリンダー系統、これまた初の禁止級伝説のムゲンダイナ、そしてリージョンフォームでエスパータイプ複合になったガラルヤドランガラルヤドキング、フェアリータイプ複合になったガラルマタドガスが登場。
「どくどく」がほぼ全ポケモンが使える技ではなくなったため、この技を失った耐久ポケモンは大打撃を受けた。それに対してどくタイプを持つポケモンは今作ではレベル技かタマゴ技のどちらかで必ず「どくどく」を習得できるようになっており、必中の仕様も併せてよりどくタイプの特権としての印象が強くなっている。*2
また、新システムのダイマックスだが、どくタイプのダイマックスわざ「ダイアシッド」は追加効果が特攻アップのせいで威力が抑えられている……
似た状況であるかくとうタイプと違い、物理アタッカーも多いタイプなので特攻アップの恩恵を受けるポケモンも少ないというジレンマを抱えている。
どくタイプの今後はどうなる。

ちなみに今作登場のどく単タイプは何とダストダスただ1匹
(旧作からの移送とDLCの追加要素を含めるのであれば原種マタドガスも存在する)
やたら単タイプばかりが参戦したかくとうタイプとは真逆の状況に置かれていたりする。



総合して、タイプ自体の立場はどの世代でも苦しめではあるが、属する中で強力なポケモンは割と多い。
昔の微妙っぷりやシナリオで○○団のしたっぱが使うため弱そうな印象を持ちがちだが、現在では決して無視できないタイプになっている。
ただしいまだに準伝・禁伝・幻枠のポケモンの数が非常に少なく、タイプ統一なんかをやると種族値の低さや伝説組へのなすすべのなさでその弱さを十分に実感できる。
裏を返せば強い要素におんぶだっこの安直な運用ができないため、使いこなせるかどうかはあくまでプレイヤーの腕次第という非常に通好みのポケモン。


【どくタイプ一覧】



全69種類で最終進化は32種類(ヤドラン、ベトベトン、マタドガスのRFを別種とするなら+3)。メガシンカ可能なのは3種。
種類は上から数えて中ほどと多い部類に入るが、全どくポケモンの内33種類が『赤緑』で登場しているため、数がかなり伸び悩んでいる。
平均種族値は攻撃が80台でそれ以外がすべて70台となり、どうにも中途半端な印象を与えてくれる。

複合タイプはくさやむしに偏っており、存在しないものも半分近くある。
単どくタイプは6種とやや少なめ。世代が進むごとに複合タイプの比率が高くなっている。
また、伝説のポケモンのたぐいは第7世代になるまで長らく全タイプ中一切存在しなかった。  …美輪さん? まぁそれは例外だし
伝説のほのおタイプと言ったら不死鳥、伝説のでんきタイプと言ったら雷神など思いつきやすいのに比べて、伝説のどくタイプをイマイチ思いつきにくいのが原因か。
と言ってもウツロイドアーゴヨンムゲンダイナと現在では3種も生まれている。


どく単タイプ 全16種 最終進化6種

60-85→95-69-65-79-80 合計438
特性:いかく、だっぴ、きんちょうかん(夢)

シャーボック!で有名なコブラ。
初代特有の控えめな種族値で真っ向から戦うのは厳しめだが、『いかく』+「へびにらみ」でのまひ撒きや、「たくわえる」での耐久ができる。
『だっぴ』+「ねむる」で耐えながら「うらみ」でPPを枯渇させる変則的な型も存在する。
上記のように独自の戦法は使えるのだが、ぶっちゃけ強かった時代がない。SMで攻撃が+10されたが正直HPかBに回してもらえた方が都合よかったような。


105-105-75-65-100-50 合計500
特性:あくしゅう、ねんちゃく、どくしゅ(夢)

あのサトシも連れていたヘドロ。どくタイプと言ったらコイツと言うイメージもあるだろう。
鈍足高耐久でそれなりに火力も高く、中途半端な火力のポケモンくらいなら割と返り討ちにできてしまう。第4世代までは「だいばくはつ」で強引に突破することもできる。
「まとわりつく」や「とける」での居座りの他、『とつげきチョッキ』を持たせたりして特殊流しもできる。


65-90-120-85-70-60 合計490
特性:ふゆう、かがくへんかガス、あくしゅう(夢)(USUMまではふゆうのみ)

マータドガースで有名なガス玉。
じめんが無効な物理受け、こう見えて防御は通常どくポケモン中最高。「おにび」「いたみわけ」「みちづれ」なども覚える。
攻撃の方が高いが、技のラインナップからして特殊を使うべき。めざ氷も活かしやすい。第3世代以降は「ふゆう」を入手したことで弱点をひとつ帳消しにでき、同期のアーボックやベトベトンに比べて頭一つ抜けて強かった。
さらに「かがくへんかガス」による特性無効はダブルバトルでそこそこ使われており、相手の厄介な特性を消しつつ、味方のデメリット特性(特にケッキングやレジギガス)を消去して猛威を振るわせるというサポート面での活躍をしていた。
地味に「だいもんじ」などの役割破壊用のわざも充実しており、第4世代までは「だいばくはつ」も覚えるので弱いと切って捨てるには危険すぎるポケモンである。
通常版を剣盾で入手するのは一手間必要。大抵はガラル版でも問題ないが、フェアリータイプが存在しないのでザシアンなどを意識する場合はぜひこちらにしたい。そしてそこまでする価値あったかなと嘆く。


100-73-83-73-83-55 合計467
特性:ヘドロえき、ねんちゃく、くいしんぼう(夢)
なんとも謎な外見をした胃袋。(・3・)
「たくわえる」や「まとわりつく」など、耐久性能に優れている。「あくび」や「アンコール」など変わった技や、毒単では珍しく「れいとうビーム」が使用可能。
だが正直何をすればいいのかよく分からない。


73-100-60-100-65-65 合計463
特性:だっぴ、すりぬけ(夢)

サファイア限定のハブ。ザングースをリンチしたりされたりしていた。
ステータスは鈍足紙耐久、攻撃範囲こそ広いがどっちつかずな二刀のせいでどうもパッとしない。
第3世代では「タイプ一致技がないのに無駄に充実した特殊」「タイプ一致技はあるがあまりぱっとしない物理」で悩みのタネだったが、この時代のポケモンってそんなのばっかり。
しかし、「すりかえ」と「いのちがけ」を両立可能。スカーフ持ちでがんばってみよう。
回復が自由に行えない施設「バトルチューブ」のフロンティアブレーンが毎回使ってくるおかげで、ある程度消耗していても割と勝てる。バランス調整の一環だろうか。


80-95-82-60-82-75 合計474
特性:あくしゅう、くだけるよろい、ゆうばく(夢)

いい意味で平均的な能力をしたゴミ。蔑称とかではなく文字通りのゴミなので仕方ない。
くだけるよろいを使っても抜き性能はないため、『あくしゅう』+「ロックブラスト」も一考か。
「どくびし」を撒けたり、積み技があったり、「だいばくはつ」で自主退場ができたり、死に際に『ゆうばく』で巻き込んだりと、補助面も悪くない。ただ、『しめりけ』で不発に終わる。
ただし全体的にあらゆるものが中途半端であり、使うたびにもう一声欲しいと思ってしまうポケモン。
前述した通り、どく単タイプで唯一剣盾に登場出来たポケモン。しかもキョダイマックス持ちである。



どくくさタイプ 全14+1種 最終進化5種

80-82-83-100-100-80 合計525 → 80-100-123-122-120-80 合計625
特性:しんりょく、ようりょくそ(夢) → あついしぼう

初代御三家のくさタイプ枠。花のついたヒキカエル。ポケモン図鑑の最初。
回復可能で耐久力に優れた特殊アタッカー。「のろい」や「つるぎのまい」を使って物理アタッカーにもなれる。隠れ特性ならメガリザードンYに先制可能。
メガシンカするとほのおとこおりタイプが弱点でなくなる上、着実なステータス強化で安定感が増す。
キョダイマックスもあるよ。


75-80-85-100→110(XYから)-90-50 合計490
特性:ようりょくそ、ほうし(夢)

赤版限定でカスミ突破に活躍してた。名は身体を現すポケモン。
同タイプの中では立場が苦しかった特殊アタッカー。
「ムーンフォース」や「フラフラダンス」、「ドレインパンチ」などの一芸はある。
USMではタマゴ技で「ちからをすいとる」を修得。ネマシュ系統から遺伝させよう。


80-105-65-100-70-70 合計490
特性:ようりょくそ、くいしんぼう(夢)

こちらは緑版限定だった。ウツボカズラ。
「ふいうち」が過去作限定の教え技のため、「アンコール」や「ウェザーボール」を活かしての晴れパ二刀流アタッカーが主流。
ちなみに、くさ/どくタイプ複合で唯一剣盾での登場を逃してしまった


60-70-65-125-105-90 合計515
特性:どくのトゲ、しぜんかいふく、テクニシャン(夢)

パッとしなかったロゼリアの進化形。バラ。
「ウェザーボール」が使える他、『テクニシャン』を活かしてのアタッカーもできる。めざパが威力90になるのは大きい。
実は剣盾環境のごく一時期ヤケモン認定されてたり。


114-85-70-85-80-30 合計464
特性:ほうし、さいせいりょく(夢)

第5世代のビリリダマ。キノコ。
鈍足の代わり、高耐久で『さいせいりょく』持ち。さらには「キノコのほうし」に「いかりのこな」が使える、ダブルバトルではメジャー級。
意表を突いて高耐久特殊アタッカーと言う道もある。



どくほのおタイプ 全2種 最終進化1種

68-64-60-111-60-117 合計480
特性:ふしょく、どんかん(夢)

7世代初登場にして唯一のほのおタイプ複合。
種族値通りCS型にしてもいいが色々変化技も揃っているので搦め手を生かして活躍させるのも面白い。
最大の敵はどっかのハチと同じく厳選難易度。



どくみずタイプ 全6種 最終進化3種

80-70-65-80-120-100 合計515
特性:クリアボディ、ヘドロえき、あめうけざら(夢)

なみのり」中の海でよく見るクラゲ。
見た目の割に100族で特殊受け性能が高いが、「バリアー」で物理も見れる。ゴウカザルにも強い。
攻撃技も粒ぞろいな上に「つるぎのまい」「ミラーコート」「こうそくスピン」など器用な技も覚えられる。
因みに初代では特殊120だったので実質的な合計種族値は555と非常に高く、実はどの世代でも地味強枠だった。
何を血迷ったか剣盾では「どくどく」を覚えない。誰が呼んだか「ただのクラゲ」。
ちなみに後から復活したクロバットは「どくどく」を覚えられる。本当になんでだ。


65-95-75→85-55-55-85 合計430
特性:どくのトゲ、すいすい、いかく(夢)

第2世代で初登場したハリセンボン。
以前までは『すいすい」』持ちの「だいばくはつ」「みちづれ」などで頑張っていたが、第6世代で天候パが弱体化。
代わりと言ってはなんだがサンムーンではBが強化されている。現在は『いかく』を組み合わせてのまひ撒きや「ちいさくなる」耐久型が主流。


50-63-152-53-142-35 合計495
特性:ひとでなし、じゅうなん、さいせいりょく(夢)

第7世代で初登場したオニヒトデ。
専用特性『ひとでなし』によりどくタイプ中最高火力が出せる一方、上記2匹が覚えない「じこさいせい」があるので居座ることも可能。
だが、今では『さいせいりょく』による受けループの方がメジャー。
そして何より見た目がかわいい



どくでんきタイプ 全2種 最終進化1種

75-98-70-114-70-75 合計502
特性:パンクロック、プラス/マイナス、テクニシャン(夢)

性格で「ハイなすがた」「ローなすがた」に分岐進化する。ハイでは「ギアチェンジ」、ローでは「じばそうさ」と異なる変化技を覚えられる。「ギアチェンジ」を活かした物理型も可能。
専用特性『パンクロック』で強化された専用の音技「オーバードライブ」で戦おう。オーバードライブはでんきタイプだけど



どくかくとうタイプ 全4種 最終進化2種

83-106-65-86-65-85 合計490
特性:きけんよち、かんそうはだ、どくしゅ(夢)

武闘派な毒カエル。これでもメガフシギバナの次に攻撃の値が高いが、どく物理決定力はドラミドロ以下。
第5世代までは『かんそうはだ』や独特な性能を活かし、最メジャーだった雨パで頑張っていた。
技はメインからサブまで数多く持っているが、火力が低めなので積みが欲しいところ。

80-130-60-40-80-120 合計510
特性:現時点では不明

ヒスイニューラの進化系。マニューラよりは若干遅くなってしまったが、種族値の無駄は少なくなった。
どくタイプ物理技の「フェイタルクロー」を専用技に持つ。威力は60と「どくづき」と比べると威力は低いだが、どく・ねむけ・まひのいずれかの状態異常にすることがあるという、キョダイバタフリーのキョダイコワクと似たような効果を持つ。ただし、あちらと違って何も発生しないことも多々あるが。


どくじめんタイプ 全2種 最終進化2種

90-92-87-75-85-76 合計505
特性:どくのトゲ、とうそうしん、ちからずく(夢)

耐久力で勝るウサギ怪獣の恐妻。
火力はどうしても夫に劣るので、受けながら4倍弱点を突く戦い方が求められる。
♀『とうそうしん』の他、耐久を活かしての「ステルスロック」と「どくびし」を撒いたり、「みがわり」+「かなしばり」などの戦法が可能。
初代の時点で「進化すると繁殖できなくなる」という設定があったばかりにタマゴが見つからないため、ニドラン♀の時に孵化させておく必要がある。


81-102-77-85-75-85 合計505
特性:どくのトゲ、とうそうしん、ちからずく(夢)

素早さと火力に優れたウサギ怪獣の関白亭主。最初期の攻略本の表紙を飾ったこともある。
『ちからずく』+『いのちのたま』で超火力が出せるのが最大の特徴。
技のデパートと呼ばれるだけあってとにかく技が多く、パーティーの穴を潰せる。



どくひこうタイプ 全3種 最終進化1種

85-90-80-70-80-130 合計535
特性:せいしんりょく、すりぬけ(夢)

第2世代でゴルバットがなつき進化しました。通常どくポケモンなら種族値最高なコウモリ。
130族で、ダブルでは『せいしんりょく』に天候技などの変化技を活かしたサポート役で戦う。
シングルでは『すりぬけ』が基本。ハチマキ型、「わるだくみ」特殊型、レッドカード前歯、「のろい」+『しろいハーブ』→「アクロバット」など型が豊富。
ゴルバットのままでも奇石を持たせての耐久型が案外優秀だったりする。
第8世代でなぜか「いかりのまえば」と「はねやすめ」を没収されてしまった。クロバットは今日も休む事なく飛び続ける…



どくエスパータイプ 全2種 最終進化2種

95-100-95-100-70-30 合計490
特性:クイックドロウ、マイペース、さいせいりょく(夢)

あのヤドランがリージョンフォームになり、史上初のどく/エスパータイプの複合に。
原種に比べて器用さはそのままに、『せんせいのツメ』を持つような専用特性『クイックドロウ』や種族値と相まって、ハマれば流れを引き寄せそうなアタッカー気質のポケモンに。
その設定からか発表→性能とあわせて判明後当初は「コブラじゃねーか!」と別方面で話題になった。


95-65-80-110-110-30 合計490
特性:きみょうなくすり、マイペース、さいせいりょく(夢)

ヤドキングのリージョンフォーム。どういうわけか呪術に特化している。
というか高い知性を得たシェルダーに乗っ取られているゴーストタイプじゃないのか
登場した時味方の能力補正をきれいさっぱり消す変わった専用特性『きみょうなくすり』と、相手の最後に使った技のPPを3減らす専用技「ぶきみなじゅもん」を持つ。



どくむしタイプ 全12+1種 最終進化5種

65-90-40-45-80-75 合計395 → 65-150-40-15-80-145 合計495
特性:むしのしらせ、スナイパー(夢) → てきおうりょく

初代序盤虫、スズメバチ。アニメによく出たり、さりげなく番外編にも出たり、真下がガラ空きだったり。
「がむしゃら」できても先制技がない、『むしのしらせ』でも威力がない、「とどめばり」がしょぼい、『スナイパー』でもしょぼい…と不遇筆頭。
メガシンカすると不要な特攻を犠牲に攻撃と素早さが超アップ。
元が元なので先制技ごときでひんしになりかけるも、「とんぼがえり」の威力は折り紙付き。


70-65-60-90-75-90 合計450
特性:りんぷん、いろめがね、ミラクルスキン(夢)

バタフリーとの入れ替わり疑惑のある蛾。
「ちょうのまい」を習得したため、『いろめがね』でゴリ押ししたり、「バトンタッチ」してみたり。
変化技は多いし、役に立たなげな『ミラクルスキン』も活かせるしで、ダブルなら使えるかもしれない。


70-90-70-60-70-40 合計400
特性:むしのしらせ、ふみん、スナイパー(夢)

序盤虫その2、クモ。ステータスも技もどうしようもない不遇。
第4世代までは『ふみん』を合わせての「クモのす」バトンで頑張っていたが、第5世代ではそれが没収されてしまい、用途不明なレベルにまで落ち込む。
しかし、第6世代で「ねばねばネット」に「メガホーン」を習得。7世代では特防が+10されて専用技まで配布。低種族値でそれなりに豊富な技をいかに使いこなすかが鍵。


60-50-70-50-90-65 合計385
特性:りんぷん、ふくがん(夢)

序盤虫その3、スズメガ。種族値はどくポケワースト1位と言う不名誉な称号を手にしている。
とは言え耐久力はあり、「てっぺき」や「ちょうのまい」など守りに徹すれば戦える方。


60-100-89-55-69-112 合計485
特性:どくのトゲ、むしのしらせ、はやあし → かそく(夢)

序盤虫のムカデとは言え、種族値が100高い。
高速物理アタッカーで、ラティに「メガホーン」を打ちこめる他、「じしん」に「ばかぢから」「がむしゃら」なども覚えられる。
第5世代での隠れ特性は『はやあし』。どくにはなれない、やけどになると火力低下と能動的に発動してもまったく役に立たず、まひに強くなる程度のものだった。
しかし、第6世代で隠れ特性が『かそく』に変更。アタッカーとしてのスペックが向上した他、バトン役としての一面も。
剣盾ではライバル丸ごと差し置いてむしタイプ複合で唯一の登場を果たす。



どくいわタイプ 全1種 最終進化1種

109-53-47-127-131-103 合計570
特性:ビーストブースト

ウルトラビーストの1匹。モチーフはたぶんクラゲ。
特殊アタッカーであると同時に特殊方面の数値受けもできる。
独特の半減を生かして出していきブースト発動を狙いたいところ。速さもそこそこある。
ただステロや壁、「でんじは」なども覚えるので意表をついたサポート型もあり。その場合物理技に注意が必要。
ドククラゲと同様に第8世代で「どくどく」を覚えなくなってしまった。クラゲは毒を持ってちゃダメなのか…?



どくゴーストタイプ 全3+1種 最終進化1種

60-65-60-130-75-110 合計500 → 60-65-80-170-95-130 合計600
特性:ふゆう → のろわれボディ(SMから) → かげふみ

初代から一線級のゴースト。元がガスだったためどくタイプ。
現在でも使用率トップで対策必須級。『タスキ』をかけての安定型、メガネかけてのアタッカー、ヘドロ持っての通称ヘドゲンなどもろもろ。
さらにメガシンカをすれば『かげふみ』で相手を逃がさない上に、様々な戦術で一匹ずつ潰していける。
とにかく型が豊富で世界大会では「トリックルーム」始動役になったことも。さすがに物理型は不向き。
あんまりにも強かったためSMでは『ふゆう』が没収されてしまった…がメガシンカの仕様変更でいきなり130族化できるし、『のろわれボディ』自体も悪くない特性なのであまり数は減らしていない。
ただ第8世代ではドラパルトの跋扈で若干辛い立場に。



どくドラゴンタイプ 全3種 最終進化3種

65-75-90-97-123-44 合計494
特性:どくのトゲ、どくしゅ、てきおうりょく(夢)

第6世代で登場したドラゴンタイプ複合。リーフィーシードラゴンがモデル。
どくタイプを持っているため、ドラゴンタイプながらフェアリータイプに強い。
ステータスは鈍足高耐久。実はメガフシギバナより特防が高い。
アタッカーとしては微妙で、『どくしゅ』+「ドラゴンテール」と最新のポケモンらしからぬ微妙な戦いを強いられていた。
『ORAS』では隠れ特性を入手。お陰でメガネ「りゅうせいぐん」の火力はあのラティオス以上。
その火力・耐性・耐久を総合的にロジックした結果、ヤケモン足りえましたなwwww


73-73-73-127-73-121 合計540
特性:ビーストブースト

新たに参戦したウルトラビースト。モチーフは不明。
ドラミドロと違って素早さが速く多くのドラゴンタイプに強い。
どくタイプなのでフェアリータイプにも強く、ほのお技も覚えるためはがねタイプでも止まらない。
ただ、めざ地がないとヒードランで止まる。第八世代では完全に止まる。


140-85-95-145-95-130 合計690
特性:プレッシャー

ついに登場した禁止級にして、高さ20mという最大のポケモン。
ダイマックスした相手には威力が上がる専用技「ダイマックスほう」が特徴的。ダイマックスほうはドラゴンタイプだけど
火力と速さと耐久、すべてを兼ね備えているためアタッカーから受けまで何でもござれ。
ドラゴンタイプだが「げきりん」を覚えない珍しいポケモン。
使ってみるとダイマックスできないのが想像以上に痛い。ダイマックス不可だからこそここまでの大盤振る舞いが許されたとも言えるが。



どくあくタイプ 全7種 最終進化4種

103-93-67-71-61-84 合計479
特性:あくしゅう、ゆうばく、するどいめ(夢)

第4世代で登場したエスパー無効のどくタイプ2匹の片割れ。弱点はじめんタイプのみ。鳴き声が嫌なスカンク。
最後っ屁に優れており、「だいばくはつ」や「おきみやげ」、とどめに『ゆうばく』。
物理面は「ふいうち」が過去作限定*3だが、「じゃれつく」を習得したり役割破壊ができたりと面白いタイプ。
「いばる」+「イカサマ」でいやらしい戦い方もできる。


70-90-110-60-75-95 合計500
特性:カブトアーマー、スナイパー、するどいめ(夢)

サソリ…なのか?
実はスカタンクより攻撃が低い、実は95族で素早い、実はタマゴグループが水中3、実はむしタイプではない…のに専門家が使う(進化前がむしタイプでタマゴグループが虫だから?)など謎が多い。
バランスのいい種族値、パッとしないが使い所はある特性、威力控えめだが種類はある攻撃技、積み技を始めとする変化技の数々……と要素は揃っており、与えられた仕事はやってくれる。


105-105-75-65-100-50 合計500
特性;どくしゅ、くいしんぼう、かがくのちから(夢)

南国暮らしの影響で随分カラフルになったベトベトン。種族値はオリジナルと変わらない。
上記二種より高い特殊耐久と一致「ダストシュート」が使えるのが光る。
その分元のベトベトンと違いかくとうやむしタイプをごまかすのが辛くなったが適材適所と言えるだろう。


85-115-95-65-65-85 合計510
特性:現時点では不明
まさかのハリーセンの進化系。……とは言ってもヒスイハリーセンの進化系ではあるが。
基本的に覚える技は原種と変わらないが、LEGENDS アルセウスの技の関係であくタイプの物理技がないという事態に。


どくフェアリータイプ 全1種 最終進化1種

65-90-120-85-70-60 合計490
特性:ふゆう、かがくへんかガス、ミストメイカー(夢)

煙突がついて英国紳士風の見た目に。
他の特性を封じる専用特性『かがくへんかガス』が特徴的。ダブルバトルでレジギガスを一気に躍進させた。
『ふゆう』ならあのガブリアスを完封できる。
『ミストメイカー』は現状使い道が少ない。ダブル向けか?
何気に「じゃれつく」を習得した。物理型ができるようになったぞ!



【どくタイプポケモンの種族値】



メガシンカポケモンは例外とする。

  • HP
最高 ムゲンダイナ 140
最低 アーボック、ゲンガーなど多数 60

  • こうげき
最高 ドクロッグ 106(特性などを考慮すると全タイプ中最下位級)
最低 ドクケイル 50

  • ぼうぎょ
最高 ドヒドイデ 152
最低 スピアー  40

  • とくこう
最高 ムゲンダイナ 145
最低 スピアー   45(メガスピアーになると全最終進化形中ワースト2。ワースト1はツボツボ

  • とくぼう
最高 ドヒドイデ 142
最低 ハリーセン 55

  • すばやさ
最高 クロバット、ムゲンダイナ 130
最低 モロバレル 30

  • 合計種族値
最高 ムゲンダイナ 690
最低 ドクケイル  385

なお、ムゲンダイナは「ムゲンダイマックス」という敵専用形態が登場するが、性質上これも除外している。
ちなみに種族値は255-115-250-125-250-130で、合計はなんと1125



【どくタイプ統一パーティーを組んでみよう】



ポケモントレーナーなら誰もが一度は目指したタイプ統一パーティー
どくタイプに関してはゲンガーにクロバットなど優秀なポケモンが多くメガシンカ枠も3種類存在しており、統一パでの連勝も夢ではないと期待されるかもしれない。
耐久ポケモンが強い環境なら「くろいヘドロ」のおかげで「たべのこし」が事実上二枠使える。

が、いざ構築してみると、エスパーやじめんの一貫はギリギリ切れるのだが、ひこうやドラゴンを安定して受けられるのが誰もいないという事実に直面する。
というかぶっちゃけどく統一で一番つらいのが「対戦相手のポケモンのごり押しでたやすく負ける」「メインウェポンの火力不足*4」の二点だったり。
そのためどうしても搦め手でごまかす必要が出てくるのだが、ポケモンの火力はどんどん上昇していくのでそれも難しい。非常に悪い言い方をすれば「脳味噌使って考えたパーティが脳死アタッカーに蹂躙されて終わるだけ」という萎えっぷり。
ファイアローやメガボーマンダを相手にすると、物凄い勢いでパーティーが持ってかれる。
そこでニドクインでステロを撒いたり、ガラルマタドガスやストリンダーで反撃したりなど綿密な対策は必須。
そろそろどく/はがねが出てきて欲しい……。その場合も地面四倍なのが悩みどころだが

これとは別に高火力アタッカーや抜きエースが不足気味なのも大きい。
スカーフを巻いて上から制圧できるほどの火力持ちはおらず、ニドキングやドラミドロなどのアタッカーポジションはいずれもクセが強い。
防御系積み技を持つポケモンは多いが、統一パでは積む余裕を見出すのもなかなか厳しい。
さらにやることが分かりきっているメジャーな型のポケモンはたやすく対処されてしまう。
珍しいことにペンドラーは剣舞加速バトンの持ち主のため、アタッカーかバトンかどう動かしていくかが鍵。
SMではウツロイドがブーストすれば全抜きの可能性が出てくるので相手のスカーフ・襷アタッカーに気をつけつつブーストを狙いたい。
USUMでアーゴヨンが追加されたため、少し改善されたか。

パーティー単位で見ると、実はじめんタイプとの相性はそこまで絶望的ではない。
無効持ちが3匹と『ふうせん』があるし、火力に優れたくさタイプで優位に立てる。
エスパータイプ相手にも悪複合組や素早いペンドラー、ゲンガーで案外戦えたりする。
相性はかなり不利なはがねタイプに対しても、多くのどくポケモンがほのお技を覚えられるため、むしろ有利な気すらしてくる。
最大の天敵は前述の通りどくタイプ。どく状態もほのお技も有効でないメガフシギバナへの対策は必須。

構築の段階で、メガ枠をバナに使うかゲンガーに使うか、リスクを承知でスピアーを入れてみるか。
適応力ドラミドロの火力に酔いしれたり、チョッキスカタンクやドラピオンの安定感に身を任せてもいい。
基本的にサイクル戦になるため、そこで統一らしい駆け引きを感じるもよし。ステロを撒かれて嫌になるのもよし。
深く使い込んでみれば、使いにくいとされるどくポケモンたちの新たな魅力に気づけるかもしれない。
そうした広いんだか狭いんだかわからない戦略が、どくタイプ統一のおもしろさ。
ぶっちゃけひこうのように「統一してもそもそも強いんだから勝てて当然」なんて達観もなければ、でんきのようにポケモンのできることが偏ってしまってカスタム性が低いわけでもない。
このカスタム性の高さが楽しく、それでいてプレイヤーの腕前が試されるシビアなものであり、時折「じゃくてんほけんドヒドイデ」のような地雷戦術が炸裂して局地的な流行を見せることもある。
ここまで色々言ってきたが、タイプ統一を組んだ時は面白さも魅せ要素も随一という非常に面白いタイプである。
だから組め。あと幻のどくポケモンをくれ。

ちなみにシングルバトルならかろうじて上を目指せるが、ダブルバトルだともっと厳しい*5
エース不在や全体的な低スペックさ、ひこうの一貫性などの弱点がより浮き彫りとなってしまう。
組むなら『ようりょくそ』持ちを軸にした晴れパがベターだろう。
幸い、『いかく』持ちのアーボックやハリーセン、名サポート役のクロバットなど役に立つ者も多い。



【どくタイプの主な使い手】



・一般トレーナー

ぼうそうぞく
スキンヘッズ
にんじゃごっこ
けんきゅういん
せいそういん
歴代悪の組織の皆さん

・ジムリーダー


・四天王

キョウ(第一世代ではジムリーダー)

・その他




アニヲタの ついきは きょうれつ!
だつじ まちがい よみにくいいいい!

だがよ おれさまは コンビナートで
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最終更新:2022年04月14日 16:18

*1 攻略本を見ると分かるが実際は設定ミス。他にもゴースト→エスパーなども当時は効果なしだった

*2 しかし、この法則はガラルヤドランとドククラゲで崩れてしまった。後者は一体何をしたのだろうか…。

*3 剣盾にて自力習得できるようになった

*4 くさ・フェアリータイプ以外に抜群が取れない。4倍弱点なんて夢のまた夢。ドクロッグの火力不足事情や、スカタンクやベトベトンの攻撃技の充実具合を考えてみると分かりやすい

*5 これに関しては厳しくないタイプの方がよほど少ないが